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lindsay (東京都) 認証済
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1回
夜の点数：4.2
2015/09 訪問
鮎へもお礼
こちらへ伺った日は、なんだか朝から上手くいかない日でした。少々、滅入るメールが入り、夕方からこちらへ伺えるのだ！と、それを楽しみに夕方まで過ごしていました。私の誕生日をお祝いしてくれる友人が、最近とっても良いお店を知ったと言って、三漁洞さんにぜひ行こう！と。いつもなら滅入る気分をひきづるようなこともないのですが、なんだかその日は上手くできません。滅入るメールは夕方近くに再び入り、上手く切り替えきれないまま友人に会いました。言葉の端々に卑屈さが出てしまったのかもしれません。それでなくても周りのコンディションに敏感な優しい友人で、忙しい中、わざわざ時間を作ってくれたのに、おそらく私は浮かない顔が隠せていなかったかもしれません。そして、その友人も部下を叱らなければなくて気分の下がる1日だったそうで、気を取り直そうとお店に向かいながら会話を続けるのですが、やはり空回り。お互い、相手を思いやることを考えているのに、なぜか険悪なムードになってしまいます。入り口へ向かうために地下へ降りていく時点で、なんだか趣のある様子にこんな時でもワクワクしてきます。お店に入ると、とても感じの良い穏やかな笑顔の女性が迎えてくださいます。素敵な和服姿。６時を回ってすぐですが、店内は賑わっています。店内の中心にあるテーブルに案内してくれました、少しして、隅の席に移動させてくれました。リクエストしたわけではないのですが、賑やかに楽しんでる団体さんからほんの少し離れた静かな席へ。ありがたい心遣いです。メニューは昔からあるであろうものと、季節のものを楽しめるようになっています。とにかくぺこぺこで隅から全部を注文したいくらいでしたが、連れてきてくれた友人のおすすめも頂きたいので、少し待ってみました。ところが、友人は友人で、私の誕生日なのだからと私が食べたいものを頼むようにすすめてくれます。いつもなら、そういう思い合いは心地よいはずなのに、それすらも上手くいきません。女将さんにおすすめを伺いながら、なんとかいくつか注文できました。ぬた、白身のお刺身、鮎、里芋の煮物...「三漁洞」と書かれたコースターがなんだか素敵です、さっぱりとしたお通しが二つ出てきました、お豆腐も酢の物風のものもとっても美味しいです。美味しいものは、不思議ですね、自然と笑顔になります。が。。。またまた私の携帯がブルブル言いだしました。いつもなら止めておくのですが、朝からトラブルが続き、尚且つ予定の変更などの知らせをしなくてはならなくて、携帯を放っておけませんでした。そして、その後も、いくつかのメールが届くと、友人はいよいよはっきりと気分を悪くしてしまいました。それは当然です。どうしましょう。。。こんなに美味しいものが目の前に登場するのに、なんて申し訳ないことをしているのだろうと悔やんでいるのですが、どう取り戻していいかわかりません。そこへ、この険悪な様子を見兼ねて鮎がやってきました！鮮やかなグリーンの蓼酢とともに。美味しいです。とっても美味しいです。蓼酢の説明を簡単にして女将さんはニッコリしながら戻っていきます。また少し前向きな会話をして、ですが、今度は、友人の言っていることに対して、言葉足らずの返事をしてしまいました。疲れているだろうから簡潔に答えを伝えようとこの思いは全くの失敗で、愕然とした顔をされ、まずい！と気がつきました。前向きな返事をしたかっただけなのですが、いつも私の言葉の多さに混乱をさせていることも申し訳ないと思っていたので、挽回しようと簡潔に...友人は気分をリセットしようとしてくれたのか、一旦お手洗いに行きました。するとその隙に、女将さんが私の席に素早くきてくださいました。冷たすぎないお水を持って。初めて来たお店で私はきっと情けない顔をしていたのでしょう、女将さんは、鮎の影も形もないお皿を見て「鮎がお好きなんですねぇ」と優しく話しかけてくださいました、私はお水を一気に飲み干しました。