レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2017/10訪問 2017/10/22
友人と秋を味わいに訪れたのは天神町の「懐石 昇一楼」さん、京都で修行された大将が地元に戻られ出店、既に19年の歴史を誇られます。提灯の明かりに浮かび上がる外観は凛とした佇まいを感じさせます。
店内はカウンターと個室に分かれます。三週間前に予約(おまかせ懐石)、二人と少人数なので茶室のある和室を確保くださいました。入り口側に床の間ありますが上座はやはり奥の席になるそうです。
グラスビールで乾杯、秋の旬が次々と登場です。木の実吹寄せ、栗・銀杏・無花果・零余子・松の実・ずんだ・稲穂...実りの秋を素晴らしい細工で味わえます。栗は渋皮煮、外のイガイガは素麺細工ですので全て頂けます^^ 椀物にはしっかり松茸が入っていますね、鱧身との調和が素晴らしいです。
造りは鯛・鰆・ツバス、秋の鰆はしっかり身が締まって春とは違う味わいでした。焼き物、こちらにもしっかり松茸が入っています、岡山県新見市で収穫された松茸、今年は豊作のようですね。すだちを絞って爽やかに海老と一緒に頂きました。
里芋葉の上には見事な一品の数々が並んでいます、特に繊細な味わいの鯖寿司が美味しかったです。大きな釜が登場、幼いころの実家にはかまど(竈)があり、薪でご飯を炊いていたことが懐かしく思い出されます。今日は松茸ご飯です、松茸出汁がしっかり出て、これぞ秋の味わいですね。お酒を頂いても松茸ご飯は別腹、しっかり二杯頂きました。
甘味・抹茶・デザートで締めくくりです!! 昇一楼さんは季節の素材を創意工夫で供されています、旬を味わう...懐石料理の醍醐味ですね、季節毎に伺いたくなります!
2位
1回
2017/11訪問 2017/11/19
霜月序盤、今日は大阪在住の懇意な方々と飲み会、場所は新福島駅からほど近い「楽心」さん、心斎橋・豊中で修行を重ねれられた大将が4年前に独立された店舗さん、ミシュラン☆も獲得されています。間口はそれほど広くありませんが凛とした素敵な佇まいですね、予約が非常に取りづらい名店を大阪在住のとある御仁が予約くださいました。
今日は4人なので玄関近くの個室に通して頂きます。こじんまりとした座敷席ですが掘りごたつ席で足元が楽ですね、足元暖房も有り至極快適であります^^
乾杯で楽しい宴の開始、先附から圧倒的な質感を出してきます。当店は器もかなり拘りを持たれていて料理と器の相乗効果で味は勿論魅せる内容になっています。
見事に菊を再現した白皿は解禁されたばかりの越前がに、蟹身・内子・外子・カニ味噌 4種の共演ですね。椀物は伊勢海老、濃厚なエキスが汁に染み出し圧倒的に深みを増しています。
八寸は紅葉を演出、今年はまだ染まりきっていない山々ですが八寸の紅葉はしっかり染まっています。紅葉の下には細工を凝らした料理の数々、イクラ・キャビアは高品質、ホタテの天ぷらは繊細、お酒が進みました。
造りは醤油ではなくあん肝煮汁で頂く形式、さっぱりしたクエが濃厚な味わいに変化します。特に締まった鯛身が好みの味わいでした。煮物は黒い土鍋で登場、最後まで高温を維持し練り物・季節の野菜を変化させます。
御飯の前に大吟醸の登場、朱塗りの酒坏は7種ありそれぞれ違う魚種が描かれています。私は海老を選択、お酒を注ぐと絵柄が浮き上がり生きているように見えます!!
