42回
2023/12 訪問
クリスマスディナーを堪能
我が家で贔屓にしているビストロ店。本日はクリスマスディナーを堪能に訪問。昨年はもたもたして予約出来ず、反省を踏まえ前回訪問時の11月に予約済。
18時に入店。テーブル席にはメニューが置かれています。昨晩から始まった3日間のディナーは全て満席。ドリンクもワンランク上のワイン5品を厳選しグラス提供。私はシャンパン、連れは白ワインを注文しコーススタート。
蝦夷鹿のスープ
コースには有りませんが、寒い日なので温まるスープをとのご配慮で頂きました。上には菊の花。じっくり煮込んだスープは酸味と旨味を感じるホッコリした味わい。
Amuse
炙り馬肉カルパッチョ 蝦夷鹿ソーセージ フォアグラムース
カルパッチョは熊本県産の馬肉にクレソンを巻いたもの。クセは無くネットリした濃い味の食感。隣には自家製サクランボのピクルス。
自家製蝦夷鹿ソーセージは風味豊かな味わい。
シュー生地の中に蒸したフォアグラは黒蜜のソースに絡めると美味しい。
Entrée Froide
鮑 オマール海老 帆立 雲丹 海の幸のテリーヌ
華やかなクリスマスリース仕立て キャビア添え
贅沢な海の幸のテリーヌ。瑞々しくフルーティーな感覚。
海の幸のみならず、長芋、いんげん、パプリカ、白菜等の野菜も入って食感のアクセントになっています。ソースはビーツとジェノベーゼ。
Entrée Chaud
リー・ド・ヴォーと水牛のモッツアレラチーズのオーモニエール 里芋のニョッキ マッシュルームのクリームソース
リー・ド・ヴォーとは仔牛の胸腺の事。これがオーモニエールと言う巾着袋に入っています。プリプリした食感で、フォアグラのようなクリーミーな味わい。
Poisson
鮟鱇と白子のムニエル ズワイ蟹とブロッコリーのピラフ 魚介を贅沢に使って仕上げたブイヤベースソース
盛付けられた有機野菜の山を崩すと鮟鱇と白子ののムニエル。塩味の有る柔らかな鮟鱇とミルクのような白子。その下にはズワイ蟹とブロッコリーのピラフの3重構造。
Granite
大葉のグラニテ
フルーツを使ったグラニテは数多く有りますが、大葉を使ったグラニテは珍しい。風味豊かな大葉の味が広がります。
Viande
ブルガリア産マグレ鴨胸肉のローストとフォアグラのコロッケ 有機野菜のローストを添えて 冬トリュフのソース ペリグー
鴨の胸肉は弾力としっとり感で食べ応えのある食感。
フォアグラのコロッケも美味しい。
Dessert
濃厚なチョコレートムースと抹茶のロールケーキ仕立て あまおうとマスカルポーネチーズのアイスクリーム
左はチョコレートムースと抹茶ロールの意外な組合せ。
右はアイスの中にクリームチーズが入って初めての食感。
クリスマス限定コースだけあって、有機野菜に高級食材をふんだんに使った力の入ったメニュー。やはり安心安定の美味しさでした。ご馳走様でした
2023/12/25 更新
2023/11 訪問
立冬過ぎて
立冬も過ぎて、久方振りに美味しく、身体にも良い料理を頂きたく贔屓にしている此方にお伺い。
コースはいつものシェフのお任せ。最初のドリンクは私はプレミアムモルツ、連れはロゼで乾杯。
アミューズ
真ゾイのタルタルキャビア添え 紫菊のゼリー仕立て
今が旬の真ゾイ。紫菊やキャビアも入って味付はレモン汁でさっぱりした味付け。紫菊って甘味が有るのですね。
冷たい前菜
自家製鴨の生ハム 黒トリュフの香り 有機野菜のサラダ添え
鴨の生ハムの旨味に黒トリュフの味わい、チーズのコク、彩りを添える山形の有機野菜も加わって美味しい。
温かい前菜
白子のムニエル 桜海老と里芋のムース 渡り蟹ソースのパイ仕立て
ハンバーグのようにムニエル、ムース、有機野菜の3重構造。がぶりつけないので、一つ一つ味わいます。濃厚な白子、円やかな旨味のムース、青菜の甘味、全体をコーティングするソース。
4種の天然木野子のスープ(&魚料理)
主役の木野子はユキノシタ、ヤナギナメコ、ブナハリしめじ、ムキダケですが、ユメカサゴ、帆立、天使の海老の主役級も入って贅沢な出汁が取れたスープ&魚料理。
肉料理
月の輪熊のモモ肉の赤ワイン煮込み ハツとタンのグリル 栗のバターライス添え
初めての月の輪熊(小熊)。あまり流通しておらず、従兄弟からの伝手で仕入れられたそう。昨今の熊被害の影響か。肝心のお味は肉の繊維は感じながらも気にはならず、柔らかく脂身のしつこさは少ないので、後味さっぱりしています。ボルチーニ茸も風味があって美味しい。
デザートはモンブラン メープルシロップのソルベ
栗とメープルの風味豊かな味わい。料理のみならずデザート迄自家製で作ってしまうのが凄い。
相変わらず手間隙掛けて作り込んだ重層的な味わいの料理の数々。美味しいのは勿論、身体に良いものを頂いてる感じもします。次回のクリスマスディナーも予約しましたので楽しみにしています。ご馳走様でした。
2023/11/19 更新
2023/08 訪問
富岡八幡宮祭でのお伺い
お盆休暇中の土曜日、江戸三大祭の1つ富岡八幡祭が行われている最中にお伺い。
18時過ぎに到着。既に先客3組、個室に案内され恐縮。コースはいつものお任せで。
