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夜の点数:4.9
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料理・味 4.9
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|サービス 4.7
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|雰囲気 4.2
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.5
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昼の点数:4.9
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.9
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味4.9
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| サービス4.7
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| 雰囲気4.2
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.5 ]
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[ 料理・味4.9
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.5 ]
ラブレター。
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外観
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2015/01/03 更新
トマトさんへ。
貴女と会った日の夜はベッドが広く感じます。
帰らなくてはいけない場所がある貴女。
好きになってはいけないのはわかってました。
はじめから。
初めての貴女と結ばれた日。
ボクはまだ二十代半ば。子供でした。年上の貴方はあまりに凛としていて。美しすぎて。刺激的で。ボクは夢の中にいるようで。貴女の魅力を感じる余裕もありませんでした。
その数年後。
たまたま再会して。流れで。二人で・・
あの日、あの時、 あの荻窪の片隅で。
貴女に出会えなかったら。
ボクとカレーは見知らぬ二人のままだったでしょう。
あの日以来。
ボクは特別な日。貴女に会いに行くようになりました。
約束の日のカレンダー。
大きな丸印をつけて。
その日を目標に日々戦って。
心整えて。身体清めて。一張羅着て。
見慣れたオレンジの電車に乗り込んで。
荻窪で。
貴女と束の間の情事。
ボクは少しでも長い時間貴女と過ごしたいのに。
貴女はいつもボクを待たせますよね。
真剣に。丁寧に。真摯に貴女を送り出すおとうさんが時間をかけて丁寧にメイクアップ。
待つ間は誠実に。穏やかに。誰に対しても同じようにふるまうおかあさんに心を癒されます。
そして、ようやく出会えた貴女。
貴女はボクの理想です。
散りばめられた色とりどりのホールスパイスと大きいお肉や野菜のジュエリー。
どこまでも深く、濃く、甘い優美なドレスを纏った貴女。
貴女と交わればボクはいつでも天国に行けます。
だから、最後に。
貴女への想いを伝えたいと思って。
いま、この手紙を書いています。
けど。このお手紙を管理するヤツらはボクに言うんです。素人のボクに。教科書なくしちゃうよなおバカなボクに「お店の点数つけなさい」って。
そんなことできるでしょうか?
どのお店だって誰かの大切な場所で。そこにズカズカ乗り込んで。ボクは麦わらかぶったただの一見客で。気まぐれで。「ここは何点だねぇ」って・・
そんな偉そうなこと言えっかよ。
そう思いつつもボクはなんとなく流れで点数をつけました。自分の気持ちごまかして。調子に乗って右へ習え。外野席の安全地帯からみんなの評価を見て3. 0~4.9の点数つけました。
そんな自分に「オメー違うだろ」って。いつも思ってて。いつからかこういう手紙を書くのはやめようと思いました。
実は今日、ボクの誕生日なんです。
だから昨日、貴女に会いに行ったんです。
でも、貴女はお休みでした。
実を言うと、その前の日曜日も行ったのですが、やっぱり貴女はお休みでした。
ボクは怖くなりました。
貴女に「さようなら」を言わなければならなくなる日が来るかもしれないと。
そう、おとうさんもおかあさんも。はじめて見たときよりだいぶ疲れているようでした。
それでもボクはこれからも貴女に会いに行くつもりです。だから貴女につける点数は4.9です。
ボクはバカですが、それなりに前向きに日々を過ごしているつもりです。
そのワンクールが終わる度、ボクは少しおやすみをします。
そのワンクールが終わる度、羽を休めて。
貴女と戯れてちからをたくわえたいと思っています。
だから。歩み続ける限り。戦い続ける限り。
ゴール手前の4.9がボクの中で最高点なんです。
でも、もし。
いつか。
そんなの考えたくもないけれど。
でも、もし。
いつか。
貴女に別れを告げる日が来たら。
その時ボクは誰も見なくなったこの手紙を開きます。
そして。
貴女との思い出にそっと。
満点をつけます。
どうかその日がずっと訪れませんように・・
そう祈りながらこのペンを置きます。
最後に。
ボク・・いや、オレたちは。
貴女のことを愛してる。
愛してる。