9回
2021/10 訪問
祝 酒解禁のコザブロ
新しい会社に入って約3か月になるだが、もうすでに社内の人には「カレーの人」として認知され始めている。
本日は社内で自称カレー好という有志に声をかけ、久しぶりのコザブロへ。
まず知ってほしかった。
スパイス=カレーではないという事、インド=カレーではないという事、スパイスを使った料理で酒が飲めてしまうという事を。
そういった意味では、スパイスバルコザブロは非常にわかりやすく、気づきを与えてくれる店なのだ。
まずは銘々、好きな酒を頼み、アチャール5種盛りをつまみに乾杯。
「アチャールとは何ぞや」、そういうところからのスタート。
到底スパイスとは出会わなそうな日本の食材を使い、ばっちり、酒に合うようにチューンナップ。
まさに「目から鱗」という反応をする彼らを見て、どや顔になってしまう、自分。
鴨、フィッシュ、マトンのスパイス串も体験してもらい、〆にカレー。
緊急事態宣言が明け、本来の姿を取り戻したコザブロ。
また、来なくては。
2021/10/25 更新
2021/01 訪問
酒が進んでまう
経堂はスリマンガラムのマハさんから電話があり、「時間あるなら飲みに行こう」と、誘われる。
ちょうど、コザブロさんに近々伺おうと思っていたので一緒に行く事にした。
17時に新大久保待ち合わせだが自分が家を出たのは近いからと油断して17時10分くらい。
インディアンタイムだと笑って許してもらおうと駅に向かったけど、向こうが来たのは17時30分で本場には矢張り叶わない。
そんなこんなでコザブロさんに無事着。
千駄木の剛腕v.s.経堂のレジェンドのスパイス勝負。
痺れるね。
美味しい料理にマハさんも大満足でククリラムのダブルをがぶ飲み。
特にお気に入りはコールスロー、砂肝のアチャール、スパイス串。
コールスローはお代わりしていた。
焼き鳥にデスソースかけて食べていたのは閉口した。
僕も勿論、満足。
取り置きしておいてもらった、限定の鯛カレー。
鯛のエキスでまくり。
昆布締めの鯛と合わせて、鯛茶漬けなイメージ。
和とスパイスの融合がコザブロさんらしい着地点。
満腹満足。
2021年もちょくちょく伺わせて頂きます
2021/01/18 更新
2020/10 訪問
毎回新しくて、美味い
知る人ぞ知る間借りカレー界のミステリアス美女のリクエストにより、こちらにご一緒させて頂く。
いつも1人なので何だか気恥ずかしい。
まずは、各種アチャールをスターターとして注文する。
スパイスコールスロー、キャロットラぺ、砂肝、つぶ貝の、猪肉、栗、和牛レバー。アチャール祭りだ、わっしょい。
金宮ソーダ割では足りない。日本酒だ、日本酒。
栃木の仙禽。しっかり強さもありつつ、しつこい甘みもなく、切れ味がいい。スパイスとオイルに負けない。日本酒とアチャールというのはお勧めだ。特にコザブロのように和の食材を多用している場合は言わずもがな。
じっくり各種のアチャールと向き合った結果、2人で五合は飲んだかもしれない。
間に焼き物を挟む。好物のふぐのスパイス一夜干し、ラム串、猪串、サメ。盤石の旨さ。
そして、限定のカレーでココナッツとノリのラムカレー。
これがうめー。
羊も死んでから、海のノリと出会うと思ってないだろうに。
グレービーに海苔の香りとうま味がよく出ていて、それこそ、お茶漬けのようにサラサラといってしまった。
とどめに、自家製スパイスアイス。
いやー、満腹満足。
ここに来ると毎回満足。スパイスと食材の組み合わせの妙にいい刺激を受ける。
2人だと色々とシェア出来て、いつも以上に楽しめた。
これからも折を見て、通いたい店だ。
2020/10/27 更新
2020/09 訪問
やはりリピートしてしまう店
土曜日は結構カレー屋さんの真似事を入れている事が多いので、その次の日である、日曜日はあまり予定を入れず、惰眠をむさぼり、適当に過ごす日に当てている。
そんな感じで本日、だらだらと家で過ごし、家を出たのは18時過ぎ。
電話予約をし、久々にソロで当店にふらりと。
まずは角ハイでプハッと。
ここの料理の特徴は豊洲で店主自ら仕入れした新鮮な魚介や、全国各地から取り寄せる貴重な食材とスパイスとの絶妙なコンビネーションだ。
