3回
2021/03 訪問
高級天婦羅のどんぶり
秋田でも指折りの天婦羅のお店、なかなかこの地に来ることはありませんが、小安峡の立ち寄りしたいところ。先日は予約でいっぱいでしたので、リベンジ。
前回はランチの天婦羅コースをいただきました。食材を揚げたてでいただくならやっぱり天婦羅のコースですが、高級天婦羅の天丼を食べてみたい!というわけで、
【天丼セット(竹)】1650円
稲庭うどんのセットにしましたが、単品でも頼めます。なお、梅では野菜の天婦羅のみ、竹だと海老二尾がつきますが、海老は苦手なので他のものに変えてもらいました。
鯛と鮭の大葉巻き。やっぱり竹にしてよかった。稲庭うどん食べるとお腹いっぱいなので天丼単品でもいいんですが、せっかくなので稲庭うどんを「せいろ」でいただく。
天丼にすると揚げあがりの衣のサクサク感が失われ、タレでしな~っとしてしまいますが…
付きだしをいただきながら、こんな店では背筋が伸びてしまう。
タラの芽を含んで野菜もたっぷり。中でも蓮根の食感が一番好き。前回食べた油切れのよい天婦羅。タレをサッとくぐらせているので、白い天婦羅はタレで染まる。そもそも衣も薄いので、サクサク感はそれほどないかもしれないが食材の食感は味わえる。
後がけではないので、ご飯にはタレがそこまで染みていない。タレのかかった天婦羅をいただきながら、ご飯をかきこむ。
うーん、満足。の上、稲庭うどん。流石にお腹いっぱいでした(笑)
2021/03/20 更新
2020/05 訪問
素晴らしい天婦羅と稲庭饂飩、なんて贅沢
ふらふら~と旅していたら、横手焼きそばを食べようと思っていたのですが、開店までまだ時間があったためせっかくなら稲庭うどんを食べよう!と。
前々から夜天婦羅と酒をやりたかったのですが、立地的に叶いませんので、おランチに伺いました。
風呂上がりでしたので、ちょっと正装して出掛けてみました。カウンターで天婦羅三昧。しかも稲庭うどんがいただける。
なんとなく真ん中の天婦羅のコース(2500円)にしました。
先付をいただき、男鹿の塩、天つゆ、いぶりがっこが並びます。
地元産の食材も多いようですが、しょっぱなのアスパラにビビる。デカイ。いまだに天婦羅の良さを理解できないワタシですが、食材の食感を残しつつ、軽い揚げ上がりには素晴らしいなぁと。椎茸と続き、
あぁ、カウンターから庭園を眺めながらの天婦羅、最高やわ。
海鮮も秋田の鯛。塩もいいけど、天つゆもあっさりで、食材の味わいをじっくり味わえる。あぁ、塩が足りないと思うワタシは最近高血圧気味。注意されたのに、熱々の茄子に若干やけどし、
稲庭うどんは、せいろ、温、冷やがけから選べます。向かいの店でせいろを食べたので今回は冷やがけを。せいろは普通のタレとゴマダレもつくよう。
天婦羅もいいけど、稲庭うどんもやっぱりいい。大将が丁寧に締めたピッチピチの饂飩。かけでもコシがしっかり残ります。岩海苔の風味が少し強めにくる。
キスは3枚に別れているのでとても食べやすい。ししとう、うにの大葉、さつまいも…後半はいつも通り適当ですみませんねぇ。
そういえば、天紙変えてないよね?それでもほとんど汚れてませんけど、油の切れが良すぎてもこんなことある?
