みすきすさんのマイ★ベストレストラン 2015

美味しい音楽

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント


シェフは料理を創るアーティストであり、
お客をおもてなしするエンターティナー

という意識でレストランにうかがっています

美味しさや料理の技術はもちろんのこと、
クリエイティブでオリジナリティ溢れる創作性、センスが光る芸術性も高いポイントです

美味しさと美しさが両立するお料理

私自身の日々の創作活動に素敵で刺激的なインスピレーションを与えてくれる
そんな料理人のアーティストスピリッツが感じられるお店を選んでみました

マイ★ベストレストラン

1位

龍吟 (日比谷、有楽町、銀座 / 日本料理、かに、ふぐ)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/10訪問 2016/07/04

クリエイティブなインスピレーション求めて

楽しみにしていた龍吟にうかがいました
ミシュラン4年連続3つ星、世界レストラン29位という世界にほこる山本シェフの日本料理店
クリエイティビティ、アートな演出、和食の革命者・・
そんなクリエイターズスピリッツをくすぐるワードにも惹かれて

1.玄関

黒と龍が印象的な店内には、
外人さん客と黒いスーツのスタッフが目立ちます

なお、写真は少なめです
食事に集中するため1枚ずつ撮ったら
ピンボケやブレで使えないものばかり・・

¥27,000一択のコース

〜始まりは様々な感覚から〜季節・香り・温度・食感・そして組み合わせ

毛蟹・柚子
いきなり甘く味の濃い毛蟹に心を掴まれました

雲子・真子
こんがり焼き目がつけた雲子と、真子の美味しい組み合わせ


〜椀 引き立て 一番出汁への想い〜時をとらえた風の味

冬茹椎茸 帆立貝 真蒸仕立て

やや薄めでこくのあるお出汁の中には、冬茹椎茸と帆立貝の真蒸
風味がたっぷりで食感も楽しめます
それを抱くような車海老は、それはもう甘くてぷりぷりで美味しいです

写真2.〜お造り 日本近海からの便り〜
海の豊かさ 潮の流れ

本日は、鯛と烏賊下足と戻り鰹
藁焼きして塩コショウのアクセントで食べるカツオの味の濃さに感動しました
また鯛のぷりぷり感も最高です ゲソも高級食材のように感じられます


〜備長炭〜焼きて香りし 炭火のちから秋味 一皿
秋刀魚 秋茄子 栗

秋刀魚とナスをロールしてぜっ備長炭で焼いたものに、
焼き栗の摩り下ろしをまぶして仕上げました
栗の粉がさらに秋味を色濃くしています

他に、レンコンで玉子や昆布、かずのこと長芋を挟んだものや、
リンゴと生姜のつけ合わせも素敵なセンスでした


写真3.〜滋味涵養 秋の風〜 湯浴み鍋
秋野菜 色々

海老芋、京にんじん、モロッコインゲン他、各種秋野菜の鍋の登場
出汁は鶏ベースでお椀より濃い味で、そのままでも十分美味しく楽しめましたが、
松の実のソースや、オリーブオイルも別皿で用意されて
自分好みの味に調節しながらいただきます


写真4.〜故郷の恵み〜 香川県観光大使として
讃岐オリーブ牛 炙り焼き玉葱と梨

とても上質な柔らかな赤身の絶妙な炙りで
より旨みたっぷり感じられました


写真5.〜瑞穂の国〜 同釜食仲
鯛めし 松茸

待ってました鯛と松茸ごはん美味しい!
でも、あっというまになくなってしまいました
お代わりなし 鯛は美味しいですが、松茸が少なくてちょっと残念

写真6.玉子豆腐の菊椀 香の物
玉子豆腐は艶やかに細工されて、じっくり鑑賞しながらいただきます


〜甘美〜
冷涼・温もり・遊び心・懐かしさ・ そして誘惑

写真7.佐渡 黒いちじく

今まで食べてきたいちじくとは全く別物の、最高に美味しいいちじくでした

写真8. 日本の誇り 国菌 oryzae
熱燗と冷酒

最後の一品は、みりん粕入りの冷たいアイスと、あったかな熱燗のスフレ
このアイデアとセンスはとても素晴らしく、ビジュアルも素敵です
お味も日本酒が良い感じで利いていて、たいへん美味しくいただきました

*良かった点*
すべてのお料理が美味しく、たいへん完成度の高い和食のコースをいただきました
どの料理も最高の素材が使われ、
確かな技術で丁寧に料理され提供されているのが感じられます

黒スーツのメンズの接客も、笑顔でいろいろな質問にもフレンドリーに応えてくださり、
最後にはきちんと山本シェフがお見送りに来てくださって、たいへん嬉しかったです

*唯一残念な点*
創作系のフレンチや和食が大好きな私にとって、前評判でさんざん聞かされた、
アートでクリエイティビティ、外人向けの華美なパフォーマンス、
斬新なセンス等々という点では、いささか物足りなく感じました 

それなりの創意工夫を感じたり、お料理も十分美味しかったのでが、
想像を超えるほど斬新なアイデアやセンスにびっくりしたり、
震えるほど感動したりするものには出会えませんでした

自分の創作活動のインスピレーションを突き動かしてくれるような作品を、
期待しすぎていたのかもしれません
(例えばナリサワのような)

ただ逆に、パフォーマンスばかりに頼るのではなく、
確かな技術と視点で
山本流の和食を発信していこうとする姿にたいへん好感を持てました

  • 2
  • 5
  • 4

もっと見る

2位

初音鮨 (蒲田、蓮沼、京急蒲田 / 寿司)

3回

  • 夜の点数: 4.9

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥50,000~¥59,999 -

2019/03訪問 2020/02/06

鮨という概念を超越したスーパーパフォーマンス


先日放送のNHK「逆転人生」ご覧なられたでしょうか?
主役である中治勝大将の
スーパーパフォーマンス・シアターに訪問しました
(ミシュラン二つ☆/食べログアワードシルバー)

いえ、中治さんご本人だけではありません
強い絆で結ばれた大将と女将さん、
絶妙で息の合ったアンサンブルのチームスタッフ
そして、熱狂の拍手で讃える観客

すべてが一体となって成立する
唯一無二の空間です

初音さんも3度目の訪問ですが
今年、復活リニューアルした初音さんに
最高の震えるような感動を覚えました
初音という鮨を超えたアートな奇跡と感動♪

表現することとは、
人に気持ちを伝えるということとは、
感動して喜んでいただけるということは、
美味しいものを食べて幸せになることとは
そして
料理人さまを、お客様を
リスペクトして感謝するということは…

すべての答えがここにありました!

