KEN21さんのマイ★ベストレストラン 2018

KEN21の食べ飲み歩き

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

2018年は食べログ7年目の年でした。

7月に京都旅行をした以外は、基本的には鎌倉・湘南エリアを中心とした生活圏でのレビューが多かったです。
食べログの仕様的には、「行きたい」に代わる「保存」機能が新設されましたが、
それ自体はメリットがあるものの、その影響なのか分かりませんが、周辺の機能や操作性が改悪されました。
いろいろと改善要望はさせて頂いており、一部は改善されましたがさらなる改善を望みます。
やはり食べログって、レビュアーがレビューを書いてくれてナンボですからね。
店舗会員獲得も大事でしょうが、レビュアー目線での使い勝手の良さの追及もお願いしたいです。

2019年も自分のスタイルは変えずに、新規開拓型レビュアーとして、好みの似たレビュアー様や、
信頼のおけるレビュアー様の情報も参考にしながら、色々なお店を紹介していきたいと思います。

健康あっての食べログ活動ですので、休肝日、ウォーキング、大盛・お代わり自粛を課しながら、
末永く今後の食生活も含めて、充実した人生を送れればと思っております!

マイ★ベストレストラン

1位

日本料理 幸庵 (藤沢、石上 / 日本料理)

33回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥30,000~¥39,999 ¥6,000~¥7,999

2024/02訪問 2024/03/01

季節を器や飾りつけなども駆使して表現してくれるのが日本料理の良さ

2024年2月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・朗らかに潤す log.2022 ダブルスイート
  宮崎県宮崎市に蔵を構える、渡邊酒造場の造る芋焼酎。
  渡邊酒造場が「その年の造りを象徴する一本」として毎年限定リリースするシリーズ。
  芋4品種のうち、豊作で状態の良かったシルクスイート、ハロウィンスイートを使い
  1:1で混醸した焼酎になります。
  飲むとアルコール度数37%というアタック感と同時に芋の甘みがぶわっと来ますね。
  これは芋好きにはたまらない美味しさがありますよ(〃^▽^〃)

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円 × 2杯
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・七田 純米 おりがらみ 無濾過 生 佐賀 半合 1100円
  佐賀県小城市に蔵を構える、天山酒造の造る純米酒。
  白く濁った色味で口に含むとピチピチとした微炭酸。
  青りんごのような香りと口の中に広がる爽快感。
  これは美味しいです(〃^▽^〃)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価26400円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、福島県郡山市に蔵を構える、仁井田本家の造る、
  おだやか 生酛 純米吟醸 しぼりたて 生。
  しっかりとした旨味と酸味があり、とてもジューシーな味わいの純米吟醸酒。
  この日の前菜は、タイラガイ炙り、生雲丹、花山葵の加減酢ジュレ掛け。
  キクラゲ、花かつおもあしらわれ、タイラガイの炙った香ばしさ、
  花山葵や雲丹の香りが合わさって美味しいです(〃^▽^〃)
  既に春の味わいですね。

・煮物椀
  フキノトウ豆腐と白魚の煮物椀です。木の芽、梅人参もあしらって。
  春を感じるフキノトウの苦み。フワフワの白魚。そして鰹出汁ベースの吸い地。
  これも春を感じますねえ(〃^▽^〃)

・向付
  メジマグロ、クエ、クエの皮の煮凝り、赤貝、赤貝のひもの刺身盛合せです。
  淡路島産塩と醤油で頂きます。
  本鮪の幼魚とは思えないメジマグロの脂の乗り。
  クエはアッサリとした白身の味わい。クエの皮の煮凝りは流石の美味しさ。プルプル。
  そして赤貝の美味しい季節になってきましたね(〃^▽^〃)
  ちなみに淡路島の塩はプレゼントしてくれました(〃^▽^〃)/
  粒子が凄く粗くてサクサク食感。それだけでも日本酒の肴になる旨味があります。

・向付
  なんと2皿構成(*゚Д゚*)
  明石の鯛の刺身です。皮も添えてくれて。
  鯛の肝醤油で頂きましたが、凄い真鯛の旨味。
  仕入れたばかりで捌いてみたら見事な鯛だったので急遽追加で出してくれたんです(〃^▽^〃)
  それにしても寝かせてないのにこれだけの旨味を持つとはスゲーな。

・焼物
  青森県産海鱒の柚庵焼きです。
  海鱒らしい味わい。川にいる鱒よりも味が濃いというか脂が乗っているというか。

・八寸
  見事な皿に春の装い。いつ見てもワクワクする八寸(〃^▽^〃)
  この日は、車海老と雲子の炊合せ、鮟肝の加減酢ジュレ掛け、鴨つくね焼き、
  〆鯖の味噌添え、鯛の白子豆腐というラインナップ。
  どれもこれも酒の肴としては最高で飲み過ぎるわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・煮物
  松葉蟹の玉締め フカヒレ仕立てです。完熟柚子の皮も効かせて。
  とにかく餡が無茶苦茶美味しい(〃^▽^〃)

・蒸物
  鰆の蕪蒸しです。これは非常にあっさりとした味わい。
  後半戦ですので。

・食事
  いか飯、椀物、香の物です。
  いか飯は醤油味を効かせていて。

・和菓子
  百合根の未開紅です。早春のお菓子だそうです。

・お薄

・水菓子
  大根のシャーベット、甘平とアイスです。
  大根のシャーベットは本当に大根の香り。
  甘平とは、愛媛県の果樹試験場で誕生し、2007年に品種登録された新品種。
  「西の香」に「ポンカン」を交配して生まれたそうです。
  売りに出すと即完売というほどの人気なんだそうです。
  愛媛も生き残りをかけて色々と試行錯誤をしてんだなあと(〃^▽^〃)

上記に、氷代1100円とサービス料10%を加えて〆て62190円。一人当たり31095円。

2月と言えば体感的には冬だと思われているのですが、暦の上では春。
日本料理はそんな暦を大事にしていますので、今回は春の息吹を感じさせる料理が多かったです。
そういう季節を器や飾りつけなども駆使して表現してくれるのが日本料理の良さでもあります。

次回伺うときには体感的にはバリバリの春だと思いますが、
日本料理的には走りとなる初夏の恵みを堪能させてくれるのではと思います(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/3現在、3.78ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2023年12月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・天使の誘惑
  鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る芋焼酎。
  こちらはガツンと来るアタック感満載。効きますぜ。

をロックで飲みました。

その後は、

・朗らかに潤す log.2022 ダブルスイート 0円 ※サービス
  なんとご主人からのサービス (*゚Д゚*)
  この日は私の誕生日祝いという側面もあったのですが、
  その誕生日プレゼントということで(* ̄∇ ̄*)b
  宮崎県宮崎市に蔵を構える、渡邊酒造場の造る芋焼酎。
  渡邊酒造場が「その年の造りを象徴する一本」として毎年限定リリースするシリーズ。
  芋4品種のうち、豊作で状態の良かったシルクスイート、ハロウィンスイートを使い
  1:1で混醸した焼酎になります。
  飲むとアルコール度数37%というアタック感と同時に芋の甘みがぶわっと来ますね。
  これは芋好きにはたまらない美味しさがありますよ(〃^▽^〃)

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・手取川 Sparkling SLASH 石川 1980円
  2杯目はこちらを。
  石川県白山市に蔵を構える、吉田酒造店の造るスパークリング日本酒。
  白く濁った色味で口に含むとピチピチとした発泡。
  甘みと酸味があって美味しいです(〃^▽^〃)

・ゆきの美人 純米吟醸 活性にごり生酒 秋田 1980円
  3杯目はこちらを。
  秋田県秋田市に蔵を構える、秋田醸造の造る純米吟醸。
  手取川 Sparkling SLASHよりも強炭酸で、甘みは穏やか。辛口ですよ。
  私はこっちの方が好みかな(〃^▽^〃)

・播州一献 七宝 純米 無濾過 生原酒 兵庫 1980円
  4杯目はこちらを。
  兵庫県宍粟市に蔵を構える、山陽盃酒造の造る純米酒。
  今回の中では米の旨口タイプになりますね。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価38500円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、三重県鈴鹿市に蔵を構える、清水清三郎商店の造る、作 純米大吟醸 新酒。
  新酒らしい心地良い酸味が美味しいです(〃^▽^〃)
  この日の前菜は、車海老の湯葉餡掛け。青菜と黒七味を添えて。
  穏やかな味わいで車海老はプリプリ。黒七味のアクセントがいいですね(〃^▽^〃)

・煮物椀
  松葉ガニ真薯の煮物椀です。
  青菜、焼餅、柚子皮、人参、大根をあしらって。
  季節柄、人参はクリスマスツリー、大根はブーツを象っていました。
  そして松葉ガニ真薯は、幸庵お得意のほぼ松葉ガニの蟹肉だけで作った真薯。
  その旨味と甘みが吸い地にも溶け出していてたまらん・・・

・向付
  氷見の鰤、クエ、鰆炙りの刺身盛合せです。
  最近、幸庵のご主人は同じく藤沢にある鮨 しみづにも通うようになったのですが、
  そこで熟成技を聞いて自分でも真似をするようになったんです。
  なので幸庵としては珍しくそれぞれ熟成したものになります。
  塩、辛子醤油、醤油を添えて。
  氷見の鰤は脂臭さが皆無。店によってはくどいと感じる時もあるのですが、
  やはり熟成したことで旨味だけを引き出しているんだと思います(〃^▽^〃)

・鉢肴
  鰊の味噌漬け焼きと鹿のつくねです。
  味噌漬けの魚ってとにかく旨いよね(〃^▽^〃)
  鹿のつくねは生姜が効いていて鹿肉の美味しさを引き出していました。
  これも旨いわ。

・煮物
  鰤大根です。
  幸庵の鰤大根は普通のものとは異なり、透明感のあるビジュアル。
  春菊と柚子皮もあしらって。
  鰤は程よい柔らかさに仕上がっていて、脂の旨味が出ています。
  大根は淀大根と思われますが、鰤の旨味を吸いまくっていて秀逸(〃^▽^〃)
  この透明感のある煮汁も旨味に溢れていて。

・焼物
  兵庫県柴山産の焼き松葉ガニです。
  超高価で貴重な松葉ガニを2人で1杯分は提供されたのではと思います(*゚Д゚*)
  タグ付きのカニは写真を撮る私のところに(* ̄∇ ̄*)b
  生姜酢で頂きましたが、とにかく松葉ガニの風味がたまらん(〃^▽^〃)

・強肴
  鮑と筍のスープです。
  鮑は黒鮑かな。立派な肉厚の鮑。それがゴロゴロと入っていて、
  そこにまさかの筍。最初はオーストラリアとかで採れるのかな?と思っていましたが、
  鹿児島県産「超早掘りたけのこ」のようですね。
  地中深くの筍を掘り出したようですが、えぐみは一切無くてシャクシャクと香りが良く。
  私は筍が大好物なのですが、まさかの年内にこんなに美味しい筍が頂けるとは(〃^▽^〃)

・八寸
  見事な大きな鉢でのサーブ。氷を敷き詰めて。
  この日は、イクラと白子の柚子釜、カラスミ大根と鮟肝、鮑肝の醤油煮、
  カズノコと茎わかめの腐乳仕立てになります。
  どれも酒のススム味わいなのですが特筆すべきは鮟肝。
  鮨 しみづのご主人に作り方を聞いて自分なりに真似をしてみたそうですが、
  宇宙一美味しい鮨 しみづの鮟肝の次に美味しいんです(*゚Д゚*)
  普通は言葉で聞いたって真似できっこ無いのですが、ここまで近づけるのが凄い。
  やはり伊達に☆☆☆を獲得していた訳じゃ無いんですよ。天才だと思います。

・食事
  へへへ。最後まで松葉ガニですわ(〃^▽^〃)
  松葉ガニと蟹味噌の雑炊です。奈良漬けと白菜昆布漬けを添えて。
  さらには味変アイテムとして香川県小豆島の株式会社 アライオリーブの、
  エキストラバージンオリーブオイルも添えられました。
  半分くらいはそのまま食べて、残り半分はオリーブオイルを回しかけて。
  嘘偽りなく飲めるエキストラバージンオリーブオイル。
  そのオリーブの香りが雑炊をさらに昇華させてくれます(〃^▽^〃)

・和菓子
  薩摩芋の葛焼き つぶ餡添えです。
  我々はこの手の葛焼き系が大好物(〃^▽^〃)
  練りたて、焼き立ての熱々で、クニュクニュとした食感と薩摩芋の風味が心地良く。
  そして甘さも風味も理想のつぶ餡。これだけを取っても一流の和菓子職人の腕前。

・お薄
  まさかの写真撮り忘れ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  もうこのタイミングではご主人と仲居さんとのトークに夢中なんですよ(^^;

・水菓子
  クリスマスバージョンの超豪華セットでのサーブ。
  シークワーサーのソルベとジンジャームースの盛合せ。
  美味しいだけでは無く目でも楽しめますよね(* ̄∇ ̄*)b

上記に、氷代1100円とサービス料10%を加えて〆て93290円。一人当たり46645円。

さすがにあれだけの量の松葉ガニや見事な鮑を頂いていますので、
幸庵史上最高額のお支払いとなりましたが、日本料理としては最高のシーズンとなる
冬の味覚を幸庵の卓越した調理技術を持って堪能させて頂くことが出来ました。

さらには鮨 しみづとも親交を深めてくれたおかげで、
熟成技や宇宙一美味しい鮟肝に至るまで、幸庵の料理も幅が広がったのではと思います(〃^▽^〃)
どちらも変態同士なので深い部分で理解が出来るんでしょうねえ。ホント凄いわ。
何度も「鮨しみづには行った方がいいですよ!」とお話していましたが、
私の想像以上に気に入ってくれたようで私も嬉しいです。

2023年の幸庵詣ではこれがラスト。
2024年も美味しい料理とぶっちゃけトークを楽しむために伺いたいと思います!

ご馳走様です!(2023/12現在、3.81ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2023年9月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・天使の誘惑
  鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る芋焼酎。
  こちらはガツンと来るアタック感満載。効きますぜ。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・貴 純米 本生 スパークリング 山口 1980円
  2杯目はこちらを。
  山口県宇部市に蔵を構える、永山本家酒造場の造る純米酒。
  白く濁った様子はいかにも旨そうですが、飲んでみるとスパークリングという
  ネーミング通りのしっかりとした炭酸を感じます。
  心地良い酸味と甘みが加わってこれはかみさんも気に入っていましたね(〃^▽^〃)

・やまとしずく 純米吟醸(生) 青春ノヤマト 秋田 1980円
  3杯目はこちらを。
  秋田県大仙市に蔵を構える、秋田清酒の造る純米吟醸。
  こちらもスパークリングタイプ。
  貴 純米 本生 スパークリングよりも少し濃いめの味わいでこれも美味しい(〃^▽^〃)

・百十郎 純米吟醸 秋桜 岐阜 1980円
  4杯目はこちらを。
  岐阜県各務原市に蔵を構える、蔵元林本店の造る純米吟醸。
  今回の中では百十郎ですので旨口タイプになりますが、
  それでも微炭酸ですし飲みやすい印象が有りますね。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価35200円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、長崎県平戸市に蔵を構える、福田酒造の造る
  ふくだの生酛 純米吟醸 無濾過生原酒という純米吟醸。
  生酛らしい風味と酸味があり美味しいです。
  この日の前菜は、お月見をイメージ。
  白い木枠が井戸を、その中の前菜の器が月を。
  これらを合わせることで井戸に映る月をイメージしているんです。
  そこにすすきを飾ることでさらに季節を演出。
  こういう演出こそが日本料理の神髄なのではと思います。
  料理が美味しいのは当たり前。そこに器などを組み合わせることで、
  目でもその美味しさと季節感を味わえるんです(* ̄∇ ̄*)b
  で、肝心の前菜ですが、北寄貝、黒舞茸、白ずいきの加減酢ジュレ掛け。
  いくら、茗荷、菊花も添えて。
  とにかく見事な身の厚みの北寄貝の甘みが秀逸な一皿。

・煮物椀
  松茸と蓮豆腐の煮物椀です。蓮豆腐は加賀蓮根を使用していて、
  シャキシャキの部分と粘りの部分のコントラストが絶妙。
  うさぎ人参を添えることでこれまた季節感を演出。

・焼物
  このタイミングで珍しく焼物ですよ。
  富山県の神通川だと思うのですが、ご主人自らが釣り上げてきた天然鮎の塩焼き。
  蓼酢を添えて。
  普通の人であれば頭と中骨を外して食べる型ですが、私は出来る限り全部食い尽くす派。
  ゆっくりと噛んでいくと頭も中骨も美味しくいただけますよ(〃^▽^〃)
  もったいなくて残せんもん。腹には少しだけ卵が入っていましたね。
  絶妙な塩加減と焼き具合。
  この焼き具合がピークに達したので、急遽向付よりも先に配膳したそうです。

・向付
  新イカ、平目、塩釜の本鮪中トロです。醤油と辛子醤油で。
  夏の鮪は難しいのですが、塩釜でいいのが獲れたそうで(〃^▽^〃)
  写真を見ていただければ分かりますが、惚れ惚れするような霜降り具合。
  透明感のある脂の旨みが存分に味わえます。

・八寸
  鹿肉ロース塩麹焼き、万願寺唐辛子焼き、鹿肉つくねねぎ巻き焼き、
  黒無花果 胡麻酢添え、生雲丹の湯葉添えになります。
  本来は無花果の上から胡麻酢を掛けるのですが、黒無花果の美しさを保つために、
  下に胡麻酢を忍ばせたんだそうです。こういうセンスが必要なんですよねえ。
  誰かに教わって学ぶものでは無くて、いろんなものに触れて自ら学ぶしか無いです。

・強肴
  無茶苦茶ドデカイ久里浜で獲れた伊勢海老の炭火焼きのプレゼンテーション。
  ナニコレという大きさでご主人もドヤ顔です (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  40分間もかけてじっくりと焼き上げたそうです。
  この後、切り分けて、銀杏、すだち、土佐酢を添えて。
  手で持ってかぶり付きながら頂きました。
  これだけ大きな伊勢海老を食べたのは生涯初。もはや抜けないのでは?
  一部をリフトアップしてみましたが、箸との大きさの対比で、
  いかに大きくて分厚い身なのかが分かると思います。

・石焼
  松茸と蛤の石焼きです。
  器にはすだち出汁醤油に浸った、松茸と蛤。
  これらを石焼で食おうという趣向です(〃^▽^〃)
  味付けは施されていますので、石に乗せて火が通ったらそのまま口へ。
  火の通し加減が非常に重要でしたので、焼いている写真は撮っておらず。
  数秒焼き過ぎるとアウトだなと思ったので(^^;

・食事
  枝豆ご飯、伊勢海老の赤出汁、香の物です。
  最後の食事はシンプルに。今までの料理が凄すぎるので(^^;
  それにしても幸庵で味噌汁が出るのは超珍しいです。
  先ほどの見事な伊勢海老を成仏させるのには赤出汁が最適と思ったんでしょうね。

・和菓子
  薩摩芋の葛焼き つぶ餡添えです。
  我々はこの手の葛焼き系が大好物(〃^▽^〃)
  練りたて、焼き立ての熱々で、クニュクニュとした食感と薩摩芋の風味が心地良く。
  そして甘さも風味も理想のつぶ餡。これだけを取っても一流の和菓子職人の腕前。
  こちらの皿も月を浮かべていてその意味でも季節感を演出。

・お薄

・水菓子
  栗のアイスと、シャインマスカットゼリー、梨の盛合せです。
  これまたパティスリーも驚きのクオリティですよ(〃^▽^〃)

上記に、氷代550円とサービス料10%を加えて〆て85420円。一人当たり39805円。

今宵も怒涛の攻めを感じましたね(* ̄∇ ̄*)b
そして見事な器の数々。季節感の演出。

地球温暖化や気候変動に伴い、日本で調達できる食材にも変化が見えてきています。
そんな変化に柔軟に対応しながら日本料理も新たな食材選びをしないといけないのかも知れません。

そんな中でも季節感を感じさせる部分だけは日本料理としては維持していきたいもの。
今回もそんな季節感をたっぷりと感じながら、素晴らしい食材の数々を
幸庵の卓越した調理技術を持って堪能させて頂くことが出来ました。

次回は日本料理としては一番得意な季節となる冬ですね。
少なくとも2023年の〆は行いたいので、12月頃に伺えるように画策しておきます(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/9現在、3.85ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2023年7月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・天使の誘惑
  鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る芋焼酎。
  こちらはガツンと来るアタック感満載。効きますぜ。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・ゆきの美人 純米吟醸 活性にこり 1980円
  2杯目はこちらを。
  秋田市に蔵を構える、秋田醸造の造る純米吟醸。
  飲み口はぴちぴちとした微発泡で、甘みと酸味が印象的。
  これは天美にも似ていて美味しいです (〃^▽^〃)

・夜明け前 純米吟醸 生一本 1980円
  3杯目はこちらを。
  長野県上伊那郡に蔵を構える、小野酒造店の造る純米吟醸。
  こちらも酸味と甘みが印象的で非常に飲みやすいです。

・墨廼江 純米大吟醸CLASSIC VERSION NO10 半合 1100円
  4杯目はこちらを。
  宮城県石巻市に蔵を構える、墨廼江酒造の造る純米吟醸。
  こちらは今までの日本酒とはタイプが異なり男前な旨味で美味しいです。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価33000円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、山形県天童市に蔵を構える、出羽桜酒造の造る
  出羽桜 微発泡 吟醸にごり酒 とび六という吟醸にごり酒。
  青りんごのニュアンスがあり、ピチピチとした微発砲。
  そして酸味と甘みがぶわっと口の中に広がります。むっちゃ旨い(〃^▽^〃)
  この日の前菜は、車海老、無花果、芋茎の加減酢ジュレ掛け。
  見事なガラスの器に芋茎のお浸しを盛り付け、無花果、南瓜、車海老と重ね、
  トビコ、花紫蘇をあしらい、加減酢ジュレをかけたものです。
  車海老の味わいに無花果の穏やかな風味と甘み。そこにトビコのプチプチ食感。
  毎回、一皿目から幸庵に来て良かったと思わせてくれる料理です(〃^▽^〃)

・煮物椀
  鱧の葛打ちと松茸の煮物椀です。
  鱧の葛打ちと星形にカットした人参で七夕をイメージ。
  それにしても7月なのに男前な量の松茸がわんさかと(*゚Д゚*)

・向付
  ダルマイカとアイナメ炙りです。梅肉醤油、醤油を添えて。
  ダルマイカにはカラフルなにしきごまを振り掛けていて、これとの相性が抜群(〃^▽^〃)
  アイナメ炙りは皮目を炙って身はプリプリ。そして旨味もしっかり。

・焼物
  見事な厚みのある皿の上には、これまた見事な松茸がズラリと(*゚Д゚*)
  その松茸に隠れるようにぐじの塩焼が鎮座。
  松茸にはあらかじめ塩味が付いていますので、添えられたすだちをお好みでかけて。
  それにしても今シーズン中の松茸をいっぺんに食べたようなボリュームですよ(〃^▽^〃)
  ぐじとは甘鯛のことですが、もちろんこれの旨みも最高でしたよ(* ̄∇ ̄*)b

・凌ぎ
  幸庵というか招福楼出身者お得意の大きな氷で作った器の登場 (* ̄∇ ̄*)b
  器の中にはこれ以上ないくらいにキンキンに引き締まった胡麻だれ素麺。
  その上に粒あられと根セロリをトッピングして。
  もう、無我夢中で食べましたよ。
  大きな葉は飾りだけでは無くて、これをナプキン代わりに氷の器を持って、
  最後の一滴まで胡麻だれを楽しめるという寸法 (* ̄∇ ̄*)b

・八寸
  重厚なガラスの器でのサーブ。おそらくバカラなんでしょうなあ。
  その中に、煮鮑肝添え、万願寺唐辛子味噌、穴子と胡瓜の湯葉巻き山椒、
  このこ炙り、白瓜の鱧子和え、もずく酢になります。
  酒飲みのための八寸。ここでしばらく酒を嗜みます。

・煮物
  みやじ豚、冬瓜、つるむらさきの山椒煮です。
  みやじ豚のエキスを吸いまくった冬瓜がたまらん(〃^▽^〃)
  山椒の実のピリッとアクセントがいいんですよねえ(* ̄∇ ̄*)b

・食事
  なんと今度は焼き鮎のお茶漬けです。熱いほうじ茶をかけて。
  上に乗っているのは聞くのを忘れましたがおそらく蓼の葉でしょうね。
  鮎だけに相性の良い蓼の葉を添えたと。
  お新香は、山葵の茎の醤油漬け、胡瓜と水茄子の漬物。
  
・和菓子
  葛切りです。種子島の黒糖をたっぷりと添えて。
  幸庵で葛切りは初めてだと思います(〃^▽^〃)
  リフトアップ写真を酔っ払って忘れているし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・お薄

・水菓子
  桃、マンゴー、バニラアイスのコアントロージュレがけです。
  クランベリーも少し添えて。

上記に、氷代550円とサービス料10%を加えて〆て79610円。一人当たり39805円。

今宵も素晴らしかったです (〃^▽^〃)

前菜からいつも感動をさせてくれて、どの料理もミシュラン☆☆☆を獲得し続けた
実力が伺える素晴らしいものばかり。もちろん皿や器もそれに応じたものを使用して。

ミシュランが神奈川県を評価していたときには神奈川県唯一の☆☆☆で、
ずっとそれをディフェンディングしていたのが幸庵なんです。
評価しないのはミシュランの勝手なので今でもディフェンディング中ということで(* ̄∇ ̄*)b

そして楽しいのが、仲居さんやご主人とのトークタイム(〃^▽^〃)
たまに酔っ払っていて覚えていないこともあるのですが、
ここまで上り詰めた料理人の発する言葉はいつも勉強になるんです(* ̄∇ ̄*)b
じゃあ、覚えとかんかい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回はいつにしようかなあ。
9月下旬か10月上旬くらいに伺ってみようかなと画策しておきます。
で、12月下旬頃に2023年の〆を行うと(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/8現在、3.85ポイント、ミシュラン☆☆☆)

2023年4月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・GLOW EP05 -Ride the waves over the mountains-
  鹿児島県志布志市に蔵を構える、若潮酒造の造る芋焼酎。
  しっかりとした芋焼酎のアタック感はありますが、
  同時にシトラス系のフルーティーなフレーバーも併せ持ちます。
  第1回 酒屋が選ぶ焼酎大賞の芋焼酎部門で大賞に輝くほどの
  プロから選ばれる人気の焼酎なんですよ (* ̄∇ ̄*)b

をロックで飲みました。

その後は、

・天使の誘惑 12100円
  鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る芋焼酎。
  こちらはガツンと来るアタック感満載。効きますぜ。

かみさんは、

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  久しぶりにこちらを。
  幸庵の梅酒の中で一番酸味の効いたさっぱりとしたテイスト。
  色味もイエローがかっていて綺麗なんです。味も美味しいですよ (* ̄∇ ̄*)b

・美丈夫 純米吟醸 SUPER CEL-24 1980円
  高知県安芸郡に蔵を構える、濱川商店の造る純米吟醸。
  瓶はキリンハートランドのような綺麗なグリーン色。
  瓶だけを眺めるとクラフトビールかワインのような印象が有ります。
  飲んでみるとこれまたパイナップルや乳酸菌飲料のような心地良い酸味。
  味もワインのようで、これだけを飲んで楽しめそうなくらいです (〃^▽^〃)

・風の森 愛山 807 1980円
  奈良県御所市に蔵を構える、油長酒造の造る純米酒。
  精米歩合80%の日本酒なのですが、飲んでみるとそれほどの癖は感じず、
  わりとスッキリとした美味しさがあります。かみさんもこれならOKとの評。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価27500円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、京都府京丹後市に蔵を構える、白杉酒造の造るMIRROR MIRRORという純米無濾過原酒。
  ボトルは鎌倉ビールのような雰囲気が有ります。真ん中に大仏の絵を入れたくなるような。
  飲んでみると林檎のような酸、ヨーグルトのような旨味がありますね。
  この日の前菜は、熊本県の溶岩焼きの兜での登場。もうすぐ端午の節句ですので
  季節を少しだけ先取りした感じですね (〃^▽^〃)
  この日は結婚記念月ということもあり、お祝いの赤飯も添えられて。
  幸庵ではお祝い事を伝えると赤飯を用意してくれるんです。
  さて兜の中身は、毛蟹と蕗の加減酢ジュレがけになります。
  あおさのりを振り掛け、下には毛蟹の味噌もありますので、
  その味噌を全体にまぶすようにして食べるとたまらんです。
  何気に蕗のシャクシャク食感と地味深い出汁の味わい。
  こういうところに幸庵の実力が隠れているんです。
  1等星のような強い輝きを放つのではなく5等星かも知れませんが、
  実は近寄ってみると太陽の数十倍も大きい巨大恒星だったという感じの。
  もちろん幸庵だって1等星の輝きを放つ見事な料理を出してくれますけどね (* ̄∇ ̄*)b

・煮物椀
  アイナメの葛打ち碗です。
  片栗花、人参、花柚子ツボミをあしらって。
  アイナメはこの季節にしか出て来ない貴重な高級魚ですね。
  葛をまとったプルプルと弾力のある身。
  そこに張った吸い地は鰹節が効いていました。
  料理に応じて昆布との出汁の加減を変えているんだと思います。
  この吸い地は最高峰の味わいです。

・向付
  アイナメ炙り、アオリイカ、真鯛の刺身盛合せです。真鯛の皮も添えられて。
  みかん塩、梅肉醤油、醤油で食べますが、真鯛はみかん塩を勧められました。
  みかん塩だけを舐めてもしょっぱすぎることは無く。
  これは全種類で活躍しましたね (* ̄∇ ̄*)b
  先ほどは葛打ちで頂いたアイナメは炙りにするとこれまた皮目が旨いよねえ。

・焼物
  海鱒焼き 花山椒添えです。
  見事な身の厚みのある海鱒。しっかりと皮目を焼き上げているのに身はしっとり。
  そしてこれまたこの季節しか頂けない花山椒。
  これだけ和食のお店に通っていても花山椒を食べられる機会は年に1回くらい。
  有難く頂きました。
  
・八寸
  これまた見事な大きな皿の上に、春もみじをあしらっての登場。
  その上に乗るのは、鮟肝豆腐 醤油煮凝り掛け、平貝米粉揚げ、う巻き、
  青柳とアボカドの腐乳和えになります。
  どれも酒のススム肴ばかり (〃^▽^〃)
  平貝米粉揚げと勝手にネーミングしましたが、なんかそういう香ばしさを感じたんです。
  薄衣でクリスピーで香ばしくて。これは小麦粉では無いよなあと感じたので。
  これが旨いんだわ。

・強肴
  カナダ産馬刺しです。幸庵で馬刺しは初めてかも。それもあえてのカナダ産。
  玉ねぎ辛子醤油と、柚子胡椒すだち割醤油で頂きました。
  無茶苦茶癖も無くて、透明感のある赤身肉の味わいです。

・煮物
  蛤の若竹煮です。
  大好物の筍だけではなく、これまた大好物の蛤 (〃^▽^〃)
  じんわりと深みのある出汁が秀逸でしょう。これまた最高峰の味わい。

・食事
  ひじきご飯 山葵の茎の溜り醤油漬けと雲丹乗せです。
  からし菜、胡瓜、茄子の奈良漬けが添えられます。
  かみさんはお代わりをして、生姜ご飯 いくら乗せを頂いていました。
  私もそれの半分は食べちゃったのですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  かみさんからは「だから自分も頼めって言ったじゃん!」と (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  いや、いつもお代わりをして食い過ぎになるので自制したのですが・・・

・和菓子
  鯉のぼりです。まさに端午の節句を前にして。
  蓬の風味がビシバシ効いていました。
  幸庵のつぶ餡も旨いんだよなあ。この甘さ加減、風味がたまらんのです。

・お薄
  この抹茶茶碗は初めて見るような。重厚なタイプ。

・水菓子
  結婚記念月でしたので豪華バージョンでの登場。
  マンゴーと大根のソルベ 豆の味噌漬け乗せです。
  水菓子も当たり前のものを出してきませんね (* ̄∇ ̄*)b

上記に、氷代550円×2杯とサービス料10%を加えて〆て80820円。一人当たり40410円。

今宵も素晴らしかったです (〃^▽^〃)

なんだかんだと幸庵の料理が一番好きなんでしょうね。我々にとっては。
何度も何度も和食の本場の京都に赴き、そちらで☆付きの懐石料理店、料亭をはじめ、
美味しいお店を回ってきましたが、京都旅行から戻ってきて幸庵にその報告をするたびに、
幸庵で食べる料理は、それら京都の名店・人気店よりも美味しいことに気付くんです。

パフォーマンスに頼らない5等星かも知れませんが、実は1等星以上の輝きを放つ幸庵の料理。
一生通い続けられるように色々と頑張ります!

ご馳走様です!(2023/5現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2023年2月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・GLOW EP05 -Ride the waves over the mountains-
  鹿児島県志布志市に蔵を構える、若潮酒造の造る芋焼酎。
  しっかりとした芋焼酎のアタック感はありますが、
  同時にシトラス系のフルーティーなフレーバーも併せ持ちます。
  第1回 酒屋が選ぶ焼酎大賞の芋焼酎部門で大賞に輝くほどの
  プロから選ばれる人気の焼酎なんですよ (* ̄∇ ̄*)b

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・東光 吟醸梅酒ソーダ割り 990円
  2杯目はこちらを。
  山形県米沢市に蔵を構える、東光の酒蔵の造る吟醸梅酒。
  純米酒の酒粕を蒸留し、華やかな香りが凝縮した焼酎がベース。
  桃やラ・フランス、青梅を連想させる果実感溢れる味わいがあります。
  こういうタイプの梅酒は初めて飲みました。

・庭のうぐいす 純米吟醸 うすにごり 1980円
  3杯目はこちらを。
  福岡県久留米市に蔵を構える、山口酒造場の造る純米吟醸。
  新酒ならではのフレッシュでフルーティーな香り。
  飲み口はぴちぴちとした微発泡で、甘みが印象的。
  天美にも似ていて美味しいです (〃^▽^〃)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価36300円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  食前酒は、秋田県横手市に蔵を構える、大納川の造る純米吟醸。
  大納川 天花 純米吟醸 無濾過生原酒 秋田酒こまちという商品名のお酒。
  そして先付の方は初めてみる見事な器に盛り付けられています。
  雲丹と平貝炙りの加減酢ジュレ掛けです。
  菜の花をパリパリに焼いたグリルとウドに柚子味噌も添えて。
  季節柄煎り豆も器の外に添えられていました。
  平貝炙りや菜の花、ウドを頂くと春が近づいているんだなあと (〃^▽^〃)
  日本料理は季節を先取りするのが常ですので。

・煮物椀
  車海老炙りと蕗の薹豆腐の椀物です。
  山陰で採れるホンダワラの神馬草、梅人参、木の芽を添えて。
  プリプリで甘い車海老はもちろん、春の息吹をビシバシ感じる蕗の薹豆腐。
  それを下支えする鰹出汁を少し効かせた見事な吸い地。
  他のお店でも煮物椀を頂くことがありますが、これほど見事な吸い地を頂けるのは
  現時点においては私の知る限り幸庵だけ。現在は閉店している桜田も凄かったですけどね。

・向付
  青森産平目、大分産アオリイカ、宮城産本鮪の赤身と中トロです。
  梅肉醤油、醤油が添えられます。
  肉厚のシャキシャキわかめも添えられましたが、珍しいところではエゴマの葉も。

・焼物
  北海道産 海鱒焼き 柚子胡椒餡掛けです。
  最初はサクラマスかな?と思いましたが海鱒でした。
  まあ、海で獲れるサクラマスを海鱒と呼ぶので外れても無いんですけど。
  肉厚で身はしっとりと焼き上がっていて、皮は薄く、
  柚子胡椒仕立ての銀餡が程よく絡んで美味しいです。

・八寸
  氷を敷き詰めた円形の鉢での登場。蕾を従えた梅の枝もあしらって。
  〆鯖 柚子味噌掛け、鹿つくねの生姜風味、蒸し鮑 肝ソース添え、なまこ酢になります。
  〆鯖は旨みたっぷりの脂を従えて、鹿つくねは野趣溢れる濃い旨味。
  蒸し鮑は柔らかく肝ソースは濃厚。なまこも柔らかくて美味しいです。

・強肴
  兵庫県柴山港で水揚げされた松葉ガニです。2023年ではお初 (* ̄∇ ̄*)b
  タグ付きの茹でた松葉ガニの半身が贅沢にも一人前で供されました。
  つまり私とかみさんで一杯の松葉ガニを堪能することに。
  どちらにも蟹爪がありますので喧嘩にはならず (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  蟹味噌と生姜酢も添えられますが、まずはそのままの味を堪能。
  松葉ガニの美味しさは何かと言われれば、その身の風味と甘み、旨みでしょうね。
  それほど分かりやすい強い旨味が有るわけではないのですが、
  他の蟹では代替できない美味しさがそこにはあるんです。
  もちろん毛蟹には毛蟹の、タラバガニにはタラバガニの、上海蟹には上海蟹の
  美味しさがありますので、どれも素晴らしいんですけどね (〃^▽^〃)
  でもねえ、やっぱ松葉ガニを食べられると嬉しいもんですよ。

・凌ぎ
  鴨とかきの木茸の蕎麦です。
  幸庵で蕎麦が出るのは珍しくて2度目ですね。
  しゃっきりと冷たく締められたぶっかけ蕎麦に、
  香ばしく焼き上げた鴨ロースが2枚。そこにつるんとしたかきの木茸が合わさって。
  小さな器の中ですが内容は贅沢ですよ。

・蒸し物
  甘鯛の蕪蒸しです。
  身がふわっふわの甘鯛に、これまたふわっふわの蕪をまとって、
  穏やかな味わいの銀餡をかけたものです。
  このタイミングでメイン級の甘鯛が出ますからねえ。
  今日はメイン級食材のオンパレードですなあ。
  しかしこの後にもっと凄いのが潜んでいました・・・

・食事
  蟹雑炊です。香の物としては、玉ねぎ甘酢漬け、青菜漬け、奈良漬け。
  入手困難とされる香川県小豆島の株式会社 アライオリーブの、
  エキストラバージンオリーブオイルが添えられました。
  さらに驚きなのが、PREMIUM CAVIAR KALUGA 30gを缶ごと添えられたんです (*゚Д゚*)
  このタイミングではご主人と和気あいあいとおしゃべりをしながらでしたが、
  ちょいとニヤリとした表情を浮かべていたような (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  ここ数年で一気にキャビアを食べる機会が増えましたが、
  それでも缶ごと食べるのは滅多に無い機会です。
  蓋を開けるとそこにはびっしりと詰まったキャビア様。
  まずは松葉ガニ様を使った蟹雑炊をそのままシンプルに味わいます。
  既にこれだけでもウホウホの美味しさ (〃^▽^〃)
  そしてキャビア専用シェルスプーンでキャビアをすくって雑炊の中へ。
  もったいないですが、それを混ぜて頂くと、キャビアの塩気とコクが
  雑炊の中に行き渡ってこれまたヘブンな味変になりましたよ。
  30gもありましたのでキャビアをストレートに味わったりしながら。
  そしてエキストラバージンオリーブオイルによる第2の味変ですが、
  これまた素晴らしい味変アイテム。
  嘘偽りなく飲めるエキストラバージンオリーブオイルですもん。これは。
  そのオリーブの香りがキャビアや蟹雑炊の風味を引き締めるんです。
  それにしてもこの蟹雑炊の原価は如何ほどでしょうか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・和菓子
  玉子の葛焼き つぶ餡添えです。
  かみさんは、玉子の葛焼き系が大好物ですので喜んでいましたね。
  練りたて、焼き立ての熱々で、クニュクニュとした食感と玉子の風味が心地良く。
  そして甘さも風味も理想のつぶ餡。これだけを取っても一流の和菓子職人の腕前。

・お薄

・水菓子
  生姜のムース りんごのすり流し添え、アテモヤの盛合せです。
  アテモヤとは、1908年に米国フロリダ州で作出された交雑品種だそうです。
  バンレイシとチェリモヤを掛け合わせたものですが、
  それらも分からんので説明にならんし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  味は非常に甘くて癖の無い味わいです。
  果肉の食感は何かに例えることが出来ないので難しいのですが、
  ちょっと綿っぽい細胞の大きな果肉を食べている感じかな?
  種は真っ黒で大きめで非常に固いです。
  生まれて初めて食べましたので貴重な経験が出来ました (〃^▽^〃)

・ほうじ茶
  最後はほうじ茶を飲みながらまったりとご主人やスタッフの方とおしゃべりタイム。

上記に、氷代550円×2杯とサービス料10%を加えて〆て85180円。一人当たり42590円。

前回(2022年12月)のレビューで、

「2023年も2月頃から幸庵詣でを再開したいと思いますので、
 無茶苦茶美味しい料理を用意して待っておいてくださいね (* ̄∇ ̄*)b」

と書いて締めくくったのですが、それを意識したのかしないのか、
この日はいつも以上の怒涛の高級食材のオンパレードでしたよ (〃^▽^〃)

雲丹、平貝、車海老、本鮪、平目、アオリイカ、海鱒、鹿、鮑、松葉ガニ、鴨、甘鯛、
キャビア缶、アライオリーブのエキストラバージンオリーブオイル、アテモヤ。

それら極上の食材を幸庵の技術と、器、盛り付けのセンスで仕立て上げて。

いつもの通りに、ご主人たちに見送られながら角送り。
角を曲がると現実世界に引き戻されるのですが、また仕事を頑張って来ようと
気持ちも新たに次の来店を楽しみにしているんです (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/2現在、3.86ポイント)


2022年12月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、いつもはボトルキープをしているのですが、
前回訪問時にちょうど飲み干しちゃったようで新規で入れることにしました。

・GLOW EP05 -Ride the waves over the mountains- 0円
  なんとご主人からのサービス (*゚Д゚*)
  この日は私の誕生日祝いという側面もあったのですが、
  その誕生日プレゼントということで芋焼酎を2本並べられて、
  お好きな方をお選びくださいとのプレゼンテーション。
  もう一つの天使の誘惑も捨て難いのですが、キャッチーなネーミングと
  カラーリングが珍しいなと思い、こちらをチョイス。
  飲んでみるとしっかりとした芋焼酎のアタック感はありますが、
  同時にシトラス系のフルーティーなフレーバーも併せ持ちこれは旨いわと。
  下書きの時にググってみると、第1回 酒屋が選ぶ焼酎大賞の芋焼酎部門で
  大賞に輝くほどのプロから選ばれる人気の焼酎だったんです (*゚Д゚*)
  900mlありますので、あと2回くらいはこれで間に合うかなと。
  こんな大層なプレゼントをされておきながら御礼を言うのを忘れてるし・・・
  というのもこの日は奥様がいらして、生まれたばかりの赤ちゃんまで
  我々に紹介してくれたんです (〃^▽^〃)
  女の子で無茶苦茶可愛かったですよ (* ̄∇ ̄*)b ご主人もメロメロで。
  そんなこんなでそっちの方に目が向いちゃって肝心の御礼をするのを忘れたと(^^;
  この場を借りて「有り難うございます!」と御礼を述べさせて頂きます。
  それにしても奥様が何度か配膳で登場したのに、女性板さんの若手ホープと思っていて、
  かみさんと二人で「あの女性の板さん、奥様に似てないか?」と話していたんです。
  実は本物の奥様だったと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・光芒 #87 ~KOUBOU HANA~ 1980円
  2杯目はこちらを。
  京都府京丹後市に蔵を構える、白杉酒造の造る純米酒。
  通常、山田錦など酒造りに適したお米を使うことが一般的ですが、
  こちらの純米酒は食用米であるコシヒカリを原料としています。
  ピチピチとした微炭酸で、リンゴのような心地良い酸。
  後口には通好みの旨味。これは旨いですねえ。

・奈良萬 純米生酒 おりがらみ 1980円
  3杯目はこちらを。
  福島県喜多方市に蔵を構える、夢心酒造の造る純米生酒。
  こちらもピチピチとした心地良い微炭酸で、フルーティーな酸味がいいですね。
  ほんのりと甘く爽やかな香り。後味のキレも良くてこれは旨いわ。
  私もかみさんも光芒 #87よりはこっちの方が好みでした。
  どっちも旨いけど (〃^▽^〃)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価33000円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  食前酒は、長野県佐久市に蔵を構える、伴野酒造の造る貴醸酒。
  Beau Michelleという商品名のお酒。
  これがラベルはもとより、味においてもワインじゃない?と思うくらいの
  個性的なテイストで、フルーティーさと心地よい酸味を持ち合わせていました。
  ワインですよと言って出されても信じてしまうかも。
  先付は、雲子のきのこ餡かけです。
  平茸やなめこなどの様々なきのこ餡をかけた鱈の白子。
  熱々でこの季節の先付としては身体も温まっていいっすね (〃^▽^〃)

・煮物椀
  蟹だらけ真薯椀です。
  幸庵お得意のほぼズワイガニの蟹肉だけで作った真薯。
  そこに季節柄、靴下をかたどった大根、もみの木をかたどった人参も添えて。
  すっきりとした吸い地に蟹肉の甘みが染み出ていてウマウマ (〃^▽^〃)

・向付
  トロ、赤貝、真鯛、真鯛の皮の造りです。
  梅肉醤油、辛子醤油、醤油が添えられます。
  旬の赤貝は甘味があってシャキシャキと旨いです (〃^▽^〃)
  これは梅肉醤油で頂きました。
  幸庵って刺身の熟成をしないそうなのですが、では何故に今回もですが
  真鯛の旨味が乗ってるんだっけ???と不思議に思います。
  そしてトロ。キレのある透明な脂がノリノリ。辛子醤油との相性は鉄板。

・焼物
  鴨肉の藁焼きと肝の漬け焼きです。
  鴨肉の藁焼きはミディアムレアの火入れで藁の燻製香がたまらんです (〃^▽^〃)
  肝の漬け焼きは、レバーと砂ずりの部位。レバーは旨みが濃くて、
  砂ずりはシャリシャリ食感。
  そのままでも美味しいですし、添えられた塩を付けても美味しいです。

・強肴
  ズワイガニの脚肉と加減酢煮凝り オシェトラキャビア添えです。
  かに酢が添えられます。これが生姜が効いていて旨いんだわ (〃^▽^〃)
  さてさて、蟹は大好物ですのでもちろん美味しく頂いたのですが、
  幸庵では珍しくキャビアを添えているんです。
  そのキャビアがこれまた凄いグレードで、最高級品となるベルーガの
  次にランクされるオシェトラを使っているんです (*゚Д゚*)
  ベルーガに次ぐNo.2だからって舐めてはいけません。
  それでも800円/gという超高級品なんです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  それを惜しげもなく2g以上は盛りつけてくれたのではと思います。もっとかな?
  オシェトラキャビアの特徴は漆黒の色味では無く、ややグリーンがかった色味。
  塩味はそれほど強く無く、ミルキーな味わいでナッツのようなテイストも。
  まったりと舌に絡みつくキャビアらしい高貴な味わいですよ。
  別に見てくれだけでキャビアを添えたわけではなく、蟹肉に合うからです (* ̄∇ ̄*)b

・八寸
  見事な鉢に氷を敷き詰めて、季節を感じさせる演出はいつもながらに素晴らしく。
  どれだけ料理が上手でも、絵心が無いと日本料理は完成しないと思います。
  部屋の設えから始まり、器や皿、盛り付けに至るまで。
  この日は、菊芋かき揚げのスモークサーモン巻き、子持ち昆布 青菜添え、
  雲丹といくらの柚子釜になります。

・煮物
  ズワイガニの爪、淀大根、春菊の蟹味噌仕立てです。
  淀大根と春菊に蟹の旨味が全て移っていてウマウマ (〃^▽^〃)
  蟹食いたい病は完治ですわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・食事
  牡蠣の炊き込みご飯です。大根も一緒に炊き込んでいて、
  ご飯にそれらの味が染み込んでいて旨いっすわあ (〃^▽^〃)
  香の物を添えて。
  お代わりは、とびことしらすご飯。少なめでお願いして。

・和菓子
  薩摩芋の葛焼きです。程よい甘味、香り。旨い。

・お薄

・水菓子
  お誕生日バージョンの豪華な飾り付けでの登場 (〃^▽^〃)
  柿とコアントローゼリー、洋梨、苺の盛合せです。
  最後はサッパリ系で締めくくりました。

上記に、氷代550円×2杯とサービス料10%を加えて〆て79010円。一人当たり39505円。

次回は蟹食べたい!という希望通りに、たらふく蟹を満喫させて頂きました (〃^▽^〃)

幸庵も松茸や松葉ガニなど、日本料理の食材の調達がままならないため、
今回のようにキャビアとかにも目を向けてきたのかも知れません。
元々、実験的にトリュフやフォアグラなどを料理に取り入れていた時期もありますので、
「日本料理とはこうあるべき!」みたいな封建的な考えは無いんだと思います。
フレンチやイタリアンだって普通に和の食材を取り入れていますのでその逆も然りでしょう。

2022年の幸庵詣ではこれが最後になりましたが、奥様や赤ちゃんともご対面出来、
美味しい料理も頂けて、さらには芋焼酎のプレゼントまでと至れり尽くせり (〃^▽^〃)

2023年も2月頃から幸庵詣でを再開したいと思いますので、
無茶苦茶美味しい料理を用意して待っておいてくださいね (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/12現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2022年10月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 なかむら 37°新焼酎 2021
  鹿児島県国分市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は37度。
  「焼酎を世界に通用する蒸留酒にするための、可能性の追求」
  というコンセプトの元に、良質なサツマイモと米麹と水のみを原料に作られた芋焼酎。
  白麹らしい軽やかな味わいで甘みをしっかりと感じ取れます。
  37度ありますのでアルコールパフォーマンスもいいんですよね (〃^▽^〃)

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  2杯目はこちらを。
  自家製梅酒に比べるとこちらの方が甘さが抑えられていて酸味も感じます。
  私は毎度のことながらこっちの方が好みですね。かみさんは自家製派。

・木内梅酒ソーダ割り 990円
  3杯目はこちらを。
  常陸野ネストビールを蒸留してビールスピリッツにし、
  そこに梅の実を漬け込んで出来上がったのがこの木内梅酒。
  ビールの持つホップの風味に梅実の味わいが程よくマッチしています。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(30800円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  まずは食前酒は、滋賀県甲賀市に蔵を構える、笑四季酒造の造る貴醸酒。
  貴醸酒モンスーン山田錦という商品名のお酒。
  青々とした果実のような芳香の中に凛とした味わいと適度な甘さが楽しめます。
  先付は、車海老、黒無花果、黒舞茸の加減酢ジュレがけ。
  下の方には胡麻だれも忍ばせていて、これと加減酢ジュレが合わさるとウマウマ (〃^▽^〃)
  車海老って茹でると旨みがそれほど無いものが多いのですが、
  これは甘みが出て旨味が濃いです。久しぶりに美味しい車海老を堪能。

・煮物椀
  松茸と銀杏豆腐の煮物椀です。
  人参は柿のヘタを象って、青柚子の皮を浮かべて。
  吸い地は鰹出汁メインの印象。松茸はたんまり入っていてシャキシャキ。
  銀杏豆腐はプルプル食感で香りが穏やかでしたね。

・凌ぎ
  新いくらと栗の飯蒸しです。
  超久しぶりの飯蒸し。
  新いくらのプチプチした旨みに栗の甘み。

・向付
  鮪赤身、トロ、ダルマイカ、平目のお造り。
  辛子醤油、醤油、すだちを添えて。
  幸庵にしては珍しく鮪を持ってきましたが、このトロが極上の味わい。
  味が濃くて脂の旨味が凄いんです。
  いいものが入ったそうです (〃^▽^〃)
  それにしても私はこれだけ通っていて初めて知ったのですが、
  幸庵では刺身の熟成をしていないそうです (*゚Д゚*)
  じゃあなんで白身がこんなに美味いんだっけ???

・焼物
  松茸の松葉焼きです。すだちを添えて。
  これだけでも1本分の松茸ですよ。贅沢にも。

・強肴
  鰤の漬け焼き 炒り栗仕立てです。
  鰤は脂が乗っているのに脂臭さは皆無。漬け加減が見事で。
  栗はカラカラに炒っていて甘さは出していません。
  鰤に対するアクセントとして相性がいいです。

・八寸
  彩りの良い小鉢がずらっと並んでいます。
  鹿肉つくね、焼き椎茸と茹で落花生、菊菜と枝豆の腐乳仕立て、バターナッツ豆腐。
  このタイミングではご主人とのトーク炸裂でしたので、個々の写真は撮らず仕舞い。
  というよりも話に夢中で忘れてたわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・煮物
  鮑と若芽の煮物 肝ソース添えです。
  最後にこれが登場するとは思いませんでしたよ。
  柔らかく煮た鮑にたっぷりと肝ソースを和えてパクリと。
  うんまい (〃^▽^〃)
  何気に若芽もこの出汁を吸っていて旨いんですよ。

・食事
  こまがた農園 新潟県南魚沼産コシヒカリのトリュフご飯です。
  浅利の味噌汁、漬物を添えて。
  お代わりは、釜揚げしらすと山椒のご飯。
  今回は少なめと伝えるのを忘れて食い過ぎたかも (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・和菓子
  栗の茶巾しぼりです。
  中にはつぶ餡。その周りは栗を裏ごししたもので包んで炙ったもの。

・お薄

・水菓子
  ピスタチオとバニラのアイス、ピオーネ、シャインマスカット、ざくろの白ワインジュレと、
  マロン素麺毬栗仕立てです。
  今回は栗が大活躍でしたね (〃^▽^〃)

上記に、氷代550円×2杯とサービス料10% 6545円を加えて〆て71990円。一人当たり35995円。
2022年10月からサービス料が掛かるようになりましたので、今回も過去最高額を更新。
それでも都内に比べるとまだ安い方です (〃^▽^〃) だって5万とかするでしょ?