今度はなんとか夜来たいけど、予約もなかなかいっぱいのようで。まずコロナがこのまま落ち着くかどうか。
というか昼のコスパがヤバすぎですね。なんで3000円のにしなかったんだろう。
秋田で美味しい天婦羅なら外せません。
2020/05/30 更新
母の日に職場の母、居酒屋の母達には花を送ったのに実家の母には配達できず贈っていない不良…どうもドラ息子です。今月は母の月らしいので、今月中に送ります。多分。
そんな花を買った昼、秋田指折りの天婦羅屋へ向かう。以前天婦羅の安いランチコースや、天丼も食べましたが、いつか夜飲みたいと願いつつも、とりあえず昼飲みの夢が叶う。
ハンキーさん、ありがとう。
本日はきちんと予約しましたが、カウンターは貸し切り状態。夜は案外混んでいるんだとか( ゚Д゚)流石…
一番高いコース¥3500、海老2尾つくらしいですが、海老抜きで。どうやら海老も揚げ方を変えて提供しているよう。
天気のいい昼ほど旨いビールはない。
今回はメインの稲庭うどんをトップに持ってきていますが、写真は時系列でお伝えしています。
おつまみをつまみ、早速天婦羅をいただきます。天婦羅は揚げたてが完成形なのでそのま
ま食べるべき、と教えられましたが、写真だけは撮らせてください。
今が旬の山菜。山菜の天婦羅で一番好きなタラの芽。天婦羅の美味しさもいまだにわかりませんが、いかに食材の味を伝えるか。少しの苦味を残すタラの芽、先端はわずかに開き芽吹きを感じる。タラちゃんも喜んでいます。
歯応え、それでいて甘味のある蓮根。わずについた焦げ目がいい。沼に浸かっていた時代を思い出しますね。
さて、魚が来る前ですが早速酒をいただきましょう。思ったより知らない酒を置いている。ただし素晴らしいのはそのレパートリー。県南の酒好きにはたまらない。
『佐藤養助 特別純米酒』グラス¥520
秋田銘醸、あまり飲むことはありませんが…確か美味しかったんですが、天婦羅ばかり考えていて忘れました(´Д`)ゞ
てか、イカちゃん食べてるじゃないか。軟体も苦手だったり~
山ウドは流石に苦味がある。お子ちゃまには食べられませんね。苦味もまた大事な味覚の一つ、お酒が上手に引き出してくれます。ウドちゃんも喜んでいます。
流石に3回目ともなると店主さんとお話することが出来ました。お酒の力もありますが。
あまり聞きにくい天婦羅の話ですが、揚げ物を5年揚げていたワタシとしては聞いておきたいところ。
秋田の某有名店とは全く異なる天婦羅。その理由はやはりルーツにある。江戸前とか詳しいことはよくわからないが、衣が纏う油、そして内側からも油が溢れてくるのと対照的に、「正心庵」の天婦羅はノンオイルかと思うほど油が出ない。190-200℃、一般の魚介に火を通すには適温からやや熱めか。
さて、ここからが天婦羅の真骨頂。秋田の天然真鯛。ホクホクとした白身から感じる甘味。秋田に生まれてくれてありがとう。
鹿児島の新じゃがはやや色づいている。あぁそうか確かサツマイモに近いんだったかな。
『稲庭の酒っこ』これも実は飲んだことないのですが、天の戸の大吟醸。小声で話しますが、県南の中ではあまり好みでないのですが、吟の精で出来た、稲庭の酒っこはまるで好み。天の戸は酒蔵の味がいつも出るのでどうかと思いましたが、いやぁ旨い。確か。
天婦羅の中で一番好きなのが、男鹿のキス。キスがスキ。もう酔った。
サーモンの磯部巻き、カボチャ…流してすみません。
海老を食べれないので、リクエストにお答えしてもう一品、とのことでやはり真鯛をいただく。
サービスでいただいた最後のお酒は
『鏡田』なんだか飲みにくそうな感じだが、大吟醸だよな~飲みにくいんかなぁ、って思ったら衝撃の…肌に染みる酒。
これはそう…銀紋だ。なぜだろう。湯沢に生まれてきてよかった。(湯沢出身ではないけれど)
少食なので天婦羅もポーション少なめでお願いしたが、これなら普通に食べたかった。お酒をいれるとブラックホールとなる胃袋。
もちろん稲庭うどんをセイロでいただきます。一番最初に来たとき、セイロか温で迷っていたら両方とも普通の量で来て腹っちぇくて死にそうでした。昔はコースの途中と最後に出してたらしいですがもちろん皆さん食べれないのでやめたらしい(笑)
今なら食べられるよ。ゴマか普通のタレか、最後の味をどちらにするか迷うほどどっちも好き。最後はどっちにしたんだっけ。
稲川の田舎っぽさ、ウチの実家に似てて好きになってしまった。そういえばここらのカフェで夏虫が泣いていたっけ。ウヒウヒウヒ、だったかな。適度な距離感を保つ店主さんも微笑んでいます。
もう知らない。こんなに幸せな日はない。
(昼から酔いすぎてこの日は飲めませんでした)