土鍋で炊き上げた新米は雑魚御飯で頂きます、前半はそのまま頂き、後半は縦長器で供された汁を掛けてお茶漬け仕様に...いぶりがっこで味に変化を出して最後まで美味しく頂きました。
食後にはデザートを頂き、暫しまったり...楽しい時間もお開きの刻を迎えます。直近の連絡でも快く宴を手配くださったH氏に感謝であります!。またお忙しい中を宴席に同席頂いたお二方にも多謝でありますm(_ _)m
まだお若い楽心大将の懐石割烹はまだまだ進化途上、色んな創意工夫で遠くない将来、突き抜けられることでしょう、次回訪問が今から楽しみです。
3位
6回
2023/02訪問 2023/02/25
休日の宵呑みでお邪魔したのは磨屋町「ARISTA」さん、ちょっと期間が空いてしまいました。かなり前の予約で早い時間帯に訪問、一階奥のテーブル席に着きます。絶妙の照明加減で店内は落ち着く空間になっています。
生ビールで喉を潤和して前菜盛り合わせを頂きます。7種の繊細な料理はどれも美味しいですね、酒が進む内容と構成になっています。この時期特有の大きな牡蠣のマリネと金柑甘煮が特に好みの味わい、事前予約必須の前菜盛り合わせはお勧めです。
ここからは前菜系の料理を五月雨に注文します。
海の幸のタルタル 最中仕立て
彩り野菜のバーニャカウダ
イベリコ豚の粗挽きソーセージ 春巻き仕立て
水牛のモッツァレラチーズフライ
鶏ハラミの米粉揚げ
生ハムのシーザースサラダ
海老ムースのクレープ包み アメリケーヌソース
三種チーズの盛り合わせ
シェフは手が早いのでどの料理も素早く供されます、順番の決まっていないランダム注文でこの提供時間は素晴らしいですね。海の幸のタルタルは最中に入れることで和風味が強くなり新鮮な味わい、イベリコ豚の粗挽きソーセージは春巻きで独特の旨さをしっかり封じ込め、鶏ハラミの米粉揚げは香ばしさが際立ちビールに最適、海老ムースのクレープ包みは海老風味の強いソースでクレープを引き立てます!。
終盤では食事を兼ねて2品を注文。仔牛のローストはマルサラ酒ソースで風味豊かに仕上げています、度数を高めたシチリア伝統のワインは肉料理に合いますね。生雲丹と海老のクリームソースは毎回お願いするパスタ、雲丹独特の甘味と海老の旨味が渾然一体となって麺に絡みます...いくらでもお腹に入りそうです!
食後には珈琲&デザートを頂きながらまったり...度数強めのアルコールを頂いても〆珈琲で中和される感じがいいですね、酔醒促進効果があると思います。美味しい料理とお酒をしっかり頂けましたので花粉襲来を乗り越えられそうです^^;
睦月序盤の休日、新年会で訪れたのは磨屋町の「アリスタ」さん、ご無沙汰でした!。事前予約で二階奥のテーブル席へ、...カップルの方々がにこやかに飲まれていらっしゃいます^^
生ビールで乾杯、予約時に注文できる前菜盛り合わせを頂きます、繊細な仕上がりで8種の味わいを楽しめます(*^^*) 彩り野菜のバーニャカウダ、新鮮な野菜を温かいアンチョビソースで楽しみます!! このアンチョビソースが絶品、このソースだけで良いアテになります^^;
天使エビのカルビオーネ風、カラッと強めに揚がって海老素材をしっかり楽しめます、甲殻類特有の旨味を堪能です。シーザーサラダは量がありますね、野菜も一片が大きく豪快にワシワシ頂けますよ。この辺りでウィスキー水割りに変更、しっぽり呑みましょう。
海老と平貝のクレープ包み、しっとり食感のクレープが両素材の旨味を封じ込めていますね! 海老風味たっぷりのアメリケーヌソースとの相性もバッチリです。松阪牛の赤ワイン煮込みは見た目通り濃厚な味わい、赤ワインで肉の繊維がしっかり柔らかくなっており口中でホロホロ崩れます。
今では入手がかなり難しくなった山崎12年をロックで...厚みがしっかりありますね、甘みもありますが奥行きがあるので気になりません。氷が溶けると独特の渋みが前面に出てきますが同時にフルーティー...日本が誇るピュアモルト酒だと思います。
仔牛のローストは脂がしっかりのっていますね、骨付きなので美味みもたっぷり、シチリア島特産のマルサラ酒で仕上げており、おとなの味わいでした。ビーフシチューオムライスは肉肉しいソースが良いですね、牛もも肉もたっぷりでオムライスと一緒にシチューも味わえますよ。〆は名物の”生うにと海老のクリームソース”、雲丹と海老の旨味がしっかりのソースは絶品ですね、ファンが多いのも頷けます!!
