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カレーうどん¥700 + とり天3個¥200
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カレーうどん¥700 + とり天3個¥200
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鶏卵きつねうどん¥780
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鶏卵きつねうどん¥780
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日替り定食 チキン南蛮&小うどん&ごはん ¥750
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冷かけ
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冷かけ
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小海老と貝柱のかきあげうどん ¥850
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小海老と貝柱のかきあげうどん ¥850
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夏野菜カレーつけ麺 2014年8月下旬発売予定
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涼なすと揚げもちのおろしぶっかけ ¥850
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お昼の日替わり 肉つけ麺 ¥750
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鶏天冷かけ ¥850
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お昼の日替わり ミニ親子丼 生醬油うどん ¥750
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とり天ぶっかけ ¥800
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おろし生醬油 ¥650
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ちく天ぶっかけ
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ミニカツ丼セット ¥850
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カレーうどん&いなり ¥800
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2015/03
カレーうどん連食編 その4
カレーうどん¥700 + とり天3個¥200
「いらっしゃいませ!」
店に入ると覚えのある声と、明るい笑顔に迎えられた。
「やぁ、お久しぶり!」
おかみさんだ。
出産と育児のため、半年前からお店には顔を出していなかった。
「もう復帰ですか?」
「いえ、今日だけなんです。」
おかみさんは少し苦笑いをした。
子育てをしながら、主人の営むお店を手伝うということは並大抵ではないだろう。今日はアルバイトさんが1人欠けたのかもしれない。
うどん屋さんに行くと、結構な頻度でアルバイト募集の貼り紙を見かける。うどん屋さんのお昼の部は11時から14時位まで、3時間程度の勤務時間なので人手が集まらないというのも、商売上頭の痛いところだ。「麦笑」のように20席あるお店はうどんを作る店主の他に天ぷらを揚げる係と、あとホールに2人は配置しないとお昼の混雑時は回せない。人材確保もうどん店経営の核となるところだ。
「麦笑」のカレーうどんは¥700と、他店のカレーうどんと比べるとリーズナブルだ。そしてスパイシーで芳醇な味がする。辛さは辛口寄りの中辛なので、女性にも人気がある。男性が旨いと言うカレーと、女性が美味しいと言うカレーの最大公約数を味に表現した優れものだ。恐らくおかみさんの意見も反映されているのだろう。
もう一つ、「麦笑」のカレーうどんの旨さの秘密は麺にある。ここの太固麺は、相当熱いカレー出汁に浸される麺としては最適なのである。食べ始めから終わりまで、しっかりとコシを保っていてくれる。これが細モチ麺だと箸で持ち上げると切れてしまう悲しい結果となる。(水配合とねかし方にも関係するが)
更に「麦笑」には多くのトッピングや調理があるから、様々なカレーうどんが愉しめる。昼間の混雑時は無理だろうが、夜なら「カツカレーにして欲しい。」、「カレーつけ麺にして欲しい。」など、多様なニーズに店主の石田さんなら応えてくれるだろう。これが店主と客が隔たりなく交流できるお店ならではのアドバンテージだと思う。僕は昨年食べた「カレーつけ麺」と季節限定の「たっぷりきのこのカレーうどん」の味が忘れられない。
