あてるいさんが投稿した吟醸煮干 灯花紅猿(東京/四谷三丁目)の口コミ詳細

阿弖流爲 食の全国漫遊

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閉店吟醸煮干 灯花紅猿曙橋、四谷三丁目、四ツ谷/ラーメン

1

  • 昼の点数:3.7

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.2
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2017/06 訪問

  • 昼の点数:3.7

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.2
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

【口コミ数 東京>福岡記念】トッピング満載でも煮干し出汁スープが主役 リニューアルオープン灯花の煮卵入り煮干しラーメン

ついに2年間暮らしていた福岡での口コミ数を東京での口コミ数が上回りました。その記念すべき訪問先が初見参のこちら。

今日は午後から四谷三丁目界隈でのイベントに参加。その前に駅近辺で昼食を済ませることにしました。
何店か「行きたい」をリストアップしていた中でこちらに白羽の矢を立てたのは、何でも今月からリニューアルして煮干しラーメン専門店になったらしいから。最近、外食がラーメンばかりになっているのが少し気にかかりましたが、行けるときに行っておかないと後で後悔するし、3月の京都滞在以来、煮干しラーメンにハマっているので。

さて、東京メトロ丸ノ内線A4出口を出て右へ。北に向かう大通りは程なく右斜めに方向を変えていきます。しばらく行くと右手の白いビルの外階段にゴリラ食堂さんの看板が。階段下の立て看板にあるメニューを見ると手頃な値段で結構ボリュームのある料理をいただけそうです。一瞬、心が動きましたが、やはりここは初志貫徹。思い直してそのまま歩を進めます。

3、4分歩いたでしょうか。右手に杉大門通りの標識が見えてきました。そのすぐ先にあるのがこのお店。店頭には開店祝いの花が飾ってあり、行列用の赤いベルト、それから「煮干しラーメン」の広告看板も立ててあります。
幅も奥行きも驚くほど狭いお店の右端に、直接歩道に面した自動券売機があります。そこで、「煮卵入り煮干しラーメン」850円の食券を購入。自販機の前に立った時点で、店内からは「いらっしゃいませ!」の掛け声がかかります。

店内は、一人しか入れない厨房とその手前に座ると客の背中が後ろの引き戸のガラスに当たってしまいそうなくらい狭い、5人横並びのカウンター席があります。先客は左端の席の一人のみ。14時前ということで、ちょうどお昼時の客の波が一段落したところだったのでしょうか、良いタイミングでした。右側から2番目の席の真後ろの引き戸の空いているところから入り、スライドしてその左隣の中央席に着席。席同士の間隔も必要最小限なので、荷物は自分の膝の上か、席の真下に置いて脚で挟むしかありません。できれば手ぶらで軽装の方が食べやすいです。
カウンター席からは厨房全体が丸見え。非整形のとても狭いスペースの手前側に客5人分の5個のザルが熱湯の中に浸かっている麺茹で用の大鍋1つが置かれ、その奥のガスコンロの上にはこれも客5人分のスープを調理する小鍋が5つ載っています。私の右隣に2人後客が相次いで来たので、ほぼ3人分の調理を同時にしてましたね。1人は私と同じ煮卵入り、もう1人は基本の煮干しラーメン750円でした。

そして、待ちに待った着丼。もっとどんぶりの中はシンプルかと思いきや、煮卵1個、チャーシュー1枚のほか、刻み青ネギ、刻み玉ねぎ、刻み海苔、メンマ、背脂・・・結構にぎやかで麺が隠れてしまうほど。特に、青ネギと玉ねぎが両方って、私にとっては初めてです。それらを掻き分けながら、まずは黒色のレンゲでスープを一掬いし口に運びます。うーむ、薄くもなく濃過ぎもせず程よい感じの出汁加減ですね。その後、カウンターテーブル上に置いてあるコショウをふりかけましたが、煮干し出汁の場合はもう1つ置いてあった七味唐辛子でも良かったかも。
次に麺を箸で。おっとこれはなかなか珍しい平打ちの縮れ麺ではないですか! これも私好みの程よい茹で加減で、適度な歯ごたえ。しかもこの麺の形状のおかげか、煮干しスープが上手く絡んでます。
次に、煮卵。表面の白身は薄茶色に染まっているものの、特に味はなし。一方、中を割って出てきた黄身は黄金色。傾けても黄身が流れ落ちない、半熟より少し硬めの絶妙の茹で加減。例えて言えば、銀座コージーコーナーのシュークリームの中のカスタードクリームくらいかな。
あと、チャーシューも量は多くないもののなかなかの出来でしたよ。たくさん欲しい方は200円マシで4枚追加です。

これだけ具がいろいろ入っていて、麺も個性的ですが、それでも煮干しダシスープが主役を譲っていないところがさすが。店名に「吟醸煮干」を冠しているだけのことはあります。

あと、一人で厨房を切り盛りしているお兄さんの真面目で一生懸命な客応対も好感。お客さん一人一人にリニューアルオープン記念の特典カードを配ってました。というわけで、お店が狭くて雰囲気点を低めにした以外は高得点。
食べ終わって外に出ると、道路の向かい側には今日のランチの第二候補に考えていたフェアファックス グリルさんがありました。オープンテラスもある開放的な店構えで、14時過ぎにもかかわらずランチを楽しむお客さんの姿が見られました。あのようなゆったりした店内でゆったりいただくランチも良かったかもしれませんが、今日は灯花紅猿さんの煮干しラーメンに悔いなし、です!

  • カウンターテーブル上の風景

  • 厨房はすぐ目の前

  • カウンターテーブルの一段上

  • 煮卵入り煮干しラーメン850円

  • 店頭の立て看板

  • 入口右端にある券売機

  • お店の手前は杉大門通り入口

2017/06/30 更新

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