コロナ禍でも安定のアリスタさん、年が明けて店内も静かで落ち着きを取り戻されていますので、真冬のおとな呑みにお薦めです(*^^*)
<2019年12月>
二次会利用です、師走と言うことで店内は賑わっていますね。前菜人気No.1の彩り野菜のバーニャカウダ、シャキシャキ食感の野菜にディップソース(アンチョビ・ニンニク・オリーブ・オイル)が良く合いますね、アンチョビの配合が絶妙で大好きなメニューです^^ たっぷりの海老ときのこのサラダ、ちょっと変わった温仕様ですがこの季節には有り難いです。カラッと揚がった天使海老のフリット、サクサク食感でアテに最高ですね、毎回注文しているような気がします! 角ロックを二杯頂いて酔いを深めました(*^^*)
<2019年5月>
画像6枚追加
<2018年3月>
あじ彩 真さんで美味しい懐石料理を頂いた後は磨屋町のアリスタさんへ...路地裏立地ですがこの隠れ家感が良いですね^^
21時過ぎでお客さんも一段落した頃合い、入り口すぐのカウンター席に座りウィスキーロックを注文、大将と飲食店話題で盛り上がります。
食事は軽めに...チーズ盛り合わせ・スモークサーモンとイクラのサラダ・海の幸のマリネを頂きながら琥珀色の液体を流し込みます。焼酎(一次会) → ウィスキーのパターンだと翌朝がかなり楽ですね、アテも美味しくついつい深酒に^^;
大将と色んな話題で盛り上がりながらあっという間に時間経過...日付が変わりそうなのでそろそろこの辺りで切り上げましょう!! 酔い醒ましに珈琲を頂いて帰路につきました。
九眼橋さんで美味しい四川料理を頂いた後にやって来たのは磨屋町のアリスタさん、二次会・三次会でちょくちょく寄らせて貰っています。
土曜日ということもあり21時訪問で満席、事前に予約を入れておいて正解でした。改装されて二階はモダンな雰囲気のテーブル席に変わっていました!
グラスビールで乾杯、此方でもがっつり頂きましょう。チーズ盛り合わせ、吉田牧場カマンベール・18ヶ月熟成ミモレット・ゴルゴンゾーラ...どれも美味しいですね、この中では独特の刺激臭があるブルーチーズのゴルゴンゾーラが好みです。
彩り野菜のバーニャカウダ、ニンニクとオリーブ・オイルを混ぜ合わせたディップソースにはしっかりアンチョビが効いています、このソースが大好きなんです^^; 野菜だけじゃなく何でも絡めて食べたくなります!
ハモンイベリコのシーザーサラダ、黒豚イベリア種の生ハムは美味しいですね。サラダですがしっかりアテになります。トロトロチーズが絶品の吉田牧場カチョカバロチーズのブルスケッタ、いつも注文する定番アテです。
天使海老のフリット、カラカラに揚がった中サイズの海老、頭からまるごと食べてもサクサク食感、美味しいですね。吉田牧場マジャクリのクロスティーニ、アンチョビソースはマジャクリに合いますね、カチョカバロ ブルスケッタより濃厚な味わい、これは赤ワインに合うでしょう。
〆は吉田牧場三種のチーズのカルボナーラ、濃厚な味わいですね、パンチェッタを黒胡椒で引き締めていますので見た目ほどしつこくありません!!
食後にはデザートを頂きながら暫しまったり...サタデーナイトなので今日はしっかり遊びましょう^^
あじ彩 真さんで美味しい和食を頂いてから3人でテクテク歩いて移動、訪れたのは裏路地の名店「アリスタ」さん、磨屋町の狭い路地裏ですが大きな看板が道路側から見えますので初めてでも迷うことなく辿り着けると思います。
店内は改装され一階も半個室に...落ち着いて過ごせる快適空間に変わっていました。banさん&司屋さんと奥の個室に入りメニューを眺めます。ワインもかなり充実していますね、詳しくないので言及できませんがワイン好きの方も満足出来る内容になっていると思います。
ジントニックを注文し乾杯、アテはおまかせで3~4品をお願いしました。最初に出てきたのは「自家製鴨の生ハム」、脂が分離されており見た目よりあっさり、これはどのお酒にも合うメニューですね、胡椒・香辛料で美味しく頂きました。次は「豚肉パテドカンパーニュ」、100%豚肉だけで作られています。見た目もカラフル、目からも美味しさが伝わってきます。マスタードが味を引き締める役割を担っています。
3品目は定番「ガーリックトースト」、しっかり大蒜が効いていますね、真ん中はしっとりで外側はカリカリ、この食感違いも面白いです。4品目は「子牛のソテー ラタトゥイユ添え」、骨付きの軟らかい肉を夏野菜と一緒に楽しめます。にんにく・オリーブ油・香草も効いており、夏バテ防止にも良さげな逸品でした!
最後はスイーツ&アイスコーヒーで〆、このスイーツが存外に美味しくマイレビさんもがっつり、予定していた〆ラーメンはお腹一杯で諦めました^^; 一次会利用もお勧めですが、マスターお勧めの厳選素材をアテにしっとり二次会呑みも素敵なアリスタさんです!!
