3回
俺はこれがやりたかったんだよ。春の信州旅行2日目 その2
前回訪れたのが約三年半前。次訪れた時は是非やってみたいと思ったのが「蕎麦前」である。
当時訪れた時は車だったので酒が呑めずもどかしい思いをしたので次は何としてもうずら家の逸品で酒を飲み、蕎麦で締めてみたいというのが念願だった。
その後中々機会が訪れなかったのだが、今回の旅行でいよいよ念願が叶う。浮き立つ気持ちを抑えつつ、バス乗り場前の券売所で「戸隠神社中宮前」のチケットを買いバスに乗り込んだ。
善光寺を抜け、ループ橋を昇り山道を進むとまだ残雪が残っていて面食らった。確かに前日は冷えこんでいたがそれにしてもオリンピックの会場が近くにあるだけあって首都圏との違いを思い知らされた。まあ、セーターを着こんでるので何とかなるだろうが。
中宮前で下車し開店まで戸隠神社を参拝しながら時間を潰す。思いの外冷え込みはなく晴天だけあって気温も上昇したのでさほど苦にはならない。
そうこうしているうちに時間が来たので店の前で待機する。来店記入欄に一番乗りで記帳しているので気楽だが、私の他には数名の客しかおらず拍子抜け。前回来た時は一巡目に漸く入れたほど混み合っていたのに。
開店時間を迎え、2階席の奥に陣取ると続々とお客さんが詰めかけてきた。流石は人気店だけの事はある。メニュー表とにらめっこするが、先ず頼むのは前回も注文した「山の幸盛り合わせ」と日本酒(名前失念)。それにせっかくなので野沢菜を追加。
お通しで出されたたくあんを蕎麦茶(これが旨い)と一緒につまみつつ待っていると早速日本酒が登場。一緒にキノコの和え物がついてきたのだがこれが旨い。
シメジの味が抜群で和え物のタレが何ともたまらない。ああこれだけで酒が進む。
酒は無濾過だけあって麹の風味がたまらなく、ねっとりした風味で美味し。純米酒はやはり美味い。
野沢菜も期待を裏切らず美味し。それにしても酒が足りんので今度は「夜明け前」と言う銘酒を追加注文。
すると今度は辛みそもついてきた。それと一緒にお目当ての「山の幸盛り合わせ」が到着。
夜明け前
これは前の酒よりすっきり系で飲みやすい。
辛みそ
甘辛い風味で酒が進む。
山の幸盛り合わせ
これはメモを取り忘れたので詳細は忘れてしまったが、どれもたまらなく美味し。
当然さらに酒を追加(最初に頼んだ酒)
ある程度片付いたので締めとして天ぷらそばを追加。
天ぷら
特にカボチャがほっこり甘くて何ともたまらない。これほどうまいカボチャ天は初めてだ。
海老も期待以上に美味し。
蕎麦。
どう表現してよいのかわからないが、洗練した味でのど越し良く美味し。ここの蕎麦は美味い。
そばを平らげるとすっかり満腹。おまけに昼間っから3合飲んだおかげでかなり酔いが回った。
もうここらでよか。すっかり満足してお店を後にした。
2021/05/17 更新
2017/10 訪問
なんとしてもここで蕎麦前をしてみたい。 秋の信州旅行2日目編 その2
ホテルホテルJALシティ 長野を後にして、この日最初の目的地である戸隠蕎麦の名店である「うずらや」へ行くため、戸隠高原に向かった。
途中、山道のカーブがきつくて私が運転するリッターカーのパワーでは持て余し気味だったがとにもかくにも目的地に到着。店の駐車場に車を止め、店の前にある用紙に氏名を記入した。
開店一時間前にもかかわらずそれなりに記帳者がいたが、一巡目までは問題なさそうだ。
時間つぶしに戸隠神社を参拝したが、それにしても既に山間部は紅葉が始まっていてかなりの色づき具合で楽しませてもらった。
時間が近づいたので店に向かい、数分後に記帳者の名前が読み上げられ入店した。2階の席に案内され早速メニューとにらめっこ。
母のお目当てである山の幸盛り合わせとキノコてんぷら盛り合わせ、戸隠蕎麦を注文した。
無料で提供される漬物(白菜)をお茶とともにいただきながら(これが美味い)しばし到着を待つ。
