2回
2013/01 訪問
ほぼ完璧
ラードで低温で長時間かけて揚げる、選ぶ肉も特別、で非常に旨いとんかつに仕上がってます
。特に 特上ヒレ(シャ豚ブリアン)、柔らかさと旨味が驚異的。
「特別なことをしなくても普通に旨いトンカツは作れる」のお店も好きですが、ココのように
「特別なことをする、しかも基本はきちんとおさえた上で素材も手を抜かない」のお店はさら
に好きです。
他店の「無菌豚のレア揚げ」なるもの(レア過ぎるもの)が嫌いな私としては、「必要なレベ
ルまで揚がってなきゃトンカツではない」と思うのです。よく、食感のためにレア状態を賛美
する人たちがいますがその都度私は「・・それ、レア過ぎますから、逆に食感損なってますか
ら」と思って見ています(笑。
・・・そのようなおかしな事がこの店ではまず起きません。ここは低温なのにしっかり中まで
火が通り、肉質(ヒレ)も非常に柔らかく、厚さも4cmくらいあり衣のサクサク感も相まっ
て素晴らしい食感。「最初は何もつけずに、その次は塩をつけて食べたい」はこういう「非常
に旨いトンカツ」じゃなきゃ頭をよぎりません。とんかつはロース、と基本的には思ってまし
たがこのお店ではヒレがいいと感じます。よく考えてみるとこの店でこのシャ豚ブリアンを食
べてから「ロースとヒレにはそれぞれ全く別の価値がある」と考えるようになった、と言える
と思います。
細部までしっかり計算された素晴らしいとんかつです。ごちさまでした(^^
2015/07/13 更新
2017年の暮れからTOKYOエックスを取り扱い始めたみたいなんだけど周知の通りの希少性
ゆえに入荷は不定期つまり常時あるわけではない、を運よくいただいてきました(@^^)/
このお店に初めてお邪魔した頃(2013年)は霧降高原豚のシャ豚ブリアンを味わって、
「ヒレの旨みの閉じこめ方が秀逸」という部分に評点4.5をつけたが果たして今回はどうな
のか?が焦点。
じつはメニューをみて「お!今日は東京エックスがあるのか!」となった瞬間に頭の中で
わーわーと葛藤が勃発。
「東京エックスなら脂の甘みをしっかり堪能すべくロースだ!」と
「なにを言ってんだここは成蔵だぞ、極上のヒレを食う場所だ!」と
「ん~、じゃ両方食っちゃおうか」と
「いや待て、生産量の少ない貴重な素材を1人で一度に欲張って2つも食ってしまうのは
分別あるオトナとしてちょっとどーなんだ?」の
4つのセメギあいです(笑。・・10秒ほど悩んだ(←わりと早いw)末の選択はコレ
TOKYOエックス シャ豚ブリアン(定食)4980円
・・・もちろん旨いです、旨くなかったら大変です(笑。 ただしそのヒレとしての旨みは
過去味わった上記の霧降高原豚のほうが若干濃くて力強かったと感じる。なので今回この一
品の評点としては4.3。(4.5表示にしてるのは霧降高原豚のシャ豚ブリアンに対して)
やはり東京エックスは成蔵においてもロースで試すべきなのだろうか・・・次回の楽しみで
すね。計6種類の銘柄ラインナップ(岩中豚・雪室熟成豚・煌麦豚・霧島黒豚・霧降高原豚・
東京エックス)があるようなのでそれらもまた順番にぜひ機会をと思っています。
ごちそうさま(^^♪