<2015年10月>
食べログ有志の方々と二次会に訪れたのは行き付けのカジュアル創作イタリアン「アリスタ」さん、土曜日の夜で混み合っていましたが無理を言って1階の奥のテーブル席を確保頂きました。
オーナーシェフは山口県のご出身、地元の銘酒「獺祭」を常備されていますので有志お三方は獺祭をワイングラスで、私は小休止でジンジャーエールで乾杯です。
まずは新鮮野菜のバーニャカウダ、ソースを温めながら頂きます。アンチョビを混ぜ込んだこのソースは美味しいですね、食欲が増進します。次は馬刺しとスライスチーズの登場(料理名忘れました^^; 馬肉は綺麗にサシが入って常温ではゆっくり脂が溶け出してきます、馬肉ならではの爽やかな味わいが素敵です。
ここで白ワインに切り替えます、岡山が誇る吉田牧場のカチョカバロが登場、トーストの上でしっかり溶けた状態、これは手早く食べないと駄目ですね! 濃厚過ぎず豊かな味わいのカチョカバロ、マジャクリと共に一番好きなチーズです。
その後もエビ揚げ・砂肝・水牛のモッツァレラチーズ揚げと酒のアテが続きます。二次会で利用する時には完全にシェフおまかせです、進捗状況を確認しながら適切なタイミングで料理を出して頂けます^^
一次会に続き、ここでも沢山の話題で盛り上がりますが23時近くなってきましたので倉敷に戻る君影草さんを送るために一旦散会、オーナーシェフ・奥様の見送りを受けてアリスタを後にしました。
<2015年8月>
最近は二次会利用が多くなっています、週末は予約必須ですがウィークデー前半は比較的空いており、21時過ぎにふら~と訪れます。シェフにおまかせで4~5品お願いし、ジントニックや焼酎ロックで頂きます。今回は試作中のシビエ料理(雉)が絶品、岩塩・マスタードで頂き、野鳥の美味さを堪能しました^^
<2014年8月>
親族(姪)の祝い宴席としてアリスタさん(1Fテーブル席)を利用させて頂きました、姪っ子とは勿論年齢が離れていますので和食よりもイタリアンの方が喜びます。
アリスタさん、以前は北区辰巳で昼・夜営業のイタリアンを営業されていましたが昨年6月より現在の磨屋町に変わられ夜営業だけになっています。1Fのカウンター席・テーブル席は照明暗めですがシックな店内はゆっくり寛げる空間になっています。2Fの座敷席は広々掘りごたつ形式になっておりカジュアル空間で本格イタリアンが楽しめます。
本日はおまかせ7000円/人(飲料別)でお願いしました。彩り野菜のバーニャカウダで始まりデザート迄で12品、大半は若い姪っ子に任せてオヤジはビール・ワイン・焼酎に専念です^^; 私のお気に入りは「伊勢海老のカルピオーネ」「アワビ・海老のフリットミスト」「吉田牧場カチョカバロチーズのブルスケッタ」、お酒のアテに最高ですね。
こちらの吉國シェフは季節の新鮮素材を活かしフレンチ技法をも取り入れ常に納得の行く調理を心掛けられています。高級店ではなく敷居の低いカジュアルイタリアンなのも嬉しいですね。奥様の優しく且つしっかりされた接客も素敵です!
4位
1回
2017/10訪問 2017/11/06
宵呑みに訪れたのは柳町の「みや古」さん、魚正の先代大将に紹介いただき初訪問です。まだ岡山で営業されて日が浅い当店ですがその実力ですでに高級鮨店の一角を担われています。
品のある暖簾を潜ると大将が最後の仕込みに頑張られておられます!。奥にテーブル席もありましたが、現在はカウンター8席だけで営業されています。
まずは今日のネタ説明を頂きます、地ものに拘らず全国から質の良いものを厳選されて仕入れられるとのこと、特に穴子は築地市場で全国の良ものを選別仕入れとのことです。
先付け3品で開始、くみ上げ湯葉・鮪のしぐれ煮・たら白子の茶碗蒸し、特に白子が絶品ですね、ここで実力を思い知らされます。刺し身のアテものをお任せで...どの魚も絶品です、魚種別に寝かせる時間を調整し最高の美味さを引き出されています。鰆の炙り、塩加減が絶妙で佐藤黒がかなりの勢いで減っていきます。小鉢2品はいくらとネギの和物・うにと烏賊、繊細な味わいは良いアテになりますね。最後のアテは穴子炙り、此方も塩で穴子本来の旨味を最高に引き出しています。
ここから握りをお願いします。
たちうお
ヒラスズキ
赤貝
ノドグロの昆布締め
キス
おおぞえび
穴子
煮はまぐり
中トロの漬け
どのネタも下処理を念入りに施されており、ほとんど醤油を付けることはありませんでした。浅草の老舗鮨店で修行された大将の握りはどれも繊細で奥行きがあります。シャリ・ネタは小ぶりですが旨味が力強くどれも印象に残る逸品です。
大将の朗らかな性格と話題は初対面でもいかんなく発揮され、楽しい会話で盛り上がることが出来ます。老舗鮨店では肩肘張るシーンも多いですが、当店は大将の気質の良さで若い方も常連さんになられています...保守的な岡山で革新的な伝統江戸前を展開されるみや古さん、益々予約が取りづらくなることでしょう!