つまみとして、アチャール(インド式スパイスピクルス)の中から、イノシシとメカジキを。
イノシシは何と言っても脂。脂って冷めると何とも宜しくない歯ごたえと風味を残しがちだがそれをスパイスと脂でコーティングすることで、サクッとした歯ごたえが残り、口に甘みが広がる。
メカジキは火を通しすぎるとパサつくのだが、コンフィーのように低温で火入れすることにより、しっとりろした仕上がりに。脂がのっていて、鮟鱇の肝のような余韻が残った。
続いて、カマスの昆布〆のスパイス塩。
カマスの昆布〆時点で美味しいのに、そこにスパイスを加えるというのはかなり冒険だと思う。ともすれば、”蛇足”にもなりかねない一手だがそこが技術の見せ所。いい塩梅で昆布の旨味をまとったカマスの甘味を引き出していた。
スパイス河豚の一夜干し。
実はこれが自分の一押し(店では人気がなく、メニューに載ったり、外されたりを繰り返している)。ふっくらジューシーなサバの一夜漬けにピリ辛スパイスが効いていい。もはや、日本酒を頼むしかない。
本日のお勧めから、仔イカのパコラ(インド式天ぷら)。仔イカだけに実に柔らかい。噛めば噛むほど、甘みがじゅわ。横にさり気なく添えられたイカスミとワタとトマトチャトニを合わせたソースがまた美味くて、これだけで単品で料理として成り立つ代物だ。
名物ともいえる、串ものから大山鶏のモモと砂肝、ラム。どれもよくスパイスがマリネされている。店主が修行していた上野の「文楽」とインドのタンドール料理とのフュージョンだ。横に添えられたミント&コリアンダーのチャトニがこれまた美味い。
〆にモウカザメのカレーとサルビルでラムカレーちょっとをあいがけSサイズでペロリ。
結果、フルコースを頂いたようなものだ。
毎回来るたびに思うけど、レベルが違う。
スパイスバルというか、スパイス割烹といった感じ。
2020/09/14 更新
2019/12 訪問
スパイス好きには激推し
年末まで日本の美味しい料理としばしのお別れという事で、コザブロさんへ。
ときわ食堂で調子乗って飲んだビールがなんだか重くて、酒は今度こそ舐める程度と思っていたのだが、
うずら、かずのこ、小ナスのアチャールが旨すぎて、気付いた時にはカルダモン味の米焼酎をお代わりしていた。
特に数の子のアチャールは最高。
イノシシ串は噛めば噛むほどに脂の甘味が口に広がり、また、スパイスが適度に効いていて、ただ、ただ、唸る。
しめに限定のカレー。
ほのかにココナッツミルク、爽やかな辛さ、スモーキーなフレーバーに黒雛豆のほくほく感。
さらっと食べてしまった。
毎回来るたびに新しい料理との出会いがあり、本当にプロの料理とは何かを教えてくれるお店だ。
基本、電車の乗り換えがあるだけで気になる店があってもめんど臭くていかない僕でもここには来る。
2019/12/15 更新
2019/08 訪問
説明不要の名店
写真を見ただけだと、どこかのいい感じの和食にしか見えないハズ。
しかし、これら全てにスパイスが使われており、思わず、唸ってしまうフュージョン料理なのだ。
しっかりスパイスでマリネされた大山鶏の串。
牛レバーのアチャール、銀杏のアチャール。
アチャール液はだれも見てなかったら、器ごと舐め回したい代物。
再訪したくなる店には「あれ、また食べたいな」と、ツボにはまる料理があるものだが、ここ、「コザブロ」さんにおいては、僕のそれはこれ、フグのスパイス干し。
香ばしく焼かれた、ぷりぷりのしっかりたした弾力の身を噛むと、肉汁がほとばしる。
淡白なフグの肉に山椒の香りが爽やかでとても良い。
これに関してはだれが見ててももはや関係ない、手で骨までしゃぶり尽くした。
昼間、結構動き回って疲れていたのでお酒はハイボールを一杯くらいに留めようと思ってたけど、アテが美味すぎて、ハイボールをお代わりの上、日本酒一合追加してしまったではないか。
シメにサメのカレーとビーフビンダルーのあいもり。
もはや、非の打ち所がない、お店だ。
コザブロさんのアンテナの高さと、得た情報を確かな技術で美味しく具現化する力には舌を巻く。
2019/08/05 更新
2018/11 訪問
兎に角プロなのよね
