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昼の点数:3.3
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 3.2
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|雰囲気 3.0
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|CP 2.8
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.0
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| サービス3.2
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| 雰囲気3.0
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| CP2.8
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| 酒・ドリンク- ]
これは蕎麦でも饂飩でもない、「角萬」という名の至高の食べ物かと!
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冷やし肉南ばん1,000円+海老天450円
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冷やし肉南ばんリフトアップ 凄い光景
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お店玄関
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2017/05/21 更新
足立区の荒川沿いに、町工場と住宅街が混在する梅田という地名の一帯がありまして、荒川河川敷の西新井橋からだと徒歩5分くらい、住宅街の中に溶け込むようにこちら角萬 梅田店さんがあります。
ウィキペディアを参照しますと、風土記にその昔この地域一帯は海に面した河口付近の沿岸地帯であったという記述が見られ、大河の河口部に当たるために堆積物が広がり、そこを埋め立てして新田が開かれたといい、埋め立てられた低湿地帯のこの土地を「埋田」と呼び、それが美称されて「梅田」に転じたといいます。
最寄り駅は東武スカイツリーライン梅島駅になるのですが、駅からだと込み入った住宅街の中を歩いて20分くらいはかかるでしょうか。他の駅からだと30分以上歩きますし、バスの便も良いとは言えず、お店の駐車場が2台ありますが周辺コインパーキングが少ないうえ住宅街のため道が大変狭く入り組んでおり、アクセスは結構大変で、ふらっと訪れるという訳にはなかなか参りません。しかし、こちらのお店は普通の住宅街の中のお蕎麦屋さんとはまったく違う、苦労してでも辿り着くだけの価値がある、特色あるお店なのです!
4人掛けテーブルが4つに、小あがりテーブルが2卓の、こじんまりとしてちょっと古びた店内ですが、地元住民から愛され続ける人気店です。今日は開店5分前には到着するよう荒川河川敷をジョギングして来ましたが、10:25到着時には既に先客8名が開店を待ちわびて並んでおりました。10:32開店、入口を入るなりお店のお姉さんに注文を聞かれますのでヒヤニクと海老天をコール。先客の皆さんもメニューも見ずに即答しておりますので、常連さんと思われます。
★冷やし肉南ばん1,000円、海老天450円
10分ほどで着丼。真っ黒いつけ汁の中に、白っぽい色の極太のそばがずどんと鎮座しており、その上に豚肉と長ネギ、トッピング注文の海老天がどかーんとのっています。そばをリフトアップしてみますと、様々な太さの乱切りの白っぽい極太そばが真っ黒いつけ汁をまとい照り光っておりまして、なんとも言えない威容を醸し出しています。
初見だと、これは蕎麦なのか?うどんなのか?はたまた一体何なのか???と困惑すること必至かと思います。
ラーメンというジャンルを超越する新たなる食文化体験を生み出して、数々のインスパイア系を寄せ付けず今も至高の存在でありつづける「二郎」と並び立ち、蕎麦というジャンルの常識を超越して我々に新たなる食文化体験を提供し続けてくれている唯一無二の存在がこちら、「角萬」なのです。
食べてみますと、紛れもなく蕎麦であることが分かるのですが、これまで見知っていた蕎麦との乖離具合に圧倒されます。太いそばに辛めのつけ汁が絡まり、得も言われぬ食感と味のインパクトですが、非常に絶妙にバランスが保たれております。ある方向への蕎麦の進化の極致とも言えるでしょう。
海老天は、大きな海老にたっぷりの衣を纏わせて、胡麻油で揚げた本格的な江戸前の一品です。まずは香り立つ胡麻油の風味を楽しみつつ、齧りつくとカリッと揚がった衣の食感と海老のプリプリ感がたまりません。何といっても良いのは、たっぷり目の衣が濃い目のつけ汁を吸って、カリ柔わふわとなったところを太麺、つけ汁、肉南、ネギと一緒に食べますと口の中で様々な食感と味覚が渾然一体となって小宇宙(ミクロコスモス)を感じてしまうところです。
せいろや、かけそばや、カレー南蛮もありますし、冷やし肉南ばんもそばをせいろにして汁を別にしたり、+100円で大盛りに出来たりいろいろとカスタマイズ出来るのですが、当職おススメは、普通の冷やし肉南ばん(並)と海老天!この組み合わせが定番ではありますが、やっぱり最高だと思います!
ぜひあなたも「角萬」で蕎麦の極北、新たなる食文化体験をして、小宇宙を感じてみてください。