アミューズはガスパチョ(夏野菜の冷製スープ)
トマト、キュウリ、ニンジン、セロリ等、野菜の自然な甘味と酸味が身体の渇きを潤し、シャキッとさせます。
鰹のカルパッチョ、桃と生ハムのカプレーゼ
鰹と瑞々しい野菜との組合せ。上にはキャビア。
桃と生ハムは意外な組合せですが、歯応え感の有る桃の甘味が生ハムを引立てます。
鱧、鰯、海老のグリルと山形県産グリーンアスパラ
ハワイ産カウアイの宝石と言われる海老は弾力の有る甘味。鱧と鰯はカリッとした香ばしさ。グリーンアスパラはサクッとした瑞々しさ。プチトマトの甘味と酸味。
本日の日本酒は福島県二本松市の大七酒造㈱の大七純米生元爽快冷酒。ふくよかで確りした味わい。
モンサンミッシェル産ムール貝の白ワイン蒸し
ココット鍋に溢れんばかりの今が旬のムール貝。身は柔らかく滑らかな味わい。最後に残った出汁スープは絶品。
松鯛と帆立のカダイフ包焼きと甘海老のビスクソース
松鯛と帆立がカダイフにより一味違ったサクサク感と香ばしさ。ビスクソースが旨味を引立てます。
鳥取産猪のモモ肉ロースト赤ワインソース
猪は冬より夏の方が餌が多いので、肉付きが良く美味しいとの事。野性味溢れる筋肉質な味。でも柔らかい。有機野菜のローストも美味しい。
デザートはマスカルポーネのムース、パイナップルのシャーベット、山形県産のスイカ
マスカルポーネとはミルク中の乳脂肪を固めたモノだそうで、しっとりした甘味。シャーベットはサッパリ、スイカは自然な甘味。
本日も秋葉シェフの旬の食材を使った料理と、ご実家の山形県産の有機野菜を堪能致しました。何より一皿毎に野菜が添えられているので、身体の調子が頗る調子が良い気がします。ご馳走さまでした。
2023/08/18 更新
2023/06 訪問
12周年特別記念コース
オープン以来贔屓にしているビストロ店。本日は12周年を祝して、生憎の台風の影響で土砂降りの中、初日の金曜日、花束を持ってお伺い。
本日は12周年特別コースのみ。メニューも気合いの入った食材で有る事が分かります。先ずはウェルカムスパークリングワインで乾杯。
Amuse
天然真鯛とズワイ蟹のタルタル キャビア添え カリフラワーのムースとコンソメジュレのクープ仕立て
色々な高級食材の味が混ざり合って、まったりしたデザートのような味わい。
この日はボトルワインが10%引き。折角なので白ワインを注文。銘柄はブルゴーニュ アリゴテ。深みの有る柑橘系の味わい。
Entree
表面を焼いたパテ・ド・カンパーニュ ワラビ サクランボ 山ウドのピクルス 蝦夷鹿背肉のグリエ 有機野菜のサラダ
焼いたパテ・ド・カンパーニュはいつも頂くレア感がない代わりに、風味と深みのある味わい。蝦夷鹿も柔らかく、温野菜も味が濃くて美味しい。
Entree Chaud
三陸産アワビとホタテ 山形県産グリーンアスパラガスのムニエル トリュフの香る熱々のココットで
味付けはバターと塩かな、シンプルな味付けですが、逆に素材の味が際立ちます。
Poisson
天使の海老を巻いたハモ 根曲がり竹のベニエ 桜エビとアサリのブイヤベースリゾット
ニューカレドニア産の天使の海老を、今が旬の高級魚ハモで巻くなんて何と贅沢な一品。淡白ながら桜エビとアサリのリゾットと共に頂くと、重層的な味わいが口の中で広がります。根曲がり竹の素朴な味わいもグット。
気分を変えて赤ワイングラス 2016年アン スタン ベコ
喉越しは柔らかいが、後味は濃厚。
Viande
北海道産合鴨胸肉とフォアグラステーキ マデラ酒ソース 初夏の野菜と一緒に
鴨の肉質はねっとり柔らかく、ソースと相まって甘味が有ります。上にはフォアグラ。肉を引き立てる野菜の甘みと旨味。
Dessert
キャラメルムースとガトーショコラ バニラの香るバナナのアイスクリーム
6月は連れの誕生日月でもあるので、デコレートして頂きました。キャラメルムースは綿菓子のような味わい。バナナアイスの味もバニラの香りも確り感じました。
本日は 12周年記念ということで、いつも以上に多種多様な旬で高価な食材をふんだんに使った料理の数々。ワインも満喫。美味しかった。今後も応援させて頂きます。ご馳走さまでした。
2023/06/05 更新
2023/04 訪問
ゆっくりほっこり出来る場所
我が家で贔屓にしているビストロ店。本日はGWが始まる土曜日にお伺い。何時ものように私はプレミアム・モルツに連れはロゼからスタート。
アミューズは以下の5点。
白魚と山菜のマリネ
しっとりヘルシー。
つぶ貝のマリネジェノベーゼソース
濃厚さとクリーミーな味わい。
鰯のクロケット
トロリとしてクリーミー。
テリーヌドポアソン
口当たりが滑らかな魚介のテリーヌ。
桜鯛とキャビアのタルタル
今が旬の桜鯛をキャビアと共に。
どれも一口サイズながら確り美味しい。
大山鶏のバロティーヌ 砂肝とハツのコンフィ
大山鶏の中の詰め物は野菜、ミンチ肉が入って鶏のしっとりとした旨味、脂身、柔らかな苦味等が味わえます。砂肝とハツもじっくり煮込まれて柔らかい。
フランス産ホワイトアスパラと筍 ホタテとスカンピのソテー フレッシュトマトソース