5位
3回
2018/03訪問 2018/03/17
日中の気温上昇と共に朝晩も少し凌ぎやすくなってきましたね、寒気の緩んだ春の夕刻、あじ彩 真さんまでやって来ました。休日の宵呑み、街中の雰囲気も少し浮足立っています。
土曜日の夜ということで店内はほとんど予約席、今日は二人なので中央一番奥のテーブル席に入ります。飲料は赤兎馬紫ロック、最近はビールを全く飲まなくなりました^^;
今日のコース料理は、
前菜 筍木の芽和え 自家製カラスミ 厚焼き玉子 海老麸 松葉黒豆 鴨燻製等々
吸物 蛤 菜の花 人参 桜麸 松葉柚子
造里 鰆 鯛 カンパチ よこわ 紋甲イカ 貝柱
壽物 伊勢海老照り焼き
多喜物 筍饅頭
揚物 白魚 春野菜かき揚げ(筍 新玉葱 うど 三葉)
酢の物 海老とクラゲのサラダ
食事 鯛桜飯 汁 香の物
水物 ピンクグレープフルーツゼリー 桜豆富ムース 生キャラメル
有名懐石料理店ご出身の大将が作られる前菜は見事ですね、驚くほど品数多く春の素材を吟味され細工されておられます。どれも良い酒の肴になりますが、筍木の芽和え・自家製カラスミ・鴨燻製が特に好みの味わいでした。
吸物は目出度い三段菱が中央に入っています、大きな蛤もあり松葉柚子が味を引き締めています。造里は6種、脂の絶妙なよこわと身がしっとりの紋甲イカが特に美味しかったです。
伊勢海老照り焼きはコースのメインでしょうか、照り焼きで伊勢海老本来の美味さを凝縮させています。香ばしい味わい、殻に付いた身を解しならが綺麗に頂きました^^
焚物は筍饅頭、ねっとり食感で食べごたえありますね、木の芽がアクセントになっています。揚げ物は春を告げる白魚と春野菜かき揚げ、全体的に甘めの味わい、新玉ねぎの美味さが際立っていました。
蟹とクラゲのサラダで口内をすっきりさせてから食事をいただきます、鯛身炊き込みご飯の上には桜花弁がのっています、ソメイヨシノ開花まであと少し、今から楽しみです^^
水物を頂きながら暫しまったり...接待メインの高級店ではありませんが終始落ち着いた雰囲気で旬の恵みを美味しく頂けます。内容的にもこの価格帯では素晴らしく手の込んだ仕上がりになっていますね、次回は初夏の旬素材を頂きに訪れたいと思います!!
山陰の両雄と県南の侘び寂びスポットを散策、乾きを癒すべく訪れたのは懐石料理で名高い「あじ彩 真」さん、リーズナブルで日常シーンでも利用しやすい店舗さん、岡山駅からも近く便利な立地です。
事前予約していましたので入り口右手側のテーブル席に着きます。当日は土曜日でしたが予約で満席、さすがの人気店ですね、事前予約が必須の店舗さんです。
まずは生ビールで乾杯、乾いた身体にビールが素早く吸収されます。アテは先付け八寸、夏らしい器と盛り付け&素材、大将のセンス良さを感じさせます。そら豆のカエル細工(一寸蛙)&沢蟹素揚げで季節感をしっかり演出ですね!、自家製心太・茄子の白和えが良いアテになりました。
椀物は鱧の葛打ちと水無月豆腐、鱧の身は軟らかく繊細、暑い時期でも温かいものは嬉しいです。造りは、鯛の薄造り、これは柑橘を絞りポン酢で頂きます、身の締まった鯛は良いアテになります。真魚鰹・鰹・カンパチ・鱧・こんにゃくは山葵と醤油で頂きます、旬の魚はどれも新鮮、素材の良さを堪能です。
焼き物は新玉ねぎ田楽、新玉ねぎの甘みと田楽味噌の香ばしさが楽しめる逸品、自宅でも頻繁に頂きたくなる美味しさです。焚物は穴子の湯葉蒸し、瀬戸内の穴子はしっかり素材の甘味と新鮮さが出ていました。
揚げ物はキス、これから暑くなってくると山陰の砂浜で大物が釣れ始めます、投釣りのターゲットでもあります。カラッとあがって身も骨も美味しく頂きました。ご飯物は、鯛めし・味噌汁・香の物、あっさり薄味の鯛めしはシンプルな味わい、鯛の出汁が移った米は食欲を増進させます。
水物を頂きながら暫しまったり、色んな話題で盛り上がった一次会もお開き、精悍な大将のお見送りを受けて店舗を後にしました!!