前回までは、
多少気になる部分もありましたが
大将と女将さんの二人芝居から
猪股さんという強力な助っ人を含む
チームでのアンサンブルへと生まれ変わって
その結果、鮨のクオリティ面でも劇的にアップ!

終了後は、
「海」と名付けられたバースペースに移動して
大将が入れてくださるコーヒーで〆

最初から最後まで大満足の初音タイム
もはや鮨を超越した
「初音」という一ジャンルを堪能しました


*今夜のギャラリー*

1.初音鮨

2.新しくなったカウンター

3-6.あん肝、桜えび、たこ

7-9.おこげ

10.蛤

11-15.本日の鮪
和歌山那智勝浦

16-19.マグロ三種盛り

20-21.カラスミとアオリイカ

22-23.コハダ

24.真鯛

25.熟成さわら

26-28.のどぐろ

29-31.かき

32-33.うに

34.白子

35-36.白子の茶碗蒸し

37-41.蟹

42-43.猪股さんもお手伝い

44.赤身漬け

45.中トロ

46-50.大トロ炙り

51-53.名物!鮪全部巻

太巻きじゃなくて手巻き

54-55.干瓢たまご

56.海のバーに移動

57-58.葛切り

59-61.コーヒー

62-63.黒蜜とアイス

64.中勝治大将

ごちそうさまでした\(^_^)/

またうかがいます!

初音鮨・中治劇場
久々このシアターに来場する幸運に恵まれました

その圧倒的な唯一無二のパワフルなお鮨とそのオリジナリティ
一方で我々下々の物を全てお許しくださるような
慈悲深い笑顔とほっこりトーク

細かいお鮨の流儀、味や技の詳細を語ることは
ここではもはや粋ではありません

すべてが、サ・中治勝流
大将の前に一旦座ったなら
すべて身を任せれば最高に幸せになれる希有な時間
トークに笑って、ネタに驚いて、
握りをほおばって、味わって、ただただ感動して・・

都内鮨店随一の鮪スーパー太巻きをはじめ
ぜひ、圧倒的な絵力の写真で楽しんでいただければ幸いです

本当に初音鮨さんでしか味わえない
貴重な体験をありがとうございました

振り返ると、初めて「食べログレビュアー」さんと
偶然同席したのがこちらでした

カウンターで食べていると
聞き覚えのあるハンドルネームで呼び合うグループが!
「おー、これが噂のオフ会か!」
まだ食べログ初心者だった私は聞き耳を立てつつも
今でも現役の有名レビュアーSさんたちに
「私もレビュアーなんです♪」と、名乗って自己紹介もできず
こっそりと退散したのでした(^O^)

私もいつか
オフ会に呼んでもらえる日が来るのだろうかと
淡い期待を抱きつつ・・・

おかげさまで現在は
たくさんの嬉しいお誘いを
いただけるようになりましたm(_ _)m
お誘いだけでスケジュールが
いっぱいになってしまうほどに(゚Д゚)
みなさま、いつもいつもありがとうございます

詳細はまた追記したいと思いますので
しばらくお写真だけでお楽しみくださいませ\(^_^)/
レビュアーさんの間でも大人気の初音鮨 ミシュランも7年連続2つ☆
噂の中治劇場の扉をくぐりました
観客は7名 1名をのぞき全員がカメラを構えて臨む光景はまるでスターの囲み記者会見

演者は2名 初音鮨4代目中治大将と、笑顔の美しい奥様
弟子をとらず、この二人だけですべてのオペレーションとはなんて贅沢
先日の龍吟では料理人の顔が見えないオオバコ感が残念でしたが

劇場というよりは、小さな寄席の落語の高座のような、名人の漫談のような味わい深い語り口
最高の食材への愛情、それをいかに美味しく仕立て楽しく提供するかという、
お客様への愛情に溢れたトークが親父ギャクを交えながら淀みなく続きます

同じく長野劇場と言われた海味の故長野さんと姿がだぶりますが、
敢えて比べれば、大衆演劇の役者のような長野さんだったかもしれません

11月の献立はたくさんの方がレビューされているので詳細は語りませんが、
やはり圧倒的だったのは、209kgの大間産のマグロ

1.大間産大まぐろ 209kg

2.目の前でドーンとマグロをさばくパフォーマンス
特等席に座らせていただいて幸せです

3.赤身と中トロと大トロの味くらべ
それぞれ生や炙りや漬けでいただきます なんて贅沢でしょう
中治さんいわく「贅沢って幸せ(* ´ v`*) ♡」

4.中トロ握り
お鮨は手渡しで3本の指でキャッチして、一口でぱくり
5秒間あっためてからかみ締め、味わいます

5.厚切の大トロの炙り

6.大トロの炙りの握り 悶絶の美味しさ

さて、クライマックスです

7.赤身と中トロの大トロを盛り付けて

8.海苔で巻きます

9.切り分ければ

10.贅沢鉄火巻きの完成☆
一番はしの部分をいただいたので、具材ぶりっとはみでています
中治さん、大当たりをありがとうございました

贅沢なステージは2時間半で終幕
終盤はややお疲れな表情も見えたかもしれません
毎日2回転をこなして、たいへんお身体にも無理をなさっていることでしょう
お見送りに来てくださった時、
ご健康だけは大切にされてくださいませと、心より感謝を申し上げました

最高に贅沢で、愛情に満ち溢れた時間をありがとうございました

・・・・・・・・・
その他印象的なものをいくつかご紹介します(順不同)

11.鳥取産松葉蟹

12.身と味噌をほぐして盛り付けた贅沢な蟹鮨

13.白トリュフをまとった白子(1kg78万円!のアルバ産白トリュフ)

