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夜の点数:4.4
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 -
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| 酒・ドリンク- ]
工藤純也さん
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2020/06/08 更新
こちらのお店、今回の北海道旅行の目玉でした。こちらのお店の予約がとれなかったらきっと北海道には行かなかったと思います。
少しトラブルがありましたが襟裳岬から18時の予約時間に伺いました。
昨年末にテレビで拝見させて頂いた時からの念願の訪問。
店に入るとテレビで拝見したまんまの若き大将が素敵な笑顔で迎えてくれました。
18時きっかりにスタートです。
先ずはつまみから
鯛***常温で寝かした鯛は甘味が抜群です。淡路で頂いた鯛のように甘味が広がります。あちらは甘味に歯ごたえがありました。
鮑***山口産の鮑はワカメを食べているらしくそう聞くとワカメの風味に感じてくる自分のバカ舌です(笑)火のいれ方が抜群ですね。
鰹***和歌山のケンケン鰹に海苔醤油。歯応えを楽しんでくださいとのことでしたがもう少し厚みが欲しかった感もありましたね。皮を炙ってあるので香ばしくて皮目が美味。
とり貝***潮の香りが口の中で広がります。貝のみの味で味付けしてるそうです。肝も美味。
鮟肝***普通に美味しいです。
続いて握り
春子、サヨリ、金目、鮪(和歌山)、中トロ、雲丹 、鯵(出水)、ホタテ、毛蟹(味噌うに乗せ)、穴子(対馬)、玉子、干瓢巻き、お代わりでサヨリ。
何品か忘れた物もあるかもしれませんが、どれもこだわりのネタです。
印象に残ったのはサヨリ。一度水分を抜いて上手に戻してあげることにより旨味をだすそうです。
教科書とは真逆の仕事をした肉厚のサヨリは深みのある味わいになっていました。
雲丹も濃厚な馬糞は海苔にも負けない甘味があります。今の時期の春うにですね。
ホタテも炙ってほぐして握られたりして食感で揺さぶってきます。
また一品一品説明して出して頂けるのでそれも良い味付けですね。
今回の鮪は春らしいさっぱりした鮪でしたが、鮪は定置網しか使わないそうですね。一本釣りとは身の痛み方が違うそうです。自分の知識とは逆でしたので良い勉強になりました。
つまみ、握りともレベルの高いお店ですね。
大将の工藤さんもこちらが話かけると色々と教えてくれて楽しい食事の時間になりました。
また違う時期、特に冬に行くともう少し評価が高くなりそうな気もします。勉強熱心でソムリエの資格も持ってるようですよ。
しかし、この若き大将の感性は一見の価値ありですね。
金沢のめくみの大将とも親交があるのはわかりますね。でも似て非なるものだとは思いますけど。
まだ若い大将の今後が楽しみです。