6回
2022/02 訪問
恒例ですが友人夫妻とコロナ禍で2年ぶりの訪問!安定の仕事ぶりです
毎年2月に「鮨 志の助」に行くことだけを目的に金沢に来る友人夫妻。
昨年はコロナ禍でやむなく中止に。今年もまん延防止措置が出ていましたが、何とか来ることが出来たので、2年ぶりに行ってきました。
こちらへは、小松にお店を出した1999年から、私は何十回もお邪魔しています。
ただ2007年に金沢の今の場所に移転してからは、小松からは遠くなったので通算7度目ぐらいになるでしょう?
季節ごとの旬のネタをおまかせスタイルで食べさせてくれる「鮨 志の助」。ここ数年はいつも友人夫妻が来る2月に行くことが定番になっているため、ネタの種類が似ているのが少し残念ですが、また紹介したいと思います。
18時のオープン時間にお邪魔しました。
コロナ禍で通常はカウンター席10席のところ、8席に間引いての営業。満席でした。
お聞きすると、やはり緊急事態宣言が出されているときは遠方からのお客さんがめっきり減ったようですが、奥様とお二人で切り盛りされているので何とかやってこられたと話されていました。
まずは瓶ビールで乾杯です。
最初に出されたのが「あん肝」。濃厚です。
上出長右エ門窯の九谷焼の皿に乗せられて出された「寒ブリ」は脂が乗っていて、もみじおろしで食べると後口もよく食べることが出来ます。
「鮨 志の助」では使用している器は、九谷焼中心ですが名品を使用していて、そちらも楽しむことが出来ます。
志の助の酒肴の定番「万寿貝バター焼き」。
「加能ガニ」はカニみそがたっぷり乗せられていて、そのまま食べてもいいのですが、3杯酢も出されたので途中からかけて食べました。
お造りは「ガスエビ」「鯛の昆布締め」。昆布締めが上品。
この後は握りに移ります。
最初から「のどぐろ」が出てきました。炙ってあるのでうま味がにじみ出ています。
「梅貝」は私の好きなネタ。上品な固さで噛むと奥深い貝の滋味が口中に広がります。
「甘えび」は、握る前に殻から身を外して握られます。プリプリの身の上には青い卵が乗せられています。
「たらの白子」は軍艦巻き。おろしとポン酢で。
「あぶとろ」。まぐろのトロの炙りです。脂のノリが半端ないです。
「ヤリイカ」は甘い!
山本長左氏の九谷焼の小さな器に入れられて出され「うに」は濃厚でした。
「アジ」は小ぶりなのを一枚一枚その場で皮をはぎ、刻んで握りに。こちらも美味しいです。
「ネギトロ」は中トロの部分とネギの白い部分を適度に刻んで、手巻きで食べさせてくれます。
「うなきゅう」。ウナギとキュウリ。こちらも手巻きです。うなぎの香ばしい風味にきゅうりの食感が合わさっていい感じ。
あと、追加で久しぶりに「なみだ巻き」をお願いしました。
昔、小松にお店があったころに食べたものとは少し違っていて、ワサビの茎を甘辛いタレに漬け込んだものが中に入れられています。
約17年ほど前、「鮨 志の助」が小松に店があった時代に、ブログで「なみだ巻き」について書いています。懐かしいです。
http://asahip.cocolog-nifty.com/asap/2005/05/post_7969.html
おまかせには「あら汁」も付いています。
では、最後に飲んだ日本酒について。
小松の東酒造の神泉大吟醸。
九谷焼と江戸硝子を融合させた、能美市の清峰堂の九谷和グラスで飲みます。
「神泉」は蔵元まで時々買いに行くほどですが、食中酒としてはとてもいい銘柄です。
あと、確か菊姫の大吟醸だったかな?を飲んでいます。
おつまみ5品と握り10貫、そしてあら汁が付いて一人22,000円ほどでした。
2年ぶりの「鮨 志の助」でしたが、変わらずの丁寧な仕事ぶり。安定の味でした。ご馳走様でした。
ブログ記事はこちらです。
http://asap.blog.jp/archives/46025458.html
2022/03/19 更新
2020/02 訪問
毎年恒例の早春の宴は友人夫婦と美味しいつまみと鮨で至高の宴でした
「鮨 志の助」のお師匠さんである「小松弥助」の森田さん。
昨年11月には国の「現代の名工」にも選ばれているほどで、88歳の今でも現役で鮨を握っていらっしゃいます。
先日も友人のSNSを見ていると、いまでも素材を変更するほどに熱心で、マグロを豊洲から仕入れるように変えているとか?凄いですね!?