14.沼島産鱧
活き締めして神経を抜いたもの まだぴくぴく動いています♪

15.鱧握り

16.三陸産イクラ とても優しくピュアな甘さ

17.金沢八景の天然うなぎ 10日間熟成

18.大船渡産牡蠣

19.牡蠣の握り

20.鱧のすり身の卵焼き

他に佐島産真蛸
江戸前小鰭
山形産鰆
竹岡産皮剥
神津島産縞鰺
干瓢巻

最後にもう一度・・・贅沢って幸せ(* ´ v`*) ♡ by中治大将

  • 37
  • 52
  • 39

もっと見る

3位

ル スプートニク (六本木、乃木坂、六本木一丁目 / フレンチ)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2021/02訪問 2021/05/25

高橋シェフの描き上げるアートな世界

高橋雄二郎シェフが描く
彩り豊かな美のアート作品の数々

ラシェット時代から大好きなシェフの
ミシュラン6年連続GETの
ル・スプトーニクに久しぶりの訪問でしたが
とても感動的なディナーとなりました

イノベーティブなスタイルのシェフは
年齢を重ねるとともに
どんどん丸くなってしまって、
寂しく思うことが多いですが
高橋シェフのチャレンジングなスピリッツと
瑞々しい感性にさらに磨きがかっています

その秘密を尋ねると
「いくつになっても中二病だからですね」
と笑って答えてくださいました

それでいて、お料理はとても美味しい
アートさと、美味しさをここまで
両立できる素晴らしさにも感動☆

これからも、高橋シェフを
応援し続けたいと思います♪

*本日のメニュー*

・ワカサギ ゴボウ 五香粉

・聖護院かぶのスープ

・シフォンケーキ 燻製クリーム

・ブリ 
アボカドと豆腐とクリームチーズの
タルタルソース ネギのフライ ナスタチウム

・自家製発酵生地の肉まん
 オックステール フォアグラ トリュフ 

・白子 塩ゆでしたレタスで包んで揚げる
ソースはキクイモ ケッパー ユズ

・万願寺とうがらし ナス
 赤イカ アリッサム ハーブ グリーンカレー

・シグネチャーのバラ
 前より花びらが増えて蜜になりました

・パテアンクルート
 鹿肉 鳥 フォアグラ ピスタチオ等
 5日間かけて作られました


・アマダイ松笠焼き
 九条ネギ 実山椒
 焼いたトマト、キノコ、お魚のソース

・牛シンシン シルクスイート
 ぶどうのグリル お肉の出汁ソース
 ロックフォールのソース

・トンカ豆のムース 桜
 黒糖のクランブル 飴

・和歌山の津田農園の甘夏のソース
 ムース ラベンダーアイス 抹茶 メレンゲ

・ガレットデロワ

ごちそうさまでした(^^♪
祝・ル スプトーニク ミシュラン一つ☆GET!
まさに、2016年ミシュランが発表された今夜、お店にうかがいました

帰宅後、前のめりに大急ぎでレビューアップです

独立、オープンしてわずか4ヶ月ほどで早々とミシュランの評価を得て、
代官山のラシェット時代から大好きな高橋シェフ、おめでとうございます(*´∇`)ノ♪


0.ミッドタウンのライトアップ
東京ミッドタウン前の外苑東通りをはさんで正面の路地を入っていきます

1.泡くるんだホタテとキュウリ

2.さつまいものチュロスと、紫いもチップスに林檎のジャム
香ばしい胡麻のソファで

3.聖護院の蕪のコンソメスープ
口に広がる蕪の豊かな甘さにびっくり


4.ワカサギのフリットとごぼうのバスケット

ワカサギのフリットはもちろんのこと、
ごぼうのフライで編まれたバスケットが美味しい
食べ過ぎるとお腹いっぱいになるのでキケン


5.もくもくと煙が充満したボールが登場

6.ふたを開けると桜チップの燻製のスモークと香りがもわーっと

7.鯖の燻製が完成


8.フォアグラ (その1)
表面はかりっと中はとろりん メロンと共に

9.赤い薔薇で飾られたフォアグラ

10.ビーツの花びらが、一枚一枚丁寧に作りこまれています
パティシエ出身の高橋シェフのセンスと技術が光ります
花びらもぱりぱりと美味しくいただきます

11.内部に真っ赤なフォアグラが秘宝のように隠れています
その下にはバラのゼリーがうやうやしく敷かれた珠玉の一品


12.キノコのクレーブ

きのこを練りこんだクレープ生地に、キノコのアイスと、
ポーチドエッグ、そして、舞茸、花びら茸、あわび茸がたっぷり
キノコ好きにはたまらない贅沢なクレープ
いろいろなキノコの要素が渾然一体となったソースを最後にいただいて幸せ


13.ハタのソテー あわびのリゾット添え
皮はカリカリ、身はぷるぷるに見事に仕上がっています

14.あわびとあわびの肝ソースのリソットが最高に美味しい
ラシェット時代より、メインがきちんと際立つようになりました

15.鹿のモモ肉と肩肉のロース 
とてもとても柔らかく旨みたっぷりの鹿肉を堪能

16.赤ワインと鹿血をMIXしたソースが、良い意味でえぐみがあってお肉ととても合います

17.ぶどうのデザート
巨峰、ピオーネ、シャインマスカットのコンポートやジュレ
その上部には、紫蘇のシャーベット とても爽やかな一品

18.洋ナシのキャラメリゼ

19.中にはジューシーな洋ナシとキャラメルアイスククリーム

デザートはとても美味しく美しかったのですが、
ラシェット時代の圧倒的なインパクトも欲しかったかな

スタッフの方曰く、まだお店がスタートしたばかりなので、
余裕ができたらデザートもより攻めてチャレンジしていきたいそうです

20.カフェと小菓子

やはり私はクリエイティビティ溢れるアートで美しいお料理が好きだなと感じます

素材の良さ、火入れ等の技術、美味しさはもちろんのこと、
シェフという名のクリエイターの、
創造性豊かなスピリッツと、アートで美しい感性に出会いたくて、共有したくて、
またレストランをドアを叩くのです