今回もワクワクするような料理の数々と、ご主人とのトークが楽しく。

次回は蟹を食べたいので、2022年12月中旬に予約を入れました。
焼酎のボトルも新たに入れることになりますので、蟹と合わせると、
これまた過去最高額を更新でしょうなあ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

自分たちへのご褒美として楽しみにしています (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/10現在、3.85ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2022年8月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 なかむら 37°新焼酎 2021
  鹿児島県国分市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は37度。
  「焼酎を世界に通用する蒸留酒にするための、可能性の追求」
  というコンセプトの元に、良質なサツマイモと米麹と水のみを原料に作られた芋焼酎。
  白麹らしい軽やかな味わいで甘みをしっかりと感じ取れます。
  37度ありますのでアルコールパフォーマンスもいいんですよね (〃^▽^〃)

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。梅酒らしい甘さがあります。

・信州亀齢 美山錦 純米吟醸 長野 1980円
  前回も幸庵で日本酒を飲んで目覚めた模様。
  長野県上田市に蔵を構える、岡崎酒造の造る純米吟醸。
  フルーティーで心地良い酸味で微発泡タイプの酒とリクエストをしたら、
  仲居さんがちょうどそういうお酒を仕入れたんです (〃^▽^〃)
  とこちらを勧めてくれました。まさにリクエスト通りでかみさんも大満足。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(30800円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  まずは食前酒は、北海道上川郡上川町に蔵を構える、上川大雪酒造の造る特別純米酒。
  食前酒らしくフルーティーな飲み口が特長。かみさんも好みの様子。
  先付はおそらくバカラと思われるクリスタルな輝きの器。
  その中に、焼き松茸、焼き無花果を鎮座させ、マイクロトマト、つるむらさきを添え、
  加減酢ジュレで仕上げた一品。
  焼き無花果の粒々食感と甘みと風味。そこに松茸の風味、加減酢ジュレのテイストが加わり。
  いつもながらにたまらん先付です (〃^▽^〃)
  幸庵に何度も通っているので麻痺しているんだと思いますが、
  この料理が他のお店で出されたら感動してびっくりすると思います。
  幸庵だからこれが当たり前なのですが。ということをかみさんとも再確認しました。

・煮物椀
  鱧と焼き茄子 オクラのすり流し椀になります。
  そういえば忘れていましたが前回も鱧でしたね。
  前回は走りで今回は名残りの鱧。
  つるむらさきの蕾、青柚子、梅肉を添えて。
  鱧はもちろん美味しいのですが焼き茄子の香ばしさが秀逸 (〃^▽^〃)
  吸い地はかなり穏やかな味わいになっていて、鱧の浮き袋のクニュクニュ食感が面白く。

・向付
  これは間違いなくバカラの器ですね。神々しいほどの輝きと重量感。
  この日は、メイチダイと北寄貝の刺身盛合せ。
  醤油、塩で味わいます。
  なぜか北寄貝自体に柑橘系の味がまとっていたような。
  それが何気に香りが良くて美味しかったです。

・焼物
  富山県神通川でご主人自らが釣り上げてきた天然鮎の塩焼き。蓼酢を添えて。
  ご主人が釣った中で一番でかい鮎を私に焼いてくれました (〃^▽^〃)
  デカきゃいいという訳でもありませんが、その気持ちが大事なんですよ (* ̄∇ ̄*)b
  普通の人であれば頭と中骨を外して食べる型ですが、私は出来る限り全部食い尽くす派。
  それでも頭は慎重に噛み噛みしましたが、中骨と尻尾は余裕で美味しく頂きました。

・蒸し物
  焼きとうもろこしの茶碗蒸し サマートリュフ添えです。
  焼きとうもろこしの香ばしさと甘みのある生地の上に銀餡をかけて。

・強肴
  車海老と松茸の石焼きです。
  食材は柑橘風味の出汁に浸っていて、そのまま石焼にして食べるスタイル。
  今回は贅沢にも松茸がビシバシ出てきますなあ。

・八寸
  蚊帳を被せてのサーブ。
  中には、牛蒡の昆布巻き、銀杏塩焼き、カラスミの胡瓜添え、
  梅肉ブルーチーズえごまの葉巻き、浅利の出汁仕立て。

・煮物
  みやじ豚と冬瓜の山椒煮です。
  見た目は地味かも知れませんがこれが凄い。
  みやじ豚は湘南藤沢の誇るブランド豚で、月の生産頭数はたったの130頭。
  その希少な豚を幸庵の技術で仕上げた逸品。
  みやじ豚の実力を余すところなく引き出し、冬瓜にその出汁を含ませて極上の皿に。
  これを食べたら生産者の宮治さんは泣くんじゃないかなぁ・・・

・食事
  幸庵というか招福楼出身者お得意の大きな氷で作った器の登場 (* ̄∇ ̄*)b
  前回の6月にも出ましたが2回連続での登場。
  もちろん中身は全然違っていて今回は、冷や麦 松茸バージョン。
  柑橘系の出汁ベースで、松茸とすだちを浮かべて。
  器の中にはこれ以上ないくらいにキンキンに引き締まった冷や麦と出汁。
  大きな葉は飾りだけでは無くて、これをナプキン代わりに氷の器を持って、
  最後の一滴まで出汁を楽しめるんです。残したら罰が当たりますよ。
  ちなみにこのタイミングではご主人と談笑タイムでしたので
  ご主人の目の前でリフトアップ写真を撮っているのですが、
  よくよく考えるとはずかちいっ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  もはやどっちも慣れっこなのでいいんですが(^^;

・和菓子
  幸庵の夏の風物詩 水羊羹ですが、今回は黒豆の水羊羹。
  小豆の水羊羹と比べるとグレーの色味ですね。
  しかしながら寒天の量を極限まで減らした製法は同じで、
  舌に乗せた瞬間に水羊羹が溶けます。
  口内に残るのは黒豆の香ばしい風味とほんのりとした甘みのみ。
  今回は初めて黒豆バージョンを食べましたがこれも素晴らしい (* ̄∇ ̄*)b

・お薄

・水菓子
  ミントゼリーと薩摩芋のムースの盛合せです。
  薩摩芋のムースは試作したようで、評判がいいのでランチのデザートに出すことを決定。

上記に、氷代550円を加えて〆て64900円。一人当たり32450円。

幸庵としては過去最高額になってしまいましたが、これもひとえに原材料価格の高騰によるもの。
それでも都内に比べるとまだ安い方ですので、都内からのお客さんも増えつつあるそうです。

今宵は食事から水菓子に至るまでご主人とはまったりとお話が出来ましたが、
これだけの実力がありながらも少年のような眼を忘れずに常に進化を続けています。

次回は蟹が食べたいので解禁してしばらくしてから伺おうかなあと画策。
年々松葉ガニの漁獲量が減っていていいものが仕入れにくくなっているとも聞きますので、
2022年は食べれるのかなあとも心配。まあでも松葉ガニだけに拘ってはいないので、
美味しい甲殻類が食えればそれでいいです (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2022/8現在、3.86ポイント)


2022年6月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・吾妻鏡
  鹿児島県南さつま市に蔵を構える、萬世酒造の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は25度。
  製造は萬世酒造ですが、鎌倉産の紅あずまを原料としており、
  鎌倉酒販協同組合が販売する鎌倉ブランドの芋焼酎なんです。
  名称は、鎌倉幕府の歴史書にちなんだもので、
  ラベルは鎌倉市内在住の書家・吉田春翠氏の毛筆文字を使い、
  鎌倉の特産品として歴史にその名を残して欲しいとの願いが込められています。
  黒麹ベースのかめ壺仕込み。
  スタンダードに美味しい黒麹系の芋焼酎の味わいです。

をロックで飲みました。

その後は、

・芋焼酎 なかむら 37°新焼酎 2021 7700円
  鹿児島県国分市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は37度。
  「焼酎を世界に通用する蒸留酒にするための、可能性の追求」
  というコンセプトの元に、良質なサツマイモと米麹と水のみを原料に作られた芋焼酎。
  白麹らしい軽やかな味わいで甘みをしっかりと感じ取れます。
  37度ありますのでアルコールパフォーマンスもいいんですよね (〃^▽^〃)

という芋焼酎のボトルを入れました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。梅酒らしい甘さがあります。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  2杯目はこちらを。
  自家製梅酒に比べるとこちらの方が甘さが抑えられていて酸味も感じます。
  私は毎度のことながらこっちの方が好みですね。

・天明 Kitakatayamada 東京精米 Version 1980円
  珍しく日本酒を。
  喜多方で栽培した山田錦を東京で精米。
  そして福島県会津坂下町に蔵を構える、曙酒造で日本酒に仕上げたもの。
  精米技術によって雑味を抑え、さらに低温での発酵が低精米ながらも
  透明感のある酒質を引き出した逸品です。
  今まで飲んだことのあるものとしては、天美に似ている印象。
  炭酸を舌に感じ、同時にフルーティーさと心地よい酸味も。
  これは美味しいです (〃^▽^〃)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(26400円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  まずは食前酒は、長野県大町市に蔵を構える、薄井商店の造る
  le lac 純米吟醸 無濾過原酒(生) 秋田酒こまち 仕込みという純米吟醸。
  フルーティーな飲み口が特長。かみさんも唸っていましたね。
  先付の方は、季節の紫陽花に彩られていて映えますわ (〃^▽^〃)
  そこに鎮座するのが、焼きとうもろこしのすり流し じゅんさいと雲丹の加減酢煮凝りがけ。
  緑が鮮やかなあおさもトッピングして。
  スプーンで混ぜて頂きましたが、とにかく焼きとうもろこしの甘さが秀逸。
  雲丹ですら引き立て役に回るほど。

・煮物椀
  鱧の葛打ち 蓮豆腐添えです。
  オクラのすり流し、おかひじき、青柚子、鮎をかたどった人参を添えて。
  2022年初鱧になりますが、鱧はもちろんのことオクラのすり流しがいいね (〃^▽^〃)

・向付
  ナマズの皿での登場。初めて見る皿です。
  この日は、ダルマイカ、タイラガイ、コチ、コチの皮、本鮪大トロ。
  醤油、梅肉醤油、辛子醤油で味わいます。
  ダルマイカは熟成した甘みが凄いです。
  タイラガイはサクサク食感で、にしきごまの風味との相性も良く。
  コチは淡白な味わい。皮はモチモチ食感。
  本鮪大トロは脂がノリノリ。これでもかと言わんばかりに。
  添えられた薬味なども全て美味しいので皿は空っぽになります (〃^▽^〃)

・胡麻だれ素麺
  まさかのこのタイミングで大きな氷で作った器の登場 (*゚Д゚*)
  夏のシーズン 幸庵お得意のものですが6月にも出るんだ (〃^▽^〃)
  器の中にはこれ以上ないくらいにキンキンに引き締まった素麺と胡麻だれ。
  その上に粒あられとパクチーをトッピングして。
  もう、無我夢中で食べましたよ。
  大きな葉は飾りだけでは無くて、これをナプキン代わりに氷の器を持って、
  最後の一滴まで胡麻だれを楽しめるという寸法 (* ̄∇ ̄*)b

・八寸
  これまた涼し気な氷を敷き詰めた皿での登場。
  その上に乗るのは、みやじ豚の麹焼きと黄ニラ天ぷら、太刀魚漬け焼き、
  鯵の腐乳和え、枝豆とトマトの味噌漬け 加減酢ジュレがけ、鱧子の柚子和え。
  酒のみの肴ばかりでたまらん (〃^▽^〃)
  鱧子は何気に旨みが凄かったです。

・強肴
  まさかのこのタイミングで生牡蠣の登場 (*゚Д゚*)
  これまた大きな楕円状の皿に涼し気に氷を敷き詰めて。
  どんだけ氷を消費しているんでしょうか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  兵庫の生牡蠣に島らっきょうを添えたものです。
  生牡蠣にはあさつきとむらめ。そこにポン酢を回しかけてパクっと。
  クリーミーな甘みが出ていて美味しいです (〃^▽^〃)
  
・煮物
  茄子とつるむらさきの炊合せです。
  刻んだ茗荷を添えて。
  濃いめの鰹出汁が茄子に染みまくっていて旨いねえ。

・食事
  氷温熟成米ご飯と、瓜の奈良漬、梅干し、大根と胡瓜の漬物、江戸菜の酢醤油を添えて。
  氷温熟成米は初めて食べると思いますが、もっちりとした食感で美味しいです。
  雪下人参とかありますけど、氷温熟成すると旨みが増すんでしょうねえ。
  さて、恒例のお代わりですが少なめでお願いして。
  とうもろこしと牛蒡の炊き込みご飯 しらす掛けです。
  まったく趣の異なるものですので、太ってもいいのでお代わりは必須だな (* ̄∇ ̄*)b

・和菓子
  蓬の氷室羹です。小豆も練り込まれていて。
  無茶苦茶、蓬の風味がして美味しいです (〃^▽^〃)

・お薄

・水菓子
  紫蘇のアイスと宮崎マンゴーの盛合せです。
  最後まで抜かりの無い素晴らしい皿の数々。

上記に、氷代550円 × 2杯を加えて〆て65340円。一人当たり32670円。

今宵も素晴らしい料理の数々を堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

先付からして「さすが幸庵。やっぱ凄いわ・・・」とかみさんも唸りっぱなし。

幸庵に通うようになって十数年が経過しますが、通い始めてからしばらくすると
まさかのミシュラン☆☆☆を獲得し、神奈川県で唯一の三ツ星レストランに。

その実力は衰えることを知らず、ミシュランが神奈川県を格付けしなくなってからも
美味しい料理を提供し続けてくれています (〃^▽^〃)

これからもずっと幸庵に通えるように頑張って仕事をして稼ぎたいと思います。
老後も通えるように財テクも駆使してね (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/6現在、3.83ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2022年3月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席なのですが、
今回はカウンター席が貸切状態でど真ん中に案内されました。
ど真ん中に案内されたのは初めての経験ですが、特別扱いみたいでなんか嬉しいですね。
一方で、カウンター貸切状態になってしまうのはお店側としては大変なのですが・・・

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・吾妻鏡
  鹿児島県南さつま市に蔵を構える、萬世酒造の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は25度。
  製造は萬世酒造ですが、鎌倉産の紅あずまを原料としており、
  鎌倉酒販協同組合が販売する鎌倉ブランドの芋焼酎なんです。
  名称は、鎌倉幕府の歴史書にちなんだもので、
  ラベルは鎌倉市内在住の書家・吉田春翠氏の毛筆文字を使い、
  鎌倉の特産品として歴史にその名を残して欲しいとの願いが込められています。
  黒麹ベースのかめ壺仕込み。
  スタンダードに美味しい黒麹系の芋焼酎の味わいです。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。梅酒らしい甘さがあります。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円 × 2杯
  2杯目と3杯目はこちらを。
  自家製梅酒に比べるとこちらの方が甘さが抑えられていて酸味も感じます。
  今回はかみさんもこっちがお気に入りのようでお代わりを。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(27500円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  まずは食前酒は、滋賀県甲賀市に蔵を構える、笑四季酒造の造る
  竹島事変 純米吟醸 火入 FINAL EDITIONという純米吟醸酒になります。
  新酒らしいフルーティーさと心地よい酸味。これは旨いです。
  かみさんも唸っていましたね。
  ネーミングが凄いのですが酒蔵のCEOが竹島さんなんです。
  政治的誤解、闘争の懸念を当局より問題視される可能性が生じたため、
  事実上のファイナルエディションとなってしまう問題作。
  さて先付の方は、ホッキ貝をメインに、いくら、子持ち昆布、花わさび、きくらげ、
  あおさのり、粒あられを積み重ね、加減酢ジュレで仕上げたものです。
  花わさびの香りが心地良いですね (〃^▽^〃)

・煮物椀
  蕗の薹豆腐と蚫の煮物椀です。飾り人参、木の芽をあしらって。
  吸い地に透明感があります。これは美味しい。
  そして蕗の薹豆腐の春の息吹。鮑も柔らかく仕上がっていて美味しいです。

・向付
  この日は、本鮪大トロ、中トロ、真鯛、真鯛の皮。
  そこに、うど、わらび、ねぎ、わかめ、山葵をあしらって。
  辛子醤油、塩、醤油で味わいます。
  本鮪だけは辛子醤油で味わってくださいとの案内。
  どれも文句無しの美味しさ。真鯛も熟成の旨み。皮はもちもちと。

・蒸し物
  松葉ガニです。土佐酢を添えて。
  この時期にまさか入手困難な松葉ガニが頂けるとは夢にも思いませんでした (*゚Д゚*)
  なにせ2022年3月20日が最後の漁になりますので、まさに超名残りの松葉ガニ。
  1.5㎏を超えるかなり大きな型だったそうで、ご主人は大味と謙遜していましたが、
  まったくもってそんなことはなく、味が濃いですよ。
  そして見事な大きさの爪が旨過ぎます。もうシ・ア・ワ・セ。
  久しぶりに食べましたがやっぱブランドって凄いと思いますよ。
  なんと胴体部分も出して頂きましたので、そちらもホジホジと
  残ったカニ味噌を堪能しました (〃^▽^〃)
  この胴体だけでもいくらすんだろう???

・焼物
  海鱒の炭火焼き 田ゼリ餡掛けです。
  海鱒はレアの焼き加減。身の厚みが凄いです。
  炭火の香ばしさ、田ゼリの苦味、銀餡の出汁加減と塩気の塩梅。
  旨いです。

・八寸
  豪華絢爛の八寸。いつも有難いことですm(_ _)m
  干した牡蠣とタイラガイのフライ、半熟ゆで卵キャビア乗せとからすみ餅、
  福島産白魚のポン酢掛け、小柱と庄内あさつきの黄身酢和えになります。
  酒がススムわあ (〃^▽^〃)

・煮物
  新玉ねぎ、人参、みやじ豚の角煮です。ちょこんと辛子を添えて。
  煮汁はそれほど甘く無いですね。切れの良い仕上がり。
  みやじ豚は地元藤沢の誇る希少なブランド豚ですが、肉の味が濃いですよ。
  そこに新玉ねぎの甘みが加わると。

・ほうじ茶
  食事の前に供されます。

・食事
  グリーンピースご飯 釜揚げしらす乗せ、どんこ椎茸のお吸い物、
  瓜の奈良漬け、山芋、キャベツの漬物になります。
  幸庵としては超珍しく汁物が添えられました。
  いつもであれば熱いほうじ茶のみなのですが。
  お代わりを促されましたので私もかみさんも少なめでお願いして。
  すると今回も魚介出汁の茶漬けでした。
  相変わらず魚介の旨味と風味が超濃厚 (〃^▽^〃)
  そこにあられと青ねぎを散らして。
  この出汁で鍋が食いたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・和菓子
  蓬のひっちぎり つぶ餡添えです。
  もちもち食感かと思いきや、ざらっと柔らかい食感で意外。
  蓬を相当使っているであろうバリバリの風味を感じます。

・お薄

・水菓子
  苺、文旦、パパイヤゼリー、ピスタチオアイスクリームです。
  まずもってパパイヤが旨い!パパイヤってそれほど美味しいと感じたことが無いのに。
  ピスタチオアイスクリームはさすがのコクがありますね。

上記に、氷代550円を加えて〆て58300円。一人当たり29150円。

超高級な松葉ガニをあれだけ食えてこのお値段は奇跡では?と思われるCPの良さ。
それも入手困難なのにたまたま入荷できたと電話が入ったそうで、
禁漁まで残り僅かの時期にあれだけ立派な松葉ガニを堪能できたのは超ラッキー。

2021年10月に禁酒政策が解除されて以降、オミクロン株などのリスクもありながら、
飲食店に対しての緩和措置の一つだと思いますが以降は完全禁酒政策は取られないことに。
完全禁酒政策はお店には大打撃。特に酒と一緒に料理を楽しむお店であれば尚更。

このまま緩やかな感染者のカーブを繰り返しながらさらなる新薬の開発などを待ち、
本当の意味でのアフターコロナの時代を迎えていくんだと思います。

次回も予定通りにお店に伺えることを期待して (〃^▽^〃)

そういえば最近カウントをさぼっていましたが、今回の訪問で
記念すべき50回目の訪問になりました (〃^▽^〃)

同じ飲食店に50回通ったのは人生初ですし、今後も積み重ねていくので、
幸庵の訪問回数の記録は抜けないかも知れません。
なので一生面倒見てもらいますのでご主人も体調管理をしっかりとね!

ご馳走様です!(2022/3現在、3.81ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2021年12月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・Amazing #1 STILL LIFE 2020
  鹿児島県霧島市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  550mlでアルコール度数は33%と高め。
  南国鹿児島の環境下では難しいと言われる「酵母無添加」、
  蔵で生まれたオリジナル麹菌の使用、原料のさつまいもには
  熟成させたオレンジ系の「ハロウィンスイート」と、
  杜氏の新たな試みが凝縮されている芋焼酎。
  オリジナル麹菌は、同蔵に共存していた白麹、黒麹、黄麹の3種をブレンド。
  そこから生み出された芋焼酎は原材料に入っていないのに、
  グレープフルーツやライムのようなシトラスフレーバーがあるんです。
  ボトルの裏の原材料を見ても、さつまいも(国産)、米麹(国産米)
  としか記載されていません。非常に不思議ですがこれは旨いです。

をロックで飲みました。

その後は、

・吾妻鏡 6600円
  鹿児島県南さつま市に蔵を構える、萬世酒造の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は25度。
  製造は萬世酒造ですが、鎌倉産の紅あずまを原料としており、
  鎌倉酒販協同組合が販売する鎌倉ブランドの芋焼酎なんです。
  名称は、鎌倉幕府の歴史書にちなんだもので、
  ラベルは鎌倉市内在住の書家・吉田春翠氏の毛筆文字を使い、
  鎌倉の特産品として歴史にその名を残して欲しいとの願いが込められています。
  黒麹ベースのかめ壺仕込み。
  スタンダードに美味しい黒麹系の芋焼酎の味わいです。

という芋焼酎のボトルを入れました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目と3杯目はこちらを。梅酒らしい甘さがあります。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  2杯目はこちらを。私は自家製梅酒よりも好みなのですが、
  この日のかみさんは自家製梅酒の気分だったようでそちらをお代わり。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(24000円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  幸庵では珍しく温かい先付。鮑の茸餡かけです。
  冬らしい寒さになって来ましたので身体の温まるものをと。
  綺麗な格子状の切れ目を入れた鮑に、熱々の茸餡をかけ、
  針柚子をあしらったものです。餡のベースは醤油仕立て。
  鮑が少し固い印象を持ちましたが、歯ごたえを楽しむために敢えてかも。
  いずれにせよ茸の出汁と鮑の旨味の協演で美味しいです。

・煮物椀
  蟹だらけ真薯椀です。
  今となっては超高級食材となった松葉ガニの真薯に、
  短冊の焼餅、ほうれん草の軸、大根、人参、木の芽をあしらったものです。
  クリスマスシーズンを意識して、大根はくつした、人参はもみの木カット。
  細かい演出も忘れません(^^)
  そして幸庵名物の蟹だらけ真薯。つなぎはほとんど使わず、
  ほぼカニの身で真薯を形成しているんです。
  その旨味と甘みが吸い地にも溶け出していてたまらん・・・
  2019年頃から蟹の入手が困難になってきましたが、
  2021年最後にこのような美味しい蟹を頂けて幸せです(^^)

・向付
  まずは、醤油、辛子醤油、梅肉醤油が添えられます。
  この日は、赤貝、赤貝ひも、平目、アオリイカ、スマガツオ、鰆炙り。
  皿の下にはセルバチコを敷き、上には黄ニラ炙り、青ねぎをあしらって。
  何気にシャキシャキのわかめも美味しくて。
  スマガツオと鰆炙りにはとろろと胡麻だれも忍ばせていました。
  平目、アオリイカは熟成の旨み。梅肉醤油で頂きました。
  赤貝は爽やかな香りが印象的。
  スマガツオは本鮪の中トロと間違える脂の旨み。
  鰆の炙りも炙りの香ばしさと脂の旨味が素晴らしいです。
  これらは辛子醤油との相性が良かったです。

・焼物
  マナガツオの味噌漬焼きです。千枚漬けを添えて。
  マナガツオの柔らかな脂の旨みと味噌の旨味、風味が交じり合ってたまらん(^^)
  魚や肉って味噌漬けにすると無茶苦茶旨いよねえ。
 
・八寸
  子持ち昆布、松葉ガニ、車海老黄身酢挟み、カラスミ大根、牛蒡の溜り醤油漬け、
  利休麩のクリームチーズサンド、鰻の八幡巻きです。
  小さな器にこれでもかと詰め込んだ玉手箱。
  松葉ガニの風味と甘みはもとより、自家製のカラスミの旨み、
  利休麩の甘辛さとクリームチーズとの相性の良さも光ります。

・強肴
  フレンチっぽい皿の登場。
  鹿つくねと鹿ロース肉の炙り 胡麻だれ仕立てとでも申しましょうか。
  それぞれに胡麻だれをかけ、青ねぎを散らして。
  鹿ロース肉には菊芋も重ね合わせています。
  つくねは生姜が効いていますね。
  圧巻は鹿ロース肉の炙り。やたらと肉の味が旨いんですけど。
  これは結構熟成しているのではと思いました。そして全く癖が無いと。
  とにかく赤身の熟成した味わいだけがするんです。
  何気に菊芋の土の香りもいいアクセントに(^^)

・煮物
  海老芋、下仁田ねぎ、淀大根、菊菜の煮物です。
  穏やかな味付けで透明感のある味わい。
  これぞ出汁の妙技というか。ハッキリ味を好まれる方にはもの足りないかも。
  特に菊菜の鮮烈な味わいがいいです(^^)
  かみさんは春菊系は苦手な癖に、こういうところでは美味しい!
  と言って食べるのでヘルプが出来ん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・食事
  土鍋炊きご飯 梅肉黒トリュフ添えとでも申しましょうか。
  炊きたての土鍋ご飯に梅肉を乗せ黒トリュフを散らしたものです。
  和食で出される黒トリュフに対してグレードの低いものが多いので、
  それほど好感を持たないのですが、これは良かったです(^^)
  ガス臭い臭いも無くて黒トリュフの良いところが出ていましたので。
  黒トリュフが梅肉と合うのにはびっくりしましたが。
  添えられる漬物は、奈良漬け、もものすけと壬生菜の漬物です。
  幸庵では食事のときには味噌汁などは出さずにほうじ茶で頂きます。
  そして恒例のお代わりですが、魚介出汁の茶漬けでした。
  魚介の旨味と風味が超濃厚(^^)
  そこにあられと青ねぎを散らして。
  これは無茶苦茶旨かったです。
  フレンチの超濃厚なフュメ・ド・ポワソンみたい。

・和菓子
  薩摩芋の葛焼き 粒餡添えです。
  もっちり食感で自然な薩摩芋の風味と甘み。粒餡も甘過ぎず。

・お薄
  雪の結晶を模した抹茶茶碗でのサーブ。

・水菓子
  誕生日記念バージョンですので飾り付けがいつもよりも豪華です。
  フレッシュな苺を敷き詰め、コアントローシャーベット、
  メロゴールドを重ね合わせたもの。
  メロゴールドはお初ですが、カリフォルニアを原産とする柑橘類です。
  この柑橘のビターな味わいが好みでしたね(^^)

上記に、氷代550円 × 2セット分を加えて〆て58230円。一人当たり29115円。

今宵も美味しくて満足(^^)/

前回の10月に伺ったときには、次回は願わくば12月に伺いたいところなのですが、
年末年始はまん延防止や緊急事態宣言の対象期間になってしまうことも考えられ、
予断は許しませんと記載してレビューを締めくくっていたのですが、
デルタ株の方はワクチン効果なのか分かりませんが、感染人数に落ち着きを見せ始め、
12月に入っても低水準で推移していましたので予定通り再訪が叶いました。

しかしながら不気味なのがオミクロン株。
重症化率が低いかも?という論調も出始めていますが、
仮に低くても感染率が5倍になれば絶対数は変わらなくなり、
結果的に病床がひっ迫してしまうのは自明の理。
そうなるとまたもや緊急事態宣言、禁酒ということに・・・

ご主人が修行した滋賀の名料亭ですら経営が苦しくなってきており、
このままでは支店を閉鎖するという噂も無きにしも非ず。
そんな中でも幸庵は苦しいながらも営業を続けてくれています。

一生通い続けたいお店の一つ。
私には何も出来ることはありませんが心から応援するのみ。

ご馳走様です!(2021/12現在、3.84ポイント)


2021年10月初旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・Amazing #1 STILL LIFE 2020
  鹿児島県霧島市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  550mlでアルコール度数は33%と高め。
  南国鹿児島の環境下では難しいと言われる「酵母無添加」、
  蔵で生まれたオリジナル麹菌の使用、原料のさつまいもには
  熟成させたオレンジ系の「ハロウィンスイート」と、
  杜氏の新たな試みが凝縮されている芋焼酎。
  オリジナル麹菌は、同蔵に共存していた白麹、黒麹、黄麹の3種をブレンド。
  そこから生み出された芋焼酎は原材料に入っていないのに、
  グレープフルーツやライムのようなシトラスフレーバーがあるんです。
  ボトルの裏の原材料を見ても、さつまいも(国産)、米麹(国産米)
  としか記載されていません。非常に不思議ですがこれは旨いです。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  こちらは梅酒らしい甘さがあります。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  前回もこれを2杯飲んだのですが、自家製梅酒よりも好み。
  やっぱ高いだけあるのかな。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(24200円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  盃がありますので食前酒を少々。
  この日は、鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の天賦。
  吟醸と思われるフルーティーな甘さと芳香。
  前菜は、タラバガニと黒舞茸、キャビアの胡麻だれがけ。
  醤油のジュレも添えられて、それらを混ぜて食べると至福(^^)
  これは旨かったなあ。

・椀物
  松茸と銀杏豆腐の煮物椀です。
  鰹出汁を幸庵にしてはしっかりと効かせていました。

・向付
  クエ、鰹、鰆炙りになります。下にはセルバチコを添えて。
  生姜醤油、塩、辛子醤油が添えられ、クエはすだち&塩、
  鰹は生姜醤油、鰆炙りは辛子醤油がオススメの食べ方。
  鰆は明石産だったそうですが、脂がノリノリでしたね(^^)

・焼物
  カマスとフォアグラの漬け焼きです。
  カマスの上には粗目に裏ごしした栗を炙ったものを乗せているのかな。
  カマスは脂ノリノリで醤油の焦げた味と相まってたまらんです。
  一方で、フォアグラはイマイチ君でした。
  一流フレンチで使用しているものと比べるとイマイチだったなあと。
  ちょっと固いのとくどかったというのもあって。
  幸庵にしては超珍しい。

・八寸
  これまた見事は器に乗ってのサーブ。
  この日は、黒いちじくの胡麻だれがけ、蒸し鮑の肝ソース添え、
  鹿のつくね、栗の巾着 大徳寺納豆包み、新銀杏の串焼き、
  自家製いくらとバターナッツカボチャのすり流しです。
  酒がススムねえ(^^)

・蒸し物
  蕪と茸の餡掛けになります。
  添えられたすだちをたっぷりと搾って、おろし生姜も混ぜて頂きました。
  茸の中には松茸も入っていて、熱々の餡にからまって身体もポカポカ。
  生姜効果もありますからね。

・食事
  炊き立てのご飯、鰻の蒲焼、香の物が添えられました。
  ほうじ茶も添えて。
  幸庵のご飯はやや固めに炊き上げるのですが、この日もそんな感じで
  この炊き加減が私の好みのドストライクなんです(^^)
  京懐石のお店ですともっと柔らかめに炊くところが多いのですが。

・和菓子
  卵黄の葛焼き仕立て つぶ餡添えとでも言うのかな?
  焼き立ての熱々で、甘さも玉子の風味も良くてこれは旨い(^^)/
  和菓子だけをとっても一流職人並ですよ。

・お薄

・水菓子
  シャインマスカットと柿とコアントローゼリー ざくろ添え、
  人参とリンゴのアイスです。
  リンゴだけじゃなくて人参も合わせたのがミソでしょうか。
  野菜ジュースっぽいアイスで、よりヘルシーさを感じます。
  別の甘みも加わるし色味も良くなって。

上記に、氷代550円 × 2セット分を加えて〆て51260円。一人当たり25630円。

コロナ禍の影響もあるとは思いますが、国産の食材がなかなか調達できない世の中に。
そういう中において幸庵も、国産に拘らずに様々な調達ルートを模索しているようです。
国産に拘り過ぎるとこのお値段では到底やっていけないでしょうし・・・
かといって藤沢の地で客単価5万円は厳しいしねえ・・・

次回は願わくば12月に伺いたいところなのですが、年末年始はまん延防止や
緊急事態宣言の対象期間になってしまうことも考えられ、予断は許しません。

それでも一定の間隔でお伺いできるのですから贅沢は言ってられないですし、
2022年は日常に少しずつでも近づいていければと願っております。

幸庵に通うことによって、新たに発見した和食の素晴らしさは数え切れません。
そのような感動に出逢うためにも今後も幸庵に通い続けたいと思います(^^)

ご馳走様です!(2021/10現在、3.82ポイント)


2021年7月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
今回は珍しくカウンター手前では無くて奥側に案内されました。
後で分かりましたが手前は常連のご夫婦の方が先に予約されていたようです。
我々は今回飛び込み?にも近い予約でしたので(^^;

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・The SG Shochu IMO
  世界中のカクテルコンペティションで数々の受賞歴を持つ
  バーテンダー後閑信吾氏が率い、世界的なバーアワードで
  その店舗が上位に名を連ねるSG Group監修の元、
  「カクテル利用」を主目的として開発された本格芋焼酎。
  三和酒類株式会社(大分)のThe SG Shochu MUGIと
  高橋酒造株式会社(熊本)のThe SG Shochu KOMEとのシリーズ商品。
  今回そのThe SG Shochu 「IMO」「MUGI」「KOME」の中からこのIMOをチョイス。
  薩摩半島南部の契約農家から仕入れた良質なさつまいもで仕込んだ
  原酒を絶妙な割合でブレンドしています。
  38度という芋焼酎としてはかなり高い度数。
  カクテル利用ですので度数を高く設定してるんでしょうね。
  フレーバーは甘い芳香なのですが、飲むとガツン!したアタック感。
  しかしその後にに甘い後味が来るんです。フレーバーと同様の。
  なかなか面白い表情を持つ芋焼酎。結果、度数ほどのきつさはありません。
  2020年2月14日から発売されたばかりの新商品です。

をロックで飲みました。

その後は、

・Amazing #1 STILL LIFE 2020 9900円
  鹿児島県霧島市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  550mlでアルコール度数は33%と高め。
  南国鹿児島の環境下では難しいと言われる「酵母無添加」、
  蔵で生まれたオリジナル麹菌の使用、原料のさつまいもには
  熟成させたオレンジ系の「ハロウィンスイート」と、
  杜氏の新たな試みが凝縮されている芋焼酎。
  オリジナル麹菌は、同蔵に共存していた白麹、黒麹、黄麹の3種をブレンド。
  そこから生み出された芋焼酎は原材料に入っていないのに、
  グレープフルーツやライムのようなシトラスフレーバーがあるんです。
  ボトルの裏の原材料を見ても、さつまいも(国産)、米麹(国産米)
  としか記載されていません。非常に不思議ですがこれは旨いです。

という芋焼酎のボトルを入れました。

ちなみに幸庵でボトルキープをしているのは現在私を含めて2名のみとのことで、
新規には受け付けてくれないと思われます。毎月のように通えば別でしょうけど。
というのを1年前くらいに初めて知りました・・・ そうだったのかと(^^;

かみさんは、

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円 × 2杯
  前回もこれを飲んだのですが、今回はまったりとネクターのような濃厚さで
  美味しかったです。ソーダで割ると薄い印象がありましたがそんなこともなく。
  かみさんも気に入ったようで同じものをお代わりしました。

その後は、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  こちらは梅酒らしい甘さがあります。
  松浦にごり梅酒の方が好みだなあ。高いだけあるわ。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(28600円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  盃がありますので食前酒を少々。
  この日の前菜は、つぶ貝、とうもろこし、アスパラの加減酢ジュレがけ キャビア添え。
  中には、トマト、白ずいき、茗荷も添えられており、木の芽の香りも。
  幸庵では珍しく超高級食材であるキャビアが使われましたが、
  この塩気が素晴らしくこれらの素材を纏めてくれました(^^)

・椀物
  ぐじと蓮豆腐の煮物椀です。
  ぐじは炙られておりその出汁が溶け込んで素晴らしい(^^)
  この季節なので鱧かな?と思っていましたが、いい意味で裏切ってくれました。

・向付
  おそらくバカラではと思われる重厚で本当に重いガラスの器でのサーブ。
  マコガレイ、インド鮪赤身、中トロ、蛸の刺身です。
  ハマボウフウをあしらい、醤油、梅肉醤油を添えて。
  マコガレイは熟成の旨味があります。これは旨い。エンガワも入っていて(^^)
  インド鮪も状態のいい物が仕入れられたようで本鮪にも負けないですよ。

・焼物
  太刀魚の酒蒸し焼き フォアグラの漬け焼き添えです。
  これまた幸庵では珍しくフォアグラを使用して来ました。
  フォアグラの脂っぽさには蓼の葉を刻んだものを添えることでバランスを。
  太刀魚は見事な身の厚さ。
  愛媛の実家で食べていた太刀魚はこれの1/3の厚みだったんすけど・・・
  蓼の葉は個人的にはもっと欲しかったのですが、見てくれ悪くなるしね(^^;
  キャビアといい、フォアグラといい、幸庵では普段は使わない食材なのですが、
  都内のレストランが休業などの影響もあり、普段は手に入らないものが
  流れてくるようになったことが関係しているとのことです。
  そうなんですよねえ。
  飲食店だけが取り沙汰されていますが、そこに関係する生産者などの
  全てのステークホルダーに影響が出ているんです。

・鍋物
  松茸と鱧のしゃぶしゃぶです。
  鍋の中には味の付いた出汁が張られ、そこに松茸が浮かび、
  その下には冬瓜が沈んでいました。
  幸庵オリジナルバーナーを使って、鱧の薄切りをしゃぶしゃぶと。
  ポン酢とすだち、鬼おろしで頂きますが、出汁にも味が付いていますので
  そのまま食べても美味しいんです。
  残った出汁は松茸と鱧の極上のスープですので絶対に残せません。
  何気に冬瓜もこのスープを吸って極上の煮物に変化していました。

・八寸
  氷を盛りつけた豪華な器に乗ってのサーブ。
  この日は、白子豆腐と梅肉ゼリー、じゅんさいと食用ほおずきの酢の物、
  黄ニラの天婦羅・えごまブルーチーズと梅肉巻き・鴨ロース燻製セロリの茎巻き、
  鱧の卵の塩辛 枝豆添えになります。
  これまた呑兵衛仕様の酒の肴のオンパレードで(^^)/

・食事
  器は幸庵特製の氷を手で削って作ったものです。
  これを見るだけでも涼し気な気分に浸れます。
  氷の器にはたっぷりのキンキンに冷えた出汁を張り、
  その中にこれまたキンキンに冷えた冷麦。
  喉ごしもいいですしコシも素晴らしいです。
  そして刻んだオクラと刻み海苔をトッピング。
  アクセントには柚子胡椒。
  食べていてシアワセを感じますよ(^^)
  出汁も美味しく完飲です。
  お代わりを促されましたのでお願いをすると、
  とびこ、釜揚げしらす、切り昆布ご飯がサーブされました。
  よく混ぜて頂くとそれぞれの味わいが相乗効果になって美味しいです。
  下書きの時に思いつきましたが、残り1/3くらいで一緒に供されていた
  熱々のほうじ茶を注いでお茶漬けにしても良かったかもなあ。
  なんか幸庵の料理に手を加えるのはさすがに気が引けますが(^^;

・和菓子
  蓬と海老芋の寒天です。味はもちろんですが2色のコントラストが美しいです。

・お薄

・水菓子
  これまた豪華な七夕仕様でのサーブ。
  特に記念日とかでも無いんですけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  白桃、西瓜、アイスクリームのゼリー添えです。
  実はこのタイミングではご主人が付きっきりでお話モードでしたので、
  説明が有ったんだと思いますが、メモも取っていないので覚えておらず。
  お互い久しぶりですので情報交換などの会話の方が重要ですので(^^)
  ご主人は、弥生台のフレンチとなる、レストラン ペタル ドゥ サクラ
  オススメだと熱く語っておられましたね。
  私もその情報の御礼に、幸庵と同じくJR藤沢駅南口にある、
  鮨しみづは絶品ですとお伝えしておきました。あと茅ヶ崎の鮨裕も素晴らしいと。
  ご主人と奥様と我々の4名で談笑していましたが、奥様がチェックしておられましたね。

・黒糖
  ご主人がお茶菓子代わりにサービスで出してくれました。
  これは写真には撮らずです。コース外ですので。
  黒糖だけを摘まんでいてもデザートになる美味しさでしたよ。
  ご主人もこれは不思議と旨いと仰っていましたね。
  なんの黒糖だったかはお話に夢中で忘れた (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

この後、サプライズの秘密のお土産も登場し、〆て70180円。一人当たり35090円。
お値段高めの焼酎ボトルを入れたので少々値が張りましたが、
いきなりキャビアが登場するなど、この日は高級食材のオンパレードでしたので、
まったくもって満足の内容だったと思います。毎度のことですが。

ご主人と会話していても感じましたが、幸庵といえども
今回のコロナ禍の影響ははかり知れず、いつ営業すればいいのかも掴めないそうです。
待てど暮らせど予約は入らなかったり、突如入ってきたり。

2021年中はワクチン効果もどうなるか分かりませんので、
まだまだこれからも予断を許しませんが、出来れば2021年のあいだに
あと2回くらいは伺いたいなと思う次第です。初秋の頃と12月あたりに。

今回初めて奥様とお話することが出来ましたのでそれが非常に貴重でした(^^)
またいつかお会いすることが出来ればなと思っております。
10年後くらいには女将さんとして切り盛りされているかもね?

ご馳走様です!(2021/7現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2021年4月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・The SG Shochu IMO
  世界中のカクテルコンペティションで数々の受賞歴を持つ
  バーテンダー後閑信吾氏が率い、世界的なバーアワードで
  その店舗が上位に名を連ねるSG Group監修の元、
  「カクテル利用」を主目的として開発された本格芋焼酎。
  三和酒類株式会社(大分)のThe SG Shochu MUGIと
  高橋酒造株式会社(熊本)のThe SG Shochu KOMEとのシリーズ商品。
  今回そのThe SG Shochu 「IMO」「MUGI」「KOME」の中からこのIMOをチョイス。
  薩摩半島南部の契約農家から仕入れた良質なさつまいもで仕込んだ
  原酒を絶妙な割合でブレンドしています。
  38度という芋焼酎としてはかなり高い度数。
  カクテル利用ですので度数を高く設定してるんでしょうね。
  フレーバーは甘い芳香なのですが、飲むとガツン!したアタック感。
  しかしその後にに甘い後味が来るんです。フレーバーと同様の。
  なかなか面白い表情を持つ芋焼酎。結果、度数ほどのきつさはありません。
  2020年2月14日から発売されたばかりの新商品です。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・木内梅酒ソーダ割り 990円
  日本酒ベースの梅酒でそのような風味を感じます。

その後は、

・にごり梅酒ソーダ割り 990円
  美味しいけど味が薄めでした。割り過ぎたかな?
  甘くないのは良かったです。

を頼みました。

この日に頂いたおまかせコース(22000円)の内容は以下になります。

・桜湯
  塩漬けの桜の花を入れた白湯。まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  盃がありますので食前酒を少々。長野県の日本酒でしたがフルーティーで、
  これは女子受けする味でしたね。
  この日の前菜は、青柳、北寄貝、筍の加減酢ジュレがけ。
  高級な花山椒を使い、ぴりっとする青菜やキクラゲ、とろろも忍ばせて。
  これらを良く混ぜて頂くと海と山の春の香りが満載です(^^)

・椀物
  鮑とフキノトウ豆腐の煮物椀です。カタクリの花、飾り人参、柚子花を添えて。
  豆腐はフキノトウの心地よい苦味が満載。鮑も柔らかく。
  そこに透き通った出汁の旨味。じんわりと旨いです。

・向付
  おっとこれは料理写真泣かせの底の深い器でのサーブ(^^;
  ちなみに乾山の器ですが。
  この日は、平目の昆布〆、赤貝、ヤリイカ、鰹叩きの盛合せ。
  梅肉醤油、生姜醤油、割醤油が添えられます。
  平目の昆布〆は柑橘系のあっさりとした割醤油で頂きましたが、
  昆布の旨味がしっかりと浸みていて美味しかったです。
  鰹叩きは生姜醤油で頂きましたが、炙った燻製香が素晴らしく。
  何気にあしらいの蕨が見事でした。他の薬味も含めて。

・焼物
  海鱒の焼物 ねぎ味噌乗せです。ノビルの酢漬けを添えて。
  海鱒とは、海で釣れるアメマスとサクラマスのことです。
  一般的なマスよりも脂が乗っていますが、キングサーモンほどでもなく、
  あっさりとした味わいですので、ねぎ味噌がアクセントになるんですよね。

・八寸
  これまた豪華な器に乗ってのサーブ。
  この日は、鹿肉つくねのねぎ巻き焼き 空豆揚げ添え、ズワイガニの蟹味噌和え、
  茄子、海老の煮物 ブルーチーズと梅肉の大葉巻き、
  貝柱とアボカドのスパイシーソース和えになります。
  どれも美味しいのですが、何気に空豆揚げが旨かったなあ。
  塩加減が絶妙で、サクサクに揚げて、旬の香りも良くて。

・煮物
  蛤と筍の煮物です。スナップエンドウ、わかめ、里芋も加え、
  それらをこれまた高価な花山椒で纏め上げて。
  これらの出汁の出た煮汁がたまらん(^^)極上の液体。

・食事
  魚介出汁雑炊です。奈良漬け、胡瓜とからし菜の漬物も添えられます。
  お好みでスプレーオリーブオイルをかけて。
  とにかく雑味のない魚介出汁の旨味がいいっすねえ(^^)
  ご飯がさらっと胃に収まっていきます。
  スプレーオリーブオイルは新鮮さを保つためのもので、
  かけた瞬間に搾りたてのようなオリーブオイルの香りがしましたよ。
  お代わりを勧められましたので、私は一人前、かみさんは少なめで。
  何が出てくるかは厨房次第(^^)同じものは出しませんので。
  出てきたものは、鱒のいくら、釜揚げしらす、鰻の山椒煮、とろろご飯。
  あおさもアクセントで乗っています。
  これらを混ぜて頂くとこれまたたまらん(^^)
  鰻の山椒煮を細かく裂いて混ぜるのがポイントでしょうね。
  お代わりのご飯の方が好みだったかも?

・和菓子
  蓬餅です。生地自体にも蓬餡を使用し、中には白餡を忍ばせ。

・お薄

・水菓子
  はっさくと苺、ラズベリーの白ワインゼリー仕立てと、
  ピスタチオアイス マンゴーと白桃乗せです。
  相変わらず見た目に美しく、食べて美味しく。

これで氷代550円を加えて、〆て46530円。一人当たり23265円。

コロナ禍の影響があるんだと思いますが、調達出来る食材の関係からか、
ここ数年では一番安い支払額になったのではと思います。
焼酎のボトルキープをしていたのもあったのでダブルで安いと。

まだまだこれからも予断を許しませんので、次回にいつ幸庵に来れるか
分からないのですが、真夏の前の6月頃にも伺いたいなと狙っております。

前回は11月に訪問して、2月に伺いたいと言っていたら緊急事態宣言・・・
どう転ぶかは分かりませんが、体調には気を付けてその日を待って(^^)

そういえば今回の訪問で初めて知ったのですが、
世界で出版される550のグルメガイドやレビューの結果を総合評価し、
世界のレストラン上位ランキング1000を決める「La Liste」の
3回目の発表となる2018年版で、幸庵が選出されていました(^^)

同じく食べログ百名店にも選出されていますが、
「La Liste」の方が格があるように感じます。おフランス様ですし。

ミシュランには無視され続けている神奈川県ですが、
こういうのも出てきたので、そちらで脚光を浴びればと。

ご馳走様です!(2021/4現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)



2020年11月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・木桶芋焼酎 日は昇る
  鹿児島県の株式会社 祁答院蒸溜所の造る木桶芋焼酎。度数は25度。
  手造り米麹に、鹿児島県産の黄金千貫を加え、その名の通り木桶にて、
  もろみをゆっくりと発酵させ、醸した限定品。
  飲んだ瞬間に芋の甘みが口内を支配します。
  癖も無くて飲みやすい芋焼酎です。

をロックで飲みました。

その後は、

・The SG Shochu IMO 7800円(税抜)
  世界中のカクテルコンペティションで数々の受賞歴を持つ
  バーテンダー後閑信吾氏が率い、世界的なバーアワードで
  その店舗が上位に名を連ねるSG Group監修の元、
  「カクテル利用」を主目的として開発された本格芋焼酎。
  三和酒類株式会社(大分)のThe SG Shochu MUGIと
  高橋酒造株式会社(熊本)のThe SG Shochu KOMEとのシリーズ商品。
  今回そのThe SG Shochu 「IMO」「MUGI」「KOME」の中からこのIMOをチョイス。
  薩摩半島南部の契約農家から仕入れた良質なさつまいもで仕込んだ
  原酒を絶妙な割合でブレンドしています。
  38度という芋焼酎としてはかなり高い度数。
  カクテル利用ですので度数を高く設定してるんでしょうね。
  フレーバーは甘い芳香なのですが、飲むとガツン!したアタック感。
  しかしその後にに甘い後味が来るんです。フレーバーと同様の。
  なかなか面白い表情を持つ芋焼酎ですよ。結果、度数ほどのきつさはありません。
  2020年2月14日から発売されたばかりの新商品です。

をボトルで入れてロックで飲みました。

かみさんは、

・黒糖焼酎仕立て たんかん酒のソーダ割り 700円(税抜)
  飲んでまへん。味見するのを忘れたわ(^^;
  かみさんいわく、たんかん酒らしい柑橘系の味わいだったと。

その後は、

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 700円(税抜)
  そんなに甘過ぎず、すっきりと酸味も効いていて美味しいです。

を頼んで飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(26000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯
  まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  盃がありますので食前酒を少々。
  群馬県館林市に蔵を構える、龍神酒造の造る尾瀬の雪どけという日本酒でした。
  この日の前菜は、松葉ガニの加減酢ジュレがけです。
  松葉ガニの蟹肉を蟹味噌で和え、加減酢ジュレをかけたものです。
  松葉ガニの風味を壊さないように加減酢は穏やかな味付けになっていました。
  いきなり松葉ガニが食えるとは幸せですわ(^^)

・椀物
  たらば蟹の真薯椀です。結び三つ葉、飾り人参、柚子を添えて。
  毎度の頃ながら蟹だらけ真薯なんですよ。95%くらいが蟹肉ではと。
  なにせリフトアップ出来るんですから(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  とにかく出汁が旨いんですよ。
  透き通った出汁の旨味に、たらば蟹の旨味と甘みが加わって。

・向付
  帆立の雲丹挟み、たこ、平目の造りです。
  梅肉醤油と普通の醤油を添えて。
  今回のたこはブリンブリンの食感で旨味も濃かったなあ。

・焼物
  松葉ガニの炭火焼きです。蛤も添えられて。
  生姜の効いたかに酢で頂きました。あとは青レモンも。
  それにしてもどうやったって旨いわなあ。たまらん(^^)
  松葉ガニの爪なんか100本くらい食いたいわ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・八寸
  この日は、パプリカのうるか乗せ、鹿のつくね、カラスミ菊芋、
  せり、えのき、とんぶり、お揚げのお浸し、雲子の加減酢ジュレがけです。
  カラスミ菊芋は、カラスミ大根の応用みたいなものですが、これが合うんだなあ。
  大根が負けたかも?というくらいに。
  なんだろう?菊芋の土の香りとカラスミの塩気と旨みがベストマッチというか。
  あとは幸庵で鹿が出るのは珍しいなと。

・煮物
  蝦夷鮑、蕪の煮物です。若芽と木の芽をあしらって。
  出汁はほとんど鮑だけだそうです。ほんの少しだけ味付けを施して。
  やたらと柔らかいのが特長でしたね。乾燥鮑を戻したのかと思うくらいに。
  圧力鍋でじっくりと煮たそうです。

・食事
  食事はシンプルに炊き立てのご飯に梅肉を乗せて、香の物を添えて。
  幸庵の炊き加減は日本料理では珍しいのですがやや固めなんですよね。
  私の大好きな炊き加減なんですけど(^^)

・和菓子
  栗ぜんざいです。
  普通と違うのは、栗は細かくなっておりブランデー風味。
  小さなタロ芋も添えられるんです。
  マロングラッセを思わせるぜんざいというイメージでしょうかね。

・お薄

・水菓子
  ピスタチオアイスと、シャインマスカット、洋梨、柿のクアントローゼリーです。
  ざくろで彩りを添えて。

これで氷代と消費税10% 6220円を加えて、〆て68420円。一人当たり34210円。

今回は蟹が食いたいという要望のもと伺ったのですが、
期待通りに蟹をたらふく堪能することができました(^^)

ただし昨年頃からの兆候なのですが、松葉ガニが獲れなくなっているそうです。
京都の料亭中心に取り合いになるでしょうから、お値段も高騰するんでしょうねえ。
幸庵は松葉ガニに拘らず、いろんな産地のものを使うのですが、
それでも蟹そのものがなかなか獲れないようです。
甲殻類好きとしては憂慮すべき事態ですなあ・・・
まあ、たらば蟹は獲れるようなので私はそれで十分ですけどね!

国産の松茸もしかりで、どんどんと国内の旬の食材が確保できなくなるので、
新たなる食材を取り込むなど日本料理にも変化が求められるのかも知れません。

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

ちょっと回数が少ないので次回は2月あたりに狙いを定めて伺おうかなと。
その次も回数の少ない5月あたりが候補になるかと思います。
さらにその次は7月にしようかなあ。下旬あたりに。
で、9月、12月という感じで2021年は攻めてみるか。

1月:6回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:5回
9月:2回
10月:4回
11月:4回
12月:4回
合計:45回

ご馳走様です!(2020/11現在、3.80ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2020年8月初旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

7ヶ月近くご無沙汰しておりましたが、元々こちらのお店は密ではありませんので、
超久しぶりに幸庵の料理を楽しみにやって参りました(^^)/

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

こちらのカウンター席は詰めれば10人くらいは座れるのですが、
今まで利用してきた中でもMAX4名までしか見たことがありません。
そもそもカウンターに限らず、店内の席を満席にすることをしない方針なんです。

ずっと以前から幸庵は密らない営業をしているんですよね(^^)
でも皆さんはそんなことを知りませんので、この日も店内は静かでした・・・

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・木桶芋焼酎 日は昇る
  鹿児島県の株式会社 祁答院蒸溜所の造る木桶芋焼酎。度数は25度。
  手造り米麹に、鹿児島県産の黄金千貫を加え、その名の通り木桶にて、
  もろみをゆっくりと発酵させ、醸した限定品。
  飲んだ瞬間に芋の甘みが口内を支配します。
  癖も無くて飲みやすい芋焼酎です。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 900円(税抜)
  そんなに甘過ぎず、すっきりと酸味も効いていて美味しいです。

を頼みました。

この日に頂いたおまかせコース(30000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯
  まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  つぶ貝、とうもろこし、ズッキーニの生姜酢ジュレがけです。
  自家製梅酒ソーダが食前酒代わりに添えられました。
  つぶ貝はやや甘めにさっと火を通したのかな?
  そこにアクセントとして、茗荷、バジル、生海苔が加わります。
  ガラスの器の下には、葛の葉を敷くことで季節を表現していました。
  美味しいのはもちろんですが、季節を感じさせ、清涼感を与え、
  見た目にも美しい前菜で、さすが幸庵というスタートですよ(^^)

・椀物
  松茸とアブラメの煮物椀です。
  冬瓜、つるむらさきの花も加わり、吸い地はオクラの擦り流しに。
  アブラメはアイナメと言った方が関東では通じやすいかも。
  いいアブラメが手に入ったそうで、鱧では無くてこちらを使用。
  オクラの風味が結構効いていましたね。

・向付
  出来てきた瞬間にびっくり・・・
  ここは未在か(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  見事な大きさの器に氷を敷き詰め、そこに乗るのは、
  淡路島 由良の赤雲丹の箱、葉山の蛸、真子ガレイ。
  これらを梅肉醤油、醤油で頂きます。
  まずは一人前ずつ取り分けてと。
  淡路島の由良で獲れるウニは、極上品とまでいわれ、
  市場になかなか出回りません。私も初めてですが、幸庵も初めて仕入れたと。
  それを箱食いですよ?上には加減酢ジュレ、茗荷、山葵を添えて。
  そしてスプーンですくって食うんですよ?なんという贅沢か・・・
  口に入れると、加減酢ジュレと同じスピードで赤雲丹が溶けていくんです。
  そして甘い余韻。今まで食った雲丹の中でも確実にNo.1。これは凄い。
  これよりも柔らかい食べ物は幸庵の水羊羹くらいでは(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  もちろん葉山の蛸もぶりんぶりんの歯応えでたまらん美味しさ。
  真子ガレイもエンガワも添えられてこちらも素晴らしい。
  この向付で放心状態になるくらいに感動しました。
  約7か月ぶりの訪問となりましたが、やはり幸庵は凄い。
  あまりにも評価されなさすぎだと思います。
  ある意味、ミシュランは見る目が有ったということですね。
  通いやすいので俺はいいけど(^^;

・焼物
  期待通りの鮎ですぜ(^^)/
  これまた見事な器に乗ってのサーブ。
  この日は秋田の鮎だそうです。それの塩焼き。蓼酢で頂きます。
  やや大きめのサイズですが、それでも余裕で頭から骨まで食えます。
  久しぶりに食う鮎は格別ですよ(^^)
  今回の蓼酢は蓼の葉を摺りつぶさないで、切り刻んだタイプでした。

・八寸
  蚊帳を被せてのサーブ。
  中には、せせり炭火焼き、茶豆ゼリー寄せ、蒸し鮑 肝添え、鮒子、
  さつまいもぺースト クリームチーズ添えになります。
  幸庵でせせりを食べるのは初めてですが、とにかく炭火の香りが素敵で(^^)
  せせり自体も味が濃くて旨いわ。
  何気に茶豆が香ばしくて旨かったなあ。どこの産地だろう?

・自家製梅酒ソーダ割り 700円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  自家製梅酒って前菜でも出ましたが、こんなに甘かったっけ?

・強肴
  なんと七輪に乗った石焼の登場。
  器にはすだち出汁醤油に浸った、鮑と松茸。
  これらを石焼で食おうという趣向です(^^)
  味付けは施されていますので、石に乗せて火が通ったらそのまま口へ。
  石で焼くとすだち出汁醤油の密度が上がって、
  屋台の炙り醤油のような焦げたいい匂いに(^^)

・鍋物
  なんとまだ続きますぜ!
  今度は、幸庵オリジナルバーナーに乗った鍋の登場。
  鍋には松茸が浮かんでおり、別皿に盛られた鱧に早く来て!と待っています。
  残ったスープにはすだちを絞って、全て完飲ですよ。残せるか。
  松茸の風味と鱧の旨味、ベースの出汁の旨味が凝縮ですもん。

・食事1
  蛤の治部煮ご飯です。
  その名の通りで、ご飯の上に蛤の治部煮を乗せ、白髪ねぎを添えたものです。
  香の物として、山芋と白瓜の漬物が供されました。
  なんと食事はもう1種類ありますとの案内。

・食事2
  これまた見事な器で。これは初めて見ますが信楽焼とのことでした。
  その中に入るのは蕎麦。
  なめこ、なめたけ、切り昆布のぶっかけ蕎麦です。すだちを添えて。
  器もキンキンに冷やしてあり、暑い日の〆の蕎麦としては最高(^^)
  そういえば聞くのを忘れたけど、蕎麦も幸庵で打ったのかな???
  だとすると凄いんだけど。蕎麦専門店顔負けになるので。

・和菓子1
  でたあっ!
  幸庵の夏の風物詩 水羊羹!
  私が日本一(KEN21調べ)、つまり世界一旨いと思っている水羊羹です。
  寒天の量を極限まで減らすことで、舌に乗せた瞬間に溶けるんですよ。
  口内に残るのは小豆の風味とほんのりとした甘みのみ。
  何度も食ってますが、何度食っても感動!
  滋賀の名料亭 招福楼出身の方は皆さん水羊羹が得意なのですが、
  その中でもダントツに旨いのが幸庵なんだよなあ。次元が違うので。

・和菓子2
  この日の幸庵はとどまることを知らず。なんと和菓子も2品用意していました。
  麦かんです。黒蜜を窪みに注いで。
  麦の香ばしさを味わう和菓子ですね。
  水羊羹のあとに食べましたので固さを感じましたが、
  これだってフルフルに近い柔らかめの食感に仕上がっているんです。

・お薄
  夏らしい涼し気な器でのサーブでした。このタイプは初めて見ますね。

・水菓子
  しっかりと水菓子も用意されています。
  夕張メロンと巨峰のモヒートゼリーがけです。
  夕張メロンは久しぶりに食べましたが、さすがの甘さですね。
  果肉のきめ細かさもあって。
  驚きなのがモヒートゼリー。シュワシュワ食感のゼリーなんです。
  最近の幸庵のお気に入りレシピのようで。
  これはモヒート以外にも色々と応用出来そうです。
  とにかくこのシュワシュワ食感は面白いですし、そもそも美味しいですよ。

これで氷代と消費税10% 6260円を加えて、〆て68860円。一人当たり34430円。

夜の外食は自粛していたため、久しぶりの訪問となりましたが、
今回の幸庵は何かを開放したかのごとく怒涛のラッシュでした。

一番大人しかったのは前菜だけではと。
それとて、スタートという意味では最高ですし。

とにかく器も素材も含めて、この日に提供できるもの全てをぶつけてきた感じです。
特に感動したのが、淡路島 由良の赤雲丹。
幸庵とて毎回仕入れられる代物では無いので、次回はいつ食えるのかも分かりません。
なので今回得た感動はずっと記憶して残したいと思います。

記憶に残る感動。それを演出してくれるのが幸庵。
生涯を通じて通い詰めたいと思わせるお店。

そのために老後の資金も工面してるんですわ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

それにしても、もっと写真の腕を上げないとお店に申し訳ないっすね(^^;
その場で見た感動を写真では表現しきれていないので。

幸庵のご主人いわく、「一眼レフの持ち歩きが面倒ならうちに置いておけば。」
と冗談交じりに以前仰っていましたが、カメラメーカーの技術の進歩を信じて、
ポケットサイズでもフルサイズクオリティのコンデジの出現を待とう!

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

次回はどうすっかなあ。蟹の解禁日以降となると11月下旬頃。
それだとちょいと期間が空くので10月に一発入れておくか?
世の中の情勢も鑑みながら検討したいと思います。

1月:6回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:5回
9月:2回
10月:4回
11月:3回
12月:4回
合計:44回

ご馳走様です!(2020/8現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)



2020年1月下旬に再訪です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 青酎
  東京都青ヶ島にある青ヶ島酒造の造る芋焼酎で、
  青ヶ島産の芋、青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、
  最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷されるそうです。
  35度という強めの度数。
  通常の25度ですと、普段は2回訪問すると無くなるのですが、
  さすがにこちらに関しては3回訪問まで持ちましたわ。

をロックで飲みました。

その後は、

・木桶芋焼酎 日は昇る 6000円(税抜)
  鹿児島県の株式会社 祁答院蒸溜所の造る木桶芋焼酎。度数は25度。
  手造り米麹に、鹿児島県産の黄金千貫を加え、その名の通り木桶にて、
  もろみをゆっくりと発酵させ、醸した限定品。
  青酎がかなりのアタック感があったせいかも知れませんが、
  こちらは飲んだ瞬間に芋の甘みが口内を支配します。
  これは飲みやすい芋焼酎では無いでしょうかね。
  それでもかみさんは拒否ってましたが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

のボトルを入れてロックで飲みました。

かみさんは、

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 700円(税抜)
  前回は甘めに感じたのですが、今回はそんなこともなく美味しいです。

を頼みました。

この日に頂いたおまかせコース(30000円(税抜))の内容は以下になります。

・梅昆布茶

・前菜
  いきなり松葉ガニの登場です。島根県の隠岐松葉ガニのタグ付き。
  蟹の身をほぐし、ミソを添え、菜の花、子持ち昆布とともに、
  加減酢煮凝りで和えたものです。
  いきなり贅沢なスタートですわ(^^)

・凌ぎ
  いくらととびこの飯蒸しです。
  最近はこのタイミングで飯物が出るようになりましたね。
  いくらととびこを一緒に食べるのって意外と無いのですが、
  それぞれの食感が異なっていて面白いですし旨いです。

・椀物
  松葉ガニの真薯椀です。
  幸庵のは蟹だらけ真薯でつなぎはごく少量。
  そこに、餅、山陰で採れる神馬草という海藻、人参、木の芽を乗せて。
  出汁は昆布出汁の効いたものでした。
  ほんと旨いよね(^^)

・向付
  平目、平目のエンガワ、スミイカの刺身です。
  梅肉醤油、醤油で頂きます。

・焼物
  秋田のズワイガニ焼きです。
  秋田とは珍しいなと思いましたが、松葉ガニの乱獲により、
  この時期になると獲れないそうです。
  なので最近では仕入れ先が北上しているとのこと。
  生姜の効いたそれほど甘くない、かに酢で頂きますが、
  このかに酢が好みでした(^^)
  秋田のズワイガニも身の甘さがあって美味しかったですよ。
  とにかく二人でズワイガニを1杯食べれるんですから満足ですよ(^^)
  幸庵は普段からタラバガニを使うなど、ブランドに縛られない食材調達。
  美味しければブランドは関係ないという柔軟な考え方でしょう。

・黒糖焼酎仕立て 奄美たんかん酒ソーダ割り 700円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  こちらはたんかんらしい甘みがしたかな。かみさんは微妙との弁。

・八寸
  円形のお重タイプの器でのサーブ。これは初めて見ました。
  中に入っていたのが、菊花蕪、鰆の柚庵焼き、鰻の八幡巻き、
  菊芋のスモークサーモン巻き、小柱の白和え 加減酢煮凝りがけ、
  鯵の味噌和えになります。

・強肴
  なんと七輪の登場。その上に乗るのはズワイガニの殻。
  中はズワイガニミソの鍋仕立てになっており、
  車海老、淀大根、ふくいもが入っています。
  とにかく最高の蟹味噌汁ですよ。一滴も残さずに完飲。

・食事
  蟹雑炊もあったのですが、さすがにここまで蟹尽くしなので、
  牡蠣雑炊はどうですか?とのご主人の計らいによりそちらにしました。
  牡蠣雑炊はぷっくりとした牡蠣に、あっさり出汁ベースの
  玉子で綴じた雑炊。さらっと食べれました。
  添えられたのは、あやめ蕪と白菜の漬物。

・和菓子
  黒豆金時です。中には白餡を忍ばせ、刻んだのし梅をトッピング。
  黒豆の香ばしい風味が生きていてこれは好み(^^)

・お薄

・水菓子
  豪華バージョンでの登場ですよ。
  洋梨とコアントローシャーベット、苺杏仁豆腐になります。
  こういうプレゼンテーションが嬉しいよね(^^)

これで氷代と消費税10%を加えて、〆て74690円。一人当たり37345円。
今までの幸庵の中では過去最高額のお支払いになりましたが、
これだけのズワイガニを堪能できたので安いくらいでしょう(^^)
ブランドに拘らない柔軟な姿勢が1人5万円とかの高額支払いにならない要因かと。

それにしてもオリンピックイヤーなんだから、
鎌倉・湘南エリアにも観光客もどっと押し寄せるはずですので、
ミシュランも今回は神奈川県も調査すると思われたのですが、さにあらず・・・
どんだけ無視しとんねん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

次回は4月に訪問しようかなと思います。
その後の5月は京都ツアーに充ててね!