今が旬のホワイトアスパラをベースにスカンピとは手長海老の事。淡白なホワイトアスパラにスカンピ、筍、ホタテのエキスが混ざり合って美味しい。
メバルと小ヤリイカ 桜海老のロースト 新じゃがいもと新玉葱のポタージュ
真ん中に浮かんでいるのがメバルと小ヤリイカ、桜海老のローストを、新じゃがいもと新玉葱のポタージュがコーティング。野菜の甘味と魚介の旨味と香ばしさを感じる一品。
赤牛のバラ肉赤ワイン煮込み コシアブラと山菜のフリット
赤牛はホロホロで、赤ワインがじっくり染み込んでバラ肉の脂身との相性も良し。コシアブラは初めて食べました。オクラとセリを合わせたような味わい。
苺のシュークリームとバニラアイス
甘酸っぱい苺を堪能。アイスにはパイナップルが添えられています。
いつ来てもゆっくり、ほっこり出来る場所。フレンチ料理店は他にも伺っておりますが、お手頃価格と安定した美味しさで結局お伺いしております。本日もご馳走さまでした。
2023/05/09 更新
2023/02 訪問
結婚30周年記念月にお伺い
今回は結婚30周年記念月にお伺い。
お互いよく持ったな。真珠婚式だそうですが、光り物にはお互い関心が無く、何時もの此方でシェフお任せコースでお伺い。今回お店のご配慮で個室を宛がって頂き感謝。
何時ものように私はプレミアムモルツ、連れはロゼでスタート。
蝦夷鹿と猪のコンソメスープ
最初のアミューズはお伺いして以来、初めてのスープ。滋養強壮を感じる一杯。
牡蠣のコンフィ、白レバーのムース、キャビアのブリニ、猪のコンフィ、ローストビーフ
前菜は5種類。一口サイズですが個性のある一品。特に牡蠣と猪のコンフィはじっくり煮込まれて濃厚。
ここで日本酒。今回は福島県の大七純米生原酒。
スッキリ切れの有る淡麗辛口。福島県産の日本酒は概して銘酒が多い。
小ヤリイカのフリット サラダ仕立てレモン風味
サクッとフワフワで居酒屋メニューに成り得そう。野菜も多く、レモン風味のドレッシングとも合います。
スカンピ 白子 菜の花のフラン
スカンピとは手長海老で高級食材。その他に白子、菜の花等の旬の食材も入った贅沢なフラン。出汁が染み込んで美味しい。
ヒラスズキと小海老のムースのパイ包み 丸ガニのビスクソース
今が旬で高級食材のヒラスズキがパイの中に入ってます。白身魚で一番と云われるだけあって、脂乗りも良く、旨味や甘味が有ります。小海老のムースと丸ガニのソースと相まって甲殻類の好きな私にはお気に入りの一品。
ウズラのグリエ フォアグラのステーキ トリュフソース
ウズラの肉と聞いて野性味溢れるワイルドな味かと思いきや、淡白ながら甘味が有って柔らかい。その上にはフォアグラが有って、トリュフのソースとゴージャスな一品。
デザートはラムレーズンのクレームブリュレ メープルシロップのアイス りんごのコンポート
各々異なるデザート3品が30周年記念プレートと共に。恥ずかしいやら、照れるやら、個室で良かった。デザートは何れも美味しい。
いつもながら普段頂けない季節の旬の高級食材をさり気なく、有機野菜もたっぷり添えて提供して頂き、有難うございます。結婚30周年の良き思い出となりました。ご馳走さまでした。
2023/02/14 更新
2022/12 訪問
クリスマスディナー前の特別メニューを堪能
本日はクリスマスディナーを堪能しにと言いたい所ですが、残念ながら、もたもたして22日(木)~25日(日)のクリスマスディナー期間に予約が取れず、代わりに13日(火)~21日(水)の特別コースを注文。
いつもは2週間程のクリスマスディナー期間ですが、今年は世界情勢の混乱や円安等、色々な関係で食材の確保がかなり難しいらしく、短期のディナー期間になったとの事。
今回はいつもの定位置端のカウンター席ではなく、個室に案内して頂きました。恐縮です。いつものように私はプレミアムモルツ、連れはロゼで乾杯。
アミューズ
右上から白エビのタルタル
右下がパテドカンパーニュ
真ん中は自家製鴨の生ハムとラ・フランス
左上は豚舌のハムと山ウドのピクルス
左下は自家製カラスミとロックフォールチーズのカナッペ
一口サイズですが、何れも個性豊かな味わい。アルコールが進みます。
鰆のコンフィとホタテのグリル有機野菜サラダ仕立て
漢字のように旬は春ですが、脂が乗っているのは冬だそうで、香ばしくも柔らかい鰆をキャビアが盛り立てます。甘味の有るホタテ、彩りを添える有機野菜も良し。
本日の日本酒は岩手県盛岡市のあさ開純米新酒生原酒
搾りたての瑞々しさでスッキリな味わい。
牡蠣のグラタン
牡蠣は石巻産。熱々の牡蠣にトマトとチーズソースが絶妙。またパンに浸すと此れだけで一品出来る程に良く合います。
山形県舟形町のマッシュルームのブルーテ 平鱸(ヒラスズキ)、鱈(タラ)の白子、天使の海老
山形県産のブランド舟形町マッシュルームのトロミの有るソースが、自然の甘味と濃厚さで素晴らしい。今が旬の平鱸と白子がソースとよく合って味を引立てます。私的には本日一番の逸品。
メインは蝦夷鹿シキンボのロースト フランス産トリュフのソース
シキンボとは後ろ足の内側部分で、噛むと筋繊維を感じる弾力が有り、肉汁が滲み出ます。上に乗ったフォワグラが何とも甘い。温野菜の自然な甘みも良し。
