この口コミは、米 十三さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.0
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.1
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味4.1
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク3.0 ]
甘酸っぱい思い出の詰まったお店がこんな身近に!?
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2017/03/14 更新
このお店はフードファイターとしてはメモリアルファイトなお店でした。
印象の濃いお店トップ10に入ります。
何故なら、
嫌いな食べ物が好きになる魔法のお料理を御提供頂けるお店なのです。
小さい頃にファミリーレストランでオーダーを選択しますが、
やっぱりステーキが良いのですが、子供ながらに高価なステーキは申し訳ないな~等と
幼少の身でありながら「上司の奢りのランチで上司のオーダーを気にした挙句、食いたくもないカレーライス喰う社畜の根性」を既に備えておりました。
で、ぐる~っとオーダーを見ると「ラムステーキ〇〇〇〇円」。
おお?コリャハンバーグより安い、これなら通るな。
てことで「これがいい!」と言うと。
「おまえラム肉なんか食えるのか?」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ!」
当時5~6歳だった私は言ってる意味が解りませんでした。
てことでラムステーキ到着!
ビジュアルは立派なステーキです。
ではいっただっきまーす!ぱくり!!
・・・なんだこれぇ。。。くっせぇ。。。。
見た目は大差ありませんが味は全くの別物です。
大見得切ったが故に今更無理とは言えないので後半泣きながら頬張ってました。
親:「ほれ言わんこっちゃない、勉強だわ、勉強。」
…これ以来羊には触れてもいません。
ココまでははるか昔
ココからはちょいと昔10年前
嫁と(当時は微妙に彼女)北海道に遊びに行こうと、ブ~ンとひとっとび北海道は小樽へ。
観光もさることながら、北海道らしきものは全部喰って帰る意気込みでした。
既に海産物の蟹、イクラ、ウニ等はもちろんの事
味噌ラーメンから六花亭、果ては熊の置物まで喰ってやろうとの意気込みです。
という事で、食べ物横丁らしき通りを歩くと赤い提灯「北トウガラシ 小樽運河店」
未来の妻:「そ言えばわたしジンギスカン食べた事無~い♪」
Σ(+Oдo;艸;)!!
何という事でしょう!
私に取ってトンデモナイ物に興味を持たれてしまいました!
これはなんとでも回避したい事態!
服ににおい付いちゃうよ、お口がニンニクのにおいになっちゃうよ、白いお洋服にタレが付いたら大変だよ
ほらあっちにメロンソフトが有るから食べにいこ。
あの手この手で阻止しようとしますが、未来の妻はもう既に店の内に入っています。
しゃあねぇ・・・酒でも飲んでやり過ごそう。。。
オーダーするとテレビでは見た事あるあの忌々しい羊肉ジンギスカンの鉄板が目の前に置かれます。
「当店のラム肉は生ラムで臭みが無くて美味しいですよ!」
はいはい、そうゆうプレゼンは未来の妻にしてください。
手際よく野菜を焼いて頂き準備完了
お肉まで乗っけて頂き、「良く焼かないぐらいが美味しいですよ」との事
しかしビジュアルは食欲をビンビンに煽るフォルムです。
思わず手を付けてしまいそうになりますがブルブルと首を振ります
いや、あの時もそうだったじゃないか米!しっかりしろ!!
幼少期のあのラムステーキの戦慄が蘇ります
ビジュアルはそそるが中身は全くの別物である事をしっかりと勉強したはずです。
と回顧していると隣で「ウマっ!すげっ!」と声が聞こえます。
うそ?そんなに?
臭いのある食い物が苦手なはずですが喜んでおります。
何が起きてるんだ?
米:「ウマイの?臭みとかない?」
未来の妻:「初めて食べるけどすっごい美味しいよ♪」
私が初めてラム喰った時のリアクションとは真逆です。
そんなばなな・・・
どうやら20余年の歳月を経て、再び羊が米の口の中に入る日が来たようです。
恐る恐る肉をつまみ、
トウガラシのたっぷり入った
サラリとしたつけダレに肉をくぐらせ
今ゆっくりと口元に運ばれて参ります。
この時点で匂いはありません。
以前はこの時点で「なんじゃこりゃ」でした。
よし、と口に頬張ります。
・・・あれ、こりゃ別物だ、、、
ほんとにこれがラムと言う物なのか???
まずは疑いました、そして受け入れました、すると次に来るのは感動でした。
これすっごい美味い!!!!
ラムの味はあります、しかし以前に食べた物とは別の味です。
初めて食べる肉の味ですがこの風味が非常にアッサリ、そして程よいコクを残してのど越し良く飲み込まれていきます。
これには興奮が止りませんでした。
何でこんなに旨い物を避けて生きてきたのでしょう!
悔しさと出会えた喜びとが綯い交ぜになり、この感動を伝えようと思うと、ラム肉が食えなくなったエピソードが堰を切ったように溢れて参ります。
その時覚えているのが興奮して話しすぎて口からタレを飛ばしてしまい
未来の妻の白いお洋服が汚れ、人が変わったかのように怒られた事を鮮明に覚えております。
現在の予兆は有ったのですね、それに気付いてさえいれば・・・
いやいやしかし凄い出会いでした。
しかも最後に油のたっぷり溶けたタレを最後の〆の番茶に流し込んでスープとして頂く
こんな荒業も披露頂き感動に更なる拍車を掛けても頂けました。
そして地元に帰ってからもジンギスカン食べたい症候群が発症し、ジンギスカンをあさりに行くのですが
…
いかんせん、昔のトラウマは克服出来たものの、旨いジンギスカンには出会えておりません。
やはりあのお店が特別なのだろうか、、、
いい思い出を有難う。。。
はずればかりを引かされた米は、旨いジンギスカンを探す事を諦めてしまいます。
あれからラム肉は食しておりません・・・・・
そして現在
ぼーっとテレビをながら見していると豪雪を伝える北海道の報道が流れます。
そ言えば北海道ではそんな事もあったなぁ…また行きたいなぁ…などと
昔を思い耽ってふと、手元のスマホで此方のお店をググります。
するとなんと!!
北海道まで行かずともあの感動が味わえる?!?!
しかも住所がすすきの?!なんか因果も感じます。
ブルーラインとバス(すすき野団地行き)を乗り継ぎいざ訪問!
そ言えばまだお店にも入ってませんね。
過去最長の前置きです。
さあ存分にラムに溺れるぞ!ってことで食べ放題呑み放題3500円
飲み放題はイイのですが食い放題は普段嫌いです。
デスガこちら御店は別格です。10年我慢しました。
心配なのはクオリティです。
お肉はわざわざ北海道から送ってくれてるとの事
めんどくさいのにありがたやありがたやであります。
野菜の準備から当時と変わりは有りません。
さあどうぞと勧められた完成形は見事に当時をリフレイン
そして早速実食・・・
・・・目を閉じ噛みしめると一筋の涙が頬を伝います。
これ、これだよ、これ。。。
当時の思い出が味と共に溢れて参ります。
嫁との楽しい時間を過ごした思い出や
服にタレを飛ばして突然ど叱られた事。。。
番茶の文化も踏襲しており、こちらも当時の回顧にスパイスを加えて頂けます。
感動のあまり焼いてくれている若い店員さんに当時の思い出話を身振り手振り伝えます。
聞いて下さい!あなた方のお店が私に革命をもたらした素晴らしき感動の軌跡を!!
「あは~そうなんですね~あざっす~。」
ライトな返しであります。
当然です米が熱すぎるのです。
これはやはり現在の嫁、軍曹嫁と来ないとイケなさそうですね。
てことでまた絶対来ま~す!