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これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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120 件を表示 357

ALTER EGO

イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店

食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店

ALTER EGO

神保町、九段下、竹橋/イノベーティブ、イタリアン

3.77

222

¥20,000~¥29,999

-

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.3

数ヶ月ぶりの訪問です。 つい先日、ミシュランの一つ星をミラノのお店についで、東京でも取られたので、今後は以前よりもメディアにも取り上げられるでしょうし、予約も取りづらくなるかもしれませんね。 今回も徳吉オーナーシェフがお店に立たれている際に訪問です。京都にも料理をプロデュースするお店 ERUTAN RESTAURANT BARが出来たばかりで、本当にお忙しそう。イタリアにはいつ帰っているのだろうと心配にもなります。 コースの方はスペシャリテのピザのデリバリーボックスに入った前菜から。この手のサプライズは初訪問時には良いですが、なかなか2回目以降の驚きは薄まるもの。 それでも、薄くスライスされた生ハムとチーズの旨みなど、これだけでも暫く飲めると思ってしまいます。 スタッフが以前に比べて増えており、その分、以前よりもテンポ良くコースが進みますが、若干、スープやワインを出すタイミングはズレることも。席数は少ないとは言え、サービスのタイミングなどは今後の課題かもしれませんね。 特に年明けからは現在の二部制をやめて、2階の個室も全て開放。よりゆっくりと過ごせる様にする代わりにサービス料を取るとの事で、調理のタイミングも複雑になるので、頑張って頂きたいところ。 トータルの席数は個室とカウンターを合わせると現在とあまり変わらないようなので極端に予約が取りづらくなると言うことはないと思いますが。 何度か同じ店を訪れていると、その分、感動は薄れて来るものですが、スープペアリングとワインペアリングの両方とも楽しめる事、フレッシュな食材に拘る料理やワイン自体も美味しくて、相変わらずレベルは高いなと感じました。 "Equilibrio" Pizza Delivery 鮪 生ハム (ケッパー 台湾胡椒) 白子 カリフラワー (パルミジャーノ 豆乳) クエ 発酵バター 文旦 (牡蠣 ミント) 伊勢海老 カチャトーラ (じゃがいも ローズマリー) 猪 秋刀魚 (紅玉 カカオヴィネガー) 卵かけご飯 毛蟹 九条ネギ (大山鶏 生ハム) レクチェ レンズ豆 (葡萄 スパイス) "Cannolo Siciliano" ミラノでミシュラン一つ星獲得された徳吉シェフが傳の跡地にオープンされたお店。徳吉シェフ来日中の貴重な席にお邪魔させて頂きました。 スープペアリングという新しい手法。素材の良さとそれを引き出す調理方法、素材の組み合わせが味わいを別の次元に引き上げています。どの料理もプレゼンテーションも素晴らしく、カウンターの向こうのオープンキッチンがまるで劇場の様。 更にイタリアだけに拘らない自然派ワイン中心のペアリングも彩りを添えていました。 シェフの話も興味深く、久しぶりに色々と感動することが多いお店でした。定期的に通いたいと思えるお店の一つです。 Pizza Delivery ピザ屋のデリバリーに見立てた箱に入った前菜。ポレンタとお米を使ったパリパリの生地。エディブルフラワーやハーブのトッピングも美しい。 鮪 生ハム (ケッパー 台湾胡椒) 程よく漬けた漬け鮪に非常に薄くスライスされた生ハム。脂と旨みの相乗効果。台湾胡椒を使ったスープの風味が料理にもワインにも深みを与える。 ニョッコフリットに生ハムを乗っけて頂く。やっぱりこの食べ方好きです。店内にあったスライサーは0.02mmまで薄くカットできるとのこと。貴重なスライサーでカットした生ハムは本当に美味しいです。 夏野菜 ケンサキイカ 帆立 (イカ アニス) ハーブがたっぷりと盛られた下には烏賊と帆立が隠れています。ハーブや花は広島の梶谷農園のものだそう。赤いハーブの花は初めて見ました。 烏賊の風味がほんのりするスープは主役ではなく、引き立て役として、良い仕事をしている。アニスの風味はリースリングともよく合います。 Gyotaku (サオール) ミラノでも提供しているというGyotakuと名付けられた一品。徳吉シェフ自ら目の前でスタンプを押し、皿に魚の頭の部分を描いていきます。 鰯の身はふっくらとして、柔らかく、コクもある味付けも素晴らしい。 合わせるスープはサオールという料理をベースにしたもの。ローストオニオンの様な風味と酸味を感じます。 トマト水 雲丹 賀茂茄子 (ズッキーニ オリーブ) 目の前で焼いた賀茂茄子をシェフが捌きます。食感も良いパスタは乾麺の様にも生麺の様にも感じます。雲丹の甘みも加わり贅沢なパスタです。 スープはオリーブらしい風味もちゃんと感じられました。 エゾ鹿 鮎 葡萄 (椎茸 山椒) 鹿肉の陰から鹿の顔が覗くシュールな一皿。笑 葡萄は鹿肉と合うのは判っていたけど、鮎のペーストを添えるのは斬新。 卵かけご飯 花咲蟹 (焼きトウモロコシ) イタリア人には不評らしいリゾット風卵かけ御飯。固めに炊いたご飯に白身、黄身、チーズの順に混ぜていきます。トッピングは花咲蟹の身と和牛の生ハム。 スープは甘い焼きトウモロコシの香りが。 ボネ 苺 (カカオヴィネガー ミント) Cannolo Siciliano 目の前でリコッタチーズを詰めて仕上げてくれます。 フレッシュハーブでいれたハーブティーも美味しかったです。

2019/12訪問

2回

ル・サロン・プリべ

神谷町、六本木一丁目、虎ノ門ヒルズ/フレンチ

3.19

15

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

日本人のトップパティシエの一人である成田一世氏。 以前は銀座にエスキスのデザート専門店があったので、比較的、気軽に彼のプロデュースするアシェットデセールを頂くことが出来ましたが、その後、閉店。なかなか彼のデザートを頂ける機会はありませんでしたが、昨年末に麻布台ヒルズのガーデンプラザAの二階にご自身のお店をオープンされました。 当初はランチ、ディナーのみでしたが、デザートのコースも始められたとの事で早速、伺いました。 場所は二階とは言え、屋根が無い、屋上テラスの通り路の様な場所。ブティックとレストランが並んで存在します。 場所的に天候の悪い日にはアクセスしづらいですが、神谷町駅側から直ぐのエレベーターで上がるとお店の入り口の目の前まで行けるので、雨の日でもほぼ濡れずに伺えます。 店内はカウンター席とテーブル席に分かれますが、カウンター席では特に目の前で成田氏が直接、お話をされながら、コースの説明をされたり、デザートを仕上げられて行く。 ここまで近くでコミュニケーションが取れるというのは、まさに圧巻で、身振り手振りをしながら語る彼の想いが強く感じられる。 こちらから聞かなくても、色々な説明が細かくあるのだが、彼自身もこういう機会なのでと、普段聞けない質問なども是非と促される。 そうじゃなくても、こちらからも色々と質問した事に対して、細かい点まで話してくださり、勉強になる。 目の前で仕上げられていくデザートは一見、クラシックの様で、旬の素材を活かした感じ。アルコールペアリングを推奨している通り、リキュールなどを上手くデザートにも取り入れて風味付けをしており、さりげなく香り付けをされたりバランスが良く、嫌味が無い。 ペアリングのロジックもしっかりと持たれており、センスも良いのだが、ちゃんと基本を勉強されていて、流行りの見た目だけのお店とは数段レベルが違う事を改めて感じさせる。 ペアリング一杯目に出されるスパークリングも最近のシャンパーニュなどではドライで酸が強い傾向にあり、デザートの甘さとは合わないが、それを補う為に甘口のソーテルヌを足して提供される。邪道な様ではあるが、理屈に適っている。 最後のデザートは成田さんらしい飴細工やムースを使ったもので、これも懐かしい。 ここまで、1時間ほどの所要時間だが、ハーブティーを頂きながら、色々と話を伺っていると、オマケで最後のデザートにも使われた「あまりん」という特別な苺を出して頂いたり、エスプレッソも提供して頂いたりと、かなり長い時間、その後も話を楽しませて頂いた。 これだけのクオリティ、レベルを感じさせるお店はなかなか国内でも無いと思うし、またランチやディナーなども頂きに伺ってみたいし、お隣のブティックでパンなども購入しに伺ってみたいと思います。