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
友人からのお薦めで「あじ彩 真」さんのおせち料理、事前予約し大晦日、引き取りに伺いました! 通常営業での訪問な未だないのですが、岡山市内の一流和食店で修行された大将のおせち料理、大晦日&正月呑みのアテで美味しく頂きました^^
おせちは三段仕様(33000円)、親戚も集まりますので他に2段(22000円)も購入しました!
壱の重は、黒豆・いくら・数の子等、昔ながらの定番料理が入っています。老舗和食店で本格的な味付け、どれも懐かしい味わい、お酒が進みますね^^; 特に黒豆・数の子は好きな味付け、からすみは濃厚な味わいで良かったです!
弐の重は、鴨ロース・鶏松風・ままかり酢漬け・甘鯛・鰆西京寿司等、食べ応えある内容になっています。酒のアテになるのはやはり魚ですね、真魚鰹・甘鯛・鰆は大好物なので美味しく頂きました。
参の重は、車海老・昆布巻き・真子煮・月冠穴子に各種伝統の煮物が入っています、これは酒アテにもいいですが熱々の白ご飯にも合いますね。どれもあっさりした味付けでおせち本来の味を堪能しました!
三段通して魚系が多く、あっさりした味付け、他の素材も吟味されて選択と調理、目新しさはありませんが手抜きの全くない素晴らしいおせち料理です!!
6位
1回
2017/07訪問 2017/08/12
盛夏の宵呑みに訪れたのは笠岡青果市場内の「焼肉たにもと」さん、取引先さんに紹介頂いた焼肉店さん、笠岡干拓地で牧場を経営され美味しいF1牛(交雑牛)を安価に供されています。オープンして3年ということで外観はまだ新しいですね!、笠岡ラーメンの名店 おっつぁんさんの対面に位置します。
店内はカジュアルな雰囲気ですね、ケーブル巻取り?テーブルと椅子をビニールで覆った調度、排煙装置は各テーブル毎に備え付けられています。
ビールで乾杯の後は、色んな部位を試すべく焼肉奉行(同僚)の采配に任せます。いい加減に酔ったのでどの画像がどの部位か定かではありませんが、イチボ・ミスジ・ツラミ・ハラミ・トンビ・小腸・ロース等々を頂きました。焼き時に使用する岩塩の他に、甘タレ・塩コショウ・わさび醤油・ポン酢の4種が用意されます。
アミでサッと焼いたレア状態の部位を素早く頂きます、どれも綺麗にサシが入っていますが脂は驚くほどあっさり、クドくないF1牛はどんどん胃に収まっていきます。ロースは勿論軟らかく甘い味わい、ホルモンは噛むことなく口中で溶けます。
F1牛の概念を覆す美味しい牛肉、牧場経営で培ったノウハウを焼肉店で活かされいます、焼肉好きなら是非!!
7位
3回
2021/01訪問 2021/01/10
レグザゴンバレンタイン限定コラボチョコレート Art-Brut!!
レグザゴンバレンタイン限定コラボチョコレートを頂きました!!
岡山県内の有名6店舗のオリジナル溢れる珠玉の逸品です。
@p_oxalis
@patisserie.masaki
@patisserie_chalon
@umedayayokan
@patisserie_cocoro
@art_brut0815
(Instagram)
自宅近所のアール・ブリュットさんで購入、当店のチョコレートはメデューサ...ギリシア神話に登場するゴルゴーン3姉妹の1人...唇型の独創性溢れる作品、木村パティシエの才能溢れるボンボンショコラですね、ほろ苦さのあるおとなの味わいでした(*^^*)
各店舗でも購入できますが今年は高島屋でのオンライン販売もされているそうです。
1/29~2/14は岡山高島屋・岡山イオンモールでも販売されています!!
幼い頃のクリスマスケーキといえば大きなバターケーキで育った世代、日持ちするので大きなサイズでしたね、40cm級はざらにあったと思います。当然一日では食べ切れず、下手すると大晦日まで残ったりしてました^^; その後アイスクリームのケーキが流行り、しばらくして生クリームケーキの登場...時代と共にクリスマスケーキも変遷してますね (  ̄- ̄)トオイメ
さて今年もご近所のパティスリー アールブリュットさんでクリスマスケーキを買い求めました、オープンされてまだ日が浅い当店ですが、創意工夫される若い店主さんの実力もあっていつも混み合う人気店さんになられました。
事前予約して店舗に受け取りに行きましたが...駐車場の満車が延々と続く人気ぶりですね、かなりの数を予約販売されたことでしょう!