1月:6回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:4回
9月:2回
10月:4回
11月:3回
12月:4回
合計:43回

ご馳走様です!(2020/1現在、3.90ポイント)



2019年11月下旬に再訪です。

こちらに伺ったのは、京都旅行で京都の名だたる名店を食べ歩いた後。
その余韻も冷めやらぬうちに、大好きな幸庵を予約していました。

大抵の京都旅行のあとには、幸庵のご主人への報告も兼ねて、
こちらを予約していることがほとんどですが、今回もそんな感じで。

結論から申し上げると、幸庵はやはり素晴らしい。
京都のミシュラン☆☆や、食べログ高評価店、超予約困難店などを
今回も巡らせて頂きましたが、幸庵はそれらをも超えています。
もちろん私の主観ですので悪しからずです。

ミシュランは神奈川県に愛想が尽きたのか、
2015年を最後に神奈川県の評価をしていません。

食べログ的にも、同じく招福楼出身の松川銀座 しのはらが、
2019年11月現在、4.7ポイントを超える超高評価に対し、
幸庵は3.9ポイントに甘んじています。
影響力のある食べロガーが来ないへき地ですし、話題性も無いので。

しかし私からしたらそんなことは全く関係ありません。
むしろ超予約困難店にならないので有難いくらいです。
お店側としては微妙なんでしょうが(^^;

ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015特別版を最後に、
ミシュランの格付はされていませんが、幸庵は2012年版から4年連続☆☆☆。
☆☆☆は、神奈川県では唯一のお店。それを4年連続ですよ。

そして京都の☆☆☆も含めて、さんざん食べ歩いたあとに、
あえて幸庵を予約し、そこで味を確かめるんです。今までに何度も。

その結果から私は幸庵を5.0ポイントに評価していますし、
ミシュランが格付けしようがしまいが、私にとっての永遠の☆☆☆なんです。

幸庵の良さは一度では分かりません。
私も京都に何度も訪れて、そこの名店を食べ歩いて気付いたことなんです。

数え間違いが無ければ、今回で幸庵を利用するのは42回。
チェーン店を含めて、ここまで再訪したお店は人生においてありません。
これからも再訪をし続けるでしょう。

とまあ、何というかちょいと悔しくなったので、
長々と自分の想いを語ってみました。

京都でも神奈川県出身の若い板さんとお話をする機会があり、
ミシュランが無視出来ないようなお店を私も出したい!
という熱い想いを持った方も居ますので10数年後を見とれよと。

さて、本題です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 青酎
  東京都青ヶ島にある青ヶ島酒造の造る芋焼酎で、
  青ヶ島産の芋、青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、
  最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷されるそうです。
  35度という強めの度数がありますので、飲んだ印象としては、
  芋焼酎というよりは泡盛の古酒に近いなと感じました。
  度数が高い分、飲むペースが落ちますので、
  私にとってはCPの良い芋焼酎になります。
  事実、前回訪問時から飲んでいるのですが、
  まだ少しだけ残して帰りましたので。
  普段であれば、今回新たなボトルを入れるのですが。

  ちなみにこの日に初めて知った驚愕の事実。
  実はボトルキープはしていないとのこと(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  私はずっとボトルキープをしていますので知らなかったのですが。
  なので私以外の方はボトルキープは出来ませんので悪しからずです・・・
  まあ、する人も居ないんでしょうけど。

を飲みました。

かみさんは、

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 700円(税抜)
  私には少し甘めかな。かみさんはこれをお代わりしていました。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(27000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  北寄貝、あわび茸、菊菜の盛合せです。
  北寄貝が甘くてねえ(^^)
  あわび茸の食感も宜しく。
  さすがに旨いなあとこの時点で感動。

・凌ぎ
  お祝いの時にはこの時点で赤飯などを供される場合があるのですが、
  この日は特にお祝いでも無いのですが、
  むかごの飯蒸し 鶏の麹漬け焼き乗せが供されました。
  おこわのもちもち加減と、鶏のおこげの香ばしさがたまらん。
  この鶏の麹漬け焼きだけで1㎏くらい食べたいくらいに旨いです。

・椀物
  たらば蟹の真薯です。
  ほうれん草、飾り人参、木の芽を添えて。
  たらば蟹だらけ真薯なのですが、たらば蟹の甘みと食感が生きています。
  そして出汁の透明感に甘みを与えてくれるんです。素晴らしい。

・向付
  鰆炙り、鰤トロ藁焼きです。珍しいところで紫白菜があしらい。
  双方とも辛子醤油で頂きます。
  鰆炙りはしっかりと炙ったタイプ。燻製香が素敵に付いています。
  鰤トロ藁焼きはさっと藁で炙ったとのこと。
  確かにそんな感じの燻製香です。
  ご主人いわく、この日はいいのが仕入れられたとの弁。

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 700円(税抜)
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・八寸
  箕に入れて、丹沢の紅葉を散りばめてのサーブ。
  この日は、平貝、とんぶり、菊花のお浸し、牡蠣の酒煮 醤油の煮凝りがけ、
  栗金団 大徳寺納豆風味、紫人参柚子酢煮、牛蒡の溜り醤油漬けの盛合せ。
  どれも美味しいものでしたが、次のメインイベントのために、
  あえて八寸は抑え気味の演出でしたね。

・焼物
  ご主人自ら活き車海老のプレゼンテーションがあり、
  それとたらば蟹を炭火で焼いたものです。
  土佐酢と胡麻だれが添えられて。
  たらば蟹は土佐酢で、車海老は胡麻だれで食べました。
  車海老は30㎝はありそうな大型でしたが、
  一部の胴体部分の殻以外は、頭も足も尾も含めて
  バリバリと頂くことが出来ました。
  特に頭は味噌の旨味もあってたまらんよね(^^)
  かみさんはこの手の殻とか骨は苦手なので、かみさんの分も成仏。
  たらば蟹の殻はさすがに食えんので、こちらは大人しく脚肉のみを。
  私もかみさんも甲殻類は大好物ですので、これはたまらんのです(^^)
  食べログでは何度も申し上げていますが、松葉ガニを筆頭に、
  ズワイガニばかりが持ち上げられていますが、たらば蟹だって旨いんです。
  ヤドカリの仲間だろうが関係ないです。
  幸庵のご主人も、この時期の松葉ガニはいいのが無かったので、
  今回はたらば蟹にしたとの弁。こっちの方が旨いと。

・蒸物
  鯛の蕪蒸しです。
  蕪蒸しというと擦り下ろして大根おろしのようにするのが定番ですが、
  今回は拍子切りにして食感を楽しむものでした。
  銀杏も添えられて、鯛よりも蕪の香りを楽しむような料理でしたね。
  もちろん鯛も皮目が炙られており、無茶苦茶旨いですし、
  かけられた餡も旨いです。

・食事
  新潟の雪椿という米を炊いた白飯がメインです。
  そこに、なめこの山椒煮、あやめ蕪の糠漬け、昆布、蕪の茎昆布が添えられ。
  ご主人いわく、新潟の雪椿が旨いので余計なものは要らないと。
  幸庵にしては珍しく、やや固めの炊き加減で、確かに米の旨みと甘み。
  ご飯だけで酒も飲めるくらいに。
  食べ終えるとご主人からお代わりを促されました。
  どうやら何かを用意している模様。
  お代わりをお願いしてみると、新潟の雪椿の上に鰻の山椒煮を。
  この鰻の山椒煮が素敵に痺れて旨くて(^^)
  細かく箸で割いて、ご飯に混ぜて頂くと至福ですわあ。これは凄い!
  鰻の食べ方としては最高峰の一つではと思いましたもん。
  関西風蒲焼、関東風蒲焼、ひつまぶしなどを含めて。

・和菓子
  シルクスイートの焼き芋です。
  ブランデーで風味付けしたのみ。
  シンプルですが、奥が深いです。ちゃんと皮も入っていて。
  幸庵で供されるほど焼き芋もグレードが上がってるんですよねえ。
  それも凄い。

・お薄

・水菓子
  愛媛産富士柿のコアントローゼリー ざくろ添え、
  ストロベリーアイスと洋梨、ラズベリー添えです。

これで氷代と消費税10%を加えて、〆て62040円。一人当たり31020円。

冒頭でも申し上げた通り、今回も京都の名だたる名店に引けを取るどころか、
それらをも凌駕する素晴らしい料理の数々。

これだけの実力を持ちながらも地元の藤沢を大事にしてくれ。

そのおかげでこのように苦も無く再訪することが出来るんですから、
本当に有難いことですし、生涯を通じて通いたいお店の一つ。
そういうお店が現時点で2店舗あるのは幸せなことです(^^)

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

次回は回数が多めなのですが、最近伺っていませんので、
1月に訪問したいと思います。

1月:5回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:4回
9月:2回
10月:4回
11月:3回
12月:4回
合計:42回

ご馳走様です!(2019/11現在、3.90ポイント、ミシュラン☆☆☆)



2019年8月下旬に再訪です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 青酎 7800円(税抜)
  東京都青ヶ島にある青ヶ島酒造の造る芋焼酎で、
  青ヶ島産の芋、青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、
  最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷されるそうです。
  35度という強めの度数がありますので、飲んだ印象としては、
  芋焼酎というよりは泡盛の古酒に近いなと感じました。
  度数が高い分、飲むペースが落ちますので、
  私にとってはCPの良い芋焼酎になりましたわ。
  この日ボトルを開けたのですが、1/3しか飲んでいませんので。
  いつもであれば半分は飲んじゃうのですが。

を飲みました。

かみさんは、

・アールグレイの梅酒ソーダ割り 700円(税抜)
  紅茶フレーバーを感じる梅酒でなかなか旨いです。和食にも合うね。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(23000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  梅ジュースが添えられました。ノンアルですが旨いですよ(^^)
  胡麻豆腐の2種とうもろこし包み ジュレがけです。
  上には雲丹を添えて。
  とうもろこしは、黄色と白の2種類を使用。
  胡麻豆腐のむっちり食感と香ばしさに、
  とうもろこしのプチプチ食感と甘味の協演。旨いねえ(^^)
  いつもながらの素晴らしいスタートですよ。

・椀物
  松茸と鱧の椀物です。焼き茄子という品種の茄子を添えて。
  吸い地はいつもながらにスッキリと旨いです。極上ですよ。
  焼き茄子を食べるのはこれで3度目くらいの記憶ですが、
  ほんと焼き茄子にするための茄子という感じで香ばしくて旨いねえ。

・向付
  鰹のたたきとアオリイカの刺身盛合せです。
  梅肉醤油と生姜醤油を添えて。
  鰹のたたきは背の部分と腹の部分の2種類。それぞれの美味しさがあります。
  アオリイカはプリプリしながらも柔らかさも併せ持つ仕上がり具合。

・焼物
  大将自ら活き鮎のプレゼンテーション。
  静岡県狩野川の鮎だそうです。
  シンプルに塩焼きで頂くのですが、これがやっぱ一番やね(^^)
  パリパリとした食感とはらわたの風味。

・八寸
  細かな編み目の蓋というのかな?
  それを被せての登場。
  この日の内容は、松茸のコロッケ、銀杏、たたみいわしクリームチーズ、
  いちじく煮とクリームチーズ、鯵と枝豆の腐乳和え、
  海老と枝豆の酒盗和えになります。
  ザ・酒の肴(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  どれも絶品なのですが、特筆すべきはいちじく煮。
  ほぼほぼ、いちじくの風味と食感を残したまま煮ているんです。
  これは旨かったなあ。

・強肴
  松阪牛とトロ茄子の焼物です。にらを添えて。
  そのままだと味が薄いので、添えられたごまだれで頂くのですが、
  このごまだれがこれまた絶品でねえ。
  松阪牛よりもそっちの方が印象に残るんですよ。

・煮物
  冬瓜のけんちん仕立てです。
  下に冬瓜と里芋が沈んでおり、そこにとうもろこしなどの
  季節の野菜を刻んだ生姜醤油餡をかけたものです。
  これは栄養がありそうな一品ですよ。冬に食べたいくらいの。
  生姜がしっかり効いていて旨いです。

・食事
  素麺です。
  もちろん幸庵ですので普通の素麺では無くて、
  見事な氷の器に、これまたたっぷりの松茸を添えたものです。
  生姜醤油ベースの出汁に、添えられたすだちを入れると
  さらに味がぐっと締まりますよ。
  素麺は太めのものを使用しています。半田麺かも。
  とにかく氷の器ですので冷え冷えで、つるつるのシコシコで、
  松茸風味で、出汁もウマウマで、これ以上旨い素麺は無いでしょう(^^)/

・和菓子
  なんと2種類のサーブ。
  一つは薩摩芋羹、もう一つは南瓜羹。
  小さな窪みを付けて、そこに黒蜜を注いで。
  どちらも素材の味そのものの美味しさなのですが、
  薩摩芋羹は舟和などの老舗和菓子店でもお馴染みですが、
  この南瓜羹は私は食べた経験が無くて、その上無茶苦茶旨くて、
  これは今回の驚きの一つでしたね。
  大将曰く、ここまでの風味に仕上げるには相当練り込んだとのこと。

・お薄

・水菓子
  シャインマスカット、白桃、梨、ブランデーゼリー、バニラアイスの盛合せです。
  ブルーベリーソースをアクセントに添えて。

これで、消費税3770円を加えて、〆て50970円。
今回は前回の時にボトルだけを入れて帰ったので、その分割安になりましたね。

8月ですので、鮎を期待して来ましたが、天然ものしか使いませんので、
こればっかりは釣れるも八卦、釣れないも八卦状態。
しかしちゃんと鮎が届いていたようで良かった(^^)
毎年、何度食っても飽きんわ。なんでじゃろ?

次回はちょっと間を開けて11月に伺おうと思っています。
蟹の解禁になったらね!

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。
11月が少なめなので次回は11月なんですよ。
来年は2月と5月を攻めるか。

1月:5回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:4回
9月:2回
10月:4回
11月:2回
12月:4回
合計:41回

ご馳走様です!(2019/8現在、3.92ポイント、ミシュラン☆☆☆)



2019年6月下旬に再訪です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、焼き芋焼酎 農家の嫁をロックで。
これはこの日に飲み干したので、

・芋焼酎 青酎 7800円(税抜)
  東京都青ヶ島にある青ヶ島酒造の造る芋焼酎で、
  青ヶ島産の芋、青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、
  最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷されるそうです。
  こちらはボトルを入れただけで、味わうのは次回来たときね!
  ちなみに青ヶ島は、伊豆諸島の八丈島よりもさらに南に位置する島です。

をボトルで入れておきました。

かみさんは、

・アールグレイの梅酒ソーダ割り 700円(税抜)
  確かに紅茶フレーバーを感じる梅酒でなかなか旨いです。和食にも合うね。

その後は、

・葡萄の酒ソーダ割り 700円(税抜)
  これはちょいと私には甘いな。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(25000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  梅ジュースが添えられました。ノンアルですが旨いですよ(^^)
  生雲丹、じゅんさい、とうもろこしのすり流しの加減酢ジュレがけです。
  幸庵らしいさっぱりとした前菜で、これを食べると腹が減りますね。

・椀物
  鱧の葛打ちです。蓮豆腐を忍ばせて。
  吸い地は献上昆布の出汁で、昆布の透明感のある切れ味があります。
  これは無茶苦茶旨いわ・・・ 日本でも最高峰ではと。
  鱧はちょいと骨切りが甘かったですね。幸庵にしては超珍しいですが。

・向付
  平貝とからすみ、マコガレイ、アオリイカの刺身盛合せです。
  マコガレイはねっとりと弾力があって淡白な旨味が乗っています。
  エンガワも添えられましたが、あっさりとした脂の旨味が有ります。
  アオリイカは甘かったですね(^^) 梅肉だれと醤油で頂きました。

・替鉢
  焼物代わりにこちらが出されました。
  天然鰻の唐揚げと白焼き煮のひじき和えです。
  天然鰻の唐揚げは醤油ベースの味が付いていて、サクッと美味しいですよ。
  天然鰻の白焼き煮は白焼きをさらに煮たそうなのですが、
  むにゅむにゅとした弾力と何か酸味のような味を感じました。
  これが何気に旨くて。天然らしいワイルド感がいいのかも。

・八寸
  見事なお重式の籠での登場。
  この日の内容は、薩摩芋レモン煮、くちこ、蓬豆腐黄身酢添え、
  車海老ジュレがけ、鯵と枝豆の腐乳和え、鮑の柔らか煮です。
  酒の肴のオンパレードですので、ここでしばしペースがダウンします。
  なぜならば酒のペースが上がるので(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  鯵と枝豆の腐乳和えがピリッと辛くて旨かったなあ。

・煮物
  みやじ豚の山椒煮 熊本プリンセストマト添えです。
  塩味ベースですが、濃厚な味でしたねえ。

・鍋物
  鱧のしゃぶしゃぶです。
  たれはねぎたっぷりの大根おろしの和風だれ。
  鍋に張ってある黄金出汁が旨くてねえ(^^)
  冬瓜が沈んでいましたが、とろとろに柔らかく、出汁を含んでおり、
  極上の冬瓜の煮物に仕上がっていましたよ。

・食事
  蛤と生姜の銅釜炊き御飯です。
  車海老の出汁の赤出汁、椎茸、瓜、キャベツの漬物を添えて。

・和菓子
  水羊羹です。
  幸庵の水羊羹は何度も頂いておりますが、世界一の美味しさだと思っています。
  そもそも招福楼出身の方は皆さん水羊羹を得意とされていますが、
  その中においても幸庵のがダントツで旨いんです。
  その秘訣はギリギリまで寒天の量を調節した柔らかさ。
  静かにさじですくって、舌に乗せると、すっと溶けますから。
  一度、幸庵の水羊羹を食べてみることをオススメしますよ(^^)

・お薄

・水菓子
  宮崎マンゴーとクインシーメロン、ココナッツヨーグルトムースの盛合せです。

これで、消費税4810円を加えて、〆て65010円。

6月は懐石料理的には食材の難しい月とも伺うのですが、
その中においても、全くそれを感じさせない料理の数々。

そして何度訪れても飽きない構成。

次回は8月に伺おうと思って、その場で予約を入れちゃいました。
8月は幸庵の鮎の季節になりますが、はたして今年は釣れるかなあ?
釣れるも八卦、釣れないも八卦。楽しみにしておきましょう。

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

1月:5回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:3回
9月:2回
10月:4回
11月:2回
12月:4回
合計:37回

ご馳走様です!(2019/6現在、3.91ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2019年3月下旬に再訪です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
普段は手前に座ることが多いのですが、この日は珍しく奥に案内されました。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、佐賀県鹿島市の株式会社 峰松酒造場の商品で、
黒麹を使った芋焼酎、デビルマン魔界への誘い(芋)をロックで。
その後は、

・焼き芋焼酎 農家の嫁 6500円(税抜)
  鹿児島県霧島市の株式会社 霧島町蒸留所の造る芋焼酎。
  焼酎の原料に、「やきいも」を使うタイプ。
  最近では良く見かけるようになりましたが、
  やきいも仕込みらしい風味があって好みなんですよねえ(^^)

をボトルで入れ、いつもの通りにロックで飲みました。

かみさんは、

・にごり梅酒ソーダ割 700円(税抜)

アルコールの調子が悪いとのことでこれ1杯のみ。
ちなみにお猪口には蜂蜜も添えられて味変可能。これはサービスです。

この日に頂いたおまかせコース(23000円(税抜))の内容は以下になります。

・桜湯

・食前酒

・前菜
  北寄貝と鳥貝の盛合せです。
  葉わさびと鰹節をあしらい、さっぱり酢仕立て。
  やっぱこの季節は貝だよなあ。特に鳥貝が好物で(^^)
  シャキシャキとした歯ごたえと、じんわり来る旨味がたまらん。

・椀物
  蛤の真薯椀です。ハマボウフウ、桜を象った人参をあしらい。
  蛤から出た出汁で吸い地は白く濁っています。見た目からたまらん。
  蛤の真薯は貝ひもの食感も生かしたタイプ。
  吸い地は蛤の出汁とともにやや甘みも付いていました。

・向付
  赤貝、水ダコ、スマガツオの刺身盛合せです。
  わらび、あおさ、茗荷、山葵が添えられ、梅だれとあさつきを散らした醤油で。
  スマガツオとは一般的な本鰹に比べて、全身トロのような魚。
  今回は3切れありましたが、いずれも脂がノリノリですよ。
  しまった。リフトアップ写真を撮っておけばよかったなあ・・・
  底の深い見事な器なのですが、こと料理写真を撮るという意味合いでは、
  難しい器ですので、インスタのように上から激写ですわ。

・焼物
  海鱒の塩焼きです。蕗の葉煮が添えられます。
  海鱒ですが基本的にはややあっさり目のトラウトの味ですね。
  これは正直普通でした。もちろん焼き加減とかは絶妙でしたが。

・八寸
  出された瞬間にいつもよりも寂しいなと。
  まあこれは、ある事情から常連バージョンから通常バージョンになったのですが。
  いつものが特別過ぎると(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  この日は、鹿と猪のジビエつくね 燻製チーズと利休麩添え、くちこ炙り、
  カラスミと雪の下大根、スモークサーモン腐乳豆腐添え、
  アオリイカと雲丹のキャビア乗せです。
  内容はいつもの通り豪華絢爛。ここで一気に酒が進みまっせ。
  くちこって独特の臭いがあるところも多いのですが、
  幸庵で出すものはそれが一切なくて、ただただ旨味のみ。
  なので幸庵では苦手な食材として伝えたものを全て消してもらってるんです。

・揚物
  活き車海老湯葉巻き揚げ、こごみ、たらの芽、蕗の薹の揚物です。
  山椒塩で頂きます。
  甲殻類は大好物ですのでもちろん車海老も大好物。
  これまたミディアムレアの揚げ上がりでたまらんねえ。
  山菜はしっかりとした苦味があって、春の息吹を感じます。

・煮物
  筍、のらぼう菜、若芽の煮物です。
  やっとここで大好物の筍の登場ですわ(^^)/
  幸庵のような懐石料理店ですと3月下旬は名残りの時期なんでしょうけど、
  世間一般的にはこの時期から安く手に入るので。
  木の芽を散らして、こちらも春の香り満載。

・食事
  銅釜炊き御飯です。
  御飯のお供は、鰻の蒲焼、奈良漬け、あやめ蕪と茎の漬物、春キャベツの味噌汁。
  春キャベツの味噌汁には煮干しも入っていました。
  ひっさしぶりに食べる幸庵の炊き立て御飯(^^)/
  やっぱねえ、食事は炊き立て御飯系がいいわあ。

・和菓子
  雪椿という和菓子だそうです。
  桜風味の練りきりに餡子とべっ甲色した寒天を添えて。

・お薄
  ご主人との話に夢中で味を覚えとらん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・水菓子
  文旦のコアントローゼリー ココナッツミルク添えです。
  苺とブルーベリーも添えて。

これで、消費税4250円を加えて、〆て57450円。
あれ?氷代500円(税抜)を忘れてないか?1杯分はボトル代に含まれるのかな。

正直、春って懐石料理的には豪華な食材も無いのですが、
その代わり春の息吹を感じさせる料理のオンパレードで良かったですよ。

ところで、来年はオリンピックイヤーの2020年。
海外からの観光客も日本に押し寄せてくるでしょう。

となるとミシュランの活躍の舞台になるのではと予想され、
これまた2015年特別版を最後にミシュランから無視され続けている神奈川県も
2020年特別版の発行があるのではと予想しています。

つまり幸庵にもミシュラン調査員が何度か来るんでしょうね。

つうことで、☆☆☆のディフェンディングを願っております!

次回は何月にすっかなあ?
5月か6月かで悩むところ。

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

1月:5回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:2回
7月:3回
8月:3回
9月:2回
10月:4回
11月:2回
12月:4回
合計:36回

ご馳走様です!(2019/4/3現在、4.09ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2019年1月中旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、佐賀県鹿島市の株式会社 峰松酒造場の商品で、
黒麹を使った芋焼酎、デビルマン魔界への誘い(芋)をロックで。

かみさんは、

・にごり梅酒ソーダ割 700円(税抜)
・ゆず梅酒ソーダ割少なめ 500円(税抜)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(23000円(税抜))の内容は以下になります。

・昆布茶

・食前酒
  三重県鈴鹿市の清水清三郎商店の造る地酒、作(ざく)です。
  ざくという呼び名からガンダムファンから注目されているようで。
  日本酒に拘る居酒屋でもよく見かけるブランド。

・前菜
  たらば蟹の玉締めです。せり、柚子をあしらっています。
  熱々の極上銀餡が掛かっており、たらば蟹の旨味が生地に沁み込んで旨いなあ。

・椀物
  あん肝の真薯椀です。あん肝の真薯とは珍しいですが、
  あん肝の旨味をすっきりと引き出した感じでした。
  鰹出汁の効いた吸い地にあん肝の脂が輝いています。

・向付
  鰤、ダルマイカ、赤貝の刺身です。
  辛子胡麻醤油、梅肉だれ、出汁醤油が添えられます。
  鰤は細かいさしの入った脂ノリノリ状態でしたが、
  変な脂臭さは無くて鰤の旨味を出しまくっていました。
  それを後押しするのが、辛子胡麻醤油。辛みと胡麻の香ばしさが
  脂の乗った鰤の旨味をさらに昇華してくれますね。

・焼物
  松葉蟹と淀大根、菜の花の蟹味噌焼きです。
  なんとこれだけではなくて、たらば蟹焼きも添えられました!
  贅沢にも松葉蟹とたらば蟹の協演。
  たらば蟹を松葉蟹のミソに和えて食べたのは人生初。
  表現がおかしいかもですが、スルメイカのわたで、ヤリイカを塩辛にしたぜ的な。
  これら2種類の蟹を同時に食べ比べれたのは良かったですねえ(^^)
  何せ甲殻類好きなもんで。

・八寸
  紅白なます、小鯛、いくらの加減酢ジュレがけ、
  銀鱈味噌漬け焼き、八幡巻、ブルーチーズと梅肉の紫蘇巻き、
  なまこ酢と子持ち昆布寿司になります。
  銀鱈味噌漬け焼きはしっとりとした焼き上がりで、旨味が極上(^^)
  八幡巻は大好物の一つですが、食感のある牛蒡に鰻の旨味が染みてたまらん。

・蒸し物
  牡蠣と菊芋のすり流しです。ほうれん草を添えて。
  これは菊芋が主役の料理ですね。土の風味がたまらん。

・食事
  松葉蟹のお粥です。
  漬物は、もものすけ、しば漬け、長芋の盛合せ。
  もものすけは初めてでしたが、サラダカブの一種です。

・和菓子
  里芋と梅の練り切りです。

・お薄
  この日のお薄は甘みと旨味が素晴らしかったです(^^)

・水菓子
  苺、柑橘、ブランデーゼリー、白ワインゼリーのココナッツムースがけです。
  ブランデー、白ワインと大人のデザート。
  それらをココナッツの甘みと風味が纏め上げています。

これで、氷代500円(税抜)と消費税3810円を加えて、〆て51510円。

今回で一番印象的だったのは松葉蟹とたらば蟹の協演ですね(^^)
甲殻類好きには悶絶もんでしたわ。

次回は何月にすっかなあ?
3月の訪問回数がわりと少ないのでそこにするか?

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

1月:5回
2月:2回
3月:3回
4月:4回
5月:1回
6月:2回
7月:3回
8月:3回
9月:2回
10月:4回
11月:2回
12月:4回
合計:35回

ご馳走様です!(2019/3/13現在、4.09ポイント)


2018年11月中旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、黄金千貫100%使用した
ノマンネコンネ ホワイトという宮崎県の白麹の芋焼酎をロックで。

そのあとは、

・デビルマン魔界への誘い(芋) 6000円(税抜)
  佐賀県鹿島市の株式会社 峰松酒造場の商品で、黒麹を使った芋焼酎。
  黒麹らしい風味があり、芋らしい飲みごたえ。

をボトルで入れてロックで飲みました。

かみさんは、

・幸庵オリジナル梅酒ソーダ割 1100円(税抜)
・マンゴー梅酒ソーダ割 900円(税抜)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(25000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  そういえば写真を撮るのを忘れたのですが、まずは讃岐くらうでぃという
  濁り酒がふるまわれます。度数6%と弱めで、甘味と酸味があり、
  ヨーグルトみたいな飲み口。日本酒が苦手な方にはオススメ!
  前菜の内容は、松葉がにの加減酢ジュレがけです。
  松葉がにの身とミソ、舞茸、菊花に加減酢ジュレをかけています。
  幸庵らしい前菜からのスタート。

・椀物
  この時期でしたので、幸庵名物の蟹だらけ真薯かな?と思いましたが、
  意表をついて、牡蠣と焼き椎茸の真薯椀でした。
  ミニ青梗菜と飾り人参、木の芽が添えられて。
  吸い地は甘めの仕上がりでした。
  焼き椎茸らしい香ばしさがバシバシくるかな?と思いましたが、
  期待ほどでは無かったです。幸庵にしては珍しいなと。

・向付
  勘八、スミイカ、平目の刺身です。
  ちしゃとう、菊花、若芽、大葉、山葵が添えられます。
  印象的だったのはスミイカの甘さ。これは素晴らしい(^^)
  そして幸庵では初めて頂くのですが、この勘八の旨いこと。
  なんというか程よい歯切れのある弾力とすっきりとした脂も含む旨味の調和。
  変に脂臭いだけの勘八では無いんです。今のところ一番旨い勘八でした(^^)

・焼物
  カマスの柚庵焼きです。ハヤトウリ土佐酢が添えられます。
  脂がノリノリのカマスですわ。こりゃあ旨いね(^^)

・八寸
  箕ざるに、河口湖の紅葉、いちょうを散りばめた演出。
  紅葉をかき分けると中には、黒いちじくのフライ、
  鴨ロースの白髪ねぎ巻きと薩摩芋の燻製クリームチーズ乗せ、
  鱈の白子と肝の加減酢ジュレがけ、つぶ貝酒煮 ディル乗せ、
  芹、とんぶり、えのきの和え物。
  「映える」吉兆にも負けない演出がいいっすねえ(^^)

・台の物
  ロシアで水揚げされた見事な焼きタラバです。
  かに酢も添えられますが、何も付けずにそのまま食べます。
  とにかく蟹そのものの味だけでいい塩梅の塩気もあって旨いのなんの(^^)
  日本料理店でタラバガニを出す店が無いことを疑問に感じていましたが、
  幸庵がその疑問を払拭してくれましたね!
  松葉がにも旨いけどタラバガニも素晴らしいぜ(^^)/
  ほんと味が濃くて、甘みがあって、ジューシーで。その上、身がたっぷりと。

・蒸し物
  鱈の蕪蒸しです。蕪はおろしたものではなく、
  千切りにして卵白を和えたものを使用。
  そこにひらたけ、大浦牛蒡、山葵を添えて、
  甘めで濃いめの出汁餡をかけたものです。

・食事
  兵庫県柴山港で水揚げされた松葉がにの雑炊です。
  漬物はおそらくですが、化粧大根、山芋たまり醤油漬け、紫大根、蕪の葉の漬物。
  さらには、入手困難とされる香川県小豆島の株式会社アライ製造の、
  エキストラバージンオリーブオイルが添えられました。
  これを途中からかけていただくとまた違った味わいに変わります。
  お代わりは、釜揚げしらすととびこの雑炊でした。
  お腹も満足じゃあ(^^)/

・和菓子
  焼き栗きんとんです。表面には焦げ目がついていて本当に香ばしい。

・お薄

・水菓子
  コアントローアイスと苺、柿とコアントローゼリー、洋梨のコンポートです。

これで、氷代500円(税抜)と消費税4680円を加えて、〆て63180円。

今回で一番印象的だったのは圧巻のタラバガニですね(^^)

時期的に松葉がにをメインに攻めてくるのかと思いきや、
いい意味で裏をかかれましたし、日本料理においてもタラバガニは
松葉がににも負けない存在感を発揮してくれることを痛感しました。

さあて、次回はいつ伺おうかなあ?
1月?それとも2月か?
月ごとの訪問回数をなるべく平準化するならば2月なんだよねえ。

本当は毎月行きたいんですけど、金が(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2018/12/27現在、4.09ポイント)


2018年8月初旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、黄金千貫100%使用した
ノマンネコンネ ホワイトという宮崎県の白麹の芋焼酎をロックで。

かみさんは、日本酒梅酒のソーダ割り、
すっぱい梅酒のソーダ割りを2杯を飲んでいました。

この日にいただいたお任せコース(25000円)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  食前酒の梅酒ソーダ割りが添えられます。
  前菜は、もろこし豆腐のオーストラリア産サマートリュフ添え。
  もろこし豆腐は餅のようにもっちりとした食感。
  サマートリュフを細かく砕いて混ぜ合わせると、サマートリュフの爽やかな芳香。
  いいっすねえ(^^)

・椀物
  焼き穴子と冬瓜の椀物です。吸地にはオクラのすり流し。
  つるむらさきの花が添えられて、青柚子を散らしています。
  吸地はいつもながらに透明感が有ってすっきりと旨いわ(^^)
  ただし若干なのですが、穴子の皮の一部に臭みを感じました。
  これは幸庵にしては非常に珍しいことですが。

・向付
  メイチダイ、鮪、たこの刺身盛合せです。
  糸うり、わかめ、胡瓜の花、山葵があしらい。
  醤油と辛子醤油で頂きます。辛子醤油は鮪用。
  メイチダイは初めて食べますが、夏が旬のようで皮も添えられました。
  鮪は赤身と中トロの両方味わえる一番好きな部位。たっぷりと3切れも。
  たこはプリップリでしたねえ(^^)

・焼物
  本日のメインイベントでしょうか。
  ご主人が休日に自ら釣って来た岐阜の鮎の塩焼きです。一人2尾食べれます。
  幸庵独特の粘度のある蓼酢で頂きます。
  型が大きめなのと、ふっくらと焼き上げているため本来であれば、
  骨を外して食べた方が美味しいのですが、私は頭と骨もなるべく食いたいので
  そのままガブリとやりました。骨はゆっくりと噛めば大丈夫なのでね。
  やっぱ鮎は塩焼きが一番なんですよ。いろんな料理を食べて来ましたが。

・八寸
  鴨とみやじ豚の藁焼き、煮鮑とわかめ、鯵ととびこの生ペッパー和え 加減酢ジュレ、
  鱧の子 山葵和え、焼きいちじくのワイン煮、焼赤唐辛子とブルーチーズのエゴマ巻きです。
  どれもこれも酒飲みのための肴のオンパレード(^^)/

・鍋物
  松茸と鱧のしゃぶしゃぶです。
  鍋の中には味の付いた出汁が張られ、そこに松茸が浮かび、
  幸庵オリジナルバーナーを使って、鱧の薄切りをしゃぶしゃぶと。
  ポン酢とすだちで頂きますが、出汁にも味が付いていますのでそのまま食べても良し。
  残った出汁は極上のスープですので残したらバチが当たりまっせ!
  松茸も爽やかな芳香を放っていましたねえ。

・食事
  茨城県涸沼産鰻の蒲焼き御飯です。胡瓜と瓜の奈良漬け、昆布の佃煮が添えられて。
  御飯が少なめでしたので一瞬で完食。
  お代わりご飯は、もろこし、人参、椎茸の出汁餡がけ御飯 釜揚げしらす乗せです。
  けんちん御飯と呼んでいました。こちらは御飯がしっかりあり満腹状態に。

・和菓子
  栗マロンかぼちゃの羊羮 ぜんざい仕立てです。
  幸庵の夏の風物詩といえば、私の中では世界一柔らかいと思っている水羊羹なのですが、
  今回はこちらがサーブされました。
  ほんと栗マロンかぼちゃの繊維を感じ取れるそのままの自然な美味しさですよ。

・お薄

・水菓子
  バニラアイスの沖縄マンゴー、シャインマスカット、桃、ナガノパープル添え
 ワインゼリーがけです。

今回も鮎、松茸、鱧、鰻、サマートリュフと堪能させて頂きました。

次回は11月に伺う予定ですが今から楽しみじゃあ(^^)/
11月の中旬以降が蟹も解禁になるので狙い目かな?
そしてその次は2019年の1月にしようかなあ。
さらにその次は3月と、月ごとの訪問回数をなるべく平準化作戦中!

ご馳走様です!(2018/9/14現在、4.09ポイント)


2018年5月中旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、宮崎県日南市 古澤醸造の一壺春という、
黄金千貫芋を原料に手造りの白麹で仕込んだ芋焼酎をロックで。

その後はこれまた黄金千貫100%使用したノマンネコンネ ホワイトという
宮崎県の白麹の芋焼酎をボトルで入れました。
乾いたような飲み口で25度とは思えないすっきり感があります。

かみさんは、抹茶梅酒のソーダ割り、ブランデー梅酒のソーダ割り、
メロメロメロンのソーダ割りを飲んでいました。
抹茶梅酒のソーダ割りは写真撮り忘れ・・・
そんなに抹茶フレーバーは強く無かったですね。
ブランデー梅酒はいい意味でブランデー臭が柔らかく、
メロメロメロンは、その名の通りメロンフレーバーで甘過ぎず美味しいです。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  湯葉豆腐です。食前酒として梅酒。5月ですので根付きのしょうぶも添えられました。
  湯葉豆腐には、雲丹、空豆、アメーラトマトも添えられます。
  湯葉豆腐の幾重にも重なった湯葉の食感がいいですね。

・椀物
  おこぜの椀物です。
  なんとおこぜの身だけではなく、肝、皮、浮き袋が入り、
  うど、人参、ゆず、梅肉を添えたものです。
  吸地はスッキリと透明感のある出汁でした。これは好みでしたねえ。
  そして肝が濃厚で旨いわ。

・向付
  鰹、アイナメ、マコガレイ、アオリイカの刺身です。
  生姜醤油、梅肉だれ、島根県の井上古式醤油二年熟成の醤油が添えられます。
  この日は珍しく、オクラを叩いたものがあしらわれていました。
  アイナメは焼霜造りになっており、梅肉だれで食べてみてくださいとの案内。
  皮目の旨味が濃厚で、身のプリプリ感が半端無いですね。
  梅肉だれも美味しいのですが、醤油でもやっぱ旨いね(^^)

・焼物
  車海老、アオリイカ、蛤の石焼きです。
  あらかじめタレに浸けられた車海老、アオリイカ、蛤を熱せられた石で焼くものです。
  石焼の注意点としては乗せた瞬間に身が石に引っ付く場合が多いので、
  その点を注意しながら焼いていきます。最初はささっと表裏を焼くイメージ。
  この手の海鮮焼きは大好物(^^)

・八寸
  2段になった籠でのサーブ。いろんな形で登場しますなあ。いつもながら。
  籠の中には、のど黒漬焼き、鴨漬焼き、牛蒡、ポテトサラダの盛合せ、
  食用ほおずきとじゅんさい、ひじき、枝豆、黄色隠元、しらす、いくらの加減酢和え。
  ポテトサラダと簡略化して書きましたが、マッシュしたポテトに、
  入手困難とされる香川県小豆島の株式会社アライ製造の
  エキストラバージンオリーブオイルとクリームチーズを練り合わせ、
  中心に梅肉を包み込んだ手の込んだ逸品。当たり前のものじゃあありません。
  中でも旨かったのは、やっぱのど黒ですねえ(^^)脂がじゅじゅっと。

・揚物
  なんと贅沢にも鮑のコロッケです。山椒塩が添えられて。
  最近、コロッケブームなんでしょうかね?
  もちろんコロッケとは言っても当たり前のものでは無く、衣はなんだろう?
  あられを砕いたようなもので薄らと仕上げていますので重たくはありません。
  中の鮑はさっくりと歯切れよく仕上がっており、山椒塩との相性は抜群。
  いやあ、これは旨いや(^^)/
  こういう贅沢食材のコロッケ系は好きですね。

・煮物
  大長茄子と鰻の煮物です。刻んだ茗荷がたっぷりと乗せられて。
  茄子は揚げたと言ってましたが、炭火焼きの燻製香がバシバシありましたので、
  焼いたものを揚げたんでしょうかね?もしくはその逆?
  それらをやや濃いめの出汁餡でまとめています。

・食事
  谷中生姜ご飯、つゆもずくと春キャベツの赤出汁、
  鮑の肝醤油漬け、昆布の佃煮、胡瓜の漬物盛合せになります。
  谷中生姜ご飯は一瞬で無くなりましたわ。これはいくらでも食べれそうな感じで。
  つゆもずくと言っていたと思いますが大変貴重なもずくだそうで。
  通常のもずくよりも太くて食感があります。
  そしてコロッケで頂いた鮑の肝を醤油漬けにしたものまで添えられて豪華絢爛。
  速攻食べちゃったのでもちろんお代わり!
  お代わりは何が出るかなと思いきや、貴重なつゆもずくのお茶漬けでした。
  これも一瞬で完食!

・和菓子
  鯉のぼりを象った和菓子です。
  つぶ餡を、白餡と蓬餡の練り切りで巻いたものです。
  蓬の風味がいいっすなあ。

・お薄

・水菓子
  宮崎マンゴー、小玉西瓜、ラズベリーのルイベ、ブルーベリーの盛合せです。

今回も期待通りに旨かったあ。

実は5月に伺うのは初めてだったんですよねえ。意外にも。
訪問前に記録を辿ってみるとなんと5月の訪問歴が無かったことが発覚したんです。
万遍なく来ていたつもりが迂闊でしたが(^^;

ということで訪問記録を元に訪問月マップを作成してみました。

1月:4回
2月:2回
3月:3回
4月:4回
5月:1回
6月:2回
7月:3回
8月:2回
9月:2回
10月:4回
11月:1回
12月:4回
合計:32回

やはり冬の時期が美味しいので12月と1月の訪問回数が多いですねえ。
11月が少ないので今年はそこを攻めよう。

次回は8月に伺う予定ですが今から楽しみじゃあ(^^)/
そしてその次は11月ね!

ご馳走様です!(2018/6/16現在、4.10ポイント)


2018年3月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、宮崎県日南市 古澤醸造の一壺春という、
黄金千貫芋を原料に手造りの白麹で仕込んだ芋焼酎をロックで。

かみさんは、今シーズンデビューした花粉症がひどくなるためノンアルで通すとのことで、
カールユング スパークリングドライ 脱アルコールワイン 白を。
ドイツの商品で、通常のスパークリングワインの製法と同じように造り、
そこからアルコールを抜いたので味はスパークリンワインそのもの。
それも辛口でとてもノンアルとは思えないテイスト。これは旨い!オススメ!
その上このテイストであれば和食全般にも合いますので。
その後はペリエを頼んで飲んでいました。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・桜湯

・前菜
  ミル貝酒煮、雲丹、うど、ふきの加減酢ジュレがけです。
  青海苔、木ノ芽がアクセントにトッピングされて。
  ミル貝がコリコリとした食感で淡い旨味を持っていて。この時期の貝は旨いね(^^)

・椀物
  小柱と玉子の真薯椀です。珍しくも季節のつくしと柚子が添えられます。
  真薯の中には小柱がコロコロと入っていました。吸地は鰹出汁がそこそこ効いていて。

・向付
  クエ、ミズダコ、赤貝の刺身盛合せです。
  珍しいのですがトウモロコシスプラウトと莫大海、わらび、大葉、山葵が添えられ。
  醤油と梅肉だれで頂きます。
  ミズダコの吸盤はボイルしているのですが、これがコリコリして旨いっすねえ。
  赤貝は貝ヒモも添えられていましたが新鮮そのもので旨みに溢れ。

・揚物
  まさかの揚物の登場です。ある意味嬉しいサプライズ(^^)
  その内容たるや、牡蠣と干し柿の揚げ物、穴子コロッケ、真鯛の白子の湯葉巻き揚げです。
  山椒塩が添えられますのでそれで頂きます。
  牡蠣と干し柿とはダジャレのようですが相性は抜群。
  見事な大きさの牡蠣で干し柿を包んで揚げたものです。
  穴子コロッケは砕いたあられを衣にして厚みのある穴子を揚げたもの。フワフワですわ。
  真鯛の白子の湯葉巻き揚げはそのネーミング通りのウマウマですよ。
  白子の濃厚でとろっとした旨味が溢れ出て。
  料理の説明を聞いている時に旨いのが確定でしたがほんと旨かったわ(^^)

・八寸
  なんじゃあこりゃあっ!という見事な器に乗せられてのサーブ。
  見事な漆黒の台座の上には2種類の桜に彩られた涙物の肴の数々。
  その内容たるや、煮鮑の肝添え、海鱒の木の芽焼き、
  ホワイトアスパラの木ノ芽味噌がけ クエの皮添え、
  毛蟹の脚とクチコ、毛蟹の煮凝り 蟹味噌と針生姜を添えてです。
  溜息が出るくらいに圧巻の呑兵衛仕様八寸ですよ(^^)/
  どの肴も素晴らしいお味で。器も含めてこれだけ豪勢な八寸は人生初ですわ。

・煮物
  湘南ブランドのみやじ豚の塩煮です。
  下には新玉ねぎのグリルを敷き、行者ニンニクの素揚げとからしを添えて。
  地元食材だけあってみやじ豚は定期的に登場しますね。

・蒸物
  蛤、原木椎茸、焼き百合根の玉締めです。お料理はこれがラスト。

・食事
  しらすとわさび菜のご飯、、いくら、しじみの赤出汁、香の物です。
  この日は腹減りモードMAXでしたのでお代わりを!
  お代わりご飯は、生湯葉ととびこ乗せご飯でした。これでお腹いっぱいじゃあ!

・和菓子
  ひちぎりという和菓子です。蓬餅の上につぶ餡と白餡。ひなあられを添えて。
  季節を感じる和菓子ですよねえ。蓬系は個人的に大好物で(^^)

・お薄

・水菓子
  桜アイス、マンゴーのコアントローゼリー寄せ、日向夏ゼリー、苺です。
  これまた見た目にも華やかでワクワクしますなあ(^^)
  桜アイスは若い板さんの試作品だそうですが、桜の香りが丁度良くて美味しかったです。
  帰る際にそれを伝えるのを忘れたのは失敗でしたが・・・
  美味しかったですよ!!!

幸庵はいつもワクワクしながら訪問して、そして大満足して帰るのですが、
この日ももちろんその通りの結果になりました。

これほどの回数通ったお店は、あらゆるジャンルを通して人生において皆無なのですが、
それでも毎回驚きと感動を与えてくれるんです。これは凄いことですよ。
だって星の数ほどの和食店がひしめく京都に伺ってもそうそう感動しないですもん。

特に今回感動したのは八寸。ほんと涙ものですわ。
クエの皮を添えてくれたりと呑兵衛の心をわし掴みに。
毛蟹もたっぷりで甲殻類好きの私はノックアウト・・・

次回は5月に伺いますが今から楽しみじゃあ(^^)/

ご馳走様です!(2018/4/22現在、4.10ポイント)


2017年12月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、鹿児島県原口酒造株式会社の赤男猿という
紅芋仕込みの「にごり芋焼酎」のボトルを。

その後は、宮崎県日南市 古澤醸造の一壺春という、黄金千貫芋を原料に
手造りの白麹で仕込んだ芋焼酎のボトルを入れました。

かみさんは、月の輪という梅&リンゴ酒のソーダ割り、鍛高譚の梅酒のソーダ割り、
瑞泉の梅酒のソーダ割りを飲んでいました。いつもは2杯なのに珍しく3杯も。
特に梅&リンゴ酒のソーダ割りを気に入っていたようです。私にはジュースでしたが。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  雲子の一杯醤油焼き 天かぶ吹雪仕立て くちこ添えです。
  下には下仁田ねぎが鎮座し、柚子を散らしています。
  雲子とは鱈の白子のことですが、河豚の白子にも負けず劣らずのまったり濃厚な美味しさ。

・椀物
  松葉がにの真薯椀です。ほうれん草、木の芽を添えて。
  幸庵の蟹の真薯は、「蟹だらけ真薯」なんです。つなぎはギリギリしか使わず、
  蟹肉のみの味。出汁に蟹の甘味が出ていてたまらんなあ・・・ もはや。

・向付
  寒ブリ、赤貝、平目、アオリイカの刺身です。
  ちしゃとう、紅芯大根、本山葵、大葉があしらわれ、ちり酢、梅肉醤油が添えられます。
  寒ブリは程よい脂が乗っていてくど過ぎないのが良かったです。
  紅芯大根との相性が良くて。平目は旨味が乗っていましたねえ。

・蒸物
  兵庫県柴山漁港で水揚げされた松葉がにです。蟹酢が添えられます。
  一人に対し、爪の部分と脚が2本。香りといい甘みといい旨味といい・・・
  もう、甲殻類好きには至福ですよ。シ・ア・ワ・セ

・焼物
  豊後牛ともさんかくの朴葉柚子味噌焼き 黄ニラ添えです。
  久しぶりに幸庵で牛を食べましたが、赤身と脂身の調和の良い部位で、
  ミディアムレアに焼き上げ、朴葉柚子味噌と黄ニラの香りがアクセントに。
  山わさびも添えられていましたが、これとの相性も良かったです。
  量も結構乗っかっていました。これだけで150g前後は有ったのではと。

・八寸
  何とも重厚感のある皿での提供です。この皿いくらするんだろう?という。
  茄子と太刀魚の炙り、ナマコとこのわた、蟹肉の蟹味噌和え、
  あん肝も豆腐ジュレがけ、子持ち昆布の雲丹乗せ 芹添えになります。
  この中では特に太刀魚が美味しかったです。脂が乗っていてそれが茄子に浸み込んで。

・煮物
  平貝、北寄貝、牡蠣、淀大根の治部煮です。
  下には牛蒡のすり流しを敷いています。

・食事
  蟹雑炊です。山芋たまり醤油漬け、あやめかぶ、蕪の葉の漬物を添えて。
  さらには、入手困難とされる香川県小豆島の株式会社アライ製造の、
  エキストラバージンオリーブオイルが添えられました。
  これを途中からかけていただくとまた違った味に変わります。
  この日はお腹に余裕があったのでお代わりを(^^)
  お代わりは、なめこ雑炊 とびこと刻み海苔添えがサーブされました。
  満足じゃあ(^^)/

・和菓子
  百合根のきんとんです。

・お薄
  クリスマスバージョンの器でのサーブでした。

・水菓子
  これまたクリスマスバージョンの超豪華セットでのサーブ。
  柿とコアントローゼリー、洋梨、苺のプレートに、
  紅マドンナなどの3種類の柑橘とココナッツムースになります。
  美味しいだけでは無く目でも楽しめますよね(^^)

いやあ、今回も素晴らしかったですわ(^^)

この時期は、相当な高値で取引される松葉がにをこれだけ頂けて
料理代金としては28000円でしたので相当CPいいと思いますよ。
東京あたりの人気店だったら35000円くらいは取られてもおかしくないですもん。

この日は久しぶりにご主人とゆっくりお話が出来てその点でもラッキーでした(^^)

今度は春に伺いまっせ!3月くらいかな?ちょっと間が空くけど・・・

ご馳走様です!(2018/1/16現在、4.07ポイント)


2017年10月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、鹿児島県原口酒造株式会社の赤男猿という
紅芋仕込みの「にごり芋焼酎」のボトルを。

かみさんは、ジンジャー梅酒とブランデー梅酒を。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  平貝炙りと雲丹の加減酢ジュレがけです。
  下には、わかめが敷かれ、サイドにはヒラタケとミニ青梗菜が添えられます。

・椀物
  松茸と銀杏豆腐の椀物です。
  飾り人参、柚子皮があしらわれます。
  松茸は見事な型のもの。出汁は昆布の甘みを主張させていました。

・向付
  平目と鰹のたたきです。
  イタリアンハーブのセルバチコが敷かれ、ハマボウフウと栗南瓜、大葉があしらいに。
  醤油と藻塩が添えられます。鰹のたたきは藻塩でどうぞとの案内。
  鰹のたたきはもちろん藁で焼いたもの。無茶苦茶燻製香がして旨いわ(^^)

・焼物
  松茸と鰆の松葉焼きです。銀杏とむかごの塩焼きも添えられます。
  これまた見事な型の松茸がまるまる2本分あります。1人でまるまる1本食えることに。
  鰆もしっとりとした焼き加減で旨みと脂がノリノリ状態。
  松茸は、すだちポン酢が添えられますのでそれで頂きました。
  ぶっといのを手で大事に裂きながらね!
  しまった!これこそ松茸リフトアップすれば良かったわ・・・

・揚物
  松茸のコロッケです。
  塩味が付いていますのでそのままで。かぼすも添えられますのでお好みで。
  ご主人が最近はまっているレシピだそうですが、衣は極薄になっており、
  松茸のジュースをうまく閉じ込めていますわ。これは旨いなあ。確かに。

・八寸
  鮑の柔らか煮 肝の酢漬け添え、広島産牡蠣の酒煮 山えのき辛煮添え、
  〆鯖のとんぶり白和え 茗荷と姫りんごのピクルス ディル添え、
  椎茸と壬生菜のお浸しになります。
  どれも一工夫あるのが嬉しいところ(^^)
  姫りんごのピクルスって合うねえ。

・鍋物
  ぐじのしゃぶしゃぶです。
  黄金の出汁を張った鍋の中には、山えのき、、雪嶺茸、大黒しめじ、丹波しめじ、
  ブラウンえのきの5種のきのこが浮かんでいます。
  それを幸庵特製のガスバーナーで煮ながらしゃぶしゃぶする趣向。
  たっぷりのぽん酢も添えられますが、出汁自体にも味が付いていますので、
  そのままで食べても美味しいです。

・食事
  松茸ご飯 和牛炙り添えです。
  二番出汁のお吸い物と香の物が添えられます。
  土鍋で炊いた松茸ご飯の上に、さっと炙った醤油ベースの味の付いた和牛を乗せたもの。
  松茸と和牛を合せているご飯は私も初めて見るのではと。
  その結果は、無茶苦茶合いますし、美味しいです(^^)
  松茸の香りと牛の香り、そして炙った香りの三重奏ですね。

・和菓子
  きせわたです。
  菊をイメージしたオレンジ色の餡の和菓子の上に、まさに綿をイメージした、
  綿菓子を乗せたものです。写真はその綿が外れちゃったものですが、
  この写真が一番フォーカスが合っていたのであえてこれを採用しました。

・お薄

・水菓子
  栗のアイス、
  洋梨のコンポートとシャインマスカットのワインゼリー ラズベリーソースがけです。
  柿も添えられています。
  どれも美味しいのですが、特に栗のアイスは特筆もの!
  和菓子と洋菓子のジャンル全てを見渡しても、これほど栗の実力を引き出した
  スイーツを味わったことが無いくらいに。スイーツを作らせても天才ですねえ。

今回はいつもよりもボリュームが多かったので、食事の時も通常はお代わりするところを
今回は遠慮しちゃいました(^^;

実は、この翌日のランチで寿司食べ放題を予約していて(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

それも年に1回の大食いの日だったので100貫食うぞ!と意気込む気合の入れよう。

ということで、幸庵の翌日にはそのような予約は絶対に入れまいと心に誓った次第。

ここ2年間は1月に伺っていましたので今回は月をずらしたいなと思い、
次回は、ちょっと早めの12月に伺うことにしました。

大好きな蟹の季節(^^)楽しみじゃあ!

ご馳走様です!(2017/11/14現在、4.07ポイント)


2017年7月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、鹿児島県小鹿酒造株式会社の
小鹿という芋焼酎のボトルを。
その後は、鹿児島県原口酒造株式会社の赤男猿という
紅芋仕込みの「にごり芋焼酎」のボトルを入れました。

かみさんは、日本酒4種飲み比べと、日本酒ベースの梅酒ロックを。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  胡麻豆腐の雲丹乗せです。
  胡麻豆腐の上に雲丹を乗せ、山葵、穂紫蘇、金粉をあしらい、
  割り醤油を張ったものです。金粉で七夕の星をイメージしたそうです。
  食前酒として梅酒ソーダ割りも添えられます。
  そして驚いたことに、箸の入った箱が用意され、「幸庵」の文字が
  刻印された樺の木の箸が入っており、持ち帰ることが出来るとのこと!
  実はちょうど自宅の箸の先が欠けてしまったので、買わなきゃいけないなあと
  思っていた矢先でしたので嬉しさもひとしお(^^)
  毎日使う箸ですので、毎日のように幸庵を思い出すと(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  あっ、ちなみに、この箸は超常連さんにしか出していないとのこと。
  私は27回幸庵を利用していますので超常連さん扱いにしてくれたんでしょうね!
  そもそもこれだけの回数、同じお店に伺っているのは人生においても無いです。

・椀物
  鱧の椀物です。
  管ごぼう、3種の人参、柚子皮も添えられて。3種の人参で天の川をイメージ。
  そして鱧の浮き袋も入っていました(^^)常連の特権でしょうか。
  この日の吸い地は、ほんのり甘くて鰹節が効いていましたね。

・向付
  ヤリイカ、蛸、イシガレイの盛合せです。
  梅肉だれと、もみじおろし醤油が添えられて。
  そして面白いのが、添えられた胡瓜の形。私には星形。かみさんにはハート形。
  味はもちろん普通の胡瓜なのですが、このような添え物には威力を発揮ですな。
  イシガレイの縁側も添えられていてこれまた常連の特権(^^)

・焼物
  太刀魚の松葉焼きです。
  野辺地蕪のレモン酢漬けが添えられます。
  太刀魚は見事な焼き上がりで、燻製香がしますね。
  無茶苦茶脂が乗っていて太刀魚の実力を余すことなく発揮。これは旨いわ。

・八寸
  今までの八寸とは異なる趣向で、それぞれグラスに入ってのサーブ。
  その内容は、みやじ豚の塩麹炭火焼き、煮鮑 肝添え、
  鱧子の塩辛 ほおずきと車海老、白瓜添え、万願寺唐辛子ととうもろこしのかき揚げ、
  ブルーチーズと梅肉のえごまの葉巻きになります。
  酒が進んでしゃーないわな(^^)

・強肴
  この日は鮎が食えるかなと期待しての訪問だったのですが、
  焼物に太刀魚が出てきた瞬間に今回は鮎が準備出来なかったんだなと
  思っていた矢先でのまさかの鮎の炭火焼きの登場です!
  本当は、鮎の炊き込みご飯にしようと思って焼いてみたところ、
  思った以上に良い仕上がりだったそうで、急遽焼物としてサーブしたとのこと。
  幸庵って仲居さんの方も仰るのですが、その時になってみないと
  何が出てくるのかは分からないんだそうです。もちろん大まかなコースの流れは
  決めているのですが、このように柔軟に変えてくることも多々あるそうで。
  ちょうど頭から骨まで食べるのには良いサイズの鮎が2尾。
  たで酢で美味しく頂きましたよ(^^)今年の初鮎!