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんも一度で虜になったほどです。
そんな森田さんの、小松にお店があった時のお弟子さんだったのが「鮨 志の助」の前田さん。もっとも、もうだいぶ前のことなので、いまだに小松弥助のお弟子さんという紹介するのも気が引けるのですが……。
さて、「鮨 志の助」へは東京から来る客人と毎年この時期にご一緒することにしています。
小松にお店があるときは、年に何回かは行っていたのですが、昨今は年に一回、この時期にお邪魔するのがお約束になっています。
お店は水曜日、日曜日、祝日がお休みで、その曜日は市場がお休みのときがある日で、仕入の関係があって休みになっていて、それ以外の日は昼と夜の営業ということです。
今回、2月の3連休の初日の土曜日にお邪魔しました。いつもの通り友人夫婦と一緒に金沢駅からタクシーで向かいます。
18時のオープン時間にお邪魔すると、我々以外の席はすでに埋まっていて、食事が始まっていました。
我々もさっそくカウンターの席に座り、まずはビールを頂きます。
いつもの通りの、まったくのおまかせで宴は始まりました。
これまたいつもの通りの定番の品々が出されます。
この頃にシーズンがほぼ終了となったタラの白子。スーパーなどでは、なかなか新鮮なのを手に入れるのは難しいのですが、やっぱりハリが違いますね!?
口に入れて噛むと、口中にとり~りとした舌触りと共に白子のほんのり甘い風味が広がります。
万寿貝(白貝)のバター醤油焼きも変わりなく美味しいです。
寒ブリはもちろん天然で上品な脂が乗ったのを、おろし醤油でいただきます。
イカは冬の時期はヤリイカ。ゲソと身を、あら塩や、生姜・わさびを薬味にしょう油に付けて、お好みで食べます。ゲソは皮をむいてあります。
私はあら塩で食べることがおおいですが、塩気がイカの甘みを引き立ててくれます。
その後はガスエビとノドグロの刺身。ノドグロの脂のノリが凄かったです。
加能ガニは、足身の上に、ミソと胴の身を和えたものを乗せてあります。こちらもどれだけでも食べていたい美味しさです。そろそろカニの季節が終わりますが、年々漁獲高が減少している加能ガニ。今後が心配ですね!?
このあたりで握りに移ります。
まずはヤリイカ。3枚におろして細かく刻むのは、「小松弥助」の森田さん譲りの技です。
甘えびはその名の通り本当に甘いです。
鯛をほんのりと昆布締めも出されます。
ウニは濃厚な味。
ヅケは、ちょうどいい塩梅の漬け具合です。
トロの炙り、個人的な呼び名は「アブトロ」。炙ってうま味がドバッと出ています。
梅貝は身が厚く美味しい!
アジは、これまで気づきませんでしたが、意外と小ぶりなアジを使用しています。で、この美味しさ。大きいだけが脂のノリと美味しさを決めるわけではないのです。
巻物は手巻きで「ネギトロ」。
トロの濃厚な味を刻んだ白髪ネギが引き立てます。
最後は「うなきゅう」でした。安心のレギュラー陣を堪能できました。満足満足。
最後のほうにはあら汁が出されます。
いつのながらの丁寧な仕事ぶりをしっかり感じることが出来る鮨でした。
ビールの後のお酒は志の助では毎回小松の蔵元「東酒造」の「神泉」大吟醸です。
あと「獅子の里」も頼みました。
今回は以上飲み食いして2人で45,000円ちょっと。いい酒と消費税アップもあって少々かかりましたね。^^;
でも、グルメな友人夫妻がわざわざ「志の助」の鮨を楽しむために、毎年金沢に来るほど惚れているのがわかります。ご馳走様でした。
ブログ記事はこちらです。
http://asap.blog.jp/archives/39993549.html
2020/03/12 更新
2019/02 訪問
変わらずの丁寧な仕事で美味しい鮨を食べさせてくれます
今は人気鮨店として金沢で営業されていますが、元々は小松にお店があったわけで、このことはお師匠さんの「小松 弥助」の森田さんも同じです。
これは飲食店に限らずですが、小松で活躍していた人が金沢に転居したりする例は多いと思います。
市場としては小松より金沢の方が圧倒的に大きいことから、小松を出て金沢で勝負するということです。小松に住むものとしては何となく寂しい気がしますね。
今回2年ぶりの訪問になります。
外観はいつも通りの風情。店内も変わらずシンプルで清楚な佇まい。見慣れた景色です。
まずはビールで乾杯。久しぶりの一番搾り。
そしていつも通りの冬の定番のおつまみから始まります。
鱈の白子。もう季節は終わりですが、鮮度がいいので口の中でプルンと弾ける感じで溶けていきます。
こちらも定番。万寿貝(白貝)のバター焼き。
刺身は左からアカイカ・ノドグロ・ガスエビ。アカイカは身とゲソを少しずつ。ゲソにはゴマをまぶしてあります。ガスエビがねっとりとして口に中で溶けるほどの甘みのある美味しさでした。
醤油にあら塩、薬味にショウガとワサビが添えられていて、お好みの味を楽しめます。
