魅夜脂多さんが投稿した天下一品 高田馬場店(東京/面影橋)の口コミ詳細

魅夜脂多(ミヤシタ)のレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、魅夜脂多さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

閉店天下一品 高田馬場店面影橋、西早稲田、学習院下/ラーメン、餃子、中華料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

サガシモノハナンデスカ

麺料理というのは麺を味わうためのもの。某国民的グルメマンガに登場のエライ人が、スパゲッティ勝負の時か何かに言っていた。私もその通りだと思う。これは原則、つまりいついかなる場合も当てはまる物事だと言えるのですが、何事にも例外は存在するものです。ひとつが沖縄そば。

これは確か仲村清司先生の著書で知ったのだと思うのですが、「すばはダシけーむん」と言われているのだそうで、直訳?すると、(沖縄)そばはダシを食べるもの、といった意味合いになるそうで。沖縄そばとはそういう、つまり麺よりもダシがメインに据えられた食べ物だということになるのです。沖縄そばのボソッとした麺、嫌いじゃないけど、あれはああして一歩身を引いているのか!

そして、もうひとつの例外、それが「天下一品」とは言えないか?こってりラーメンのパイオニアとして知られ、そのスープの出来に幾百万人ものファンが一喜一憂する割に、麺への認識度に関しては明らかに温度差がある。あまり期待していないというか、そもそもそんなもんだよとか、熱心なファンでさえそんな論調だ。東京都内の某店で、地元民好みにシャキッと茹で上げて出された際には、こんなの天一じゃないとか言われる始末…。

おまけに、麺を食べ終わった後残ったスープをライスにかけていただくと、こう言ってはなんだが麺よりこっちの方がウマイんじゃないのと思う程。こんなドロドロスープを身にまとっては、粉の味を主張するどころじゃないもん、という麺の内なる声が聞こえてきそうだ。

さてその天一のこってりスープだが、面白いことに店ごとに味の違いがあるという。どのお店に聞いても、いや、本部から送られてくるスープを出すだけだよ、とのことなのだけれども、その時の埋め具合が異なるのだろうか。あるいは、一見の客なんかには言えないような秘密が隠されているのだろうか?

それを検証しに何店舗か訪ねてみました。たまたま、マイレビュワーBlueSky2525さんのレビューを拝見し、毎年10月1日はテン・イチの日だとかで、期間をくぎってストラップなど当たるキャンペーンをやってる情報を得、幾分おトクに味わえました(^^。

が、どの店からも、確たる差を感じることができませんでした。これはどういうことか?

とうとう天一本部にも、例えていうと佐野実さんみたいな人が品質管理指導員となり、手抜きの店からは免停というようなことになり、品質が均一になったのだろうか?あるいは、店側の味割り。味割りとはお客の見た目やイントネーションからその人の好みを割り出し、厨房で調整できる部分を変えて出すこと。私の場合は見るからにこってりしていそうだから、店側も、こいつには煮詰まったの出しとけ、と。もうひとつは私の味覚が衰えていること。最近記憶とか目とかここには書けないようなトコとか、いろいろ衰えが目立つもので、もしかしたら味覚も…?

それと、以前、といってももう15年以上前の話ですけど、天一のこってりにはわずかなけれん味というか、干ししいたけみたいなあと味があって、それがかえって旨さを引き立たせていたように思うのだけれども、それも感じられない。この点についてはあんまりテキトーなことを言うと恥をかくだろうから、これ以上なんとも言えないのだけれども、タイトルで言ってる探しものとはこのことです。

…と、いろいろ考えていたところへ訪問した当店。店に入ったその時から、この店は何か違う!と思わせます。それは店内を漂う匂い。これ程スープの匂いがする店は他にありませんでした。一般に、おいしいラーメン店はその店が放つにおいで予期できると言われますが、これはその店でスープを仕込んでこそ。天一のように、センターキッチンでできたスープを使う前提の店でこんなことがあるんだろうか?

では実食。あ違う!何というライヴ感!鶏のちょっときつい風味が生きてて、味わいに立体感があるのだ!濃厚なりに、多少のエグミもあるが、ひょっとしてこれは昔私が感じたけれん味的あと味なのかな…ちょっと違う気もするが、ともあれ見事な味の構成でした。これならハマる人が出るのもわかる。

さあて、これは一体どういうことなのだろうか?

思うに、これ程の大規模店舗網でセンターキッチン方式ともなれば、味は均質化し、店ごとの相違は出にくいと考えられます。おそらく、どの店も故意に薄めて嵩まししたりはしていないことでしょう。味の変わる要因はただ、スープのロットと開封のタイミングにあるのではなかろうかと。

これだけ複雑なスープだけに、例えレシピ通りやっても、個々の素材の品質で、できてくるものがロットにより微妙に違ってる可能性。それと、店に届いたスープをいつ出すか、もし鍋に溜めて沸かしているなら何時間熱していたか、ということ。この2番目の点については、個人的な直感ですが、煮詰まったのよりも、フレッシュな方が良いような気も…。あの鶏のグイッとくる旨味は、煮詰まったというよりは、本部で仕上がったそのものを直に、という気がしたのです。

長年のファンでもないのに長々書いてしまいました。これが私の最長レビューかもしれません。他店の印象はまとめに記しておきました。この探求は実に楽しかったですね。ただ体調の関係で、あと一店舗でこのまとめは一旦終了します。皆さんもお感じになられたことを教えてください。

  • ラーメン特大¥980 金券¥50で¥930

  • 麺zoom!

  • から揚げ定食¥320

  • on the rice!

  • スープを

  • このように

  • あ、ブレた

  • 卓上 からしみそとニンニクはその都度出してくれるのがポイント

2015/10/14 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