2024/02訪問

1回

サエキ飯店

2024年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店

中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

サエキ飯店

目黒、恵比寿/中華料理

4.15

137

¥15,000~¥19,999

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

2ヶ月半ぶりの外出は、3ヶ月ぶりのサエキ飯店さんでした。 自宅から一歩も出なくても仕事も生活も出来るのは、以前から何度も試していましたが、ここまで長期になるのは初めてでした。それでも社会貢献も出来るし、経済を回す事も可能だし、暫くは今の生活は続けていくかもしれません。 元々、4月、5月は休みを取られて海外に行かれる予定でしたが、結局、休みは取れない状況に。。 料理の内容は若干変化がありましたが、丁寧な仕事で素材の良さを引き出されていました。 一品目から蛙を出される冒険もされていましたが、日本では中華でも、あまり使わないハードルの高い素材ですが、普通は鶏の手羽の様に感じる素材ですが、火の通し方が上手く、白身魚や河豚の様にも感じます。脚だけでは無く、肩も使ってるのもあまり見かけないと思いました。 相変わらずの人気店で、お客さんも入っていますが、常連さんも増えてるせいか、余裕も出てきたのか、サービスのタイミングや愛想などは以前よりも格段に良くなったのではと感じました。 2ヶ月ぶりの訪問でした。 最近は以前にも増して予約が難しい。 それでも常に3割程度は新規の方が訪れる機会は作られてるようです。 どうしても予約が取れないお店に行く事がステータスになってる方もいたり、自分が食べたいものだけ食べたいという様な変わった方も一部にはいる様ですが、何度か訪れてる方は全てを理解して美味しいものに対して情熱を持ってる方が多そうですね。 まずは珍しく香港のクラフトビールから。 結構、ちゃんと造っていて美味しい。上海とか香港とかは世界的にも外国人が多い都市なので、クラフトビールもクオリティ高いですよね。 ワインは色々並べて貰って、それでもやっぱりムツヴァネが良いと思い、顔が描かれたラベルが印象的なDOREMIを選択。 香りも味わい結構しっかり。タンニンもあり酸も控えめなので、幅広くペアリング出来ると思います。コルクのデザインもなかなか凝っています。 ・前菜 鴨肉、鶏レバー、豚耳 どれも相変わらずの美味しさ。臭みは全くない甘みと旨味が押し寄せる鶏レバーは流石。素材の良さ、新鮮さ、丁寧な仕事が前菜の一口目からよくわかる。 ・前菜の揚げ物 優しい大根餅の味わいも相変わらず。 ・鳩の紹興酒漬け 鳩の肉と紹興酒の味わいの相乗効果で素晴らしい旨みよ美味しさ。解剖図を見てる様な鳩の頭は、小さな脳みその美味しさに感動しました。 ・烏賊のスパイス煮 イカの美味しさに感動。 こういう出汁にするとイカの臭みが出そうだけど、全くない。 イカの火の通り具合も絶妙で柔らかい。 味はしっかりだけどじゃが芋とパクチーのお陰で意外と軽く食べられる。臭みは素材が新鮮なら出ないとの事でした。 クミンが効いているので、人によってはカレーの様に感じるかも知れませんが、個人的には出汁の旨さ甘味が印象的でした。 ・スープ スープで一息ついて。 シンプルですが優しい味わいに驚かされます。 ・大山鶏 じっくり油を掛けながら火を入れた大山鶏。 脂が落ちてパリッとした皮にふっくらとした身が凄く美味しい。優しい鶏肉の旨みはそのままで、まるで北京ダックの様な皮の感じは新鮮。 ・小松菜の菜花と筍の煮物 春らしい苦味と旨味が良い感じです。 ・牡蠣 表面が艶々に輝き、ふっくらとして、見るからに美味しそうな牡蠣。ハタとかの魚料理によく使うソースですが、牡蠣とも相性は抜群。御飯にのっけて頂くのもありですね。 ・担々麺 以前に頂いた時から、麺が変わっていました。スープの美味しさと山椒の効きは相変わらず。 麺は刀削麺を意識したと言い、長さは刀削麺より長いけど、似た様な食感。生麺の良い感じが出ており、麺の中央が少し厚く、端の部分が薄くヒダの様になってる面白い形状。いつか自分でも再現してみたい。 ・上湯麺 今回は2種類、両方とも頂きました。 細麺の卵麺の食感がとても良いです。乾麺ではなく、生麺の様。食べ慣れない方はゴムの様な食感に好き嫌いが別れるそう。スープも相変わらず優しい味わいですが旨味もしっかりで美味しいです。 ・デザート。 いつものアイスだけで無く、フルーツも付いてちょっと贅沢。 食後に遅くまで色々と話す機会もありましたが、どんな想いでお店をやられてるのか感じられる機会になりました。 どのお客さんが以前に何を食べているのかも、きちんと記録し、把握もしている様で、新しい料理や旬のものも入れながら、繰り返しでも食べたいと思えるものも入れる工夫もされているそう。 二度と同じものは出さないとか、高級食材ばかり使う様なお店では無く、本当に美味しいものが食べたいというお客さんに気軽に何度も長く来て頂ける様なお店を目指しているのがよく分かり、人気が出過ぎてしまうと難しいところはありますが、今後も頑張って欲しいと思いました。 昨年春にオープンして以来、常に話題のお店。夏には予約困難店となっていましたが、ようやく数ヶ月ぶりの訪問です。 以前に比べても知名度も上がったし、予約の方も相変わらず取るのが大変。。 今回は初のテーブル席で、また違った雰囲気です。そんなに大きなテーブルではありませんが、カウンターよりもゆったりかもしれません。 でも、カウンターだと目の前の調理の様子が見られるので、初めてだとカウンターの方が良いかもしれませんね。 ということで、新年早々、貴重な席で、クオリティの高い丁寧で優しい料理と自然派ワインを堪能しました。 ワインは以前に伺った際にも特にジョージアに拘っている訳ではないとの話でしたが、イタリアやフランスの自然派ワインも少しずつラインアップが増えている様子。 ただ有名なものや高級なものでは無く、きちんと優しい中華料理の味わいにも合うものを選ばれているのには好感が持てます。 予約が取れないことで、特に美味しいものが本当に食べたくて来ているのか疑問を感じる客も増えていると思いますし、ワインもあまり飲まない方も多そうなのは残念ですが、やっぱり評価され過ぎるというのもお店としては大変なのでしょうね。 料理に関しては相変わらず丁寧で基本に忠実に作られた優しい味わいの広東らしい感じの料理だと思います。とりわけここが凄いとかモダンな要素も無いので、その分、本当に真面目に料理されているのが強く感じられます。今後、予約が取りづらいことへの対策と、料理にもう少し遊び心が入ってきたりしたら、ミシュランの星も取りそうかななどと思います。 またタイミングよく予約が取れたら、伺いたいと思います。 念願のサエキ飯店さんへ。 特に拘ってるわけでは無いらしいけど、広東料理とジョージアワインのお店です。 4月にオープンされてから、話題のお店で、既に予約困難店に。完全にお一人で営業されているので、なかなか大変だし、現在の予約が取れないお店という状況も不本意なところもありそうな感じもします。 9月の予約は開始から一時間ほどで埋まってしまった様で、今回は本当に貴重な機会。 ただ、そういう事は関係なく、本当に優しい味わいで料理は美味しいし、最近は中華と自然派ワインのお店は増えていますが、ジョージアのオレンジワインとの組み合わせもなかなか素晴らしいと感じました。 10月は、ほぼお休みを取られるそうなので、次は11月以降か。。また、機会があれば、予約取ってみようと思います。 以前はアラカルトも提供していた様ですが、最近は一人8000円のおまかせコースのみの提供です。 コースはまずは、蒸し鶏の紹興酒漬けから。印象的な食感のコントラストと味わいが素晴らしく、一気に期待が高まります。 そして、見た目にも美しい、豚耳と豚足の煮こごりと、鶏レバーのソースと続きます。 揚げ物は3種類。腐乳煮付けた豚肉、大根餅などを五香粉と塩で頂きます。 つぶ貝の麻辣煮込みは、食べにくいけど、火の通り方も絶妙でスープも美味しいです。 続くスープも優しい味わい。烏賊の炒め物はワタの旨味も感じる濃厚な味わいです。 目の前では、鳩に油を掛けながら火を通していく姿が。 現れた二羽の鳩は輝く美しさ。頂くと若干クセのある部分もありますが、大変美味しいです。 ハタの蒸し物も中華ではよくある料理ですが、これもセンスを感じる良いバランス。 どの料理もワインを飲みながらでも、やっぱりご飯も欲しくなる味わいですね。 〆は担々麺。爽やかな山椒の香りと味わい。かなりフレッシュな感じがしたので、生のものを使っているのでしょうか?結構、食べ始めはしびれを強く感じたので、辛いのが苦手な人にはキツかった様です。ただ、時間が経つと旨味が前面に出てくるので、スープも全て飲み干しました。 最後は紹興酒のアイスで終了。 紹興酒感もありますが、トータルでは昔懐かしいコーヒーアイスクリームの様な風味も感じました。 ワインはジョージアのものが中心ですが、最近は拘らずにイタリアのものなども入れている様です。 比較的、綺麗なジョージアワインが多く、ジョージアのペットナットも初めて頂きました。 なかなか予約は取れないと思いますが、このスタイルのお店はまだまだ貴重ですし、ぜひ、また伺いたいと思います。