ウニは今回はおつまみで出されました。
香ばしい海苔が一緒に出され、こちらもそのまま食べても良し、海苔で巻いて食べても良しです。
おつまみを食べながらお酒は日本酒に移ります。日本酒は山中温泉の獅子の里、車多酒造の天狗舞、そして小松東酒造の神泉の3種類置いていますが、今回順番に3種類全部頂きました。神泉は大吟醸で少し飲み過ぎました。^^;
グラスは能美市の清峰堂の九谷和グラス。絵柄も色々増えています。
このあとは握りに移ります。
握りの前に出されたガリの味が少し変わったと思ってお聞きすると、赤酢を加えたそうです。
最初は赤イカ(石川ではヤリイカのことをこう呼びます)。ねっとりとした食感と、噛むと口に中で上品な甘さが広がります。この感触は何度も食べているので、舌が覚えていますね!?
こちらはブリ。天然物は上品な脂が乗っていて、味も色も違います。
甘えび。プリンと弾力のある身は、刺身で出されたガスエビとはまた違った美味しさです。
加能ガニ(ズワイガニ)は、身にカニ味噌を乗せて。カニ味噌がミソです。
ヅケです。この照りが美味しさを物語っています。
トロの炙り。別名アブトロ!上品な脂が炙ることによって旨みが増します。
梅貝の身は厚く、あら塩で食べさせてくれますが、噛むほど潮の香りが口の中に広がります。
こちらはアジ。これも身が厚く脂が乗っていました。
ここで味噌汁が出されました。あら汁です。
この後は手巻きが2本出されました。まずネギトロ巻。マグロのトロと白ネギが刻んで出してくれる毎度おなじみ定番の巻物です。
そして最後はウナキュウ。香ばしく焼きを入れたウナギと、キュウリの食感がいいです。
以上で終了。我々が飲み食いしたもので一人2万円弱でした。酒代が押し上げたようです。^^;
2年ぶりの訪問でしたが、次回はまた来年かな?ご馳走様でした。
ブログ記事はこちらです。
http://asap.blog.jp/archives/36472827.html
2019/03/06 更新
2017/02 訪問
ミシュランガイドで星を獲得してからは予約取りづらくなりました
ほぼ1年ぶりの訪問になります。
相変わらずの人気で、なかなか予約が取りづらいですね。昨年発刊された「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」で星一つ獲得してからはなおさらです。
お聞きすると、北陸新幹線が金沢まで延伸してから、東京の方の予約が多く、さらには口コミの紹介のかたが増えたと話されていました。
新幹線がきて、多くの方が金沢に訪れるようになってうれしいのですが、人気のお店の予約は取りづらくなりました。
鮨屋とおでん屋がその最たるジャンルです。おでんなんて、ふらっと入って食べる庶民の味覚なのに…。あとカニやブリ、ノドグロなど、人気の魚も異常な高値が続いています。出るのはため息ばかり……。^^;
さて今年も、毎年の恒例の如く東京から毎年、志の助さんの鮨を食べにくることだけで金沢を訪れるご夫妻と一緒の再訪になります。
近年は、この時しか志の助さんに食べに来ることが出来ません。寂しいです。
この日、お昼遅めのランチだったので、あまりお腹が空いていない状況での訪問となり、おつまみもお鮨も少なめでお願いしました。^^;
まずはビールで乾杯です。
志の助さんの場合は、季節ごとでネタは変わりますが、基本定番の鮨なので、毎年冬に訪れる客人は、大体同じものを食べていることになります。ただ、北陸は冬に美味しくなる魚介が多いので、やはり冬に来るのが一番おすすめだと思います。
基本、おまかせのコースのみになっています。
最初に出されたのは、そろそろシーズンも終わりに近づいてきたタラの白子。プリンとした食感に濃厚でクリーミーな味、ポン酢の酸味が合います。
お造りは左から、アカイカ(石川ではヤリイカのことをこう呼びます)、小鯛、ガスエビ。
イカの不漁が続いていますが、これも温暖化の影響でしょうか?耳の部分がコリッとしていいですね。
ガスエビは身も太く甘みが際立っていました。
万寿貝(白貝)のバター焼きです。もう15年ほど食べています。(笑い)
お酒のほうは小松の地酒、私のブログでもよく登場します東酒造の神泉大吟醸。フルーティでありながら切れがあります。
この後、握りに移ります。
まず出されたのはアカイカ。短冊切りにして絡めてあり、切り口から感じるイカ独特のねっとりとした旨味を感じることが出来、スタートの一貫として志の助さんの定番です。
これはノドグロ。有名になり過ぎで庶民の口にあまり入らなくなったノドグロです。^^;
この写真を見てお分かりかと思いますが、志の助さんの握りのシャリの形状と、酢の塩梅が少し変わったみたいです。あえてお聞きしませんでしたが、色味が付いて形状も若干俵型になりました。握りの所作も変わったような気がします。
当然、美味しくするために色々研究された結果なのでしょうね?