購入品は「ノエルtetta(3800円)」、新見市にある domaine tettaさんとのコラボ作品、白ワインを煮詰めてムースにし、ホワイトチョコレートムースとのコンビネーションにされているそうです。
tettaさんの白ワインは頂いたことありますが、辛口でスッキリシャープな味わい、溌剌とした果実風味がしっかり感じられます、長い日照時間と寒暖差、石灰質の土壌が育んだ豊かなぶどうが原料だらかこその恵みでしょう。これを煮詰めることでコクとうま味を引き出し、濃厚なムースにすることで口当たりを軟らかくしています。
実際にいただくと外観はパウダースノーの印象通り、雪を思わせる優しい舌触り。中心部の白ワインムースは最初にワイン特有の芳香を感じ、その後からぶどう特有の濃厚な風味がやってきます。途中にサンドされたイチゴベースのジャムが味にアクセントを与えています。上の干しぶどうと飾りを除けば白一色の可憐なビジュアルですが味わいは奥深く、ワインの特徴をしっかり引き出した作品になっています。
ケーキは芸術品ですね、感性と才能が一番出る分野だと思います。一箇所に留まらず、常に新しいものを探求する姿勢と創意工夫を重ねる情熱、起きている時はケーキのことしか考えないオーナー店主さんの実力がいかんなく発揮されているクリスマスケーキでした!!
師走の重要任務、今日は事前予約したクリスマスケーキを引き取りにご近所の「パティスリー アールブリュット」さんまでやって来ました。数ヶ月前のオープンですが宝石の様に輝く美しいケーキで早くも評判の当店、一年目からクリスマスケーキもかなりの予約数を得られたようです。
以前は喫茶店だった建物を綺麗に改装されています、広くない店内には所狭しとケーキ・焼き菓子・キッシュ・パンが展示販売されています。当店のキッシュはアテにサイコー、何度か購入させて頂きましたが酒が進みますね^^;
クリスマスケーキは3種ありますが今回は「キャラメルショコラマロン(3700円)」を購入しました、早速いただきましょう!! 5号サイズなので4人で頂くにはベストですね。
お洒落な外見ですね、まるでアートな板チョコが目を惹きます、全体的な造形もシックでシェフのセンス良さを感じます。ケーキは4層に分かれており、どの部分も繊細な味わい、甘さはしっかり抑えてあり大人の味わいのショコラマロンです!!
幼い頃はバターケーキで育った世代、サイズも大きく一週間くらい掛けて食べた記憶があります^^; 当時のケーキとは味もデザインも隔世の感がありますね、来年は定番のガトーノエルのクリスマスケーキを頂きましょう!!
8位
1回
2017/07訪問 2017/07/30
今日は徳島県のマイレビ 酒野夢蔵さまをお迎えし、盛夏のイタリアンとなりました。場所は田町 あくら通りの「ファニエンテ」さん、表に看板出ていませんので初めてだと少し迷うかもしれませんね、BOSCOビルの二階になります。
店内はすっきり、虚飾廃したシンプルな内観、テーブルは4席とこじんまりですがお二人で運営されますので丁度いい位かもしれませんね。
ハートランドで乾杯、和やかな会食の始まります!!
食べ歩きが共通の趣味だと最初から話が盛り上がりどんどん佳境に入ります^^;
料理を味わいながらお酒を頂いて食の話題で話が弾む...至福のひとときです。
本日のコースは以下のとおりです。
サーモンのタルタル
(ズッキーニ ディール 玉ねぎ ラディッシュ)
ブッラータ 朝採り玉蜀黍
ヴィシソワーズ
NZ子羊のサルシッチャ
(クミン オレンジピール)
ニョッキ ゴルゴンゾーラチーズソース
リングイネ 赤エビ ベイカ ペペロンチーノ
岡山 清麻呂牛 リブロース
ゼブラ茄子 タスマニアマスタード バジルペスト
デザート&紅茶
どの料理も繊細で奥深い味わい、食べるスピードを見計らってベストのタイミングでサーブくださいます。一品一品の量はそれほど多くありませんが、お酒を呑みながらのんびり頂くと後半はかなりお腹膨らみました。
ニョッキ ゴルゴンゾーラチーズソースは濃厚なブルーチーズの味わいにシンプルなニョッキのじゃがいも風味が意外にマッチし好みの味わいに...地元産の清麻呂牛は交雑牛ながら濃厚な霜降りを手軽に味わえます、F1種もシェフの手に掛かれば最良の味わいを引き出してくれますね^^
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り...酷暑の夏夜を次のお店を求めて彷徨う3人組です^^;
9位
1回
2017/02訪問 2017/03/10
今日は50年来の友人と湯島のおでん屋さんにやって来ました!。神田明神さんの近く、閑静な場所に位置する「こなから」さん、近隣に住む友人推薦のお店です。あまり飲食店のない地域、暗闇に赤い提灯が目立ちます。
店内はカウンター20席オンリー、以前は静かなお店だったそうですがTVで紹介されたり、ビブグルマンに選ばれたりで最近は予約が取りづらくなっているそうです。当日も満席で入れ替えの20時頃に事前予約で入店できました!