2020/06訪問

4回

Florilege

神谷町、六本木一丁目、御成門/フレンチ

3.64

76

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

昨年以来、数ヶ月ぶりの訪問です。 今回もランチでの利用ですが、ディナーコースを選択。麻布台ヒルズに移転以降、メインに野菜を選ぶ事も可能ですが、今回も肉を選ばせて頂きました。 この日は12:30からのスタートを選びましたが、ほとんどの方は12:00からのスタートの様で、自分がダイニングエリアに入った際には9割がた席が埋まっている感じ。また、相変わらず、外国人観光客らしい利用客も多く、7割くらいが外国人に見えます。 ただ、この日は、比較的、節度のある雰囲気の方々が多かった様に思えます。 また、日本人の利用客もそろそろ二度目以降の方も多いのか、伺ってみるとこの日は全員がメインを肉にされていた様です。実際、プラントベースが売りになった事で、オープン当初はメインを野菜にする方も多かった様ですが、最近は落ち着いているのかもしれません。ただ、伺ってみると、今でも半数が野菜を選ばれている日もあるとの事でした。メインを野菜にされると、それ以外の料理も自動的にプラントベースの料理だけになる様で、ビーガン対応になる様です。 海外では敢えて、ビーガン向けのコースを頂くこともありましたが、国内では、味わいも含めて面白いと思えることは、個人的にはなかなかありませんでした。 今回のコースでもメインが肉の場合でも、いくつかプラントベースの料理が含まれましたが、以前よりも品数は減って、より自由に旬の食材が使われていて、バランスが良くなった様に感じます。 季節的なものもあると思いますが、以前よりもプラントベースの料理も味わい的にも上手く旨みを引き出し、利用していて、より最近のビーガン向けの料理の世界的なトレンドに近い味わいになっている様に感じました。 そういう事もあり、次回は一度、野菜のメインも試してみようかなと思います。 また前回は客席で料理を仕上げる事は皆無でしたが、今回はプレゼンテーションが増えており、少しずつ、新しいお店でも改善はされてきている様です。 ドリンクは今回はワインとノンアルコールをミックスでペアリング。料理次第でおまかせで出して頂きましたが、やはり、以前のお店でも感じた様にノンアルコールのペアリングの方が面白いし、料理の良さを引き出している様に感じました。 とは言え、ワインペアリングも今回はレベルが高かったと思います。ただ、お店のコンセプトや料理の味わい的にも、もっとナチュラルワイン寄りに攻めても良いのかなとも感じました。 また、ターブルドットというコンセプトに関しては、それを感じられる部分が少ないのは相変わらず。共通のメニューを分け合って、同じテーブルをシェアしている感じがより出る様にして、スタッフがより客同士のコミュニケーションをリードする様な雰囲気になれば面白いのかなと思います。 先日、Asia's 50 best restaurantsでアジア2位に選ばれた事もあり、更に人気も上がりそうですが、今後も進化を続けて頂きたいと思いますし、また、予約が取れれば伺いたいと思います。 蓬 フェンネル 蕗のとう 百合根 白菜 花山椒 さより 長芋 茶葉 トリュフ 大豆 山菜 稚鮎 行者大蒜 大豆 ホワイトアスパラ スナップエンドウ 帆立 干瓢 モリーユ ひじき ホロホロ鳥 菜の花 蕾菜 えごま 桜オイル トマト トレビス もちきび 芹 ホロホロ鳥 米 全粒粉 蕎麦粉 和三盆 チコリ レモン 茶菓子 外苑前から麻布台ヒルズに移転されたフロリレージュ。麻布台ヒルズの中でも離れの様なビルという事もあってか、以前からプレオープンとして営業されていましたが、11/24から正式オープン。先の予約枠を絞っているのか、既に以前よりも予約が難しい様にも感じます。 訪れている客層は以前よりもアジア系外国人観光客が多く、この日のランチの様子を見ていると約8割が外国人で、移転前と比較しても異常な割合に感じます。 更にランチタイムとはいえ、かなりカジュアルな格好で訪れている方が殆どで、襟なしのシャツやパーカー、スニーカーという方などばかりで驚いた。まるでホテルのカフェに朝食でも食べに来ている様な雰囲気なので、これはお店の方からも予約時に注意を促すべきだろう。 お店のフロアへはエレベーターのみでアクセス可能で、地下や一階の他の店舗があるフロアからは直接エスカレーターでは行けず、一般客は通常は入って来ない様になっている。 お店のエントランスを入ると正面にレセプション。 待ち合わせスペースが脇にあり、ダイニングエリアには更に通路を通っていくが、どこかで見た様な鉄柵の扉が設置されているのはアプローチとしては面白い。 店内は以前のキッチンを囲むカウンター席という感じとは少し異なり、横長のキッチンの向かいのカウンター席を中心に両端が大きなテーブル席的に繋がって設置されている。ある意味、横並びのカウンター席が両端で折り返して設けられている感じ。 その為、一部の席は直ぐ向かいに別のお客さんがいる相席的な雰囲気になってしまいます。多少の間隔はありますが、場合によっては気になる方もいるかもしれません。 ターブルドットが新しいお店のテーマの様ですが、一斉スタートでは無く、各席がバラバラに進むので、料理の説明などもバラバラで隣同士や向かいの席とのコミュニケーションは取りづらく、海外のお店の様に一つのテーブルを皆でシェアする感じとはかなり異なります。 キッチンは目の前で、移転前の遠くで調理しているのを眺めるという感じではなく、大半の席がシェフズテーブル的に目の前で調理している様子を感じられますし、席によってはキッチンの直ぐ脇で横から全体を覗ける感じで面白い。 ただ、以前の様に目の前でスタッフが仕上げる様なパフォーマンスが一切無くなったのは若干残念。タイミングによってはシェフが直接、料理の説明もされるので、シェフとの距離は近くなったが、同じく最近移転されたラルジャンの様に全てシェフが直接説明される程の近さは感じにくいかもしれない。 また以前同様に、メインが出し終わるとシェフは裏に隠れてしまわれるのも若干残念なところ。ターブルドットを謳うのであれば、全ての客が帰るまで見届けて欲しい。 因みにトータルの席数は以前よりも若干増えている様です。ただ、もう少し、席数を抑えた方が全体のクオリティは上がる様に思います。 料理は以前のコースの流れや内容ともかなり異なる印象を受けた。前菜はほとんどがプラントベースとなっている事もあるが、甘み、旨みの重なりと発酵による酸味が中心で表現されている料理が多く、若干、味わいが単調に感じてしまう。料理を二種類ずつ提供して、口直し的に味わいの変化が出る様にはしているが、それでも海外で頂く一昔前のローフードやビーガンっぽい雰囲気を感じてしまい、海外の最先端のビーガン料理とも味わいは少し異なる。一品一品は美味しいと思うのだが、続いてしまうと、もう少し味わいのメリハリが無いと飽きてしまうし、疲れてしまい、魚料理に辿り着いて、漸く少しホッとする感じ。疲れさせない為にはどの皿もポーションをもっと少なくしても良いのかもしれない。 ワインペアリングは上手いと思うが、もう少し攻めても面白いし、そうしないとこの料理の味わいを補完出来ない様にも思える。多分、ノンアルコールの方が以前同様に面白いかもしれない。 今回は国産のマッコリも使われていたが、この酸味が良い感じで、一番、料理と合わせても落ち着く感じで口直し的にも良かった。 他にも残念な点はいくつか。 - 移転前と同様に相変わらず、コースに限らず料理と料理の間隔が長く空くことがある。これは皿数が少ないランチコースの方が手持ち無沙汰なことが多いかもしれない。遅めのスタートでもメインが出し終わるタイミングはどの席もほとんど変わらなくなるので、テンポよく頂きたいなら遅めのスタートが良さそう。トータルでランチコースでも2時間半から、3時間程度掛かる感じ。 - 以前より料理のバリエーションが減っているのか、ランチコースとディナーコースでの素材や料理の違いは見られるが、客によって全く別の内容という様な感じは無かった。 - サービススタッフは以前は正面からの対応だったが、現在は後ろや脇からの対応となり、コミュニケーションが取りづらい場合が多くなった様に感じる。 移転前にも感じた事だが、最先端というよりは、海外に比べて十年くらい遅れて模倣している様に感じる。 今後も修正しながらの進化を期待したい。 卵 米 ムース 菊芋 お焼き フロマージュブラン ビーツ トマトコンソメ 切干し大根 唐辛子オイル 茄子 ラビオリ 昆布 発酵白菜 クッキー 蕪 パイ包み 百合根 トリュフ 豆乳フラン 根ほっけ 小松菜 トンブリ キャビア 海老 恵鴨 舞茸 椎茸 ほうじ茶 アイス クッキー 五郎島金時 林檎 パイ 茶菓子 四種

2024/04訪問

2回

ラルジャン

虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、国会議事堂前/フレンチ

3.51

36

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
木曜日

昼の点数:4.1

銀座の一等地から霞ヶ関/虎ノ門に移転されたばかりのL’ARGENTさん。 銀座の雰囲気があまりにも凄かったイメージがありますが、場所的に客層も全体的な雰囲気も以前のSublimeの頃と比べ、少し違うかなという雰囲気もありました。 最高の立地での営業を止めてまで、この場所に移ったのは、どんな理由があるのかなと思いましたが、単純に契約更新のタイミングだった様です。 とは言え、今の場所は周辺地域に比べてもまともな飲食店も少ないし、官公庁や日本企業が多く、昼も夜も食にはお金を掛けない人達が多いエリアで、集客は難しいと思われ、以前からの常連やミシュラン至上主義の外国人観光客じゃないと利用は無いようにも思えます。実際に、最近の利用客は外国人が半数との事でした。 今回はランチでの訪問です。 居酒屋なども入るオフィスビル内の立地で、入り口は別に設けているとは言え、銀座やsublimeなどと比べて、また違ったモダンな雰囲気。 比較的、大きなガラス張りの明るい雰囲気で、カウンター中心の客席。 キッチンは奥にありますが、加藤シェフが前面に出て、直接、客の目の前で料理を仕上げたり、料理の説明をされるので、銀座の頃に比べると、かなり距離感が近く、色々な話を伺えて、良い方向に変わった様に感じました。 料理は相変わらずフレンチベースの北欧感を感じますが、若干、クラシック寄りになったかなとも感じます。 相変わらず、発酵マッシュルームのスープは有名で人気ですが、最近は地元静岡の抹茶を使ったフォアグラの一品をスペシャリテに位置付けている様で、ランチでも提供されています。 全体的に日本の食材にフォーカスしたコース内容になっていますが、より静岡の食材には注目していきたいそうです。また、サステイナブルな食材にも注目をされている様です。 味わい的にも、どの料理も上手く酸味を効果的に使われているのは流石。そこに苦味が以前より入る様になってきている印象です。苦味は抹茶や春菊などの自然な要素もありますが、焦がしバターの風味も比較的多く使われていた様です。 途中で出されるパンは広尾のbrodさんのもの。酸味のあるサワードウなど、食事に合うものを選ばれており、自家製のバターとも相性が良い。 ランチはショートコースになりますが、ディナーでも訪れてみたくなりました。メニューは季節毎くらいのタイミングで変わる様です。 ミシュラン発表直前の訪問で、移転時期が微妙だった事もあり、心配されていましたが、無事に一つ星を維持。おめでとうございました。 銀座の頃の様に高級感だけ期待する客層では無いと思われ、冒険もしやすいと思うので、今後の更なる進化を期待します。 宮城 畠山さんのムール貝 ムール貝 茄子 エスプーマ スウェーデン産キャビア 愛媛 シマアジ 縞鯵 柚子果汁 ミント ディル 静岡 掛川茶✕フォアグラ フォアグラ 掛川茶 ラタフィア ピスタチオ ブリオッシュ 愛媛 白甘鯛 白甘鯛 春菊 柑橘 京都 弥栄の七谷鴨 七谷鴨 芋 青森 はつ恋ぐりん 青リンゴ エルダーフラワー オゼイユ 静岡 ミニャルディーズ 和紅茶 シークアーサー 抹茶 二郎柿 サトウキビ

2023/12訪問

1回

ラ ジュネス

代官山、中目黒、恵比寿/フレンチ、バー、ケーキ

3.56

78

¥10,000~¥14,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

スタッフ全員がエンターテイナー

2016/06訪問

1回

レフェルヴェソンス

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店

レフェルヴェソンス

表参道、乃木坂、広尾/フレンチ

4.49

1436

¥50,000~¥59,999

¥50,000~¥59,999

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.1

ジュラの有名ワイン生産者、ピエール・オヴェルノワ、エマニュエル・ウイヨンを迎えての業界向けのワイン会に特別に参加させて頂きました。 料理は通常のコースを簡略化したようなメニューの流れでしたが、十分にレフェルヴェソンスの料理を堪能することができました。ワインとのペアリングも少しは考えられてるのかと思いましたが、敢えていつもの料理にされたようです。それでも、何故かうまく寄り添うような味わいになっていたと思います。 因みにワインの素晴らしさは語る必要はありません。

2018/04訪問

1回

アビス

移転アビス

外苑前、表参道、乃木坂/フレンチ

4.03

172

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.1

魚介類だけを使った隠れ家フレンチ

2016/11訪問

1回

鮨 さいとう 麻布台

神谷町、六本木一丁目、麻布十番/寿司

3.53

25

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

麻布台ヒルズのグランドオープンから早数ヶ月。 先日、遅れてオープンとなったヒルズマーケット内に出来た超有名店の鮨さいとうさんの分店。 出店される事自体は以前から分かっていましたが、数週間前に突然アナウンスされてomakaseでの予約が開始され、即時、開放された予約枠が埋まる人気ぶり。予約開始直後はomakaseのサイト自体がアクセス集中して、まともに予約を進められないほどの人気ぶりで驚きました。 そんな中、運良くこちらのお店に訪問が叶いました。 ヒルズマーケット自体、人気で週末には混み合う様ですが、平日はそこまででは無い様子。マーケットの奥、これまた有名店のやま幸さんの隣に目立たない感じで扉が設置されていました。 現在、ランチは二回転となっていて、早めに着くと前の回がまだ終わっていない様子。全ての客が退店された後は一旦、鍵を閉められて準備をされている様で、予約の時間を過ぎた頃に一気にお客さんを呼ばれて入店。 まだオープンから間もなく、慣れていない事もあったり、仕込みもあって、なかなか時間通りとはいってない様子。 とは言え、実際にコースが始まると一気に握りがテンポよく提供され、1時間ちょっとで全ての料理が提供される感じでした。 ネタはコースが始まる前に全て切られて並べられていく。この様子も目の前で見ていて圧巻。担当されている大将は本店でも長く活躍された滝本さん。 本店と同じ素材を使われているのだと思いますが、最初に出される鯛がネットリとした食感と旨みで一気に心が惹きつけられる感じ。続くネタも熟成させるものはしっかりと熟成させている感じで、ただ新鮮な高級なものだけで勝負している感じとは異なる。こういう寿司はちょっと久しぶりでした。 ドリンクは種類が限られており、ワインはグラスでは現在、泡のみの提供とのこと。日本酒も黒龍だけのラインナップだが、限定ものも出されていて、オススメをグラスでいくつか頂いた。どれも流石の美味しさではあったが、最初の能登半島復興支援のタグがついたものは断トツだった。 予約の取りづらさもあり、客層的には常連さんというよりは、頑張って予約を勝ち取った遠方から新幹線などで訪れる観光客が多い印象。それでも本店よりは通える可能性も高く、本店に近いクオリティを感じられるのは嬉しい。 また機会があれば、夜に伺ってみたい。 鯛の子 真鯛 鰆 漬け 小肌 桜鱒 漬け 春子鯛 赤身 漬け 中トロ 大トロ 馬糞雲丹 車海老 穴子 巻物 トロたく お椀 赤出汁 玉子