デザートはガトーショコラとピスタチオのアイス
程々の甘みです。
クリスマスディナーは予約出来ませんでしたが、充分特別感の有るメニューでした。因みにクリスマスディナーの予約は早い方は半年前から予約されているそうです。来年はもっと早めに予約します。ご馳走さまでした。
2022/12/20 更新
2022/11 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 本日は晩秋の食材を頂きに
少し寒さを感じ始めた週末にお伺い。18時に予約して何時ものカウンター席の奥、コースは何時ものシェフのお任せ、ドリンクは何時もの私はサントリープレミアムモルツ、連れはロゼワインで料理がスタート。
アミューズ
アオリイカのタルタル
アオハタのカルパッチョ
柿のマリネとイベリコ豚の生ハム
自家製ブリオッシュとモンドールチーズと牛ハム
印象的なのは、アオハタのカルパッチョは上に乗った自家製カラスミの塩加減が絶妙で、一緒に頂くとアオハタの旨味を引出しています。また濃厚モンドールチーズと牛ハムの旨味のコラボ、柿のマリネとイベリコ豚の生ハムの意外なマッチング。一口サイズながら驚かされます。
前菜は鯖の瞬間燻製とセップ茸のソテーのサラダ仕立て
山形産の有機野菜で隠れて見えませんが、中に旨味が凝縮された鯖とセップ茸。下には味が染み込んだマッシュポテト。
天然キノコのフラン 白子と鮑のソテー添え
キノコはムキタケ、ナメコ、サワモダシ、クリタケ。更に雲丹、白子と鮑が入って何とも贅沢な一品。もはやスープの域を超えています。
金目鯛とホタテのムニエル 桜海老とアスパラ菜のリゾットワタリガニのトマトクリームソース
主役はカリッとした金目鯛と柔らかなホタテでしょうが、下にあるリゾットの味付はソースも絡んで主役級。
ブルガリア産のマグレ鴨胸肉のロースト フランス産トリュフソース
鴨は柔らかいのは勿論の事、身や繊維質がギュッと詰まった食べ応えの有る食感。黒トリュフの贅沢感、添え物のグリル野菜も甘味が有ります。
キャラメルリンゴのパイ仕立て
山形県のシャインマスカット付き。リンゴの酸味にキャラメルの甘味が覆い被さります。
久方ぶりにシェフの気合を感じる料理の数々。旬で高級食材を惜しげもなく、手間隙かけて提供して頂き、いつも感心、感謝しております。
毎年恒例のクリスマスディナーは、去年は少し長めの期間でしたが、今年は食材確保が難しいとの事で、12月22日(木)〜12月25日(日)の4日間のみ。
今回予定が付かず毎年伺っていただけに残念と思っていましたが、代わりに12月13日(火)〜12月21日(水)特別コースをご用意しているとの事でしたので、予約させて頂きました。
今年は円安やウクライナ戦争による影響が、様々な所で影を落としています。今年も残り1ヶ月半を切りましたが、何とか平穏無事で居られますように。ご馳走さまでした。
2022/11/22 更新
2022/09 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 本日は去りゆく夏と一足早い秋の食材を頂きに
我が家で贔屓にしているビストロ屋さん。本日は台風が接近している9月3連休最後の日にお伺い。
席は何時ものカウンター席の奥、コースは何時ものシェフお任せ。ドリンクは何時ものように私はサントリープレミアム・モルツ、連れはロゼで料理がスタート。
7種類のアミューズ
彩りも鮮やかで、魚のカルパッチョ、秋田産の蕨、パテ・ド・カンパーニュ、自家製生ハム等。一口サイズのお酒のお摘み感覚。中にフルーツなんかも入って各々美味しい。
前菜
とうもろこしのムースとズワイガニのジュレ、上にはトリュフが乗っています。去りゆく夏を惜しむかのように涼し気な一品でデザート感覚。
スープ
アミタケ、ナメコ等、種類豊富な天然キノコのスープ。レンコンと米粉の餡等が入って、出汁が身体に優しいヘルシーなスープ。
魚料理
天使の海老と白身魚、山形産のアスパラガス添えにソースは蟹のムースで何気に贅沢な一品。ニューカレドニア産の天使の海老は、皮が薄いのでそのまま貪り食います。衣のサクサク感も良し。白身魚は柔らかく、アスパラガスのサクサクした歯応え感。
肉料理
国産牛タンのムニエルのデミグラスソース添えは、肉のよく煮込まれたホロホロした柔らかさが、デミグラスソースと相まって美味しい。ジューシーというよりまったりした肉の旨味が引き立ちます。
デザート
山形産の桃のコンポート。最後の旬の桃とジュレやクリーム等が口の中でとろけ合います。甘さを抑えたデザート。
本日も野菜沢山でヘルシーに頂きました。一手間二手間掛けた料理の数々。本日もご馳走さまでした。
2022/09/20 更新
2022/07 訪問
さくらんぼ休暇明け シェフのご実家山形県の野菜を頂きにお伺い
我が家で贔屓にしているビストロ屋さん。6月20日〜30日迄さくらんぼ休暇明けの土曜日にお伺い。
コースはいつものシェフお任せで。シェフのご実家山形県の野菜を中心にした食材が楽しみです。先ずは私はビール、連れはロゼで喉を潤します。
最初は蓴菜と生ハムコンソメ