大ぶりの甘えび。名前の通り口の中で甘さが広がります。
加能ガニの身の上にかに味噌が乗せられています。。
梅貝はあら塩が振られていて、貝の旨みを引き出します。
アブトロ!トロの炙りですね!最高です。
アジも脂がのっていますね。
ウニです。
鯛の昆布締めは上品な昆布の香りと味が乗り移って旨みが口の中に広がります。
最後はアナゴ。口の中でとろけます。美味しいです。
あら汁も付いてきます。
以上で、この日は終了。珍しく日本酒も一合しか頼みませんでした。
1年に一回しか来ることが出来なく残念ですが、相変わらずの安定した味のお鮨を楽しませてくれるお店。これからも美味しいお鮨を握ってください。ご馳走様でした。
そうそう!志の助さんのお師匠さんの「小松弥助」森田さんも、御年80ん歳で再始動をされるとのこと。いやいや鮨職人、一生修業のようです。^^;
ブログ記事はこちらです。
http://asap.blog.jp/archives/18324077.html
2017/03/05 更新
2016/02 訪問
個人的には日本で一番美味しいお鮨だと思っています
【2016年2月再訪】
祝!北陸新幹線1周年,MY BLOG3000件目
私のブログも今日のレビューで3,000件となりました。そして北陸新幹線が金沢まで延伸してからもちょうど一年です。Wでめでたい日になりました。
3,000件まで約11年3か月かかりました。135か月ということは1か月あたり約22件のレビューとなります。よく続いたものだと我ながら思います。
この記念すべき3,000件目のレビューをどこにすべきか考えましたが、やはりここしかないでしょう!?
金沢の鮨店「志の助」です。
私のブログでも何度も登場していますが、ここ2年ほど行けていませんでした。理由としては、昨年の北陸新幹線金沢延伸のため、日常的に予約が取りづらい状態が続いていることもあります。
今回は志の助の鮨を食べるためだけに、毎年東京からわざわざ金沢を訪れる妻の友人ご夫婦とともに伺いました。
慣れ親しんでいる「志の助」の鮨ですが、何度訪れても新鮮な気持ちで臨むことが出来ます。
「志の助」の鮨は、師匠の「小松弥助」の森田さんが引退した後、その後継者として一番、森田さんの握りの技と美味しさを受け継いでいる気がします。
北陸新幹線が金沢まで開通以降、予約が取りにくくなっていますが、お聞きすると2か月前から予約を受け付けして、すぐに週末は満席になるそうです。平日も1か月前にはほぼ一杯だということです。人気ですね。ミシュランガイドの富山石川版が発刊されると益々予約が取りにくくなるでしょう?