そんな「麦笑」のカレーうどんは他店とは一線を画す、勿論家でも作ることの出来ない美味しいカレーうどんだ。
ごちそうさん‼️
2014/12/09
鶏卵きつねうどん¥780
今、温かいうどんの旨さを探求している。
うどん屋さんに行くと、いつも冷たい鶏天ぶっかけを注文するのが僕の習慣になっていた。噛むと歯を押し返してくるようなコシのある冷たいうどんも良いが、冬季は出汁の旨みを味わいながら温かいうどんで身体を温めるのもよいだろう。そのリクエストに応えてくれるのが「麦笑」の季節限定メニュー「鶏卵きつねうどん」だ。
テーブルに届いたそれを見て、
「美味しそう❗️」
と、誰もが声を上げるだろう。
僕たちは味覚より視覚の方が、断然脳を刺激するようになっている。「色を食べる」と言われるように、美味しそうと脳が思うのは、見た目にそれが食欲をそそる色をしているからだ。
揚げのきつね色、玉子と生姜の黄色、ネギの緑、カマボコのピンク、これらは全て大いに食欲をそそる色なのだ。さらにうどんの白色は日本人特有の無くてはならない色である。そしてそれらの色が美しく配されていたなら、脳は「美味しいぞ!美味しいぞ!」のシグナルを連発し、実際に食べた時の美味しさを倍増させるのだ。
「すごく美味しい‼️」
つゆはあんかけになっている。その熱いつゆはまろやかな舌ざわり、鰹と昆布の風味が凝縮されている。
「大将、このあんかけのつゆって、いつものダシ?」
いつものと違う感じがしたので聞いみた。
「いつものでっせ。美味しいでしょ。」
大将がドヤ顔で答える。
あんかけにすることで出汁に深みが出ている。それはあんかけにした分、つゆがゆっくりと舌の上を滑るからかも知れない。
うどんは言うまでもなく、この鶏卵の溶け込んだあんかけ出汁ときつねは、この冬食べなきゃ損をする絶品だと思う。
身体だけでなく、心まであったまる。
ごちそうさん。
2014/11/26
関西うどん名店ラリー2014 (16/16)
日替りランチ チキン南蛮+小うどん¥750
祝達成‼️関西うどん名店ラリー2014
「関西にはこれだけ沢山の美味しいうどん屋さんがあったんだ。」
そんな発見と驚きの2ヶ月間だった。
同時に情熱を傾け、美味しいうどん作りに挑戦する個性豊かな店主たちに出会うことができた。その店主が一番に追求するものは、客の「ごちそうさん!」と発するひと声と笑顔であることを知った。名店とは店主がそれを強く求めている店のことを言うのだろう。心を込めての「ごちそうさま」とともに、関係者の皆さまに感謝したい。
僕のラリーゴール店は、Home 店でもある「麦笑」で。
今日の日替わりランチはチキン南蛮に温かい小うどんが付くが、僕はこれまで麦笑の温かい出汁うどんを食べたことがない。いや麦笑だけではなく、どのお店に行ってもどんなに寒い日であっても、僕は基本冷たいうどんだ。なぜならコシのある茹でたてのうどんを冷水で締めてこそ、讃岐うどん本来の旨みが凝縮されるのであると信じていた。
ところがここ5〜7年、大阪のうどんは新生讃岐うどん店の躍進により、驚くほど美味しくなっている。どこでも美味しく食べられるうどんそのもので競う時代は峠を迎え、出汁の旨さ、トッピングの旨さ、創作的な調理に重きを置くフェーズに入ったと考えられる。
という訳で僕は過去の信念を捨て、これから暫く温かいうどんに挑戦してみようと思う。味の濃いつゆのぶっかけやざるうどんより、温かいかけうどんの方が微妙な出汁の旨みが分かりやすい。元来うどんは温かくして食べるから「饂飩」なのである。
うどんのつゆは鰹と昆布の出汁が程よい加減で効いている。尖りがなく柔らかな出汁なので、毎日食べても飽きがこないだろう。そして麦笑のうどんは元々剛麺に近く、しっかりしているので多少の湯浸かりにはビクともしない。
美味しい「饂飩」だ。
今日の主役、チキン南蛮は夜の単品メニューにもあり人気商品だ。チキン南蛮といえば油っこさのイメージがあるが、こちらは肉厚の胸肉で薄衣、あっさりとヘルシーに食べられる。
これにご飯も付いて¥750とは他店ではなかなか太刀打ちできないだろう。
ごちそうさん!
麦笑の今の季節限定メニューは「ホルモンうどん」と「鶏卵きつねうどん」の2品立て。相変わらずおかみさんの創るポスターはカラフルでパンチがよく効いているし、なにより食欲をそそる。今度来た時はこのどちらかの温かい饂飩を食べてみようと思う。
さて、ラリー終了まであと1ヶ月。もう一巡するにはちょっと期間的に厳しい。二巡目に挑戦するかどうか、僕は思案中だ。
「アホ、考えるより食べろ!」
そんな声も僕の中から聞こえてくる。
2014/10/09
冷やかけ ¥600くらい
僕の大好きな「麦笑」が「関西うどん名店ラリー2014」に参加している。その動向が少し気になって、会社の帰り道にこよなくうどんを愛する友と立ち寄った。
うどんラリーを達成すると、特製の箸袋(箸入り)が貰え、更に何か特典が付くらしい。景品や特典も有難いが、何よりこれまで知らなかったうどん名店に行け、美味しいうどんが食べられる。そこに価値があると思う。
「大将、1日に何人くらいスタンプ押してんの?」
うどん名店ラリーについて聞いてみた。
「そうやね〜、7〜8人くらいかな。」
世の中には僕みたいなうどんバカが結構いるものだ。これが3ヶ月続くとなると、500人を超えるではないか!
