lindsayさんが投稿した初代築地 魚義(東京/錦糸町)の口コミ詳細

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lindsay (東京都) 認証済

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閉店初代築地 魚義錦糸町、亀戸/居酒屋、海鮮、日本料理

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.1
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.6
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク 3.7
1回目

2015/11 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.6
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.7
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

風格を感じる魚たち

とっても早起きの友人から朝6時頃、「今夜は錦糸町で美味しい魚を食べませんか?」
とメッセージが入っていました。
なんとステキなフレーズ!
夜まで元気いっぱい私を動かすには充分な内容であり、
”美味しい” ”お魚” ”錦糸町” 興味深い単語ばかり。

東京に生きて41年、まだまだ訪れたことのない街ばかり。。。
私は、いつも同じ所で過ごしているのだなぁとつくづく思います。
今回は、初めての街 ”錦糸町” ワクワクします!

”今夜は美味しいお魚がいただける” 
このフレーズを現在形、過去形にしなければなりません!そのためには友人を麻布十番に迎えに行きます。
「18時から美容院だから、19時くらいに麻布十番で拾ってくれる?」
「OK!!」もちろん!もちろん!

19時前に麻布十番駅の近くに到着し、友人からの連絡を待ちます。
お腹ペコペコで、どんなお店だろう、どんなお魚が出てくるのだろう?
なぜ錦糸町なのだろう? 雨が強くなってきたけど、やむかしら?
どんなヘアスタイルにしたかな? 雨だけど大丈夫からしら? 
私も髪の毛切りたいな、いや、最後のロングヘアーにするんだ!
などなど、あらゆる方向に思いを馳せて、友人を待ちました。
パッキーーーン!(これは私が思うメッセージの着信音です)
お仕事関係のメッセージでした、
「あの本とこの本を読んでおいてね!」「はーい、わかりましたー」
パッキーーーン!
クリエイティブなお仕事についている友人からメッセージ、
「なにしてるのー?一緒にアイデア生み出さない?笑」「生み出せないよー」
煮詰まって、リフレッシュのためにかけてきました。
パッキーーーン!
私がビジネスマナーを教えている中国人の生徒からのメッセージ、
「日本の銀行は閉まるのが早いですね、私は近々、スピーチをします。助けてください」
「そうですね!わかりました!水曜日に話しましょう!」

私が今、最も待っているパッキーーーン!は、
早朝からステキなメッセージをくれた友人からの連絡です。
美味しいお魚のために美容院でステキなヘアスタイルにキメるというなんとも素晴らしい姿勢を持つ友人からの連絡です。
この姿勢、尊敬に値します!

麻布十番なんて何度きたかわからないほどなのに、時が経つにつれて、ここは麻布十番か?
そんなことまで考えながら、先ほどから届くメッセージに返信をしていると、
パッキーーーン!
「どちら?すみません!いま、解放」
待っていました!!!!ヒャッホーーーーーイ!!! 
こんなに待ってたのに、自分がどこにいるのかを簡潔に表現できない・・・
「 ヒルズから向かってきて、麻布十番の駅の近くで。。。」とモタモタ返信を打っていると
前方に突然、友人は現れました!
「おおおおおっっ」
これは、上手く場所を伝えられないのに登場してくれたことへの感謝と、
まるでお魚への一途な気持ちを表現したようなキッチリとした分け目、見たことのないオシャレ七三のスタイリングで登場してくれたことへの感謝から発せられた私の声です。

ヘアスタイルについては、ステキなのに本人はお気に召していないようです。

さぁ!初めての街 ”錦糸町” へ行きましょう!ここで初めて、私の車のナビに行き先が入力されます!
(錦糸町はどちらの区なのだい?と心の中で…)
なんと!なーーーーんと!麻布から23分で到着です、近い!私はどんな想像を無意識にしていたのか。。。
近いねぇ!と友人に言うと、キョトンとするので、実は初めて訪れる街だと告白しました。
大抵、私の言うことを呆れた顔で聞くので、想定内の反応です。

錦糸町までのドライブはあっという間に終わり、駐車。
辿り着いたお店は「つきじ 魚義」と言うお店でした。おぉぉ!友人のヘアスタリにぴったりの漢字です。
(「義」というのは、人の道、すじなど、真っ直ぐと言うイメージの意味を持つ。)

お待たせしました!私!嬉しいね!私!

