ダンデライオンの爪あとさんが投稿した松川(東京/六本木一丁目)の口コミ詳細

調理は、食材の味をひきだすためのもの。食材を損なうのは勿論、いじり回してはいけない。

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松川六本木一丁目、虎ノ門ヒルズ、神谷町/日本料理

1

  • 昼の点数:4.8

      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 3.3
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/08 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.8
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク-

極みの夏

<特徴>
◆完全紹介制
◆食材の仕入れ力と技、そして器の選定と盛り付けのセンスが際立つ
◆出汁、酢など細かな部分までブレが無く、ほぼ完璧な一品が常に供される

~晩夏の感動をこの8月末に惜しまれつつも解体されるホテルオークラ本館にて書き綴る~

いつもお世話になっている先生のお名前をお借りして予約を入れさせて頂きます。
予定よりも早く現地についたので近くを散策
アメリカ大使館公邸の周りをウロウロしていたためか、少し警視庁の方の視線を感じます...。(笑)

場所はアメリカ大使館公邸の真裏
スタイリッシュな外観とは打って変わって、店内は趣がある雰囲気

想像よりもかなりお若いご主人の待つカウンターへ案内されます。

おしぼりの分厚さに期待値がグッとあがり、甘い玉露を供されてコースのスタートです。

■鮑
黒鮑と唐津の雲丹、松菜に黒鮑の煮こごりがかけられている。
とんでもない分厚さの黒鮑です。
一つ目はそのままで、二つ目は肝酢につけて頂きます。
この肝酢がまた秀逸です。

■宍道湖の鰻の飯蒸し
もう鰻屋に行く意味がなくなる一品です。
量もまた丁度良いですね。

■鰈と唐津の雲丹
醤油or酢橘と塩で頂きます。

■アコウの椀
アコウに新銀杏のすり流しです。
新銀杏の旨みを活かす塩梅が素晴らしいです。
梅の酸味もアクセントでいいですね!

■鱧の背越し
山葵と梅醤油で頂きます。
鱧の極みです。

■毛蟹
生木耳の食感と優しい酢のジュレがたまりません。

■鮎
手前が京都の上桂川
奥が滋賀の安曇川
の食べ比べで供して頂きます。

炭をわざわざ置いた、供し方もまた素晴らしいです。

このサイズの鮎が個人的に一番好みです。
こうやって食べ比べをさせて頂くと、香りの違いが分かりますね(特にワタ)

■焼いた無花果
少しシナモンの香りがはしります。
いや~美味しいです。

■近江牛ヒレの真ん中
岩手産の松茸と銀杏が添えられております。
紀茂登さんに並ぶ美味しいお肉にやっと出会えました!

■鱧と松茸のしゃぶしゃぶ
まずご主人が見本でしゃぶってくれます。
鱧は丸まってきたら食べごろです。
岩手産松茸も20秒程で腰が折れてきますのでそこが食べごろです。

走りの国産松茸と鱧しゃぶとはなんと贅沢でしょう!
また、このお出汁が素晴らしい。
鱧の出汁ですがめちゃくちゃ旨いです。
お椀がすり流しでしたので、直球のお出汁が今日は味わえないかと少し残念に思っていたところにこのお出汁!
鱧と松茸の香りがしゃぶしゃぶ後さらに増し、凄いお出汁になっていました。
ご店主にも薦められ、全部飲み干します(笑)
出汁満足です!

■手打ち蕎麦
氷の器のインパクトと蕎麦の硬さとのど越し!
まさに夏の極みです!
この蕎麦の出汁もまた良し!
ご店主に薦められ、氷を手に持って全て飲み干します(笑)

■御飯
ちりめん山椒:優しくて好みな塩梅です。
新いくら:皮の柔らかいこと柔らかいこと。松川さん談でこの柔らかさに仕上げれる職人さんは一人しかいないとのことです。
唐墨:この柔らさ、軽さは素晴らしいの一言
海苔:海苔で御飯に乗せた新いくらや唐墨を整えます。
赤出汁:サラサラとした初体験の美味しさでした。
香の物:主張しすぎない良品です。

お腹はここまででパンパンでしたが、店主に勧められて2杯頂きます(笑)

■水羊羹
甘味も抜かりなし!秀逸です。
こんな水羊羹は食べたことがありません。

ご店主はあまりお話をされる方では無いですが、かえって常連さんとの差別感もなく心地よい空間です。
非常にお優しい方だと感じました。

こちらのコースに梅酒¥1,000を頂いてお会計は
¥37,000弱です。
決して安くは無いですが、満足度は非常に高いです。

帰りにお見送りまでして頂き、お土産に頂いたちりめん山椒はたっぷり瓶に入っています。
(買ったら¥3,000くらいするだろうな~。)

まさに「極みの夏」でした。

お江戸に季節ごとに通いたいお店をやっと見つけた喜びと、ホテルオークラ本館解体の寂しさが交じり合う晩夏の夕暮れでした。

  • 手打ち蕎麦

  • 毛蟹 生木耳

  • 鮎食べ比べ

  • 近江牛ヒレの中心 岩手産松茸乗せ

  • 鮑と煮こごり

  • カウンターセット

  • 玉露

  • 梅酒 ソーダ割

  • 鮑と煮こごり

  • 鮑と煮こごり

  • 宍道湖の鰻の飯蒸し

  • 鰈 唐津の雲丹

  • 鰈 唐津の雲丹

  • アコウの椀 銀杏のすり流し

  • アコウの椀 銀杏のすり流し

  • 鱧の背越し

  • 鱧の背越し

  • 毛蟹 生木耳

  • 鮎 食べ比べ

  • 手前:京都 上桂川 奥:滋賀 安曇川

  • 焼いた無花果

  • 近江牛ヒレの中心 岩手産松茸乗せ

  • 鱧と松茸のしゃぶしゃぶ

  • 鱧と松茸のしゃぶしゃぶ

  • 鱧と松茸のしゃぶしゃぶ

  • 鱧と松茸のしゃぶしゃぶ

  • 鱧と松茸のしゃぶしゃぶ

  • 鱧と松茸のしゃぶしゃぶ

  • 鱧と松茸のしゃぶしゃぶ この折れ方が食べごろの合図

  • お茶

  • 手打ち蕎麦

  • 手打ち蕎麦

  • 氷の器

  • お食事

  • 御飯

  • ちりめん山椒

  • 新いくら カラスミ 海苔

  • 香の物

  • お食事

  • 御飯

  • 水羊羹

  • お薄

  • 煎茶

  • 煎茶

  • カウンター

  • カウンターバック

  • 外観

  • 入り口

  • 入り口

  • お土産 ちりめん山椒

  • お土産 ちりめん山椒

2015/08/28 更新

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