暫くして先ず山の幸盛り合わせが到着した。
山の幸盛り合わせ
キノコの和え物
キノコの旨味と白和えのバランスが最高
ネギチャーシュー
豚の肉肉しさと旨味を白髪ねぎが引き立てている
人参
これは美味い。茹でた人参を何で味付けしたのだろうか?コクがあり酒が欲しくなる。
レンコンのてんぷら
揚げ加減最高。しょっぱくなく丁度良い塩加減。美味し。
味噌豆と山芋
しょっぱいが何とも美味し。これだけで酒が進むが運転中だけに我慢我慢。山芋も美味し。
栗
最低限の甘味で素材の旨味を引き立てる。
いやはや。これは素晴らしい。これをいただくためだけに足を運ぶ価値がある。
これは是非地酒とともに楽しみたいものだ。ああ、車さえ運転しなければ呑めたのに・・・
キノコのてんぷら盛り合わせ
てんこ盛り。
シイタケ、シメジ、マイタケ等のラインナップ。
どれも濃厚で美味し。たまらん。ビールが欲しくなる。
蕎麦
これも美味し。薬味はいらない。すりおろしたわさびは辛味の中に仄甘さがありこれだけで酒が欲しくなる。チューブわさびとは似て非なるものだ。
これと一緒に汁につけずそばをいただくと蕎麦の旨みが引き立つ。
たまらん。これと一緒に日本酒でいただけたら言うことないのに・・・
すっかり堪能し店を後にしたが、なんとしてもここで蕎麦前を愉しみたいものだ。車でないと来られないのがつらいところである。
2018/04/09 更新
夏の信州旅行も中日に入った。今回の最初にして最大の目的は4月に蕎麦前をして感動したうずら家を訪問する事である。天気も問題なく戸隠行の障害は何一つない。
ホテルを出て長野駅に向かい8時半の戸隠行のバスに乗り込み、約一時間後定刻通りに現地の戸隠中社前で下車した。早速店の前にあるボードに名前を書き込んだが、既に4組程記入されている。この順番なら先ず余裕ではあるが、さすがは戸隠きっての人気店だけの事はある。
戸隠神社を参拝しその辺を散策し時間を潰した後、開店時間数分前に店に着きスタンバイ。
開店時間とほぼ同時に名前を呼ばれたので2階席に雪崩れ込み奥の席を確保し、メニュー表とにらめっこ。
先ずは定番の「山の幸盛り合わせ」と日本酒の夜明け前1合を注文した。
最初に日本酒とお通しの「こしあぶらのからみそ」が登場。
すっきり系の酒とこしあぶらの旨味・味噌の甘じょっぱさと後から追いかけてくるピリ辛さがたまらなく相性が良く酒が進む。ああ、美味い。
山の幸盛り合わせ
ヒラタケ?と豆腐の和え物、チャーシュー、茄子、春菊、後は2種類ほど。
ヒラタケが半端なく美味い。キノコのコクと豆腐のさっぱりさがたまらん。ナスもチャーシューも完璧だ。
当然酒が足りないので先ほどの夜明け前を追加したらまたお通しが登場。キノコの和え物だがこれが旨い。ああ、こんな事ならぶっちゃけ酒だけ頼めばいいじゃねーかと言う錯覚に陥る。
さて、今回はがっつり天ぷらが食べたかったので当然注文するつもりなのだが、キノコにしようか山菜にしようか悩み結論が出ない。迷ったときは両方頼めと言う井の頭五郎スタイルで行こうかと思うも流石にそれをしてしまうと締めの蕎麦が入らなくなるので、迷った末、山菜を選択。
山菜天ぷら
酔っぱらってメモを取り忘れているので、詳細は語れないがヤングコーンやオクラが特に美味かった。ゴマ油で揚げたので香ばしさがたまらん。塩でも天つゆでもどちらでも文句なし。そのままでも行ける。
やっぱりビールでしょと言う事で追加注文。天ぷらとの相性も最高だ。
さて、腹が膨れてきたので締めとしてそばを注文。
そばの繊細な風味はとんとわからんが、ここの蕎麦は美味い。このわさびだけでも酒が進むよなぁ。平らげた頃にはすっかり満腹。ああ、極楽じゃ。
それにしても今回もすっかり酔いが回ってしまった。でもここにきて酒を飲まない選択肢はないので仕方ない。身も心も満たされ店を後にした。