2024/03訪問

1回

SAAWAAN BISTRO

六本木/タイ料理、アジア・エスニック、ビストロ

3.52

108

¥8,000~¥9,999

¥5,000~¥5,999

定休日
火曜日

昼の点数:4.0

タイのバンコクで人気のモダンタイ料理レストランが日本に初出店。場所は11/24にオープンしたばかりの麻布台ヒルズ。高級有名店や人気店が続々と出店しており、その中でも高級感もあるタワープラザの3階。 タイの本店は2018-2022年までミシュラン一つ星を獲得し、人気と実力もある。日本での運営はsmoke doorも手掛けるbond creationとあって、こちらも手堅い。どうやらオーナー同士、以前から友人だったとの事。日本向けには本店に比べてカジュアルな雰囲気の料理を提供されているが、出店に当たって本店のシェフらも来日し、グランドオープンに向けて準備された様。日本での料理も6割以上が本国のものをベースにされており、本店の雰囲気を充分に味わえる。 今回はランチでの訪問。施設がオープンしたばかりという事もあってか、麻布台ヒルズ内は平日でもランチ時間帯はかなり人も多く、本来のターゲットと客層的にも少し違うかなという感じ。それでも暫くは、この感じが続くと思われる。 予約して伺いましたが、予約自体もかなり絞っており、ピークを過ぎた時間帯で空席はあっても、キッチンやサービスのクオリティ維持や雰囲気を保つ為、ウォークインもほぼ断っている状況でした。 伺う際はお店のサイトから予約される方が無難です。 https://saawaanbistro.com/ お店に伺うとsmoke doorでも見かけた主力メンバーが数名。オーナーもいらっしゃって、早速、歓迎して頂きました。 お店の入口脇の通路沿いはバーエリアになっていて、席が準備できるまで、そちらで一杯。 こちらのソムリエはニュージーランドなど海外の経験も長い様で、最初からニュージーランドの泡を頂いた。他に食事中に頂いたものもニュージーランド、オーストラリアなどの自然派ワインが多く、モダン且つスパイシーなこちらの料理に合わせるには、果実味のあるものが中心の納得のラインナップ。使われているワイングラスもオーストラリアでは一般的に飲食店で使われているPLUMMのもので、本当にオセアニアや東南アジアなどの海外のお店に来ている様に感じられる。 窓から見える風景も多様なビルのデザインが、何となく、シドニーやメルボルンっぽさを感じさせる。 料理の方は現在、コースの提供は止めていて、昼はセットメニュー、夜はアラカルトになるとの事。 昼は前菜、サラダ、ライス(ジャスミンライスと黒米)にメインのカレーを選ぶ感じ。 カレーといってもメイン食材が中心で後からソースを掛けて頂く感じ。このソースにメインの肉やサラダ、ご飯なども付けながら頂く。昼だとこれだけでもかなり充分だし満足だが、今回は特別にトムクロンというトムヤムクンの更に贅沢バージョンといった感じのも頂いた。 味わい的に一番面白いし、美味しいと思ったのは前菜の甘海老と胡瓜のタルタルっぽい雰囲気のもの。 酸味やトムヤムクンっぽい風味が絶妙なバランスで一緒に頂いた白ワインとも良いペアリングだと感じられた。 こういう感じの料理が並ぶなら、夜のアラカルトも色々と頂きながら、ナチュラルワインをグラスで楽しむのも楽しいと思う。 麻布台ヒルズ自体は今後も暫くは混雑が続くと思うが、高級感のあるお店も多く、一歩、お店に入れば優雅な時間が流れる感じで、ゆっくりできるし、また時間のある時にでも立ち寄ってみたい。

2024/03訪問

3回

おみ乃 椿

京橋、宝町、銀座一丁目/焼き鳥

3.79

41

¥20,000~¥29,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

おみ乃さんの新店舗に数ヶ月ぶりの訪問です。 16時半と早い時間のスタートでも、ちゃんと席が埋まるのが凄い。 この場所とこの時間帯を選んで営業されているのには、それなりに訳がある様だし、客層的にも狙い通りと言える感じ。 グランドオープンから数ヶ月経つが、オープン当初と比較して大将がきちんと全体を見ながらも、オペレーションとして安定してきており、細かい流れまで、スタッフが理解して、動いている様に見える。それでも足りない部分は大将が客を見ながら、串を焼きながらも即座に対応しており、さすがと言える。 カウンター席は最大7名まで対応できるとの事だが、通常は5から6席で営業されており、それくらいがクオリティを維持するにも最適の様子。 焼き加減は流石という感じで、押上本店の弟子が焼いたモノを頂いた際に感じる安定感の無さや危うさは全く無い。 モノによってはじっくり焼く必要もあり、時間は掛かるが、食べる側としてはそれほどストレスは感じなかった。この日は前回よりもお腹がいっぱいになる感じがあり、頼まなかったが、追加分もスタッフがその日の在庫を把握して一斉に確認する様になっていて、以前よりもスムーズに。〆のご飯も同様。 元々、親子丼もそぼろ丼も人気で、両方食べたいという客が多かった様だが、最近は両方を一度に頂けるハーフアンドハーフを始めた様で、この日は全員がこれを頼まれていた。 ドリンクは日本酒はグラスで色々と頂けるが、オープン当初に用意したものは殆どが売り切れており、今後もラインナップをどう充実させていくかが課題だろう。ワインも同様に高級銘柄に頼らず、面白いものがグラスでも揃う様になってくると、色々な楽しみ方も増えるし、コースとしても流れも含めて、充実してくる様に思う。 また、タイミングを見ながら、定期的に伺いたいと思います。 茶碗蒸し 百合根 きのこ 捏 砂肝 銀杏 高原比内地鶏 鳥刺し レバー 砂肝 腿肉 南瓜 すり流し 白玉 食道 ぽん酢和え レバーペースト 薬研軟骨 合鴨 伊達鶏 飛龍頭 菜花 お浸し 赤茄子 春巻き 丸ハツ 椎茸 レバー 捏 親子 そぼろ ハーフアンドハーフ 安納芋 アイス 人気のおみ乃さんの新店舗。 京橋、宝町駅からも程近く、東京駅からも徒歩圏内の小さな雑居ビルの地下に出店されました。 場所は初めてだとわかりづらく、一階にカフェが入るビルの脇の細い路地を入り、脇の通用口の様な扉を開けて、エレベーターか階段で地下一階へ。ここに焼鳥店が入っているのは場違いな感じだし、店構えも高級感のある感じで不思議な感じですが、以前もこちらには焼鳥店が入っていた様です。 先月のオープンから間もないですが、既に予約困難になりそうな予感。オープン当初は関係者など招待客を中心に営業され、11月中はomakaseで予約リリースされた直後に予約が埋まっている状況で、貴重な席。 現在、16時半からと、19時半からの二回転されていますが、カウンター席は7席あるところに、まだ慣れないところもあり、各回4席程度の営業と更に絞っており、更に贅沢な雰囲気です。 また親方はこちらで焼かれており、高いクオリティーの焼鳥を堪能させて頂きました。こちらのお店のスタッフも2名から3名に最近、増やされた様で、そろそろ全開で営業される準備も整って来ている感じです。 押上や神谷町のお店ともコンセプトや雰囲気は異なっており、料理はおまかせコースのみ。こちらでも伊達鶏を中心に使っており、串は十数本程度で、一品料理がバランスよく間に入り、〆に親子丼、そぼろ丼、卵かけご飯が選べる感じ。 料理も空間も品もある雰囲気で、大人のための焼き鳥店に進化されています。 特徴的なのは焼き台が透き通っていて、炭火で焼いている手元が正面に見られるところ。煙を上から吸っていることもあって、実現出来たとのこと。 その分、親方は煙全て浴びて大変でしょうが。笑 ドリンクは有名銘柄の日本酒を多く用意。料理にも合わせやすい純米大吟醸がほとんどです。 ワインはグラスで提供されている種類は少ないですが、焼鳥や料理にも合いやすいもの。ボトルでは更に多く用意されていて、地下二階は倉庫兼、セラーにもなっており、色々と用意されているらしい。 この雰囲気なら客層的にもペアリングやグラスワインを充実されても良いと思いますし、料理も更に充実させていく様なので、今後の進化も楽しみです。 茶碗蒸し きのこ餡 胸肉 抱き身 大根おろし 新銀杏 南瓜すり流し 砂肝 かしわ もも肉 タレ レバーペースト やげんなんこつ 茄子 飛竜頭 レバー 丹波 本しめじ 手羽 蓮根 餅米 丸ハツ せせり ししとう うづら玉子 つくね 厚揚げ 食道 追加 赤 追加 親子丼 そぼろ丼 安納芋アイスクリーム

2024/01訪問

2回

おかしやうっちー

スイーツ TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ スイーツ TOKYO 百名店 2023 選出店

