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昼の点数：4.5
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.8
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|雰囲気 4.2
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|CP 4.4
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|酒・ドリンク -
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［ 料理・味4.5
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| サービス4.8
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| 雰囲気4.2
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| CP4.4
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仰天の絶品塩&味噌ラーメン お店の誠実さも魅力の名店です
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塩ミックス
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鶏炙りごはん
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味噌チャーシュー
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ty－シュー丼
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2015/08/29 更新
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なごみ(和心)武庫之荘店で衝撃を受けた私は、何とかこちらの本店なごみ(和海)にも伺いたいと思っていた折りに尼崎にまた所用が出来、2回訪問することができました。１度目は台風接近中のとある日、降りしきる雨の中15分前にお店に到着、さすがに誰もいまいと思ったら親子連れともう1人、なんと5分前には台風の中に10組ほどの列が出来ていました。こちらの和海さんは和心さんの醤油に対して塩と味噌専科、ということで塩ミックスラーメン（鶏もも×2、むね×2、バラ叉焼×2、750円）を注文。こちらのスープ、和心さんの醤油以上に絶品でした。塩ラーメンのスープはどちらかと言えば淡白ですっきり飲みやすい(化学的物質が入ったものはくっきりですが論外)のが通常、当然こちらのスープもその意識を持って１口飲んでみました。ところが、全く別のイメージ、強烈な味わいが舌の上にくっきりと建ち上がったのです。確かに塩、だが濃厚で色んな味が複雑に絡まり詰まった感じ、しかしその濃厚な味は、舌に嫌にしつこくまとわりつく事なくすーっと消え、余韻だけが残りそのまま静かに消えていく。驚きの逸品、このスープだけで700円(750円中)の価値があります。そして麺、少し固めに茹であげられた麺はしっかりとしたこしがあり、しかし決して固いという食感はなく、もちもち感と麺の味をしっかりと味わえる逸品、これが逸品のスープに絡むと実に上手い。具材も鶏肉ももは脂が乗った、全く臭みの無い(ということはブロイラーみたいな悲しい鶏肉ではない)、こってりとした鶏の旨味がたっぷり味わえる、胸は鶏肉らしいさっぱりとしたたんぱく質の旨味が味わえる、バラ叉焼もスープが濃密なのでぐっと合う、３種類ともそれぞれの味わいが楽しめます。そしていつもの車麩がスープが美味しすぎるから楽しすぎる。そして別に注文した締めの鶏炙りごはん(400円)が後半に登場、これには魚介系オイル(鰹と煮干し、おそらく煮干しがメイン)がかかっていて、雑炊風に食すると、このオイルが効いて今までのスープの味わいからがらっと変わるのは楽しい限り。1粒で2度美味しいし、まるでオマケがあるみたい、グリコなラーメン雑炊です。そして日は変わって8月の猛暑の日、今度は味噌だと25分前に来るも8番目、何とか1順目に入れましたが、待っている間は太陽に焼かれる様な日なのに凄い人気です。本日限定20食の煮干し醤油も気になりますが、やはり味噌チャーシュー(850円)を頂きました。これが、また、やられました感たっぷりの逸品でした。いわゆる味噌ラーメンの概念とは、鶏ガラと野菜でとったスープに味噌を加え、味噌のこく、野菜の甘味、具材の旨味が合わさった濃厚スープに縮れ麺を思い出します。しかし、こちらの味噌ラーメンのスープは全く異なる新しい味､斬新な味に度肝を抜かれました。濃厚な魚介系の旨味の効いたスープ、これに味噌の濃厚な味わいがぶつかり合って、しかしお互いの個性を殺し会うことなく、どちらも際立って舌に押し寄せてくる、全く味わったことのない新しい味の発見。魚介と味噌というと味噌汁？と思いますが、味噌汁とは味の厚みが全く違う、味噌汁がプリント画とすればこちらのスープは2重3重にタッチが重ねられた巨匠の油彩画といった感じです。濃厚味噌風味の魚介系スープという表現が一番近いか。このスープに少し太目のストレート麺(茹でる時間が味噌は長め 日によって異なりこの日は5分)、こってりタイプのバラ叉焼、葱に三つ葉、そしてこちらのラーメンには欠かせない車麩。塩と味噌、どちらも美味しく頂きましたが、塩と比べると味噌は味噌、魚介の味わいが濃厚な部分、麺に絡むと少し重く感じるかな。特に車麩はスープを吸わして頂くのが最高ですので、塩、醤油と違って味噌は重い印象です。しかしバラ叉焼はこのスープでは絶品なマリアージュ、味噌を頼むなら味噌チャーシューがおすすめです。締めのチャーシュー丼(300円)のスープ雑炊も、ちょっと味噌だと重いかなぁと思っていましたが、魚介が効いたこのスープには素晴らしく合っていて、危惧した様なくどさは全くなく、すーっと食べちゃいました。そして何より特筆すべきは、こちらのお店のお客さんへの深い配慮と驚くほどの思いやり。1回目の訪問は台風が接近した日、雨の中待っているお客さんに店主自らが出てきてねぎらい、挨拶する、だけではありません。雨の中傘をささずお客さん一人一人に声をかけている姿は新鮮かつ驚きでした。2回目の時はとんでもなく快晴の夏の太陽。スタッフが2順目に入店することとなった人達に紙コップで冷たいお水を注いで回られていて、またびっくり。カウンター9席しかないお店で3人のスタッフですが、お客さん1人1人にちゃんと注意を払いタイミング良く締めのご飯ものを出したり、細かい説明をしたり、並んでいた順を覚えていて座った後も順通りに注文をとったり申し分ありません。大将も気さくにお客さんに声をかけて実に良い雰囲気を醸し出しておられます。小さな女の子に｢美味しかった｣と言われてはにかむ様に笑う姿がとてもいい感じです。残念なのはどちらのお店も8、9席と席数が少なく待ち時間が長くなってしまいうことですが、これ程の味、ホスピタリティも維持するには仕方がないと考えます。塩、醤油、味噌、いずれも逸品の出来映え、ぜひ開店前に一並びしてでも味わって頂きたい珠玉の一品です。(ラーメンというジャンルは料理の性格上基礎最高点数を自分の中では4.5にしています)