しかし問題は2府2県に散らばった16名店を回りきれるかどうかだろう。と、言いながら僕は11月中旬には一巡目を終えるつもりで、その後の二巡目を密かに狙っているのだ。
今日の僕のオーダーはプレーンの冷かけ、友は釜揚げうどんだが、写真のうどんの形状を見て欲しいと思う。麦笑のうどんは綺麗にエッジが立ち、四辺が凹んでいる。このふたつが確認されてこそ、ホンモノの讃岐うどんなのである。当然のことながら、スーパーで売られているビニール袋入りのうどんにはエッジも凹みも存在しない。エッジが立っているのは麺自体がしっかりしていて、茹でても型くずれしないからだろう。四辺が凹むのはなぜなのかよく分からないが、恐らくこの凹み形状が讃岐うどんの腰の強さを象徴するものだろう。
そんなホンモノの讃岐うどんをいりこと昆布でとった極上の出汁で食べる。
清澄な風が吹く秋の夜、うどんは多くの飾りがない方がよい。
友とふたり、少し幸せになって店を出た。
2014/08/22
小海老と貝柱のかき揚げうどん¥850
今日は何を食べようか?と迷いながら店に入りカウンターに座ると、店主の石田さんが声をかけてきた。
「新メニュー出ましたよ!」
楽しみに待っていた期間限定メニューだ。壁のポスターに目をやると、「小海老と貝柱のかき揚げうどん」とある。迷わず指差して「アレのぶっかけで!」と、注文を聞きに来た女性スタッフを見上げると、夜スタッフのあやかちゃんだ。大学が夏休みなので、お昼も働きに来ているらしい。若いのにがんばりやさんだ。
今回の期間限定メニューは「カレーつけ麺」を予定していたが、諸事情によりこちらのメニューになったようだ。それはそれで一向に構わない。定番のメニューもいいが、新しいメニューはまるで突然現れる転校生のように、メニュー全体を活性化させる。新メニューで客を離さないところは、さすが大阪のうどん屋さんだ。
いつものようにポスターはおかみさんが創ったのだろう。女性らしい柔らかな配色とメリハリのあるデザインが、味への期待感を膨らませてくれる。
(^-^)もうすぐですね。
直径12cm、高さ8cmの超ビッグなかき揚げだ。小海老と貝柱、人参、玉葱、さつま芋かぼちゃ、葱などの具材が葛(かずら)のように絡み合う。塩で食べてもよし、ぶっかけのつゆに浸して食べてもよし、サクサクのホカホカだ。油もしっかり切れていて、油っこさもない。
「これで850円は安いよ。」
と言いながらレジで千円札を出すと、厨房から「でしょ!」と石田さんの声。
「いえいえ、あやかちゃんがいたから。」
と言ったけど、本当はすごく美味しかった。
ごちそうさん!