最後は高橋シェフのお見送りしていただきました
繊細で優しそうな笑顔でした

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

4位

オルタシア (麻布十番、赤羽橋 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2015/03訪問 2015/05/25

繊細で芸術性の高いフレンチ

麻布十番にある天井の高いスタイリッシュな店内で、シェフの圧倒的なセンスと攻めの技に酔いしれました
創作性・ビジュアル・美味しさ・デザート・接客・食器等、カンペキ
前菜のお皿を多くしたり、メインのお皿を多くしたり自由な組み合わせができます

1.冷製フォアグラのバリエーション デセール見立て
-まずは前菜から

2.ホロホロ鳥胸肉のカルパチョとジュレ 焼き茄子のグラス ゴルゴンゾーラクリームエスプーマ
-ホロホロ鳥がソースと絡んでこんなに美味しいなんて・・・

3.ほっき貝・雲丹・平目のクレビネット包み 大葉風味 レディクションバルサミコとブールブランソース
-クレビネット包みをナイフで開いて・・・うっとり

4.冷製蒸鮑 シードルビネガーと岩海苔のジュレ くみ上げ湯葉と雲丹のクリームソース
-あわびとウニと岩海苔のコラボが最高で美しい

5.のどぐろのうろこ焼き 甲殻のフランと人参のフォンダン
-かりかり&ふんわりと焼きあがったのどぐろ

6.函館直送 平目のポワレ ホタルイカの焼きリゾット しじみのスープ仕立
-平目とホタルイカのリゾットをしじみのスープが包み込んで贅沢な味わい

7.蝦夷鹿 内モモ肉とビーツのフランボワーズ風味 根セロリのクリーム
-ジューシーで味わい深い蝦夷鹿

8.とよのか苺のゲグリネゾン ショートケーキ仕立て
-シェフ自ら手がけるデセール ビジュアルも素敵

9.プリン・ア・ラ・モード オルタシアンスタイル -196度キャラメルアイスプリンパウダー
-このアイスをカットするとパウダー状にはじけます 味も最高

2015年4月現在、15年のNO.1レストラン!(訪問は3月)アートでクリエイティブな刺激と感動をありがとうございました☆

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

5位

恵比寿 くろいわ (恵比寿、広尾、代官山 / 日本料理)

5回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2020/12訪問 2021/04/17

黒岩大将ならではの蟹のスペシャルコース


黒岩大将が熱い想いで腕を奮う
二十四節季に合わせた拘りのお料理を
出してくれる恵比寿くろいわ

*食べログアワードブロンズ
*日本料理百名店*

わたしが一番大好きな和食店で
2020年の締めに蟹のスペシャルコースを
おもてなししていただきました

いつもいつも
どんなわがままをお願いしても
倍返しで応えてくださる黒岩大将
大好きです♪

「いろいろ食べ歩いているだろうから
他の店では出ないような蟹の料理を」

と攻めまくった
大将ならではの蟹の贅沢コース

いよいよ食べログでも
アワードのブロンズに続き
百名店にも選ばれました

それでも、ひたすら我が道を突き進む
大将と女将さんを応援します

ごちそうさまでした(^^♪

黒岩宏達大将が腕を奮う
二十四節気を御料理で表現する日本料理店
変わりゆく季節の変化を御料理でおもてなしする
大好きな恵比寿 くろいわに訪問です

毎年この時期恒例となった
黒岩大将の松茸スペシャルコースをいただきました☆
通っているうちに
点数もぐんぐんあがってきて4点目前!
(元ミシュラン☆)

この日は麻布十番の人気フレンチ店の
イケメンシェフと一緒に訪問です♪

「大好きな攻める和食店があるんだ」と彼に話すと
「ぜひ行きたいです」とお連れしました

相変わらずの大将こだわりの
オリジナリティあふれる料理♪
同じ松茸コースなのに、
毎年いろいろなアイデアで
くろいわ流・松茸料理を仕掛けてくださいます

終了後は、
自分の料理人としての理想を熱くトークする大将♪
いつまでも止まりません(^^)/
フレンチシェフの彼も
すっかり黒岩さんのファンになってしまい
いつか、くろいわ村の住人になるそうです(^^♪

ごちそうさまでした☆
次は蟹の季節に♪♪
若き才能のあるお二人、
黒岩宏達大将と敏腕美人女将が腕を奮う
二十四節気の風景を織り交ぜた料理のくろいわ

今年もまた、名だたる一流の和食の名店
予約困難店を一通り巡る幸運に恵まれましたが、
昨年と結論は変わりませんでした

やっぱり、くろいわさんが好き

料理も、甘味も、
大将のセンスやスピリッツも
女将さんの、きりっとかっこよいおもてなしも…
くろいわさんが大好き

この日は毎年のお楽しみ松茸スペシャルコース
ここでしか味わえない
オリジナルな松茸のお料理
驚くべきは、去年とはまたちがった
新作で勝負してくれました

行くたびに、同じような料理ばかり出し
食材だけは良くて、料金がインフレ状態の
食べログ高得点の店とは異なります

いつでもチャレンジングな黒岩大将
他にはない
オリジナリティあふれ、ダイナミックな
唯一無二のお料理を追求し
提供し続けてくれます

そして、50才になった時、
業界一の料理人になりたいんだと
キラキラして目で熱く語ってくれます

いえいえ、
30代中盤の今でも十分かっこいいです!