空になったグラスを受け取り「またお待ちしていますからね」と私の背中をそっと触ってくれました。涙が出そうでした。何日も前から楽しみにしていた今という瞬間をちっとも上手くできず、上手くどころか、自然にできず、大切な友人を不愉快にして、誕生日を祝ってもらう資格なんかないなと思うほど自分のことが嫌になりました。戻ってきた友人は、この出来事は知らないまま、〆には何がいいですかね？と通りかかった女将さんに聞いています。そして、爽やかなうどんを最後に頂きました。とっても美味しかったです！友人は、後でケーキを食べに行こうかと言ってくれました。ところが、なんと！ここからまた険悪になるのです。。。。最近、友人はお仕事の関係で食事を選べない事が多い事や、年齢的にも健康を思い痩せたいと深刻に言っていました、なので、こここそは私が思いやりを発揮せねばと、ケーキは食べないでいいよ！と言ったら、完全に気分を損ねました。何をやってもダメな日もあるのだと、頭でわかっていても、すぐには思えません。自分をど突きたくなります。なぜ、ありがとう！ケーキ食べたいな！と言わなかったのか...歳を重ね大人にならなくてはならないのに、時間よ戻れーーとどうしようもないことを真剣に思い、悔やみながらの帰り道でした。ごめんね。こちら三漁洞さんのメニューはどれも魅力的です。古き良き雰囲気のある、食材の良さ、清潔感と温かさが混在していて自慢したくなる日本がここにはあるように思います。お客さんはどなたもとっても心地よい様子で、大人がかわいい笑顔で楽しんでいます。素敵な素敵なお店です。お着物をお召しになった美しい女将さんに、また会いたい気持ちになります。美味しいお料理に優しい女将さん、帰ってきたくなる気持ちにしてくれてありがとうございます！素敵なところへ連れてきてくれた友人に感謝します。上手くできずごめんなさい。でも、本当にとってもとっても嬉しかったです！ありがとう！ごちそうさまでした！
2015/11/22 更新
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こちらへ伺った日は、なんだか朝から上手くいかない日でした。
少々、滅入るメールが入り、夕方からこちらへ伺えるのだ！と、それを楽しみに夕方まで過ごしていました。
私の誕生日をお祝いしてくれる友人が、最近とっても良いお店を知ったと言って、三漁洞さんにぜひ行こう！と。
いつもなら滅入る気分をひきづるようなこともないのですが、
なんだかその日は上手くできません。滅入るメールは夕方近くに再び入り、上手く切り替えきれないまま友人に会いました。
言葉の端々に卑屈さが出てしまったのかもしれません。それでなくても周りのコンディションに敏感な優しい友人で、忙しい中、わざわざ時間を作ってくれたのに、おそらく私は浮かない顔が隠せていなかったかもしれません。
そして、その友人も部下を叱らなければなくて気分の下がる1日だったそうで、気を取り直そうとお店に向かいながら会話を続けるのですが、やはり空回り。
お互い、相手を思いやることを考えているのに、なぜか険悪なムードになってしまいます。
入り口へ向かうために地下へ降りていく時点で、なんだか趣のある様子にこんな時でもワクワクしてきます。
お店に入ると、とても感じの良い穏やかな笑顔の女性が迎えてくださいます。素敵な和服姿。
６時を回ってすぐですが、店内は賑わっています。
店内の中心にあるテーブルに案内してくれました、少しして、隅の席に移動させてくれました。リクエストしたわけではないのですが、賑やかに楽しんでる団体さんからほんの少し離れた静かな席へ。ありがたい心遣いです。
メニューは昔からあるであろうものと、季節のものを楽しめるようになっています。
とにかくぺこぺこで隅から全部を注文したいくらいでしたが、
連れてきてくれた友人のおすすめも頂きたいので、少し待ってみました。
ところが、友人は友人で、私の誕生日なのだからと私が食べたいものを頼むようにすすめてくれます。
いつもなら、そういう思い合いは心地よいはずなのに、それすらも上手くいきません。
女将さんにおすすめを伺いながら、なんとかいくつか注文できました。
ぬた、白身のお刺身、鮎、里芋の煮物...
