2回
2020/07 訪問
無限に広がる料理の世界!!!!
本日は長谷川稔Labさんで20時30分からのディナータイム。
車での訪問だったので、ノンアルコールのペアリングを頼みました。
まず、席について驚いたのは、横向きに倒された(というより上向きに置けない)ワイングラス。
ザルトというグラスメーカーのグラスらしいです。
まずはペアリングのスパークリンググリーンティーをそのグラスに注いでもらいます。
緑茶って、炭酸が入ると香りが一段と引き立ってとてつもない優しい緑茶の香りが広がってきます。
〇雲丹と真鯛のお出汁のゼリー寄せ
真鯛の優しいお出汁のゼリーが雲丹の濃厚な甘味を引き立ててます。
鯛の中骨からとったお出汁だそうで、隠し味にわさびを加える事で魚の臭みを抑えているとの事。
後に残るほのかな雲丹の風味とすだち香りの余韻を残しながらスパークリンググリーンティを楽しみます(^^♪
ペアリングの相性のすごさをしょっぱなから感じ、この後の料理にどんなものが出てくるのか恐ろしささえ感じます。
〇鮎の塩焼きフォアグラソース
お皿の上で鮎が泳いでます!!!!
頭かあかぶりつくと、ほのかな苦みと香ばしさ、身のホクホクの旨みがとっても美味。
フォアグラソースもとってもクリーミーで鮎とフォアグラは初めての組み合わせでしたがめちゃめちゃ合いますね~。
付け合わせの万願寺唐辛子も美味しいです。
〇洋風茶わん蒸しと白海老、生ハムと軍鶏と黄韭のスープ
これもすごい一品。
優しいお味の茶わん蒸しに生ハムと軍鶏のいんぱくとのあるスープ、そこに半生の白海老の甘みが加わり、めっちゃ幸せな初めての感覚を味わえます。
〇すき焼きという名の牛肉のステーキ
お肉はA5のランプ肉とサーロイン。
適度に低温で調理されたお肉は、柔らかくかみしめるほどに旨みが溢れ出してきます。
特にこのランプ肉、どこかミルキーな風味が西洋わさびと合わせるとめっちゃ好きな味でした。
付け合わせのお野菜たちもそれぞれに最適な異なる調理をされてて、シェフのこだわりを随所に感じます。
そして、肉料理に合わせてもらったウーロン茶。
50℃に温められた烏龍茶が、お肉の脂をすっきりと洗い流してくれて、これまた素晴らしいペアリングです。
〇口直し
種を抜いたアメリカンチェリーと白ワインのジュレにリンゴ、アーモンド、カスタードを合わせて一品。
チェリーの甘みとリンゴの酸味をジュレとカスタードが綺麗に味をまとめてくれます。
甘さ控えめでさっぱりと食べれるので、一度口の中をリセットするにはちょうど良いですね(^^♪
〇リゾット
神酢といぶりがっこのリゾットにホタルイカ、さらにホタルイカとブイヤベースのソースを乗せ、生アスパラガスと花穂紫蘇を散らした一品。
このホタルイカの濃厚な旨みと神酢を使ったほのかな酸味のあっさりリゾット、素晴らしい合せ方です。
神酢を使う、料理界の神降臨です。
〇ガスパチョ
ソラマメ、ジュンサイ、スナップエンドウ、つぶ貝、トマト、ブロッコリー、カイワレ大根の冷製スープ。
じゅんさいのちゅるちゅる感と多くの野菜の食感とあっさりガスパチョスープ。
ここにきての野菜たっぷりガスパチョが出てくるとは、コースのバランス的にも味のメリハリという意味でも素晴らしいですね。身体が健康に浄化されていく感じがします。
〇きんきの料理
脂たっぷりのきんきの皮目を炙り、きんきの骨でとったお出汁と山よもぎのソースを合わせた料理。
このきんきのお出汁、こんなに旨みの強く臭みのない魚のお出汁って食べた事ないかも。
骨でお出汁をとるとどうしても魚臭さが残ってしまうものですが、旨みだけ残して臭みを感じないのってどうやってお出汁おるのだろうか。
そしてそのお出汁を山よもぎの爽やかな香りのソースと合わせて、ほっくりと火が通ったきんきの身といっしょに頂くと、今日一番の感動が襲ってきます。
ここまでの数々の感動する料理を食べて、まだ新たな感動を味わえることにまずびっくり!!!!