今が旬の蓴菜はハムと共にプリプリした歯応えと、ツルッとした食感でサッパリした喉越し。
前菜は蕨と海鮮カルパッチョ
東北では今が旬の蕨を真中に、周りに鮑、雲丹、甘海老、鮪に季節の野菜が添えられています。
此処で日本酒へスイッチ。
本日は神奈川県海老名市の夏ヤゴブルー。
口当たりはスッキリしながら、後味は確り口の中に残る味わい。
温かい前菜はアスパラガスとホタテ。
上には山形県の野菜、下にはホタテ、アスパラガス。
ホタテはほんのり甘く、アスパラガスのサックリした食感。隠し味的な刻みプチトマトの甘酸っぱさ。
鱧のフリット
中にはニューカレドニア産の天使の海老が入ってます。下にはカボチャ、胡瓜、ズッキーニ等。
ラム肉のグリル
ラムの中でも生後2〜3ヶ月以内の子羊を「ミルクラム」と言い、餌ではなく母乳のみで育ち、この時期にしか出回らないそうで、クセがなく柔らかくアッサリしています。申し訳なく思いながらも、生き物に感謝。添え物の野菜ジャガイモ、玉葱、カリフラワーも野菜の甘味が有って美味しい。
デザートはマンゴープリンとシェフのご実家山形産のサクランボ
濃厚なマンゴープリンと甘いサクランボ。
何時もながら何気に高価な食材に豊富な有機野菜メニュー。身体に優しく、満足な料理の数々でした。ご馳走様でした。
2022/07/11 更新
2022/04 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 少し遅めの春を感じにお伺い
年初訪問から少し間が空きましたがお伺い。コースは何時ものお任せコース。先ずは私は何時ものビール、連れはキールで乾杯。
最初のアミューズは、自家製ブリオッシュにフォアグラのテリーヌ、その上に金柑のジャムがオンされたものと、パルマ産生ハムの下に浅葱のマリネが敷かれたもの。
フォアグラの濃厚まったりした味に金柑の甘酸っぱさと、生ハムに浅葱の辛味が各々アクセントになって、小品ながら確りした味わい。
魚介のムースパイ包み、ホタテのグリエ
キノコを使ったシャンピニオンソースが魚介とホタテの味付けに幅を加えています。
鮑のムニエルとホワイトアスパラ、長岡京の筍、菜の花のソテー
鮑をメインに、今が旬のホワイトアスパラ、筍、菜の花の柔らかい食感と甘味が脇を固め、フレッシュトマトソースの酸味が味を際立たせています。
本日の日本酒は新潟県長岡市の清酒景虎特別純米酒。スッキリした喉越し。
イサキのポアレ 桜海老と春キャベツのリゾット
カリッと香ばしく焼き上げたイサキの下には、桜海老と春キャベツのリゾット、更に甘海老のソースが敷かれて、淡泊なイサキに海老の旨味と風味、春キャベツの歯応え感。
ワイン豚肩ロースのロースト
最初に適度な歯応え感が、噛む毎に滲み出る脂身の甘味と肉の旨味がたまらない。
いちじくのコンポート バニラアイス添え
いちじくは完熟したジャムのような甘味。
今回は奥様からメニュー明細を頂きました。多くの素材やソースが複合的に、重畳的に、手間暇掛けて調理されている事に改めてフレンチ料理の奥深さを知りました。ご馳走様でした。
2022/05/03 更新
2022/01 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロさん 去年に続き年初スタートは此方から
年初早々お伺いしたのは、去年同様我が家で贔屓にしている此方。クリスマスディナーからまだ間もないてすが、本日はアラカルトで。
先ずはビールと白ワインで乾杯。
パルマ産生ハムと山形県産有機野菜のサラダ 米粉のクレープ
アラカルトで必ず注文する一品。薄地の米粉のクレープにパルマ産ハム、有機野菜、粉チーズがたっぷり掛かったヘルシーメニュー。トマトも甘い。あっさり味で正月の食べ過ぎた身体に優しい。
ここで本日の日本酒は特別純米酒寒おろし浦霞。口当たりは柔らかいですが、生詰めの確りした味わい。
自家製田舎風パテ・ド・カンパーニュ
久方振りに此方を頂きたくて注文。まったりしながらも、しつこさは無く、旨味の有る脂身が口の中でとろけるのが美味しい。
牡蠣のグラタン
今が旬の大き目の真牡蠣が4つ。熱々で甘辛のソースにチーズも入って牡蠣本来の旨味に膨らみを持たせた味わい。
本日のジビエ料理は鹿
肉質は柔らかいてすが、脂身は少ないので確りした歯応え感。昨今のジビエ料理ブームは増加する鳥獣被害対策の一環として、従来処分していた鹿や猪を有効活用して提供している、との新聞記事を読んだ記憶が有ります。
デザート
連れが注文。リンゴと苺にバニラとビスタチオアイス。
いつもシェフお任せフルコースでお願いしておりましたが、少し軽めに当方チョイスで野菜と肉、魚介を頂きました。休暇明け仕事始めから頑張れそうです。ご馳走さまでした。
2022/01/04 更新
2021/12 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 本日はクリスマスディナーを堪能
毎年恒例のクリスマスディナー、既に24日は予約で埋まっているとの事でしたので、その一週間前にお伺いしました。この時期はシェフのチカラの入った料理を楽しみにしております。