*今夜のギャラリー♪

1-2.くろいわ
京都の料亭のような趣のある導線

松茸スペシャルコース(25000)

3.栗・蓮根〇

4-5.松茸その1◎

6-8.◎
グジ 十日目の月に見立てた大根
ススキに見立てたミョウガ 原木栽培の舞茸

昆布の甘めのお出汁と舞茸の香りがたまらないお椀
グジの塩味をほどよく引き立てます

9-11.〇
カマスとカサゴ しその穂の佃煮

12-13.◎
ボタンエビ
大徳寺醤油をひとはけ塗って焼いて

14-17.松茸その2◎
ぽってり肉厚の松茸 きらきらイクラ
芳ばしく火入れした鱧
前代未聞のザクザク&クリスピー感 

18-26.
八寸〇
間引き昆布と鴨 平茸 里芋のきぬかつぎ
子持ち鮎 無花果の田楽 巨峰とレモンのゼリー
かぼちゃのすり流し 

27-28.〇
鮑の茶碗蒸し
手のひらサイズの小さな器に
アンバランスな大きなアワビと濃厚なキモ

29-32.◎
百合根まんじゅう 鰻
中には大きなお豆のアクセント

33-35.〇
お食事
まずは白飯におつけもの

36-37.松茸その3〇
新作・松茸の佃煮
作り置きの佃煮ではなく10分くらいで仕立てた
「生どら焼き」ならぬ「生佃煮」♪

38-40.松茸その4◎
なんと!禁断の
松茸のたまごとじ丼

41-47.◎
女将さんお手製の上生菓子 ずんだ
恵比寿くろいわの屋上で採れたカボス

48-49.〇
干菓子 

50.ご馳走様でした(*^▽^*)
ここ数年で数々の素晴らしい和食の名店に
訪問させていただくことができました
ミシュラン店や、紹介制の超予約困難店・・

そんな、食べログで語り尽くされた定番店ではなく
自分にとって大好きなとっておきのお店をご紹介します
・・それがくろいわさん

今回の再訪で、改めてしかと心に刻まれました
この秋に各所で美味しく松茸コースをいただきましたが
一番の感動と満足度だったのは確かです

くろいわさんがお気に入りの理由は
くろいわならではの
自分自身のオリジナリティにこだわって
積極的に攻めて極めるそのクリエイティヴなスピリッツ

都内随一といっていい華やかで
かつ緻密に手掛けた八寸
(しのはら、宮坂、くろいわが、
私にとって東京の三大八寸)

かといって過度に足し算ばかりをするのではなく
絶妙のセンスで仕上げてくれます

そしてもうひとつ大切なのは
美人で敏腕の女将さん

コースの最後に、
茶室にご案内していただいて
自家製の美しい和菓子をいただきながら
お茶をたててくださいます
なんて贅沢なんでしょう

都内の名店を一周しましたが
こんなおもてなしはくろいわさんだけ

人気店には、どこでも
美人でやり手の女将さんがいらっしゃいますが
私にとって美人&敏腕の総合ランキング一位が
このくろいわの女将さんです♪


それでは、今夜のストーリーをご覧ください

1.恵比寿南のグルメな坂道

バス通りとガーデンプレイスを結ぶ坂には
魅惑のお店が並んでいます

2.チーズ料理専門店の角を入ると・・

3.くろいわ

松茸ずくしコース(25000)

4-5.虫籠
冬に向って生きられなくなったり
収穫時畑に手を加えることにより
息絶えた虫たちの供養と感謝

虫籠をはずすと・・

6-8
渋皮栗 黒豆 胡桃豆腐
菊華あん 鮭白子 かぼすと松茸

ほくほく感とお芋のような上品な甘さの渋皮栗

9-11
キビの衣を纏っまた鱧の椀 中にはお餅
一年で一番身がふっくらした秋の鱧に絹肌松茸
飲み終えて次の一品まで長く松茸の余韻が続きます

10月は季節よせと言われて
全て違う食器で桜、竹、モミジなど春夏秋の季節の柄が描かれ
名残りの季節の器を楽しみます
そして迎える暮と正月・・

12-16
甘鯛の衣揚とグジのお刺身

脂ののったグシを辛味大根と二杯酢に絡めてさっぱりと
戻り鰹 酒盗 醤油の煮こごりを添えて 

17-21
長野産絹肌松茸のわかさ焼き
出汁をかけながらしっとりと焼きあげた松茸を
手で裂いていだきます
裂き目咲き目から放たれる極上の芳香
撮影のためお皿を動かしただけで
松茸の濃厚な香りが広がるほどに・・

柔らかく煮たアワビ 肝ソース 
食感のバランスを考えて
あえてシャキシャキに仕立てたユリ根


22-38
実りの秋・収穫の季節の最強八寸

・柿の器には牡蠣
・花咲ガニと内子
・フレッシュ柿の器に盛られたアケビのデザート
(やっかいなアケビの種を丁寧に裏ごし) 
・ドライのカラスミを干す前の生カラスミ
・子持ち鮎くろいわ風
(煮る前にたまごを取り除き、炒ったたまごを添えて)
・五穀とカボチャ・・等々

39-41
鯖寿司 ムカゴ 大徳寺納豆
塩で臭みを抜いただけの鯖
一つまみのサイズながらむっちりと厚みがあり
鯖の旨味を存分に味わえます
香ばしい煎り胡麻の香りが鼻を抜ける快感

42-44
天然キノコとスッポンの丸鍋
熱々で運ばれる数種類のキノコから出る
濃厚出汁とスッポン出汁が競演
スッポンは今季取扱を始めたばかりのGoodタイミング

さて、お楽しみのお食事♪♪

45-50
最初の一杯はやっぱり白ご飯
お漬物ももちろん美味
じゃこは松川とは違うタイプで
少しドライに仕上がっているのがいい感じの食感
噛むほどに魚の旨味が口いっぱいに広がります

そしてそして松茸炊き込み御飯・・・
と思ったらまさかの松茸たれ焼き丼!

「あちこちで炊き込みは食べ飽きてるでしょうから」
と、自分らしさを大切にする黒岩大将らしい一品☆

51-56
松茸たれ焼きごはん

さか焼きにして風味が逃げないように焼いた松茸
松茸の風味を活かした
さらりとした濃さのタレとの相性が抜群で感動的です!
うーん何杯でもいけちゃいます☆

最後は茶室へと案内されます♪


57-64
茶室でのおもてなし

奥さま手づくりの秋色の和菓子は
秋のさまざまな雲にインスピレーションされたユリ根の生菓子や
割れ目から覗く紅葉色を表現した蜜柑の餡が入った生菓子 

奥さまはわせのミカンにハマっているそうです
品種改良されて甘くなったミカンではなく
昔ながらの酸味強めのミカンにとても感路を受けて
できたのがこの蜜柑の餡の生菓子です 

