『非常食を食べログする02「おむすびころりん 水もどり あべ川餅」』ランチ向上委員会さんの日記

絶望を退ける勇気を持て

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ランチ向上委員会 (男性・神奈川県) 認証済

日記詳細

わずか数秒間、水に浸せば食べられるという驚異的なお餅です。存在は、ずいぶん昔にテレビで観て知っていましたが、実際に食べてみるのは今回が初めてでなかなかドキドキの体験です。

1 保存性・携帯性
レトルト食品で使うようなアルミ蒸着フィルムを使ったパッケージで、金属色の外観は無骨で日常食というよりも、非常食といった印象を受けます。
薄く、携帯性は良いですが、内部の空気を積極的には抜いておらず、わずかにですが膨らみを感じますね。
包装状態での総重量が124g、可食部位の重量が109gとのことです。包装にかける重さが15gは、前回のアルファ化米より軽いです。

2 実食感想
開封すると、カピカピになった白いものがプラ製の箱に詰められています。12枚入る設計になっていますが、10枚入りです。プラ製の箱は、水戻し用の器を兼ねています。この仕切りのある器の片方に水を入れ、片方にきな粉を入れて食べることになります。
そのため、プラ容器から、乾燥している餅を別の場所に移す必要がありますね。
今回は袋に戻しましたが、その際には指で直接つまむことになります。付属のつまようじもありますが、乾燥状態では刺せません。また、ひっくり返して戻すとなると落とすリスクがありますね。
気になる水戻しですが、確かに数秒で戻ります。そして、均一にねっとりと延びる餅になります。乾燥した餅に少しずつ水をたらしても、短時間で吸っていき、水気が少ないところに集中的に水をたらせば、水のロスがゼロに等しい水準で戻すことも可能ですね。
実に不思議なもので、何でできているのか原材料をよく見ると、餅の材料は、『でんぷん(とうもろこし不分別)、果糖』とあります。本物の餅ではないようですね。
ですが、きな粉をつけて食べると餅そのものです。また、甘さが足りないときのために砂糖もついています。きな粉も砂糖も必要量よりも明らかに多いので満足いく甘さで食べられるでしょう。
付属のつまようじは、使えなくはないですが、やはり通常の箸があったほうが食べやすいでしょう。
ちなみに1袋あたり377kcalで、カロリーとしては十分ですが、満腹感はあまりありません。

3 総評
短時間で戻る点と少量の水で調理できる点は、利便性において強いメリットがあります。軽量で持ち運びにも便利ですね。
満腹感という点では難がありますが、何か甘いものが食べたいときにこれがあると精神的な満足感は高まるでしょう。
主食として備えるというよりも、サイドメニューとして、1家族の1食の最後に1袋を分け合って食べるのが理想的な使い方と言えるかと思います。
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