・鍋物
  鱧のしゃぶしゃぶです。
  黄金の出汁の入った中には、なんと松茸も(^^)/ 走りの松茸ですなあ。
  鱧のしゃぶしゃぶ加減を色々と試しながら食べてみたところ、
  ある程度しっかりとしゃぶしゃぶした方が皮の旨味を引き出せましたね。
  何でも半生がいいのでは無いという事でしょう。
  鱧のエキスと松茸の香りの出た黄金の出汁はもちろん完飲ですわ。

・食事
  夏野菜うどん 胡麻だれ仕立てです。
  幸庵名物の氷の器に、細めのうどんを入れ、とうもろこし、トマト、オクラ、
  白茄子などの夏野菜を添え、胡麻だれをかけたものです。
  何度食べても感動の旨さですわ(^^)これを単品で販売するといくらなんだろう?
  そしてさらには入手困難とされる、香川県小豆島の株式会社アライ製造の、
  エキストラバージンオリーブオイルが添えられました。
  ぐぐってみると1本12000円以上する代物!
  途中からかけて頂くと、胡麻だれが更なる昇華を果たしましたよ。
  つうかこのオイルを飲みたいくらい。
  食事のお代わりはいかがですか?とのことで少量頂くことに。
  何が出てくるかは厨房次第。
  出て来たのが、鮎の山椒煮御飯。ちょっとだけ出汁を張って、
  半分はお茶漬け風に。お代わりで全然趣向の異なるものが頂けて満足(^^)

・和菓子
  幸庵名物の水羊羹です。
  私の中では今のところ日本一の水羊羹。なので同時に世界一だと思っております。
  ちなみに2位は松川の水羊羹で、3位は山玄茶の水羊羹。
  いずれも滋賀の名料亭である招福楼出身のお店ばかりです。
  何がそんなに凄いかというとその柔らかさ。これ以上柔らかく出来ない極限状態。
  寒天を加えるときに1滴ずつ加えていき、ギリギリ固まるところで止めると。
  0.1g単位でレシピを調整しているとのこと。
  良い意味で変態でしょう(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  スプーンを置くと何の抵抗も無くストンと落ち、口に含んだ瞬間に溶けて無くなる。
  絶対にまな板の上では切れない水羊羹。水の中で豆腐以上に優しく扱う水羊羹。
  何度食べてもこの感動は色あせない。

・お薄

・水菓子
  バニラアイス、シャインマスカット、桃のラズベリーソースとブランデーゼリー添え。
  ブランデーがしっかり効いていましたので下戸は危険ですね。

今回の構成は前半は大人しい感じだったのですが、八寸を境目に後半が
これでもかとたたみかけるようなイメージがありました。

そして全体を通して超満足の結果に(^^)

諦めていた鮎が結局は2度も出て来ましたしね!

次は秋ですな。キノコの最盛期にでも訪れましょうか。

ご馳走様です!(2017/8/13現在、4.07ポイント)


2017年4月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、鹿児島県小鹿酒造株式会社の
小鹿という芋焼酎のボトルを。

かみさんは、麒麟山梅酒のロック。
その後は、日本酒3種飲み比べで、菊姫 先一杯、超辛口純米吟醸 大信州、ラヂオ
を飲んでいました。意外にも超辛口純米吟醸 大信州が一番好みだったと。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・桜湯

・前菜
  毛蟹、雲丹、生のあおさの加減酢ジュレがけです。ハマボウフウを添えて。
  別の器には蟹味噌も添えられます。
  蟹味噌は最初は単独で舐めていましたが、途中からは毛蟹に混ぜて頂きました。
  その方が美味しかったですね(^^)

・椀物
  アイナメの葛打ちです。
  大将自らが朝掘りしてきた筍と片栗の花が添えられます。
  鰹出汁の効いた美味しい吸地ですわ。

・向付
  トリ貝、スミイカ、コチの刺身です。わらびがあしらわれ、
  梅肉だれと醤油が添えられます。
  トリ貝は甘みもあってこれは旨いなあ。

・焼物
  海鱒の漬焼きです。ホワイトアスパラが添えられて。
  海鱒はきりっと醤油味。脂も程よく乗っています。
  ホワイトアスパラはしゃくっとした歯触りで旨いわあ。味が濃くて。

・八寸
  まさに八寸らしい酒の肴のオンパレード(^^)/
  猪と鹿の麹漬け焼き 行者にんにく添え、からすみ筍、車海老味噌挟み、
  ばちこ炙り、根芋と水前寺海苔、めかぶの醤油煮凝りがけ、
  のびる甘酢と鯛の白子の酒盗がけになります。
  どれもこれも酒が進んでしゃーないわ(^^)
  特に高級珍味のばちこは堪らんね!

・鍋物
  和牛と筍の花山椒鍋です。
  しっかりとした鰹出汁ベース。ポン酢も添えられましたが、
  ほとんどはこの出汁のみで味わいました。
  花山椒の香りが堪らんわあ・・・ これはほんと旨い。

・食事
  シンプルに豆御飯です。
  味噌汁、桜海老、香の物が添えられます。
  今回は珍しくおこげが出来ていました。幸庵では初の経験か。

・和菓子
  蓬のきんとんです。蓬の風味がしっかりとありました。

・お薄

・水菓子
  やよいひめと宮崎マンゴー、アーモンドブランマンジェになります。
  アーモンドブランマンジェはフルフルの食感で旨いねえ(^^)

いやあ、この日も美味しくて満足(^^)

今回は、毛蟹、八寸、花山椒鍋が特に良かったですね。

次回は鮎の季節に伺いたいと思います!

ご馳走様です!(2017/5/13現在、4.10ポイント)


2017年1月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた「お客様 この焼酎は、いかがですか。」
という株式会社霧島町蒸留所の白麹仕込みの芋焼酎ロックを。
その後は、鹿児島県小鹿酒造株式会社の小鹿という芋焼酎のボトルを入れました。

かみさんは、ウイスキーベースの梅酒のソーダ割りを。
その後は、ウォッカベースの梅酒のソーダ割りを飲んでいました。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・昆布茶

・前菜
  北寄貝治部煮です。北寄貝、菜の花、子持ち昆布を銀餡仕立てにし、
  茗荷をトッピングしたものです。
  噛むほどに旨味の滲み出る北寄貝。銀餡の塩梅も含めて旨いなあ、いつも。

・椀物
  松葉蟹の真薯 吹雪仕立てです。うぐいす菜、神馬藻、飾り人参、柚子を添えて。
  幸庵の蟹の真薯はいつものことながら蟹だらけ真薯なんです。
  つなぎは最小限で蟹の身そのものの真薯。旨いねえ。やっぱ。

・向付
  スマカツオ、赤貝、スミイカ、平目の造りです。
  水前寺海苔、ちしゃとう、山葵があしらわれ、醤油と梅肉醤油で頂きます。
  スマカツオは人生で2度目ですが、全身トロのような滅多に獲れないカツオの一種。
  何も言わなければマグロの仲間かと思うほどの脂のノリでウマウマ。

・焼物
  松葉蟹の甲羅焼きです。甲羅の中には松葉蟹の身、せり。
  それを蟹味噌ベースの出汁で煮ながら頂きます。
  今までは炭火で提供していたそうですが、微妙な火加減調整が可能な
  幸庵特製ガスバーナーでの登場です。
  炭火だと自分で煮加減を調整できませんが、これだと自分で思いのままに。
  食べる人のスピードに合わせられるのがメリットですね(^^)
  直接炭火で炙る料理で無ければこのような調理器の方が実があるということ。

・八寸
  非常に横長の見事な器での登場でしたが写真に収まりきらないので
  取分け後の状態を撮りました(^^;
  焼き牡蠣、鮟肝、ナマコのコノワタ乗せ、からすみ天かぶ添えです。
  今回の八寸は普通だったかなあ。ハイレベルな幸庵の料理の中では。
  ただし、鮟肝はきめの細かさといい、旨味といい、見事なものでした。

・強肴
  鴨の炙り焼きです。鴨肉を叩いたつくね、わさび菜、からし菜を添えて。
  塩と山葵で頂きます。
  鴨の炙り焼きは燻製香とレアな火加減が見事(^^)これは旨いわ!
  つくねも噛んでいると肉の甘みを感じるほどに。
  はあ・・・ 今回の中ではこれがNo.1.

・蒸物
  雲子炙りの玉締めです。フキノトウを炙ったものを散らして。
  雲子の濃厚な旨みはもとより、フキノトウの苦味がアクセントに。

・食事
  魚沼産コシヒカリ 雪椿のおかゆです。
  炙った車海老と海老味噌、淀大根を添えて。
  香の物は、あやめかぶ、白菜と穂紫蘇の漬物、フキの葉の辛煮。
  おかゆは海老油も添えられますので好みでかけて頂きます。
  ちなみに雪椿とは幸庵のご主人が惚れ込んだ米で使用することになったそうです。
  お替りは、薫製サーモンのいくら乗せ出汁茶漬け。
  これまた趣が変わったお替りでお得でんな(^^)

・和菓子
  埋火です。朱色と黒の餡で、溶岩の埋火を表現。粉糖で灰をイメージ。

・お薄

・水菓子
  バニラアイスと酒粕のアイス 卵黄ソースがけと、
  杏仁豆腐 紅マドンナ、苺の蜂蜜漬け、マンゴートッピングです。
  記念日バージョンですので豪華な装いでの登場(^^)/
  お盆の中の細かな装飾品はお店の仲居さんの手づくり!
  幸庵は優秀な仲居さんにも支えられてるんですね(^^)

冬期休暇中に京都に行きましたが、そこで色々なお店で料理を堪能させて頂きました。

しかし幸庵の料理が一番落ち着くし、しっくり来ますなあ(^^)
ここのがやっぱ好みなんでしょうね。

今回の中では鴨の炙り焼きがお見事でしたわ。

次回もちょっと間が開きますがまた楽しみにしております!

本当は毎月でも伺いたい・・・

ご馳走様です!(2017/3/1現在、4.10ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2016年10月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた「お客様 この焼酎は、いかがですか。」
という株式会社霧島町蒸留所の白麹仕込みの芋焼酎ロックを。

かみさんは、日本酒で有名な、真澄梅酒のソーダ割りを。
その後は、柚子梅酒のソーダ割りを挟み、最後は真澄梅酒のソーダ割りでフィニッシュ。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  一塩甘鯛、野辺地かぶ、柿の加減酢ジュレ掛けです。菊菜があしらわれています。
  塩で旨みを凝縮した甘鯛がウマウマですわ(^^)

・椀物
  松茸と銀杏豆腐の椀物です。柚子の松葉造りと柿の葉をかたどった人参が添えられます。
  松茸は見事な大きさ。吸い地はやや甘めに仕上げられていました。
  銀杏豆腐は1時間以上かけて練り上げられておりねっとりときめが細かく、
  風味も抜群です。

・向付
  平目、平目の卵、アオリイカ、カンパチの造りです。
  ハマボウフウ、紅白の大根、わかめ、生山葵、すだちが添えられます。
  造りはもちろんのこと、あしらいも全て旨いんですよねえ(^^)

・焼物
  松茸と銀杏の松葉焼きです。
  見事な陶器の中には、塩と松葉がたっぷりと盛られ、松茸と銀杏が蒸し焼き状態に。
  そのままで食べても美味しいですし、すだち、出汁に浸けて食べてもいいです。
  松茸は食感がコリコリとしっかりとしており、ジュースに溢れ、香りと旨味が抜群。
  ここ数年よそで食べて来た松茸って香りはそこそこするものの旨味に欠けており、
  その点が不満でしたが、幸庵の松茸は旨味も十分(^^)

・八寸
  これまた見事な器でのサーブ。
  鮑の柔らか煮 肝醤油がけ、人参のいぶりがっことサーモンのとんぶり白あえ、
  焼椎茸とほうれん草のお浸し、黒いちじくの炙り寿司の盛合せです。
  菊の葉が数枚敷かれていたのですが、とんぶり白あえをそれに巻いて食べると
  相性が良かったですね。苦味との相乗効果で。

・鍋物
  松茸、アワビタケ、黒毛和牛、九条ねぎのすき煮です。温泉卵で頂きます。
  ほんと贅沢なすき煮ですよ(^^)
  これでご飯をかっこみたいくらいに。
  これに関しては関西のすき焼きにも近い、濃いめの味付けだったのが逆に良かったです。
  しかし松茸がなんぼでも出てくんなあ(^^)

・食事
  舞茸の炊き込み御飯 ハニートリュフがけです。
  もずくとあられのすまし汁に、塩こうじ昆布の漬物が添えられます。
  ハニートリュフとは蜂蜜のような甘い芳香を放つ白トリュフ。
  ちなみに私は初めて頂きましたが、本当に甘い味がしました。
  言われなければトリュフとは絶対に分からないくらいに。
  そのまま食べた後は、炊き込み御飯によく混ぜて頂きました。
  もちろん完食でしょう(^^)

・和菓子
  着せ綿です。百合根のきんとんで菊をかたどり、綿菓子を乗せることで、
  着せ綿を表現しています。中には私には丁度良い甘さの粒あん。

・お薄

・水菓子
  洋梨のソルベ、姫りんごのシナモンシュガー焼 ココナッツミルク添えです。

いやあ、今回は圧巻の食材でしたわ(^^)

松茸がなんぼでも出てきた後には、まさかのハニートリュフ。

松茸を見直すことが出来ましたし、ハニートリュフという貴重な経験もさせて頂きました。

これだから幸庵はやめれんのだよなあ(^^)

次回はちょっと間が開きますがまた楽しみにしておりますのでね!

ご馳走様です!(2016/10/31現在、4.11ポイント、ミシュラン☆☆☆)


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2016年8月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていたむかしむかしという白麹の芋焼酎ロックを。
その後は、「お客様 この焼酎は、いかがですか。」という冗談のような名前の
焼酎ボトルを入れました。株式会社霧島町蒸留所の白麹仕込みになります。
これが白麹らしくすっきりと飲み口が良くてなかなかの美味しさですわ。

かみさんは、野菜の梅酒ソーダ割りと、
ウイスキー山崎を使った梅酒のソーダ割りを飲んでいました。
その後は前回お気に入りのノンアル、京都宇治碾茶 The Uji。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  つぶ貝の酒煮、青ずいき、北海道の雲丹、トウモロコシの加減酢ジュレバジル風味。
  食前酒として梅酒ソーダ割りが添えられます。
  いろんな味と食感が複雑に絡み合う一品。それをバジルの入った加減酢ジュレが
  纏め上げています。相変わらず旨い前菜ですわ。

・椀物
  鱧の葛うち椀です。鱧の浮き袋、新牛蒡、冬瓜、梅肉、青柚子が添えられて。
  出汁は皇室への献上昆布を使ったもの。
  昆布の甘みが出ています。これは凄い・・・
  献上昆布は3度目くらいだと思いますが、今回のが一番昆布の甘みを感じたかも。
  これぞ極上の出汁ですよ。マジで。

・向付
  マダコ、鰹のたたき、アブラメ、伊勢海老の刺身です。
  おかひじき、糸瓜、芽紫蘇、若芽、柚子があしらいです。
  そこに藻塩、いづみ橋醤油、梅醤油、生姜醤油にあさつきを散らしたもので頂きます。
  幸庵で伊勢海老を食べるのは初めてですが、ブリンブリンの歯応えで
  甘みもしっかりと乗っていましたね。柚子をちょっと搾って藻塩で頂きました。
  アブラメは名残でしたが、皮目が炙られて旨みが乗っていました。

・焼物
  利根川の天然鰻の蒲焼きと焼き茄子です。
  ちなみに、やきなすという品種の茄子で作った焼き茄子です。
  新潟市北区のみで栽培されている品種だそうで。近くでは売ってないのかあ。
  天然鰻にしては脂もノリノリの状態でふっくらとしていました。ウマウマ。
  それにも負けないのが焼き茄子だったというわけで。
  もちろん炭火で焼いた香ばしさもあるのですが、肉質が柔らかくて。

・八寸
  たたみいわしとクリームチーズ、モテモテトマトの西京漬け、
  蒸し鮑、車海老と鰹の酒盗、昆布とトビコ、茶豆、穂紫蘇の和え物の盛合わせです。
  相変わらず酒の進む肴のオンパレードですわ(^^)

・強肴
  茄子の牛肩ロース巻き 胡麻ソースです。黄ニラが散らされて。
  肩ロースの割には霜がふったような柔らかさが。

・鍋物
  鱧のしゃぶしゃぶ松茸仕立てです。
  なんと松茸の出汁で鱧のしゃぶしゃぶを食べるという超贅沢な趣向で(^^)
  炭火を従えた七輪の上には黄金出汁の張られた鍋が。
  そしてそこには大きな松茸様が自分を犠牲にして出汁として君臨。
  見事なガラスの器にはこれまた見事に薄切りにされた鱧の身。
  ポン酢とあさつき、紅葉おろしが添えられます。
  鱧の身をレアでしゃぶしゃぶしたり、ミディアムでしゃぶしゃぶしたり、
  ウェルダンでしゃぶしゃぶしたり、時折松茸様を食べたりと贅沢三昧。
  そして中盤以降に黄金出汁を飲んで見ると極上の出汁に仕上がっています。
  くはあ・・・ これはたまらんわ・・・
  やっぱ幸庵は凄い。なんか自分のことのように嬉しい。

・食事
  海藻をつなぎに使ったごまだれうどんです。
  器は氷を手で削って作ったものです。
  海藻をつなぎに使ったうどんは非常に細く、冷麦くらいかな。
  そして無茶苦茶コシというか弾力とモチモチ感があります。
  それをごまだれの出汁に浸し、ぶぶあられ、根セロリを散らしています。
  氷の器の美しさ、ごまだれと根セロリの香り、ぶぶあられの食感と香ばしさ、
  そしてうどんのコシと喉ごしと冷たさ。もう至福ですわあ・・・
  もしこれがどこかのうどん店で出てきたら4.5ポイント以上を付けるでしょう。
  氷の器で手が滑るので、器を持ってごまだれの出汁を飲んでもらえるように、
  専用のナプキンも用意されます。全部飲み干さないとバチが当たりまっせ!

・和菓子
  今回はご主人から色々と試作品を出していただきました。
  わらびもちと韃靼蕎麦汁、大人の白ぜんざい、大人の黒ぜんざいです。
  ネーミングは適当ですが。なにせ試作品なので。
  わらびもちには寒天も加えているそうで。そこに韃靼蕎麦の香ばしい味が。
  旨いなあ。
  大人の白ぜんざいには酒粕が入っています。まだ何かが入っているとのことですが、
  集中して食べても分かりません。答えは練乳。分からん(涙)
  酒粕の風味を抑える意味で練乳を入れてみたそうです。
  答えが分かってもまだ分からん(大涙)
  大人の黒ぜんざいも何かが入っているのですがやっぱ分からん(大涙)
  答えはブランデー。こっちは答えが分かると何となく感じ取れましたわ(^^)
  隠し味って答えが分からないとほんと難しいねえ・・・

・お薄

・水菓子
  ナガノパープル、シャインマスカット、白桃、すいかの盛合わせに
  白ワインゼリーをあしらったものです。

今回も感動の連続でしたね。

献上昆布、焼き茄子、鱧のしゃぶしゃぶ松茸仕立て、ごまだれうどんは涙物。

実は幸庵に来る前に、東京で合計☆☆☆☆☆の贅沢プチ旅行を行ってきたのですが、
申し訳ないですが私の中では幸庵が断トツで一番に好みでしたわ。

なんかそれが確認できて嬉しい自分が居ます(^^)
一方で幸庵を超えるお店にも早く出会いたいのですが(^^;

さあて、次回は10月に来るぜえ!きのこ尽くしかな?

ご馳走様です!(2016/8/22現在、4.14ポイント、ミシュラン☆☆☆)


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2016年6月中旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていたむかしむかしという白麹の芋焼酎ロックを。

かみさんは、ノンアルで攻めるとのことで、

・ロイヤル ダージリン ラジャ デラックス 
  ボルドーのワインボトルに入っての登場。
  いかにも高級なダージリンティーというテイストで。
  ワイングラスに注いでのサーブですが、そのように飲むのに相応しい気品ある味。

を頼んでカンパ~イ♪

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  車海老、つぶ貝、アスパラ、芽芋の加減酢ジュレと胡麻だれがけです。
  アスパラは北海道産の見事な大きさの物。芽芋は里芋の茎を土を被せて育てたもので、
  ホワイトアスパラのような白い色をしています。全然癖の無い味ですね。

・椀物
  鱧の葛うち椀です。大分の鱧に葛をうち、蓮根豆腐、鱧の浮き袋、水蓮菜、梅肉、
  青柚子をあしらったものです。出汁は献上昆布で取ってあり、昆布の甘みがします。
  一切甘みを加えないで昆布だけでここまでの甘みを出せるのが凄い。
  それにしても6月に鱧を頂けるとは思いもよりませんでしたが。

・向付
  鳥貝、ダルマイカ、鮪寿司の芥子乗せ、鮪の茗荷巻き、アイナメ炙り、
  コチ、コチの皮、コチの卵の盛合せです。
  辛子醤油、醤油、梅肉だれが添えられます。
  6月は海鮮類が揃わない時期と言われますが、そんなことは微塵も感じさせない皿。
  特に鳥貝の甘みが良かったですね。アイナメの皮目の旨味と香ばしさも素晴らしい。
  コチの卵は初めて食べましたが、薄く味付けされていましたのでそのまま頂きます。
  粒の細かい卵でしたね。

・焼物
  北海道産キンキの漬け焼きです。蓼の葉と茗荷が添えられます。
  これがバカうま(^^)/
  脂はノリノリで、甘ったるく無い味噌と醤油ベースの漬け具合も申し分なし。
  ここ数年でこれより旨い焼魚を食ったことが無いんですけど。
  いやあ、これを定食にして出したら涙もんでしょうねえ。
  酒が進み過ぎる危険な肴ですわあ・・・
  下書きを書いている今でも思い出しただけで腹が鳴る(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・八寸
  じゅんさい、煮鮑の肝醤油和え、新蓮根とカラスミ、白瓜とイクラの燻製醤油かけ、
  万願寺唐辛子のつけ焼きになります。
  じゅんさいに入っていたほおずきがやたらと甘くて。
  新蓮根とカラスミの相性も、大根に負けず劣らず良かったですよ(^^)

・煮物
  みやじ豚の塩煮込み 山椒風味です。蕪と白髪ねぎが添えられます。
  聞き間違いで無ければ、蕪はのべじ蕪と言っていたような???
  みやじ豚とは、まさに幸庵のお膝元である藤沢のブランド豚で、
  宮治さんの飼育した豚なのでそのように呼びます。
  そのばら肉を塩味で煮込んだものですが、ばら肉なのにすっきりとした味わいで。
  辛子とも合うんでしょうけど、山椒ともやっぱ合うねえ(^^)
  出汁も飲める程度の塩梅なので全部飲み干しましたよ。

・蒸物
  すっぽんの玉締めです。
  具はもちろん色んな部位のすっぽんの肉がころころと。
  しっかりと生姜を効かせた味付けになっています。
  幸庵ですっぽんを食べるのは初めてですが、引き出しがいくらでも有るんですねえ。

・食事
  銅釜で炊いた銀シャリ、琵琶湖産天然鰻の蒲焼き、梅で炊いた昆布、のべじ蕪の葉、
  胡瓜の糠漬けの盛合せになります。
  まずは銀シャリだけを一口。米はこのように炊けというお手本のような炊き加減。
  そして琵琶湖産天然鰻の蒲焼きをオンザ銀シャリ。鰻は肉厚で筋肉質。
  なので養殖鰻のような脂がとろとろでフワフワとろける食感ではありません。
  これぞ天然鰻という食感でしたね。たれは甘さを抑えたきりっとした味付けで。
  これが不味いわけが無いでしょう。余裕で銅釜の銀シャリは空っぽに。
  鰻の蒲焼には焼き茄子が挟まれていましたが、これが鰻の旨味を吸って
  極上の焼き茄子に変化していましたわ。
  何気に胡瓜の糠漬けが素晴らしかった。これ以上の漬かり具合は無いのではという
  まさに私の好みにジャストな漬かり具合で。

・和菓子
  見た瞬間に凄そうな器でのサーブ。お値段も相当なものだそうで。
  絶対に割らないように気を付けんとね(^^;
  蓋を開けると、沖縄県産黒糖で作った黒みつ。さらにその下には作り立てのくずきり。
  幸庵でくずきりを食べるのは初めてですが、さすがのクオリティですよ。

・お薄

・水菓子
  ココナッツのムース、熊本県産のマスクメロンとひとりじめという西瓜、
  宮崎県産マンゴーの盛合せです。ひとりじめには熊笹のカスタードを添えて。
  どれも全て甘いので順番を気にせずにいただけるパターンでしたね。

上記に加え、かみさんは、

・京都宇治碾茶 The Uji × 2杯
  こちらもボルドーのワインボトルに入っての登場。そしてワイングラスでのサーブ。
  いわゆる冷たい宇治茶なのですが旨味が凄い!昆布のような旨味ですよ。
  ちょっと京都の一保堂の天下一を彷彿とさせる味でしたね。
  お値段もワインと遜色ないレベルですけどね!

を飲んでいました。

いやあ、今回も素晴らしかった(^^)

6月という食材には恵まれない月の訪問でしたがそんなことは微塵も感じさせない
素晴らしい食材と料理のオンパレード。

次回は真夏に伺いまっせ!楽しみじゃあ(^^)

ご馳走様です!(2016/7/XX現在、3.95ポイント)


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2016年3月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた種子島の芋焼酎 島乃泉のボトルを。
その後は、むかしむかしという白麹の芋焼酎ボトルを入れました。

かみさんは、ジンジャー梅酒のソーダ割りを2杯飲んでいましたね。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。
もはやお任せがデフォになりましたわ。

・桜湯

・食前酒
  群馬県の酒蔵の尾瀬の雪どけ 桃色にごり本生です。
  米と麹だけで醸造する桃色のお酒です。着色料は使っていないのに本当にピンク。
  そしてフルーツ酒のような甘さを持っています。
  そういえば写真を撮ってないや(^^;
  
・先付
  平貝の炙りです。生うに、青のり、ウド、ふき、柚子を乗せ、
  加減酢のジュレをかけたものです。
  貝が旬の時期ですが、やっぱ旨いねえ(^^)

・椀物
  アイナメの葛打ちです。ハマボウフウ、人参、木の芽をあしらっています。
  まさに旬のアイナメ。愛媛ではアブラメと言いますが。
  今回の出汁は久しぶりに透明感のある切れのある出汁でした。
  すっきりと旨いなあ。人によっては薄いと感じるかもですがね。

・向付
  スマカツオの新玉ねぎ添え、コチと皮の炙り、スミイカ、トリ貝、
  赤貝に、愛媛の赤レモンと山葵が添えられます。
  それらを広島の藻塩、生姜醤油、醤油で頂きます。
  スマカツオは初めて見ましたが最初はマグロだと思いました。
  なにせ中トロと同じくらいの脂が乗っていましたので。
  スマカツオは、どうやらマグロとカツオの近縁種とのことで、
  形も味もそれらの中間のような物だそうです。
  食べてみたら確かにカツオを感じる部分もあるのですが、
  そのビジュアルからは間違いなくカツオとは思えんかったわ(^^;

・八寸
  原木椎茸の炙りと鮑の柔らか煮、ナマコの柔らか煮 くらげ、このわたジュレがけ、
  ホワイトアスパラとうるいのふきのとう味噌がけです。
  椎茸って下手な松茸より好きなんですが、やっぱ旨いねえ。

・揚物
  車海老の湯葉巻き揚げです。ちり酢が添えられます。
  海老は大好きなのでそれだけでも嬉しいのですが、
  ちゃんと身がミディアムレアの仕上がりになっていて(^^)
  シンプルだけどこういうのが旨いんだよなあ。

・焼物
  トモサンカクの炙りです。薬味には山葵が乗り、
  セルバティコ、とうもろこしのスプラウトが脇を固めます。
  トモサンカクには広島の藻塩で味付けされていますのでそのままで。
  セルバティコとはルッコラにも似たハーブ。
  とうもろこしのスプラウトは茎の部分が甘くて(^^)
  もちろんトモサンカクはとろけるような脂の乗りでしたが、
  しつこくなく食べれましたね。山葵とハーブ効果でしょうか。

・蒸し物
  蛤と百合根の玉締めです。蛤の出汁がたっぷりと。

・食事
  いくらご飯です。葉わさびが敷かれており、もみ海苔をトッピング。
  漬物は、蕪、昆布の佃煮、白菜と茎わさび、茗荷、穂じその塩もみ。
  まだまだお腹に余裕があったのでお替り!
  お替りは釜揚げしらすとグリーンピースご飯でした(^^)

・和菓子
  桜きんとんです。

・お薄

・水菓子
  伊藤さんのヤヨイヒメ、清見タンゴール、マンゴー、わらび杏仁の盛合せに、
  コアントローシャーベットです。

今回も色んな食材が出て来たので勉強にもなりますねえ(^^)

ほんと、こちらとのおかげで和食がますます大好きになってますわ。

もちろん次回もお任せで予約ね!

ご馳走様です!(2016/3/28現在、4.00ポイント)


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2016年1月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた種子島の芋焼酎 島乃泉のボトルを。

かみさんは新政6という米の旨味の強い日本酒を試飲。
その後は利き酒セットで、月山、獺祭45、御代櫻、作を。
月山は日本酒度が高くキリッと辛口。獺祭45はまさに獺祭らしいフルーティーで
雑味の無い味。御代櫻は日本酒らしい米の旨味がしっかりと。新政6にも似てますね。
作はフルーティーかつ程よい米の旨味が。
かみさんは、作と獺祭45が好みだったようで。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。
かみさんの誕生月でしたので今回も贅沢にお任せでね(^^)/

・梅昆布茶

・食前酒
  能登誉です。

・先付
  鮑の治部煮です。子持ち昆布と菜の花、茗荷が添えられます。
  鮑を治部煮にしたのは初めて。しっかりと柔らかく煮られてますねえ。

・椀物
  松葉ガニの吹雪仕立ての椀物です。味噌も練り合わせた松葉ガニの真薯に、
  松葉ガニの脚の身を2本も添えています。
  後で見直すと前回も松葉ガニでしたが何度食べてもいいよん(^^)

・向付
  鮪、平目、スミイカの刺身です。鮪は辛子醤油で頂きましたが、
  これが辛子の辛さなんか吹っ飛ぶくらいの脂の乗りと旨味で(^^)
  平目がこれまた素晴らしい熟成具合で食感も滑らかで旨みが乗っていました。

・焼物
  甘鯛の大王松葉焼きです。甘鯛は表面がさっくり、中はしっとりと。
  甘鯛らしいもの凄い旨味が乗ってますねえ。
  そこに松葉のハーブのような香りを纏って。

・八寸
  大きな羽子板を模した器での登場。
  なまことコノワタのちり酢和え、鮟肝とカラスミ、毛蟹の生姜ジュレがけ、
  私には蒸し牡蠣の加減酢ジュレがけ、かみさんには生牡蠣の加減酢ジュレがけ。
  今回の中ではカラスミと餡肝が秀逸。カラスミはねっとりと濃厚で酒がススム君。
  鮟肝はこれ以上無いクリーミーさ。滑らかで舌に触りません。
  それにしても尿酸値ヒートアップ八寸ですなあ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  私のが蒸し牡蠣だったのは生牡蠣を好まないのを知っていたのかな???
  でも半分かみさんの生牡蠣を食べちゃいましたが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・揚物
  雲子の湯葉巻揚げ、海老芋クリームチーズ団子揚げ、くわい素揚げです。
  くわいには塩味が付いていて、他はちり酢が添えられます。
  くわいがこれまたホクホクでウマウマ。たまらんなあ。こういう素朴なのも。
  圧巻は雲子の湯葉巻揚げ。中の雲子(鱈の白子)はとろとろになっていて。
  無茶苦茶旨いんですよ(^^)

・蒸し物
  生雲丹と汲み上げ湯葉の玉締め べっこう餡かけです。
  フキノトウの葉を散らしてるのかな。この苦みがべっこう餡との甘味との
  コントラストになっていいアクセントに(^^)

・食事
  車海老のお粥です。お新香も添えて。上にはトビコをたっぷりとトッピング。
  お粥とは珍しいですが七草粥からの派生だそうで。
  もちろん単なるお粥にとどまるわけも無く、そこに車海老油も添えられます。
  車海老からゆっくりと抽出した油だそうで、車海老の香ばしさと旨味だけを
  持っています。もちろんたっぷりとかけて頂きましたよ(^^)
  カロリー? んなもん関係ねえ!
  むっちゃ旨かったのでお替りを。すると今度はトビコに加えて燻製サーモンも!
  あえてスモークサーモンではなく燻製サーモンと表現したいくらいに燻製香が
  しっかりと付いていました。これと車海老油をたっぷりかけてグチャグチャに
  混ぜて頂くと至福・・・

・和菓子
  餡子、柚子、海老芋、氷餅の層になった和菓子。
  これは甘さが程よいので私でも大好きなタイプでした(^^)

・お薄
  なんか分かりませんが見事な器で。高そう・・・

・水菓子
  苺とマンゴーに、柚子ゼリーとヨーグルトゼリーをかけたものです。
  この2種類のゼリーの協演が素晴らしくて(^^)
  ほんと旨いなあ。ここの水菓子は。

今回も目新しいものがいくつか出て来たので飽きないですねえ(^^)

私はお粥ってなんか子供の頃から好きになれなくて。
どんだけ体調が悪くても白飯を食ってましたからねえ。
なので最初は「お粥かあ。」と思ったのですが、車海老油などの素晴らしい
調味料を添えてくれるなど、やっぱ当たり前のものを出さんですねえ(^^)
おかげでお替りもさせて頂きましたし!

なんか、おまかせがデフォになってきたので次回もおまかせにしよう!

ご馳走様です!(2016/1/24現在、4.18ポイント)


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2015年12月中旬に再訪です。

飲み物は私は、種子島の芋焼酎である、島乃泉のボトルを入れました。

かみさんは、マンゴー梅酒のソーダ割りから、強炭酸水を飲むことに。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。
私の誕生月でしたので今回は贅沢にお任せでね(^^)/

・あられ湯

・食前酒
  前回まではしみずの舞という日本酒だったのですが、今回からは能登誉になりました。

・先付
  献上昆布の水出し、栗のすりながしナメコ添え、
  雲子の蕪のすりながし カラスミとトビコ添えです。
  お任せだからなのか、いつもとは趣向の異なる先付でした。
  献上昆布は天皇への献上品。それを水に浸して出汁を取ったものですが、
  海藻臭さは一切無く、これだけで極上のスープに。これは凄い。
  雲子とは鱈の白子なのですが、ふぐの白子にも負けず劣らず。旨いわあ・・・

・椀物
  松葉ガニのお椀です。うへへ。甲殻類好きにはたまらんですわ(^^)
  身がたっぷりの松葉ガニの真薯に松葉ガニの脚の身を2本も添えています。
  この御椀だけで相当量の松葉ガニを使用してまっせ!
  吸地は穏やかながらも、ほんのり甘みを携えていました。

・向付
  鰤の砂ずり、車海老の洗い、平目、ダルマイカ。
  辛子醤油、梅肉醤油、醤油でいただきます。鰤以外にはすだちを搾って。
  鰤は黄ニラと辛子醤油で食べてくださいとのことで。他は好みで。
  車海老はプリプリで甘みがありますねえ。
  鰤の砂ずりは読んで字のごとく、腹の下の部分。脂がノリノリ。
  黄ニラ、辛子醤油と個性の強いものと合わせても全然負けませんね。

・煮物
  ホッキ貝、ツブ貝、ハマグリ、オニオンヌーボーの治部煮です。
  牛蒡のすりながしが下に敷かれており、それをスプーンですくって
  貝類と一緒に食べます。この牛蒡が美味しくて(^^)
  治部煮もこの季節には温まっていいですねえ。
  それにしても男前なボリュームの貝類でした。

・八寸
  これまた素晴らしい器に盛り付けられて・・・
  蟹味噌の汁と長芋、イカの塩辛柚子添え、雲丹の含め煮と柿の木茸、
  鮑の肝ソース、あん肝醤油ジュレがけの盛合せになります。
  尿酸値ヒートアップう? んなぁもん関係ねえ! 酒が進むわあ。

・焼物
  これまた見事な器にいつもとは趣向の異なる焼物が。
  岐阜の青首鴨の焼物です。1羽丸ごと仕入れて店で解体して藁で焼いたそうで。
  引き出しが多いなあ(^^;
  むね肉を焼いたものに鮑茸を合わせ、ハツ、レバー、砂肝、
  ちょろぎ揚げ、からし菜が添えられます。
  正直、懐石で肉が出てくるのは飽きたのですが、こういうのは嬉しい(^^)
  そもそも日本古来から鴨だって食べていたので立派な日本料理ですし。
  噛んでいて肉を食ってるぜという濃い味がしましたねえ。
  あと藁で焼いたので燻製香が素晴らしくて(^^)皮の部分がたまらん。
  ちょろぎは正月料理の飾りでしかお見受けしないのですが、
  何とか日の目を見させたいなという事で試行錯誤した結果、
  素揚げが一番美味しかったそうで。常に研究の日々なんですねえ。
  その姿勢が☆☆☆のディフェンディングにつながっているんでしょう。

・鍋物
  氷見の鰤大根鍋です。大根は淀大根を使用し、菊菜を添えています。
  薬味として柚子。淀大根とはいわゆる聖護院大根できめが細かい肉質で
  煮崩れしないのが特徴。美味しい出汁を吸ってたまらん。
  菊菜も出汁を持ち上げて旨いなあ。スープも飲み干しましたよ。
  
・食事
  なんと贅沢にも松葉ガニの蟹爪の炊込みご飯。
  ご飯自体も蟹の出汁で炊いていますのでとにかく100%蟹の風味!!!
  下仁田ネギの赤出汁、レディーサラダ、ビタミン大根、高菜の漬物、
  昆布の佃煮が添えられます。
  もちろん完食ですよ。残せるわけ無いやろうに・・・

・和菓子
  百合根のキントンでした。

・お薄

・水菓子
  12月らしくクリスマスをイメージした盛付けで。
  コアントローアイス、北海道のマンゴー、焼きリンゴ、洋ナシの盛合せです。
  とうとう北海道でもマンゴーが収穫できるようになったんですねえ。
  日本人ってほんと食いしん坊なんだなあ・・・

いやあ、いつもよりもお腹がいっぱい。食った食ったあ!

そして今回も大満足(^^)/

いつ来ても飽きないように少しずつ変化を付けてくれてますね。嬉しいことで。

今回は鴨が良かったなあ。猪を出すときもあるそうで、仕入れがある場合には
出してもらうことにしました(^^)ジュルっ

さあて次回もお任せで予約したぜえ!楽しみだなあ♪

ご馳走様です!(2015/12/13現在、4.19ポイント)


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2015年10月に再訪した時のレビューは以下。

https://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/144861/

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2015年8月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/143199/

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2015年4月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/143196/


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2015年1月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/141226/


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2014年4月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/138897/


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2014年2月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/136601/


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2013年12月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/135054/


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2013年9月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/132886/


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2013年7月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/130797/


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2013年6月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/123453/


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2013年3月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/123450/


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2013年2月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/111332/


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2012年11月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/107964/


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2012年9月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/105415/


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2012年7月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/101211/


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2012年4月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/101169/


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2012年1月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/98864/


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2011年12月に再訪していますがレビューはしていません。
ただし訪問記録として残しておきます。


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2011年10に訪問した時の口コミになります。

その年は、ミシュランの東京版が、横浜、鎌倉に加え、湘南地域も対象に加えるとのことで、
この食べログを参考に星の候補を探して、先取りしようと考えたわけです。

そして候補に挙がったのがこの「幸庵」でした。

幸庵をWebで調べると、修行先が滋賀県の有名料亭である招福楼出身であり、
同じく招福楼出身の京都の桜田というお店(2つ星)が非常に美味しかったことから
「ここは絶対に星を取るに違いない。」と思い、ミシュランが発売される前に、
予約を取り伺いました。

実際に伺ってみると、予想通りに美味しく、期待を裏切らないものでした。
当日は、世界の3大珍味を懐石料理に盛り込んでくれました。

車海老と舞茸とキャビアのジュレ

洋梨とフォアグラとシメジのソテー

トリュフとナメコと卵の雑炊

と、この日は、きのこと世界の3大珍味を組み合わせて供してくれました。
このように遊び心はありますが、料理の味はどれも「これぞ京懐石!」という
感じで美味しかったです。

帰りにはご主人含め店員の方にお見送りしていただき、非常に満足の夕食でした。

この満足感から「これは2つ星いったんじゃない。」とかみさんと話していましたが、
蓋を開けてみると、なんと3つ星に輝いていました。

まだまだ若いご主人ですので、今後もますます期待のできる店だと信じています!

  • 八寸
  • フキノトウ豆腐と白魚の煮物椀
  • メジマグロ、クエ、クエの皮の煮凝り、赤貝、赤貝のひもの刺身盛合せアップ

もっと見る

2位

和ごころ 泉 (四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営) / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2018/07訪問 2019/11/20

桜田伝説を継承し、新たな泉伝説のはじまりへ

この日はかみさんと京都を散策。

やって来たのがこちらの懐石料理店。

場所は、四条烏丸交差点を200mほど南下した路地の途中にあります。

以前は、伝説の名店、桜田さんの有った場所になります。

こちらに移転する前に一度伺ったことがあるのですが、
桜田さんのところに移転してからは初めての訪問になります。

移転する前に伺っときに、「是非、鮎の季節に伺ってみてください!」と
ご主人から熱く語られたことがありましたので、まさに鮎の季節である7月に訪問した次第。

予約時間の18:00ちょっと前に暖簾をくぐって店内へ。

店に入るとすぐ右手にカウンターが6席あります。
以前の桜田さんのときと同じ風景です。私は決まってこのカウンターに座ります。

今回もカウンターでお願いしていました。特にオープンキッチンでは無いんですけどね。

店内奥は、個室が4部屋ありました。桜田さんの頃はテーブルエリアでしたので改装してますね。

お店は、ご主人と女将さん、数名の男性の板さんで切り盛り。
桜田さんのお店の跡地に店を構えるくらいですので、ご主人はもちろん桜田出身。

桜田さんは非常に厳しい料理人だったとお聞きしますが、
その方が、ご自身のお店の跡地にオープンすることを許したのですから、
ご主人にはかなりの信頼を置いてたんだろうなあと勝手に想像してしまいますわ。

それにしても、この日はお客さんは我々と中国人観光客2名のみでしたので静か。
BGMも流れていませんし。
こんなに美味しいお店なのにこの日はどうしちゃったんだろう???

こちらの料理は、10000円、15000円、18000円の3コースになっており、
18000円のコースで予約をしていました。

食前酒として梅酒が供されます。

そしてまずはドリンクの注文から。

私は、

・サッポロヱビス中瓶 ?円

かみさんは、

・ジンジャーエール辛口 ?円
  ウィルキンソンのジンジャーエールが瓶ごとサーブ。

を頼んでカンパ~イ♪

この日の18000円のコース内容は以下になります。

・先付
  鱧のおとし、車海老、ミニオクラ、冬瓜添えです。
  大きな蓮の葉を皿代わりにして、梅肉を加えた加減酢のジュレをかけています。
  鱧のおとしは茹でたてと思われる人肌のぬくもりを感じます。
  車海老はミディアムレアの火加減。こういうところが一つ一つ素晴らしい。

・椀物
  鱧の蓮包み 薄葛仕立てです。
  浜ぼうふう、梅肉があしらい。ほんのりとろみですっかりと旨い出汁。
  この出汁の味はさすがだなあと。

・向付
  この日は、祇園祭のシーズン中でもあったため、それを象徴するような、
  後祭で登場する船の形をした器での登場です。これは凄いなあ。
  中を見てみると、塩釜の鮪、和歌山の金目鯛炙り、剣先いか、淡路の真鯛の盛合せ。
  醤油と粗塩が供され、剣先いかと真鯛は粗塩で頂くと相性良かったです。
  それにしても目にも美しく、味も素晴らしいと。

・日高見 純米酒 宮城県 1000円
  私のオーダーです。
  超辛口と書かれていましたが、それほど辛口でも無くほどよい感じ。
  米の旨味も味わえ美味しい日本酒です。

・八寸
  見事なガラスの器でのサーブ。
  鱧の子 山椒味噌和え、花巻胡瓜、玉子カステラ、きぬかつぎ、河内鴨ロース、
  黒豆の枝豆、南京、鯛のちまきになります。
  玉子カステラはデザート感覚ですので私の好みでは無いのですが、
  6時間もかけてじっくりと焼き上げたそうで、好みとは関係なくこれは凄いなと。
  甘さを抑え、しっとりと滑らかな仕上がりで。

・焼物
  鮎の塩焼きです。これまた見事な皿での登場。
  鮎は生きたまま串を打ち、1時間かけてじっくりと焼き上げています。
  水分は飛ばしながら、鮎の脂は落とさず、鮎自身の脂でその身をパリパリに仕上げると。
  これほど表面がパリパリに仕上り、骨も触らず、その身がしっとりと旨味が
  凝縮しているのは初めての経験。
  2014年11末に伺った際にご主人から、「是非、鮎の時期にも来てみてください。」と
  伺っておりましたので、まさに鮎を目当てに再訪したのですが、
  私の経験上、一番旨い鮎の塩焼きでした。これは凄いです。

・ペリエ ?円
  かみさんのオーダーです。

・酢物
  鳥羽の3年もの生牡蠣 加減酢ジュレがけです。
  小メロン、アスパラ、ミニトマトが添えられて。
  実は、お店側からの予約の確認の電話の際、鳥羽の生牡蠣が入るので、
  お出ししても宜しいでしょうか?との確認もありました。
  生牡蠣は好みが分かれますので、念のための確認でしょうね。
  そして私は好き嫌いがほとんど無いのですが、実は生牡蠣は苦手な部類に。
  しかしこちらのお店が自信をもって提供するものですから、頂いてみることに。
  そしてそれは正解でした(^^)
  それこそ見事なまでの大きさの牡蠣。私が見た中では一番大きいです。
  しかし大味では無く、牡蠣特有の磯臭さやわた臭さも無く、ミルキーで旨味に溢れ。

・和ごころ 泉 京都 1530円
  私のオーダーです。
  お店の名前を冠した日本酒。癖も無くこちらのお店の料理に合いますね。

・蒸物
  賀茂茄子と蛤の白味噌蒸し 山椒風味です。
  赤唐辛子と花山椒が添えられて。白味噌は山椒風味がして甘く無くて好みでした。

・食事
  小芋の土鍋ご飯です。茗荷をたっぷりと乗せて。
  じゅんさいの赤出汁、たくあん、胡瓜、京菜、茄子の漬物、
  大根の柚子風味の盛合せも添えられます。
  小芋の土鍋ご飯はかみさんが3杯、私が4杯食べて完食。こんな美味しいの残せんわ。
  もちろん残ったものは持ち帰ることが出来ますが、私はその場で完食派なので。
  でも腹はパンパンになるけどね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・水菓子
  ブランマンジェ、枇杷、白桃、シャインマスカットの盛合せと、
  切子の中にマンゴー、スイカのミントジュレがけになります。

・和菓子
  黒豆の水ようかんです。
  招福楼系のお店は、とにかく水ようかんが美味しいのですが、
  こちらのも、すっと切れる柔らかさで、口に含むと黒豆のコクと甘さ、
  滑らかな舌触りと、すっと溶けてなくなる口どけの良さ。素晴らしい・・・

・お薄

これで〆て45480円。一人あたり22740円。超満足(^^)/

まさに期待通りというか期待を超えるというか。
ハードルを挙げて訪問しても難なくそれをクリアする実力はさすがです。

師匠となる桜田さんとは対極的に柔和な雰囲気のご主人と、笑顔の素敵な女将さんに
角送りをされながらお店をあとに。

女将さんからは、「10月の頃の子持ち鮎もまた格別ですよ!」とオススメ頂きましたので、
またその頃に伺わんといかんなあ。つうかいつ伺っても美味しいんでしょうけどね!

ご馳走様です!(2018/8/22現在、3.93ポイント、ミシュラン☆☆)

  • 鮎の塩焼きアップ
  • 塩釜の鮪、和歌山の金目鯛炙り、剣先いか、淡路の真鯛の盛合せ
  • 八寸

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3位

祇園もりわき (祇園四条、京都河原町、三条京阪 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2018/07訪問 2018/08/17

これだけの種類と内容、クオリティの料理を頂けて13000円なんて、涙ちょちょぎれ状態

この日はかみさんと京都を散策。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、まさに祇園のど真ん中のようなところで、八坂神社からもほど近いです。

予約時間となる18:00少し前に暖簾が掛かりましたので店内へ。

店内は、カウンター6席。奥には4名掛けテーブルもありました。

我々はカウンターでお願いしていましたので、カウンターの一番奥に座ることに。

店内は、ご主人と女将さん、女性の板さんの3名で切り盛り。
ご主人の森脇氏は「入舟」「京柿」「祇園おかだ」で修業されたのちに独立。

こちらのお店は信頼するマイレビ様の評価も上々ですので、期待をしての訪問(^^)

BGMは、流れていません。今回伺ったお店では比較的に流していないお店が多かったです。

コースは7000円、10000円、13000円から選べますので13000円で予約していました。

こちらのお店ではまずは玄米のスープが出されます。

・玄米のスープ
  ほんのり酸味を感じる出汁と玄米の香ばしさがありますね。
  まずはこれで胃を目覚めさせる効果があるのかな?

その後私は、

・サッポロヱビス中瓶 ?円

かみさんは、

・ジンジャーエール辛口 ?円

を頼んでカンパ~イ♪

この日の13000円コースの内容は以下になります。

・先付
  とうもろこし豆腐の加減酢ジュレがけです。
  器の上には、大きな蓮の葉。その中央には加減酢ジュレ。
  加減酢ジュレを器に落してから頂く趣向です。
  贅沢にも蒸し鮑、雲丹、海ぶどう、トマトが添えられます。
  とうもろこし豆腐はコク、甘み、香ばしさと文句なしの旨さ(^^)

・向付
  淡路産の伝助穴子、本鮪トロ、キス、ヤリイカ、真鯛の刺身盛合せです。
  梅肉だれと醤油が添えられます。
  伝助穴子は初めての経験。型の大きい穴子だそうで。梅肉だれで頂きました。
  皮目が炙られて香ばしく、身も旨味が乗っていました。
  どれも素晴らしく美味しいのですが、真鯛も格別でしたねえ。
  寝かせ具合が丁度良く旨味に溢れていて。

・椀物
  鱧と早松茸、焼き茄子の椀物です。いんげんと梅肉が添えられて。
  吸地はすっきりと透明感のある味わい。これは好みの加減で旨いわ(^^)
  それにしてもこのお値段のコースで早松茸が供されるとは!

・焼物
  鮑の酒盗漬け 石焼きです。
  刺身でも食べれる鮑を酒盗漬けにして、さっと石で炙って食べます。
  片面焼きでも全然食べれますので、そのようにして頂きました。
  3枚しか無かったのですが足りん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  このお値段では贅沢は言えんですけどね!

・徳次郎 夏 純米 京都 900円
  私のオーダーです。お猪口は選べます。
  夏らしくフルーティーで、ほんのり甘くて、同時にすっきりとしていて旨いです。

・八寸
  出て来た瞬間に「まじかっ!」と息を飲むほどの見事な八寸。
  その内容たるや、のどぐろの塩焼き、ジャガイモととびこのハリハリ、
  近江牛いちぼのトマトソース仕立て、毛蟹の土佐酢 もずく酢添え、
  フォワグラの琥珀ゼリー寄せになります。
  のどぐろの塩焼き用に、胡瓜の加減酢だれが添えられて。ただしこれだけで食っても旨いと。
  どれもこれも呑兵衛の琴線に触れるものばかりですよ。ため息が出るくらいに。
  特に圧巻は、のどぐろの塩焼き、ジャガイモととびこのハリハリ。
  のどぐろはもちろんのこと、ジャガイモととびこのハリハリは素材自体は、
  それほど高額なものを使っているわけでは無く、微妙な旨味を含ませたような
  ジャガイモの千切りと、とびこの塩気が絶妙な加減で極上の逸品に。
  似たようなもので、岐阜のたか田八祥出身である、日本料理 晴山
  ジャガイモのハリハリを頂いたことがありますが、
  なんでこんなに旨いんだろう?って思いますねえ。
  近江牛いちぼのトマトソース仕立ては、一品料理で出されるとあれなのですが、
  八寸の肴の一部として供されると素晴らしく嬉しいもんですね(^^)
  その辺の微妙なさじ加減が私の好みにドストライクなんですわ。説明が難しいですが。
  それにしてもこれが13000円のコースの八寸とは思えませんぜ。

・乾風 純米 京都 900円
  こちらも徳次郎 夏 純米 京都同様にフルーティーで美味しいものでした。

・凌ぎ
  鯖寿司です。実山椒が効いてました。
  これまた当たり前じゃないのが嬉しい(^^)

・強肴
  稚鮎の田楽です。稚鮎を揚げ、田楽味噌を敷いたもの。
  サイドには、アボカド、赤万願寺唐辛子、山科唐辛子の揚物が添えられます。
  普通の田楽味噌は甘くて嫌いなのですが、こちらのは全然そんなこともなく。
  甘いのは甘いのですが、嫌なものではなく、他にも何か鮎に合うように
  配合されていると思いました。それがアクセントになり、私好みの味に。
  ほんと当たり前のものを出さないのですが、奇をてらわないのも凄い。

・小鍋
  千葉県産大蛤の鍋物です。
  さらには贅沢にもこちらにも早松茸が入っていました。
  そして、九条ねぎ、白ねぎ、えのきが脇を固めます。
  やや甘めのポン酢で頂きます。
  素材自体ももちろん美味しいのですが、圧巻は残った出汁。
  この白く濁った出汁の旨い事(^^)
  これを残したら犯罪ではと思うほどに。そのまま飲んでもいいですし、
  残ったポン酢と割ってもいいですし。塩とかが有ったらさらに涙ものだったかも。
  ご主人が空っぽになった我々の鍋を見て感謝の言葉を述べられていましたが、
  感謝したいのは我々の方ですよ(^^)

・十割蕎麦
  こちらの食事は十割蕎麦と決まっているようです。
  薬味には、山葵、刻みねぎ、粗塩が添えられます。
  蕎麦は十割ですので若干切れやすいのですが、ボソボソ感は無くて美味しいです。
  私もそれなりに蕎麦の経験はありますが、ハイレベルな蕎麦だと思います。
  添えられた粗塩ですが、小鍋の時に登場していれば感動の嵐だったのではと。
  そうそう。途中から添えられた蕎麦湯も白濁タイプでとろみが強く、
  そばつゆを最後まで堪能することが出来ましたよ。

・水菓子
  ピーナッツとピスタチオのババロア、
  マンゴー、すもも、ピオーネ、さくらんぼの盛合せです。
  最後まで抜かりなく美味しくて満足!

最後に熱いほうじ茶を頂き、〆て34920円。一人あたり約17500円。

むっちゃくちゃ満足なんすけど(^^)/

これだけの種類と内容、クオリティの料理を頂けて13000円なんて、
涙ちょちょぎれ状態くらいにCPがいいですよ。

それなのに、私が下書きを書いた当時では3.84ポイントなんです。4ポイントを超えないんです。
でも、口コミ投稿されている方の評価はというと、

4.5~4.9ポイント:4名
4.0~4.4ポイント:18名
3.5~3.9ポイント:9名

という分布ですので、4ポイントを超えていても何ら不思議では無いのですが、
これが食通度というアルゴリズムなのでしょうかね???

私ごときがお役に立てれるとは思いませんが、
こちらのお店を応援したいと感じましたので、私の食べログレビューの中でも、
10本の指に入る高評価を付けさせて頂きまっせ!