65.ごちそうさまでした

本年度、満足度NO.1のディナーでした
またうかがいます♪♪

気鋭の若手料理人黒岩さんの人気店「くろいわ」が恵比寿4丁目に移転オープン
(ミシュラン☆2年連続GET)
まさに私の感性にぴったりな、素晴らしい和食の料理人さんに出会えた嬉しさでいっぱいです

移転前の食べログのレビューを読むだけでは、
正統派の和食を提供するスタンダードなタイプのお店かと思っていましたが
次々と出てくるお料理は、洗練された美しさや創意工夫で感性を刺激され、
もちろん最高に美味しいものばかり

ご挨拶に来てくれた黒岩さんが、料理人魂を熱〜く語ってくださって、いたく感銘をうけました

「自分は常に新しい料理を探求する料理おたくの変態で、
ついやりすぎて派手だとお叱りを受けることもあるが
30代の今の感性だからこそ出来るものに挑戦し、それを楽しんでくださるお客様と一緒に成長して、
40代、50代と長くお料理を探求していきたい」

まるで、私の音楽に対する思いとぴったり ああ、こんな料理人さんと出会いたかった
(フレンチではありましたが、和食ではなかなか出会えませんでした)

私はそんな料理人さんのお料理がずっと好きだったし、
きっとこれからも、そんなお店を探して食べあるくことでしょう
すくなくとも、音楽を続けていく限りは・・・

そして、それを支える奥様の活躍も忘れられませんが、また後述します
感動のあまり前置きが長くなりましたが、本日のお料理です(個室なので写真ok)

1.菊入りのお酒
9月9日・重陽の節句にちなんで(9/8に訪問)

2.このわたとナス

3.松茸と鱧
この秋初めての松茸はもちろん、ふっくらとした秋鱧が美味しいです

4.めごちと銀杏
銀杏がこんなに甘くて美味しいなんて・・・

5.ヒラメ、タコと、タコのこども
わさび酢でいただいくタコのこどもが絶品です

6.子持ち鮎
こんなに太って美味しい鮎は初めて この夜一番感動した一品
この夏、いろいろなお店で鮎を食べたのに・・・

7.あまりにも美味しいので、キスしちゃいました
付け合せのトマトも甘くて完熟

8.豪華すぎる八寸
黒岩さん流全快で快感です

9.アップ
いがつきの栗、さば鮨、岩魚の甘露煮、きぬかつぎ かぼす&いくら・うに、モロッコいんげんのムース他
ひとつひとつすべてが美味しいです

10.いちじくとキウイに、豆腐のソース

11.ミョウガと冬瓜の炊き合わせ

12.お食事ごはんは土鍋で提供されました

13.じゃことおかか
あまりにも美味しくてじゃこは全部食べてしまいました

14.卵かけごはんも別腹で

15.茶室
お料理の最後に茶室に移動、正座しておかみさんからお茶を立てていだきました

16.自家製和菓子

おかみさんのお料理の説明はどれも丁寧で好感がもてました
また、優しい笑顔のむこう側にうかがえる、
きりっとした芯のある和食店のおかみさんとしてのオーラもかっこいいです

17.新店舗の玄関

おにぎりのおみやげもいただいて、たいへん満足して幸せいっぱいの夜でした
たいへんありがとうございました

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

6位

海味 (外苑前、表参道、乃木坂 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/03訪問 2020/02/05

長野劇場に感謝と祈りを

追記
名匠 長野さんが、9月10日にお亡くなりになりました
謹んでご冥福を祈り感謝の気持ちを記したいと思います

以下のレビューは、まるで長野さんに呼ばれたようにその2日前にupしたものでした
----------------------------------------------------------------------------------
9/8 追加・修正

海味の長野大将がご病気で引退されたと聞いて、写真を大幅追加して再upいたしました
ミシュラン☆☆8年連続の南青山の名店です

料理人としての腕とスピリッツはもちろん、
次郎等とは対照的な、感動的なエンタティメントパフォーマンスに心より敬意と感謝を表します
ご病気の無事回復を心より祈りつつ・・・

10人弱の観客の目の前で、繰り広げられる圧倒的な熱いステージに魅せられ、
食後には、「音楽と美味しいものがあれば人生幸せ」という長野さんと音楽談義で盛り上がり、
2ショット写真も撮っていただきました

(ネタは順不同)

1.東日本大震災以来、この春から復活した閖上産の赤貝

2.フグの白子

3.大トロ

4.富山産蛍烏賊

5.ぼたん海老

以下写真追加

6.むらさきウニ

7.鯵

8.ほたて

9.あなご

10.ツーショット

こんなにもワクワクしながら、次のネタを待ち焦がれたことがあったでしょうか?
料理人様の職人魂と心意気を感じる幸せな時間でした

  • 1
  • 2
  • 3

もっと見る

7位

アビス (外苑前、表参道、乃木坂 / フレンチ)

2回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/08訪問 2018/10/13

お魚大好きな人のためのフレンチ

アミューズからメインディッシュまで
魚介類中心のフレンチコース・アビス
(ミシュラン☆3年連続)

オープン直後に訪問してからもう3年
今でもあの時の感動がはっきり思い出されます

まだ30代前半の目黒浩太郎シェフ
フランスのル・プチニースで魚介料理に目覚め
カンテサンスで腕を磨き、
その豊かなセンスと才能がいっきにアビスで開花しました

その魚の魅力を独自の視点から見抜き
アプローチする繊細なセンス
そしてカンテ岸田さん譲りの抜群の火入れ

今年代官山にも魚介フレンチがオープンしましたが
そこではメインにお肉が出てきたりします
目黒シェフは、徹底した魚料理いちおしコース!
スープ、グリル、ポワレ、ソーセージと、
バリエーション豊かなお料理で楽しませていただき
きちんと一皿ごとの美味しさと美しさが素晴らしい

前回感動した濃厚ビスクのスープや
とろとろのマナガツオは出ませんでしたが
リクエストをすれば提供してくださるそうで
また、次回の楽しみが増えました

ペアリングにも挑戦してみましたが
こちらもまた、
谷口ソムリエの独自の鋭いセンスが楽しめました

カンテから旅立った、若きシェフとソムリエ様のアビス
発展はますます続きそうです


*今夜のギャラリー~♪

1.8月の外苑西通り・南青山界隈
大好きなミシュランの名店が並びます

2.細い路地から階段をのぼって…
かつて、カンテの先輩川手シェフの
フロリレージュがあった場所に

3.アビス

4-5.店内

6.シャンパンで乾杯
ブリュン セルヴネイ メロディ アン セー NV

7-8.アミューズ○
アオヤギの小柱・ピュアホワイトコーン
パルミジャーノのタルト

9-10.雲丹とパプリカの冷製スープ

かぼちゃの茎のストローで
マイクロプラスティック問題を先取り?

