oilioさんが投稿した食善 大岡(兵庫/新在家)の口コミ詳細

飲と食…二兎追うからには二兎とも得る

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掲載保留食善 大岡新在家、六甲道、石屋川/日本料理

1

  • 夜の点数:4.0

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2019/12 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.0

久しぶりに出逢った、お店と大将のカラーが一致したお店です。

こちらのお店はお連れ頂いたので、CPとドリンクの評価は3.0とさせて頂いておりますm(_ _)m


JR六甲道駅で待ち合わせをして徒歩で10分弱ぐらいでした。
食事をしに六甲道駅で降りたのは初めてです(^-^)
意外と色んなお店があるのですね〜、なんてお話をしながら二号線沿いを歩いていると突如モダンで素敵なが出現します。
私は気付かずに二,三歩行きすぎました。笑
だって今まで歩いて通ってきたお店の雰囲気と違ったので、私の中で風景の一部と化していたのですから…笑

店内に入ると和かな奥様と大将が迎えてくれます。
入ってそのまま縦にズラッとカウンター。
座った時のカウンターの奥行きも広くて席もゆったりと設けてあります。
この日はたまたま貸切状態な日でしたので、余計に広々と感じました。
大将が調理する手元が見えるのも♩

まだ料理を食べていないし大将と奥様ともお話していないのに、お店の雰囲気でもう「今日は楽しい食事になりそうだ…」と確信しそう。
もっとつらつら書きたい所ですが、この辺にしておいてお料理について記述していかないとですね!笑


・先付:ゴマ豆腐、なめこ
…揚げ焼きしたかのような表面はカリッとして中はトロトロなギャップ、そこになめことおろしでまとまりのある優しい味。

・八寸:サバとキャベツの南蛮漬け、タコの柔らか煮とワサビ、蒸し鶏ともろみ味噌、茄子の煮浸し、サツマイモのレモン煮、海老、イカの煮付け、椎茸、柿と酢味噌
…私は茄子の煮浸しと海老と椎茸がとても好みのお味でした。
どの料理も上品な具合なのですが、よくある“薄い味”ではなく物を味わえます。

・椀物:河豚
…料理の感想ではないですが、この辺りから奥様や大将とお話をさせて頂きより一層楽しくなってきています(^-^)
『こういう料理を出すと、中の具だけ食べて汁を飲まない人が結構いる』という話に心底驚き…

・お造り:徳島のブリ、和歌山の本マグロ、明石のタイ
…それぞれふた切れずつなのですが分厚く引いておられ中々な食べ応え。
薄いとふた切れでは物足りない…と思ってしまった感じが否めないポーションですが贅沢に提供していただけました。

・揚げ物:牡蠣の天ぷら、銀杏
…牡蠣は水気が出やすいので、天ぷらは難しいですね。
しかし、小粒ながらも牡蠣の甘さと火をいれると3,4倍になる苦味旨味とを楽しめました。
銀杏のむちむちもやはり。

・温物:浜坂の松葉ガニ、信州ネギ
…身こそ小振りですが松葉ガニの認定ラベルも見せていただきました。
その小振りのカニには大将の思いが込められており、篤と味わわせて頂きました。
蟹の食べ方が苦手な方でもほぐしやすいように鋏を入れて提供してくださいます(^-^)

・煮物:徳島産牛モモ肉、大根の煮込み
…煮でしっかりお肉。
この流れで和の煮物です。
低温調理(洋で言うとミキュイ)や、お肉なので煮物ではなく焼物かと想像されるでしょう?
いえ違います。煮物でしっかりと肉の食感溢れる一品です。
これまでのお料理は出汁に溢れる食材の旨味の強・弱や、食材を生かした主張・大人しさだったのですが
このお料理に関しては口の中で訴えがあります。
不意にくるこの感じは久しぶりで我に返ります。

・ごはん:福井県産いちほまれ、漬物、梅のお吸い物
…炊き上がりのごはんをお披露目していただけます(^-^)
蓋を開ける前からあま〜い香りがしていたので、見せて頂いた瞬間は空間がぶわっとお米のオーラに染まります。
ひょこひょこと粒が立っている様は元気なお米です。
蒸らし始める前のごはんをよそっていただくと、もちもちというより反発性のある若いお米。
漬物は何と六種盛りで、漬物だけでなく明太子や蜆の佃煮なんかも入っています。
もはやこれだけでアテになる嬉しい盛り合わせ。

・アテ:カニ味噌
…カニ味噌はやはり少し旨味に欠けます。
しかしこれは大将の技ではなくて蟹の問題だろうと思います。今年はあまり蟹が強くないかに?なんちゃって。

・ごはん:カニ雑炊
…はあぁ〜、やっぱりエキスが出切った出汁で炊く雑炊ほど旨いものはないですね。
お連れ頂いた方も、量が多いかも…と仰られながらもこちらはスルスル食べておられました♩
雑炊だから後からお腹が脹れることも少ないですし、最後の優しいまとめ役ですね(^-^)


最後に大将とお話が盛り上がってしまって、お連れ頂いた方と奥様とタクシーをお待たせしてしまって申し訳ございませんでしたm(_ _)m…
しかし、我武者羅にその道一本で!!とやっていた自分を思い出し、悔しくも懐かしく、それにまだいける?と少し自信を持つ事が出来たりして。
とても有意義でした。

ありがとうございます。

2019/12/08 更新

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