ご馳走様です!(2018/8/17現在、3.86ポイント、ミシュラン☆)

  • 八寸
  • 淡路産の伝助穴子、本鮪トロ、キス、ヤリイカ、真鯛の刺身盛合せアップ
  • 稚鮎の田楽アップ

もっと見る

4位

こころや (北鎌倉 / 居酒屋、うどん)

44回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2024/03訪問 2024/03/21

太刀魚フライは凄まじい美味しさ。そこに自家製タルタルの旨味も加わってヘブン(〃^▽^〃)

2024年3月中旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女将さんのお二人だけでの切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・乾坤一 純米 うすにごり生 宮城 1050円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにセレクトはお任せして。
  宮城県柴田郡村田町に蔵を構える、大沼酒造店の造る純米酒。
  第一印象はヨーグルトドリンクのようなニュアンス。
  甘みが最初に来てその後に酸味が続きます。
  これはかみさんの好みで美味しいです(〃^▽^〃)

・鎌倉産生レモンサワー 550円
  かみさんのオーダーです。生柚子サワーの代わりにこちらがあったので。
  レモン果汁そのものの柑橘系の爽やかさとビターな味わい。
  甘く無くて鎌倉産生レモンサワーもむっちゃ旨い(〃^▽^〃)

・刺身の盛合せ 1500円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、ヒラスズキ、炙りイサキ、石鯛、黒鯛。
  塩、醤油、山葵、生姜、青ねぎ、茗荷、大葉、すだちと脇役も勢揃いで。
  恒例のネタ当てクイズですが、今回は、ヒラスズキ、石鯛、黒鯛を
  見分けられるかどうかに掛かっていましたが、何とか全問正解(^^;
  今回のは久しぶりに超難問でしたわ。
  味は、ヒラスズキは寝かせた旨味が乗っていて、石鯛はたんぱくと思いきや脂も感じ、
  黒鯛は石鯛とは違っていてサクサク食感の旨味。
  イサキは皮目の脂が素敵なくらいに乗っていて美味しい(〃^▽^〃)

・セロリの塩昆布レモン和え 580円
  久しぶりにこちらを頂きます。
  セロリをザクザク切って、塩昆布とレモン、白胡麻で和えたもの。
  セロリの水分はしっかりと搾っていますので水っぽくないです。
  レモンの酸味がいいアクセントになってるんですよ(〃^▽^〃)

・飛露喜 純米吟醸 福島 1450円
  私のオーダーです。
  福島県河沼郡会津坂下に蔵を構える、廣木酒造の作る純米吟醸。
  乾坤一に比べると穏やかな印象。バランスタイプで相変わらず美味しい(〃^▽^〃)

・竹の子唐揚げ 1080円
  旬の筍を薄衣で揚げたものですが、シャクシャクと心地よい食感と筍の風味。
  筍自体を濃いめの鰹出汁で炊いて下味を付けているのでそのまま食べて美味しい (〃^▽^〃)
  大好物の筍をこころやの技術で調理したんですから結果は明白ですわ。

・天美 特別純米 山口 1250円
  かみさんのオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る特別純米。
  火入れをしてもフレッシュさは残っていますし、酸味も心地よくて美味しいです。
  もはや天美の製造は終了しているため、こころやに残っている在庫だけになります。

・ほうれん草・スナップインゲン・くるみ白和え 720円
  その名の通り、ほうれん草、スナップインゲン、くるみを使った白和えです。
  絹のように滑らかな白和えの生地。
  そこに旬の野菜の甘みと風味。胡桃の食感と香ばしさ。
  それらを吟醸豆腐のような白和えの生地が纏め上げています。

・而今 純米吟醸 山田錦火入 2022 三重 1450円
  私のオーダーです。
  三重県名張市に蔵を構える、木屋正酒造の造る純米吟醸。
  酸味の効いた而今らしい素晴らしいバランス。旨いわあ。

・太刀魚フライ 自家製タルタル 1280円
  こころやでは初めて食べますが、そもそも太刀魚フライって人生初かも?
  こころやの揚物は鉄板の美味しさですが、その揚げ衣でフワフワの太刀魚を包んでいます。
  太刀魚フライは凄まじい美味しさ。そこに自家製タルタルの旨味も加わってヘブン(〃^▽^〃)
  太刀魚の天ぷらを出すときもあるそうですが、そちらも凄いらしいです(* ̄∇ ̄*)b

・ホタルイカと菜の花のガーリックオイル炒め 950円
  旬のホタルイカと菜の花、ジャガイモをガーリックオイルで炒め合わせたもの。
  目先を変えてちょっと中華っぽい料理。どんな料理でも美味しいんです(* ̄∇ ̄*)b
  
・不老泉 山廃仕込 純米吟醸 備前雄町 無濾過生原酒 滋賀 1250円
  私のオーダーです。
  滋賀県高島市に蔵を構える、上原酒造の造る純米吟醸。
  山廃らしいぐっと来る男前な味わい。
  かみさんは苦手かと思いきや飲めると。
  なるほど。もはやイケる口では (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・天美 特別純米 山口 1250円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・ユメカサゴとごぼうと椎茸の煮つけ 2480円
  これは初めてみるメニューですがご主人の衝動買いの模様 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  二人で食べるのにちょうどいい型のユメカサゴを、牛蒡、椎茸、ねぎ、菜の花と煮付けに。
  こころやで煮付けを食べるのは初めてかも知れませんがもちろん煮付けも旨い(* ̄∇ ̄*)b
  ユメカサゴの身がふわふわなんだよねえ。骨までしゃぶって完食です(〃^▽^〃)

・石鎚 純米吟醸 春の酒 愛媛 1150円
  私のオーダーです。
  愛媛県西条市に蔵を構える石鎚酒造の造る純米吟醸。
  旨口タイプで石鎚というブランドらしい美味しさ。
  前回飲んだ緑ラベルよりはスタンダード寄りの味わいで。

・竹の子昆布蕗味噌焼き 1080円
  旬を迎える筍。超大好物なのでこちらも追加で(* ̄∇ ̄*)b
  昆布の上に筍を並べ、蕗味噌焼きに仕上げたものです。
  サクサクとした心地よい食感。そして筍らしい香り。
  さらには蕗味噌の香りも合わさって春爛漫の味わい(〃^▽^〃)

・白菊 特別純米原酒 八反錦 瓶囲い熟成 ?円
  私のオーダーです。メニュー外から。
  石川県輪島市に蔵を構える白藤酒造店の造る特別純米。
  これは米の旨味をビシバシに感じる男前な旨口タイプ。

・本マグロ唐揚げ 薬味おろし柚子ポン酢 1080円
  まだ食うんかい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  本マグロは脂がビシバシ乗っているのですが、こころや特製ポン酢や
  茗荷、三つ葉、青ねぎ、大根おろしのオールスター薬味によりさっぱりと頂けます。

・梅わかめと菜の花と温泉卵うどん 1500円
  やっと〆です。
  大きな器には冷たい稲庭うどん。
  具は、梅干し、わかめ、菜の花、温泉卵、茗荷、三つ葉、青ねぎ、白胡麻。
  こころや特製の昆布と鰹節で丁寧に取った出汁がベース。
  ここまで散々食って飲んでいますが余裕で腹に収まっていきます。
  ただしこの日はいつもより多く6合飲んでかみさんのにもちょっかいを出していましたので、
  稲庭うどんをリフトアップ激写する気力が無かった模様 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

これで〆て23110円。一人当たり11555円。お支払いは現金のみになります。

この日は急遽思い立って来店の2日前に予約をしての訪問でした。
特に予定も無かったのですが、こころやでの美味しい料理とお酒を堪能できましたので
充実の一日となりましたね(〃^▽^〃)

次回はGW前か後に伺おうと思っております。
その頃には初夏の恵みに出会えるんでしょうね(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/3現在、3.64ポイント)


2024年2月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女性スタッフさんのお二人だけでの切り盛り。
鎌倉の2月は閑散期のはずですが、この日は満席御礼で大忙しですね(〃^▽^〃)

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・常山 純米辛口〝超〟 福井 1150円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人にセレクトはお任せして。
  福井県福井市に蔵を構える、常山酒造の造る純米酒。
  〝超〟と付く辛口ですが、程良い辛口で酸味も有ってバランスの良い純米酒。
  美味しいです。

・生柚子サワー 550円
  かみさんのオーダーです。前回飲んで抜群に美味しかったので。
  柚子果汁そのものの柑橘系の爽やかさとビターな味わい。
  甘く無くて相変わらずむっちゃ旨い(〃^▽^〃)
  とにかく完熟した柚子の美味しさを堪能できます。

・刺身の盛合せ 2020円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、甲イカ、石鯛、ホタルイカ、炙り真鯛、地だこ。
  塩、醤油、山葵、生姜、青ねぎ、茗荷、大葉、すだちと脇役も勢揃いで。
  恒例のネタ当てクイズですが、今回はさすがに迷うものは無かったので楽勝です。
  甲イカのねっとりと熟成した旨味に、地だこの持つ旨味。今回もどれも美味しい。

・鶏とあみえびのしっとりおから 620円
  もはやそのネーミング通りの美味しさ(〃^▽^〃)
  鶏肉とあみえびに加え、干し椎茸もジューシーさと複合的な旨味を与えてくれて。
  人生最高峰のおからの美味しさですよ。

・トラフグ皮ポン酢 880円
  トラフグ皮を細く刻んで、自家製ポン酢、三つ葉、青ねぎ、白胡麻、
  紅葉おろしで仕上げています。
  コラーゲンたっぷりのコリコリ皮に、これら薬味の相乗効果が加わりたまらんです(〃^▽^〃)

・会津娘 雪がすみの郷 純米吟醸うすにごり 福島 1150円
  私のオーダーです。
  福島県会津若松市に蔵を構える、髙橋庄作酒造店の造る純米吟醸。
  心地良い酸味とフルーティーさ。さすがに美味しい。

・天美 特別純米 山口 1250円
  かみさんのオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る特別純米。
  火入れをしてもフレッシュさは残っていますし、酸味も心地よくて美味しいです。
  もはや天美の製造は終了しているため、こころやに残っている在庫だけになります。

・竹の子 昆布醤油焼き 1280円
  旬にはまだ早い筍。鹿児島県産筍の模様。
  昆布の上に、筍の穂先の部分を並べ、醤油味で焼き上げたものです。
  仕上げに青ねぎを散らして。
  サクサクとした心地よい食感。そして筍らしい香り。
  この香りがたまらんのです(〃^▽^〃)
  関東でも3月からは旬を迎える筍ですが今年も食いまくるぞッと。

・ホタルイカと菊芋天ぷら 1280円
  ホタルイカ、菊芋、スナップエンドウの天ぷらです。塩で頂きます。
  菊芋の土の香りとシャリシャリ感がたまらん(〃^▽^〃)

・長門峡 特別純米 あらばしり 山口 1150円
  私のオーダーです。
  山口県萩市に蔵を構える、岡崎酒造場の造る特別純米。
  地元民に愛される酒蔵。
  旨口の辛口で美味しいです。

・スナップエンドウ・小松菜・蕗白和え 720円
  スナップエンドウの甘みが凄いです。天ぷらでも頂きましたが、
  白和えで食べるとより一層分かるというか。
  白和え衣は相変わらずの吟醸豆腐が如くの滑らかさ。美味しいです。

・天美 特別純米 山口 1250円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・焼き空豆  980円
  これから旬を迎える空豆。さやごと焼いて蒸し焼きにしたものです。塩を添えて。
  味が濃くて香りが良くて。これはもう外さない美味しさですよ (* ̄∇ ̄*)b

・? ?円
  この料理はひみちゅっ。
  私が載せると注文が殺到して困るとのことで掲載はしません。
  むっちゃ美味しい揚物とだけ申しておきましょう。
  ただし油が汚れるので普段は出来ない料理なんです。

・ 會津宮泉 純米にごり 初しぼり 福島 1150円
  私のオーダーです。
  福島県会津若松市に蔵を構える、宮泉銘醸の造る純米吟醸。
  全国ブランドの冩樂で有名な酒蔵ですが、地元ブランドになるのが會津宮泉。
  甘みと旨味のバランスタイプで美味しいです。

・さつま芋きんとん クリームチーズとラムレーズン乗せ 720円
  渡辺農園の美味しいさつま芋をきんとんにし、クリームチーズとラムレーズンを乗せて。
  前回もかみさんは速攻これを頼んでいましたが、今回も楽しんでいましたね。

・石鎚 純米吟醸 緑ラベル 愛媛 ?円
  私のオーダーです。
  愛媛県西条市に蔵を構える石鎚酒造の造る純米吟醸。
  旨口タイプで石鎚というブランドらしい美味しさ。

・むかごの素揚げ 650円
  後半戦なのでこういうので日本酒をちびちびと。
  塩で頂きましたが素朴な味わい。

・長崎県産真サバ西京味噌焼き 1080円
  後半戦と言いながらもこれを追加オーダー (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  脂の乗った長崎県産真サバに西京味噌の甘みと旨味が染みわたってウマウマ。

・国産蒸し鶏とふろふき大根うどん 1500円
  〆です。
  大きな器には冷たい稲庭うどん。具は、わかめ、茗荷、三つ葉、白胡麻。
  そして蒸し鶏とふろふき大根がたっぷりと。
  こころや特製の昆布と鰹節で丁寧に取った出汁がベース。

これで〆て23120円。一人当たり11560円。お支払いは現金のみになります。

2024年初のこころやとなりましたが、大好物の筍を始め、この日も旬の食材を堪能。
唯一残念だったのが女将さんと会えなかったこと。なのでちょっとだけ寂しくも有り。

次回に伺うのは春真っ盛りの頃だとは思いますが、旬の料理と美味しいお酒、
そしてご主人と女将さん、スタッフさんたちとの軽快なトークを愉しみに伺いたいと思います。

ご馳走様です!(2024/2現在、3.63ポイント)


2023年12月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女将さん、女性スタッフさんの計3名での切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日は年末とはいえ平日だったのですが絶えずお客さんが来店して大盛況。
クリスマスシーズンは落ち着いていたそうですが年末年始にかけては忙しくなりそう(〃^▽^〃)

この日に頂いたものは以下になります。

・山形正宗 純米吟醸 雄町袋吊り直汲み 山形 1250円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにセレクトはお任せして。
  山形県天童市に蔵を構える、水戸部酒造の造る純米吟醸。
  まずは酒粕のニュアンス。その後に酸味と甘みのバランスを感じて旨いっす(* ̄∇ ̄*)b

・生柚子サワー 550円
  かみさんのオーダーです。前回はかぼすでしたが生柚子を頼むのは初めて。
  飲んでみると柚子果汁そのものの柑橘系の爽やかさとビターな味わい。
  甘く無くてこれもむっちゃ旨い(〃^▽^〃)
  とにかく完熟した柚子の美味しさを堪能できます。

・刺身の盛合せ 2590円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、カサゴ、地だこ、石鯛、平目、ブリ、真鯛炙り。塩と醤油で。
  恒例のネタ当てクイズですが、何とかカサゴと平目を見極めることが出来て全問正解(^^;
  平目には縁側を添えてくれていたのでそれが決め手になりました。  
  今回は白身のオンパレードで平目の縁側も無茶苦茶美味しいのですが、
  石鯛の熟成されたようなねっとりとした旨味は秀逸でしたね(* ̄∇ ̄*)b
  真鯛の炙りの香りもいいですし、ブリも脂臭さは皆無。

・さつま芋きんとん 720円
  これは間違いなくかみさんが選ぶだろうなと思ったら速攻これを選びました(* ̄∇ ̄*)b
  渡辺農園の美味しいさつま芋をきんとんにし、クリームチーズとラムレーズンを乗せて。
  もはや鉄板以上の何物でもない美味しさ。
  女将さん好みにラムレーズンはラム酒を多めに効かせているそうです。

・天美 特別純米 山口 1350円
  私のオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る特別純米。
  もはや定番と化した銘柄ですが、今回は火入れをしたもの。
  火入れをしてもフレッシュさは残っていますし、酸味も心地よくて美味しいです。
  ところで長州酒造で天美を造っていた杜氏が2023年11月30日に退職しました。
  退職理由に関しては憶測もあるため言及しませんが、同じような天美は飲めないということ。
  なのでこの日は名残惜しむように味わうことにしました。

・アオリイカと新ジャガイモの塩胡椒炒め 1280円
  プリプリのアオリイカと新ジャガイモ、ねぎを塩胡椒で炒め合わせたもの。
  パラリと青ねぎを振り掛けて完成。
  ガーリックも効かせていてくたったねぎもたまらない美味しさ(〃^▽^〃)

・播州一献 純米生原酒 おりがらみ 兵庫 1150円
  私のオーダーです。
  兵庫県宍粟市に蔵を構える、山陽盃酒造の造る純米生原酒。
  おりがらみらしい風味と香りと旨味。
  米の旨味がしっかりと味わえ、甘みと酸味のバランスがいいです。

・牡蠣フライ 自家製タルタル 1280円
  大きめのカキフライが4個。
  サイドには、キャベツと自家製タルタルソース。そして中濃ソースを添えて。
  牡蠣は臭みなんか一切なくてジューシーな旨味のみ。
  そしてタルタル好きには涙もののこころやさんの自家製タルタル(〃^▽^〃)
  こうあって欲しいというタルタルソースのお手本。もはやヘブンです・・・

・天美 特別純米 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。私の2杯目と同じものを。名残惜しむように。

・牛すじ大根煮込み 980円
  私もかみさんも牛すじラバーですので、これは即決(* ̄∇ ̄*)b
  柔らかく煮込まれた牛すじに、その出汁をたっぷりと浸みこませた大根、
  人参、牛蒡、蒟蒻。仕上げに青ねぎを散らして。
  一般的な牛すじよりもスッキリ味に仕上げていますが、旨みとコクは十分。
  まさにこころやらしい期待通りの美味しさで大満足(〃^▽^〃)

・宗玄 純米 生原酒 八反錦 石川 1150円
  私のオーダーです。
  石川県珠洲市に蔵を構える、宗玄酒造の造る純米生原酒。
  どっしりとした米の旨みが味わえるタイプですね。

・クエ唐揚げ 1580円
  見事な重厚感のある器でのサーブ。
  コロコロと一口サイズになったクエ唐揚げが乗り、塩とすだちを添えて。
  食べてみると無茶苦茶旨みが濃厚。これはトラフグを食べた印象と同じですよ。
  これは何でしょう?と聞かれたらトラフグと答えます。
  クエもトラフグに負けない旨味を持っている証拠でしょう。
  おそらく熟成しているからここまで旨みが乗っているのかも。

・天美 特別純米 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・大根皮と人参のきんぴら 580円
  わりと穏やかな味わい。
  大根の皮に惹かれて頼んだのですが、その期待通りにシャキシャキ美味しい(〃^▽^〃)

・バターナッツかぼちゃのスープ 580円 × 2杯
  この美しい自然な色味。
  飲んでみると期待通りの甘み。コクもあります。
  こころやでは、とうもろこしの冷製スープが人気ですが、
  冬はこれも美味しいねえ(〃^▽^〃)

・スズキカマ塩焼き 880円
  女将さん自作の八寸皿でのサーブ。
  野沢菜漬け、大根おろし、すだちを添えて。
  身はフワフワで、カマの脂の旨みが出まくっていて香ばしくて。
  これを食うとスズキもご馳走だと思いますよ(* ̄∇ ̄*)b
  880円はお得でしょう。

・而今 純米吟醸 愛山火入 2022 三重 1550円
  私のオーダーです。酒はこれでラスト。
  三重県名張市に蔵を構える、木屋正酒造の造る純米吟醸。
  酸味の効いた而今らしい素晴らしいバランス。旨いわあ。

・海老芋の唐揚げ 720円
  冬になると京料理とかでも登場する海老芋ですが、
  私は煮たものよりも圧倒的に揚げたものの方が美味しいと思っています。
  その海老芋様に劣らないようなこれまた見事な皿でのサーブ。
  持って帰りたいくらいに (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  サクッとした衣の中にはねっとり食感の海老芋。
  何というか豊かな風味なんですよ。おそらく出汁も少し含ませてるのかな?
  お腹はいっぱいなのに余裕で無くなっていきます。

・鶏ももの天麩羅うどん(温) 1800円
  〆です。
  大きな器には温かい稲庭うどん。具は、わかめ、茗荷、三つ葉、白胡麻。
  こころや特製の昆布と鰹節で丁寧に取った出汁がベース。
  そして別皿には鶏ももと紫芋の天麩羅。塩を添えて。
  これも付くので〆では有りますが、私は日本酒を少し残していたんです(* ̄∇ ̄*)b
  最後までお酒と供に美味しい料理を堪能させて頂きました。

これで〆て23280円。一人当たり11640円。お支払いは現金のみになります。

この日も食って飲んだなあ。こころやでは最高額のお支払いになりました。
料理11品、日本酒7合、サワー1杯。
こんだけ食って飲んでりゃそうなるわ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

というのもこの日は平日ということもあり、11:00~15:00の営業になるんです。
なので営業開始直後の11:00~予約をして訪問しました。
で、この日はこころやだけで食事はシューリョーですし、
少なくとも15:00には食べ終えるので翌朝にはそれほど体重増加も無いかな?と思って。
そんなことも有りますし、年末ですので食べたいものを食べられるだけ食う作戦に出たんです。

しかしながら翌朝は1.5㎏増量していましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
実はココイチで〆カレーを食ってしまったのは内緒です (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

2023年はコロナ禍も出口が見えてきたようですし、2024年も美味しい料理とお酒、
ご主人と女将さん、スタッフさんたちとの楽しい会話を楽しみに伺いたいと思います(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/12現在、3.65ポイント)


2023年11月上旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女将さん、女性スタッフ2名の計4名での切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・乾坤一 純米 15度原酒 宮城 1050円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにセレクトはお任せして。
  宮城県柴田郡村田町に蔵を構える、大沼酒造店の造る純米酒。
  ササニシキ誕生60周年の節目の年にタンク1本だけ醸造した限定酒だそうです。
  程良い酸味と甘みがあります。これはスタートにも打ってつけ (* ̄∇ ̄*)b

・宮崎産生かぼすサワー 550円
  かみさんのオーダーです。これを頼むのは初めて。
  飲んでみるとかぼす果汁そのものの柑橘系の爽やかさとビターな味わい。
  甘く無くてこれは旨いわ(〃^▽^〃)
  とにかくかぼすの美味しさを堪能できますね。

・春菊としめじと菊花のお浸し 720円
  かみさんは春菊が苦手なのですが、こころやなどの美味しいお店では別腹(* ̄∇ ̄*)b
  こころやの器の中で一番好きなものでの提供。
  春菊の香りと穏やかな美味しさの出汁のハーモニー。たまらんです。

・四方竹のおかか醤油炒め 720円
  秋に旬を迎える中国原産の四角い断面の筍。
  それを刻んでおかか醤油と胡麻油で炒め、青ねぎを散らしたものです。
  四方竹のシャクシャク食感におかかの旨み。そこに胡麻油のアクセント。
  旨いなあ。四方竹ってなかなかお見かけしないもんね。

・ 會津宮泉 純米吟醸 福乃香 火入 福島 ?円
  福島県会津若松市に蔵を構える、宮泉銘醸の造る純米吟醸。
  全国ブランドの冩樂で有名な酒蔵ですが、地元ブランドになるのが會津宮泉。
  キレのある味わいが印象的。酸味があるのですがすっと消えていく後口というか。
  これも美味しいです。

・刺身の盛合せ 1930円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、皮ハギ、鰺、ハガツオ炙り、天然カンパチ、ウスバハギ。塩と醤油で。
  恒例のネタ当てクイズですが、ウスバハギを皮ハギと答えてしまい不正解(^^;
  今回は、皮ハギとウスバハギを見分けられるかがポイントでしたが、
  もはや見分ける実力が無いのは分かっていましたので当てずっぽで (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  ネタ当てクイズは不正解でしたがネタ自体は大正解だらけ(* ̄∇ ̄*)b
  天草で獲れたハガツオ炙りは抜群の脂の乗りでウマウマ。
  横須賀市走水港で獲れた鰺は何というか風味が良くて味も良くて。これは旨いなあ。

・天美 純米吟醸 生原酒 山口 1150円
  かみさんのオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  この日はいつも頼んでいるうすにごりよりも先にこちらを。
  ほんのりとした甘みを基調に、酸味と旨味のバランス。
  うすにごりよりも米の旨みが強めかも。日本酒好きにはこっちの方が好まれるかもね。

・伝心 純米原酒 生詰 秋 福井 1050円
  私のオーダーです。
  福井県勝山市に蔵を構える、一本義久保本店の造る純米原酒。
  いわゆる秋上がりになるのですがそれらしい豊潤なタイプ。
  これも美味しい。

・青唐辛子ポテトサラダ 620円
  注釈に「辛いです」との表記。
  辛党にはヘブンなお言葉で (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  これは今回で3度目になります。かみさんのお気に入りで。
  細かく刻んだベーコンを炒めた油で、輪切りにした青唐辛子をサッと炒めて、
  ベーコンとゆで卵も加えたポテトサラダ。
  今回もしっかり辛くてベーコンの旨みが染み渡っていてウマウマ(〃^▽^〃)

・鰆のカマ塩焼き 880円
  本当はハガツオカマ塩焼きを頼んだのですがちょうど終了してしまったのでこちらを。
  女将さん力作の八寸皿での提供。
  見事な身の厚みの鰆のカマの部分ですので脂もノリノリ。
  すだちと大根おろしも添えて。
  特にヒレの部分とかが旨味が濃厚で炙った香ばしさも出ていてたまらんね(〃^▽^〃)

・塩茹で落花生(おおまさり) 680円
  千葉県産落花生のおおまさりの塩茹で。
  塩で茹でただけとは思えない旨みのあるジュースが殻の中からほとばしります。
  殻の中の落花生は大粒で旨味が濃厚ですよ(* ̄∇ ̄*)b

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  かみさんの超お気に入りの日本酒。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するようなほんのりとした甘みとフルーティーな芳香。
  毎度のことながら素晴らしい銘酒。

・椎茸冷製スープ 720円 × 2杯
  こころやで食べるのは初めて。というよりもなかなか珍しい料理ではと。
  見た目はセメント色 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  つまりそれだけ椎茸を使った濃度の高いスープという証拠。
  上には椎茸スライスを2切れトッピングして。
  飲むというか食べるという表現が近いのですが無茶苦茶椎茸。
  椎茸そのものを食べるよりも味が煮詰まっているというか。
  粘度が高いので飲むというよりも噛むイメージです。
  想像はしていましたが想像を超える濃厚さでしたね(〃^▽^〃)
  しまった・・・リフトアップ写真撮り忘れ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・鶏の唐揚げ 山椒だれ 920円
  こころやの揚物は絶品ですので。肉も食って無いのでここいらで肉を。
  そのまま食べても美味しい唐揚げですが、添えられた山椒だれをかけると、
  一気に違う味わいに味変します。いわゆる山椒の痺れですね。
  青ねぎと白胡麻のアクセントも心地良く(〃^▽^〃)

・杣の天狗 純米吟醸 うすにごり 生原酒 滋賀 ?円
  私のオーダーです。
  滋賀県高島市に蔵を構える、上原酒造の造る純米吟醸。
  米の旨みがグッときて程よい酸味も持ち合わせています。
  鶏の唐揚げに合わせた一杯。

・きのこの炊き込みご飯 450円
  この日はご飯ものもありましたのでこちらを〆に。
  舞茸の風味に三つ葉のアクセント。
  じんわりと美味しいねえ(〃^▽^〃)

・〆の小かけうどん(温) 780円
  もう一つの〆。かみさんに温冷を伺うと温かいものがいいと。珍しい。
  具はシンプルに、わかめ、茗荷、三つ葉、青ねぎ、白胡麻。
  久しぶりに温かい稲庭うどんを食べましたが、これからの季節は
  温かいものも人気が出るでしょうね(〃^▽^〃)

これで〆て15600円。一人当たり7800円。お支払いは現金のみになります。

ん?安く無いか?お値段が分からないものが何品かあるので確証は無いですが、
それでも少なくとも1000円くらい安い気が (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

あとはここ最近にしては安く上がりましたね。特に何かを抑えたわけでもないのですが。
唯一私がいつもは5合飲むところを4合しか飲んでいないんです。
これはかみさんの天美2合をヘルプしていた影響もあり、4合で間に合ってしまった模様。
4合でもバリバリにいい気分でしたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

この日も見事な料理と酒の数々。
横須賀市走水港で獲れた鰺、天草で獲れたハガツオ炙り、
脂ノリノリの鰆のカマ塩焼きなんかも無茶苦茶旨かったなあ(〃^▽^〃)

歳が暮れるのも早いもので、年末までにあと1回お邪魔したいところ。
年末に向けてはかなりスケジュールが埋まっていますので、12月下旬頃になってしまうかも。
正月前にこころや詣でになりそうです(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/11現在、3.66ポイント)

2023年9月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女将さん、女性スタッフ2名の計4名での切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

・酒屋八兵衛 純米 三重 1050円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  こちらを飲むのは2回目。
  初めて飲んだ時には、酸味が効いていて奥から来る香りが良いというコメントでしたが、
  今回は酸味というよりも米の旨みの効いた旨口タイプという印象でした。
  飲む時期によっても味わいが違ってくるのか自分の体調の違いによるものなのか。
  
・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  最近は日本酒も自ら頼むようになったのですが、今回はこちらからスタート。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールのソーダ割りです。

・刺身の盛合せ 3280円
  いつもは全種類2切ずつにするのですが、この日の刺身は4種類でしたので、
  全種類4切れずつを頂くことにしました。
  この日の内容は、コチ、炙りカマス、真鯛炙り、地だこ。塩と醤油で。
  恒例のネタ当てクイズですが、今回は楽勝でしたね。
  どのネタも相変わらず美味しいのですが、地だこの美味しさが秀逸でした。
  地だこは出現率の多いネタですが、今回のは特に旨味が濃いというか。

・仙禽 特別純米 線香花火 無濾過原酒 火入れ 栃木 1150円
  私のオーダーです。
  栃木県さくら市に蔵を構える、せんきんの造る無濾過原酒。
  これはしっかりとした酸味。それも爽やかな。これは旨いわ。
  かみさんも絶賛していました。

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  かみさんの超お気に入りの日本酒。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するようなほんのりとした甘みとフルーティーな芳香。
  毎度のことながら素晴らしい銘酒。

・青唐辛子ポテトサラダ 650円
  注釈に「辛いです」との表記。
  辛党にはヘブンなお言葉で (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  これは今回で2度目になります。
  細かく刻んだベーコンを炒めた油で、輪切りにした青唐辛子をサッと炒めて、
  ベーコンとゆで卵も加えたポテトサラダ。
  今回もしっかり辛くてベーコンの旨みが染み渡っていてウマウマ(〃^▽^〃)

・鎌倉野菜の天ぷら 850円
  意外にも初めて頼む一品。
  こころやの揚物ってどれも美味しそうで目移りするのですが、
  たまたま別の揚物を頼んでいたんだろうなと。
  今回はこれがオススメと書かれていたので(* ̄∇ ̄*)b
  この日は、ブロッコリー、茄子、人参、甘長唐辛子、胡瓜、薩摩芋、じゃがいも、南瓜。
  塩で頂きます。
  前述した通り、こころやの天ぷらはどれも絶品なのですが、
  今回は特に胡瓜の味の濃さに驚きましたね。
  95%が水分で出来ている野菜なのにこの味の濃さは何?というレベルで。

・紗利 純米 花楓 福井 1050円
  私のオーダーです。
  福井県福井市に蔵を構える、毛利酒造の造る純米酒。
  かすれたようなスモーキーさというのかな。
  ドライな印象ですね。結構辛口なのかも知れません。

・鯖塩焼き 1080円
  こころやでは初めて食べる鯖塩焼き。西京味噌焼きはあるのですが。
  大きめの鯖の半身をこんがりと焼き上げ、大根おろしとすだちを添えて。
  食べてみるともの凄い脂の乗り。それも透明感溢れる旨味のみの。
  こんな鯖塩焼き食べたことが無いのですが意外にもノルウェー産。
  産地的には珍しく無いのですが、この美味しさが珍しいんです(* ̄∇ ̄*)b

・山形政宗 純米吟醸 秋あがり 山形 ?円
  私のオーダーです。こちらはメニュー外から。
  山形県天童市に蔵を構える、水戸部酒造の造る純米吟醸。
  秋あがりとはひやおろしと同じような意味とか。
  酸味が印象的ですが、ご主人が寝かせたそうでその分熟成しているのかも。

・鰺フライ 自家製タルタル 1080円
  こころやでアジフライを食べるのは3回目。
  二人でシェアしやすいように1切れずつ別皿に盛ってくれました(〃^▽^〃)
  大きな鯵を3枚におろしたものを使って、2枚の大きなアジフライを形成。
  そこに添えられるのは鎌倉野菜のサラダ。
  そしてマヨラーには涙ものの自家製タルタルソースと中濃ソースも添えて。
  私がタルタルソース大好きなことを知っているご主人はたんまりとサービスしてくれて(〃^▽^〃)
  もちろんバゲットでフレンチのソースを拭うがごとく、野菜でタルタルソースの器を
  綺麗に拭って完食ですよ(* ̄∇ ̄*)b
  前回はエビフライでしたが、今回も鰺フライと大好物のオンパレード。

・仙禽 特別純米 線香花火 無濾過原酒 火入れ 栃木 1150円
  かみさんのオーダーです。
  私が2杯目に飲んだものをかみさんも超気に入ったようで(〃^▽^〃)

・つるむらさきのお浸し 580円
  ネバネバと食物繊維が豊富なつるむらさきに、出汁醤油をまとわせおかかをトッピング。
  後半になってくると優しい味の料理が欲しくなるので、このタイミングでこちらを。  

・ゴーヤのおかか醤油炒め 680円
  厚切りに切ったゴーヤをおかか醤油でシンプルに炒めたもの。
  このゴーヤのいい感じの苦味が後半戦の胃に活気を与えてくれますね(* ̄∇ ̄*)b

・熊本産山うに豆腐 680円
  これはかみさんのお気に入り。
  何か月も豆腐を味噌で熟成させた豆腐の味噌漬け。
  ちょこんとつまんで口に放り込み、続いて日本酒をぐびっと。
  味噌の甘い風味と豆腐の風味が混ざり合って、日本酒のアテとしては最高峰ですよ(* ̄∇ ̄*)b
  これも後半戦のために取っておいた料理。

・あらごしももロック 550円
  かみさんのオーダーです。
  今度はあらごしももをオススメのロックで。
  濃厚なネクターのような粘度を感じます。

・而今 特別純米 にごりざけ生 2022 三重 ?円
  私のオーダーです。こちらはメニュー外から。酒はこれでラスト。
  三重県名張市に蔵を構える、木屋正酒造の造る特別純米。
  このにごり具合からしてもはや旨いのは確定。
  飲んでみるとイメージ通りの心地良い酸味と甘み。
  これぞ而今という風格をも感じる綺麗で艶やかな味わい。

・柿とくるみの白和え 850円
  その名の通り、柿と胡桃を使った白和えです。
  絹のように滑らかな白和えの生地。
  そこに柿の甘みと風味。胡桃の食感と香ばしさ。
  それらを白和えの生地が纏め上げています。
  もはや終盤間近でしたが余裕で胃に収まる優しい美味しさ(〃^▽^〃)

・稲庭うどん 大なめこおろしと茄子揚げ浸し 1500円
  〆です。
  大なめこ、茄子揚げ浸し、わかめ、刻み海苔、大根おろし、三つ葉、青ねぎ、
  かつお節、白胡麻を乗せた冷たい稲庭うどん。
  しゃっきりとした歯応えのある稲庭うどんに、こころや特製のキリっと冷えた出汁。
  これだけ散々食って飲んでいるのに余裕で完食できる美味しさ(〃^▽^〃)

これで〆て19270円。一人当たり9635円。お支払いは現金のみになります。

この日も食って飲んだなあ。腹はパンパンですわ。記憶も微妙だし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

この日は鯖塩焼きがお見事でした。あれだけ脂が乗っていても青魚臭さが一切しないし。
それに絶品の鰺フライと自家製タルタルも頂けたので大満足ですよ(〃^▽^〃)

歳が暮れるのも早いもので、年末までにはあと2回くらいはお邪魔したいところ。
11月と12月にお邪魔しようかなあと画策しておきます(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/10現在、3.66ポイント)

2023年8月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女将さん、女性スタッフの計3名での切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

いつもと違うのはこの日は夜営業を実施していたんです。
実はこころやは、2023年8月18日で6周年を迎え、日頃の感謝を込めて、
また、夜にしか来られない方たちのために、日時限定で夜営業を実施したんです(〃^▽^〃)

我々も夜に訪問するのはちょうど1年ぶりで超楽しみ(〃^▽^〃)
昼営業と何が違うかというと、おつまみ類の種類が増えるのと、
常連さんから絶大な人気を誇る炒飯の復活があるんです(* ̄∇ ̄*)b

そんなこんなで、この日に頂いたものは以下になります。

・山形政宗 夏ノ純米 山形 ?円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにセレクトはお任せして。
  山形県天童市に蔵を構える、水戸部酒造の造る純米酒。
  こちらは数回飲んだことが有りますがこの日は久しぶり。
  夏酒らしい酸味と爽やかさ、フルーティーさも併せ持ち美味しいです。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  最近は日本酒も自ら頼むようになったのですが、今回はこちらからスタート。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールのソーダ割りです。

・お通し 330円 × 2人前
  夜営業ならではのお通しの復活です(* ̄∇ ̄*)b
  こころやのお通しは絶品なのでウェルカム(〃^▽^〃)
  こんにゃくの味噌田楽でした。
  味噌が八丁味噌のような渋みとコクがあって、甘さもちょうど良くて美味しいです。

・刺身の盛合せ 2000円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、小肌、平目、鰆炙り、真鯛湯霜造り、コチ。塩と醤油で。
  恒例のネタ当てクイズですが、平目にはエンガワが添えられていたため、
  それがヒントになって何とか全問正解(^^;
  どのネタも相変わらず美味しいのですが、小肌の脂が凄いんです。
  ご主人も塩を振っていた時に全然効かないので驚きながら仕込んだそうです。
  高級寿司店でもなかなかお目に掛かれない小肌の美味しさでしたよ(〃^▽^〃)

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  かみさんの超お気に入りの日本酒。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するようなほんのりとした甘みとフルーティーな芳香。
  毎度のことながら素晴らしい銘酒。

・会津娘 芳醇純米酒 上汲み 福島 1250円
  私のオーダーです。
  福島県会津若松市に蔵を構える、髙橋庄作酒造店の造る純米吟醸。
  フルーティーな酸味が心地良いです。飲み続けるとスッキリ淡麗にも感じてきました。
  ちなみに「上汲み」とはなんぞや?ですが、日本酒は醸造過程で醪(もろみ)と
  呼ばれる日本酒の原型の状態となります。
  これを絞ることで酒粕を取り除き、透明感のある日本酒となります。
  この時点では、まだわずかに酒粕が残るためやや濁りのある日本酒となります。
  そこで通常はフィルターを通しさらに濾過するのですが、「上汲み」は
  フィルターを通さずその微量の酒粕の沈殿を待ち、透き通った上の部分だけを汲み取ります。
  つまりそれだけ貴重な工程を経た美味しいお酒ということなんです(〃^▽^〃)

・とうもろこしの冷製スープ 680円 × 2人前
  そろそろ名残りの時期となるとうもろこし。
  中央にはオクラをトッピング。映えるよね (〃^▽^〃)
  飲んでみると、粘度と濃度の高いとうもろこしの風味と甘み。
  もはやこの甘みはナニコレ状態。もちろん砂糖などは一切使わずにこの甘さ。
  茹でてミキサーにかけるだけではなく手間暇かけて甘みを引き出しているんです(* ̄∇ ̄*)b
  次回来るときにはメニューには無いだろうから今年で最後なんだろうなと。

・夏野菜とじゅんさいの酢の物 950円
  涼しげなガラスの器でのサーブ。
  それも私とかみさん用に別々に分けてくれました。
  ぷるぷるじゅんさいに、カラフルなミニトマト、枝豆、オクラを加えて、
  酢の物仕立てにしています。この酢は柔らかな酸味なので美味しく飲み干せますよ。

・かぶとむし2023 ドメーヌさくら 山田錦 無濾過生原酒 栃木 1150円
  私のオーダーです。
  栃木県さくら市に蔵を構える、せんきんの造る無濾過生原酒。
  飲むとパッションフルーツのような、そのくらいハッキリとした酸味を感じます。
  これはちょいとびっくりですが同時に美味しいです(〃^▽^〃)

・北海道産ししゃも(2匹) 880円
  なかなかお目に掛かれない北海道産のシシャモ。
  スーパーなどで売られているのはカラフトシシャモと言って別物なんです。
  山椒マヨネーズを添えて。
  食べてみるとサックリと焼き上がっていて身の味が濃くて美味しい(〃^▽^〃)
  カラフトシシャモは卵を食べているイメージですが、
  これはシシャモの身の味わいを楽しめます。シシャモって美味しいんだなと思いますよ。

・エビフライ 特製タルタル 1080円
  くうううっ!
  大好物のエビフライをこころやで頂けるとは(〃^▽^〃)/
  こころやのエビフライは初めて。それも特製のタルタルソースまで添えて。
  こちらも私とかみさん用に別々に分けてくれました。
  サクサクの衣の中にはぎっしりと海老の身が詰まっていてプリプリの食感と旨み。
  中濃ソースも添えられましたので、ソースオンリー、特製タルタルソースオンリー、
  合わせ技などを駆使しながら楽しんで食べました。
  脳内麻薬のβ-エンドルフィンが分泌されまくってヘブンの極致に(〃^▽^〃)

・おだやか 生酛 純米吟醸 雄町 福島 1250円
  私のオーダーです。
  福島県郡山市に蔵を構える、仁井田本家の造る純米吟醸。
  酸味と甘みと旨味のバランスが素晴らしいです。美味しい。

・鏡洲 GINGER焼酎 炭酸割 すだち添え 650円
  かみさんのオーダーです。
  宮崎県宮崎市に蔵を構える、落合酒造場の造るGINGER焼酎。
  米麹、麦と生姜を原料にし、単式減圧蒸留を施した焼酎。
  生姜独特の清涼感ある香りに、淡い甘さ、切れのいい飲み心地。
  本当に清涼感が凄いんです。

・大山鶏つくねと冬瓜のふろふき 蕗味噌 950円
  こちらも私とかみさん用に別々に分けてくれました。
  フワフワの大山鶏つくねに、その出汁を吸いまくった冬瓜。
  そこに苦味の効いた蕗味噌のアクセントを添えて。
  これまたたまらん美味しさですよ(* ̄∇ ̄*)b

・而今 純米吟醸 きもと 秋津山田錦 2021 三重 1900円
  私のオーダーです。酒はこれでラスト。
  三重県名張市に蔵を構える、木屋正酒造の造る純米吟醸。
  そのラベルからして風格を感じます。
  綺麗で艶やかな而今らしい味わい。
  いい意味で生酛らしさを感じさせないというか。

・地だこと里芋のやわらか煮 1280円
  テイクアウトを含めて何度も食べたことのある料理。
  地だこと里芋のやわらか煮に青ねぎを散らしたものです。
  不思議なくらいに柔らかくなった地だこ。
  その味を含みまくってこれまた柔らかい里芋。
  喧嘩しないようにこちらも2椀に分けてくれました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・しらすと大葉チャーハン 980円
  〆です。
  今回の特別夜営業で復活した絶品のチャーハン。
  いつもながらに本格的に北京鍋を使っての調理。
  パラッパラのフワフワに仕上がったチャーハン。
  具は、釜揚げしらす、玉子、大葉、白胡麻。
  久しぶりに食べるこころやのチャーハンは素敵なくらいに美味しくて(〃^▽^〃)

・みやじ豚チャーシューとネギのチャーハン 1080円
  本気の〆です (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  この日はチャーハンを2種類食べて帰ることをかみさんとも約束していたので。
  具は、みやじ豚チャーシュー、玉子、青ねぎ、白胡麻。
  みやじ豚チャーシューの旨みがチャーハンに行き渡っています。
  人生で食べたチャーハンの中でも5本の指、いや、3本の指に入るくらいに
  美味しい絶品チャーハン。最後の一口まで堪能させて頂きました<(_ _)>

・赤出汁 400円 × 2杯
  チャーハンのお供でもちろんこちらも (* ̄∇ ̄*)b
  大なめことわかめ、三つ葉の赤出汁だったかな。
  これを飲むと酔い覚ましにもなっていいんですわ。

これで〆て21110円。一人当たり10555円。お支払いは現金のみになります。

1年ぶりの夜営業をたっぷりと堪能させて頂きました(〃^▽^〃)

今回は6周年記念ということで昼営業に加えて無理を押して夜営業も。
夜しか来られないかつての常連さんたちも十分に楽しまれたことと思います。
「お久しぶりです!」という声を掛けていましたからね(* ̄∇ ̄*)b
もちろん夜営業のあった日は全て満席御礼という大盛況で終えました。

「7周年記念の時も夜営業してくれますかね?」と振ってみるとまんざらでも無さそう(〃^▽^〃)
そのときを楽しみにしながら、昼営業での昼飲みもそれはそれで超絶に楽しいので、
こころやという空間をたっぷりと楽しませてもらいたいと思います。一生ね(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/8現在、3.65ポイント)


2023年8月中旬に再訪です。

この日は北鎌倉で昼飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

私が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女性スタッフ2名の計3名での切り盛り。
予約が殺到しているようで無茶苦茶忙しくなりそうな気配。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・会津娘 純米吟醸 羽黒西64 福島 1350円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人にセレクトはお任せして。
  福島県会津若松市に蔵を構える、髙橋庄作酒造店の造る純米吟醸。
  こちらの酒蔵は日本酒の世界にテロワールの定義を持ち込んだんです。
  羽黒西64という区画の田んぼで獲れた五百万石を使用した純米吟醸。
  甘みが印象的で酸味も感じます。
  こちらの銘柄を飲むのは3回目なのですが、なぜかコメントが毎回変わるんです。
  それだけ味を決める要素ってのは五感以外にも色々とあるんでしょうね(〃^▽^〃)

・しりしり人参の酢の物 580円 ⇒ 490円
  人参が甘くて癖がなくて美味しいです(〃^▽^〃)
  程よい酸味も効いていて味付けも絶妙なんですよ。
  一人だったので少し少なめにしておきましたと言われましたので、
  お値段も少しサービスしてくれたのではと思います(〃^▽^〃)

・純米吟醸 ゆり 福島 1050円
  福島県会津若松市に蔵を構える、鶴乃江酒造の造る純米吟醸。
  会津産酒造好適米「五百万石」を使用し福島県の酵母を使用したもの。
  スッキリしているけど後味はしっかりとしている辛口。美味しいです。
  杜氏である母と娘さんの合作で娘さんのお名前がゆりさんなんですね(〃^▽^〃)

・刺身の盛合せ 1010円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、鰺、イナダ漬け、地だこ。山葵、生姜、塩、醤油で。
  イナダの漬けはこころやでは初めて食べますが、鰤ほど脂の乗っていない
  子供のイナダらしいいい感じの脂の乗り具合(〃^▽^〃)

・仁井田本家の奈良漬けとクリームチーズ 920円  
  福島県郡山市に蔵を構える、仁井田本家の造る奈良漬けを刻み、
  クリームチーズに乗せたものですが、これが酒の肴としては秀逸(*゚Д゚*)
  この奈良漬けは、自社畑で自然栽培した白瓜を伊豆大島の自然海塩「海の精」で塩漬けにし、
  「旬味」の酒粕に漬け、新しい粕に漬け替えながら深いべっこう色になるまで
  3年間漬け込み熟成したもの。甘みは「糀糖」のみで砂糖は一切使っていません。
  私は幼少期に奈良漬けを何度も食べさせられたことがあり、
  その頃に食べた奈良漬けのクオリティがいけなかったんだと思いますが、
  大人になってからは好んで食べない食材の一つになっていました。
  しかしながら、こころやが選んだ奈良漬けがマズいはずもなく試してみましたが、
  超ビンゴで無茶苦茶美味しいんです(〃^▽^〃)
  これだけ熟成すると変な癖も消えていて丸みを帯びるんでしょうね。
  クリームチーズ系の酒の肴としては、いぶりがっことクリームチーズが有名ですが、
  これからは奈良漬けとクリームチーズの時代が来るかもね(* ̄∇ ̄*)b
  ちなみに仁井田本家の奈良漬けはお取り寄せも可能です。
  「20歳未満の飲酒は法律で禁止されています」との注意書きも添えていました。
  幼少期の頃から爆食いしてましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  それを言ったら梅酒も麦茶代わりに飲んでたか(^^;

・宮泉 純米酒火入 福島 1150円
  福島県会津若松市に蔵を構える、宮泉銘醸の造る純米吟醸。
  全国ブランドの冩樂で有名な酒蔵ですが、地元ブランドになるのが宮泉。
  前回も飲みましたが、ヨーグルトのような酸味が印象的で旨いです。

・味噌かんぷら(じゃがいも味噌絡め) 680円
  福島の一部の地域では馬鈴薯のことを「かんぷら」と呼び、
  主食として食べる文化が根づいているそうです。
  そのかんぷらを皮のまま味噌や砂糖、みりんなどと炒めて作るのが、「味噌かんぷら」。
  馬鈴薯を生産している農家で、出荷できないほど小さな芋を家庭で食べるために
  考案されたアイデア料理なんだそうですよ(〃^▽^〃)
  もちろん、こころやで使う馬鈴薯は見事なものを使っていますが。
  女将さんの故郷の味で「本場はもっと甘い!」と仰っていたそうですが、
  ご主人の判断でこの甘さに落ち着かせたそうです。こころやではこの甘さが限界だと。
  ホクホクしたジャガイモに、甘い味噌の絡んだ皮。そこに青ねぎと白ごま。
  本場で食べたことはありませんが、本場よりも美味しいのではと想像(〃^▽^〃)

・カサゴカマ塩焼き 980円
  カサゴからイメージするカマよりも大きいですよ。見事なカサゴだったんでしょうねえ。
  そこに胡瓜の塩揉み、大根おろし、すだちが添えられます。
  魚はカマの部分が一番美味しいのですが、高級魚カサゴのカマは脂も乗っていて絶品。
  とにかく食える部分はしゃぶるように食って完食ですよ。
  残ったのはごくわずかのエラや骨、唇だけではと思います。

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1350円
  〆はこちら。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  いつもはかみさんの頼む日本酒。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するようなほんのりとした甘みとフルーティーな芳香。
  毎度のことながら素晴らしい銘酒。

これで〆8980円。お支払いは現金のみになります。

この日は、夜にも飲む予定でしたのでいつもよりも加減して飲み食いしました。
それでも四合飲んでいるのですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

予約客が殺到していた日ですのであまりご主人と会話できないかもと思っていましたが、
かみさんが居なくて一人飲みでしたので余計に話しかけてくれたんです(〃^▽^〃)

腕の良い料理人って、複数のことを同時に動いたり考えたりすることが出来るのですが、
周りのお客さんの進行具合も見ながらスタッフに指示を出し、料理も作りながら、
私の話し相手も務めるという見事なオペレーション。
それらを全然苦も無くやっているように見せているのが凄いんです(* ̄∇ ̄*)b
「俺、無茶苦茶忙しいでしょ!」という空気を出さずに。

こころやの一人飲みは実は2回目なのですが癖になりそう (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回は8月下旬の限定日時での夜営業にお邪魔し、
超絶品の伝説炒飯を久しぶりに〆で食いますぜ(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/8現在、3.65ポイント)


2023年7月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女将さん、女性スタッフの計3名での切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・会津娘 純米吟醸 花坂境22 福島 1350円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにセレクトはお任せして。
  福島県会津若松市に蔵を構える、髙橋庄作酒造店の造る純米吟醸。
  甘みが印象的ですが、その他のバランスも良くてスタートとしていいっすね(〃^▽^〃)

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  最近は日本酒も自ら頼むようになったのですが、スタートはいつものこちらから。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールのソーダ割りです。

・刺身の盛合せ 1540円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、カサゴ、真鯛炙り、ハガツオ、地だこ。塩と醤油で。
  恒例のネタ当てクイズですが、今回も余裕だろうと思っていたら、
  カサゴと真鯛の区別が付かん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  しかしながら何とか正解を導き出しましたが、カサゴも切っちゃうと分からんもんだね。
  刺身は毎度のことながら素晴らしいクオリティ。
  真鯛の炙った皮目のゼラチン質の旨みがたまらん(〃^▽^〃)

・宮泉 純米酒火入 福島 1150円
  私のオーダーです。
  福島県会津若松市に蔵を構える、宮泉銘醸の造る純米吟醸。
  全国ブランドの冩樂で有名な酒蔵ですが、地元ブランドになるのが宮泉。
  ヨーグルトのような酸味が印象的でした。これも旨いなあ。

・新生姜と桃の白和え 920円
  旬の果物の白和えは大好物ですのでこちらを迷わずチョイス (* ̄∇ ̄*)b
  桃の香りと甘み。その甘みを新生姜の穏やかな辛みがさらに高めてくれて。
  それらを包み込む和え衣が無茶苦茶滑らかでこれまた秀逸。
  ちなみにこちらの器は会津若松の慶山焼。

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  かみさんは天美の大ファンですが特にこれがお気に入り。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するようなほんのりとした甘みとフルーティーな芳香。
  毎度のことながら素晴らしい銘酒。かみさんはうっとり。

・とうもろこしの冷製スープ 650円 × 2人前
  今が旬のとうもろこし。
  中央には枝豆を2個トッピング。映えるよね (〃^▽^〃)
  飲んでみると、粘度と濃度の高いとうもろこしの風味と甘み。
  もはやこの甘みはナニコレ状態。もちろん砂糖などは一切使わずにこの甘さ。
  茹でてミキサーにかけるだけではなく手間暇かけて甘みを引き出しているんです(* ̄∇ ̄*)b

・茄子揚げ浸し 620円
  こころやで茄子の料理は何度も食べていますが、シンプルな揚げ浸しはお初。
  茄子にコクが出ていて、そこに極上の出汁が浸みこんでいて旨いねえ(〃^▽^〃)

・磐城壽 純米吟醸 夏吟 山形 1150円
  私のオーダーです。
  山形県長井市に蔵を構える、鈴木酒造店長井蔵の造る純米吟醸。
  低度数の日本酒ですが、飲んでみるとソーヴィニョン・ブランの白ワインのニュアンス。
  こういうタイプの日本酒は初めての経験。旨いです。

・会津産馬刺し 1580円
  馬刺しと聞くと熊本が有名ですが、会津も馬刺しの生産地で全国2位。
  会津馬刺しは日本生まれ日本育ちの馬を肥育したもので、主に畜種はサラブレッド。
  そのロース赤身を使ったものです。
  まったくもって臭みや癖などは皆無で、きめ細やかで透明感のある赤身の旨みのみ。
  肉なのに無茶苦茶ヘルシーな印象を受けるというか。

・ZEロ万 純米吟醸 生酒 福島 1150円
  私のオーダーです。
  福島県南会津郡に蔵を構える、花泉酒造の造る純米吟醸。
  これは米の旨みが印象的で、まさに馬刺しとの相性は抜群(〃^▽^〃)

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・北海道産アスパラガスの天ぷら 980円
  こころやでアスパラガスだけの天ぷらはお初。
  穂先のコクがたまらん・・・
  
・紅ハタカマ塩焼き 1080円
  ベニハタって読んじゃってた (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  いわゆるアカハタです。
  ハタと聞くと大型魚を思い浮かべますが
  アカハタは30~40cmほどと、ハタ類の中ではかなり小型の部類。
  その頭の部位を塩焼きにし、大根おろしとすだちを添えて。
  小型とはいえそこはハタ。しっとりとジューシーな白身の旨みがあります。
  カマの部分なのでゼラチン質とか豊富で旨いんだよねえ(〃^▽^〃)
  魚を食べるのであれば間違いなくカマが美味しいです。

・とうもろこしのかき揚げ 980円
  例年は岩石揚げにするのですが今年はかき揚げですね。
  いずれにせよこの季節の定番で、天才的な揚物の腕を持つご主人の真骨頂の逸品 (〃^▽^〃)
  とうもろこしを薄衣で揚げたものです。塩を添えて。
  つなぎの衣はごくごく最小限でとうもろこしの甘みだけがストレートに拡がります。
  衣に包まれて蒸し焼き状態になったとうもろこしは、これ以上無い甘さを引き出されて。
  とうもろこしの冷製スープにかき揚げと、旬のとうもろこしを満喫(* ̄∇ ̄*)b

・田村 純米 生酛 福島 1150円
  私のオーダーです。日本酒はこれでラスト。
  福島県郡山市に蔵を構える、仁井田本家の造る純米酒。
  コクのある純米酒で通好み。しっかりとした骨太さと優しい酸。
  美しい田んぼの風景が瞼に映るような美味しさ。
  これは常温での提供でしたが、人肌燗やぬる燗でも合いそう(〃^▽^〃)

・椎茸のバター醤油ソテー 920円
  まだまだ食いますぜ。
  大好物の椎茸をオーダー。枝豆も入っていますね。
  椎茸&醤油&バター&こころやの技術。旨くないわけが無い(* ̄∇ ̄*)b

・国産蒸し鶏と徳島すだち 1500円
  〆です。
  国産蒸し鶏、徳島すだち、イエローズッキーニ、わかめ、
  三つ葉、茗荷、青ねぎ、白胡麻を乗せた冷たい稲庭うどん。
  しゃっきりとした歯応えのある稲庭うどんに、こころや特製の昆布と鰹節で
  丁寧に取ったキリっと冷えた出汁。
  腹一杯のはずなのにスルッと無くなる美味しさです(* ̄∇ ̄*)b

これで〆て22090円。一人当たり11045円。お支払いは現金のみになります。

この日も食って飲んだなあ。こころやでは最高額のお支払いになりましたもん。
そりゃあそうだよねえ。こんだけ食って飲んでりゃ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

2023年8月にはこころやは6周年を迎えます。
そこで久しぶりの夜営業を日時限定で開催するそうです。
なんと伝説の炒飯も復活するそうですよ(* ̄∇ ̄*)b
もちろん予約させて頂きました。ちょー楽しみ(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/7現在、3.65ポイント)


2023年5月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日はご主人と女将さん、女性スタッフ2名の計4名での切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・乾坤一 純米 うすにごり生 宮城 1000円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにセレクトはお任せして。
  宮城県柴田郡村田町に蔵を構える、大沼酒造店の造る純米吟醸。
  程良い酸味と甘みがあります。口当たりに微発泡を感じますね。
  これはスタートにも打ってつけ (* ̄∇ ̄*)b

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  最近は日本酒からスタートするようになったのですが、
  今回は身体の調子を見るという目的でこちらからスタート。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・刺身の盛合せ 1600円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、鰺、甲イカ、石鯛、真だこ。塩と醤油で。
  どれもしっかりと熟成しているのではと思われますが、
  特に甲イカはねっとりとした旨味を持っていましたね (〃^▽^〃)
  イカっていろんな呼び方をするので非常に難しい魚介の一つですが、
  甲イカは関東ではスミイカの名で知られていると思います。
  
・青唐辛子ポテトサラダ 620円
  注釈に「辛いです」との表記。
  辛党にはヘブンなお言葉で (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  流石はこころやですので、当たり前のポテトサラダは作りません。
  細かく刻んだベーコンを炒めた油で、輪切りにした青唐辛子をサッと炒めて、
  ベーコンと胡瓜も加えたポテトサラダに加えた逸品。
  青唐辛子特有のフレッシュな辛味がたまらんのですよ (〃^▽^〃)

・長門峡 特別純米 ささにごり 山口 800円
  私のオーダーです。
  山口県萩市に蔵を構える、岡崎酒造場の造る特別純米。
  相変わらず酸味が素晴らしいです。香りも良くてキレがあって。
  これも美味しいなあ。地元民に愛される酒蔵だそうですよ。

・鎌倉産トマトお浸し 680円
  ぷっくりと大きめのトマトの皮を湯剥きして、食べやすいようにカットし、
  その上におぼろ昆布を乗せたものです。シンプルイズベスト (* ̄∇ ̄*)b
  とにかくトマトの素性がいいんでしょうね。甘いわ (〃^▽^〃)
  そしてこころや自慢の出汁をたっぷりと含ませて冷製状態に。
  何気におぼろ昆布というトッピングが昆布出汁になって活躍します。
  トマトの素性とその美味しさを知っているからこそシンプルにその力を信じて。
  私はこころやのご主人の腕前を信じて (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・焼き空豆 920円 ⇒ ?円
  旬の空豆。さやごと焼いて蒸し焼きにしたものです。塩を添えて。
  味が濃くて香りが良くて。これはもう外さない美味しさですよ (* ̄∇ ̄*)b
  ちなみに本来は6本なのですが4本しか無かったので安くしてくれています。
  多分600円くらいにしてくれたのかも?

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  かみさんは天美の大ファンですので自らも一合で頼むようになりました (* ̄∇ ̄*)b
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するようなほんのりとした甘みとフルーティーな芳香。
  毎度のことながら素晴らしい銘酒。かみさんはうっとり。

・冩樂 純米吟醸 おりがらみ生 福島 1150円
  私のオーダーです。
  福島県会津若松市に蔵を構える、宮泉銘醸の造る純米吟醸。
  冩樂は他のお店でも何度も飲んだことのある銘酒ですが、さすがの旨さ。
  酸味と甘みと旨みのバランスが良くて、飲んでいて心地良いです。
  しかしながらかみさんからすると、この銘酒をもってしても天美には敵わんそうです。
  もちろんこちらも美味しいという前提ですが。

・カンパチ唐揚げ すだちおろしポン酢 1080円
  サクサクに揚げたカンパチ唐揚げに、薬味をたっぷりと乗せて
  自家製のすだちおろしポン酢で仕上げたものです。
  こころやお得意の、揚物&薬味&ポン酢ですので旨いのは当たり前 (* ̄∇ ̄*)b
  衣はサックサクで、カンパチの身はふっくらとジューシーで、
  そこに自家製のすだちおろしポン酢&薬味がキリっと爽やかにと引き締めると。

・而今 特別純米 おりがらみ 三重 ?円
  私のオーダーです。メニュー外から。
  三重県名張市に蔵を構える、木屋正酒造の造る特別純米。
  心地良い酸味と甘みと旨み。さすがは而今。素晴らしい味わい。
  今回は冩樂 純米吟醸 おりがらみ生とも似たようなニュアンスを感じました。
  おりがらみ繋がりだからかな?