11-13.
蛸と枝豆 昆布出汁とハーブオイル

14.パン

15-17.○
毛蟹をサワークリームで

18-22.◎
鱚のグリルとにんにくのフラン
サフランソース仕上げ

23-25.
鱧のソーセージ

26-29.○
イシナギのグリル 焼き青茄子のソース

初めていただいたイシナギ
とても弾力のある白身のお魚でした
カンテサンス流のトロ柔を極めた仕上がりではなく
これは意図的か、イジナギの特製か?
焼き青茄子のソースがまた素晴らしい

30-31.○
葛切りに見立てたバニラジュレ
シャインマスカットとミント

32-34.◎
桃をメインに杏仁クリーム、
フレッシュの桃とクコの実、生アーモンドとメレンゲ
散りばめられた桃のアイスパウダー
とっても美味しいです!

35-36.ミニャルディーズ&カフェ○
ドライパイナップルとラム酒のホワイトチョコレート

37.目黒シェフと谷口ソムリエ

ごちそうさまでした\(^_^)/
またうかがいます♪
カンテサンス出身の若手シェフとスタッフのチームが立ち上げたお魚料理のフレンチ アビス
フレンチのコースとしては、メインのお肉よりお魚や前菜が好きな私なので、
春のオープン以来マスコミやネットでの好評価にも注目しつつ、
街並みは暗くて地味ながらも名店ひしめく、南青山3丁目エリアにうかがいました フロリレージュの跡地です

1.オマールのエビ焼き
たこ焼きならぬエビ焼き まあ軽くジャブ

2.あわびと、あわびのきものソースのミルフィーユ
あわびのキモのソースがあわびの味をぐっとひきたてます

3.北海道産のメヌケ お魚のだしの中で低音で火入れし、お肉のソースで仕上げる
早くもカンテサンス譲りの技を感じます お肉のソースで仕上げるのが意外性があって美味しいです

4.フォアグラのフランの上に雲丹をのせて、パプリカ、セロリ、ほおずきを
フォアグラと雲丹だけでなく、ほおずきと合わせるセンスが素敵です 良いアクセントになりました

5.10種類の魚介のスープドポアソン アイオリとにんにくのピューレ
スペシャアリテ お魚が濃厚にぎゅっと閉じ込めらて
良い意味での魚の雑味感を舌で感じながら美味しくいただきました

6.スープドポアソンに浸していただきます美味しくて、これだけで食べてしまいました

7.まながつおとイサキのオニオンソース
これはさずがの絶品でした素材、絶妙な火入れ、そしてオニオンのソース
ふっくら仕上げられたお魚が最高に美味しいです フォルムも美しいですね

8.ブルーチーズとシャンパンでウオッシュしたチーズ

9.マンゴーのパンナコッタ 酢をあわだてて
酢のアクセントでマンゴーをいただきましたが、もうひとつインパクトがほしいかな

10.ホットチョコレートのデザート
暖められたチョコレートとクリームのデザートですが、まずまずでしょうか

お料理は、どれも感動の連続だったので、それに比べるとデザートはもうひと押しかな
そうえいば、カンテサンスもデザートのバリエーションは・・・

11.エスプレッソと小菓子
真珠にみたてた小菓子とカフェ これは楽しめました

スタッフやシェフとお話しながら、とても高い志と理想をもってアビスを立ち上げ、
現状に満足せず、常に成長させていこうとするスピリッツに感銘しました
個人的にはカンテサンスより美味しくお料理をいただけたことを感謝し、
これからもぜひ応援させていただきたいと思いました

  • 27
  • 17
  • 24

もっと見る

8位

イル テアトリーノ ダ サローネ (広尾、表参道 / イタリアン、イノベーティブ、肉料理)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2015/05訪問 2020/02/05

サローネの新しき才能・岡野シェフ

広尾の日赤通にある大好きなイタリアン

この5月から登場した気鋭の若手、岡野シェフに
個性的ながらも郷土料理に裏打ちされた、めくるめくイタリアンのコースをいただきました

フォッカチーナの後、

1.タコ グリーンオリーブ
生と茹での中間で仕上げたタコと、3種類に処理したインゲン、そしてオリーブが美味しくコラボして
球状の器におごそかに添えられています

2.ホタテ、赤エビ、インサラータ
ほど良い火入れのホタテと赤エビに、冷凍したフランボワーズが良いアクセントになっています

3.コニーリォ ヘーゼルナッツ
うさぎとヘーゼルナッツとポロネギ
ビエモンテの特産を組み合わせた一品
カリカリに香ばしく揚げられたネギを纏ったとうさぎがとても美味しい

4.平目のインボルティーニ
キャベツで平目をまいて、赤サラミ他内部のいろいろな具材がアクセントになって美味しい

5.オレキエッテ ひよこ豆とバッカラ
耳たぶ状のパスタは、岡野シェフがイタリア修行中に旅先で教えてもらったそうです
これも各具材のコラボが絶妙で美味しいです

6.ラビオリ アスパラ 燻製卵黄 スベック
香りはとっても良かったのですが、
味わいは今までに比べるとソフトでぼんやりした印象でした

7.子羊のスクファート
とても柔らかく、クセのない美味しい子羊でした
添えられたカボチャとカボチャの種とエスプレッソパウダーも斬新で最高のアクセントです

8.チョコレート ココナッツ ライム
ココナッツアイスがとても美味しかったですが、
今までのラインアップに比べると驚きが少なく普通かもしれません

9.カプチーノ
可愛らしい女性スタッフさんによるラテアート

食事の後は、岡野シェフをはじめスタッフの皆さんと楽しくおしゃべり
コースのスタート時は料理の説明も固い表情でしたが、
最後にはすっかり素敵な笑顔で料理に対する思いを語っていただきました
素晴らしいシェフへの成長が期待されるシェフの、デビュー3日目のコースをいただいたことが自慢になるかも

