Ronsonさんが投稿したパイナップルラーメン屋さん パパパパパイン(東京/西荻窪)の口コミ詳細

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移転パイナップルラーメン屋さん パパパパパイン西荻窪/ラーメン、つけ麺

1

  • 昼の点数:4.2

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/04 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

キワモノではない。

〈再訪:2015年4月〉

2月・3月限定の「カカカカカカオ」を味わいたくて3月中に行こうと思っていたものの、
なかなか都合が付かず4月になってしまったのですが、
幸いなことに4月初旬でもまだ残っていて、無事にいただくことができました。

私と連れがオーダーしたのは以下の通りです。
・チョコレートパイナップル担々麺「カカカカカカオ」(870円)
・チョコレート油そば「カカカカカカオ」(770円)+チャーシュー追加(100円)


で、お味のほうですが、どちらも期待以上に美味しい!!
感動したと言ってもいい。

「無理なく食べられるよね」「意外といけるね」というレベルではなくて、
カカオを生かした美味しい料理に仕上がっています。
一口めで「お、うまいじゃん!」と感じさせ、しかも最後までしっかり楽しめるのです。
普通の担々麺や油そばよりも、カカオの風味が効いているぶん美味しいんじゃないかと。


パイン同様、カカオも料理に使われることがある食材なので、
上手く組み合わせればそこそこ美味しくなるだろうなとは思っていました。

とはいえ、このお店の場合、まったく自由な創作料理ということではなくて、
ラーメンという形態に落とし込まなくてはならないという縛りがあります。

かんすいの風味がある麺や、一般的にラーメンに使われる出汁素材、
チャーシューやネギを用いて、客に「ああ、ラーメンだ」と納得させる必要があり、
しかも先例はありません。味をまとめるのは作り手の感覚だけという状況です。

なのに、この完成度の高さ!

味作りのセンスと味覚のバランスが相当優れてなくては成し得ないことを、
楽しげに軽々とやってのけているわけですよ。


世の中のほとんどの料理人は、残念なことに、
ここまでの技量・才能を持っていないと思うのです。

特に最近のモダンフレンチに多い「変わった食材を組み合わせてみました」という料理で、
これほど説得力のある美味しさに出会うことは、まずありません。

気取ったレストランでそういった料理を得意気に出されるたびに

  「変わった組み合わせをすればいいってもんじゃねーんだよ!
   相乗効果があって美味しくなってなきゃ意味ねーんだよ!!」

と静かに腹を立てつつ黙って完食する私にとって、一見イロモノに見えるこのお店が
「変わっている」と「美味しい」をしれっと両立させているという現実は、
とても頼もしいと感じるし、なんだか愉快な気分になります。


お店の規模やジャンルや価格帯などを抜きにしてフラットに考えるなら、
そこいらのフレンチレストランよりも「味で感動できる」と言うことができるでしょう。
少なくとも私の中ではレフェルヴェソンス超えですね。

ふざけたコンセプトと店名、ふざけた限定メニューに、ふざけたツイートで知られる
このお店を真剣に褒めるのは野暮ってものかもしれませんが、
全力で賞賛せずにはいられないと思った2回目の訪問でした。


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〈初訪問:2014年5月〉

連れがパイナップル好きなので、西荻に来たついでに訪問しました。

オーダーしたのは「パイナップル海老塩ラーメン いっぱいん」(970円)と
「パイナップル塩ラーメン いっぱいん」(920円)。
 ※「いっぱいん」=「全部乗せ」

食券を渡して待っている間、カウンター台の黄色のタイルが目に入ります。
しかも手前側は緑に塗られた木。パイナップルカラーなのです。

他にもカウンター上や壁の小物類がいちいちパイナップル関係。
それがトロピカルでオシャレってほどでもなく。
闇雲にパイナップルが好きだというアピールがこれでもかという感じでw

さて、ラーメンが出てきました。
どんぶりがカワイイ!
糸唐辛子なんかも乗っていて、妙に見た目のきれいなラーメンです。

さっそく麺をすすり、スープをひとくち。

ああ、なるほど、想定内だな、というのが第一印象です。
でもそれは悪い意味ではなく、破綻なく上手くまとめてあるなということ。

そして、食べ進めていっても意外に飽きない。
っていうか、食べ進めていくうちに好きになっていく味です。

コシのある細麺、澄んだ塩味とフルーティな甘酸っぱさのスープ、
気前のいい厚切りのチャーシュー、パイナップルジュースで煮た味玉、
そしてパイナップル・・・いいバランスです。

想定内という第一印象よりもハイレベルで、
かなり完成度の高いバランスなのかもしれません。
ラーメン屋としての実力と、料理人としてのセンスを兼ね備えていないと、
このバランスは成し得ないんじゃないかな。


実際、変わっているけど洗練された、美味しいラーメンだと思いました。

パイナップルは中華やフレンチでは普通に使われるものなので、
塩味の効いた料理に合わないということはありません。
とはいえ、これメインでずっとやっていくためには、
インパクトと「食べ飽きない普通の美味しさ」を両立させる必要があるわけで。
そう考えると、けっこうすごいことなのかも、と感じ入った次第です。

ちなみに「パイナップル海老塩ラーメン」と「パイナップル塩ラーメン」では、
海老塩のほうが美味しいと思いました。
海老の風味が加わることで、スープがもう一段階、深い味わいになっています。

最後に、カウンターにあったパイン酢も入れてみましたが、これも面白い。
甘さとしょっぱさを引き締めつつ、フルーティさが広がる。
結局、スープをかなり飲んでしまいました。


期間限定のラーメンなども出しているようで興味深いのですが、
西荻に行くことってあまりないからなあ・・・。

でも、機会があったら再訪したいと思います。

  • パイナップル海老塩ラーメン いっぱいん

  • パイナップル塩ラーメン いっぱいん

  • 2015/4追加

  • 2015/4追加

2015/04/10 更新

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