料理人の方の技術の高さを再認識です。
そして、この料理に合わせるのが、山椒茶。
山椒のピリリとした刺激がきんきの脂をさっぱりと洗い流してくれます。って山椒茶も初めて飲みましたが、素晴らしい創作茶でした!!!
〇冷製パスタ
蛤と青ゆずの冷製パスタにキャビアをたっぷり乗せてあります。
塩味が優しいキャビアに蛤と青ゆずのさっぱりパスタが合わさり、これまたうまい!!!!!
こちらには、ハイビスカスとローズのハーブティを合わせます。
クローブとかのスパイスも合わせたハーブティで、酸味と甘み、そして独特のスパイス感が優しい味のパスタを包み込んでくれます~~~~
〇鴨のロースト
こちらはフレンチの伝統的な料理との事。
ここにきて純粋なフレンチとは!!!
ここまでの料理はフレンチの枠にはまらない、和食や中華のテイストを強く感じる料理でしたがここでここはフレンチのお店だったことを思い出します。
鴨肉は皮目も香ばしく焼き上げられ、肉は臭みもまったくない柔らかい肉厚でジューシーなもの。
合わせるソースは野イチゴと蜂蜜とフォンドボーを煮詰めたソースと、バルサミコとカカオのソース。
そこにイチジクのチャツネと生イチジク、玉ねぎのグラタンが添えられてます。
やはりフレンチといえばソース。2種のソースはもちろん美味しいのですが、いちじくのチャツネと鴨肉を合わせても美味しく頂けます。
素晴らしいフレンチの1皿、堪能です。
〇デザート1品目
いちごのカプレーゼとサワークリームとオリーブオイル。
バジルの瞬間冷凍ソースを合わせて。
このバジルのソースと濃厚なクリームがとってもマッチ。
爽やかにいただけます。
〇デザート2品目
メロンシャーベット、メロンゼリー、紫蘇、みりんの甘み。
これでもか!!!とメロンを感じるデザート。
美味しいっす。
〇デザート3品目
中にチョコドリンクを閉じ込めたチョコレートとイチジクの焼き菓子と梅酒を漬けた後の梅を使ったジャム添え。
チョコは一口で。
おぉぉぉぉぉ!!!!周りのチョコを口の中で崩すと中からどばっとチョコレートドリンクが溢れ出します。
どうやって中に閉じ込めたのだろう。。。と思う間もなく一瞬でなくなりました(^^)
焼き菓子の方も、梅ジャムの酸味と焼き菓子が頼んだエスプレッソととってもあってて最後まで美味しく頂けました。
本当に脳内がパニックになるくらい新しい感動の連続でした。
素晴らしいお店です。
また訪問します。
ごちそうさまでした。
2020/07/04 更新
本日は2度目のこちらのお店。
1度目の訪問ではこれでもかと五感を刺激されるお料理を堪能したこともあり、期待感マックスで席に着きます。
本日も、ノンアルコールのペアリングでお願いします。
まずは青りんごを漬け込んだ八女茶で乾杯。
◎雲丹と真鯛のジュレすだちの香り
◎蛸のフリットいくらとゆで卵を添えて
◎新烏賊の白ワインスープ仕立て
◎すきやきという名のステーキ(いちぼ・サーロイン)椎茸、エシャロット、ミョウガのピクルス、ゴボウを添えて
◎口直しのほおずき
◎小田原産黒鮑の海苔風味のリゾット 抹茶をかけて
◎牡丹海老のサラダ仕立て
◎黒むつとブイヤベーススープ
◎千葉県産蛤エキスを使った冷製パスタ キャビアのせ
◎鳩のローズマリー風味のロースト 赤ワインソース
◎マスカットと白ワインのシャーベット
◎胡椒がアクセントの白桃のジュレと白桃のデザート
※料理名は私が勝手に創作しましたのでご了承下さい。
それぞれの料理に最適なノンアルペアリング。
相変わらず香りも楽しめる五感をくすぐる究極の料理や飲み物の数々。
今回特に感動したのが、いちぼのステーキ。
かみしめる程に肉のアミノ酸の旨みを堪能できる食べ進めるのがもったいなくなる一品。
黒むつとブイヤベースも美味しかったなぁ。
あんな濃厚な味のブイヤベースって初めて食べました。
いや~今回も美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。