・天美 純米吟醸 にごり生 山口 1350円
  かみさんのオーダーです。自ら二合頼むまでに成長しました (* ̄∇ ̄*)b
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  こちらももはや定番と化した銘柄ですがさすがの旨さ。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  そしてにごり生特有のヨーグルトのようなニュアンスの酸味。
  相変わらず全てのバランスを兼ね備えた素晴らしい美味しさ。
  日本酒初心者を虜にするのみならず、通にも愛される銘酒。

・湘南みやじ豚ロース塩焼き 1480円
  湘南を代表するブランド豚のみやじ豚ロースを塩焼きにしたものです。
  白ごまを振って、柚子胡椒を添えて。なんとぬか漬けも添えてくれました (〃^▽^〃)
  みやじ豚らしい味の濃い赤身に脂の甘み。
  後半戦で腹は膨れているはずなのにペロッと頂けちゃいます。

・天草産もずく酢 620円
  下書きの時に判明しましたがこころやでもずく酢を食べるのは初めて。
  これは後半戦用に残しておいたアイテム。
  極細の口当たりの良いもずくをさっぱりと三杯酢で。

・真鯛梅しそ巻き天ぷら 1280円
  こちらもこころやお得意の天ぷらです。塩を添えて。
  稚鮎などは何度もあるのですが、意外にも真鯛はこれまたお初ですね。
  〆を見据えた後半ですが、梅しそのさっぱり感とサクサク衣で箸が止まらん。
  もちろん蒸し焼き状態になった真鯛の身はふわっふわで。

・王禄 純米大吟醸 意宇 R29 無濾過本生 島根 1950円
  私のオーダーです。日本酒はこれでラスト。
  島根県松江市の王祿酒造株式会社の純米大吟醸。
  こちらの酒蔵は徹底した製法、品質管理、販売先選定を行っています。
  それだけ拘った商品ですので、こころやとしては最高額となる1950円の値付け。
  飲み口は通好みのテイストで男前な味わい。これぞ米の旨味というか。
  ラベルも和紙を使っていて、神秘的な雰囲気を持っています。
  出雲神話から国が出来たとき「意宇(おう)!」と叫んだところから命名されたそうです。

・稲庭うどん 国産蒸し鶏と湘南トマト 1500円
  〆です。一人前をシェア用に二つに分けてくれました (〃^▽^〃)
  なので写真に写っているのは1/2人前です。これの倍の量がありますので。
  国産蒸し鶏、湘南トマト、わかめ、三つ葉、茗荷、青ねぎ、白胡麻を乗せた冷たい稲庭うどん。
  温かいものも選べますが今回は定番の冷たいもので。
  しゃっきりとした歯応えのある稲庭うどんに、こころや特製のキリっと冷えた出汁。
  何となくですが、始めた当初よりも甘みが穏やかですっきりとしているように思えます。
  もちろん今の方が好みで美味しいです (〃^▽^〃)

これで〆て18790円。一人当たり9395円。お支払いは現金のみになります。

この日も食って飲んだなあ。
かみさんが自身初の二合を飲んだので、合計で言うと記録的に飲んでいると思います。

新生こころやになってからは昼営業での昼~夕方飲みになったので、
この後晩飯を食べない代わりに、その分こころやで食って帰ろうということで、
以前にも増して食って飲んでいる傾向にありますね (* ̄∇ ̄*)b

その影響もあってか、翌日の朝の体重は逆に減る傾向にあるんです。
これもある意味、Win-Winの関係でしょうか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2023/5現在、3.64ポイント)


2023年4月上旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日ご主人と女将さん、女性スタッフ、
そしてなんと女将さんの弟さんの計4名での切り盛り。
弟さんはカナダに語学留学をされていたようで、海外観光客対応の助っ人みたいですね (* ̄∇ ̄*)b

BGMはいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1150円 × 2合
  私とかみさんのオーダーです。
  かみさんは天美の大ファンですので自らも頼むようになりました (* ̄∇ ̄*)b
  もはや定番と化した銘柄ですがさすがの旨さ。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するようなほんのりとした甘みとフルーティーな芳香。
  そしてにごり生特有のヨーグルトのようなニュアンスの酸味。
  これは素晴らしい。かみさんも感動。

・刺身の盛合せ 1670円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、平目薄造り、真鯛湯引き、石鯛、金目鯛炙り、蛍烏賊。
  今回は珍しく、ポン酢、醤油、塩が供されました。
  石鯛は10日間熟成したもの。なのにブリンブリンの歯応え。
  蛍烏賊のワタの旨さ。メニューに載って無いのでこれはサービスですね (* ̄∇ ̄*)b
  金目鯛は脂がノリノリで、平目薄造りは平目らしい風味が心地良く。
  鎌倉・湘南エリアではかなりハイレベルな刺身を頂いているのですが、
  こころやはそれと比肩してもトップレベルのクオリティを保っています。
  これは凄いことだと思います。それもこの価格帯で。
  人生最高昼飲み処。こころやの実力を遺憾なく発揮ですね (* ̄∇ ̄*)b

・会津娘 純米吟醸 花さくら 福島 1000円
  私のオーダーです。
  福島県会津若松市に蔵を構える、髙橋庄作酒造店の造る純米吟醸。
  酸味が心地良いです。少し辛口でキレがあって美味しいです。

・こごみの胡麻和え ?円
  プチサイズの大きさのこごみを胡麻和えに。
  この大きさだと柔らかくて美味しいですね (〃^▽^〃)
  なんと常連さんの裏山で採れたこごみとのこと。
  本当は680円なのですが、量が少なかったのでおそらく安くしてくれていると思います。
  なので?円にしておきました。

・竹の子の唐揚げ 1080円
  旬の筍を薄衣で揚げたものですが、シャクシャクと心地よい食感と筍の風味。
  筍自体に下味を付けているんだと思いますが、そのまま食べて美味しい (〃^▽^〃)
  大好物の筍をこころやの技術で調理したんですから結果は明白ですわ。

・長門峡 特別純米 無濾過 山口 1000円
  私のオーダーです。
  山口県萩市に蔵を構える、岡崎酒造場の造る特別純米。
  酸味が素晴らしいです。、そしてキレがあって。
  地元に愛される酒蔵だそうです (〃^▽^〃)
  山口県って意外と銘酒が多いんですよね。天美といい。

・真鯛西京味噌焼き 1280円
  こころやで真鯛西京味噌焼きを食べるのは初めて (〃^▽^〃)
  大根おろし、人参と大根のぬか漬けが添えられます。
  これまた、このぬか漬けの美味しいこと (〃^▽^〃)
  ただでさえ美味しい真鯛を西京味噌に漬けたんですから旨いのは決定 (* ̄∇ ̄*)b
  しっとりとした真鯛の身に西京味噌の甘み、旨味、塩気、風味、香ばしさが溶け込んで。
  上から振り掛けた白胡麻がさらに香ばしさのアクセントに。

・天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 山口 1150円
  かみさんのオーダーです。天美の大ファンなので同じものをお代わり。

・乾坤一 純米吟醸 原酒生 冬華 ササニシキ100% 宮城 1150円
  私のオーダーです。
  宮城県柴田郡村田町に蔵を構える、大沼酒造店の造る純米吟醸。
  会津娘 純米吟醸 花さくらと似た味わいがあってこれも美味しいなあ。

・フグ唐揚げ 980円
  こころやでフグを食べるのは初めて。
  型の小さなフグを唐揚げにし、すだちを添えています。
  食べてみるとフグの旨味が半端ないですよ。型の小ささなんか関係ないくらいに。
  あまりにも旨いのでまさかこのお値段でトラフグでは?と思い伺ってみると、
  九州・天草のトラフグだったんです (*゚Д゚*)
  さすがはトラフグ。この大きさでも旨味は十分でしたわ。

・空豆 0円
  おそらくサービスではと。
  ちょこんと皿に盛ってくれました (〃^▽^〃)
  無茶苦茶嬉しい。

・花わさびのお浸し 850円
  旬の花わさびを、出汁と鰹節でお浸しに。
  こころや自慢の出汁を含んでいて、花わさびの辛みがこれまた旨いわ (〃^▽^〃)

・稚鮎の紫蘇巻き天ぷら 1280円
  渋い皿に稚鮎の紫蘇巻き天ぷらが4本。塩を添えて。
  稚鮎の紫蘇巻き天ぷらはイメージ通りのサクサク食感でハラワタの苦味が心地良く (〃^▽^〃)
  これから旬を迎える鮎ですが2023年食い初めですなあ。
  こころやでこれを見かけると大抵食べてますね。

・長陽福娘 山田錦 純米酒 山口 ?円
  私のオーダーです。
  山口県萩市に蔵を構える、岩崎酒造の造る純米酒。
  品の良い甘みと柔らかな飲み口の純米酒ですね。
  ご主人と女将さんは2月末から3月頭にかけて山口県に研修旅行に行った関係で、
  今回の日本酒は山口県の品揃えが豊富なんですよね (〃^▽^〃)

・帆立と菜の花の蕗味噌和え 1480円
  蕗味噌の苦味が素晴らしい。生の帆立の甘みを引き出すんですよ。
  蕗味噌自体は少し甘めの味付けで。
  菜の花も帆立に負けない主役級の美味しさで (〃^▽^〃)

・稲庭うどん きつねと菜の花 1400円
  かみさんの〆です。この日もしっかりと一人前を。
  いつも冷たいのを食べますが今回は私のリクエストで温かいもので。
  具は、大判の油揚げ、菜の花、わかめ。
  しゃっきりとした歯応えのある稲庭うどんに、こころや特製の出汁の旨味。
  そこに油揚げから染み出る甘みが溶け出して。

・金目鯛と竹の子と三つ葉の炊き込みご飯 550円
  この日もご飯ものがありましたので私はこちらを〆に。
  金目鯛だけでもご馳走なのに大好物の筍まで入っていてヘブン (〃^▽^〃)
  余裕の完食ですよ。

これで〆て18930円。一人当たり9465円。お支払いは現金のみになります。

今回が4回目の新生こころやの昼営業利用になりましたが、
私の中では人生最高昼飲み処になりましたね (* ̄∇ ̄*)b

美味しい料理とお酒を頂くためには自身の健康管理も重要。
この日はかみさんは13000歩、私は28000歩、歩きました。
人は歩く生き物だと思っていますので常識的な範囲であれば歩くのが一番の健康法。
人によってその常識はもちろん異なりますが、私の場合は35000歩以内であればOKかなと。
例えば10000歩程度じゃ私の場合散歩にしかなりませんわ(^^;

あとは食べロガーは歯が命。
なので私もかみさんも定期的に歯の定期健診&クリーニングには通っています。
健康であり続け、美味しいものを食べ続けるために。

そのように健康管理をして、こころやのように
素晴らしいお店をこれからも楽しんでいきたいと思います (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/4現在、3.66ポイント)


2023年2月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日もご主人と女将さん、女性スタッフの3名で切り盛りしていました。

BGMもいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・山形正宗 純米大吟醸 夢めがみ 山形 1350円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにセレクトはお任せして。
  山形正宗の冬限定。酸味が心地良いですね。
  刺身に合うとのことでセレクトして頂きましたがまさにそんな印象 (〃^▽^〃)

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  8回連続でこれをオーダーしています。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・刺身の盛合せ 2130円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、太刀魚炙り、真鯛、鰺、金目鯛炙り、寒メジナ炙り。
  2月の時期ですのでどの魚も美味しいのですが、特に寒メジナ炙りは秀逸。
  普段は臭みがあるので雑魚扱いされているのですが、寒メジナだけは美味しいらしくて。
  これは新たな発見でしたね (* ̄∇ ̄*)b

・根三つ葉と九条ネギのお浸し 780円
  根三つ葉と九条ネギの協演。
  それらを纏め上げるのが鰹出汁。
  シャキシャキ食感でしみじみと旨い。

・天美 純米吟醸 にごり生 山口 1150円
  私のオーダーです。
  もはや定番と化した銘柄ですがさすがの旨さ。久しぶりのにごり酒ですし。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するようなほんのりとした甘みとフルーティーな芳香。
  そしてにごり生特有のヨーグルトのようなニュアンスの酸味。
  これは素晴らしい。かみさんも感動。

・天美 純米吟醸 にごり生 山口 半合 600円
  かみさんのオーダーです。
  私のを飲んで居ても立っても居られなくなり (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・炙り太刀魚と菜の花のおろしポン酢和え 1380円
  炙り太刀魚をたっぷりと使い、菜の花や茗荷などの薬味とポン酢仕立てに。
  刺身で食べても無茶苦茶旨いのですが、この自家製のポン酢が合うよね (〃^▽^〃)
  春の恵みの菜の花とともに。

・乾坤一 純米吟醸 吟のいろは 宮城 1150円
  私のオーダーです。
  乾坤一の春の酒。
  フルーティーで天美と比べるとすっきりとした美味しさ。

・真鯛のクリームコロッケ 580円 × 2個
  我々の大好きなこちらを1人1個ずつ。
  自家製のベシャメルソースにこれでもかと真鯛のほぐし身をたっぷりと入れたもの。
  程よい下味が付いていますのでそのままで十分に美味しいんです。
  今回はソースも添えられましたのでそちらも活用しながら。
  ガリっとハードな揚げ上がりでコロッケ食ってる感を演出し、
  そこから溢れ出る自家製のベシャメルソースには真鯛の身と旨味がたっぷりと。
  初めてこころやに来られた方で、こちらがメニューにあれば必食ですよ (* ̄∇ ̄*)b

・太刀魚西京味噌焼き 920円
  太刀魚西京味噌焼きに、子持ち高菜、大根おろしを添えて。
  ただでさえ美味しい太刀魚を西京味噌に漬けたんですから旨いのは決定 (* ̄∇ ̄*)b
  ふんわりとした太刀魚の身に西京味噌の甘み、旨味、塩気、風味、香ばしさが溶け込んで。
  子持ち高菜とは「からし菜」のつぼみ部分。別名つぼみ菜。
  癖が無くてシャキシャキ食感で美味しいです。これも春を感じさせてくれます。

・天美 純米吟醸 にごり生 山口 半合 600円
  かみさんのオーダーです。超気に入ったので同じものをお代わり。
  であれば一合頼んだ方が得だったのに (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・杜の蔵 純米生原酒 槽汲み 夢一献 福岡 1150円
  私のオーダーです。
  ご主人と女将さんが利き酒をして選んだ純米生原酒。
  昔ながらのお酒の搾り器械「槽(ふね)」で搾って即座に汲み上げて瓶詰め。
  そのため「槽汲み(ふなぐみ)と名付けられています。
  米の旨みが強い系なのでかみさんは苦手かな?と思いきや旨いと。
  酸味と甘みと米の旨みのバランスがいいんだと思います (〃^▽^〃)

・菊芋の素揚げ 720円
  意外にもこころやで菊芋を食べるのは初めての経験。
  菊芋をスライスして素揚げして塩を振った、シンプルながらも旨いのが決定の調理法。
  カリカリにするのではなく菊芋の水分も敢えて残して素揚げしていますので
  ホクホク&ジューシーな仕上がりになっていました。
  土の香りが満載でイメージ通りの美味しさ (〃^▽^〃)

・大根と人参きんぴら 580円
  メニューを見てこれは食べたいなと思っていましたが、
  後半のちびちびおつまみとして取っておきました。
  奇をてらわないスタンダードな美味しさのきんぴら。
  胡麻油はしっかりと効かせていましたね。
  セロリを使っても美味しそう (〃^▽^〃)

・新若芽ポン酢 580円
  これも後半用に取っておいたもの。
  旬の肉厚でシャキシャキの新若芽に、自家製のポン酢が合わさって美味しい (〃^▽^〃)
  
・而今 純米吟醸 無濾過生原酒 千本錦 三重 1200円
  私のオーダーです。メニュー外から。
  心地良い酸味と甘みと旨み。さすがは而今。素晴らしい味わい。
  五合目ですがしっかりと堪能させていただきました。
  瓶の残り全部を注いでくれましたので1.5合くらいありましたね。
  有難いことです <(_ _)>

・稲庭うどん 揚げ餅大なめこおろし 1400円
  かみさんの〆です。この日は腹が減ったとのことでしっかりと一人前を。
  揚げ餅2個、大なめこ、大根おろし、青菜、刻み海苔、青ねぎ、
  白胡麻を乗せた冷たい稲庭うどん。
  しゃっきりとした歯応えのある稲庭うどんに、こころや特製のキリっと冷えた出汁。
  始めた当初からは出汁の加減も変えているようでどんどん美味しくなっています。

・平目と舞茸と三つ葉の炊き込みご飯 500円
  この日はご飯ものもありましたので私はこちらを〆に。
  平目と舞茸の優しい味わいが出汁になっていて、三つ葉の香りがそれらをまとめて。
  添えられた山椒昆布がこれまたピリッと美味しくて (〃^▽^〃)

これで〆て18020円。一人当たり9010円。お支払いは現金のみになります。

今回が3回目の新生こころやの昼営業利用になりましたが、
今後の利用方針がこれで確定しましたわ (* ̄∇ ̄*)b

この日は実質的には6合以上を飲みましたが最後まで記憶はしっかりと。
飲み方に関しても今回のペースで確定ですね。

そんなこんなで2023年もいいスタートを切れましたが、
次回は春の恵みを頂きに参上したいと思います (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/2現在、3.65ポイント)


2022年12月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理と稲庭うどんのお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2022年9月23日から土・日・祝の営業時間が11:00~17:00になりましたので、
昼のゴールデンタイムは外して昼・夕飲みでの参上です (* ̄∇ ̄*)b

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

この日もご主人と女将さん、女性スタッフの3名で切り盛りしていました。

BGMもいつもの洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・天美 純米吟醸 生原酒 山口 1150円
  私のオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  もはや定番と化した銘柄ですがさすがの旨さ。久しぶりの生原酒ですし。
  ほんのりとした甘みを基調に、酸味と旨味のバランス。
  いきなりの天美ですが相変わらず旨いです (〃^▽^〃)

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  7回連続でこれをオーダーしています。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・刺身の盛合せ 2130円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、ヒラスズキ、皮ハギ肝添え、太刀魚炙り、真鯛、石鯛。
  ヒラスズキは滅多にお目に掛かれない高級魚ですが香りがいいんですよね (〃^▽^〃)
  真鯛も熟成した味わいがしっかりと乗っていて。
  皮ハギの肝は鉄板の濃厚な味わいですよ。やはりこころやの刺身は旨い・・・

・山うに豆腐 680円
  これは前回に引き続き2回目。かみさんが超お気に入りのようで。
  何か月も豆腐を味噌で熟成させた豆腐の味噌漬け。
  ちょこんとつまんで口に放り込み、続いて日本酒をぐびっと。
  味噌の甘い風味と豆腐の風味が混ざり合って、日本酒のアテとしては最高峰でしょうね。

・氷見カマスちょっこり干し 880円
  こころやでは刺身では何度も登場したカマスですが、今回は一夜干しになるのかな。
  女将さん自作の見事な八寸皿での登場、
  大根おろしに鞍掛豆のお浸しも添えてくれました (〃^▽^〃)
  魚ってそのまま塩焼きにするよりも、ちょこっと干した方が水分が抜けて
  旨みが濃くなりますので、比較的に干したものを自宅でも焼くケースが多いです。
  いい感じに水分が抜けて脂が乗っていて、何も付けなくてもいい塩梅。
  この大きさだと頭と中骨は厳しいかな?と思いましたが、ゆっくりと噛んで食べると
  余裕で食べることが出来ました。頭と骨に旨みが凝縮されているので、
  食べれるのであれば食べた方が絶対にお得。跡形も無く成仏させました (〃^▽^〃)

・作 純米吟醸 伊勢志摩コンセプト 三重 1200円
  私のオーダーです。
  数ある銘酒の中でも有名な銘柄ですが、意外にもこころやで飲むのはお初。
  三重県鈴鹿市に蔵を構える、清水清三郎商店の造る純米吟醸。
  酒乃店もりしたのプライベートブランドとして作り上げた純米吟醸で、
  三重生まれの酒米「神の穂」が使用され、仕込み水には鈴鹿山脈の伏流水を使用。
  フルーティーなフレーバーに、飲み始めは爽やかな微発泡を感じ、
  飲んでいると心地良い酸味が口の中を支配していきます。
  これまた天美とは違った味わいですが、これも旨いわあ。かみさんも感動。

・真鯛のクリームコロッケ 550円 × 2個
  残念ながらカキフライが無かったので、我々の大好きなこちらを1人1個ずつ。
  自家製のベシャメルソースにこれでもかと真鯛のほぐし身をたっぷりと入れたもの。
  程よい下味が付いていますのでそのままで十分に美味しいんです。
  ガリっとハードな揚げ上がりでコロッケ食ってる感を演出し、
  そこから溢れ出る自家製のベシャメルソースには真鯛の身と旨味がたっぷりと。
  この方法であれば大抵の方でも真鯛の本当の美味しさを堪能できるでしょう (* ̄∇ ̄*)b
  初めてこころやに来られた方で、こちらがメニューにあれば必食ですよ!

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・小松菜と油揚げと桜エビのお浸し 620円
  ここいらで箸休め的なものを。
  和食の基本は出汁ですが、こころやの出汁は絶品で、
  それをたっぷりと含んだ小松菜と油揚げ。そこに桜エビの香ばしさも加わって。
  期待通りに美味しいお浸しです。家で作れそうで作れない逸品。

・大那 特別純米 初しぼり 無濾過生原酒 栃木 1050円
  私のオーダーです。
  栃木県大田原市に蔵を構える、菊の里酒造の造る特別純米。
  こちらは今までの中で力強さを感じます。通好みの一杯でしょうか。

・下仁田葱の天ぷら 580円
  前に一度食べた時に感動したのでこちらを。
  つうか、前にってもう1年前にもなるんだ (*゚Д゚*)
  月日が経つのが何と早いことよ (u_u*)
  今回も下仁田葱の甘さとゼリーのようなつゆのねっとり感を味わうことができました。
  こころやは何を食っても旨いのですが、揚げ物は得意料理の一つと言えるでしょうね。

・会津娘 純米吟醸 羽黒西64 福島 1300円
  私のオーダーです。
  福島県会津若松市に蔵を構える、髙橋庄作酒造店の造る純米吟醸。
  こちらの酒蔵は日本酒の世界にテロワールの定義を持ち込んだんです。
  羽黒西64という区画の田んぼで獲れた五百万石を使用した純米吟醸。
  味の傾向としては酸味が印象的で甘みは穏やか。
  こちらの銘柄を飲むのは2度目なのですが、なぜか印象が少し違うんです。
  どのような料理と合わせているかで変わるんでしょうね (〃^▽^〃)

・海老芋の唐揚げ 680円
  季節になると京料理とかでも登場する海老芋ですが、
  私は煮たものよりも圧倒的に揚げたものの方が海老芋は美味しいと思っています。
  これまた見事な皿に乗っての登場ですが、塩をちょこんと添えて。
  食べてみると甘みすら感じるホクホク加減。期待通りで間違いのない美味しさ。

・あらごしももロック 550円
  かみさんのオーダーです。
  今度はあらごしももをオススメのロックで。
  濃厚なネクターのような粘度を感じます。

・而今 特別純米 にごりざけ生 三重 1150円
  私のオーダーです。
  三重県名張市に蔵を構える、木屋正酒造の造る特別純米。
  これも感動的な味わい。
  濁り酒らしく柔らかでふくよかな甘みとともに、穏やかな酸。
  さすがは而今ですが、無茶苦茶旨いわ。酔っぱらっていても感動しましたので。

・蒸し鶏の山椒ダレがけ 880円
  ポン酢がけと2種類選べるのですが、山椒好きの我々はいつも山椒ダレがけ。
  蒸し鶏を1口サイズにスライスして山椒ダレをかけ、茗荷、青ねぎ、白ごまをトッピング。
  この山椒ダレがしっかりと痺れ感があってウマウマなんすわ (〃^▽^〃)
  もちろん蒸し鶏自体もほんと美味しい。

・大なめこおろしと春菊の稲庭うどん(冷) 1300円
  〆です。
  昼の営業スタイルに代えたこころやが主力に置いた食事メニューが稲庭うどん。
  温・冷選べます。
  なんとシェアしやすいようにミニ丼に2つに分けて盛り付けてくれました (〃^▽^〃)
  こころやでは、お一人様用に柔軟にハーフサイズでも提供してくれるのですが、
  そういう心遣いが本当に嬉しいです (〃^▽^〃)
  そういう姿勢が、食べログの口コミでもほとんどネガティブなことを
  書かれない要因になっているのではと思います。
  具は、大なめこ、春菊、刻み海苔、茗荷、鰹節、三つ葉、青ねぎ、白胡麻かな。
  しゃっきりとした歯応えのある稲庭うどんに、こころや特製のキリっと冷えた出汁。
  素晴らしい〆ですわ。ナンボでも食えそうなくらいに。

・赤福餅 0円
  臨時休業を付け加えて、ご主人と女将さんはお伊勢さん参りをしてきたのですが、
  その時のお土産であるこちらをサービスで頂きました (〃^▽^〃)
  我々も2006年にお伊勢さん参りをしましたが、その荘厳な歴史を感じる境内は
  ほとんど信仰心というものを持たない私ですら、敬虔な気持ちになったものです。
  
これで〆て16310円。一人当たり8155円。お支払いは現金のみになります。

今回が2回目の新生こころやの昼営業利用になりましたが、
今後の利用方針が見えてきました。

土・日・祝であれば17時まで営業していますので、13:30入店くらいがちょうどいいかも。
私の場合は大酒をかっくらうので3時間半あった方が時間的に余裕が出来るので。
13:30だとお昼のゴールデンタイムに少し被りますのでそこが申し訳ないのですが(^^;

てなことで新生こころやの愉しみ方も確立してきましたので、
2023年も思う存分にこころやの料理と酒、会話を愉しみたいと思います (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/1現在、3.65ポイント)


2022年10月中旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの稲庭うどんと割烹料理のお店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2022年8月29日から9月22まで休業をしていたのですが、
無事に9月23日から営業を再開したんです (〃^▽^〃)

それと同時にそれまでは中休みありの昼と夜の営業だったのですが、
昼から夕方までの通し営業にスタイルが変わったんです。
ということで我々も利用方針を変更して、14時に予約をしての訪問となります。
土・日・祝の閉店時間は17時になりますので、そこから逆算すると14時くらいがいいかなと。
11時~14時までのゴールデンタイムは観光客などの方にお譲りして。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

初めて昼のこころやに伺いましたが、この日はご主人と女将さん、
女性スタッフの3名で切り盛りしていました。

BGMは、この日も洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

ちなみに営業スタイルが変わりましたのでお通しも無くなりました。
まあ、しゃあ無いっすねえ。食事利用の方も半分以上いる中で、
どのくらい出るのか予想が付かないお通しを用意できませんので。

・伯楽星 純米吟醸 冷卸 宮城 1100円
  私のオーダーです。
  このブランドはこころやで飲むのは初めて。他のお店では3回くらい飲んだような記憶。
  心地良い酸味と旨味。美味しいです。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  6回連続でこれをオーダーしています。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・刺身の盛合せ 3010円
  この日の刺身を全種類4切れずつ盛り付けてもらいました。
  夜の営業の頃は2切れずつだったのですが、昼~夕方の営業スタイルになったことで、
  以前よりも刺身の種類を少なくすることで食材ロスにならないようにしていますので、
  種類が減った分、2切れのところを4切れにしたものです。
  この日は、オオモンハタ、カマス炙り、鰆炙り、ショッコ。
  オオモンハタは塩との相性が抜群です。
  炙り系はどちらも皮の香ばしさと旨みがたまらん (〃^▽^〃)
  ショッコとはカンパチの子供のことです。なのであっさりしていてモチモチ食感。

・里芋唐揚げ 680円
  一度炊いた里芋を揚げたものです。
  なので里芋自体にほんのりとした甘みが付いていて美味しいんです (〃^▽^〃)
  それにもまして見事な皿でのサーブ。
  なんとこれは女将さんの自作の皿なんですよ (* ̄∇ ̄*)b
  数年前から陶器を始めましたが、かなりの腕前になってきました。
  趣味と実益を兼ねるとはまさにこのことか。

・常山 純米吟醸 ひやおろし 福井 1000円
  私のオーダーです。
  酸味が特長で、伯楽星よりもさらに香りがぶわっと来ますね。
  これも美味しいです。

・柿とクルミの白和え 780円
  その名の通り、柿とクルミを使った白和えです。
  絹のように滑らかな白和えの生地。
  そこに柿の甘みと風味。くるみの食感と香ばしさ。
  それらを白和えの生地が纏め上げています。
  日本料理に目覚めてから、このような果物を使った料理も美味しく頂けるように。
  給食に出された、缶詰めみかんとりんごと胡瓜のマヨネーズサラダあたりと
  比べると、天と地ほどの違いの美味しさがあり、果物を料理に使うことへの
  苦手意識を吹き飛ばしてくれました (* ̄∇ ̄*)b

・会津娘 純米吟醸 穣 片門 福島 1300円
  私のオーダーです。
  こちらの酒蔵は日本酒の世界にテロワールの定義を持ち込んだんです。
  今までの2種類の日本酒と比べるとぐっと来る旨味を持っています。
  いわゆる通好み寄りの日本酒では無いでしょうか。

・国産牛すじ大根 920円
  私もかみさんも牛すじラバーですので、これはいの一番に食べようと思いました (〃^▽^〃)
  柔らかく煮込まれた牛すじに、その出汁をたっぷりと浸みこませた大根。
  温泉卵を中央に落とし、青ねぎを散らして。
  期待通りの美味しさで、添えられた七味も活用しながら完食。
  ちなみにこちらの大きな器も女将さんの作品です (* ̄∇ ̄*)b

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・湘南みやじ豚塩焼き 1480円
  意外にも店内で頂くのは初めての料理。テイクアウトでは一度あるのですが。
  湘南を代表するブランド豚のみやじ豚ロースを塩焼きにしたものです。
  白ごまを振って、柚子胡椒を添えて。なんと鞍掛豆のお浸しも添えてくれました (〃^▽^〃)
  赤身も味が濃くて美味しいのですが、私はやはりこの脂身の甘みがたまらんですね。

・鶴齢 特別純米 ひやおろし 新潟 1000円
  私のオーダーです。
  これも酸味と旨味が素晴らしいです。
  美味しい日本酒って心地良い酸味があってそれがたまらんです。
  同時に辛口で米の旨味が濃いです。
  さすがは鶴齢。外さない美味しさ。

・山うに豆腐 680円
  これは初めて見る料理。
  どんなものが出てくるんだろう?と思っていたら、なんと豆腐の味噌漬けでした。
  何か月も豆腐を味噌で熟成させるらしくて。
  これがなんというか美味しいんですよ。
  ちょっと箸につまんで口に放り込むと、味噌の甘い風味と豆腐の風味が混ざり合って、
  日本酒のアテとしては最高なのじゃ無いだろうかと思えるほどの相性の良さ。
  つまり飯にも抜群の威力を発揮すると思いますよ (* ̄∇ ̄*)b

・紅あずまきんとん 550円
  これはかみさんが大好物なので。
  いわゆる栗きんとんに使われる周りの芋きんとんのみの料理。
  紅あずまと紅はるかのブレンドらしいです。

・山形正宗 純米吟醸 秋あがり 山形 ?円
  私のオーダーです。これで酒は〆。
  米の旨みと上品な果実を感じさせる味わい。
  余韻は名刀「山形正宗」らしいキレ味。
  このブランドを飲むのは3回目ですが、どれも外さない美味しさがありますね (* ̄∇ ̄*)b

・稲庭うどん 国産蒸し鶏と薬味(冷・小) ?円
  〆です。
  昼の営業スタイルに代えたこころやが主力に置いた食事メニューが稲庭うどん。
  温・冷選べ、さらには〆用に小サイズにも対応してくれました。
  具は、国産蒸し鶏のスライス。薬味に、大葉、茗荷、三つ葉、青ねぎ、白胡麻、すだち。
  出汁は、昆布と鰹節で丁寧に取ったもの。
  しゃっきりと引き締まった稲庭うどんは〆にも最高っすね (* ̄∇ ̄*)b

・〆の小かけうどん(温) 650円
  もう一つの〆。やっぱ温かいものも食べたいので。
  こちらはシンプルに、わかめ、大葉、三つ葉、青ねぎ、白胡麻。

これで〆て14810円。一人当たり7405円。お支払いは現金のみになります。

今回が初めての新生こころやの昼営業利用になりましたが、
何となく今後の利用方針も見えてきました。

土・日・祝であれば17時まで営業していますので、14時に入店してラストまで、てな感じかな。
もしくはもう少し余裕を持たせて、13:30入店というパターンも考えられるかも。
純粋な昼食利用の方のストライクタイムをなるべく外してあげたいのが本心なのですが。

いずれにせよ、これからも美味しくて楽しいこころやを堪能するために、
健康・体調管理にも十分に気を付けて、自分たちへのご褒美としたいなと (〃^▽^〃)

食べロガーは歯が命。
体調管理の一環として、オーラルケアにも引き続き気を付けないとね (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/10現在、3.64ポイント)


2022年8月中旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

BGMは、この日も洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・鶴齢 特別純米 爽醇 新潟 1050円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  夏酒らしい爽快感があります。心地良い甘みも。
  2年10か月振りと久しぶりの鶴齢ですが旨いねえ (〃^▽^〃)

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  5回連続でこれをオーダーしています。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・お通し 330円 × 2人前
  万願寺唐辛子とおじゃこの和えものです。
  渋い小皿でのサーブ。
  万願寺唐辛子とおじゃこのそれぞれの風味と旨みが合わさっていいっすねえ。

・刺身の盛合せ 2290円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、オオモンハタ、鯵、金目鯛炙り、真鯛炙り、地だこ、スズキ。
  この日のネタあてクイズは、オオモンハタとスズキが見分けられるかがポイントでしたが、
  鬼門のそれを見分けることが出来ず久しぶりの不正解 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  オオモンハタにはスズキのような縞模様が見えて、スズキは熟成したことで
  スズキらしくない白っぽい色になっていたのが敗因です。
  ただしこれは反省のしようが無くて当たらなくてもしょうがない結果でしたわ(^^;
  なのでスズキは素晴らしく熟成した旨みが乗っていましたよ。熟成してナンボですね。
  金目鯛の脂もたまらん美味しさですし。
  地だこは西の明石に対し、東の横綱である佐島の活き締め蛸。
  ブリンブリンの歯応えで、噛めば噛むほどじゅわっと旨みが出てきます。

・羽根屋 特別純米 瓶燗火入れ 富山 1050円
  私のオーダーです。
  このブランドはこころやで飲むのは初めて。他のお店で1回飲んだような記憶ですが。
  舌を包み込むような酸味が来て、そのあとに豊潤な旨口。美味しいです。

・豚トロゴーヤチャンプルー 920円
  こころやで初めて食べるゴーヤチャンプルー。
  具は、ゴーヤ、豚トロ、揚げ豆腐、人参、玉子。
  そこに白ごまと鰹節を振りかけて仕上げています。
  豆腐はわざわざ絹ごし豆腐を揚げたものです。ふんわりと柔らかく、
  調味料の味をまとい易くなっています。
  本場のゴーヤチャンプルーよりも美味しい (* ̄∇ ̄*)b

・真鯛のクリームコロッケ 550円 × 2個
  我々の大好きなこちらを1人1個ずつ。
  自家製のベシャメルソースにこれでもかと真鯛のほぐし身をたっぷりと入れたもの。
  程よい下味が付いていますので今回はそのままで頂きました。
  まずはガリっとハードな揚げ上がり具合。
  この断面アップ写真を見ていただければ美味しさが少しでも伝わるでしょうか。
  真鯛ってなにが美味しいの?と思っている方はこれを食えば分かります。
  この風味と旨みが真鯛の凄さなんです。

・Bianco Crestan 2020 Davide Spillare ?円
  かみさんのオーダーです。
  こころやの白ワインが最近お気に入りなので。
  イタリア・ヴェネトの白ワイン。ナチュラルワインです。
  ぶどうは、ガルガーネガ、トレッビアーノ。
  レモンのニュアンス。よって酸味がしっかりとした辛口です。
  美味しいですよ (〃^▽^〃)

・天美 純米大吟醸 廣島千本錦 山口 1500円
  私のオーダーです。
  もはや定番と化した銘柄ですが、今回は広島県産の廣島千本錦を使った純米大吟醸。
  まずは香りが凄い。飲んでも凄い。
  フルーティーとは違う酸味。なんと表現すればいいんだろう?
  マスカットフレーバーに近くて、シルキーな微発泡の口当たり。
  甘さは控えめで、何口か飲んでいるとほろ苦さも感じます。
  これは旨いわ。びっくり。天才じゃないの?

・地だこと里芋のやわらか煮 950円
  テイクアウトを含めて何度も食べたことのある料理。
  地だこと里芋のやわらか煮に青ねぎを散らしたものです。
  不思議なくらいに柔らかくなった地だこ。
  その味を含みまくってこれまた柔らかい里芋。
  喧嘩しないように2椀に分けてくれました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・蒸し鶏の山椒ダレがけ 880円
  蒸し鶏を1口サイズにスライスして山椒ダレをかけ、青ねぎ、白ごまをトッピング。
  この山椒ダレがしっかりと痺れ感があってウマウマなんすわ (〃^▽^〃)
  もちろん蒸し鶏自体もほんと美味しい。

・会津娘 純米吟醸 穣 千刈 福島 1400円
  私のオーダーです。
  こちらの酒蔵は日本酒の世界にテロワールの定義を持ち込んだそうで、
  辺り一面水田と畑地が拡がる会津の穀倉地帯北会津町、
  チーム春泥「あいづ自然栽培農家の会」、長谷川純一氏の手掛けた五百万石を使用した純米吟醸。
  最初の0.5秒は、先ほど感動したばかりの天美に似ているのですがその後が違うんです。
  これも凄いわ。
  もったいないのは会津娘というブランド名が昔っぽくて。
  別にブランド名が味を決めるわけでもありませんが、
  天美、飛露喜、鶴齢、而今、冩樂とかってブランド名がかっちょいいですもん。

・梅酒ソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  奈良県西吉野産の梅の実を使用した「梅乃宿の梅酒」のソーダ割りです。

・穴子の白焼き 1580円
  今宵は贅沢にいきたかったのでこちらをチョイス。
  絶妙な塩加減で、山葵とすだちを添えて。
  最初に尻尾から食べましたが、さすがは筋肉質の部分の味の濃さというか。
  良く動かす部分は美味しいと言いますがまさにその通り。

・飛露喜 純米吟醸 生 黒ラベル 福島 1150円
  私のオーダーです。酒の〆です。
  相変わらず、酸味、甘み、旨みのバランス、調和が素晴らしい。

・あらごしももロック 550円
  かみさんのオーダーです。
  久しぶりのあらごしももをオススメのロックで。

・桃と新生姜の白和え 920円
  2回連続こちらをオーダー。
  旬の白桃と新生姜を使った白和え。
  桃の香りと甘み、新生姜の辛みが合わさって極上の白和えに。

・みやじ豚チャーシューと葱のチャーハン 1080円
  2022年9月以降は食べれなくなってしまうこころやの絶品チャーハン。
  ここ最近は太りやすいので我慢していましたが、そんなことは言ってられません。
  本当に最後?となるかどうかは分かりませんが、少なくとも数年以上は食えないでしょうね。
  ということで本気の〆です。
  これを頂くのは今回が初めて。そして最後になるはず。
  具は、みやじ豚チャーシュー、玉子、青ねぎ、白胡麻。
  みやじ豚チャーシューの旨みと塩気がたまらんです。これは旨いわ。
  人生で食べたチャーハンの中でも5本の指、いや、3本の指に入るくらいに美味しい絶品チャーハン。

・赤だし 400円 × 2杯
  チャーハンのお供でもちろんこちらも (* ̄∇ ̄*)b
  茄子、わかめ、青菜、ねぎの赤だしだったかな?
  もうこのタイミングだとご主人と女将さんとのお話に夢中で覚えとらん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

これで〆て19370円。一人当たり9685円。

今宵も絶品料理と酒の数々。そしてご主人と女将さんとの楽しいトークタイム。
今回は気合を入れて来ましたが、その影響もあり過去最高額のお支払いになりました。
それでも1人1万円を超えないんですけどね (* ̄∇ ̄*)b

なぜに気合を入れたかというと2022年9月からこころやの営業時間が11:00~17:00に変更になるんです。
つまり我々の場合、夜の訪問は今宵が最後だったんです (涙д涙)

夜の営業は無くなりますが、その代わりに昼の営業では定食の提供を止めて、
代わりに昼飲みが出来るアラカルトの提供を始めるんです (〃^▽^〃)

お店が無くなるわけではありませんので、今後は昼飲み?夕飲み?利用で
こころやの絶品料理と酒、ご主人と女将さんとの楽しいトークを愉しむことにしましょう (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/8現在、3.64ポイント)


2022年7月中旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

BGMは、この日も洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・寳剱 純米吟醸 酒未来 湧水仕込 広島 1350円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  程よい酸味とフルーティーな芳香。通好み寄りですが旨いです。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  4回連続でこれをオーダーしています。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・お通し 330円 × 2人前
  豆アジの南蛮漬けです。
  豆アジとしてもかなり小さい魚体。なので骨が全然障りません。
  味も濃くて美味しい (〃^▽^〃)

・刺身の盛合せ 2360円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、地だこ、太刀魚炙り、赤ハタ、平目、金目鯛炙り、鯵。
  この日のネタあてクイズは、赤ハタと平目が見分けられるかがポイントでしたが、
  何とかクリアして全問正解!
  味は赤ハタが歯応えは残しつつもハタらしい白身熟成の旨味。
  平目はそれよりも柔らかい仕上がりで、これまた縁側も少し添えられてたまらん。
  地だこは西の明石に対し、東の横綱である佐島の活き締め蛸。
  ブリンブリンの歯応えで、噛めば噛むほどじゅわっと旨みが出てきます。

・仙禽 クラシック60 雄町 無濾過原酒 生酛 栃木 1150円
  私のオーダーです。
  寳剱よりも酸味と甘みが効いていますね。旨い。
  仙禽のモダンはイタリアンに合うお酒とのことで仕入れていなかったのですが、
  こちらのクラシックは和食に合うように造ったもので仕入れたそうです。

・桃と新生姜の白和え 920円
  旬の果物の白和えは大好物ですのでこちらを迷わずチョイス (* ̄∇ ̄*)b
  桃の香りと甘み。新生姜の穏やかな辛みがさらに高めてくれて。
  それらを包み込む和え衣がこれまた秀逸。
  蜂蜜、オリーブオイル、胡麻など10種類くらいの食材を使っているそうです。
  これは家庭では真似できないなあ。
  これに限らずこころやの料理は全部だけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Bianco Rugoli 2020 Davide Spillare ?円
  かみさんのオーダーです。
  前回、白ワインを飲んだら美味しかったので今回も挑戦。
  イタリア・ヴェネトの白ワイン。ナチュラルワインです。
  ぶどうは、ガルガーネガ100%。
  独特のフレーバーですが飲むと癖はなくて、心地良い酸味が美味しいです。

・鶏天 辛子醤油 880円
  揚げ物の天才(私の個人的な意見です。ご本人が言っているのではなく。)である
  ご主人の作る鶏天。
  甘唐辛子の天ぷらも加わり、塩と辛子醤油を添えて。
  まずは甘唐辛子がジューシー。いきなり旨いです。
  そして鶏天が凄い。ジューシーどころじゃないです。
  鶏肉の旨みと肉汁を全て閉じ込めて完璧な蒸し焼き状態に。
  私もかみさんも感動しながら食べましたよ (〃^▽^〃)

・天美 特別純米 山口 1150円
  私のオーダーです。
  もはや定番と化した銘柄ですが、今回は火入れをしたもの。
  飲み口は微発泡。
  火入れをしてもフレッシュさは残っていますし、酸味も心地よくて美味しいです。

・とうもろこしすり流し(一人前) 550円 × 2人前
  今が旬のとうもろこし。
  中央には枝豆を2個トッピング。映えるよね (〃^▽^〃)
  飲んでみると、ざらっとしたとうもろこしの皮の食感。
  そしてすぐにやって来るとうもろこしの甘み。
  この甘みがナニコレ状態。
  使っている材料は、とうもろこし、牛乳、塩だけ。
  とうもろこしは蒸してから、ゆっくりと炒めてミキサーにかけるそうで。
  そうするとこれだけの甘みを引き出せるんですね。これぞプロの技ですよ (* ̄∇ ̄*)b

・真サバ西京味噌焼き 980円
  漬けた魚って無茶苦茶旨いのでこちらをチョイス。
  鞍掛豆のお浸し、大根おろしを添えて。
  香ばしく焼き上がったサバの身には、味噌の濃厚な旨味が浸み込んでいて、
  ジューシーでふっくらしていてウマウマ。

・梅酒ソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  珍しく数年ぶりにこちらをオーダー。
  奈良県西吉野産の梅の実を使用した「梅乃宿の梅酒」のソーダ割りです。

・茄子とつるむらさきのお浸し 620円
  つるむらさきのネバネバが茄子に出汁をまとわせてくれて旨いわあ。
  じんわりと旨いとはこのこと。和食っていいなあ。

・会津娘 純米吟醸 羽黒西64 福島 1350円
  私のオーダーです。
  こちらの酒蔵は日本酒の世界にテロワールの定義を持ち込んだそうで、
  羽黒西64という区画の田んぼで獲れた五百万石を使用した純米吟醸。
  味の傾向としては我々の大好きな天美にも似ていてこれも旨いわあ。
  女将さんから田んぼの区画図を見せてもらいましたが、フランスのワイン畑でいうところの
  テロワールよりもさらにきめ細かいのではという印象を持ちました。
  女将さんとも「ここは変態ですね。」との意見で一致 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・干しホタルイカ炙り 620円
  料理の〆はこちらを。
  蛍烏賊の肝の旨味が凝縮。これをつまんで日本酒をグビっと。
  たまらんですぜ (〃^▽^〃)

・冩樂 純米吟醸 播州愛山 一回火入れ 福島 1400円
  私のオーダーです。酒の〆です。
  赤いラベルが印象的。
  我々の世代の方は分かると思いますがシャアザクみたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  なんか特別仕様の冩樂みたいだったのでそう感じたんです (〃^▽^〃)
  冩樂は他のお店でも何度も飲んだことのある銘酒ですが、さすがの旨さ。
  酸味と甘みと旨みのバランスが最高で、飲んでいて心地良いです。
  5合飲んでいるのにそれが分かるんです。

これで〆て16660円。一人当たり8330円。

今宵も絶品料理と銘酒の数々を堪能させていただきました (* ̄∇ ̄*)b

とうもろこしを始め、その時期の旬の味わいを楽しめるのが、この手のお店の良いところ。
大手居酒屋チェーンでは難しい部分だと思いますもん。だから通いたくなると。
生涯を通じて通いたいお店。
そういうお店を持っている食べロガーは多いでしょうね (* ̄∇ ̄*)b

この日も〆の炒飯を頼んでいる方がいて、我々はその調理時に発する匂いを楽しみました。
ホントはあれを2皿一気食いしたいくらいですわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
1日だけ絶対に太らないクスリとか発明されんのかね?

お店を出るときに店内で販売している渡辺農園の野菜を買って帰りました。
今回はホワイトピーマンを買ったのですが、さてどうやって調理しようか?

ご馳走様です!(2022/7現在、3.65ポイント)


2022年6月中旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席 (〃^▽^〃)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・酒屋八兵衛 純米 三重 1050円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  初めて飲む銘柄。
  酸味が効いていて奥から来る香りが良いです。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  3回連続でこれをオーダーしています。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・お通し 330円 × 2人前
  胡麻豆腐です。
  ねっとりと濃厚な胡麻の味。舌に絡み付きます。
  旨いですよ (〃^▽^〃)

・刺身の盛合せ 2060円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日は、オオモンハタ、イサキ炙り、太刀魚炙り、金目鯛炙り、地だこ。
  今回のネタあてクイズは楽勝ですね。もはやクイズにはならなかったです。
  毎度のことながら素晴らしい刺身の数々。
  地だこはブリンブリンの歯応えと、噛めば噛むほど滲み出る旨み。
  金目鯛炙りもいつもながらに見事な脂が乗っていて。
  それにも増して素晴らしかったのが旬のイサキ炙り。
  皮目から滲み出ている透明の脂。身も含めてたまらんかったです (〃^▽^〃)

・とうもろこしのすり流し 550円 × 2人前
  まさにこれからが旬のとうもろこし。
  仕上げにとうもろこしをミキサーにかけて、枝豆をトッピングしたものです。
  まだ季節的には早いとは思うのですが、それでも素晴らしい甘み。
  山梨のとうもろこしだそうですが、もうこんなに甘いのが獲れるんだ?

・山形正宗 純米 夏の純米 昼の部 山形 1050円
  私のオーダーです。
  これを飲むのは人生において2回目。
  4年前に飲んだのですがラベルが印象的でしたのですぐに思い出しました (〃^▽^〃)
  飲み口はフルーティーな酸味が効いていて、2秒後にブーケのような香りがぶわっと。
  これは旨い。かなり好みです (〃^▽^〃)

・じゅんさいと夏野菜の酢の物 920円(税抜)
  カクテルグラスでのサーブ。
  それも私とかみさん用に別々に分けてくれました。
  なのでこの写真の2倍の量が実際の料理の量になりますのでご注意を (* ̄∇ ̄*)b
  大ぶりのぷるぷるじゅんさいに、ミニトマト、ズッキーニ、
  スナップエンドウを加えて、酢の物仕立てにしています。
  美味しいだけではなく、目で見ても美しい一品。

・稚鮎紫蘇巻き天ぷら 980円
  渋い皿に稚鮎紫蘇巻き天ぷらが4本。塩を添えて。
  稚鮎紫蘇巻き天ぷらはイメージ通りのハラワタの苦味。
  これから旬を迎える鮎ですが2022年食い初めかな?

・Bianco Muni Daniele Piccinin ?円
  かみさんのオーダーです。
  あらごしみかんソーダ割り以外にも試してみようということで珍しく。
  イタリア・ヴェネトの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノ グリージョ、ドゥレッラ。
  素敵な酸味が印象的な辛口の白ワイン。
  飲んだ瞬間にナチュラルワインのようなニュアンスを感じたので
  ご主人に伺ってみるとYesとのこと。
  ナチュラルワインだからではなくて単純に美味しいと思える白ワインですよ。

・大那 純米 無濾過生原酒 生酛 栃木 1050円
  私のオーダーです。
  これも初めて飲む銘柄。
  昔ながらの手間のかかる生酛造り。
  酸味と米の旨みが強いですよ。しっかり辛口で野性味が有るというか。
  かみさんは苦手かな?と思いきや、なんと美味しいとの評。
  何度も私の頼んだ日本酒を味見していくうちにイケる口になっていますね。

・みやじ豚スペアリブ煮込み 980円
  こちらも私とかみさんの分の皿を分けてのサーブ。
  なので写真に写っている倍量が実際の料理のボリュームになりますので (* ̄∇ ̄*)b
  とろとろに煮込んだみやじ豚のスペアリブ。
  あばら骨は難なく取れちゃいました。
  脂身も乳化したようなとろけ具合で、脂っぽさは皆無。
  しっかりと甘辛い味が浸み込んでいてたまらんです (〃^▽^〃)
  こういうのって冷めても美味しいのでチビチビと頂きました。
  それにしてもこれが980円とは驚きのお値段。
  写真の倍の量でですよ?それもみやじ豚で。

・新ニンニクの丸揚げ 850円
  新ニンニクはレンバイで仕入れたそうです。
  味変用にふき味噌も添えてくれました。
  新ニンニクの丸揚げはシャリシャリとホクホクのちょうど中間地点。
  新ニンニクらしいフレッシュな味わいを生かしたんだと思います。
  ふき味噌を添えて食べるとふきの苦味が加わって一気に味変。
  このふき味噌だけでも酒が無くなる勢いですわ。

・新玉ねぎのベーコンポン酢 620円
  これが意外にもヒット作というか。
  新玉ねぎのフレッシュな甘みと程よい辛味に、
  カリカリに焼いたベーコンの旨みと塩気。
  そこに花かつおや青ねぎとポン酢のハーモニー。
  これはタマランかったです (〃^▽^〃)

・天美 特別純米 山口 1150円
  私のオーダーです。
  もはや定番と化した銘柄ですが、初めて火入れをしたものを飲みます。
  フレッシュさは無くなるものの、酸味も心地よくて美味しいです。

・Sassaia La Biancara (Angiolino Maule) ?円
  かみさんのオーダーです。
  イタリア・ヴェネトの白ワイン。
  ぶどうは、ガルガーネガ。
  こちらもナチュラルワイン。
  Bianco Muni Daniele Piccininと比べるとフルブルームとはいかず、
  ライトな印象を持ちました。美味しいですけどね (〃^▽^〃)

・白龍 純米吟醸 念(omoi) 福井 1150円
  私のオーダーです。これが日本酒ラスト。
  白龍ブランドは何度も飲んでいますが、毎回異なる種類を頂いています。
  甘みと旨味、酸味、すべてのバランスが揃っていて美味しいです。

・とうもろこし岩石揚げ 880円
  この季節の定番で、天才的な揚物の腕を持つご主人の真骨頂の逸品 (〃^▽^〃)
  2口サイズくらいの岩石に見立ててとうもろこしを薄衣で揚げたものです。
  別皿に塩が添えられます。
  つなぎの衣はごくごく最小限でとうもろこしの甘みだけがストレートに拡がります。
  衣に包まれて蒸し焼き状態になったとうもろこしは、これ以上無い甘さを引き出されて。
  〆が揚物という普通では考えられないオーダーですが、
  これを知っているので何の躊躇も無く最後を飾ったわけです (〃^▽^〃)

これで〆て16160円。一人当たり8080円。

いやあ、今宵も大満足でしょう (〃^▽^〃)

こころやでは何を食べても美味しいのですが、初めて訪れる方には、
熟成した味わいを楽しめる刺身と、揚物は是非とも試してもらいたいです。
それらを主軸にして、野菜、魚、肉などの割烹料理を加えていき、
最後はこれまた大人気の炒飯で〆るのをオススメいたします (* ̄∇ ̄*)b

自分自身が炒飯で〆て無いじゃん?と思われるでしょうが、
本当は2皿くらい食いたいところですが、我々はすぐに太るんです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

お店を出るときに久しぶりに店内で販売している渡辺農園の野菜を買って帰りました。
ズッキーニを買ったのですがオーブンで蒸し焼きにして美味しく頂きました (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2022/6現在、3.65ポイント)

2022年4月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

2ヵ月ぶりのこころやになりますが、なんか久しぶりに伺ったような感覚に。
そう思わせるだけウキウキとした高揚感がいつも味わえるお店なんでしょうね (〃^▽^〃)
そういうお店が近くにあって、予定通りに通える幸せですわ。

この日に頂いたものは以下になります。

・乾坤一 純米 うすにごり生 宮城 1000円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  癖が無いですね。バランスタイプだと思います。
  かみさんも好みの飲み口。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  2回連続でこれをオーダーしています。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・お通し 330円 × 2人前
  すずきの竜田揚げです。
  とにかく香りが良いですね。そこに濃いめの出汁餡をかけて。
  このお通しだけで250gの飯が無くなるわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・刺身の盛合せ 2390円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日は、コチ、平政、鯵、金目鯛炙り、石鯛、ホタテ。
  コチ、平政、石鯛が難関でしたが、石鯛を見分けられるようになっていて、
  そこからコチ、平政と芋づる式に正解が導き出せるんですよね。
  なので今回のネタあてクイズも全問正解(^^)/
  コチはさすがの旨味。じんわりと白身らしい旨味というか。
  平政は脂の乗りが多すぎず、少な過ぎず、ちょうどいい加減でした。
  なんと京都で水揚げされた平政だった模様。京都と聞くだけでお上品な印象に。
  金目鯛も上品な脂が乗っていて相変わらず旨い (〃^▽^〃)

・紗利 五割諸白 純米大吟醸 福井 1150円
  私のオーダーです。
  わりとしっかり味です。米の旨味が強く辛口で。
  純米大吟醸ですが、いい意味でそれほど吟醸香は無いです。
  通好みの一杯ですがかみさんも好みの模様。

・冷製新玉ねぎの土佐煮 550円
  女将さん自作の皿で2人前に分けてのサーブ。
  新玉ねぎの甘みを引き出した一品。きぬさやを添えて鰹節を振りかけて。
  それにしても女将さんの陶芸の腕前はどんどん上達してますね。
  数年後には個展が開けるのでは?