2014/08/07
夏野菜カレーつけ麺 ¥850くらい(近日発売予定)
麦笑の魅力 その4 (7月5日のつづき)は店主石田さん夫妻の息の合った「阿吽(あうん)の呼吸」にある。
お子さんがまだ小さいので、おかみさんはランチタイムのみ、週2〜3日の店勤務だ。まだ二十歳代の若さだがしっかり者で二人の子育てをしながら、限定メニューのポスター制作やお店の経理まで、ちゃんとこなしている。
写真の限定メニューのポスターも、彼女が作ったそうだが、とても出来が良く見れば誰もが食べたくなる。大将が美味しいうどんを創り、おかみさんがそれを側面から支える。理想の名店経営だと思うし、客もその仲睦まじさが心地よいのだ。
「大将、この限定メニューって、どの位のサイクルで出るんですか?」
「基本1ヶ月で新らしいのを出しますが、この『涼なすと揚もち』が結構出てるので、今回はこれを残したまま次を出そうかと思ってるんです。」
「今度はなにが出るんですか?」
「カレーつけ麺とか、キーマカレーうどんも考えてます。」
「へぇ〜、そのカレーつけ麺、今日作れませんか?」
食いしん坊の僕は、欲張りだ。
「ええ、作れますけど••••。」
ここが、大将のいいところである。
「じゃあ、それお願い!」
夏は暑い。店にたどり着くまでに汗が出る。それでもカレーうどんが食べたい。汗がもっと吹き出す。あぁ、やっぱりやめとこう。と、躊躇するカレーうどんフリークのための夏メニュー、カレーつけ麺だ。氷で締めた冷たいうどんを熱いカレーつけ汁で食べる。そしてカボチャ、アスパラ、ナス、ミニトマトの素揚げが夏の彩りを添える。吹き出そうとする汗は最小限に抑えられる。言うまでもなく美味しい。
お盆明けに発売されるらしい。
さて、おかみさんはどんなポスターを作るのだろうか? 楽しみだ。
2014/07/05
涼なすと揚げもちのおろしぶっかけ ¥850
夏の季節メニューだ。
ひと晩出汁に煮浸した茄子におろしを添え、さらに「えっ?」とも「なるほどね!」とも思わせる揚げもちが乗る。爽やかさと力強さを演出した一品。
麦笑の魅力 その3 (6/24のつづき)は、調理のスピードにある。客がうどんを注文すると、カウンター越しの厨房では大将が背中を向けて、壁側に設置された茹で釜にうどんをパラパラと入れる。ぶっかけや生醬油などの冷たいうどんなら茹で時間は13分だ。
すぐさま振り向いて、こちらに顔を向けるとトッピングの調理にかかる。カウンター側には揚げ場と調理場がある。なんでもない造りに思えるが、客が混み合って来ると、これが威力を発する。全く無駄のない動線でロスなくうどんが出来上がるのだ。
上がったうどんはカウンターに置かれ、こちら側ではスタッフさんが薬味や香物を添えて配膳する。まるで流れるかのようなスムーズさだ。
調理の早さはそのまま客の回転数にも関わってくる。昼食時は客数を読み、予めうどんを茹で始めるので、更に調理のスピードは上がる。そして80名に近い人が美味しいお昼ご飯を戴けることになる。
調理スピードと客回転数は、店の収益に直結する。行列店なのに収益の低い店は沢山ある。それはこのような目に見えないところのバランスがとれてないからだろう。そして繁盛店を経営して行くのは並大抵ではないと思う。
大将には恐れ入ります。
えっ、それで表題のうどんの味はどうだって?
それは旨いに決まっている。
2014/06/24
肉つけ麺(日替り定食) ¥750
温玉、かやくご飯付き
麦笑に初めて訪れたのは、去年の5月31日。その時食べた、ちく天ぶっかけの美味しさに感動し、また来ようと思った。
あれから1年余り、どれだけうどんを食べさせてもらったことだろう。それだけこのお店の魅力は多くあるのだ。
今日は訪店1周年を記念して、麦笑の魅力を紹介しようと思う。
その1
うどんが美味しいだけではなく、その種類やトッピングの豊富さ、そして丼物やサイドメニューも多い。更には季節商品や今日のようなメニュー外品も現れる。これらを掛け合わせると、その組み合わせによる選択肢は1,000種類は下らないと思う。一体何種類有るのか、今度大将に尋ねようと思う。多分、大将は「分からん」と言うだろうけど。
「今日は何を食べようか」という迷いは、そのままワクワク感につながる。
その2
関東では蕎麦居酒屋というのをよく見かけるが、うどん文化の関西においては、あまりうどん居酒屋というものを見かけない。仮に酒を置いているところはあっても、肴がうどんのトッピングの延長だ。
麦笑はちゃんと酒の肴が用意されており、しっかりお酒を楽しんだ後、大好きなうどんで〆られるという、うどん好きにはたまらないお店なのだ。
牛スジ煮込み、トマトサラダは僕の定番だ。
次回に続く
2014/4/11
鶏天冷かけ ¥850
夏メニュー冷やかけ登場!