先ずはクリスマスらしくシャンパーニュで乾杯。今回は炭酸と酸味、アルコールが強めな味わい。
Amuse
スモークサーモン グージェール モンドールチーズとブリオッシュ
何れも一口サイズ。スモークサーモンにはあっさりしたクリーム。モンドールチーズと菓子パンのブリオッシュは独特の風味と味わい。モンドールチーズは9月から5月迄の期間限定のチーズだそうで、チーズにも旬が有るのですね。
Entrée Froid
三陸産ホタテと鳥取県産ズワイガニのムースとタルタル仕立て ホタテのマリネ キャビア添え ドライトマトとバシルのソース
ホタテとズワイガニは淡白な味わいですが、仄かな蟹の風味が鼻腔を擽ります。ドライトマトの甘味が濃厚でバジルのソースと絡めて頂くとまた違った味わい。ホタテのマリネのキャビア添えもアッサリした贅沢な味わい。
ここでお酒登場。本日は新潟県の越乃八豊純米原酒。此方も確りした味わい。
Entrée Chaud
黒毛和牛頬肉の赤ワイン煮込みとカリフラワーのパイ包み焼き 山形県産有機野菜とローストビーフのサラダ
パイで包まれて団子状態の牛頬肉とカリフラワーは、肉の旨味とカリフラワーのサッパリ感が良い味を出しています。
ローストビーフのサラダは新鮮シャキシャキな食感。
Poisson
冬の魚介と秋田県産天然キノコのコンソメスープ 熱々のココットで
魚介は海老、牡蠣、白子、真鯛、天然キノコはアミタケ、金茸、霜降り平茸、アメリだけ、ユキノシタ、里芋も入って海の幸、山の幸が豊かに入っております。
Granite
青梅のグラナダ
冷たい青梅の味が口直しに。
Viante
フランス産マグレ鴨胸肉とフォアグラのステーキ 有機冬野菜添え トリュフ風味の山葡萄を使ったソースと共に
鴨肉は肉繊維を感じる野性的な風味。それをフォアグラとソースの甘みが加わり調和のとれた味わい。有機野菜も香ばしく甘味が有ります。
Dessert
イチゴのムースとクレムダンジュ ビスタチオアイスのパフェ仕立て
クレムダンジュはさっぱりしたチーズのような食感、甘味を抑えたビスタチオアイスに、イチゴのムースの甘さと3種類の味を堪能。
今年を締め括る料理の数々。旬の食材や高価な食材に野菜も多くヘルシーに頂きました。ご馳走さまでした。
2021/12/31 更新
2021/10 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 秋を感じにお伺い
時短要請は一部残るものの、漸く緊急事態宣言解除がされた週末のこの日、4ヶ月振りにお伺い致しました。
メニューはいつものおまかせコース。何時ものようにビールとワインで乾杯。
先ずは北海道の牡蠣。肉厚で濃厚。ジュレに塩味が有り、磯の香りと風味のよう。喉越しはアッサリ。
アミューズは和風お摘み5種。東北の食材を使った素朴で身体に優しい味。
ここで早くも日本酒。本日は秋田県横手市の純米ひやおろしまんさくの花。程良い酸味を感じるスッキリした喉越し。
パンは自家製。コロナ禍の休業期間でパン作りを始めたそうです。何でもこなすご主人です。
前菜は秋刀魚のカルパッチョと季節の野菜。新鮮な野菜に包まれて、適度な酸味の有るカルパッチョ。
牛テールのコンソメスープ。中にはサワモダシ、原木ナメコ、ハタケシメジのきのこが沢山入って、牛テールの出汁と共に秋らしい暖まる一品。
フエフキダイとオマール海老。 サクッと香ばしい歯応え感にオマール海老の濃厚な出汁が美味しい。
黒毛和牛の頬肉。じっくり煮込んて柔らかく、ソースが染み込んで深みの有る旨味。こんがりグリルされた野菜も甘味が有ります。
デザートはレモンのシャーベット。下にはチーズケーキ。
いつもながら野菜が豊富で身体に優しい料理の数々。コロナ禍の影響で、食材の仕入れもままならない状況の中での提供に感謝。ご馳走さまでした。
2021/11/14 更新
2021/06 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 10周年記念コースを味わいに
開店からめでたく10周年迎えられたという事でお伺いしました。
コロナ禍による緊急事態宣言で4月後半から都の要請を受けて休業されてましたが、6月より土日のみ16時~20時迄のディナー営業。10周年記念コースを注文。
料理名は聞いた範囲内での記載ですので、正式料理名は分かりません。悪しからずご承知置き願います。
アミューズ
左からパンの上にフォアグラ、ルバーブのジャム、真ん中にワラビのピクルスとさくらんぼ、
右にハムの燻製にモッツァレラ。
前菜
稚鮎のコンフィと鯵とアボガトのタルタル
鮎は柔か、大き目のアスパラは甘味が有ってみずみずしい食感。野菜豊富で身体に優しい。
スープ
ホワイトアスパラのフルーテとオマール・ヌーヴォー
トロリとしたアスパラの自然な甘味は濃厚でクリーミーな味わい。オマールの身は引き締まってプリプリで今が旬。然り気無いですが、手間隙かけた一品だと分かります。
魚料理
マトウダイとズワイガニ、雲丹のソース
フワッと揚がったマトウダイはアッサリ淡白ながら鯛の風味を感じます。ライスと温かい雲丹ソースの相性も良し。