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

9位

ラ・ボンバンス (広尾、表参道、乃木坂 / 日本料理、創作料理、イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2015/06訪問 2015/06/29

岡元マジックと根田林スマイル

表参道から大好きなお店が点在する骨董通りをのんびり歩いて、六本木通りにぶつかった辺りにある創作和食の大人気店 ラボンバンス(ミシュラン☆8年連続)
美味しいお料理をいただくのは、ご褒美のためではなく、新たな創作へのインスピレーションや刺激を求めて伺う私にとって、
創作和食・創作フレンチ系は大好きで、ついつい期待感ばかり高まります

1.かに、とまとジュレ、ナスとカレー
とまとも味わい深く、ナスとカレーの相性も抜群で、いきなりハートを掴まれました
お料理の説明も丁寧かつ絶妙で、客のわくわく感を煽ってくれます

2.鱧
炭火の香ばしさが鱧のおいしさをぐっとひきたてます

3.スッポンのお椀
白玉を割ってみました 白玉がもちもちかつ柔らか 出汁もとても美味しい

4.シラスパン、無花果の天プラ、まぐろのタルタルの焼きおにぎり

5.フォアグラとトリュフ、とうもろこし
人気の二大素材をメインに添えて「二冠王」とネーミングされた一品
風味もお味も最高で感動的でしたが、また、とうもろこしも甘くて美味しい

6.いくら茶着け
綺麗ですが、まあ普通かな

7.鮎
香ばしく、シンプルに旬の美味しさをかみ締めます

8.牛肉の冷たいシャブ ごまだれ
もうひとつ牛肉が活かしきれてなかったか

9.野菜のテンプラのソーメン
締めにソーメン 美味しかったですが、季節とはいえソーメンはちょっと寂しいなあ
やっぱり○○ご飯が良かったなあ

10.白いブラマンジェ、コーヒー味&黒ゴマシャーベットマンゴープリン

岡元シェフの感性と根田林店長のホスピタリティでとても幸せな時間をすごせました
とにかく創作系のお料理が大好きな私にとって、前半は感動の連続でしたが、
期待が高まりすぎたのか、後半はやや平凡でお味も普通な感じがしました
それは単に好みの問題かと思われますし、
他の月のメニューには、とても魅力的なものがあるので、またぜひ伺いたいと思います

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

10位

レストラン リューズ (六本木、六本木一丁目、乃木坂 / フレンチ)

2回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2020/06訪問 2020/07/30

飯塚隆太シェフのエレガントなフレンチ

飯塚隆太シェフの
ロブション仕込みのエレガントなフレンチ
ミシュラン☆☆のリューズに5年ぶりの再訪です

ミシュラン二つ星☆☆
食べログアワードブロンズ

まさにエレガントで広いメインダイニング
私はキッチンがみえるカウンターに座ります
数名のスタッフに囲まれて
センターで自ら腕を奮う飯塚シェフがかっこいい♪

出てくるのは、移ろいゆく季節を彩る食材たち
その瞬間にきらめく本質をお皿に咲かせます

夏のスペシャリテの鮎は今年も大人気♪

なんと、
サービススタッフ様がシェフに近づいて、
私のカメラで
焼きあがる鮎を近接撮影してくださいました!
(私からは頼んでいないのに)

長年レストランに通っていますが、
初めての超サービス経験をありがとうございました♪


*本日のメニュー*

アミューズブーシュ

フランス産ホワイトアスパラガスの
ババロアと雲丹のアンサンブル

函館産 北寄貝のエチュベ
フェンエルのクレーム オレンジ風味で

新潟魚沼産 八色椎茸をタルト仕立てに
ラルドの薄いベールで覆って

鮎のクルスティアン 胡瓜と生姜のコンディメント
蓼と緑胡椒のソース

黒毛和牛 フィレ肉
季節野菜のソテーを添えて

アヴァンディセール

チェリーの赤ワインコンポートと
フロマージュブランのムースリーヌ
アマレットのグラスを乗せて

カフェとミニャルディーズ

ごちそうさまでした(^^♪
六本木のミシュラン☆☆レストラン リューズ
ロブション出身の飯塚隆太シェフのお店
店内も六本木仕様なスタイリシュで大人のムーディな雰囲気です

アミューズの後、前菜3皿(料理のタイトルは記憶によるもので、正式名ではありません)

1.ホワイトアスパラのムース 島根産松葉がに、野菜のジュレ
ムースの表面のカラフルな飾りがお洒落中にはたっぷりの美味しい蟹

2.新潟産 八色椎茸をタルト仕立て ラルドの薄いベールで覆って
スペシャリテ
椎茸大好きな私にとってもスペシャリテ味わい深い椎茸と刻み椎茸のミルフューユ仕立が素晴らしい

3.徳島産あおりイカ タケノコ チョリソソース
チョリソソースとイカやタケノコのコラボが新鮮でマッチしています

4.ハタのポワレ なす 春たまねぎ
まあ、普通かな あまり量にはこだわらない私ですが、ハタがちっちゃいくて寂しい・・・

5.仔牛のソテー ホワイトアスパラと茸添え
な・なんて美しい仔牛 柔らかく優しい味わい旬のホワイトアスパラもじゅわっと甘味が広がります

6.飴で巻いたバレンシアオレンジとジュレ ホワイトチョコレートムース
柑橘系のデザートは新鮮で眼にも鮮やかでしたが、飴の存在感が強すぎたかな

他に生姜のジェラート、小菓子とエスプレッソ

上質の旬の素材を使って、ロブシュン譲りのソースのセンスとクオリティで仕上げたコース
ソースにこだわるフレンチ好きな私にとって、ビジュアルも味もたいへん楽しめました
個人的には、もう一押し遊びや創作性・独自性があると嬉しいです

  • 黒毛和牛 フィレ肉
  • 鮎のクルスティアン
  • 八色椎茸をタルト仕立て

もっと見る

ページの先頭へ