私は車ですので、ノンアルコールビール、友人は緑茶ハイです。
お店の方が、お通しは生牡蠣ですが、苦手でしたらおっしゃってください!と。
大好物の生牡蠣が早々にやってくることが判明。笑顔しか出せません。嬉しい!
メニューを見ながら友人が「魚好きの友達が教えてくれて、築地って店名に入ってるから、築地と思ったんだよねー」
お魚好きのお友達の紹介だなんて、更に期待値を上げるセリフをさらりと言ってくれます。

間も無く、生牡蠣がお越しくださいました。お待ちしておりました!そんな会話をしたくなるほど立派です。
友人が「お通しで生牡蠣は嬉しいね!」と。同感同感。


・初代魚義厳選鮮魚5点盛り 
板前さんのこだわりがストレートに感じれるお造りです。器もカッコ良い男前な趣です。
凛々しい板前さんがお二人カウンターの向こうで調理場を守っています。
淡白なものから頂くのがマナーなようですが、私は淡白なものが好きなので、
気心が知れている人とのお食事では、好きなもの後回しにしたいのです。
今日は友人とのお食事です、奔放にいただきます!嬉しい!
潔くカットされたミョウガと、綺麗な発色の人参がお行儀良く盛られています。ツマ好きの私としましては、
こんなに美味しいツマならもっと沢山食べたいなーと贅沢なことを考えました。
空になった器を片付けてくださる時に、ほんの少しの人参が器に残っていて、
勿体無いと思い慌てて自分のお取り皿に寄せたら、
「ありがとうございます、ニコッ」と素敵な笑顔をくださいました。

・アジのなめろう
お好みでお醤油をどうぞ〜!とお店の方は親切に言い残します。
そのままでもとっても美味しいです、味噌の風味を確認すると
「そうそう、これこれ、なめろう、食べたかったよーーー!」そんな気持ちになりました。

・鰤かまの焼き物
先月、鰤かまを食べる機会がありました、その時は、少々悲しいお食事でしたので、
偉容な鰤かまと楽しい再会をしたいと思い注文しました。浮かれるほどの再会を果たせました。なんと美味しいのでしょう。
格子に切れ目が入った皮は頂きやすくパリッとしています。口にすると、皮の美味しさと同時に「塩」そのものの旨さを感じれます。
どちらの塩なのか気になるほど好きな塩味。次回は伺ってみようかな!
大根おろしが多めであること、ポン酢を添えてくれること、こちらは私の大好きな感覚のおもてなしがあり、次に登場するお皿が楽しみになります。


・金目鯛の煮付け
とても食べたいと思っていましたが、以前、友人が鱗が気になるということを言っていたので、食べたいなーと言い出せずにいたら、
「 煮付け食べようか!」と、ありがとう!今日は特に食べたいものがシンクロして嬉しいです!
友人は好き嫌いなく何でもパクパクと美味しそうに食べる人です。ただカラフルなお魚や、目の粗い皮、鱗(ウロコ)が苦手だと話してくれました。
私は大抵のものを美味しく感じて、好き嫌いもないので、その繊細な部分があることを少し羨ましくも感じました。
目の前にやってきた鮮紅色に燃えたお顔は、「私が金目鯛」と言わんばかりの貫禄。それを更に引きたてながらも負けず劣らずの
はっきりとした緑色のししとう、満足感を与えてくれる白髪葱の量、優しく添えられた絹ごし豆腐。


どれもとても美味しく、メニューは魅力的でまだまだ食べることもできましたが、
次へ行かねばなりませんので、この幸せなお食事の続きはまたとします。
友人は、笑顔からも疲れを感じるほどで、お食事しながら寝てしまいそうでしたが、
私がくしゃみをするといつも通り「bless you!」と優しく言ってくれて、相談のお電話が入ると頼もしく応対しています。
次々に現れた風格ある魚たちに力をもらいに来たいですね!次はもっとゆっくりお食事できるといいなー。

板前さん方の男気、魚への愛情、食する人への思いやりを感じる素晴らしいお店だと思います。

友人の頑張っている姿と、品位を感じざるおえない魚たちに、触発され私もカッコよく過ごしたいなと感じたお夕食でした。
いい時間をありがとうございます!


今回は頂けませんでしたが、日本酒の品揃えも自慢のお店だそうです、”杉玉”がありました!
他のレビューでも伝えましたが、日本文化を伝えるためにまた添えます。
杉玉(酒林)は、スギの葉(穂先)を集めてボール状にしたもので、
造り酒屋の軒先に緑の杉玉が吊るし、新酒ができたことをお知らせするそうです。
そのうち杉玉が枯れて茶色がかってくると、人々はこの色の変化で新酒の熟成具合を知ることができます。
杉の葉には、酒の腐敗をなおす効果があるのでスギの葉をつるすという説もあるようです。
杉玉の起源は、奈良県桜井市の酒神大神神社の三輪山のスギにあやかったらしく、大神神社は三輪山全体がご神体で、三輪山の杉の木を神木としていたことから、大物主大神のご神威が宿る杉の葉を束ねて酒屋の軒先に吊したのが始まり。
「酒箒(さかぼうき)」「酒旗(さかばた)」と呼ばれていたのが、江戸中期には鼓のように束ねた杉の葉を「酒林(さかばやし)」呼ばれるようになったそうです。
球状になったのは、江戸後期になってからのことのようです。
余談ですが、一休さんのモデルとなった一休宗純が詠んだ
「極楽は何処の里と思ひしに杉葉立てたる又六が門」の句は杉玉を詠ったものと言われています。


2015/11/22 更新

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