肉料理
本日は鴨。野性味溢れる適度な歯応えと柔らかさ、口の中で広がる肉汁。ネマガリダケや他の野菜の自然な甘味。
マンゴーシャーベット パイナップルとグレープフルーツのアイス
マンゴー、パイナップルの強い甘味とグレープフルーツの甘酸っぱい味わい。
1ヶ月超の休業期間は10周年記念メニューを考えてご準備をされていたそうです。職人気質なご主人、然り気無い料理と見せながら、珍しい食材や手間隙掛けた一品を本日も堪能させて頂きました。
早くコロナ禍が終息して欲しいと心から願います。ご馳走さまでした。
2021/06/09 更新
2021/03 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 緊急事態宣言解除後の春を味わいに
本日の休日ディナーは正月にお伺いして以降、緊急事態宣言も解除されましたので春を味わいに伺いました。何時ものようにシェフお任せ。
料理名は聞いた範囲内での記載ですので悪しからずご承知置き願います。
アミューズはジャージー牛のコンビーフ、バテトカンパーニュ、特に干したサクランボは凝縮された甘味が印象的。
初鰹のカルパッチョ
酸味の有るドレッシングに鰹や野菜の瑞々しさ。
ホタルイカやプチトマトの自然な甘味。
軽やかな春を感じます。
ビールから日本酒へ
福井県産しぼりたて生酒伝心はキリッとした飲み口。
牡蠣とホワイトアスパラのムニエル
牡蠣の柔らかな身の甘味と苦味。
菜の花のほんのりした苦味。
ホワイトアスパラのさっぱりしたサクサク感。
あっ、写真取り忘れた、盛付けも綺麗だったのに、それ以上に美味しそうだったので。
サクラマスと春キャベツ サクラエビのスープ
サクラマスは今しか取れない旬な魚。
スープも出汁が取れて程よい塩味。
バゲットと食べるとまた美味しい。
キャベツとサクラエビの春を感じる一品。
上喜元大吟醸 限定品
スーッと喉ごし良く切れが有ります。
豪州牛ヒレ肉とフォアグラ 春の野菜添え
ヒレ肉の柔らかくも肉本来の確りした味わい。
フォアグラの濃厚なほろ苦甘味。
蕗の薹のフリットに春を感じ、彩りを飾るゴボウ、ブロッコリー、筍、大根、ジャガイモ、人参も香ばしく、大地の持つ甘味を感じます。
デザートはアップルパイ オンバニラアイス
初めてのアップルパイ。
提供前から良い香りがしていました。
温かいアップルパイと冷たいバニラアイスの両極な甘味。添えられた苺の酸味の有る甘さも印象的。
健康的で爽やかな春を感じる料理の数々。素材の持つ味わいを引き立てる品々が多かったとの印象。
コロナ禍はまだまだ予断を許さない状況で飲食店にとって厳しい状況が続きますが、微力ながら応援しております。ご馳走さまでした。
2021/04/01 更新
2021/01 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 本日は新年のフレンチを堪能
明けましておめでとうございます。年初早々お伺いしたのが此方。20数回とお伺いしながら正月は初めてです。
クリスマスディナー以来間隔を置かずの訪問。裏を返せばコロナ禍で帰郷も叶わず、ならば年初早々に美味しいものでも頂こうかと伺った次第。
例年正月三が日はランチから営業されて、その後は遅い正月休暇を取られるそうです。
いつもの奥のカウンター席に陣取り、いつものお任せコースで。先客は2組。先ずは私は瓶ビール、連れはロゼで乾杯。
サーモンのタルタルにキャビア添え
酸味の効いたサーモンにキャビアの粒々感がアクセントのアッサリした一品。
フォアグラ、無花果ジャムで頂く胡桃パン
手作り無花果ジャムで食べるパンは塩と胡椒でも合います。フォアグラは濃厚なので少し私にはキツかったかな。
本日の日本酒は山形県の特撰純米酒白露垂珠
芳醇な風味に円やかな辛口系。
岩手産牡蠣のグラタン
甘辛のソースで身体が温まります。
4種類の茸のブイヤベース
中には海老、ホタテ、浅利、烏賊、4種類の茸、里芋、葱等、魚介出汁に香味野菜が加わり深い味わい。
ニュージーランド産ラム肉のグリル
柔らかく適度な歯応え感、口の中で滲み出る肉汁が堪らない。今までのラム肉のイメージを覆します。
シフォンケーキとアイスクリーム
蜂蜜を塗って焼いたケーキと甘さ控えめなアイス。
年末年始は何処にも行けなくてステイホームでしたが、フレンチの高度な調理法による素材を生かした美味しい料理で活力が沸いて来ます。
今年こそはコロナ禍が終息に向かい、早く日常生活が送れる事を祈りたいと思います。ご馳走さまでした。
2021/01/03 更新
2020/12 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 本日はご主人の気合いの入ったクリスマスディナーを堪能
年末近く我が家の年中行事のクリスマスディナーでお伺いしたのが此方。毎年色々有った年の瀬の締めくくりに使わせて頂いています。
特に今年は飲食店にとって厳しい年で有ったと思います。知っているお店が閉店されたのは数知れず。ですが結局は馴染み客に支えられたお店が残っているかなとの印象。