芋焼酎で乾杯、お通し3品をアテに始めます。少量ながらどれも質の高いお通し、最初に茶碗蒸しを頂いたのは初めてかもしれません^^; 友人のでんがくをおすそ分けで頂きます、プルプル食感に濃厚な味噌がよく合います。
おでんは京風でしょうか、出汁は薄く上品な味わい、下拵えしたおでん種を出す直前に純銅ひょうたん鍋で少し煮込む形式、最初に大根・ちくわぶ・鶏つくねを頂きます。大根は適度な軟らかさ、煮込んだゆるゆるもいいですが食感の残る硬さも良いですね。ちくわぶはかなり弾力が強く食べごたえあるサイズ、つくねはスパイスがしっかり効いた当店独特の味付けです。
牡蠣は旬素材、最盛期特有のプリプリ大粒で美味しいですね。手作りはんぺんは豆腐の軟らかさ、驚くほど上品な味わい、おこげさんは赤飯おにぎりの様相、これは最後に〆で頂くのが良かったかもです!
名物のごぼう天、大きなごぼうがメインで、練り物は極薄しあげ、ごぼう本来の味をしっかり楽しめます。さつま揚げは小サイズながら甘みと旨味の両立が素晴らしいです。昆布は蝶ネクタイ仕上げ、近くのお客さんと都こんぶ話題に発展、盛り上がります^^; よもぎすいとんはよもぎ独特の渋みが良いですね、口中がスッキリします。
遅い時間帯で先代大将がお隣にいらっしゃり色々話を聞かせて頂きました、飲食業は長いですがおでん屋さんは27年の歴史だそうです、現在3店舗体制、手作り種を本店で下味つけられ支店に配送されいるとのこと、高齢にも関わらず矍鑠とされお酒も強い大将、九州男児+江戸っ子の粋を感じました^^
10位
1回
2017/02訪問 2017/02/18
日が暮れて一気に寒くなった都内、身体を温めるべく訪れたのは南品川の「ひな鳥そのだ」さん、大井町駅から徒歩5~6分、駅前商店街から少し離れた場所に位置します、青物横丁駅からもほど近い立地です。
店内は少し手狭な雰囲気、テーブルありますが少人数だとカウンターに通されます。大将と女性スタッフ1名で切り盛り、手狭なだけに逆にアットホームな雰囲気もあります!
生ビールと突き出しで開始、名物のひな鳥素揚げは30分ほど調理時間が掛かりますので先に注文、すぐに出てきたポテサラで生ビールを流し込みます^^;
外かわパリパリ、中はしっとりの厚揚げ(絹揚げ)は絶品、しっとり感が残った蓮根チップも良いアテになります。当店は芋焼酎のラインナップが素晴らしいです、湯割りでお願いすると黒急須でやって来ました、冷めにくい仕様は嬉しいですね。
お目当てのひな鳥素揚げがやって来ました、腿と身に分かれており2皿で登場です。時間を掛けてじっくり揚げていますので軟らかい食感&ジューシーな味わい、塩で味付けされていますのでひな鳥本来のシンプル感を楽しめます、丸々一羽ですので量も多いです(・∀・)
軟骨唐揚げはカレー味、薄塩も効いていて良い焼酎アテになります。最後は安寧芋揚げで〆、バターをのせてシンプルに味わいました!。どのアテも一手間・一工夫されており、芋焼酎も豊富に揃った当店、お薦めですよ^^
「マイ★ベストレストラン2017」、純粋に総合点数順にアップしました。和食が好きなので上位には割烹・鮨系のお店が並びますね!。
今年も400軒以上食べ歩きしましたが、素敵なお店に沢山出会うことが出来、良い年だったように思います。健康に気を付けて来る2018年も素晴らしい年になるよう、一生懸命頑張りたいと思います。