「三漁洞」と書かれたコースターがなんだか素敵です、さっぱりとしたお通しが二つ出てきました、お豆腐も酢の物風のものもとっても美味しいです。
美味しいものは、不思議ですね、自然と笑顔になります。
が。。。またまた私の携帯がブルブル言いだしました。いつもなら止めておくのですが、
朝からトラブルが続き、尚且つ予定の変更などの知らせをしなくてはならなくて、携帯を放っておけませんでした。
そして、その後も、いくつかのメールが届くと、友人はいよいよはっきりと気分を悪くしてしまいました。
それは当然です。どうしましょう。。。
こんなに美味しいものが目の前に登場するのに、なんて申し訳ないことをしているのだろうと悔やんでいるのですが、どう取り戻していいかわかりません。
そこへ、この険悪な様子を見兼ねて鮎がやってきました！鮮やかなグリーンの蓼酢とともに。
美味しいです。とっても美味しいです。
蓼酢の説明を簡単にして女将さんはニッコリしながら戻っていきます。
また少し前向きな会話をして、ですが、今度は、友人の言っていることに対して、言葉足らずの返事をしてしまいました。
疲れているだろうから簡潔に答えを伝えようとこの思いは全くの失敗で、愕然とした顔をされ、まずい！と気がつきました。
前向きな返事をしたかっただけなのですが、いつも私の言葉の多さに混乱をさせていることも申し訳ないと思っていたので、挽回しようと簡潔に...
友人は気分をリセットしようとしてくれたのか、一旦お手洗いに行きました。
するとその隙に、女将さんが私の席に素早くきてくださいました。冷たすぎないお水を持って。
初めて来たお店で私はきっと情けない顔をしていたのでしょう、女将さんは、鮎の影も形もないお皿を見て「鮎がお好きなんですねぇ」と優しく話しかけてくださいました、私はお水を一気に飲み干しました。空になったグラスを受け取り「またお待ちしていますからね」と私の背中をそっと触ってくれました。
涙が出そうでした。何日も前から楽しみにしていた今という瞬間をちっとも上手くできず、上手くどころか、自然にできず、大切な友人を不愉快にして、誕生日を祝ってもらう資格なんかないなと思うほど自分のことが嫌になりました。
戻ってきた友人は、この出来事は知らないまま、〆には何がいいですかね？と通りかかった女将さんに聞いています。
そして、爽やかなうどんを最後に頂きました。とっても美味しかったです！
友人は、後でケーキを食べに行こうかと言ってくれました。ところが、なんと！ここからまた険悪になるのです。。。。
最近、友人はお仕事の関係で食事を選べない事が多い事や、年齢的にも健康を思い痩せたいと深刻に言っていました、なので、こここそは私が思いやりを発揮せねばと、ケーキは食べないでいいよ！と言ったら、完全に気分を損ねました。
何をやってもダメな日もあるのだと、頭でわかっていても、すぐには思えません。
自分をど突きたくなります。
なぜ、ありがとう！ケーキ食べたいな！と言わなかったのか...
歳を重ね大人にならなくてはならないのに、時間よ戻れーーとどうしようもないことを真剣に思い、悔やみながらの帰り道でした。ごめんね。
こちら三漁洞さんのメニューはどれも魅力的です。
古き良き雰囲気のある、食材の良さ、清潔感と温かさが混在していて自慢したくなる日本がここにはあるように思います。
お客さんはどなたもとっても心地よい様子で、大人がかわいい笑顔で楽しんでいます。
素敵な素敵なお店です。
お着物をお召しになった美しい女将さんに、また会いたい気持ちになります。
美味しいお料理に優しい女将さん、帰ってきたくなる気持ちにしてくれてありがとうございます！
素敵なところへ連れてきてくれた友人に感謝します。
上手くできずごめんなさい。
でも、本当にとってもとっても嬉しかったです！ありがとう！ごちそうさまでした！