おかしやうっちー

北参道、千駄ケ谷、国立競技場/ケーキ、洋菓子

3.90

424

-

¥5,000~¥5,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

テイクアウトの点数:-

北参道の裏通りのお菓子屋さん。 数ヶ月ぶりに訪問です。 イートインは1時間おきの入れ替え制ですが、お店の前で待っている間もテイクアウトを購入される方も来られたりして、相変わらず人気なようです。 前回訪問時に予め予約しての訪問ですがが、曜日にもよると思いますが、大体2、3ヵ月先だと予約が取りやすいようです。 テイクアウトが難しいものも含めて、4種類を頂きましたが、どれも使う砂糖の量は最小限に留めて、旬の素材の風味を活かした調理を徹底している様に感じる。 まずはヘイゼルナッツを使った冷製スープから。流石に自然の甘さだけでは難しい様で砂糖は使っているとの事。火入れも最低限の様で、若干、後味には青さを感じ、まるで茹で落花生の様なニュアンスも感じられる。 スフレは焼きたてが提供される。 かなり軽く、滑らかな生地になっており、かなりメレンゲを軽く作っている様で、焼きたてにも関わらず、食べている間もあまり沈んでこないし、中も詰まっている。 卵がメインなので、茶碗蒸しに近い食感や風味も感じられる。 ふんわりとしたクリームを使ったケーキや、他では見られない百合根のタルトは定番で人気の様。 うっちーさんらしいデザートなので、一度は食べてみるのがオススメです。 ヘイゼルナッツのスープ いちごスフレ いちごみるく ゆりねのタルト オープン当初から気になってはいたけれど、人気でなかなか伺えなかったお店。 今回はお誘いを受けての訪問ですが、数ヶ月前から予約をして、楽しみに待っていました。 場所は北参道駅から千駄ヶ谷の住宅街に入っていった裏路地沿い。 元々、隠れた名店などもあるエリアですが、最近はあまり来ていませんでした。新しいお店も増えている様で、他にも面白そうなお店がありそうです。 こちらはカウンター4席のみの1時間ごとの貸し切り、入れ替え制。 しばらく外で待って、準備が整うと店内へ。 持ち帰りで買って行かれる方も多い様で、自分達が滞在中も何人もお店を訪れておられました。 今回、頂いたのはこの時期、旬の栗を使ったものが中心。 栗のタルトなどが見た目的にも人気なのでしょうが、個人的には洋梨のムース、栗の水羊羹に感銘を受けました。 フレッシュな洋梨の風味や食感をダイレクトに感じられる雰囲気はアシェットデセールならでは。全体的に変に甘みを足していないながらも味わいのバランスを取って素材の味わい、本来の甘さをしっかりと感じられるのはセンスの良さを感じます。 これが合わせて頂いたニュージーランドのスパークリングワインの味わいともよく合いました。 栗の水羊羹は葛を使った口溶けの良い感じで、栗でこういうものが作れるというのは、かなり試作もしているんだろうなと感じた。 なかなか面白いデザートだと思う。 タルトは素材を邪魔しない比較的、薄焼きの生地を使っている。栗は新鮮さを感じる風味で、クリームとも良いバランス。どうしても口の水分を取られる感じはあるが、ワインやお茶とも相性が良い感じ。 最後に頂いたパフェもまるでかき氷を頂いているかの様。軽さもあるが、栗の風味も絶妙。 毎日、栗をかなりの量を仕込み、一年でも一番大変な時季とのこと。皮剥きが大変なのかと思ったが、実際には固さもある実の部分の裏漉しが大変との事でした。 鬼皮や渋皮の風味もしっかりと使ったお菓子はどれも素材の風味を活かすために手間を掛けているのがよくわかり、繊細さやセンスも感じますが、かなりの努力をされて作り上げているのもよくわかり、人気が出るのも納得だと思いました。

2024/03訪問

3回

SHIZEN

渋谷/日本料理

3.56

26

¥20,000~¥29,999

-

定休日
-

昼の点数:4.0

渋谷警察署の裏辺りに新たに隠れ家的な薪火を使ったお店が誕生。 地方などでは囲炉裏などを囲む形で日本料理を提供するお店はありますし、薪火を使用するフレンチ焼きイタリアンなどをベースにしたお店はありますが、日本料理で薪火をメインにしたのは全国的にも初めてでは無いでしょうか。 新しい試みを続ける人気の酒井商会さんが手掛けるお店で、以前に訪れた際に三階が空いたので新展開を考えている様な話を伺っていましたが、酒井商会の上のフロアにオープンされたのがこちらのお店。 相変わらず目立たない感じでビルの入り口付近に店名が書かれているだけで、知らないと先ずは入らないビルの階段を上がり、三階へ。こちらもシンプルに店名のロゴだけが入った扉を開けて入ります。 店内は土壁の様に仕上げた壁にカウンターの天板とモダンながら落ち着いた雰囲気。奥には薪火が燃える焼き場が見えます。キッチン自体もオープンで薪火以外にはIHなどが設置されていますが、シンプルな造り。 シェフは国居さん、Marutaでも薪火の経験がある様で薪火の扱いの慣れておられますが、もう一つのテーマの発酵も酒井商会に移られたあと、このお店の具体的な計画が出る前から色々とアイデアはあった様で、発酵食材は以前から仕込まれていた様。今回のコースにも取り入れられています。 料理は素材の組み合わせも含めて、面白いというか日本料理としても親しみのあるものの様で、新しい味わい。 発酵をバランスよく取り入れているし、薪火を使いながらもスモークのニュアンスが強くなりすぎないというか意識する必要のないくらいの使い方。さりげなくバランスよく使っている感じは素材も活かしていてセンスが良い。 ドリンクはアルコールペアリングをお願いしましたが、担当するのは酒井商会でも人気の自然派ワインや日本酒のペアリングを任されていた城戸さんがこちらでも実力を発揮。珍しいものや貴重なものも含めて惜しげもなく提供されていました。 まだオープン直後なので若干、贅沢めにはされていると思いますが、今後もどの様なコースやペアリングを提供されるか楽しみです。 今回はランチでの訪問で、ディナーに比べると多少、品数は減りますが、それでも充分にエッセンスを感じられ、堪能できました。また値段的にも決して安くはありませんが、ドリンクを含めて相当にリーズナブルだと感じました。 直ぐにも予約が取れない状況になりそうですが、次回はメニュー内容が変わった頃にディナーででも伺いたいと思います。 先付け 河豚の白子の茶碗蒸し このこ醤 お造り すま鰹 緑茶と発酵トマトのちり酢 お椀 鼈と大根のみぞれ椀 発酵蓮根 焼き物 甘鯛の松笠焼き 鰆と蓬の花 八寸 季節の一皿 お肉 眠り〆子猪の薪焼き 檜胡椒 お食事 白米 小吸物 お漬物 甘味 晩白柚と黒文字のアイス 桑の葉