営業は水曜、日曜が休みで、それ以外はお昼と夜の各1回転のみの営業となっています。
席についてまずビールを頼みます。握りに移る前に少しおつまみを頼み飲みます。
まず出されたのは寒ブリ。紅葉おろしでさっぱりと食べます。私の一番好きなブリの食べ方です。天然ブリの上品な脂身でした。
万寿貝のバター焼きは、小松にお店があった頃からの定番です。私も何十回も食べています。
ビールを一本飲んだ後は、日本酒の神泉大吟醸。フルーティな酒の旨みで人気です。昨年の冬前には全部売切れになっていました。志の助さんはずっと昔からお店に置いているので東酒造さんのほうでお取り置きしてあるそうです。
この後の刺身は、左から小鯛、赤いかの耳の部分、ガスエビです。あら塩か、わさびor生姜の薬味で醤油をつけて食べます。赤いかの耳の部分はコリッとした柔らかな食感。ガスエビは本当に甘くておいしいです。
冬の定番、タラの白子。濃厚ですね。
イカゲソは生姜醤油で。
ここらへんで握りに移ります。
まず出されたのは赤いか。ねっとりとした食感とイカの甘みが感じられます。
これは、いまや金沢の定番のネタになりつつある「のどぐろ」です。弾力のある身でもちろん味的にも最高でした。
大ぶりの甘えびも、名前の通り口の中で甘さが広がります。
ずわいがにの身とかに味噌。
梅貝はあら塩で、貝の旨みを引き出します。
トロの炙り、別名アブトロ!最高です。
アジは大振りな身で脂がのっていますね。
ウニは口の中でとろけます。
鯛の昆布締めは上品な昆布の香りと味が乗り移って、えも知れぬ旨みが広がります。
アナゴも口の中でとろけますね。上品な甘みと旨味です。
おまかせは以上でしたが、この後に追加で頼んだのはまずはネギトロ!「志の助」で是非食べてほしい逸品です。師匠の森田さんの味を思い出します。
そして右側のはうなきゅうです。ゴマの香りもほんのりとして、少し焼かれて香ばしいうなぎと、これまた相性抜群です。
あら汁も付いてきます。
金沢に移転してからは「志の助」に行く機会もめっきり減りました。まぁ、そのほうが新鮮な気持ちで食べることが出来るかもしれません。
ブログ記事はこちらです。
http://asahip.cocolog-nifty.com/asap/2016/03/3000-2e37.html
【2014年10月25日 記】志の助アーカイブ
私のレビューで一番最初にアップし、かつ一番点数の高いお店が金沢にある鮨店「志の助」です。食べログでも毎年、石川県では1・2位を争っている名店です。
石川県のお店は、現時点では原則として、2013年7月以降に行ったところに限定しています。(一部例外あり)
そこで、志の助には過去に何十回もお邪魔している私としては、過去に行ったときに食べたものを少しアーカイブとしてアップしておきたいと思います。
志の助の鮨は、いわゆる定番ものが主体です。もちろん、季節の旬のネタで違いはあるのですが、同じ時期に行けばほぼ同じようなネタが基本パターンとなっています。今回の写真は、主に初夏から盛夏のネタを中心にアップしています。
ただ、ネタの種類は同じでも、その鮨は年とともに進化しています。シャリの種類や大きさ、使っている酢や醤油、ネタの処理の仕方などです。
イカひとつにしても、さばき方や形状など変化しています。
10年以上前、つまり小松弥助から独立して、志の助としてお店を出してからしばらくの間は、師匠である小松弥助の森田さんのように、イカを細い短冊状に切り、それを胡麻と絡め、シャリとの間に大葉をはさみ、最後にあら塩をひと振りかけた握りでしたが、その後、絡めないようになり、さらに8年ほど前からあら塩ではなく醤油をぬって出すように変わってきています。
昔のような握りだったころの写真は残念ながらなかったのですが、2005年1月にお邪魔した時のが黒い皿に乗せられているものです。このころはまだあら塩を使用していました。
また、定番ものが主体の志の助ですが、昔は訪問する頻度が高かった頃などは、私もわがままを言って、少し変化を付けてもらったことがあります。
写真でアップしているのは、マグロの漬けであったり、軽く炙ったものをあら塩で食べさせてもらったり、冬になると北陸の寒ブリが美味しい季節で、天然のブリは上品な脂身をもみじおろしで楽しんだりしていました。
そうそう!生わさびを大量にすりおろし、葉を一緒に細巻にした「なみだ巻」なんてのも締めに頼んだりもしていました。
いまは訪問間隔もあいているので、このような無理はお願いせずに定番を楽しんでいます。(今お願いしてもやってくれるかどうかはわかりませんのでご注意を)