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・炙り金目鯛と茗荷のおろしポン酢和え 1380円
  見事な皿でのサーブ。赤い金目鯛が映えますなあ (〃^▽^〃)
  金目鯛の脂に対して、大根おろしと茗荷とポン酢のハーモニー。
  とにかくかみさんがこの日はこれ狙いで来ましたので。

・常山 純米 超辛 直汲み 福井 1150円
  私のオーダーです。
  一杯目の乾坤一 純米 うすにごり生にも似ている印象。
  これも旨いなあ。

・新竹の子蕗味噌焼き 880円
  これまた見事な皿でのサーブ。
  昆布の上に新竹の子を並べ、蕗味噌を塗って焼いて青ねぎと白ごまで仕上げたもの。
  新竹の子のサクサクとした心地よい食感。程よいえぐみ。
  そこにさらに蕗味噌の春の苦味と旨みを加えて。
  竹の子好きなのをさっぴいても旨い (〃^▽^〃)

・ホタルイカと春野菜天ぷら 1280円
  こちらも女将さん自作の八寸皿でのサーブ。
  ホタルイカ、アスパラ、新じゃがいも、スナップエンドウの天ぷら。
  塩で頂きます。
  とにかくホタルイカのワタのトロトロ加減が絶品 (〃^▽^〃)
  これは旨い!
  アスパラの穂先の濃厚なコクもたまらんです。
  スナップエンドウも甘いジュースに溢れていて。

・天美 純米吟醸 生原酒 山口 1150円
  私のオーダーです。
  もはや定番と化した銘柄ですがさすがの旨さ。
  ほんのりとした甘みを基調に、酸味と旨味のバランス。

・あまおうの白和え 880円
  あまおうとくるみを白和えにしたものです。
  あまおうの酸味と甘みと、くるみの香ばしさと食感、
  白和えの生地の大豆の風味が全て合わさって旨いわあ。
  その昔はフルーツを惣菜に使うことに抵抗感があったのですが、
  和食の世界を知るほどに逆に好みになって来ました (〃^▽^〃)
  フレンチやイタリアンでも当たり前に使ってますもんね。

・杜の蔵 純米生原酒 槽汲み 福岡 1150円
  私のオーダーです。酒はこれで〆。
  ご主人と女将さんが利き酒をして選んだ純米生原酒。
  昔ながらのお酒の搾り器械「槽(ふね)」で搾って即座に汲み上げて瓶詰め。
  そのため「槽汲み(ふなぐみ)と名付けられています。
  酒本来の持つ発酵から生じた炭酸ガスを含んだまま瓶詰めしていますので、
  ピチピチとした微発泡を感じ取ることが出来ます。
  とにかく分かりやすく美味しいんですよ(^^)
  酸味と米の旨味のバランスがちょうど良くてこれもかなり好みのタイプ。
  〆を飾るに相応しいセレクト。

・ホタルイカと竹の子と蕗の炊き込みご飯 450円 × 二膳
  本当は食い過ぎなので一膳を二人で分けようかとも思っていたのですが、
  食いしん坊根性が頭をもたげ、結局一人一膳食うことに (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  ホタルイカと竹の子と蕗を炊き込んでるんですから大好物のオンパレード!
  固めに炊かれたご飯とともにバクバク完食ですよ。

・あおさと海苔赤だし 400円 × 2杯
  こちらはそれほどカロリーを気にすることも無いので2杯頂きました。
  豆腐、あおさ、海苔の赤だしです。〆に相応しい美味しさで。

これで〆て17000円。一人当たり8500円。端数をサービスしてくれました (〃^▽^〃)

レビューには書けませんが、今宵はサプライズもあり、
思いもかけず非常に楽しい晩餐になりました (* ̄∇ ̄*)b

美味しいものを笑顔でいただく。それを叶えさせてくれるこころや。
2022年は順調に訪問が出来ていますが、このまま年末までそうであることを祈りつつ。

ご馳走様です!(2022/4現在、3.64ポイント)

2022年2月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

オミクロン吹き荒れる情勢ですが、なんとか4回連続で予定通りに訪問出来ました。
リスクのあるお店、ほとんど無いお店というのは明白であり、
もちろんこころやはリスクのほとんど無いお店に属します。
なぜならば、ノーマスクでワイワイガヤガヤと騒ぐようなお店ではありませんので。

なので安心して伺うことのできるお店の一つなんです(^^)
そういうお店ばかりを厳選してリピートしています。
もちろん絶品であることがリピートの第一条件なのですが。
限りある人生。大事なお金と時間を費やしますので、
なんでもかんでも、あっちもこっちもリピートなんて出来ません (ΦωΦ)

さて、店頭に置かれた消毒スプレーで手指消毒をしてから店内へ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

ということで、この日に頂いたものは以下になります。

・会津娘 純米吟醸 うすにごり 雪がすみの郷 福島 1000円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  人生においておそらく初めて飲む銘柄だと思います。
  酸味が心地良いです。香りも含めて。スタートに最適な旨さ。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  14回連続でこれをオーダーしていたのですが、
  前回は事情がありノンアルで攻めたため、連続記録は途絶えてしまいました。
  また一から積み重ねていくしかありませんが、
  特に拘っても無いか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  お味は、みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・お通し 330円 × 2人前
  聖護院大根のすり流しです。菜花を添えて。
  とにかく出汁が旨いんだよねえ (´▽ `)
  ほっこりと温まる一品です。

・刺身の盛合せ 3740円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日は、真鯛松笠造り、アオリイカ、平目、石鯛、太刀魚炙り、
  生本まぐろ、生本まぐろ中トロ、ヒラスズキ、地だこ。
  平目、石鯛、ヒラスズキが難関でしたが、
  今回のネタあてクイズも全問正解(^^)/
  アオリイカはねっとりと熟成した旨さ。
  そして貴重な生の本鮪。身のきめ細やかさと香りはさすが。
  そして、真鯛松笠造り、平目、石鯛、太刀魚炙り、ヒラスズキの白身の競演。
  同時に食べ比べるとそれぞれの違いが分かります。
  まあ、熟成時間の違いもありますのでその部分が大きいのもありますが。
  白身の刺身を美味しいと感じれる日本人で良かったなあと思う瞬間 (〃^▽^〃)

・手取川 純米 石川 1000円
  私のオーダーです。
  最初は辛口という印象。
  しかしながら焼き空豆を食べながら飲み進めると、
  心地良い酸味と甘みも感じるようになってきました。
  かみさんは一杯目よりもこっちの方が好みとの評。
  こっちの方が通好みの酒なのですが、イケる口になったのかな?

・焼き空豆 850円
  走りの空豆。さやごと焼いて蒸し焼きにしたものです。塩を添えて。
  空豆の香りがたまらんです。

・ホタルイカ新若芽ぬた 850円
  旬の競演。
  小さなホタルイカですが旨みは十分。
  そしてシャキシャキ食感の新若芽。
  それを纏め上げるのが味噌だれ。

・天美 純米吟醸 生原酒 山口 1150円
  私のオーダーです。
  もはや定番と化した銘柄。全てのバランスが素晴らしい (* ̄∇ ̄*)b
  而今や鍋島に並ぶブランドに育つと思います。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・牛すじチーズコロッケ 550円 × 2個
  これを見た瞬間に絶対に食うぞと。
  大きめの形状のコロッケ。鎌倉野菜の葉物サラダを従えて。
  ガリっとハードな衣を割ると、中からとろりとした牛すじチーズの生地。
  クリーミーなポテトをベースに、牛すじの旨みと食感、チーズのコクと塩気。
  これはたまらんですぜ (≧◇≦)

・而今 純米吟醸 無濾過生原酒 千本錦 三重 1200円
  私のオーダーです。
  何となく苺のフレーバーを感じます。
  そして心地良い酸味と甘み、旨み。さすがは而今。

・春菊としめじと菊花お浸し 780円
  かみさんは春菊が苦手なのですが、こころやなので挑戦。
  春菊らしい香りが立っています。この香りがいいんだよなあ(^^)
  あっさりとした出汁を含んで旨いわ。
  案の定、かみさんも美味しいとの評。こころやのは食えるんじゃん。

・甘鯛の松笠揚げ 1580円
  ご主人はこの手の揚げ物が得意なのですが、さすがですよ。
  サクサクの衣にフワフワの身。軽く塩で食べるとたまらん ヾ(*´∀`*)ノ
  途中、すだちを搾って味変。
  高級割烹でもなかなかこのレベルは食えませんよ。

・鍋島 特別純米酒 山田錦 classic 佐賀 1450円
  私のオーダーです。日本酒はこれで〆。
  印象としては辛口。わりと通好みのテイストを感じます。
  しかしながらかみさんの評価も高いです。
  もしかしたら通好みデビューしたのかも (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  
・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・牡蠣とほうれん草バター醤油炒め 1080円
  この日は牡蠣料理も食べたかったのでこちらを追加で。
  ぷっくりとした牡蠣がごろごろ。
  ほうれん草とともにバター醤油の素敵な味付けでウマウマ。

・あおさ海苔赤だし 400円 × 2人前
  〆に絶品の炒飯を食べたいところですが、双方とも凄く太る体質でして (u_u*)
  なので今回も大人しく赤だしで〆ました。
  あおさ、キャベツ、わかめの入った赤だし。
  〆には最高 (〃^▽^〃)

これで〆て18890円。一人当たり9445円。
こころやでの最高支払額を樹立ですね。

今回は刺身盛合せが豪勢だったのと、1000円オーバーの料理を3品頼んだのと、
かみさんにしては多めの酒を3杯飲んだことが影響したのではと思います。
これだけ飲み食いして1万円でお釣りが来るので御の字というか感謝ですよ (* ̄∇ ̄*)b

2022年はいいスタートが切れましたが、恒例の年末訪問まで、
こころやの絶品料理と酒を店内で頂けることを祈っております!

ご馳走様です!(2022/2現在、3.62ポイント)


2021年12月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

前回の訪問が2021年11月上旬なのですが、その頃からコロナの感染者数が
比較的に低水準で推移しており、この調子でいけば年末恒例の訪問が叶う!
と期待しておりましたが、その期待通りの訪問になります(^^)/

店頭に置かれた消毒スプレーで手指消毒をしてから店内へ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

ということで、この日に頂いたものは以下になります。

・紗利 五割諸白 純米大吟醸 福井 1000円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  わりとしっかり味です。米の旨味と酸味のある。
  純米大吟醸ですが、いい意味でそれほど吟醸香は無いです。

・ノンアルコールビール 550円
  かみさんのオーダーです。
  キリン 零ICHI(ゼロイチ) 334ml 小びん。
  ちょいと酸味を感じるテイストですね。
  あらごしみかんソーダ割りの連続1杯目オーダー記録は、
  14回で途切れました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  この日は体調管理上、ノンアルにした方が良かったのでノンアルで攻めていました。

・お通し 330円 × 2人前
  なまこ酢です。
  久しぶりに食べるなまこ。
  その美味しさを引き出すのがこころや特製のポン酢だね!

・刺身の盛合せ 2670円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日は、ヤガラ、鯵、石鯛、太刀魚炙り、ホタテ、金目鯛炙り、真鯛松笠造り。
  今回のネタあてクイズも全問正解(^^)/
  ヤガラ、石鯛、真鯛の違いを見分けられるかがポイントでしたが難なくクリア。
  ヤガラは程よい弾力を残した熟成具合で香りがいいです。
  石鯛はねっとりと熟成。旨いですよ。
  真鯛は松笠造りになっていて皮の間のゼラチン質がたまらん(^^)
  この日の金目鯛はのどぐろに負けないくらいの脂の乗りでウマウマ。
  今宵も素晴らしい刺身の数々でした。
  ちなみに白地の八寸皿は女将さんのお手製ですぜ(^^)/

・飛露喜 特別純米 初しぼり かすみざけ 福島 1150円
  私のオーダーです。
  相変わらず、酸味、甘み、旨みのバランス、調和が素晴らしい。
  初しぼりだからかフルーティーな印象も。これは旨いなあ。
  かみさんが隣で飲めないことに歯ぎしりを (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・鹿児島産軍鶏手羽元と皮の部分 450円
  鹿児島産の軍鶏は凄い筋肉質。そして旨味もたっぷり。
  しっかりと噛んで味わう肉です。皮も旨いなあ(^^;
  軍鶏って全国に相当な種類が存在すると言われていますが、
  これほど軍鶏らしい肉質を食べたのは初めてです。

・ノンアルコールビール 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・菜の花の辛子醤油和え 680円
  菜の花はしゃっきりとした茹で加減。これぞお手本のような。
  そして和えてある出汁が旨いんです。辛子を効かせ過ぎないで。
  この出汁は自宅で真似出来ないんだよなあ(^^;

・活〆穴子白焼き 1180円
  京都舞鶴産の穴子を白焼きにしたものです。
  絶妙な塩加減で、山葵とすだちを添えて。
  身にしっかりとした弾力があり、あっさりなのに味は濃いんです。
  これは旨いなあ。臭みなんか微塵もありませんよ。

・天美 特別純米 生原酒 山口 1150円
  私のオーダーです。
  こちらのブランドを飲むのは4回目ですが相変わらず旨い。
  酸味と甘み、たおやかな味わいというか。
  飛露喜 特別純米 初しぼり かすみざけとタメを張る旨さですもん。
  天美という銘柄を象徴するような甘みとフルーティーな芳香も。

・下仁田葱の天ぷら 580円
  これは甘い!そして旨い!
  天ぷらという技法の素晴らしさを味わえる料理でしょう。
  これを食べると天ぷらは揚物では無くて、蒸し料理ってのが分かります。
  鍋で食べるよりも下仁田葱の実力を発揮していますよ。
  添えられた塩がこの甘みを引き出すんですよねえ(^^)

・常山 純米吟醸 福井 1050円
  私のオーダーです。
  酸味が特長で、これも飛露喜、天美に負けない美味しさ。

・ノンアルコールビール 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
  ノンアルという安心感からペースが速いですね。

・マグロの竜田揚げ 柚子おろしポン酢 920円
  下味を付けさっくりと揚げたマグロの竜田揚げに、
  柚子おろしポン酢、茗荷、大葉を積み重ね、白ごまを散らしたものです。
  絶品のポン酢にこころやお得意の薬味が加わりますので、
  竜田揚げでもさっぱりと頂けます。マグロ自体も美味しくて。

・白子豆腐 980円
  熱々の土鍋での登場。
  ほんのり甘みのついた出汁の中に、鱈の白子と絹ごし豆腐を浮かべ、
  三つ葉を添え、柚子皮で香りづけ。
  ふるふるの柔らかさの白子が絶品ですわ(^^)期待通り!
  なんでこれが1000円を切るんだろう (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・王禄 渓 直汲み 無濾過 2019 島根 1550円
  私のオーダーです。日本酒はこれでラスト。
  島根県松江市の王祿酒造株式会社の商品。
  こちらの酒蔵は徹底した製法、品質管理、販売先選定を行っています。
  それだけ拘った商品ですので、こころやとしては高額となる1550円の値付け。
  飲み口は通好みのテイストなのですが、同時に初心者にも優しい味なんです。
  なかなか表現が難しいのですが、どちらの顔も併せ持つと。
  これもさすがの旨さです。

・地だこと里芋の柔らか煮 980円
  テイクアウトを含めて何度か食べたことのある料理。
  地だこと里芋の柔らか煮に青ねぎを散らしたものです。
  不思議なくらいに柔らかくなった地だこ。
  その味を含みまくってこれまた柔らかい里芋。
  幸せっす・・・
  ちなみに写真はシェアしやすいように半分ずつ盛られた状態です。
  実際にはこの写真の倍の量になりますのでご安心を(^^)

・赤だし 380円 × 2人前
  〆に絶品の炒飯を食べたいところですが、師走の暴飲暴食の影響で、
  体重が上昇したまま戻らんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  なので大人しく赤だしだけで〆ました。
  白菜、わかめ、あおさの入った赤だし。ほっこりと温まりました(^^)
  軽い酔い覚まし効果もあるんだよね。

これで〆て17410円。一人当たり8705円。

炒飯の〆は我慢しましたが、それでも17000円超えですのでしっかりと食べて飲んだと。

2021年はこれで最後の訪問となりましたが、振り返ってみるとイートイン5回、
テイクアウト3回で、計8回利用したことになるんです。
例年、5回くらいの訪問になるのですが、圧倒的に多かった2021年。

それもこれもコロナ禍の影響で、いつ訪問出来るのか分からないので、
訪問出来る時に訪問しようとか、テイクアウトで凌ごうと思ったりしたことで、
結果的に利用回数が例年よりも多くなったんです。
凄い常連さんになると毎週通われている方もいますので、
私なんかは屁の突っ張りにもならんです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

2022年はそのようなネガティブな発想では無くて、
ポジティブに利用回数を積み重ねていけたらなと思います(^^)
テイクアウトは2021年までの特典という思い出にしておいて。

ご馳走様です!(2021/12現在、3.61ポイント)


2021年11月上旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

店頭に置かれた消毒スプレーで手指消毒をしてから店内へ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

前回の訪問からちょうど1ヵ月なのですが、
これほど期間を開けずに再訪をするのは初めての経験。

というのも2021年11月のコロナの感染状況を見ると、緊急事態宣言が解除されて
1ヵ月以上経つにも関わらず減少傾向が続いており、この調子だと年末も
通常通りの営業を行うことが可能になり、恒例の年末訪問が出来るのではと考え、
そうなってくると逆算するとここらで辺で一発伺いたいなと思った次第です。

1ヵ月しか経っていませんがメニューを拝見するとわりと変わっていました(^^)

ということで、この日に頂いたものは以下になります。

・白龍 純米純米 秋あがり 福井 1000円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  ほんのり酸味。そして甘みと米の旨さ。
  かみさんも好みで旨いとの弁。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  14回連続1杯目はこれを飲んでいます。ほんとぶれんなあ。

・お通し 330円 × 2人前
  秋ゴボウの唐揚げです。出汁で炊いてから揚げていますので、
  そのまま食べても奥からじんわりと味がするんです(^^)
  食感も柔らかくなっていて美味しいなあ。

・鞍掛豆のお浸し 500円
  自宅でも青大豆を使ったひたし豆という料理を良く食べるのですが、
  この独特の固い食感がいいんですよね(^^)
  長野の鞍掛豆をほんのり甘い出汁に浸したものです。

・刺身の盛合せ 3213円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、鯵、皮ハギ、地だこ、平目、真鯛、鰆、石垣鯛、アオリイカ。
  今回のネタあてクイズは全問正解(^^)/
  皮ハギが超難関でしたが、平目、真鯛、石垣鯛の見当がついたので、
  消去法で残ったものが皮ハギと判明した次第です。他は一目瞭然で分かるし。
  白身中心の品揃えでしたが、熟成した旨味がそれぞれ乗っていて、
  同じ白身でも同時に食べ比べると個性があるのが分かるんです。
  相変わらず鎌倉・湘南エリアでもトップクオリティの刺身です。

・而今 愛山 純米吟醸 火入れ 三重 ?円
  私のオーダーです。
  メニューには載っていないものを出して頂きました。
  これぞ旨い日本酒のお手本のようなテイスト。
  酸味、甘み、旨みのバランスタイプ。

・北海道鵡川産本ししゃも焼き(メス) 400円 × 2尾
  我々が普段目にするものは、主に北大西洋アイスランド、ノルウェー、ロシア、
  東カナダのニューファンドランド島沖合で漁獲されているカラフトシシャモ。
  こちらは正真正銘の北海道で獲れた本ししゃも。それのメスをチョイス。
  最近カラフトシシャモを食べていないのですが、身の旨さに違いがあります。
  あとは香りもいいんですよね。
  今思えば、身の美味しさに特徴があるオスも食べれば良かった(^^;

・紀土 純米吟醸 ひやおろし 和歌山 1000円
  私のオーダーです。
  こころやで紀土を飲むのは初めて。人生でも2回目くらいかな?
  わりと通好みの飲み口。
  日本酒度もそこそこ有って、かみさんも旨いと。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・カキフライ 特製タルタル 980円
  大きめのカキフライが6個。
  サイドには、キャベツ、ラディッシュ、リーフのサラダ。
  そこに特製のタルタルソースと中濃ソースを添えて。
  牡蠣は臭みなんか一切なくてただただ旨味のみ。
  そこにほぼ理想形の特製タルタルですよ。
  1400円くらいで定食で出したら涙もんでしょうね。

・天美 純米吟醸 生原酒 山口 1150円
  私のオーダーです。
  こちらのブランドを飲むのは3回目ですが相変わらず旨い。
  微発泡で而今 愛山 純米吟醸 火入れにも似た味わい。
  これはかみさんも唸っていましたね。

・高菜そぼろの里芋饅頭 木の子餡掛け 980円
  私とかみさん用にお椀を2つに分けてサーブしてくれました(^^)
  なので写真に写っているのはハーフサイズです。
  里芋饅頭は中に包み込んだ高菜の香りが良いです。
  これがあるのと無いのとでは大違い。
  そこに木の子を加えたほんのりとろみのついた出汁餡。
  美味しくてほっこりと温まります。

・セロリの塩昆布和え 550円
  以前サービスで出してもらって美味しかったので自宅でも再現したほど。
  セロリをザクザク切って、塩昆布とレモン、白胡麻で和えたのですが、
  セロリは切った後にかなり水分を搾る工程を聞き漏らしていた模様。
  なので数日置いても水分は出ない仕上がり具合に。
  自宅でももう一回作り直してみよう!
  ちなみにかみさんはセロリが苦手なのですが、こころやのように
  美味しい料理屋さんで出ると食えるんです。

・丈径 直汲み 無濾過 島根 1550円
  私のオーダーです。これが日本酒ラスト。
  酸味しっかり、米の旨味しっかり。通好みの味わい。
  微発泡も感じるかな。
  かみさんは今回の中では苦手なタイプだったようです。
  辛口タイプだったのでそれが影響したのかも?

・アオリイカときたあかりの塩胡椒炒め 1280円
  アオリイカのゲソとキタアカリを中華風に炒め合わせたもの。
  ごま油の香りがいいっすね(^^)
  〆の料理でしたがバクバク食えましたわ。

これで〆て14880円。一人当たり7440円。
下書きの時に計算してみるとどう考えても安いんですけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ちょうど、

・而今 愛山 純米吟醸 火入れ 三重 ?円

のお値段が入っていないくらいの誤差に感じました。
その分、年末に伺ってたくさん飲んで食べたいと思います(^^)/

今回も前々回の反省を生かして、チェイサーを活用しながら
「俺様」モードがさく裂しないように紳士?に振舞いました。
おかげで記憶もしっかりとあり、楽しい会話を忘れることも無く。

下書きを書いている段階ではコロナ感染者数は若干上昇の兆しが見え隠れしますが、
マスクの着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保などの基本的な対策に加え、
ワクチンもさらに広い層にまで接種して頂いて、なんとか持ちこたえて、
楽しい年末年始を迎えられることを祈りましょう!

ご馳走様です!(2021/11現在、3.59ポイント)


2021年10月上旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

店頭に置かれた消毒スプレーで手指消毒をしてから店内へ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

テイクアウトは何度かしていますが、お店で食べるのは3ヵ月ぶり。
今日は何を食べようかなと思いながら卓上のメニューを眺めます。

ということで、この日に頂いたものは以下になります。

・天美 純米吟醸 うすにごり 山口 1150円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  2020年11月に初の新酒を出荷という新しい酒蔵で、
  杜氏として指揮を執るのは女性の方なんです。
  こちらのお酒を飲むのは2回目。
  うすにごりですので少し白濁しています。
  口に含むと微発泡の口当たり。
  天美という銘柄を象徴するような甘みとフルーティーな芳香。
  決して嫌味な甘みでは無くて。
  これはスタートにはいいですね。かみさんはお気に入り。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  13回連続1杯目はこれを飲んでいます。ほんとぶれんなあ。

・お通し 330円 × 2人前
  絹ごし豆腐の神楽南蛮味噌がけです。
  新潟の伝統野菜でピーマンのような唐辛子である神楽南蛮、
  新生姜、茗荷、味噌で作った神楽南蛮味噌。
  ピリ辛で複雑で濃厚な旨味。これだけで酒を何合も飲めるほどに。
  こういう常備菜があると嬉しいんだよなあ。

・刺身の盛合せ 2100円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、鯵、オオモンハタ、しめ鯖、赤ハタ、カマス炙り、平目。
  この日のネタあてクイズは超難関で、オオモンハタ、赤ハタ、平目を
  見分けられるかどうかがカギでしたが、いきなりオオモンハタを
  平目と答えてしまい全問正解はパーに (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  これはご主人も難しいと仰っていましたね(^^;
  さて、お味の方はいつもながらにどれも秀逸。
  鯵とオオモンハタは天草から仕入れています。
  この日特に美味しかったのがカマス炙り。
  皮目の旨味の濃厚さと脂ノリノリでたまらんかったです。
  口の中でカマスが溶けるくらいに。
  ちなみにこの見事な八寸皿は、女将さんの作品です!

・紗利 五割諸白 純米大吟醸 福井 1000円
  私のオーダーです。
  純米大吟醸ですが、いい意味でそれほど吟醸香は無いです。
  普段飲みして欲しいとのことでお値段も手頃なんだそうで。

・叩きごぼうの胡麻酢和え 650円
  食感を楽しめるようにカットした牛蒡をキャンプファイヤーのように重ねて。
  牛蒡には酢の酸味と胡麻の香ばしい風味。
  期待通りに美味しいです。わりとさっぱりと頂けて。
  この手の根菜&食物繊維系は身体が自然と喜ぶんだよねえ(^^)

・鰆の炙り 0円
  これは中途半端に残った?とかでサービスしてくれました(^^)/
  身はとろっと柔らかくて皮目が香ばしくて美味いなあ。

・山形政宗 特別純米 ひやおろし 山形 1000円
  私のオーダーです。
  数日前に別のお店でまったく同じものを飲んだのですが、
  その時よりも、米の旨味とフルーティーさを感じました。
  同じ酒を飲んでも様々な要素により味の感じ方も違うんだなあと。
  一緒に合わせる食材、料理、お店の雰囲気、自分の体調、周りの環境、
  酒屋からお店に届くまでの管理手法、お店での管理手法などで。

・アジフライ 特製タルタル 980円
  こころやでアジフライを食べるのは2回目。わりと食べて無かったんだ?
  写真に写っているのは二人でシェアしやすいようにハーフサイズにしたもの。
  なのでもう一皿これと同じものがありますのでご安心を(^^)
  大きな鯵を3枚におろしたものを使って、2枚の大きなアジフライを形成。
  そこに添えられるのは、赤大根のピクルス、ピオーネ、鎌倉野菜のサラダ。
  サラダにはこころや特製の美味しいドレッシング。
  そしてマヨラーには涙ものの特製タルタルソースも添えて。
  アジフライそのものも身がふっくらとしていて衣がサクサクで美味しいのに、
  それを極上の逸品にまで押し上げるのがこの特製タルタルソース!

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・土田 生もと 純米吟醸 群馬 1150円
  私のオーダーです。
  群馬県の土田酒造の造る純米吟醸なのですが、こちらの酒蔵の全ての商品が
  蔵にすみついている乳酸菌や、色々な微生物の活動を待ち、促し、生かす、
  生もと造りという昔ながらの造り方をしているんだそうです。
  全ての商品を生もと造りにしているのはここだけとの情報も。
  そういう事前情報を得てから飲んでみると、乳酸発酵したような酸味が印象的で。
  ちょっとヨーグルトにも似たような風味というか。これも旨いですよ。

・柿とくるみの白和え 850円
  その名の通り、柿とくるみを使った白和えです。
  絹のように滑らかな白和えの生地。
  そこに柿の甘みと風味。くるみの食感と香ばしさ。
  それらを白和えの生地が纏め上げています。
  子供の頃はフルーツを加えた料理は嫌いだったのですが、
  日本料理に目覚めてからというもの、好んで頼むようになりました(^^)

・秋刀魚と牛蒡の有馬山椒煮 920円
  もういっちょ牛蒡料理を。
  秋刀魚&有馬山椒煮だったので食材が被ってもこれは食いたいなと思って(^^)
  その期待通りに、山椒がしっかりと効いていて。
  そこに秋刀魚の脂が乗っかってうまうまですよ。

・白龍 純米吟醸 直汲み無濾過生原酒 福井 1150円
  私のオーダーです。これが日本酒ラスト。
  酸味、米の旨味、甘み、全てを兼ね備えた旨さ。
  最後を飾るに相応しい銘酒でした。

・豆腐と木の子の醤油餡 小鍋仕立て 980円
  〆はこちらで。
  最近はご飯物で〆ることが多かったのですが、ここ数日の暴飲暴食がたたり、
  二人とも炭水化物はスルーしてヘルシーそうなこちらで〆るかと。
  見事な土鍋で熱々でのサーブ。
  絹ごし豆腐に、エリンギ、椎茸、しめじ、舞茸、なめこ。
  生姜の効いた熱々の醤油餡で煮込み、青ねぎを散らして。
  期待通りに旨くてヘルシーで美味しい(^^)
  これをご飯にかけると最高なんだろうなあ。

これで〆て13690円。一人当たり6845円。

あれ?この日は安く上がったな。
酒はいつも通りに5合飲んでいるので、料理が少なめだったんでしょうね。
さすがに暴飲暴食を連日こなせる年齢では無いか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

前回は「俺様」モードがさく裂したので、今回は意識してお行儀よく(^^;
いつもよりもチェイサーを飲む量も増やしましたぜ。
こころやに行く日は昼酒禁止にするはずが2杯飲んでたけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

それにしても、3ヵ月ぶりのこころやでの店内飲食(^^)
寂しさを紛らわすために通常利用外のテイクアウトで凌いできましたが、
やはりお店に伺って、ご主人と女将さんと談笑しながら
こころやの美味しい出来立ての料理と、お酒を頂くのには敵いません。

今後もどのような情勢になるのか読めませんが、
このような貴重な時間を大切にしていきたいと思います。

ご馳走様です!(2021/10現在、3.59ポイント)



2021年9月中旬に再訪です。

この日は晩酌の肴の調達。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

神奈川県版緊急事態宣言が2021年7月22日から発出されたことを受け、
こころやは2021年7月26日から休業という選択をしていましたが、
2021年9月3日からランチ営業と夜のテイクアウト営業を再開しました。

そんなこんなでお店を応援するために、というよりは、
こころやの料理を定期的に愉しみたいために今回もテイクアウト利用(^^)

こころやは普段はテイクアウト営業をしていないので、
このレビューは通常利用外口コミとさせて頂きます。
日常からテイクアウトを実施していればテイクアウトレビューでしょうけど。

ちなみにテイクアウトレビューの本当の怖さを知らない方が多いと思います。
いまだにその怖さは続いているわけでして・・・
「デリバリー」と「その他」も同じ怖さを持っているのではと推測。

さて、公式SNSにその週のテイクアウトメニューが掲載されていますので、
かみさんと二人で何にしようか検討し、

・お刺身盛合せ 1500円 × 2人前
・いぶりがっこポテトサラダ 620円
・太刀魚の竜田揚げ おろしポン酢 950円
・タコと里芋の柔らか煮 950円
・ごぼうの唐揚げ 620円
・旬魚と木の子の炊き込みご飯(2人前) 980円
合計:7120円

を電話で予約をしました。

ちなみに予約は当日ピックアップであればその日の14時までに行う必要が有ります。
ピックアップ時間は、17:00~19:30頃まで。

当日の予約時間ジャストくらいにお店でピックアップ。

前回もテイクアウト利用でしたが、ちょうど2週間ぶり。
これだけ間隔を開けずにご主人にお会いするのは初めてですが、
ほんの数分の滞在ですのでやっぱお店でお会いするのとは訳が違いますね(^^;
この日もちょこちょこっと軽く会話だけしてお店をあとに。

この日のテイクアウト惣菜の内容は以下になります。
通常利用外レビューですのでサクッとコメントで。
と思いながら書いてもこのように長文になると・・・
あるマイレビ様が1000文字以内にレビューは収めることを心掛けていましたが、
本当はそのくらいにコンパクトにまとめた方が読み手には優しいわけで(^^;

長文になる代わりに、文章のレイアウトはほぼ同じにしてあり、
欲しい情報だけをさっと探せるような工夫はしてあるんです。
特に、何がいくらでどういう味で、という部分はすぐに分かるように。
どこそこでお買い物♪お使い♪という情報は欲しく無いでしょうから書きません。

・お刺身盛合せ(2人前)
  2人前が1パックに入っています。
  この日は、オオモンハタ6切れ、太刀魚炙り6切れ、
  真鯛湯引き6切れ、鯵6切れの計24切れになります。
  真鯛は珍しく獲れたてのもの。熟成していないのでプリプリと思いきや、
  それでも少し寝かせたような柔らかな弾力を感じました。
  鯛らしい香りが出ていたのが獲れたてらしさだったのかな。
  オオモンハタは初めて食べますが熊本県天草で獲れたもの。
  こちらは8日間寝かせており、いい感じの熟成具合(^^)
  熟成した白身の淡白な旨味。自宅の岩塩で頂きましたが至福!
  もちろん地魚となる太刀魚も鯵もいつもながらの美味しさ。
  自宅で頂ける刺身としては最高峰に位置づけられるのではと思います。
  あくまでも緊急事態やまん延防止の時期の特別なテイクアウトです。
  それも真夏の時期は刺身は提供されません。

・いぶりがっこポテトサラダ
  これは何度も食べたことのある鉄板の美味しさのサラダ。
  いぶりがっこの食感を生かすように大きめにカットし、
  マヨネーズは少なめのヘルシーな味付けに。
  これはどうみても山盛りサービスをしてくれていますね(^^)

・太刀魚の竜田揚げ おろしポン酢
  一口サイズにカットした太刀魚の竜田揚げ。
  サイドには、大根おろし、茗荷、大葉。そして別容器に入ったポン酢。
  まずは自宅の岩塩で食べてみます。
  むふうっ・・・ たまらんぜ(^^)/
  薄衣にした太刀魚の竜田揚げはフワフワで太刀魚の香りが立ち込めて。
  これをお店で塩で食べると涙もんだろうなあ。
  そしてポン酢だれにたっぷりと浸けて食べてみます。
  うひょっお!これもいいや(^^)
  太刀魚の香ばしい香りと薬味、ポン酢の協演ですよ。

・タコと里芋の柔らか煮
  通常は冷菜仕様にするそうなのですが、この日に作ったばかりとのことで、
  温菜仕様での提供でした。なので自宅でもレンチンして温め直して。
  その名の通りで、タコの柔らか煮と里芋の煮物に青ねぎを散らしたもの。
  タコを食べた瞬間に笑みがこぼれます(^^)
  本当に柔らかくて。このように仕上げるのはプロの技。
  これを自宅で頂けるのですから感謝でしょう。
  かみさんも感動していましたよ。

・ごぼうの唐揚げ
  太刀魚と揚物で被りますが、私もかみさんもごぼうが大好きなので(^^)
  七味マヨネーズが添えられます。
  こちらも薄衣で。ごぼう自体に味を含ませているようで、
  何も浸けずに食べても美味しかったです。

・旬魚と木の子の炊き込みご飯(2人前)
  これまたぎっしりと詰め込んでくれています。間違いなくサービス。
  そして銀杏もたっぷりと有ったのでそちらも入れてくれていました(^^)/
  魚は鯛系だと思われます。そこにしめじやエリンギなどの木の子を入れ、
  銀杏と三つ葉で彩りを添えて。
  自宅飲みの〆に美味しく頂きました。

この内容で7120円。大人2人の胃袋を満足させてくれました(^^)/
今回は前回の反省を踏まえて、2人前としては多めに購入しましたので。

このレビューは次回店内飲食レビューを上げる寸前までは封印しておきます。
上げたってどうせ目立たないですし、写真だけはお店のトップ画面に表示されて、
いかにもテイクアウトが出来そうなお店と勘違いされるのは申し訳ないので。

あくまでも日記代わりというか、こういう日もあったんだなという備忘録。
遠い将来に苦笑いしながらこの頃を振り返られればいいなと。

もうこのセリフは書きたくないんですけど・・・

ご馳走様です!(2021/10現在、3.59ポイント)



2021年9月初旬に再訪です。

この日は晩酌の肴の調達。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

神奈川県版緊急事態宣言が2021年7月22日から発出されたことを受け、
こころやは2021年7月26日から休業という選択をしていましたが、
2021年9月3日からランチ営業と夜のテイクアウト営業を再開しました。

そんなこんなでお店を応援するために、というよりは、
こころやの料理を定期的に愉しみたいためにテイクアウト利用です(^^)

こころやは普段はテイクアウト営業をしていないので、
このレビューは通常利用外口コミとさせて頂きます。
日常からテイクアウトを実施していればテイクアウトレビューでしょうけど。

ちなみにテイクアウトレビューの本当の怖さを知らない方が多いと思います。
いまだにその怖さは続いているわけでして・・・
「デリバリー」と「その他」も同じ怖さを持っているのではと推測。

さて、公式SNSにテイクアウトメニューが掲載されていますので、
かみさんと二人で何にしようか検討し、

・お刺身盛合せ(一人前) 1500円 × 3人前
・つるむらさきと茄子のお浸し 750円
・シャインマスカットとくるみの白和え 920円
・真鯛のクリームコロッケ(1個) 550円 × 3個
・蒸し鶏の山椒だれがけ 920円
・角煮と秋葱炒飯 980円
合計:9720円

を電話で予約をしました。

ちなみに予約は当日ピックアップであればその日の14時までに行う必要が有ります。
ピックアップ時間は、17:00~19:30頃まで。

当日の予約時間ジャストくらいにお店でピックアップ。

前回訪問からちょうど2ヵ月くらい経っていますのでちょっと懐かしい感じ。
ちょこちょこっと軽く会話だけしてお店をあとに。

この日のテイクアウト惣菜の内容は以下になります。
通常利用外レビューですのでサクッとコメントで。
と思っていたのにわりと長いし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・お刺身盛合せ(1人前) × 3人前
  3人前が1パックに入っています。
  この日は、真鯛炙り9切れ、カワハギ6切れ、太刀魚炙り6切れ、
  鰆炙り3切れ、地ダコ6切れの計30切れ。
  どれもいつもながらの熟成の旨味と炙りの香ばしさ。
  いい真鯛が入ったのでそれだけ9切れでしたが、
  熟成も施されており、炙られた香ばしさとともに旨味が乗っていました(^^)
  地ダコもブリンブリンの歯応えで噛むと旨味が溢れ出すと。
  テイクアウトでも十分なクオリティ(^^)
  今回の内容だと醤油よりも岩塩&すだちで食べるのが一番美味しかったです。

・つるむらさきと茄子のお浸し
  まさにその名の通りの料理。
  ネバネバと食物繊維が豊富なつるむらさきに、
  美味しい出汁をたっぷりと含んだ柔らかい茄子の協演。

・シャインマスカットとくるみの白和え
  旬で高価なシャインマスカットを半分にカットし、
  くるみを砕いたものと一緒に白和えにしたものです。
  シャインマスカットの甘みとくるみの香ばしさと食感、
  和え衣の風味と滑らかさとのコラボレーション。
  旬の果物を合わせることの多い白和えですが、シャインマスカットは初めて。
  20年前の私であれば絶対に頼まない果物を合わせた料理ですが、
  こころやのような美味しい和食店のおかげで、
  私にその素晴らしい世界を開眼させてくれたんです。

・真鯛のクリームコロッケ
  これはお店でも定番ですね(^^)今回で食べるのは3回目。
  レンジで25秒温めてから、オーブントースターで焼き直しました。
  ベシャメルソースとほぐされたたっぷりの真鯛の身がいい具合に合わさって。
  初めてこれを食べた時にはびっくりしましたもん。
  そのままで食べても美味しいですし、私の場合は自宅にある
  有機野菜と果実のウスターソース、醤油で交互に楽しみました。
  塩との相性も抜群だと思いますけどね(^^)
  そして冷めても美味しいんですよ。熱いと香りが立ちますが、
  冷めた方が真鯛の旨味を感じます。

・蒸し鶏の山椒だれがけ
  蒸し鶏を一口サイズにカットし、白ごまと青ねぎを散らし、別容器に山椒だれ。
  この山椒だれがしっかりと痺れ感があってウマウマなんすわ(^^)
  この手の痺れ感が苦手な方は量を加減してかけた方がいいでしょうね。

・角煮と秋葱炒飯
  こころやの炒飯は絶品なので(^^)
  このメニューは初めて食べます。
  とろとろに煮込まれたみやじ豚の角煮をほぐしたものと、
  秋葱、卵、白ごまを合わせた炒飯。
  レンジでしっかりとチンして温め直すと、角煮の脂がいい感じに回って、
  それが米をコーティングして、出来立てのようなパラパラ、しっとり加減に復活!
  〆に食いましたがタマランですぜ!

この内容で9720円。大人3人の胃袋を満足させてくれました(^^)/
実際にはもう少し買えば良かったなとも後悔しましたが(^^;

このレビューは次回店内飲食レビューを上げる寸前までは封印しておきます。
上げたってどうせ目立たないですし、写真だけはお店のトップ画面に表示されて、
いかにもテイクアウトが出来そうなお店と勘違いされるのは申し訳ないので。

あくまでも日記代わりというか、こういう日もあったんだなという備忘録。
遠い将来に苦笑いしながらこの頃を振り返られればいいなと。

もうこのセリフは書きたくないんですけど・・・

ご馳走様です!(2021/10現在、3.59ポイント)



2021年7月上旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)
店頭に置かれた消毒スプレーで手指消毒をしてと。

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

今日は何を食べようかなと思いながら卓上のメニューを眺めます。
皮肉にも新作メニューを考える時間がたっぷり有ったとのことで、
今回のメニューはわりと見たことが無いものがありました。

ということで、この日に頂いたものは以下になります。

・播州一献 純米生原酒 おりがらみ 兵庫 1000円
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  今回は珍しくおりがらみでのスタート。
  米の旨味がしっかりと味わえます。
  そして酸味も感じますし、微発泡のような舌触りも。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  12回連続1杯目はこれを飲んでます。ほんとぶれんなあ。

・お通し 330円 × 2人前
  とうもろこしの冷製スープです。ちょこんと枝豆もトッピング。
  ゴールドラッシュを使っているそうですが、あえて皮のざらついた食感も残して。
  ほんと甘くて旨いわあ。
  甘みは一切加えず、牛乳と塩だけでこの甘みを出しているんです。

・刺身の盛合せ 2770円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、アオリイカ、キジハタ、アイナメ、太刀魚炙り、
  鯵、イナダ漬け、地ダコ。
  この日のネタあてクイズは、キジハタとアイナメが難関でしたが、
  見事にそれが外れました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  柵の状態で見せてもらうと分かりやすいのですが、
  アイナメの方が黄色がかった白身なんですね。覚えておこう。
  ネタあてクイズは外れましたが、味はもちろん外しません(^^)
  特にキジハタとアイナメはなかなか珍しいので堪能させて頂きましたよ。

・トマトと枝豆のお浸し 650円
  ぷっくりと大きめのトマトの皮を湯剥きして、食べやすいようにカットし、
  枝豆を散らしたお浸しです。
  トマトの甘みと枝豆のコクがいいですね。旬のものはホント旨いわ。

・乾坤一 特別純米 宮城 1000円
  私のオーダーです。
  辛口でスッキリ。かみさんに飲ませるとあまり好みではない模様。
  大体かみさんの日本酒の好みが分かって来ましたわ。

・桃と新生姜の白和え 850円
  白桃と新生姜を使った白和え。胡桃もトッピングして。
  絹のように滑らかな白和えの生地。
  そこに白桃の甘み、香り、新生姜の食感と辛味。
  そして胡桃のクリスピーな食感と香ばしさ。
  それらを白和えの生地が纏め上げています。
  これは旨いなあ・・・ 極上ですよ。
  こういうのがポンと出てくるから天才なのではと思うんです。

・会津娘 純米芳醇 一火 福島 1100円
  私のオーダーです。
  フルーティーさが印象的です。酸味もあって。これも旨いなあ。

・あらごしみかんソーダ割り 550円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・黒毛和牛すじ豆腐煮込み 880円
  こころやで牛すじを食べるのは初めてだと思います。
  牛すじラバーとしては絶対に外せん(^^)/
  大きな器の中には絹ごし豆腐。その上に大根。そして黒毛和牛すじを鎮座させ、
  青ねぎを散らして仕上げています。
  一般的な牛すじ煮込みに比べるとアッサリとした味わい。
  残った煮汁も飲めば良かったなあ。

・夏野菜冷製茶碗蒸し 780円
  トマトとインゲンの赤と緑の対比が美しい(^^)
  中にもたっぷりととうもろこしと枝豆が隠れているんです。
  もちろんキリッと冷えた茶碗蒸しの生地の出汁が素晴らしくて。
  私がほとんど食べたとかでかみさんがブーブークッション (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・天美 純米吟醸 火当て 1100円かな?
  私のオーダーです。
  山口県下関市に蔵を構える、長州酒造の造る純米吟醸。
  2020年11月に初の新酒を出荷という新しい酒蔵で、
  杜氏として指揮を執るのは女性の方なんです。
  こちらもフルーティーな芳香が印象的で
  程よい酸味と米の旨味があります。これも旨いなあ。

・稚鮎の紫蘇巻き天ぷら 920円
  稚鮎の紫蘇巻きはイメージ通りのワタの苦味。
  それも美味しいのですが驚いたのが胡瓜の天ぷら。
  この胡瓜が味が濃くて無茶苦茶旨いんです。
  胡瓜って約95%が水分ですので、味なんか同じように思えるのですが、
  そんなことは無いんですねえ。残りの5%前後に違いがあるんだと思います。
  程よく水分を抜いて揚げているのかも知れません。
  とにかく酔っぱらっていてもこの美味しさは記憶にありますので。
  ちなみに鎌倉市農協連即売所(レンバイ)1班の盛田さんの胡瓜だそうです。
  今度見かけたら絶対に買おう。

・スジアラカマと椎茸の酒蒸し 1580円
  スジアラとは南洋に多い赤いハタ、クエにそっくりな魚で、
  沖縄ではアカジンミーバイと呼ばれてよく獲れるそうです。
  なのでハタと同じような脂の乗った白身の魚で、その頭を真っ二つにして、
  椎茸、長ねぎと酒蒸しにして三つ葉をトッピングしたものです。
  写真に写っているのは2皿に取り分けたものですので実際にはこれの倍あります。
  そろそろ〆に入るタイミングでしたので、こういうアッサリとした料理はいいわあ。

・而今 純米吟醸 八反錦 三重 1200円
  私のオーダーです。これが日本酒ラスト。
  酸味と甘みのバランスタイプ。流石に超有名な而今。旨いです!
  実は酔っぱらっていて記憶が怪しいのですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・しらす大葉チャーハン 1080円
  本気の〆です。
  酔っぱらうと満腹中枢が破壊されるようで (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  いつもながらに本格的に北京鍋を使っての調理。
  パラッパラのフワフワに仕上がったチャーハン。
  具は、玉子、釜揚げしらす、大葉、白胡麻。
  一人で全部食べたいくらいですが、それをやると翌朝大変なことになるので(^^;

・赤だし 380円
  これはかみさんのオーダーです。かみさんは赤だしが大好きなので。
  この日は、玉子豆腐、オクラの赤だし。そこに三つ葉を浮かべて。
  オクラは刻んで粘りを出したもの。繊維質もばっちし!

これで〆て17050円。端数の50円はサービスしてくれて17000円に。

いやあ、この日も飲んで食ったなあ(^^;
禁酒令のうっぷんを晴らすがごとく。

翌朝にはかみさんからガミガミとお小言も頂きましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
どうも酔うと「俺様」モードにスイッチが入るようで・・・

今回もどれも絶品の料理と美味しいお酒を堪能。

お店で料理を食べてお酒を飲む。
この当たり前の日常がいかに有難いことか分かりました。

それにしてもしっかりとチェイサーを飲んでいたのに・・・
昼に酒を4杯飲んでいたのがいけなかったか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

こころやに行く日は昼酒禁止にします!!!

ご馳走様です!(2021/7現在、3.59ポイント)



2021年5月中旬に再訪です。

この日は晩酌の肴の調達。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2021年4月28日から、鎌倉市がまん延防止等重点措置の対象地域に
追加指定されたことを受け、酒類提供の終日停止を余儀なくされてしまいました。

どれだけお店が頑張って感染対策をしても、飲食店という一括りで
このような厳しい措置の対象になってしまうんです。
真面目に対策をしているお店は馬鹿を見るじゃないですか???

そんなこんなでお店を応援するために、というよりは、
こころやの料理を定期的に愉しみたいためにテイクアウト利用です(^^)

こころやは普段はテイクアウト営業をしていないので、
このレビューは通常利用外口コミとさせて頂きます。
日常からテイクアウトを実施していればテイクアウトレビューでしょうけど。

ちなみにテイクアウトレビューの本当の怖さを知らない方が多いと思います・・・

さて、公式SNSにテイクアウトメニューが掲載されていますので、
かみさんと二人で何にしようか検討し、

・お刺身盛合せ(1人前)1500円 × 2人前 3000円
・ウドと牛蒡と人参のきんぴら 550円
・焼き空豆 850円
・ちょっと甘めのだし巻玉子 850円
・帆立の蕗味噌和え 1300円
・肉厚椎茸のメンチカツ(1個)550円 × 2個 1100円
合計:7650円

を電話で予約をしました。

当日の予約時間ジャストくらいにお店でピックアップ。

前回訪問から2ヵ月も経っていないのですが、
次回店内利用(飲酒マスト)が出来るのがいつの日か見通せないので、
そういう想いもある中で逢うと懐かしいような錯覚に陥ります(^^;

いろんなお互いの想いをご主人と女将さんと供に立ち話で少々お話して。

そうはいってもこころやの絶品料理を自宅で頂けるのは
それはそれで我々には嬉しいことで、ウキウキしながら戻りましたぜ(^^)/

この日のテイクアウト惣菜の内容は以下になります。
通常利用外レビューですのでサクッとコメントで。

・お刺身盛合せ(1人前)× 2人前
  1人前ずつパック詰めされています。
  イサキ炙り2切れ、鯵2切れ、太刀魚炙り2切れ、金目鯛炙り2切れ、石鯛2切れ。
  どれもいつもながらの熟成の旨味と炙りの香ばしさ。
  テイクアウトでもこのクオリティなんですから素晴らしい(^^)

・ウドと牛蒡と人参のきんぴら
  ウドの香りが生きています。ほんのり苦味とともに。ピリ辛で好みの味付け。

・焼き空豆 850円
  レンジで温め直すと旨いね(^^)添えられた塩で頂きました。
  空豆らしい濃い風味と味わいというか。

・ちょっと甘めのだし巻玉子
  本当にこのネーミング通りの味。出汁がベースで甘みもあって。
  そのまま食べたり、空豆に添えられた塩や、少量の醤油で頂きました。

・帆立の蕗味噌和え
  蕗味噌の苦味が素晴らしい。生の帆立の甘みを引き出すんですよ。
  蕗味噌自体は少し甘めの味付けで。

・肉厚椎茸のメンチカツ(2個)
  肉厚椎茸のメンチカツを食べやすいように半分にカット。
  これもレンジで半切れ辺り30秒温め直すといい感じになりました。
  空豆に添えられた塩で食べましたがこれも旨いなあ。相変わらず。
  こころやの揚物はテイクアウトでも劣化しないんですよ。
  以前も真鯛のクリームコロッケを食べましたが、いかにも劣化しそうな揚物なのに、
  お店で食べるのとはもちろん違うものの、全くもって美味しかったので。

この内容で7650円。大人二人の胃袋を満足させてくれました(^^)/

このレビューは次回店内飲食レビューを上げる寸前までは封印しておきます。
だって上げたって目立たないですし、写真だけはお店のトップ画面に表示されて、
いかにもテイクアウトが出来そうなお店と勘違いされちゃいそうですので(^^;

あくまでも日記代わりというか、こういう日もあったんだなという備忘録。
遠い将来に苦笑いしながらこの頃をふり返られればいいなと。

ご馳走様です!(2021/7現在、3.59ポイント)


2021年3月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)
店頭に置かれた消毒スプレーで手指消毒をしてと。
忘れて入っても卓上にも有りますのでご安心を。

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

今日は何を食べようかなと思いながら卓上のメニューを眺めます。

ということで、この日に頂いたものは以下になります。

・杜の蔵 純米 夢一献 福岡 900円(税抜)
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  スタートに相応しい優しめの味わい。
  すっきりとフルーティーで米の旨味もあります。
  かみさんも好みの模様。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  11回連続1杯目はこれを飲んでます。ほんとぶれんなあ。

・お通し 300円(税抜) × 2人前
  相模湾の新若芽のポン酢がけです。
  旬のシャキシャキの若芽に、自家製の柚子ポン酢が合わさって旨い(^^)

・トマトとスナップインゲンのお浸し 620円(税抜)
  湯剥きしたトマトにスナップインゲンを合わせたお浸し。
  ちなみに写真に写っているのは2皿に分けてくれた1皿分だけ。
  なので実際にはこの倍の量があります(^^)
  優しい出汁がトマトの酸味、旨味、スナップインゲンの甘みを引き出します。

・刺身の盛合せ 1260円(税抜)
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、赤いか、太刀魚炙り、金目鯛炙り、石鯛、地だこ。
  この日のネタあてクイズはかみさんでも余裕の全問正解ですわ。
  今回は、赤いか、石鯛が熟成した旨味が乗っていましたね(^^)
  石鯛なんか8日間も熟成したそうですよ。どれも旨いわ。

・醸し人九平次 純米吟醸 火と月の間に 燗 愛知 1100円(税抜)
  私のオーダーです。
  まずは見た目からしてかっちょええラベルです。
  程よい酸味と、良い意味で吟醸香は穏やか。これも旨いです。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・竹の子 昆布醤油焼き 980円(税抜)
  旬の竹の子。大好物なので(^^)
  昆布の上に、筍の穂先の部分を並べ、醤油味で焼き上げたものです。
  仕上げに白ごまと青ねぎを振って。
  サクサクとした心地よい食感。程よいえぐみ。
  えぐみを完全に無くすとお上品過ぎるので、このくらいがいいっすね(^^)
  えぐみというと印象が悪いので、筍らしい香りね。

・宗玄 特別純米 純酔無垢 常温 石川 1000円(税抜)
  私のオーダーです。
  こころやで常温を飲むのは初めての経験。
  常温なので米の旨味の輪郭がくっきりしますね。
  この日はたまたまなのかも知れませんが、常温の日本酒が5種類ありました。

・炙り太刀魚と茗荷のおろしポン酢和え 1280円(税抜)
  刺身でも旨い炙り太刀魚をたっぷりと使った茗荷のおろしポン酢和え。
  前述した通り、自家製柚子ポン酢が旨いので、そこに薬味も合わせて
  不味いわけも無く絶品ですよ(^^)

・ホタルイカと春野菜の天ぷら 1280円(税抜)
  ホタルイカ、ブロッコリー、タラの芽、黒丸大根の天ぷら。塩を添えて。
  ホタルイカのワタの旨味がたまらん(^^)
  黒丸大根は皮が真っ黒の蕪のような形の大根ですが、
  辛味も有って、食感も固さを残しており、天ぷらにしても相性いいっすね。

・冩楽 純米 無濾過生 福島 1000円(税抜)
 私のオーダーです。
  飲み口はしぼりたてのフレッシュ感があります。
  米の旨味、甘みがバランス良く口の中で広がり、
  後味はすっきりとした切れ味のある印象。
  つまりズッポシ私好みの日本酒ですわ(^^)

・あらごしももソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  濃厚なネクターのような粘度を感じます。
  久しぶりにこれを頼んでますね。

・本マグロ竜田揚げ 880円(税抜)
  こちらも2皿に分けてのサーブ。なので写真の倍の量がありますので!
  本マグロを贅沢にも竜田揚げにしたもの。スダチを添えて。
  ほんのり甘いたれにくぐらせてるんでしょうね。下味だけで十分な美味しさ。

・杜の蔵 純米生原酒 槽汲み 福岡 1100円(税抜)
 私のオーダーです。酒はこれで〆。
  ご主人と女将さんが利き酒をして選んだ純米生原酒。
  昔ながらのお酒の搾り器械「槽(ふね)」で搾って即座に汲み上げて瓶詰め。
  そのため「槽汲み(ふなぐみ)と名付けられています。
  酒本来の持つ発酵から生じた炭酸ガスを含んだまま瓶詰めしていますので、
  ピチピチとした微発泡を感じ取ることが出来ます。
  とにかく分かりやすく美味しいんですよ(^^)
  酸味と米の旨味のバランスがちょうど良くてこれもかなり好みのタイプ。
  〆を飾るに相応しいセレクト。

・ヤリイカと新じゃがいもの塩胡椒炒め 920円(税抜)
  ヤリイカ、新じゃがいも、ねぎを、唐辛子も加えて塩胡椒で味付け。
  白ごまと青ねぎを散らして完成です。
  単なる塩胡椒だけでは無い味というか油分を感じました。
  酔っぱらっているので淡々と食べちゃいましたが。
  新じゃがいもがたっぷりですのでお腹にも溜まりますぜ。

・古白蒸し鶏薬味温麺 980円(税抜)
  腹はいっぱいのはずなのですが、久しぶりのこころやイートインですので、
  食事の〆も楽しんじゃえとこちらをオーダー。
  温麺をこころやで食べるのは初めてですので。
  いわゆる温かいつゆで食べる、にゅうめんです。
  総州古白鶏という銘柄鶏の蒸し鶏、茗荷、三つ葉、白ごま、スダチを添えて。
  にゅうめんを食べるのは何年ぶりだろう?
  お腹いっぱいのはずなのにスルッと無くなっちゃいました。
  蒸し鶏もモチモチ食感で美味しかったです(^^)

これで消費税10% 1540円を加えて、〆て16940円。

この日も飲んで食ったなあ(^^;

大抵こころやに伺った翌日には体重が1㎏増量(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
まあでも日本酒を飲むときに相当量のチェイサーも飲んでるので、
一時的な水ぶくれ状態になっているだけですので2日後には元に戻るのですが。

今回もどれを食べても美味しかったなあ(^^)

久しぶりに伺うとメニューがガラリと変わっていますので、
どれにしようか目移りして困るんですよ。
大体2ヵ月経つとメニューの半分以上は変更している印象。
今回は4ヶ月半ぶりのイートインですのでガラリと変わっていたんです。

その場の勢いで選んでしまうと同じものを頼んでしまう傾向にありますので、
記憶を頼りにはせずに、自らのレビューをチェックして、まだ食べたことが無いものを
優先して選ぶようにしています。こころやの料理の新たな発見をしたいので(^^)

テイクアウトも美味しいけど、やはりイートインには敵わない。
ご主人と女将さんの笑顔を見ながら頂くと、料理が3倍くらい美味しくなるんですよ。

ミシュランに無視され続けている神奈川県ですが、
私の中では未来永劫のビブグルマンですよ(^^)/

ご馳走様です!(2021/3現在、3.50ポイント)



2020年12月下旬に再訪です。

この日は北鎌倉で晩酌の肴の調達。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

この日はこころやのおつまみセットを受け取りにやって参りました。
2020年11月初旬に訪問したときに、常連さんを中心に声掛けをしており、
もちろん年末にこころやの料理で年を締めくくれるのであれば、
そんな有難い話は無いということで、案内を受けて脊髄反射でお願いしたものです。

受け取り時間帯は、13時~18時の間とのことで、14:30頃に伺いました。

店内に入り、ご主人と女将さんと挨拶。

ということで予約をしておいた、

・刺身の盛合せ 3人前
・おつまみセット 3人前
合計:12500円

をピックアップして、大事に抱えて晩酌時に実食です。

・刺身の盛合せ 3人前
  この日のネタは、石鯛、金目鯛炙り、地だこ、平目、太刀魚炙り、
  鯵、赤いか、真鯛焼霜造りの8種類。それぞれ3切れずつ。
  ネタは相模湾だけではなく、京都舞鶴あたりからも入荷したもの。
  どれも無茶苦茶旨いです。テイクアウトクオリティを超えていますよ。
  赤いかなんて寝かせた旨味が乗っていて。
  自宅に有るピンクヒマヤラソルトで食べると涙もんでしたわ。
  やはり刺身は冬の季節であればテイクアウトでも劣化が少ないことを確認。

・おつまみセット 3人前
  2段重と、長方形の箱の3箱に分けて詰められていました。

  この日の内容は、

  ◇2段重上段
    紅はるかきんとん、タコと里芋のやわらか煮、
    いぶりがっこポテトサラダ、桜海老しっとりおから

  ◇2段重下段
    芝海老唐揚げ、イカと茗荷のさつま揚げ、鞍掛豆のお浸し、
    鎌倉野菜の甘酢漬け、真鯛の西京焼き、人参しりしり

  ◇長方形の箱
    人参しりしり、鞍掛豆のお浸し、合鴨ロース煮、筑前煮

  という内容になります。本来は2人前ですので3人前にしたことで、
  ちょっとイレギュラーな盛り付けになってるんだと思います。
  おそらくデフォは2段重だけなんだろうなと。

料理はどれもこころやらしい手の込んだ美味しいもの(^^)
安い韓国焼酎の鏡月を飲みながら食べましたが、いつもの晩酌よりもぐっと豪勢に。

2020年のように、こころやに行けなくなることが一番つらいので、
2021年も美味しい料理と、ご主人と女将さんの笑顔を拝見しに伺います(^^)

ご主人と女将さんは我々より全然お若いので一生面倒見てね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2021/1現在、3.49ポイント)



2020年11月初旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)
卓上に置かれた消毒スプレーで手指消毒をしてと。

BGMは、この日も洋楽ポップス系が流れていました。
以前はジャズ系だったのですが、2020年に入ってから変わったのかな?

さあてと。今日は何を食べようかなと思いながら卓上のメニューを眺めます。

ということで、この日に頂いたものは以下になります。

・貴 純米 ふかまり 山口 900円(税抜)
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  秋ならではのひやおろしです。
  複雑なブーケのようなフレーバー。
  飲んでみると程よい酸味ですね。かみさんも飲みやすいと。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  10回連続1杯目はこれを飲んでます。ほんとぶれんなあ。

・お通し 300円(税抜) × 2人前
  秋鮭の南蛮漬けです。茄子と蓮根も添えて。
  南蛮酢がいい具合に胃を刺激してくれて、前菜としての役割もばっちし!