2023/02訪問

1回

restaurant origami

外苑前、青山一丁目、乃木坂/イタリアン、パスタ、野菜料理

3.54

35

¥10,000~¥14,999

¥8,000~¥9,999

定休日
日曜日

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

久しぶりに数ヶ月ぶりに訪問しました。今年は初めての訪問です。 前回もコースで頂きましたが、今回も時間があったので、コースでの利用です。引き続き、アラカルトの利用も可能です。 最近は夜のコースは2種類用意されていて、値段によって若干内容が異なり、品数が増える様です。 以前はメニューが予め作られて席に置かれていましたが、最近は敢えてやめているそう。 今までも、その日の朝にメニューを作られていた様ですが、仕込みや入る食材によって、直前で変えたいことも多いのが理由な様ですが、食べる側も次に何が出てくるのか楽しみに待てるし、驚きも増えると思うので良いと思います。 また、最近は以前よりも席数を絞っている様で、スタート時間やタイミングによってはかなりバタバタする事がありましたが、そういう事態は避けられている様です。メディアにも載ったり、認知度も上がり、客入りが安定してきたお陰かもしれません。 料理は相変わらず、旬のものを多く使いどれもクオリティが高い。落ち着いて調理できる事もあってか、魚料理などの火入れも良くなっていると感じられる。今回は魚介類だけでも、かなり多くの皿を出して頂いた。 ワインもいつもの感じで一皿ごとにグラスでペアリング。かなり頂いたが、飲んだ後も意外とスッキリした感じでした。 また、数ヶ月おきくらいには、引き続き伺って進化を見届けていきたいと思います。 生ハム スイス産 自家製フォカッチャ 小田原 鯵 サルサヴェルデ 菜の花 小田原 鰤 カルパッチョ 甘夏 ウイキョウ 紅芯大根 青森 桜鱒 新玉葱 ポワロネギ ブロッコリー ホワイトアスパラ 蛍烏賊 パンチェッタ ルッコラセルバチコ 赤メバル 平目 サフラン 春キャベツ ボタンエビ こしおりエビ 空豆 リゾット タリアテッレ ホロホロ鳥 新玉葱 岩手 短角牛 ジェラート 能登塩 ショコラッテ リコッタチーズ フルーツ 約1ヶ月を空けての訪問です。 いつもはアラカルトで伺う事が多いのですが、初めて夜のコースを頂きました。 品数はメニューに書かれているだけでも、いつも頂くよりもかなり多い。 量的に心配になるがポーション自体は少なめだという。 実際に頂いてみて、アラカルトやランチメニューとはまた異なるスタイルの料理もあり、自由に構成されながら、高級感も出されているという印象を持った。 早い時間から始めた場合、他にお客さんがあまりいない状態であれば、急げば2時間くらいで終了できるとの事だったが、お一人で営業されている事もあり、席が埋まるとやはり調理にも慌ただしさが出てきて、多少、時間がかかっている。ピークの時間帯に利用されるのであれば、気が長い方のみ訪れるのが良いと思う。 メディアへの露出も増え、外苑は紅葉の季節で客も増えて、客層も変化はあるだろうし、このスタイルを続けるなら席数は半分程度に抑えて、2回転されるなどの工夫は必要かもしれない。 今後もクオリティを維持しながら、頑張っていって欲しい。 パネッレ/モッツァレラ 小田原 鯵 飛魚/蓮根 毛蟹/青リンゴ 会津若松 桜肉/生アーモンド 佐渡 アオリイカ/舞茸とイカ墨 小田原 白鯛/バーニャカウダ 佐渡 キジハタ/駿河湾 桜海老 オレッキエッテ/北海道 白子 ブロッコリー タリアテッレ/国産牛テールとブリー、秋トリュフ 島豚KAZUGORO 〆のリゾット チョコラティッシマ/輪島天日塩 モンブラン caffe/イタリア郷土菓子 少し久しぶりに訪問です。 今回は週末のランチでの利用なので、久しぶりにコースで。ショートコースなので、品数的にはいつものアラカルトとほぼ変わりませんが。 最近は雑誌などでも紹介されていたり、認知も人気も上がっていて、この日のランチは珍しく落ち着いていましたが、夜は満席だった様。以前は夜のアラカルトは当日でも大丈夫でしたが、最近は予約して訪れるのが良さそうです。 この日も旬の素材や魚を贅沢に使って、素材を活かした料理が続きます。 今年は最近まで暑かった事もあり、若干、時季がズレていたりもしますが、秋らしい感じになってきている様です。 今回も何も言わなくても、いつも通りにペアリング的に一皿ごとにワインをグラスで出して頂きました。 旨みや酸を効かせた料理にワインを合わせると隠れていた風味や甘みも感じられるのが面白い。 肉はこの日はこちらではよく使われる、しっかりとした旨みや食感の脂が特徴的な島豚。脂身が苦手な方にもコラーゲンが豊富だし、是非食べてみて欲しい。 食後のモンブラン目の前でクリームを絞って仕上げており、ちょっとしたアシェットデセール的。仕込みは大変だが渋皮煮から作られているそう。 手打ちのパスタといい、色々と拘りの料理を一人で全て作られているのは外苑前や都内でもなかなか無いクオリティだと思う。 他にも新しいことも考えている様だし、また機会を見て訪れたい。 ギンガメアジ/マンダリン 鰹のカルパッチョ/大麦のサラダ 白鯛のフリット/焼きトロ茄子 スパゲティ/秋刀魚とプッタネスカ タリアテッレ/奥美濃古地鶏とジロール茸のラグー 島豚KAZUORO/ロースト フレッシュポルチーニのソテー(+ ¥1400) モンブラン caffe 今回も約2か月を空けての訪問でした。 17時からの早い時間帯の予約で、今回もこの後の予定があったので、コースではなくアラカルトでの利用です。 メニューは手書きからプリントしたものに変わっていました。 意外とひとつひとつのメニューが頭に入りづらいので、結局、前菜やパスタはオススメのものを出して頂いたので、おまかせコースのショートバージョンっぽい感じで仕上げて頂きました。一皿の量はコースよりも多いので、肉まで含めるとかなりお腹はいっぱいになりました。 食べ過ぎたので、次回はもう少し少なめにしたいと思います。 ワインは今回も料理に合わせて、おまかせだと出して頂きました。白やオレンジを中心に頂きましたが、夏の暑い時期には良いし、魚介類や野菜にもよく合います。 この日は大半の予約は19時以降だった様ですが、予約で満席。 オペレーションはお一人に戻っていましたが、早い時間帯は店舗よく、料理もワインも提供されました。 複数の料理を同時進行で作られていて、いつの間に?という感じで出来上がっているのはカウンター越しで見ていても圧巻。 ただ、コースで頼んだ方が、他の客とペースが合えば、スムーズに料理もワインも提供される気がします。 次回は涼しくなった頃にでも伺いたいと思います。 約2か月ぶりの訪問です。 今回もこの後の予定があったので、早めの17時に予約して伺いました。 この時間からちゃんとした食事が出来るのはありがたい。 まずお店に入って気がつくのは、スタッフが一名増えていました。これまではシェフ1人での対応だったので大変だったとは思います。特にアラカルトもあり、ワインなどのドリンクも多く出る夜の営業はタイミングがズレやすく大変だと想像できます。 この日もカウンターは席の準備が既に出来ていて、ほぼ満席の予約が入っていた様です。 ただ、そんな事も関係ないのが、早い時間帯のアラカルト。ほぼ貸切状態で、入店から約一時間半で、前菜二品、パスタ二品と肉料理。更に時間があったので、ジェラートとエスプレッソを頂きました。 個人的には最近は三時間くらいコースに時間が掛かるお店も多く特には気にならないのですが、どうしても時間に限りのある時は予めお店に相談するか、他の客と被らない早い時間帯の利用をオススメします。 また、この日は焼き上がったパンが店の奥で寝かされていて、その美しさに驚きました。この日はパンは頂きませんでしたが、いつも少しずつ出して頂いたり、ブルスケッタとして頂くパンの美味しさにも感動します。 余裕が出来たら、パンだけ売ったり、テイクアウトできる様にして欲しい。 また、この日の料理はどれも素材の良さを感じるものばかり。 路地ものの野菜はどれも味が濃くて、食感もしっかり。特にスナップエンドウは実がはち切れそうなくらいに詰まっていて、下手にナイフを入れると豆が飛び出してくる程。中の豆の大きさも驚きますが、鞘の食感、更にその甘さに驚きました。 烏賊や肉の火入れにも拘りを感じ、特に肉はグラデーションが上手く出来ていて、食感や味わいのコントラストや違いをより感じられました。 ワインはイタリア中心の自然派ワインをグラスで。いつも通り、料理の出るタイミングでシェフがオススメを自動的に出してくれます。この日のものは、どれもバランスが良く、料理の旨みや酸味とも合う感じで良かったです。 少しずつ、認知も人気も上がってきていて、予約がいっぱいの事も増えてきていますが、また、ゆっくり伺いたいと思います。 前回は週末のランチで伺いましたが、今回は平日の夜に訪問でした。平日は17時からのオープン。更にコースもありますが、アラカルトでも色々と頂けるという事で、クオリティの高い食事をかなりフレキシブルに頂けます。 (タイミングによっては満席の事も多い様なので、アラカルト利用でも予約はして訪れた方が良い様です。) また、肉やスープを除いて、ほぼ全てのメニューが一人前のハーフサイズにポーション調整可能なのも有り難い。 アラカルトメニューも豊富なので、メニューを見ながら迷います。まずは前菜っぽいものを幾つかオーダー。食べ終わる頃にお腹の状態を見ながらスープとパスタを追加オーダーしました。パスタは今回、手打ちのタリオリーニを80g頂きました。手打ちでも茹でるとやっぱり量は多くなるので、やっぱり一人前だと30〜50g程度が適量だと思います。 どの料理も春らしい素材が入ってきており、旬の味わいをしっかりと堪能しました。 更に自家製のパンやこだわりの食材もどれもひとつひとつが美味しいし、皿や料理の温度が適切で香りも風味も良い。 ワインは自然派ワインが中心。料理に合うものをグラスで提案して頂きましたが、ペアリングのセンスもなかなかです。 頻繁に訪れたくなるお店だと思います。 また機会を見て伺いたいと思います。 昨年の夏前くらいに外苑前にオープンされたばかりのイタリアン。まさに地下鉄の外苑前駅の出口から直ぐの古いビル内でアクセスも良いけれど、認知度も低く、まだまだ隠れ家という感じ。 通りから少し昇ったビルの一階にお店は位置しますが、裏側のちょっと判りづらい場所の一番奥でまさに隠れ家。 こちらのお店を知ったきっかけは覚えていませんが、オープン当初からInstagramは見ており、ずっと気になっていましたが、なかなか伺うタイミングはありませんでした。 今回は土曜日にランチ営業されているとの事で、予約して伺いました。 お店のサインを追って、ビルの階段を上がり、エントランスはスルーして、更に奥の裏側に周り、通路の奥へ。突き当たりのドアの小さなサインの入ったドアを開けて、店内へ。 カウンターがメインの小さな店内は清潔感もあるモダンでナチュラルな感じで雰囲気もいい。 どうやら店主一人で、調理からサービスまでこなしている様子。特に一斉スタートではなく、お客さんが来る時間もランチでもバラバラの様で、見ていると短時間で各皿を仕上げていく様子は圧巻。 更にそのクオリティも素材選びもかなり本格的で素晴らしいとしか言えない。 一品目は自家製の酸味のあるパンを使ったブルスケッタ。トマトの甘みも印象的で素朴ながら美味しい。モッツアレラを使っているのも面白い。 ブルスケッタを頂いて美味しいと思った経験は落合シェフのグラナータ時代に頂いたものに遡るが、後で知ったが、どうやらこちらの天野シェフは落合シェフのラ・ベットラで長く活躍された方との事。 道理で、どの料理もどこか懐かしさも感じられるのは納得出来る。 ランチのコースでもどの料理もワインと合わせて頂く事を考えているのが良くわかる素材の組み合わせや味付けと仕上がり。クラッシックな様で海外のワインバーっぽさもあり、バランスもポーションも適切な感じ。 ワインはイタリアのクリーンナチュラルなワインを中心に置かれている。厳密にペアリングは提供されていないが、グラスで合わせてもらって出して頂いたが、どのペアリングもなかなかのクオリティ。料理も元々クオリティは高いが、ワインと合わせて、初めて本当に完成すると言っても良いくらい。 この日のランチでもほとんどの客がワインを飲まず、水などで済ませているのは、非常に残念。本来の味わいを楽しめていないし、正しい評価もできていないだろう。 パスタへのこだわりも凄くて、ランチで有れば、1人で仕込みを全てする事もあり大変なので、乾麺を使うお店も多い中で、麺棒でかなり薄くて、食感もいいタリアテッレを仕上げているのは脱帽するしかない。この硬さを仕上げるのはパスタマシンでも大変だろうに、麺棒で全て手打ちで作るのは、力もいるし、相当な労力だろう。 平日の夜はコースのみでは無く、アラカルトも提供されているとの事。17時からと早い時間から営業されている様なので、使い勝手も良く、ちょっと一杯という様な使い方も出来そう。 定期的に通いたいお店がまた増えました。