普段は写真にコメントを付けないでアップしているのですが、ネタの種類などわかるように書いていますのでご参考に願います。
【2014年7月7日 記】
グルメブログは10年近く書いていますが、今回が「食べログ」さんに初めて書くレビューです。
これまで「食べログ」さんにレビューを書かなかったのは、私ごときがお店に点数をつけるなど畏れ多く、お店に失礼だと思っていたからです。
でも、「ここだけは!」と思うお店については、少しレビューを書きたいと思っています。
まぁ、点数の反映にはあまり影響しないかもしれませんが…。
まず最初に紹介するのは、私にとって現時点では一番好きなお鮨屋さんで、金沢の「志の助」さんです。
このお店が、小松市にあったとき、それも初期の段階からよく行っていて、近年5年ほど他府県に住んでいたときを除いて、毎年、これまで何十回とお店にはお邪魔しています。
師匠である「小松弥助」さんの最後の弟子としても知られていて、その握りは、いまの弥助さんの握りの技を比較的引き継いでいます。
最初の紹介するお店としては、ここを差し置いて他はありません。
小松から金沢に移転したので、少し行きにくくなり残念ですが、私の友人もわざわざ東京から毎年このお店に来るために、金沢に出かけてくれるほどファンが多いお店です。
「志の助」さんは、毎回違う創作鮨を食べさせてくれるお店ではなく、定番で勝負するお店です。もちろん、同じネタでも毎年進化しています。なので、訪れるたびに新鮮な驚きもあります。
是非、皆さんも一度食べにきてくださいね。
ブログ記事URL
http://asahip.cocolog-nifty.com/asap/2014/03/post-d450.html
2016/03/15 更新
毎年、東京からの友人夫妻と訪れていますが、昨年は諸事情で行くことが出来ませんでした。
この日も満席。もちろん、相当前に予約をしていました。
18時の開店時間10分以上前に到着。少し前に店内に入れてもらいました。
小松市でお店を出してしばらくたったころからご主人を存じ上げていますが、今ではベテラン職人の域、技も円熟期に入りました。
私が知り合ったころに生まれた息子さんも今では東京銀座のお店で修業を始めているということで、跡取りが出来たわけです。おめでとうございます。
まずはビールで乾杯です。
そして最初に出されたのは、「タラの白子」。季節ですねぇ。
いつも伺う2月だと香箱の時期は終わっていて、前回はオスの加能ガニでしたが、今年は香箱の漁の期間だったのでありました!
内子は細かく刻んで出されています。
寒ブリは見ただけで脂が乗っています。もみじおろしで食べます。
そして、志の助の酒肴の定番「万寿貝バター焼き」。
刺身は富山の「白海老」と「真鯛の昆布締め」。あら塩・わさび・ショウガの3種。お好みで食べます。
舌にねっとりと絡み甘さがすごかった「白えび」。昆布締めは上品な締め具合で真鯛のうまみを引き出していました。
おつまみは通常ここまでですが、我々は追加で穴子を白焼き食べています。
ここから握りに移ります。
まず最初は「のどぐろ」。2年前も最初が「のどぐろ」でしたね。炙ってあるのでうま味がにじみ出ています。
イカはアオリイカでした。ネットリとした食感で甘みがすごかったです。
「甘えび」。プリプリの身の上には青い卵が乗せられています。甘えびも白えびに負けず劣らずの甘さ・うまさでした。
「イクラ」は軍艦で。
「あぶとろ」はまぐろのトロの炙り。脂のノリがすごかったです。
「梅貝」。上品な固さで噛むと奥深い貝の滋味が口中に広がります。
「ウニ」。山本長左氏の九谷焼の小さな器で出されます。
「アジ」。普段家で食べるものとはアジが違います。
そして手巻きに移ります。
「ネギトロ」は中トロの部分とネギの白い部分を適度に刻んで、手巻きで食べさせてくれます。
「うなきゅう」は、その名の通りウナギとキュウリ。うなぎの香ばしい風味にきゅうりの食感が合わさっていい感じ。
あら汁も出されました。
最後にビールのあとに飲んだ日本酒について。
お店に置いてあるのは小松の「神泉」大吟醸、白山市の天狗舞・純米吟醸、山中温泉の獅子の里で、我が家2人はその3種類とも飲んでみました。
九谷焼と江戸硝子を融合させた、能美市の清峰堂の九谷和グラスで飲んでいます。
以上を飲み食いして、一人27,700円ほど。今回、追加でも頼んでいるので何ですが、諸物価高騰の影響が少し出てきています。
毎年のこの時期にしか行くことが無くなりましたが、毎年の訪問が楽しみです。ご馳走様でした。
ブログ記事はこちらです。
http://asap.blog.jp/archives/50772531.html