かわとよさんが投稿したPoint(大阪/少路)の口コミ詳細

かわとよの食べ歩きログ

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Point少路(大阪モノレール)、豊中、柴原阪大前/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.1

      • 料理・味 3.9
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.9
1回目

2021/12 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味3.9
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.9

居心地が良すぎて帰りたくなくなります

「ポワン」さんとの出会いは、
西天満のアキュイールさんから始まりました。
めちゃめちゃおいしいお料理と心温まるサービスに魅了されて、
すっかりファンになってしまいました。
そのアキュイールさんは惜しまれつつも閉店。

その後、
休業を経て大阪・福島で「ポワン」と店名を変えて再開。
もっともっとお邪魔したかったんですが、
なかなかその機会もなく再度の閉店。
そして令和元年12月8日、
豊中の地で新生「ポワン」として再々オープンされました。

本当に再開を心待ちにしていたんですが、
現「ポワン」さんの予約受付は1か月前からの11:00~16:00と決められていて、
6席のカウンターはすぐに予約で埋まってしまいます。
僕は仕事でこの時間に電話することはできないので、
もうお邪魔することはできないと半ば諦めていました。

今回、
その貴重な席をかみさんが予約してくれました。
この狭き門を予約するのはさぞ大変だったことでしょう。
ありがとう!
かみさんに大大大感謝です!


「ポワン」さんへは千里中央駅からタクシーで向かいました。
閑静な住宅街の中にあるモダンな一軒家。
大きな看板もないので、
知らなければ見過ごしてしまいそうです。


知人宅を訪問するように玄関を開けて中へ。
一番端の2席にご案内いただきました。


席に着いて、
まずはシャンパンで乾杯!
ワインはペアリングでお願いして、
お料理が始まりました。


始まりのアミューズは3種類です。
手でつまんでいただきます。
ウニのタルト 白エビチップ バーバジュアン

ウニのタルト
雲丹と胡瓜のタルトです。
パクっと一口でいただきます。
雲丹と胡瓜の相性は抜群ですが、
タルトでなくても良かったかな。

白エビチップ
海老芋のチップの上に白エビが乗っています。
とろとろの白海老が抜群においしいです!

バーバジュアン
バーバジュアンとは揚げラビオリのようなお料理だそうです。
中身はアンチョビとちりめんキャベツです。
揚げたて熱々がおいしいです。


白子のロワイヤル
フランの上にオレンジ白菜と北海道産鱈の白子、
原木椎茸の餡がかかっています。
百合根のピュレも使われているそうですが、
バカ舌には全然分かりませんでした。
それよりも、
原木椎茸のインパクトが凄いです。
フランス料理というよりお寿司屋さんの一品のようで、
とてもおいしくいただきました。

ここまでシャンパンと合わせて楽しみました。


目の前で次のお料理が仕上げられていきます。

オマール海老のブランマンジェ
オマールをふんだんに使った蕪のブランマンジェです。
キャビアもたっぷりでなんて贅沢なんでしょう!
お味は?
おいしくない訳がありません!

ペアリングのワインは、
ドイツのピノノワールを使ったロゼ。
ドイツではスペートブルグンダーと言いますね。
赤のスペートブルグンダーは何度かいただいたことはありますが、
ロゼは初めてです。
もっと甘味があるかと思いましたが、
さっぱりとおいしかったです。


フォアグラのミルフィユ
フォアグラのテリーヌとカリカリのパン(?)のミルフィーユです。
これに紅玉のジャムと生の林檎(グラニースミス)を合わせていただきます。
ねっとり濃厚なフォアグラにカリカリ食感が良く合います。
林檎と一緒にいただくと爽やかさが加わって、
これまたおいしいです!

ワインは、
フランス・アルザスのゲヴルツトラミネールです。
甘味とトロピカルな香りがフォアグラと良く合います。
京都のステファンパンテルさんのスペシャリテを思い出しました。


アワビのムニエル
鮑はごろっと丸ごと1個ソテーされています。
鮑の下にはチヂミほうれん草、
焦がしバターとシェリービネガーのソースでいただきます。
天然のクレソンとトリュフの香りでより複雑なおいしさになっています。

ワインは、
フランス・ブルゴーニュのシャサーニュモンラッシェの赤です。
王道ピノノワールと鮑の相性はいかに!?と心配しましたが、
ソースやトリュフがワインとお料理を繋いでくれました。
自分では選ばないだろう組合せはペアリングならではですね。


自家製パン
「パンのおいしいお店に外れなし!」です。


マナガツオのポワレ
いただいた感想は「すっごい大根!」です。
ポワレしたマナガツオの下には源助大根のピュレと、
上には色々な大根のサラダが盛り付けられています。
ほのかに香るのは柚子でしょうか。
自家製の唐墨がアクセントになります。
大根が和のテイストを感じさせて、
浪速割烹あたりでも出てきそうな感じです。

ワインは、
フランス・ロワールのサンセールの白です。
想像よりも濃厚なサンセールでびっくり!
そう言えば先日は、
タテルヨシノさんでサンセールの赤をいただいたんでした。


ハーブウォーター
ハーブと柚子を漬け込んだお水です。
ほんのり甘くておいしいんです!
ずっとこれを飲みたかった~!!


蝦夷鹿ロースのロースト
蝦夷鹿のローストです。
カシスの香りがするという黒胡椒を使ったソースと春菊のソースでいただきます。
(カシスの香りの黒胡椒というのはもしかしたら僕の聞き間違いかもしれません。)

目の前で調理された鹿肉の火入れは完璧。
鹿にベリー系のソースは鉄板の組合せですが、
こういう変化球があるとは思いもしませんでした。
世の中は知らない食材で溢れていますね。

付け合せは山ごぼうと黒キャベツのテュィル、
ナスタチウムのピリッとした辛みがいいアクセントになっています。

ワインは、
フランス南部ルーションの赤で。
メインに合わせるなら偉大なブルゴーニュを合わせたくなるものだと思うのですが、
まさかの南仏。
こんなチョイスができるなんてさすがだな~!とほんとに感激しました。


モンドール
秋から冬にかけてしかいただくことができないモンドールというチーズです。
熟成されたチーズはとろとろになっておいしいんですよね。
僕の大好きなチーズですが、
自宅で1個買うと消費しきれなくて困るやつです。
洋梨(ラフランス)と合わせていただきます。

最後のワインはシェリーで。
というか、
実はそれまでのワインを少しずつ残していたので、
色々と組合せを試しながら楽しみました。


キウイとスパイスのジュレ
底にはクリームチーズのムースが入っています。
和歌山キウイと苺(あまおう)とスパイス風味のジュレを一緒にいただきます。


チョコレートのムース
チョコレートムースを紅まどんなというみかんのソースでいただきます。


ミニャルディーズ
チョコレートのシュトーレンと、
アールグレイのボンボンショコラです。

僕はコーヒーと一緒にいただきました。


お店はシェフとマダム、
それにお若いソムリエールさんの3名で切り盛りされています。
サービスの中心はマダムが担っておられるのですが、
3人が3人ともお客さんに食事を楽しんでもらおうという想いに溢れていて、
その想いがひしひしと伝わってきます。
それでいて、
決して前面に出ることのない気づかいが何とも素敵で!
店主が喋りまくるお店も時には良いものですが、
僕はこういう自分が主役になれるお店の方が好きだな~と思いました。


予約はなかなか取れないですが、
かみさんに頑張ってもらって、
また是非是非お邪魔したいと思います。
楽しかったです。
おいしかったです。
ごちそうさまでした。

2022/01/02 更新

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