19時に伺い。1席毎に席を空けて本日満席。クリスマスディナーはご主人の気合いの入ったメニューが提供されます。
先ずはスパークリングワインで喉を潤し料理がスタート。
Amuse 本マグロのタルタル・鮑の燻製 キャビア添え・蝦夷鹿のコンソメスープ
ねっとり濃厚な本マグロ、柔らかく後味さっぱりな鮑の燻製、浮いているキノコのムースの何とも言えない味わいの有る蝦夷鹿のスープ。小品ながら手が込んでいます。
本日の日本酒は超特撰惣花純米大吟醸
スッと飲めて切れと清涼感の有る味わい。
Entree Froide 秋田県産比内地鶏のバロティーヌ 白レバームースとブリオッシュ 砂肝のコンフィのグリエ 有機サラダのリース仕立て
柔らかくソースとの相性良いモモ肉を使ったバロティーヌ、香ばしいレバー、適度な歯応えの有る砂肝、比内地鶏から3種3様の異なる味わいが一皿に共存。有機サラダも甘味が有って美味しい。
Entree Chaud パンチェッタを巻いた三陸産牡蠣と白子のベニエ 冬瓜のムニエル 菊芋のビュレとトリュフの軽い泡ソース
塩漬け熟成された豚バラ肉と牡蠣との組合せがこんな未体験な味わいになるなんて。フワッと揚げた白子は綿菓子のよう。冬瓜と菊芋の自然なふくよかな甘味もトリュフソースによって筆舌に尽くしがたい味わい。
Poisson フランス産セップ茸のクリームソースで仕上げた新鮮魚介のドリア
ヒラスズキ、鮑や蟹、ブロッコリーも垣間見えて魚介と茸の美味しいハーモニー。
Granite 国産檸檬と大葉のグラニデ
大葉の国産レモンの皮も使っているようで仄かな苦味が感じられます。
Viande 国産黒毛和牛ヒレ肉とフランス産鴨フォアグラのステーキ 山形県産有機冬野菜添え マデラ酒を使ったソースと共に
国産和牛とフランス産フォアグラなんて最強でしょう。何を書いても陳腐な表現になるので止めます。只、あっという間に食べてしまいました。
Dessert 温かいチョコレートケーキとコニャック風味のヴァニラアイス
ふんわり温かいケーキと冷たいアイスの両極な甘さ控えめな味は大人の美味しさ。
相変わらず知識と経験に裏打ちされたご主人のフレンチ料理の引出しの多さに感服致します。まだまだ未体験のフレンチ料理の奥深さが楽しめそうです。ご馳走さまでした。
2020/12/31 更新
2020/09 訪問
我が家で贔屓にしている下町のビストロ屋さん 本日は秋を感じに
9月の4連休最後の日に伺いました。メニューはいつものシェフお任せで、席はカウンター席の端奥。
店内はコロナ対策の3密対策で間隔を空けて3組のみ。此で満席。お店の自主規制はお客にとっては安心ですが、特にコース料理等の長い時間サービス提供する飲食店にとって厳しい状況は続きます。
最初のドリンクはロゼで乾杯し喉を潤します。
アミューズは焼きとうもろこしのゼリー
口当たりはあっさりしながら確り甘味の有る濃厚コーンの味わい。
オードブルは一口サイズか9品
何れもお酒に合います。特にチーズをパルマ産ハムで巻いたものとパテドカンパーヌュが美味しい。
ここで日本酒に入ります。今回は秋田県横手市のまんさくの花、スッキリした飲み口。
ハモのソテー
ハモは淡白な味ながらクレソンの濃厚な味わいで引き立ちます。
ムール貝の蒸し焼き
これだけのムール貝は食べ応えが有ります。その後のライスのソテーは出汁が取れて絶品。
ボルチーニとワイン豚
香り豊かなボルチーニの柔らかさとワイン豚の風味の有るサクっとした歯応え感が絶妙です。
桃のコンポート
甘さを抑えながらもゴージャスな盛り付け。瑞々しさを感じます。
何時もながらの基本フレンチですが、和食の要素も取り入れた和洋折衷、お酒にも合う料理の数々で満足です。ご馳走さまでした。
2020/10/14 更新
我が家で贔屓にしているビストロ店。年初3日にランチでお伺い。毎年正月3ヶ日間は営業されてます。近くに富岡八幡宮と深川不動堂の初詣客が多いからでしょう。とは言え大変ですね。
年初の訪問は2年振り、ランチは2018年4月以来の久方振り。ですがクリスマスディナーから10日程しか経ってません。
年初ランチは4,500円のみ。いつものように私はプレミアムモルツ、連れはロゼで料理スタート。
最初は蝦夷鹿と有機野菜
蝦夷鹿のタン、ハツ、レバー、カシラにレタス、プチトマト、アボカド等の豊富な有機野菜にチーズがかかっています。蝦夷鹿は癖が無くて柔らかく、部位毎の食感も楽しめました。野菜も瑞々しい。
魚介とキノコのシチュー
魚介は白子、帆立、天使の海老等、キノコはポルチーニ、ヒラタケ、キクラゲ等、ニョッキも入ってます。魚介とキノコの甘い出汁が出て美味しい。
正月なので普段飲まないアルコールと言う事で、私は自家製サクランボ酒スパークリングワイン割を、連れはボルドーのアンスタン ベコを注文。贅沢な味わい。
ワイン豚のグリル
山梨県甲州市でワインを飲ませて育てた豚の事。今やブランド豚。肉汁たっぷりで柔らかい。野菜も美味しい。
デザートはメイプルシロップのアイス
下にはパンナコッタとフルーツ。口溶けが優しい。
年初から美味しい料理を頂きました。今年も身体が欲したくなったらお邪魔します。宜しくお願い致します。ご馳走様でした。