2024/03訪問

7回

MASIA

銀座一丁目、有楽町、銀座/スペイン料理

3.67

61

¥10,000~¥14,999

¥6,000~¥7,999

定休日
火曜日、水曜日

昼の点数:4.0

少し久しぶりに訪問しました。 こちらのお店が入る銀座ベルビア館自体、オープン当初に比べて、高級感のある専門店が無くなり、ニトリやロフトが入ったこともあってか、客層はかなりカジュアルになっていて難しさを感じます。 ただMASIA自体は、もうすぐ正式オープンから一年を迎えられますが、今回のミシュランガイドに掲載されたり、テレビなどのメディアでも紹介されたりと、徐々に認知も人気も上がってきている様です。 今回はランチでの利用でしたが、予約、ウォークイン含めて、タイミング次第では、ほぼ満席に近い状態にもなっていましたし、クリスマスメニュー開始直前という事もあってか、スタッフも以前より多くなっていました。 シェフも全体を見ながら、若いスタッフにも指示をだしており、メニュー内容の異なる席に的確なタイミングで料理を仕上げて提供されていました。 料理はランチでもカジュアルなショートコースに加えて、ディナーでも提供されているコースも選べます。比較的、リーズナブルな内容ですし、出来ればスペインらしい米料理も頂けるディナーコースを是非、試してみて欲しい。 見た目にも以前と変わらない料理もいくつかありますが、素材の産地や仕立て、ソースなど以前とは変更されていたりとブラッシュアップも見られて、全体的な印象も以前よりも良くなっていると思います。特に米料理も美味しかったし、メニューとは異なりましたが、メインで頂いたイベリコ豚が火入れも食感も凄く良く、ソースもバランスが良い味わいで肉の旨みを引き立てており、黙って食べたら豚だとは思えない味わいで驚きました。同じグループのジェロームが手掛けるお店の料理とも被る部分はありますが、ソースはこちらの方が好みでした。 ワインもペアリングでお願いしましたが、以前よりもバリエーション豊かでカタルーニャ周辺の面白いものを提供している印象。自然派をもっと増やしても良いけれど、一般向けには良いバランスだと思います。 今度は別の季節に伺ってみたいと思います。 約1ヶ月半を空けての訪問。 今回は予め予約してのランチタイムでの訪問です。前回はショートコースでしたが、今回は一つ上のコースでランチでも品数が多く、ディナーの下のコースと同等です。 メニュー上には前菜としか書かれていませんが、これが何品も出て充実。スペイン料理らしい小皿ですが、ここだけでも飲みながらだと満足しそうな感じ。一番上のコースだと更に増える様です。 一部の料理は前回と被りますが定点観測的には以前よりもクオリティが上がっている感じで、満足度が高いです。 料理全体的にうまくクラッシックとモダンの要素が入っており、バランス的にも良い。個人的にはフィデウワが苦手なので、今回はごはんものでオジャの様な感じだったのも嬉しいところ。雲丹が無くても充分に美味しいのですが、雲丹も一緒に頂くと甘みが加わり、更にこれをシェリーが際立たせてくれる。 最後のお茶菓子はチョコレートケーキにフレッシュでスパイシーなオリーブオイルをかけて頂くのはかなり新鮮。このオリーブオイルが量の制限がある様で、かなり貴重で高価なものの様。 ワインはペアリングで頂きましたが一部の料理は同じものを続けて飲む感じで全5種類。前回と同様にシェリーも含まれます。 正直、ランチだとここまでの内容は要らないかと感じ、下のコースでも充分に満足感を得られると思います。 1ヶ月ごとにコースの内容は変えるそうですが、食べたいもののリクエストがあったり、頻繁に通う方には前もって連絡すればシェフが内容を調整してくれるそうです。 まだ平日ランチだと予約の方も余裕がある様ですし、またタイミングをみて伺いたいと思います。 Tapas de Bienvenida 前菜 Caballa, ajoblanco, tomate y caqui サバトマト 柿 アホ・ブランコ (アーモンド・ガスパチョ) Lechuga a la brasa, pil pil iberico anchoa cantabrico 炭火焼レタス イベリコラードとアンチョビ カンタブリア風ピルピルソース Suquet de rape, gambas, almejas y azatran アンコウ 海老 アサリのサフラン・ソース Arroz Bomba, cangrejo, panceta, erizo de mar ボンバ・ライス 蟹 雲丹 豚バラ肉パンチェッタ Fricando de ternera, setas, migas y trinxat 和牛のグリル キノコのフリカンド・ソース ミガス トリンチャ Crema Catalana クレマ・カタラーナ Flao con helado de frambuesa y vermouth カタルーニャ・チーズケーキ 木苺とベルモットのアイスクリーム Mignardise 小菓子 銀座に新しく出来たスペイン料理のお店。 場所は有楽町からも程近い裏通りの銀座ベルビア館8階。隣は人気のアロッサさん。 表には目立つオープンのサインは出ていませんが、ランチから通常営業はされている様です。コースのみですが良いですか?との事でしたが、逆にありがたい。まだ認知されていないので店内は落ち着いた感じ。 プレオープン中という事なのかとお店の方に聞きましたが、一応、正式オープンしていますとの事で、案内は出さずに暫くはスローな感じでやっているとの事。 カタルーニャ料理に特化した料理とのことで、モダンな雰囲気を出されています。元々はシェフはスペインをはじめ海外で活躍、その後、大阪のHAJIMEでの経験を経て、梅田にmaspiを開店。そちらを今年閉じて、銀座にMASIAとしてオープンされました。 以前から関西ではモダンスペイン料理のお店が増えていましたが、ようやく東京周辺でもクラシックなスペイン料理ではなく、モダンなお店が近年増えてきましたね。 ランチコースはショートコースは5000円でリーズナブルですが、エッセンスを十分、堪能できる感じ。メインは肉か魚を選べますが、この日はイベリコ豚を使ったミートボール。その直前にはイカ墨を使った焼きそばの様なフィデウアも頂けます。他のお店では途中で飽きちゃうので、フィデウアは避けていましたが、こちらの様に魚介の旨みがしっかりと入っている感じなのは、ボリューム的にも丁度良く、美味しく頂きました。 またペアリングの様にドリンクは合わせて頂きましたが、基本、ワインは全てスペインのものを出しているとの事。ワインでは生臭さが出て難しいであろう魚介系の料理もいくつかありましたが、シェリーを合わされていたりと工夫が見られます。これがベネンシアを使ってはいないとの事でしたが、滑らかで美味しかったです。他にも鯖に合わせてアルバリーニョを使うなど、ペアリングは論理的でセンスも良い。 店内の造りもモダンだけれど、少し懐かしさもあるナチュラルな感じ。 唯一気になったのはテーブルの照明が赤く、肉眼でも、写真を撮ってもオレンジ色っぽい色合いになってしまう事。 この辺は、モダンなスタイルを続けるなら、少し修正した方がいいと感じました。 本格的な営業は年明け以降の様ですが、既にスタッフも慣れた感じで雰囲気も良い。 メニューは直ぐには変わらないと思いますが、度々、訪れる様であれば、シェフが調整して違う感じでメニューを組み立ててくれるとの事。 都内に出る際にはまた訪れてみたいと思います。

2023/12訪問

3回

MAZ

MAZ

永田町、赤坂見附、麹町/イノベーティブ、フレンチ、スペイン料理

3.83

125

¥40,000~¥49,999

-

定休日
火曜日

夜の点数:4.0

世界的にも評価され、The World’s 50 Best Restaurants 2022では世界第2位に選ばれたペルー、リマのCentralがプロデュースするこちらのお店。 運営はSant PauやCook Japan Project、最近はJeromeのTinc Ganaなどでも海外からシェフを誘致する有名な会社。 赤坂見附からもすぐの東京ガーデンテラス紀尾井町内、永田町側から入るとすぐ目の前の壁に目立たない様にMAZの文字が。知らないと見落としてしまいます。。 入るにはパスコードを入れないといけないのですが、余程入り方がわからない方が多かったのか、予約のある時間帯にはお店の方が外で待たれていて案内して頂けます。本来のコンセプト的には徹底して客自らパスコードを入れて入る方が食事前の期待度は上がるかなと感じます。 一歩、中に入ると薄暗い別空間。。 まずはペルー固有の食材が並ぶカウンターがあり、簡単な説明などを受けた後にテーブル席へ。 シェフは海外出身の方なので、挨拶だけは日本語でされますが、英語がわかる様であれば、シェフとの以降の説明は全て英語に。最初にサービスの方からも英語に関しては確認がありますが、ソムリエも海外出身らしき方がいて、ワインの説明も結局全て英語でして頂き、本当に海外のレストランに来た様な雰囲気です。 料理はペルー料理のエッセンスは入っていると思いますが、見た目はモダンでイノベーティブなものが続き、かなり斬新です。 素材も料理も一般的な日本人からは見慣れないものばかりなので、あまり海外のレストランを訪れた事の無い方には理解ができない、評価できないという状況に落ちいるのは想定内なのかもしれません。 その為か料理を素材などのイメージからくるペルーの標高や風景に例え、一皿ごとにそのイメージをカードとして表現、テーブルに置かれていくのも面白いと思われます。 かなりディナーでもテンポ良く料理が運ばれてきて、かなりお腹は途中でいっぱいなります。料理の提供は1時間半程度、お茶を飲み終わると2時間という感じです。 このテンポはもう少しゆっくりな方が料理もワインも余韻を楽しめるかなと感じました。 またワインペアリングを提供されていますが、こちらの料理はワインペアリングあってこそ完成されると思えるほど、酸味や甘さの引き立ち方が口内調理をした際に大きく変わります。ペアリング無しでこちらのコースを頂いている方々は大きな損をしているし、こちらのお店の価値を正しく評価できていないと思います。 どうしても見た目先行になってしまいがちですが、料理はどれも上手く素材の味わいや食感のコントラストを出す組み合わせとなっているのも面白いし、よく考えられている。 ペアリングのワインも南米を中心に上手く選んでいると感じた。 高級ワインや高級素材を求める方々には向かないと思うが、面白さや新しい体験を重んじる方や海外経験が多い方には一度は訪れる事をオススメしたい。 値段的には国内ではかなり高いと思うが、同じクオリティのお店を海外でやると多分、1.5〜2倍以上の価格帯になると思われ、日本でリーズナブルにこの体験を出来るのは、逆に素晴らしい事なのかもしれない。 スタッフは若い方が多く、この辺は若干の危うさも感じたので、今後、こなれて落ち着いてくると、もう少しお店の雰囲気と合ってくるかなと感じた。

2022/10訪問

1回

ラルジャン

フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店

移転ラルジャン

銀座、東銀座、銀座一丁目/フレンチ、ワインバー

3.89

188

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-

昼の点数:4.0

銀座四丁目交差点のGINZA PLACE、まさに銀座の一等地、都内でも最高の場所に約2年前のコロナ禍の中オープンされたL’ARGENT。 以前のsublime時代にもミシュランで星を取られていた加藤シェフがエグゼクティブシェフを務めるこちらのお店。こちらでも早速、星を取られており、評価が上がっています。 以前からずっと伺いたかったのですが、なかなか機会が無く、今回は時間が出来たのでランチでの訪問。 フロアスペースはもう少し広いかと想像していましたが、テーブルの間隔はそれなりにあるものの、満席のせいもあると思いますが、若干、息苦しさを感じます。 それでもバーやテラスを含め、かなり贅沢なスペースの造りをしていると思います。 料理はどれも北欧のニュアンスや以前のお店の雰囲気も残しながら、レベルが上がっている様に感じます。ランチのショートコースにも関わらず、加藤シェフの料理のエッセンスを存分に味わえる内容。 発酵マッシュルームのスープもかなり久しぶりに頂きましたが、以前よりも濃厚な味わいになっていると感じました。フレッシュマッシュルームの香りもよく、良い素材を使っているのも判ります。 どの皿も素晴らしいのですが、鹿肉が切った瞬間にワイルドな香りが一気に上がってくるのですが、口に入れるとクセが無く旨みが広がる感じは流石。酸味とのバランスも良く、ワインとのペアリングも素晴らしく、進化を感じられました。  ペアリングはクラシックなフランスワイン。熟成した貴重なワインも惜しまず提供されているのは素晴らしいですが、銀座という立地の客層向けには合っているのでしょうが、もう少し幅広いワインも扱うと北欧っぽいニュアンスや素材を活かしたモダンなスタイルにもより合うし、世界観が拡がると感じました。 若干、気になるのはスペースや席数の割にはスタッフ多めですが、サービス面で危うさを感じる部分があり、もう少し自信を持って、客が望むであろうものをより丁寧に提供してほしいと思いました。 次はディナーででもゆっくり訪れたいと思います。

2022/10訪問

1回

Tinc gana

市ケ谷、麹町、四ツ谷/スペイン料理、バル

3.78

136

¥15,000~¥19,999

-

定休日
火曜日

昼の点数:4.0

スペイン及び東京のSant Pau、その後のCook Japan Projectを支えて、最近は広尾のEat Play Works内のGraciaを休みなく営業されてきたJérôme Quilbeufシェフ。 今回、市ヶ谷駅前に新たにTinc ganaをオープン。早速、話題になってる様で、周囲でも行ってみたいという話もチラホラ。 今回は予約してランチでの訪問。 飲食店が多く入る商業ビルのGEMSの一階ですが、うまく環境を活かしてテラス席も設けられており雰囲気も良い。 店内はカウンターメインでテーブル席が奥にある感じ。 この日は数組が利用。外国人の利用も多い様子。 席に着くとシェフが片言の英語混じりの日本語でメニューの説明を始めますが、すぐに英語だけの会話に。笑 ドリンクメニュー、ワインリストを渡されてどうするか聞かれますが、ペアリングもあるとの事。料理9皿ということで、ペアリング9種がオススメとの事。ノンアルコールのペアリングもあるので、ミックスで出来るか聞くとOKとの事で、ミックスでお願いしました。ワインもスペインの物だけでなく、フランスのものもミックス。シェフがフランス人だからとか。 料理の詳細は省きますが、Sant PauやGraciaのエッセンスも感じるモダンスパニッシュ。どの料理も素材の使い方に工夫がみられて、ワインとのペアリングもなかなか。ワインもシェフが選んでいる様子。 サービススタッフは日本人なので、日本語でも色々と説明を受けながらコースは進みます。 最終的にお茶菓子まで含めて14皿、ドリンクも10杯と満足度も高い。最後のお茶は別料金の様だが、食後酒で〆たり、他のお店にハシゴする方達への配慮なのだろう。 皿数が多いのは、シェフがスペイン料理を、パエリアとかアヒージョとかだけでなく、もっと日本人に知って欲しいからだとか。 モダンスパニッシュは都内、関東にはまだまだ少なく、貴重なお店。また、時間を置いて伺いたいと思いました。