銀座のラージマハルで北インド料理を楽しんだあと、
関西からのカレー食べ歩きストのお誘いでこちらへ。
オープン以来、ご無沙汰で機会があればまた行きたかったのでこれまた好都合。
カウンターで店主の菅原さんとお話をしながら。
前よりフード、ドリンク共に充実している。
店主の酒が好きだと伝わるラインナップで目移りする。
気になったお酒がある。
アカヤネというお酒。
芋焼酎をベースのスピリッツにしたジン。しかも、フレーバーが唐辛子、山椒、フェンネルと物凄く変化球。
出所は「不二才」、「晴耕雨読」などの馴染み深い芋焼酎を造っている酒屋だから間違いない。
フェンネルを飲ませてもらったが実に面白い。
ボタニカルな香りがフワッと鼻を抜け、最後にちゃんと芋焼酎の膨らみ、甘みの余韻。実に面白い。
家に欲しいと思ったが10本以上買わないと行けないみたいなので手が出せないのが残念。
お任せピックルは季節感があって良かった。
オオマサリはホクホクとした食感、牡蠣はプリッと濃厚、砂肝も低温で丁寧に仕上げているので硬くなることなく、あくまでも柔らかく。
酒が進む。
築地の名店で働いていた経験を活かし、魚の仕入れもお手の物。
本シシャモ、白フグのなんてのを頂いたがこれは完全な干物をスパイスで加工したものではなく、築地で生の魚を仕入れてスパイスでマリネしてるとな。
それぞれの魚の味、旨味が最初に来てしっかりスパイスが活きている。もうこれはプロ中のプロの仕事だなとうーんと腕組みして考えちゃうくらい。
日本酒いきたくなるやつだった。
二件目なのでかなりお腹一杯だが満腹を通り越して、期待感、探究心が勝っていた。
コザブロさんといえば、スパイス串物を食べないと。
大山鶏、サメを焼いてもらった。
上野の某有名焼鳥でも働いていたので焼きの技術も文句なし。
外側パリッと、中はしっとりの良き塩梅。
特にサメの串焼きなんかここでしか食べられないのでは。
イロモノのように思うかもしれないが、魚と鶏の中間のような食感が面白い。味も勿論美味しい。
という感じで、最初から最後までプロの仕事を五感で感じ、とても刺激を受けた。
身が引き締まる思い。
2018/11/24 更新
2017/04 訪問
気軽にスパイスとアルコールを摂取。
本駒込駅から歩いて五分ほどの静かな住宅街にポツンとオレンジ色の光が灯っている。
吸い寄せられるように近づいてみれば、
「spice bar コザブロ」と書いてある。
中に入れば地元の人でカウンター席はいっぱい。
白い壁に黄色とオレンジの優しい色つかい特徴的な絵が目に入ってくる。スリランカをイメージしているとか。
先に他で少し食べて来てしまったので、軽く一杯だけ飲んでいく感じで。
まあスパイスバーだから、この使い方で合っているはず。
おつまみメニューから貝のピックル、砂肝のピックルをチョイス。
生ビールが「豊穣」と中々見ないビールで、更にベルビュークリークというベリー系のビールまでドラフトで揃えているあたり、店主のこだわりを感じる。
その他のメニューでミントチャトニを添えた、各種串焼き、そして、当然カレーがあるわけだがそれはまたの機会に。
店主の菅原さんは上野のガード下の焼き鳥屋「文楽」、築地の「中栄」で働いていた経験があるから、このメニューは正にその集大成とも言える内容に見える。
程なくして、センスの良い和食器に貝のビックル、砂肝のピックルが盛られて登場。
貝のピックルはホタテの貝柱をターメリックが豊かに香るような仕上がりで酸味と辛味がナイス。グニグニした食感が面白い。
砂肝のピックルは思いの外柔らか、しっとりな食感で、コンフィだね。塩加減が抜群で二日酔いだったがビールが進んでしまった。
まだ、オープンしたばかりで試行錯誤が続いてるようだがすでに地元の人を中心に賑わっていて、私も家の近くにあったら串焼きとピックルで酒飲んで「おやすみー」てな感じで気軽に利用するのだが。
2017/04/29 更新
旬のものを知るには八百屋や、魚屋に行けばいい。
それがスパイスと出会ってどう料理されると美味しいかを知るためにはコザブロに来ればいい。
水茄子のパコラやら、特大サイズのサザエのアチャールに日本酒が進んでしまった。