もともと讃岐うどんの食べ方には「あつあつ」「ひやひや」「ひやあつ」というのがある。「あつあつ」というのはうどん玉をテボに入れ温めてから、熱いつゆをかける普通の温かいうどんのこと。「ひやひや」は冷水でしめた麺に冷たいつゆ、「ひやあつ」は熱いつゆをかける。たまに「あつひや」という、熱い麺に冷たいつゆをかけるものもある。
そして今年の麦笑の夏バージョン「冷かけ」は「特製ひやひや」である。麦笑はダシにカツオと昆布を使っているが、この冷やかけには特製つゆとしていりこと昆布を使っている。いりこダシを主流とする讃岐うどんへの店主石田さんのこだわりである。いりこ風味が前面に出てぼくにとっては郷愁の味である。石田さん曰く、欲を出してこれにカツオを入れると、いりこが引っ込んでその風味が薄れるらしい。ダシのブレンドはなかなかデリケートなのである。
大阪うどん定番ダシのカツオをあえて外し、いりこに挑んだ今年の麦笑冷やかけ、是非お試しあれ!
2014/1/6
本日のお昼の日替わり ミニ親子丼+生醤油うどん ¥750
麦笑の今年初商い。店内が満席なので店の表で待っていると、扉が開きおかみさんが店内から顔を出した。おかみさんと言っても、まだ20代の若いおかみさんだ。
「明けましておめでとうございます。いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いします。」
時間にして10秒足らずのこんな挨拶がきちんと出来ない若者が増える中、今日ここに食べに来て救われる思いがした。それは商売だからという人がいるなら、それは大きな勘違いだ。仲間に対して出来ないことが、社会に出て、またお客様に対して出来るはずはない。出来たとしてもそれは形骸的なもので、すぐにボロがでる。
新年早々なのでボヤキはこれくらいにしておいて、今年の初うどんはここで。
お正月の飽食で疲れた身体には、どんなに太くて固かろうが、麦笑のうどんが効く。特にここの生醬油は僕の故郷、讃岐の古き良き味がする。確かにこのような剛麺は決して万人受けするわけではないと思う。でもこれが本当の讃岐うどんなのである。讃岐うどんが食べやすく進化する中、周囲の雑音に媚びず、このうどんを作り続ける店主の心意気に共感だ。
今日の日替わりはミニ親子丼とうどんのセット。うどんは大盛りでも同価格というのも、うどん好きには嬉しい。ただうどんはどうしても炭水化物比率が高いので、今日の夜と明日の朝は野菜と良質のタンパク質を摂ることにしよう。それが美味しいうどんと永く付き合う秘訣ですね。
今日は若おかみさんの礼儀正しさと爽やかさで美味しさが倍増した。
今年もよろしくお願いします。
2013/6/14
とり天ぶっかけ¥850
大阪環状線森ノ宮と玉造の中間にあるうどんやさん。この路線界隈で麺を食べさせるお店が集まって「大阪好きゃ麺」なるPRチームを結成して、大阪の食文化のアピールと活性化を狙っている。玉造のメン太ジスタや極楽うどんTKU、そしてここ麦笑もそのメンバーに入っている。環状線をぐるりと一周、全部で14店舗あるようだ。
うどん居酒屋 麦笑はその名の通り、
夜は居酒屋になる。うどんだけでなくお酒の肴が色々とあるようで期待できる。昼はうどんと丼ものフライものを中心に定食もたくさんある。
今日のお昼の日替り定食はきつねうどんと親子丼のセット。でもこれだと今日の僕には少し多すぎるので、とり天ぶっかけの単品で。
ムネ肉の天ぷら4個とナス、カボチャ、ししとう、ノリの天ぷらがひとつずつ、鉢はそれらで埋めつくされ、うどんなのか何だか分からない状態で配膳される。
麺はいわゆる剛麺。太くて固いがちゃんとコシがある。最近の大阪のうどんは凄いと思う。チョット前まで麺はさぬき、つゆはなにわと思っていたけど、これではさぬきうどんの出る幕がない。これだけ太いうどんは讃岐を探してもそんなにないだろう。少し人気の出た讃岐うどんは回転率を高めるため、細くなり茹で時間を短くする傾向にある。
とり天はムネ肉だけにアッサリしているし、量もちょうどいい。旨い!
何か昔の讃岐を思い出させ、心を癒してくれるうどんだ。
今度はお酒とうどんが好きな仲間たちと夜に来てみようと思う。