2022/10訪問

1回

cocon

中目黒、代官山、祐天寺/フレンチ、ヨーロッパ料理、イノベーティブ

3.59

46

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
水曜日

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

今回は久しぶりに夜の訪問でした。 いつもの感じでおまかせコースとワイン中心のペアリングで頂きます。 ペアリングは予め伝えておけばノンアルコールのペアリングも可能。準備も大変なので、ある程度余裕をもって数日以上前にお願いした方が良いと思います。 この日は珍しくカウンターに数組のお一人様が並びます。また、皆さん、飲食店関係の方だった様で、知り合いも多いと思いますが、業界内でも注目されている様です。 ケータリングや出張料理の依頼も多い様中で、これだけの品数を毎日用意されているのは凄いし、値段的にもかなり破格だと思います。最近はハーフで品数の少ないコースも用意されているので、あまり量が頂けないという方には、それでも十分にエッセンスは感じられるのでありかもしれません。 今回は比較的、いつもより味がしっかり目に感じられたり、以前に見た様な料理っぽいものも含まれましたが、また違う季節に伺いたいと思います。 こちらもコースの内容や価格の変更も検討されている様です。 久しぶりの訪問です。 最近は出張イベントや企画などでも忙しそうなcoconさん。メディアなどにも取り上げられる機会も増えており、新しい客層も拡がっている様です。 今回はほぼ半年振りの訪問。 やっぱりお一人で全てやられているので、なかなか大変そう。新しいメニューの開発なども時間は無いだろうにしっかりと品数も、使う素材も含めてちゃんと組み立てている感じ。それなりに新しい試みなどもあるし、目の前で仕上げていく姿を見ているとよく素材や工程を忘れないものだと感心します。 季節の変わり目という事もあってか、そこまで季節感は有りませんが、見た目や使っている素材よりも、その味わいに相変わらず驚かされます。 毎回、違う料理が頂けるなら、もっと頻繁に訪れても毎回満足させてくれそうです。 ドリンクは今回もペアリングで。最初の一杯だけは自家製のノンアルコール。柚子の香りとヴィネガーの風味もバランス良く効いている。 あとはワイン、日本酒、ビールなどバラエティ豊かな感じ。クリーンナチュラル中心ですが、ほぼ途中から2種類ずつの気前の良さ。それでもペアリングはちゃんと計算されているのは凄い。料理も若干おまけが加わり、ドリンクも料理もかなり頂きました。 なかなか客層的には中目黒という場所柄も含めて、まだまだ恵まれていない感じもあり、質を高めていくのは大変そうだと感じます。モダンなスタイルを維持していく為にも、良い客層にフォーカスしていく為にも、若干値段を上げるか、ペアリングは込みの設定にしていく方が良い様な気がします。とりあえず、今年は最低でも季節ごとには伺いたいなと思いました。 先日、1周年を迎えられたcoconさん。 メニューも変わった事もあり、時間ができたので、お祝いを兼ねて、2週間ぶりに伺いました。 一皿目は「いつもの」というカンガルーから。今回の部位はサーロイン。前回のヒレよりも脂が多く、食感的にも歯応えがある。 現地で頂いた記憶ではもっとしっかりとした食感だったが、その片鱗はタルタルにしても感じられる。 ペアリングは前もってノンアルコールも織り混ぜた感じでお願いしたが、最終的にフルのアルコールペアリングに追加でノンアルコールのドリンクも頂く感じに。笑 トータルでかなり贅沢な構成になりました。 オーストラリアではかなり有名なお店の出身のシェフなので、素材の使い方もペアリングも日本の他のお店では感じられない面白さがある。 来週はまだ席も空いている様なので、是非、伺ってみてほしい。 もう直ぐ、オープン1周年を迎えられるこちらのお店に約3カ月ぶりに訪問。 ランチでディナーコースとペアリングを堪能しました。 コースは以前よりも品数を絞っている様ですが、それでもオマケを加えても充分すぎる。 ペアリングも一皿に2種類だったり、一杯の量は少なくてもかなり楽しめると思います。飲める方にはほぼフリーフローで飲み放題状態なのだそうです。 料理は定番のカンガルーから。 初夏ながら既に夏らしいメニューが続きますが、このメニューもあと1週間くらいで変わるそうです。 またノンアルコールペアリングも前もって伝えれば、少し高くつくけれど準備してくださるそう。フルじゃなくてもミックスペアリングとかで次回は楽しんでも面白そうと思いました。 中目黒の駅からも直ぐの場所に昨年夏にオープンされたcoconさん。 土日月曜日にランチ営業されており、昼間からワインペアリングとおまかせコースを堪能してきました。 駅からもかなり近いですが、桜目当ての大衆とは逆方向に改札を抜けて裏道を入ったビルの4階で、下の階には人気店が入るものの、こちらはかなりの隠れ家的なお店。 日本で生のカンガルー肉を頂けるという事で以前から気になっていましたが、ようやく訪問。 オーストラリアに今はなかなか行けない中で、現地でも珍しいカンガルーの生肉やモダンオーストラリア料理の要素が入ったコースを頂け、更に世界各地の自然派ワインを頂けるというのも、この半年で伺ったお店の中でも更にツボ。 なかなかセンスの良さをお店に入った直後から感じますし、料理やワインのセレクションや流れも良い感じだと思っていましたが、シドニーでも有名なQuayのグループ、その最高級店のひとつであるオペラハウス内のBennelongのオープニングスタッフとして一年居られたとの事。 なかなか敷居も高く、予約も取りづらいお店ですが、そのエッセンスを日本でも堪能できるのは素晴らしい。Quayに実際に伺った際も料理やペアリングの質には驚かされましたが、どことなくオーストラリアらしいセンスの良さを盛り付けや、素材の組み合わせからも感じられました。 ひとりで調理しながら、ワインの提供まで全てこなされている感じもスムーズで、幅広のカウンター越しでの対応も非常に心地良い。 窓越しに日差しも入り明るい店内で料理もワインも映える感じも良く、ランチで伺う利点の一つだと感じます。 メニュー自体は季節に二度変えたいとの事で、旬の素材をうまく使い熟されている感じ。 それに合わせるワインはオーストラリアに特に拘っている感じはなく、この日は一種類のみ、ニューワールドや日本酒も含め、多様なものを使われていますが、どれも料理とワインを上手く引き立てあっていて、ロジカル且つセンスの良さも感じられるペアリング。 一人で訪問される方も多い様だし、また落ち着いた頃にゆっくりと定期的に伺いたい。

2023/05訪問

5回

焼鳥 篠原

焼き鳥 EAST 百名店 2023 選出店

食べログ 焼き鳥 EAST 百名店 2023 選出店

焼鳥 篠原

乃木坂、六本木/焼き鳥、鳥料理

3.80

318

¥15,000~¥19,999

-

定休日
-

夜の点数:4.0

昨年オープンの西麻布の焼き鳥店。 色々と気になっていましたが、ようやく訪問。 カウンターに10席+個室で2回転。席は比較的余裕のある造りなので、ゆったり。場所的な事や高価なコースということもあり、ほぼ満席ですが、予約は直前でも取りやすい様です。 こちらは東京の焼鳥店では唯一の高坂鶏を専門に扱うお店。横浜では1000が唯一で、そちらで充分に経験してきたつもりでしたが、今回、こちらで頂いて、そのポテンシャルに改めて驚かされました。 今回は早い時間帯に訪問。1日で4羽の鶏を使うそうですが、若干、2回転目はコース内容は変えているそうです。 20種類以上の品数が出るので、かなりの満足感はありますが、次回は遅い時間にも伺ってみたい。 一斉スタートなので、お客さんが揃うまで、生ビールと焼きの前の料理を少しずつ頂きます。 店に入った時から、カウンターの目の前で用意をされていた鳥刺しから本格的にコースがスタート。このタイミングでペアリングをお願いし、まずは純米吟醸の原酒から。甘み、酸味のバランスも良く、味わい、食感もしっかりとした刺身を引き立てます。生でも頂ける高坂鶏ですが、これはなかなか最初から素晴らしいと思える味わい。 直後に串が提供されますが、しっかりと皮目は焼かれていて、身にもそれなりに火が入っていますが、ジューシー。鳥刺しとも、1000で頂いていた感じとも、また異なる新たな高坂鶏のポテンシャルを感じさせる味わいは序盤でかなり驚かされました。 梶谷農園さんの見た目にも美しいハーブサラダはある意味、西麻布らしさもあるのだと思いますが、素材や味わいへの拘りも感じさせるもの。 野菜の串も、焼き加減も絶妙で上手く味わいを引き出しており、外れが全く無い。 エノキも軸の部分だけ使っているのも、ある意味贅沢で、見た目はホタテの様。笑 ペアリングはワインに切り替わっても、産地や銘柄的にもセレクションが上手く、西麻布の客層にも合っていると思われる。 比較的若いものながら、RADIKONをRADIKONグラスで提供するあたりも、流行りの自然派ワイン、オレンジワインをうまく抑えており、蘊蓄を語る声がカウンターの端からも聞こえてくる。笑 コースも中盤。 少しは中だるみというか、だれて来そうなものだが、テンポよく料理が提供される為か、流れも良いせいか、ワインも進むし、串が提供されるごとに驚きもあり、一気に終盤へ。 ちょうちんは3つもぶら下がっているのは、初めて見るし、贅沢なもの。 つくねは加減が難しいと思うが、外側はしっかりと炙られているが、中はかなりのレアで、ジューシー。これは生でも頂ける高坂鶏ならではで、新食感で面白い。 この時にこの焼き台の上から煙を吸う仕組みを覗かせて頂いたが、かなり勢いよく煙を吸っていて、炭の香りが鶏には付くのに周りは煙く無いというのも面白いと思った。 本来ならここで〆となるのだけれど、追加でオススメの串を3本頂いた。 完全におまかせしたが、かなり貴重な食道も頂けた。一本で4羽分との事だったので、一日に一本しか出せないのだろう。この食感も、周りの脂の残し具合も絶妙で素晴らしかった。 〆の炊き込みご飯には旬の空豆。さらに自家製の唐墨。これも日本料理店レベルのクオリティで美味しく頂きました。 更に麺もスープもシンプルながら、鶏の旨みがよく出たラーメンも絶品。醤油も酸味が出過ぎておらず、鶏の脂とバランスも良い。どうしても白湯のスープを出しがちな焼き鳥店とは別格の丁寧に仕込まれた感じは好感が持てる。 最後に名刺を頂いたが、Adoreという変わった名前も店主の本名らしい。なかなか粋な感じである。笑 焼鳥店としてはなかなか高価ではあるが、一流の料理店のクオリティに達していると考えると西麻布ならばリーズナブルとも感じる。 また機会を見て訪れてみたい。

2022/03訪問

1回

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