・刺身の盛合せ 3150円(税抜)
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、黒むつ炙り、太刀魚炙り、皮ハギ、地ダコ、カマス炙り、
  金目鯛炙り、鯵、メジマグロ、イナダ。
  この日のネタあてクイズは余裕の全問正解。
  その上、金目鯛がメニューに記載漏れだったのも指摘。
  今回もどれも秀逸でしたが、特に皮ハギは素晴らしかったなあ。
  皮ハギってこんなに高級な白身の味がするんだなと。
  なんでも京都産らしくて、京都のは相当旨いらしいですね。
  カマスも肉厚で脂がノリノリ。金目鯛も素晴らしい脂の乗りと旨み。
  くはあっ・・・
  こういうのを食ってるから他で文句を言っちゃうんだよなあ(^^;

・常山 純米吟醸 ひやおろし 福井 1000円(税抜)
  私のオーダーです。
  貴 純米 ふかまりに比べると米の旨味が濃くなった印象。
  酸味も効いていますね。これも旨い。

・蒸し茄子の胡麻だれがけ 650円(税抜)
  茄子はふわふわのトロトロに蒸しあがっています。
  そこに胡麻だれをかけ、大葉、茗荷、白胡麻をあしらって。
  こういうのは混ぜて食べた方がいいですね。
  薬味と胡麻だれの一体感も出ますので。
  この胡麻だれがくどく無くて旨いんですよ(^^)

・柿とくるみの白和え 680円(税抜)
  柿は熟したものでは無くて、固さの残るさっぱりとしたものを使用。
  なのであっさりとした白和え衣との相性がいいんですよね。
  子供の頃は、缶詰のみかんやリンゴをマヨネーズで和えた
  フルーツサラダなるものが給食で出され、イヤイヤ食べていました。
  私の中では果物をオカズにするというのが理解できなくて。
  そもそも当時のフルーツサラダに関しては子供の間でも賛否両論のレベル。
  しかしながら大人になり、和食の世界を知るにつれ、
  このような旬の果物を合わせる料理に触れたことで、
  そのような偏見からは脱出出来たなと感じております。
  しかし今でも崎陽軒のシウマイ弁当では、アンズからやっつけますが(^^;
  かみさんは今でも酢豚のパイナップルは要らん!と言っています。

・荻の鶴 特別純米 秋あがり 宮城 900円(税抜)
  私のオーダーです。
  常山 純米吟醸 ひやおろしよりもかみさんは飲みやすいとの弁。
  最初はナッツのようなフレーバーがしたような?
  飲み進めるとそんなこともなく。勘違いかな?
  いずれにせよこれも旨いのは確か。
  こころやでは好みとか関係なく、美味しくない酒は出ません。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・牡蠣のオイル漬け 750円(税抜)
  牡蠣特有の臭みなんか一切無くて、ただただ牡蠣の旨味が凝縮。
  それが9粒~10粒くらい入っていたのではと。
  これもご主人の自家製なんですよ。
  フライパンで醤油ベースのたれで炒ってから、オリーブオイルと
  米油のブレンドオイルに漬けるそうで。
  炒り加減が難しいと仰っていたような。
  俺がやると旨味成分が抜けまくると(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・黒鯛カマ塩焼き 850円(税抜)
  大根おろしとすだちを添えて。皮の部分がプルプルして旨いんだよねえ(^^)

・杜の蔵 純米吟醸 ひやおろし 福岡 900円(税抜)
  私のオーダーです。
  これは優しい味わいですね。今回飲んだ中では一番。

・芝海老の唐揚げ 620円(税抜)
  芝海老が甘いんですよ。その甘さが衣にまで移って。
  どうやら福井産らしいのですが、福井恐るべしですね。
  相模湾に拘っていては全国の美味しいものが食えんもんね(^^)
  京都の皮ハギしかり。

・カキフライ 特製タルタル 920円(税抜)
  他のお客さんが頼んでいたのを見て無茶苦茶旨そうだったので。
  大きめのカキフライが5個。そこに特製のタルタルソースと
  リーフサラダが添えられます。
  さっきの牡蠣のオイル漬けもですが、こちらも臭みは一切無し。
  純粋な牡蠣の旨味に加え絶品のタルタルソース。至福です・・・

・而今 特別純米 火入れ 三重 1000円(税抜)
  私のオーダーです。これで酒は〆。
  一番最初の常山 純米吟醸 ひやおろしに似ている印象。
  なのでひやおろしなのかなと思いきや、これは違うそうで。
  いずれにせよ有名な地酒ですが〆の一杯に相応しい旨さ。

・鮭ガーリックチャーハン 980円(税抜)
  こちらは食い物の〆で。
  秋鮭、高菜、玉子、ニンニクあたりをチャーハンにしたものです。
  北京鍋を器用に操る和食の料理人であるご主人。
  今回のチャーハンもパラッパラのフワフワで旨かったなあ(^^)

・赤だし 300円(税抜)
  めかぶの赤だしでした。出汁の効いた渋味がいいんだよなあ。

これで消費税10% 1500円を加えて、〆て16700円。一人当たり8350円。

いやあ、今宵もいっぱい食べて飲んだわ。そして無茶苦茶旨いと。
でも大体お会計はいつもと同じくらいに落ち着くようになってるんですよね。

2020年はあと1回くらいお店に伺いたいなあ。
まさに年末あたりにでもね(^^)

ご馳走様です!(2020/11現在、3.49ポイント)
 

2020年8月初旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

店内利用するのは私は5ヶ月ぶりで、かみさんは約8ヶ月ぶりになります。
それまではデリバリー1回、テイクアウト1回でなんとかつないで(^^;

今回のコロナ禍の影響でお店にも変わったところがあり、
新たにテラス席が設置されているんですよね。

主にランチタイムでの利用になると思いますが、
夜でも早い時間であればテラス席で乾杯というのもいいかも。
暗くなると灯りに釣られて虫が寄って来るので厳しいですが。

それを横目に店内に入ります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)
卓上に置かれた消毒スプレーで手指消毒をしてと。

BGMは、この日は洋楽ポップス系が流れていました。

この日に頂いたものは以下になります。

・寳剱 純米吟醸 涼風 広島 1000円(税抜)
  私のオーダーです。いつもの通りご主人と女将さんにお任せして。
  夏酒ですね。ほんのりと甘みを感じます。
  久しぶりに飲む、こころやでの日本酒はやっぱ旨いわ(^^)

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  9回連続1杯目はこれを飲んでます。ほんとぶれんなあ。

・お通し 300円(税抜) × 2人前
  茄子の胡麻酢和えです。
  出汁をたっぷりと含んだ茄子にさっぱりしながらもコクのある胡麻酢。
  毎度ながらに素晴らしいお通しですよ。
  ちなみにこの皿は、女将さんのお手製なんです。
  最近陶芸をするようになって、お店で出す皿などを焼くようになったんです。
  この手の皿って買うと高いから、自作だとエコでいいよね(^^)

・刺身の盛合せ 2160円(税抜)
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、地ダコ、真子鰈、太刀魚炙り、黒むつ炙り、スズキ、赤イカ。
  曜日の関係でこの日はネタの種類が少なかったのですが、
  それでも店内で頂く刺身はやっぱテイクアウトとは違うよね(^^)
  この日のネタあてクイズは難しいものが無かったため全問正解!
  赤イカと真子鰈は塩で食べるとたまらんかったですぜ!
  その他のネタもいつもながらに素晴らしい。

・とうもろこしのすり流し(2人前) 780円(税抜)
  写真に写っているのは1人前だけです。
  これが2皿用意されて780円ですので誤解無きように。
  中央には枝豆を2個トッピング。この一手間が映えるよね(^^)
  飲んでみると、ざらっとしたとうもろこしの皮の食感。
  そしてすぐにやって来るとうもろこしの甘み。
  これは凄い!
  使っている材料は、とうもろこし、牛乳、塩だけ。
  とうもろこしは蒸してから、ゆっくりと炒めてミキサーにかけるそうで。
  そうするとこれだけの甘みを引き出せるんですね。プロの技ですよ。

・綾花 特別純米 瓶囲い 福岡 900円(税抜)
  私のオーダーです。
  次のコロコロカレーチーズコロッケに合わせて
  米の旨味がしっかりとしたものをチョイスしてくれました。
  綾花という可愛らしいネーミングに反して骨太のザ・純米酒!という印象。

・コロコロカレーチーズコロッケ 780円(税抜)
  写真に写っているのは2個だけですが、
  もう一皿あって、全部で4個サーブされました。
  カレー風味がしっかりとあります。
  中身はジューシーでチーズのコクもありますね。
  材料は、豚挽き肉、ジャガイモ、チーズと普通のレシピなのですが、
  作る人が違うと味もここまで違うんですよ。これも旨いなあ。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・田中六十五 特別純米 白糸70 福岡 900円(税抜)
  私のオーダーです。
  白糸と書かれたラベルが良く見ないと読めん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  米の旨味と酸味が効いていますね。これも旨い。

・夏野菜とみやじ豚ソーセージのチーズ焼き 1080円(税抜)
  グラタンのような感じでの登場。
  みやじ豚ソーセージ、ズッキーニ、新じゃがに、
  チーズをかけて焼き上げたものです。パセリも散らして。
  みやじ豚ソーセージはウインナーの細さでしたが、
  しっかりとした噛み応えと旨みが強かったです。

・車海老の唐揚げ(2尾) 850円(税抜)
  車海老ってこころやで見るのは私は初めて。
  甲殻類好きなのでもちろんチョイス!
  殻ごと食える旨さ。頭のミソもたまらんよね。

・飛露喜 特別純米 福島 1000円(税抜)
  私のオーダーです。
  酸味、甘み、旨みのバランス、調和が素晴らしい。
  教科書のようなお手本の味ではと。
  この味をベースに覚えておいて、そこから酸味があるなとか、
  乾いた味だなとか、旨みが濃いなとか、判別すればいいくらいに。

・万願寺唐辛子のしらすおかか炒め 720円(税抜)
  万願寺唐辛子と釜揚げしらすをおかかと唐辛子、ごま油で炒めたものです。
  ちりめんじゃこじゃ無くて、釜揚げしらすを使うのがミソですね。
  ふわふわ食感で旨いですよ(^^)

・穴子の白焼き 980円(税抜)
  こちらもこころやで見るのは私は初めて。
  見事な厚みの穴子。弾力が有って、程よい塩味。
  これも旨いわあ。

・紗利 純米大吟醸 五割諸白 福井 900円(税抜)
  私のオーダーです。
  最初は、自然派ワインのようなオリジナルな味に思えます。
  しかし、飲めば飲むほど味の輪郭が分かって来ます。
  最終的には飲みやすいのに通好みの酒でした。これは奥が深いなあ。

・骨せんべい 0円
  これはサービスで出して頂きました。
  聞くのを忘れましたが、穴子の骨かな?そんな感じでポリポリと(^^)

・しらす大葉チャーハン 980円(税抜)
  和食店なのに、本格的に北京鍋を使っての調理。
  パラッパラのフワフワに仕上がったチャーハン。
  具は、玉子、釜揚げしらす、大葉、白胡麻。
  初めてこころやに来たときに頼んで感動した一品。
  この日も旨かった(^^)

・赤だし 300円(税抜)
  モロヘイヤとめかぶの赤だしでした。
  かみさんは赤出汁が大好きで、よく自分だけ頼んで飲んだりします。

これで消費税10% 1493円を加えて、〆て16420円(端数切落し)。
一人当たり8210円。

やっぱ、こころやは旨いわ。そして楽しいし。

同じ日本酒を買って家で飲んでもおそらく同じ味には感じないでしょう。

それは保管方法などのハード的な違いもあるんだと思いますが、
こころやの料理を食べながら、こころやのご主人と女将さんと
楽しく談笑しながら飲むからに他ならないと思います。

生涯を通して通い詰めたいお店。
そんなお店に出逢えた幸せを感じつつ。

ご馳走様です!(2020/8現在、3.58ポイント)



2020年6月中旬に再訪です。

この日は北鎌倉で晩酌の肴の調達。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

この日はこころやの料理で晩餐でもしようぜ!ということで、
あらかじめ電話予約をしてのテイクアウト利用になります。

公式SNSには細かくメニューと料金が書かれているのですが、
私の場合はざくっと、大人3名の分量で10000円くらいで、
全てお任せします!という風に注文をしてのピックアップになります。

指定の時間の4分前に到着。

3ヵ月ぶりにこころやの店内に入りますわ(^^)
前回は、2020年4月下旬に利用したのですが、その頃は配達をしてくれていて、
配達利用だったので、ご主人が我家に訪問してくれたんですよね。

さすがに夜の営業もするようになってからは配達は止めましたが、
テイクアウトは復活したんですよ。

店内に入り、ご主人と女将さんと挨拶。

ご主人とは1ヵ月半ぶりですが、女将さんとは3ヵ月ぶりの対面。
まあ、それほど期間は経っていないのですが(^^;

まだ調理中でしたのでカウンターに座って出来上がりを待つことにしました。

冷たい麦茶のサービス。

出来上がるまでの間は、ご主人、女将さんと談笑ですよ。
お互い久しぶりの会話に花が咲きまくってねえ(^^)

それにしても私のピックアップ時間から逆算して、
調理時間を調整してくれていたんだなあと。

なのでピックアップ予定時間をわずかに3分オーバーで全てが完成ですよ。

ということで、

・こころやお任せセット 10000円 ※勝手にネーミングしたものです(^^;

を精算です。現在は現金精算になっています。

大事に袋を抱えてお店をあとに。

早速、ブッフェ方式で晩餐の開始です!

・おつまみ盛り合わせ
  キャロットラペ、大根と蕪のさっぱり酢漬け、ミニトマトとズッキーニのピクルス、
  昆布の佃煮 粒山椒風味、いぶりがっこ入りポテトサラダ、茄子煮びたし、
  桜海老のおから、高菜炒めという内容です。
  どれも家庭料理っぽくは見えるのですが、そこにはプロの技が光っているんです。
  煮びたし一つをとっても出汁使いが違うというか。

・地蛸と夏野菜の梅酢和え
  この手の料理はこころやの十八番(^^)
  プリプリの蛸に、夏野菜の美味しさが加わって。
  梅酢と大葉がいいアクセントになるんですよねえ。

・帆立と空豆の蕗味噌和え
  これも旬を感じる一皿。
  蕗味噌の風味がたまらんですよ(^^)
  空豆も帆立に負けない主役級の美味しさで。

・丸ごと椎茸肉厚メンチカツ
  これもこころやの十八番の一つ。
  肉厚の椎茸の食感がいいですねえ。
  自宅の塩とカレー塩で頂きました。

・鮎の天ぷら
  大葉を巻いた鮎を天ぷらにしたものです。
  はらわたの苦味がたまらん。大葉って本当に優秀な薬味ですよ。

・総州古白鶏 もも塩焼き
  千葉県および茨城県あたりで飼育されたブランド鶏のようです。
  このメニューは初めてみましたね。
  もも肉をあっさりと塩焼きにしていますが、程よい弾力が有り、
  脂っぽく無くてややあっさり目の肉質で、
  オールラウンドプレーヤー的な鶏肉でしたね。美味しいですよ。
  柚子胡椒も添えられたので、それを付けてもまた美味(^^)

・チャーシューと青ねぎのチャーハン
  こころやに初めて伺ったときの〆に
  釜揚げしらすと大葉のチャーハンを食べたのですが、
  とても和食店とは思えない中華のプロの中でも
  かなりハイレベルなチャーハンで驚いたんです。
  これも全くもってそのクオリティで、電子レンジで温めると、
  作り立ての美味しさが蘇ったかのようで本当に美味しい(^^)
  しっとりしながらもパラパラで、米一粒一粒に玉子が絡んでいて、
  その米の弾力とチャーハンの旨味が混ざり合って至極のチャーハン!

この内容で10000円。今回も大満足の晩餐となりました(^^)/

家で食べてもこれだけのクオリティ。さすがはこころやですよ。
チャーハンという単純なメニューこそ、その違いが分かると思いますよ。

とはいってもテイクアウトはあくまでも非常手段。

お店で、ご主人と女将さん厳選の日本酒とともに味わえる日を心待ちにして。

ご馳走様です!(2020/6現在、3.59ポイント)


この日は大好きなこころやで晩酌の調達。

こころやも通常営業は休業しており、2020年4月5日から期間限定で、
配達・テイクアウト営業にシフトしているんです。

本来であれば通常利用外口コミにした方がいいのでしょうが、
「応援」したい気持ちが強いためご了承願いますm(_ _)m

昨今の情勢が落ち着き、店内利用が出来るようになれば
速やかに本レビューは通常利用外口コミに変更し、
店内利用レビューを速攻上げるまでのこちらも時限措置で!

ちなみに配達は以下の要領でお願いします。

・配達は3000円からになります。
・配達範囲は、北鎌倉から車で30分前後でしたらお受けしますので、
 お問い合わせください。
・配達希望時間は17時以降からお受けします。
 配達状況や交通状況によっては配達時間が前後します。
・食材の用意がございますので、前日迄にご注文頂けますと助かります。
 刺身以外であれば当日12時までのご連絡でご用意出来ることがあります。
・ご注文、お問い合わせは、お電話、messenger、メールでお待ちしております。

さてそんなことで私は配達をしてもらうことにしました。
ご主人が我家に来るとは夢にも思ってもいませんでしたが(^^;

ちなみに基本的な配達メニューとしては、

□盛合せ
・おつまみ盛り合わせ(2人前) 3000円
・お刺身盛り合わせ(2人前) 1500円

□単品
・旬のお野菜とお魚の炊き込みご飯 850円
・真鯛のクリームコロッケ(1ケ)500円
・地ダコとブロッコリーのガーリックサラダ 1080円
・炙り金目鯛又は太刀魚と菜の花のおろしポン酢和え  1080円
・釜揚げしらすと大葉の出汁巻き玉子  720円
・クリームチーズの西京味噌漬け レーズンとクラッカー付き 720円

等々。

もちろん仕入れ状況によって変動がありますので
詳細は前日にお店にご確認を!

ということで我家は、

・おつまみ盛り合わせ(3人前)
・お刺身盛り合わせ(3人前)
・各種単品をおまかせ
・消費税8% 800円
合計:10800円

をお願いすることにしました。

注文の仕方としては、

・大人3人がそれだけで1食を賄えるボリューム。
・我々の好みはご主人はご存じなので、それらをバランスよく。
・お値段はお任せしますが1万円くらいで。

という感じで行いました。時間は翌日の18時でお願いして(^^)

ワクワクしながら当日を迎えます。

ピンポ~ン♪と鳴りそそくさと玄関へ。

そこには1か月半ぶりにお会いするこころやのご主人。
私も相手にうつさないようにしっかりとマスクをしての対面です。

想像以上のパックを抱えての参上ですよ。

今回はさすがに店内レビューのような詳細は書けないなとは思いながらも、
なるべくパックを出しながらのご主人の説明を聞き逃さないように復唱。
有難いことに刺身は紙にネタの種類を書いてくれました(^^)/

「来月はお店に伺いますので!
 仮にまだダメだったらまたテイクアウトします!」
と激励なのかなんなのか微妙なエールを贈り(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて今宵の晩餐の内容は以下になります。
正確な料理名は分かりませんし、間違っている部分もあるかも知れませんが、
これだけの内容ですぜ!という雰囲気だけでも伝わればなと(^^)/

・お刺身盛り合わせ(3人前)
  鰆炙り、イサキ炙り、赤イカ、真ダコ、平目、
  金目鯛炙り、平政、黒鯛の盛合せになります。
  自宅でこころやの刺身が食えるとは夢にも思わず・・・
  さすがに店内で食べるときのクオリティには負けますが、
  それでもテイクアウトで頂く刺身としてはトップクオリティですよ。
  いやあ、たまらんわあ。

・おつまみ盛り合わせ(3人前)
  2段重箱ともう一つ長方形の箱の1段重の3箱分ありました。
  2段重上段は、玉子焼き、玉ねぎ丸ごと煮、モロッコインゲン胡麻和え、
  ポテトサラダ、白身魚の南蛮漬け、焼きねぎです。
  2段重下段は、鶏チャーシューの山椒だれ和え、インゲン、煮卵、煮豚、
  青菜の白和え、筍素揚げ、コリンキーとブロッコリーのボイル、
  スルメイカと茗荷と三つ葉の薩摩揚げ、里芋の素揚げ。
  1段重は、ピリ辛コンニャク、蕪のガーリック炒め、ウドと牛蒡のきんぴら、
  渡辺農園のさつまいも金団、キャロットラペ、大根の浅漬け刻み。
  いやあ、これだけの食材を使った料理なんか絶対に家では無理。
  感動しながら頂きましたよ。

・地ダコとブロッコリーのガーリックサラダ
  絶品のこころや特製ドレッシングも付いてきます(^^)
  そういえばドレッシングも売ってくれないかなあ?
  地ダコの弾力とドレッシングとガーリックチップの相性がたまらん。

・炙り鰆と菜の花、茗荷のおろしポン酢和え
  この日は鰆のいいのが入ったとのことで、大活躍ですよ(^^)

・真鯛のクリームコロッケ
  これはお店でも定番ですね(^^)
  温めて頂きましたが、真鯛の身がたっぷり入っていました。
  ベシャメルソースはそこそこに程よい程度にまとわりつくと。
  そのまま食べたり、ウスターソースや醤油で味変しながら楽しみました。
  これは意外にも一番こころやの店内クオリティを再現していたかも?
  揚物なので逆に不利かと思えたのですが。

・みやじ豚ロース炙り
  赤身はさっくりと、脂身に甘み。これも外さない美味しさ。

・金目鯛と空豆と筍の炊き込みご飯
  確か真鯛では無くて金目鯛と言っていた記憶。
  これは女性陣に大人気で、特にお義母さんは翌日も残りを食べていました。

この内容で10800円ですよ。一人当たり3600円。奇跡じゃ無いですか?
ボリュームもしっかりと大人3人前以上で。

そして盆と正月がいっぺんに来たようなご馳走の数々。
高級な食材を使えばご馳走じゃ無いんですよ。

ご馳走の意味をおさらいすれば分かりますが、
昔は今のように簡単に食材を買いに行くことができず、
食事を作るのに遠くまで走って食材を調達しなくてはなりませんでした。
そんな風に、走ってまで食事を用意してくれることに対して、
丁寧な気持ちを表す接頭語である「御」、
敬う気持ちを表現する「様」をつけて、
「ご馳走様」と言うようになったのです。

そして今回の配達・テイクアウト営業を始めるに至った背景としては、
いつもお世話になっている生産者さん、魚屋さん、八百屋さん達の為にも、
大切に育てられた食材を使い、今までとは違った形でも、
ご自宅で「こころや」のお料理を楽しんで頂けたらとの想いがあるんです。

今回頂いた数々の料理は立派な「ご馳走」と言えるのでは無いでしょうか。

昔ほど食材の調達が困難でなくなった現在であっても、
畑を見に走る人がいる、魚を獲りに走る人がいる、
それらを買い付けに走る人がいる、そしてそれらを使った料理を届けに走る。

ご馳走様です!(2020/4現在、3.59ポイント)


2020年3月上旬に再訪です。

この日は北鎌倉で飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2か月半ぶりの訪問になります。

本当はいつものごとくかみさんと二人で来る予定だったのですが、
かみさんに急用ができたので、急遽独りで伺うことになりました。

到着するといつものカウンターに案内されます。

一人で来るのは初めてですが、好きなものを頼める点ではいいかも(^^)
まあ、ここのお料理は何を選んでも確かなものなのですが。

BGMは、ジャズ系が流れていました。

この日に頂いたものは以下になります。

・紗利 純米吟醸 滓絡み本生 福井 950円(税抜)
  いつもの通りに日本酒は全てご主人と女将さんにお任せして。
  フルーティーな酸味が心地よく。
  最初の一杯にはうってつけ(^^)

・お通し 300円(税抜)
  三浦大根の刷り流しです。菜花を添えて。
  トッピングの彩りがいいっすねえ(^^)緑が映えるわ。
  三浦大根の甘味もありますが、かつお節ベースと思われる出汁がしっかり。
  ほっこりと温まる逸品。

・白龍 純米大吟醸 直汲み 福井 0円 ※サービス
  これは試飲的にサービスで出して頂きました。
  これぞ吟醸香の極みでは無いかと。
  ぶわっと広がる華やかな香りと甘みと旨味の競演。
  いかにも高級そうな味わい。
  日本酒が苦手な方にもこれは試してもらいたいですね。
  ここから日本酒の奥深い世界に目覚めて欲しいなと。
  そんな印象の日本酒でした(^^)

・刺身の盛合せ 1250円(税抜)
  いつもは、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらうのですが、
  この日は独りでしたのでボリュームを考えて、
  ワカシ、太刀魚、金目鯛、平目を2切れずつにしてもらいました。
  ワカシはイナダよりも小さいものですが、すっきりとした脂が乗っていて
  下手な脂まみれの鰤を食べるよりも美味しいかも(^^)
  平目は有り難いことにエンガワも添えてくれました。
  塩で食べると平目の淡白な旨味が味わえますよ。
  この日の金目鯛の炙りはやけに香ばしさが出ていて良かったなあと。

・鰯の梅煮 350円(税抜)
  1尾からあるのが独り飲みには嬉しい(^^)
  やや大きめの真鰯の頭とわたを抜いて、梅を効かせた煮汁で煮込んだもの。
  そこに梅、生姜、青ねぎを添えて。
  本来は中骨は残すんでしょうけど、私はこの程度のものであれば、
  良く噛んで骨も一切残さずに平らげました。
  食べれるのならなるべく骨も残したくないので。

・常山 純米 超辛 直汲み 福井 950円(税抜)
  鰯の梅煮に合わせてくれた一杯。
  鰯の梅煮の梅の酸味と常山の力強い旨味が合うね(^^)
  マリアージュは大成功!
  
・郷 特別純米 無濾過生原酒 福井 950円(税抜)
  フレーバーは日本酒度の高さを感じるのですが、
  飲むとヘーゼルナッツフレーバーと不思議な感覚に。
  そして甘みも感じます。
  カカオと表現する人も居たとかで、確かにそっち系にも思えます。
  これは独特で面白い日本酒ですよ(^^)
  しばらくするとお猪口からヘーゼルナッツフレーバーがぷんぷんと。
  ワインみたいに空気に触れることで花開いたのかな?

・竹の子の唐揚げ 880円(税抜)
  筍を薄衣で揚げたものですが、シャクシャクと心地よい食感と筍の風味。
  そして不思議なことに衣から海老芋のようなフレーバーも。
  筍を濃いめの鰹出汁で炊いて醤油を少し垂らして衣を付けて揚げるので、
  衣に味が移っているそうなんです。
  筍、出汁、醤油、衣、揚げる、という影響から
  海老芋のような風味も出たのかな。
  いずれにせよ、筍も海老芋も大好物なのでたまらんです(^^)

・白龍 純米 うすにごり 福井 950円(税抜)
  濁り酒らしい酸味がありますが、ワインのようにこれだけ飲んでも旨いわ。
  これも凄い日本酒ですよ。福井の吉田酒造も素晴らしい酒蔵で。
  現在は、二十代の姉妹の方が切り盛りしているそうです。
  そういう後継者がどんどん出て来て欲しいですね(^^)

・「生」こしょうの塩漬け 0円 ※サービス
  なんとサービスで出して頂きました(^^)/
  料理と料理の合間にちょびちょびつまみながら。
  鮮烈な黒胡椒の辛味に、塩漬けの塩分。
  箸休めや料理のアクセントに申し分なし。

・静岡天城産軍鶏 むね薬味たたきポン酢 880円(税抜)
  かなり味わい深い皿でしたので伺ってみると、
  同じく北鎌倉の明月窯の作品だそうで。
  この緑釉の発色具合がいいなあと思って(^^)
  展示・販売も行っているようですので、機会があったら買いに行こうかな。
  軍鶏ってなかなか食べる機会が無いのですが、あると必ず頼みますね。
  むね肉ですのであっさり味。香味野菜とポン酢で和えて。
  もっと固い肉質かな?と思いましたが、それほど固くは無かったです。

・独楽蔵 特別純米 しぼりたて生原酒 福岡 950円(税抜)
  ラベルが裏ラベルのような控えめなデザイン。奥ゆかしいというか。
  切れのある辛口タイプ。米の旨味もしっかりと。これも旨い!

・農家の嫁 芋 鹿児島 ロック 500円(税抜)
  日本酒は5合飲んだのでこれ以上はやめておこうと。
  ただしもう少しだけ会話を楽しみたかったので、良く飲んでいたこちらを。
  芋の中ではかなりスッキリとした軽快な飲み口。

これで消費税10% 890円を加えて、〆て9800円(端数切落し)。

今回も美味しくて楽しかったなあ(^^)
全然一人で来ても楽しいじゃん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

この日は日本酒5合、焼酎1杯を飲みましたが、
わりと記憶もしっかりとしていたと思います。
逆に一人の方が気を付けるのかも?

なんか今回は料理の種類が増えていたような印象でした。
日本酒は絞っていましたけど。

いずれにせよ、いつ伺っても美味しそうなメニューが目白押しですので、
そこから何を食べるのかを決めるのが悩ましいんですよね(^^;

いろいろとサービスしてくださりありがとうございます(^^)/

ご馳走様です!(2020/3現在、3.59ポイント)


2019年12月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2か月ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、この日もジャズ系が流れていました。

この日に頂いたものは以下になります。

・杜の蔵 純米 一の矢 うすにごり 広島 福岡 950円(税抜)
  私のオーダーです。いつもの通りご主人にお任せして。
  と思ったらこちらは女将さんセレクトでした。
  甘酒のような風味ととろみがあります。
  花のような香りと心地よい酸味。
  女将さんのお気に入りだそうですが、確かに旨いね(^^)

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  8回連続1杯目はこれを飲んでます。ほんとぶれんなあ。

・お通し 300円(税抜) × 2人前
  三浦大根の刷り流しです。紫大根と青菜を添えて。
  トッピングの彩りがいいっすねえ(^^)
  三浦大根の甘味もありますが、紫大根がこれまた甘いと。
  ほっこりと温まる逸品。

・刺身の盛合せ 2830円(税抜)
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、マトウダイ、石鯛、カンダイ、ほうぼう、太刀魚炙り、
  地ダコ、金目鯛炙り、〆鯖炙り、黒むつ炙り。
  この日のネタあてクイズは今までで史上最高の撃沈(大涙)
  出て来る前から、マトウダイ、石鯛、カンダイ、ほうぼうは難しいと
  思っていたのですが、これらをことごとく外す始末。
  今回分かりましたが、白身系はやはり切身になると判別付かんわ(^^;
  で、味はというといつもの通りにどれも美味しいものばかり。
  この日の地ダコの弾力は凄かったですねえ。顎を鍛えろ!的な。
  もちろん噛むと旨味がじゅわっとね。
  カンダイが腹身の部分に近かったのかも知れませんが、
  白身のわりにはこってりとした脂を若干感じました。
  カンダイは初めて頂くのですが、九州から仕入れたコブダイです。
  すぐ近くの絶品イタリアンであるAkizukiとの共同仕入れとのこと。

・むかごの海苔塩揚げ 550円(税抜)
  コロコロしたむかごを皮付きのまま海苔塩風味に揚げたものです。
  根菜類系は大好物ですし、このように皮ごと食べれるのも大好き(^^)

・城陽 特別純米 祝100% 京都 950円(税抜)
  2018年に出来上がったものですが、新酒のようなフルーティーさ。
  最近の日本酒は温度管理が素晴らしいので寝かせることが出来るんですね。

・炙り黒むつと菜の花のおろしポン酢和え 980円(税抜)
  刺身でお馴染みの絶品炙り黒むつを菜の花や薬味と
  ポン酢で和えた一品。旨いに決まってるやろう(^^)
  こころやの料理の好きなポイントは効果的な薬味の使い方。
  これが私の好みにドストライクなんですわ。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・平目と海老芋のみぞれ揚げ出し 980円(税抜)
  平目と海老芋を衣を付けて揚げたものに、
  濃厚なみぞれ出汁をかけたものです。
  海老芋って煮たものよりも圧倒的に油で揚げた方が美味しくて(^^)
  そこに濃厚な出汁の味も加わってたまらんわ。
  なんか京都を感じるんですよねえ。
  
・豊盃 純米吟醸 豊盃米 青森 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  甘味が特徴的でした。これはかみさんも唸っていましたね。

・カキフライ 特製タルタル 880円(税抜)
  大きなカキフライが5個。後から小さめのも1個追加で。
  サイドには、ミニトマトとレッドマスタードのサラダ。
  そこに中濃ソースと特製タルタルが添えられます。
  牡蠣は臭みなんか一切なくてただただ旨味のみ。
  そこにほぼ理想形の特製タルタルですよ。
  マヨラーにとっては桃源郷でしょう(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・萩の鶴 特別純米 メガネ専用 宮城 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  キャッチーなラベルです。
  その名の通り、蔵人が全員眼鏡をかけているそうで。
  ネーミングはふざけていますが、味は真剣そのもので、
  酸味と甘味のバランスの取れた美味しい日本酒です。

・冬野菜と牛肉のステーキ わさび醤油で 1500円(税抜)
  こころやで牛肉って珍しいなと。大抵は豚肉か鶏肉ですので。
  赤身と脂身のバランスの良いカットステーキに、
  蓮根、蕪、ブロッコリーのグリルを添えて、塩とわさび醤油で食べます。
  腹もそこそこいっぱいでしたが、あっさりめの肉質でしたので、
  美味しく頂きましたよ(^^)

・乾坤一 純米 うすにごり生 宮城 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  ラストの5合目。
  ここまで来ると細かい味は覚えとらんですが、
  まったりと濃厚なテイストだったような記憶です。

これで消費税10% 1407円を加えて、〆て15470円(端数切落し)。
一人当たり7735円。

今回も美味しくて楽しかったなあ(^^)
しかし私は4合くらい飲むと語りだす癖がありますねえ。マニアックな話を。
そこら辺はちょいと反省して次回に生かしたいと思います。

次回は2月頃に伺います!
1末って言ったけど幸庵と被ってたわ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2019/12現在、3.43ポイント)



2019年10月中旬に再訪です。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2か月ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、この日は珍しくジャズ系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・寳剱 純米吟醸 秋上がり 広島 1050円(税抜)
  私のオーダーです。いつもの通りご主人にお任せして。
  酸味とこくがあります。スタートの酒としては旨味の強いタイプ。
  とにかく旨いね(^^)

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  7回連続1杯目はこれを飲んでます。ほんとぶれんなあ。

・お通し 300円(税抜) × 2人前
  四方竹おかか和えです。
  秋の短い期間にしか採れない希少な細長い筍のようです。
  シャクシャクした食感が心地よく、おかかとの相性も抜群で。
  何気に胡麻油を隠し味に使っていてコクが増してウマウマ(^^)

・刺身の盛合せ 2460円(税抜)
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、秋刀魚、平目、地ダコ、鯵、赤イカ、太刀魚炙り、
  ヘダイ、ほうぼう。
  この日のネタあてクイズは見事に撃沈(涙)
  どうしてもヘダイとほうぼうの見分けがつかず逆に答える始末・・・
  ご主人曰く、ほうぼうの方が身が白いとのこと。
  白身はやっぱ難しいのお。
  この日のネタもどれも素晴らしいものでしたが、
  ほうぼうが旨味が乗っていて良かったですね。
  赤イカのねっとりとした旨味も良かったですし。
  秋刀魚は脂がノリノリの見事なもの。太刀魚炙りは相変わらず旨いし。

・貴 特別純米 ふかまり 山口 950円(税抜)
  あまりフレーバーを感じません。こういう場合は辛口が多くて。
  飲んでみるとやっぱり辛口でした。
  酸味が効いていて、シャープな感じの辛口。
  そして鼻腔に残る香りを感じました。これも旨い。

・蒸し茄子の胡麻だれがけ 620円(税抜)
  まさにその名の通りの料理で、蒸し茄子に胡麻だれをかけ、
  薬味に、大葉、茗荷、白ごまをトッピングしたもの。
  一見普通に見えますが、茄子の皮は丁寧に剥かれていますし、
  胡麻だれは酸味もあり、甘過ぎない好みの物。
  大葉、茗荷、白ごまのアクセントもいいんだよねえ(^^)

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  ぶれないどころかお代わりまで(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・大椎茸醤油焼き 780円(税抜)
  醤油を塗って焼き上げた大椎茸。
  山葵、塩、すだちを添えて。
  何度も言及したことがありますが、品質の良い椎茸って、
  下手な松茸よりも美味しいと思っています。
  希少性が高いから松茸を有難がるんだと思いますが、
  もっと椎茸も脚光を浴びてもいいのになあと。
  懐石料理、京料理でも松茸だけでは無くて、どんどんと使って欲しいです。
  こちらの椎茸はそういう品質の香り高く味の濃いものでした(^^)

・鶴齢 特別純米 ひやおろし 新潟 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  辛口で米の旨味が濃いですね。
  一番最初に飲んだ寳剱 純米吟醸 秋上がりを辛口にした感じ。
  これも旨いですぜ!

・蒸し鶏の山椒だれがけ 680円(税抜)
  蒸し鶏をスライスして山椒だれをかけ、青ねぎ、白ごまをトッピング。
  この山椒だれがしっかりと痺れ感があってウマウマなんすわ(^^)
  ここですぐに思いついたのが、蒸し茄子の胡麻だれがけに残っている
  胡麻だれとのコラボレーション。
  蒸し鶏の山椒だれがけを胡麻だれに浸して食べると、
  これまた超絶旨いんです(^^)/
  棒棒鶏の山椒風味とでも言うんでしょうかね。
  そのまま食べたり、胡麻だれに浸けたりしながら頂きました。

・赤イカと林檎のサラダ 980円(税抜)
  刺身で食べたねっとりと濃厚な旨味の赤イカをたっぷりと使い、
  林檎、ブロッコリー、レタスミックス、ミニトマト、紫タマネギを和えて。
  自家製和風ドレッシングが毎度のことながら旨いんだよなあ。

・郷 純米 無濾過生 福井 950円(税抜)
  酸味が特長的。色味もしっかりと黄色いです。

・郷 純米 うすにごり生 福井 0円
  郷 純米 無濾過生の量が足りなかったとのことでこちらをサービス。
  郷 純米 無濾過生に比べると全てが柔らかい印象ですね。

・あらごしももロック 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  珍しくロックで。ロックがオススメと言われたので。

・きのこと紅あずまの西京味噌グラタン 880円(税抜)
  かみさんがどうしてもこれを食いたいと。
  紅あずまに西京味噌ですので甘いのが決定で、
  実際にその通りに甘さが出ていましたが、ベーコンも入っていて、
  その塩気のアクセントが非常に良かったです(^^)

・花垣 純米 調熱純米古酒 福井 950円(税抜)
  色が黄色ですよ。これが日本酒?というくらいに。
  洋風の香りがします。そして甘いですね。珍しいテイスト。

・ごぼうの唐揚げ 七味マヨ 500円(税抜)
  これはもうイメージ通りの味で旨いっすよ(^^)
  マヨラーにはたまらんしね。

・飛露喜 特別純米 無濾過生原酒 福島 550円(税抜)
  5.5合目。こちらは半合で。
  味は覚えてまへん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  まともに飲むのであれば5合に抑えておくべき・・・
  今後は5合まで縛りにしよう。

これで消費税を加えて〆て13850円。あれ?安過ぎない?
今回はかなり食ったし飲んだので。今度足りない分を請求してくださいね!

それにしても今回は飲み過ぎていろいろと失態をやらかして。
翌日かみさんから相当な説教を(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回は12月に伺います。

そして日本酒は5合までを厳酒!

ご馳走様です!(2019/10現在、3.41ポイント)


2019年8月中旬に再訪です。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2か月ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・寳剱 涼香純米吟醸 広島 950円(税抜)
  私のオーダーです。いつもの通りご主人にお任せして。
  クリアな旨味。雑味は一切無いです。
  スタートの日本酒としては最適なタイプ。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  6回連続1杯目はこれを飲んでますね。ほんとぶれんなあ。

・お通し 300円(税抜) × 2人前
  わかさぎの南蛮漬けです。
  このくらいの型のわかさぎだと骨やワタの苦味とか気にならないので、
  純粋にわかさぎの美味しさだけが味わえます。
  南蛮漬けは好物ですので、なおさら美味く感じる。

・刺身の盛合せ 2160円(税抜)
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、平目、鯵、地ダコ、太刀魚炙り、ほうぼう、
  金目鯛炙り、黒むつ炙り。
  この日のネタもどれも素晴らしいものでしたが、
  ほうぼうが旨味が乗っていて良かったですね。
  もちろん平目もエンガワ含めてたまらんですわ。
  そうそう。この日の太刀魚は身が厚くて弾力が凄かったです。

・天青 純米吟醸 熊本酵母9号 生詰 神奈川 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  米の旨味が寳剱 涼香純米吟醸よりもやや強いです。
  少し甘味もありますね。酢の物との相性を考えてのセレクト。

・夏野菜とじゅんさいの酢の物 720円(税抜)
  カクテルグラスでのサーブ。
  それも私とかみさん用に別々に分けてくれました。
  なのでこの写真の2倍の量が実際の料理の量になりますので!
  大ぶりのぷるぷるじゅんさいに、トマト、スナップエンドウを加えて、
  酢の物仕立てにしています。
  美味しいだけではなく、目で見ても楽しい一品。
  
・燻製せせりの塩胡椒焼き 680円(税抜)
  胡瓜と茗荷の塩揉みを添えて。
  せせりは厨房のフライパンを使って燻製にしたそうで、
  しっかりと燻製香が付いていました。
  ただでさえ美味しいせせりが極上の肴に。

・乾坤一 純米吟醸 ササシグレ 一回火入れ 宮城 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  力強いです。酸味と米の旨味の集大成のように。
  これは通好みの一杯ではと。

・稚あゆのしそ巻き天ぷら 950円(税抜)
  ミニトマトの天ぷらも添えて。
  ワタの苦味と大葉が合うわ。
  乾坤一の力強さとの相性もばっちし。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。なんと今回は同じもののお代わりを。

・牛すじとチーズのコロッケ 880円(税抜)
  なんとこちらも私とかみさんとで皿を分けてのサーブ。
  ですので実際の量はコロッケ2個になりますので!
  ガリっとハードな衣の中には、大きめにカットされた牛すじがゴロゴロ。
  それとチーズが相まって旨いなあ。
  こころやのコロッケはどれを食べても美味しいんです。
  是非、お試しを!

・鶴齢 特別純米 爽醇 新潟 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  気品のある酸味と旨味ですよ。その言葉に尽きます。

・地ダコと蓮根と茗荷の辛子酢和え 980円(税抜)
  旨味をたっぷりと蓄えたプリプリの地ダコに、
  蓮根を合わせ、辛子酢で和え、茗荷、大葉、白ごまをトッピング。
  これもたまらん美味しさですよ。
  それだけでも美味しい地ダコに、薬味と辛子酢を合わせることで、
  旨みの相乗効果があります。これも家で真似したいなあ。
  こころやの料理のいいところは、家庭でも手に入りやすい食材で、
  ちょいと手を加えることで、無茶苦茶旨くしちゃうところ。
  100%真似は出来ないのですが、70%くらいは真似できそうと
  思わせてくれるところがいいんですよ(^^)
  もちろん真似できそうにない料理も多数存在しますが。

これで消費税940円を加えて、〆て12710円。一人当たり6355円。

今回はいつもよりも安く仕上がったなあ。
前回と比べると1品料理が少なくて、1杯酒が少なかった模様。
かみさんが翌朝早いので、それを気にして微妙にペースが落ちていたのかも。

いずれにしても今回もたまらん料理と酒の数々。いつも超満足状態。

次回は秋に伺おう。10月目標!

ご馳走様です!(2019/8現在、3.39ポイント)


2019年6月下旬に再訪です。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

3か月ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・寳剱 純米 超辛口 広島 950円(税抜)
  私のオーダーです。いつもの通りご主人にお任せして。
  確かに辛口ですがキレもあるので飲みやすいですね(^^)

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  5回連続1杯目はこれを飲んでますね。ほんとぶれんなあ。

・お通し 300円(税抜) × 2人前
  金目鯛の煮凝りです。
  ほぐし身も入っていて、これがまた濃厚な旨味(^^)
  煮凝りになっても旨いんだなあ。金目鯛は。

・刺身の盛合せ 2800円(税抜)
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、鰹、カマス、真子鰈、石鯛、地ダコ、太刀魚炙り、
  アオリイカ、黒むつ炙り、金目鯛炙り。
  いつもネタあてクイズをするのですが、今回も全問正解(^^)/
  もちろんメニューにこの日の魚種は掲載されていますので、
  パズル合わせのような感じですけどね。
  この日のネタはどれも素晴らしいものでしたが、真子鰈に昆布のような旨味が
  乗っていたので、ご主人に〆たのか伺ったところ、真子鰈だけの旨味だそうで。
  くはあっ。やっぱ旬の魚の力って凄いんだなあと感心した次第。

・貴 特別純米 ふかまり 山口 ?円(税抜)
  私のオーダーです。
  一昨年の「ひやおろし」からネーミングを変えて「ふかまり」に。
  それでもフレッシュ感があるんですよね。旨いわ。

・真子鰈と枝豆とのサラダ 980円(税抜)
  本当は石鯛だったのですが、真子鰈が旨味が乗っていたので、
  そちらにチェンジ頂きました。
  真子鰈と枝豆が主役なのですが、もう一つの主役が枝豆の葉。
  これが枝豆の風味と苦味が素晴らしくて(^^)
  自家製と思われる野菜ベースのドレッシングも秀逸ですよ。

・鶴梅 れもんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  やや甘さがあるかな。私はあらごしみかんの方が好みでしたね。

・水茄子の薬味しらすがけ 750円(税抜)
  水茄子をスライスし、茗荷などの薬味と釜揚げしらすをトッピング。
  胡麻油ベースの韓国風の味付けで。
  これまた旨いんだなあ。水茄子もうかばれるよ。
  薬味としらすと塩と胡麻油。この組合せが絶妙なんですよ。

・乾坤一 純米吟醸 超辛口 山口 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  吟醸なのにしっかりと辛口なんです。
  逆にフルーティーな吟醸香を期待した方はびっくりするでしょうね。
  これも旨いわ。

・鰹の竜田揚げ 780円(税抜)
  鰹のクオリティはもちろんのこと、下味が絶妙で旨いねえ(^^)

・里芋饅頭 舞茸餡かけ 980円(税抜)
  なんと私とかみさん用に、それぞれ器を分けてのサーブ。
  なので写真に写っているのは実際の半分の量になりますのでご注意を。
  ねっとりとした里芋饅頭に銀餡をかけたものです。
  この出汁加減が素晴らしくて(^^)
  こちらのは関東風の出汁の風味。鰹節をしっかりと効かせた。
  京風も好きだけど関東風も好きですぜ!

・王祿 純米 80% 直汲み 島根 1050円(税抜)
  私のオーダーです。
  甘味、酸味、フレッシュ感、旨味、それぞれのバランスがいいですね。
  こころやの中ではバランスタイプです。

・新玉ねぎのベーコンポン酢 620円(税抜)
  たっぷりのさらし玉ねぎに、ベーコンの炙り、青ねぎを散らし、
  ポン酢で和えたものです。
  後半になってくると腹が膨れるのですが、
  こういうのならなんぼでも食えるね(^^)

・とうもろこしの岩石揚げ 880円(税抜)
  この季節の定番でしょうか。
  ほぼほぼとうもろこし。衣は薄々。
  とうもろこしの甘味が出まくりでたまらん!

・花垣 純米 無濾過生原酒 槽しぼり 福井 950円
  私のオーダーです。これがラスト。
  2012年に仕込んだもので、度数は16度。
  ちょいと記憶が乏しいのですが、甘味、旨味が豊かで、
  酸味もしっかり効いていますね。
  とにかく飲みごたえのある日本酒でしょう。

これで消費税を加えて、〆て15300円。一人当たり7650円。

今回は結構食ったなあ。

そして、この日もどの料理も酒も美味しかったし、楽しかったなあ(^^)

次回は真夏に伺おう。8月目標!

ご馳走様です!(2019/6現在、3.50ポイント)


2019年3月下旬に再訪です。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

3か月ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・常山 純米 超辛 福井 950円(税抜)
  私のオーダーです。いつもの通りご主人にお任せして。
  今回は福井県の酒蔵巡りをされたとのことで、
  福井県のお酒のラインナップが豊富でした。その中の一つがこちら。
  超辛と書かれている通り、しっかりと辛口。
  酸味もあって旨いです。スタートの酒としてはいいっすね!
  もちろん私の好みを知っているからこれが出されたのですが。
  普通の方だとちょっと辛いかもね。

・あらごしみかんソーダ割り 500円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  4回連続1杯目はこれを飲んでますね。ほんとぶれんなあ。

・お通し 300円(税抜) × 2人前
  鶏つくねと白菜のすり流しです。
  この日は3月下旬とはいえ、夜は冷え込んだ日でしたので、
  この手の温まるお通しは嬉しいです(^^)
  こういうお通しであれば、お通し不要論なんて出ないのにねえ。

・刺身の盛合せ 3040円(税抜)
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、甲イカ、さより、黒鯛、平目とえんがわ、鰺、太刀魚炙り、
  地ダコ、ほうぼう、金目鯛炙り、石鯛。
  いつもネタあてクイズをするのですが、今回は全問正解(^^)/
  もちろんメニューにこの日の魚種は掲載されていますので、
  パズル合わせのような感じですけどね。
  それでも難関は、石鯛と黒鯛。正直まぐれで当てたのですが、それでも嬉しいわ。
  ご主人の解説によると、ちゃんと違いが分かるようで、今回ご指南頂きました。
  やっぱプロは凄えんだなあ。いや、こころやのご主人が凄いんだけど。
  味は今回もどれも素晴らしいクオリティですよ(^^)
  石鯛と黒鯛がここまで美味しいお店ってそうそう無いからね。

・竹の子のふきのとう餡かけ 950円(税抜)
  熊本産の竹の子にふきのとうの餡をかけたものです。
  まさに春の息吹の協演。どちらも大好物なのでたまらん(^^)
  個人的には竹の子はえぐみが有った方がいいのですが、
  かみさんは苦手なので、このタイプの方が好み。
  昆布を受け皿にしていますので、昆布の旨味もあるんですよ。

・揚げ空豆 680円(税抜)
  焼きと揚げが選べますので揚げで。
  ちゃんと皮つきなところがこれまたたまらん(^^)
  空豆は皮に旨味がありますからねえ。なんでもそうですが。

・国権 純米 生原酒 福島 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  一口目にフルーティーな芳香が鼻に抜けます。
  おそらく超辛の常山を飲んだ後だから余計にそう感じたのかも知れません。
  いずれにせよ、生原酒らしいフレッシュな味わい。

・あおりイカの塩胡椒炒め 880円(税抜)
  あおりイカは柔らかい仕上がり具合。
  ガーリックもしっかり効いています。

・花巴 純米 山廃 無濾過生原酒 奈良 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  ご主人から乳酸菌のような感じを受けますとの説明。
  一口目はそこまで思わなかったのですが、二口目でまさにその通りだなと。
  この後出てくるグラタンが西京味噌ベースの甘めですので、
  それとの相性を見据えてこちらをセレクト。
  日本酒なのですが、洋よりのテイスト。
  そしてこの後はグラタンなのですが、和よりのテイスト。
  確かにこの二つは合ったねえ(^^)/

・牡蠣とホーレン草の西京味噌グラタン 980円(税抜)
  結構なボリュームでのサーブ。
  期待通りのぐつぐつですわ。料理の温度は手を抜いちゃいかんぜと。
  大ぶりな牡蠣にホウレン草。ベースは西京味噌の甘めのベシャメル。
  前述した花巴とのマリアージュは抜群の相性でね。

・白龍 純米磨き九割 福井 950円(税抜)
  私のオーダーです。
  九割というのは九割磨いたのでは無く、九割残したという意味。
  つまり玄米にも近い米で作った日本酒。
  飲んでみるととにかく酸味のアタック感が凄いです。
  まさに野生の日本酒という感じで。
  ただし、米に相当の自信があるからこそ出来る芸当。

・白龍 特別純米てきてき 福井 0円
  なんと少量しか残っていないのでサービスです。あざーっす(^^)/
  先述した白龍 純米磨き九割と同じ酒蔵の商品。
  純米磨き九割を飲んだ後だと、スッキリに思えますが、
  おそらくこちらも米の旨味の濃い、フルボディ系ではと想像。

・卵かけごはん(鮭)&赤だし 500円(税抜)+250円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  こちらのお店に来る前にバーで酒を飲んだのですが、
  どうもその影響でかみさんが酔っぱらっているようで〆を食いたいとのこと。
  私も二口ほど味わいましたが、ほんとご飯って旨いよなあ。

これで消費税を加えて、〆て13000円。一人当たり6500円。

この日もどの料理も美味しかったし、楽しかったなあ(^^)

Akizuki同様に、いろいろと新店の情報も得れましたしね!

いつも季節ごとに伺っているのですが、今度は初夏の頃に伺おうかなあ。
それまで待ち切れないかも(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

私の生涯を通じて通いたいと思わせるお店ですので、これからも末永く!

ご馳走様です!(2019/3/28現在、3.60ポイント)


2018年12月下旬に再訪です。
 
この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2か月半ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・播州一献 純米 澤がらみ生 兵庫 950円
  私のオーダーです。
  酸味が印象的で、その後にフルーティーさと旨みが来ます。
  最初の一杯目としては相性の良い日本酒ですね(^^)

・あらごしみかんソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  3回連続1杯目はこれを飲んでますね。ほんとぶれんな。

・お通し 300円 × 2人前
  豚肉と白菜のミニ鍋です。
  これまた旨い出汁がお揚げに染みていてたまらん(^^)

・刺身の盛合せ 2750円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、甲イカ、石鯛、平目とえんがわ、太刀魚炙り、金目鯛炙り、
  地ダコ、鰺、黒むつ炙り、かんぱちの盛合せです。
  相変わらずどれを食べても素晴らしいクオリティ。
  太刀魚、金目鯛、黒むつなどの炙りはもとより、
  通常ですと野暮ったい地魚の味のする石鯛も高級魚のような旨味を持っていました。

・日高見 吟醸 本生原酒 うすにごり 宮城 850円
  私のオーダーです。
  甘みとフルーティーさが印象的です。吟醸香もありますね。

・豚しゃぶと豆腐のサラダ 880円
  豚しゃぶ、豆腐、レタス、グリーンマスタード、レッドマスタード、
  ルッコラ、ブロッコリー、ミニトマトのサラダです。
  ドレッシングは自家製で、玉ねぎ・人参ドレッシング。
  少しニンニク風味も効かせた。このタイプのドレッシングは大好物で(^^)
  豚しゃぶと野菜の旨味を最大限に生かしますが、この豆腐がこれまた旨いと。
  大豆の旨味と甘みをそのまま固めたような。素晴らしいサラダですよ。

・柚子サワー 450円
  かみさんのオーダーです。
  フレッシュな柚子を生搾りしたものです。これは旨いなあ。
  こういうサワーであれば日本料理にも合いますよ。

・天寶一 特別純米 八反錦 おりがらみ生 広島 950円
  私のオーダーです。
  こちらはフルーティーさは穏やかに。
  通好みの日本酒かな。とにかく旨いわ。

・焼き空豆 680円
  なぜかこの季節に空豆が。どんどん走りが進んでいくそうで。
  そのうち枝豆とかも出てきそう(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・カキフライ 特製タルタル 880円
  ぷっくりと大きめのカキフライが4個。
  中濃ソースとタルタルソースが添えられます。
  ミルキーな牡蠣のジュースが閉じ込められており、
  それをタルタルソースが纏め上げると。旨いねえ(^^)

・富久長 特別純米 直汲み 本生 八反錦 広島 950円
  私のオーダーです。
  今日は広島の酒が多いかも。
  こちらはスタンダードに旨いタイプでしたね。

・炙り帆立とからし菜の柚子胡椒和え 880円
  半生に炙った帆立とからし菜の苦味、柚子胡椒の塩気と辛味の調和。
  白胡麻が香ばしさをプラスしてくれます。

・人参のしりしり 400円
  しりしりとは、沖縄県の郷土料理ですが、こちらのはオリジナルで、
  細切り人参のサラダと言った方が近いかも知れません。
  少し炒めてはいますが、ほぼフレッシュに近い人参の甘みと、
  酸味の効いた和え物という感じ。これはこれで好みです(^^)

・飛露喜 特別純米 福島 950円
  私のオーダーです。こちらで日本酒はラストとお伝えして。
  フルーティでなおかつしっかりした旨み。
  旨み、甘み、香りが三位一体となった最後を締めくくるに相応しい一杯。
  実は、5合目なのでよっぱですが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・梅酒ロック 500円
  かみさんのオーダーです。
  ロックがオススメとのことで、かみさんには珍しくロックで飲んでいました。

・柿と胡桃の白和え 680円
  もう少しだけおつまみをということでこちらを。
  まさにネーミング通りで、季節の柿と胡桃を白和えにしたものです。
  柿の甘みと胡桃の香ばしさ。それらを滑らかな白和えの衣が纏め上げます。
  子供の頃から、料理に甘い果物を使うのは好まなかったのですが、
  ここ数年、割烹料理店やフレンチ、イタリアンで食べていくうちに、
  そういう料理も旨いもんだなあと思うようになりましたね。

・農家の嫁(芋) 鹿児島 ロック 500円
  私のオーダーです。酒のラストは飲み慣れたこちらを。

これで〆て15580円。一人当たり7790円。今回も超満足(^^)/

この日もご主人にお酒のセレクトはお任せしましたが、どれも素晴らしいもので、
美味しかったですし、料理も相変わらずのパフォーマンスを発揮。

私の来店ペースがうまい具合に料理の入れ替わりにもなっていて、
いつ来ても新たな発見が出来るのがいいっすね(^^)

つうことで次回は春になる前に伺おうかな。
そこまで我慢出来んかも(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2019/2/7現在、3.57ポイント)


2018年10月中旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

1か月半ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・お通し 300円 × 2人前
  蛸と里芋の煮物です。
  なんてことない料理なのですが、こっくりと煮られており、
  実際に自分ではこのように味が浸みこまないんですよねえ。
  何気ないけど旨いんですよ。

・山川光男 純米 2018なつ 山形 950円
  酸味が印象的です。旨味もしっかりと。そして奥にスモーキーなフレーバーも。
  これがなかなか特徴的な味わいでしたね。

・あらごしみかんソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  2回連続1杯目はこれを飲んでますね。ほんとぶれんな。

・刺身の盛合せ 2670円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、真子鰈とえんがわ、ほうぼう、めいちだい、秋刀魚、
  カマス炙り、鰺、金目鯛炙り、地ダコ、黒むつ炙りの盛合せです。
  相変わらずどれを食べても素晴らしいクオリティ。
  今回特に印象的だったのが、真子鰈のえんがわ、ほうぼう、金目鯛炙り、黒むつ炙り。
  ほうぼうって淡白に見えるのですが、その中に素晴らしい旨味がありますねえ。

・貴 特別純米 ひやおろし ふかまり 山口 950円
  フルーティーな印象。もちろん旨味もあります。
  これはスタンダードに旨い一杯ですね。

・炙り金目鯛と薬味のおろしポン酢和え 950円
  美味しい金目鯛炙りが7切れほど入っていました。
  刺身盛合せでもっと食べたいという欲求をここで晴らすと。
  薬味たっぷりのおろしポン酢なので刺身とはまた違ったテイストで。

・鶏つくねと大根のふろふき にら味噌のせ 680円
  とにかく大根が旨い!鶏の出汁も含んでんでしょうね。
  鶏つくねも旨味がしっかりと閉じ込められていて。
  そこに強烈なアクセントであるにら味噌。
  これはそれだけ舐めて酒の肴にするのもオツでしたわ。

・李白 特別純米 超辛 やまたのおろち 島根 950円
  超辛というだけあってしっかりと辛口です。
  酒の選定は全部ご主人にお任せなのですが、飽きないように
  独特なフレーバーのものも挟んでくると。私が辛口好きというのもあって。

・あらごしももソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  濃厚なネクターのような粘度を感じます。
  2回連続2杯目はこちら。ほんとぶれんのお。

・あん肝蓮根はさみ揚げ 880円
  分厚いあん肝を大葉と蓮根で挟んで揚げたものです。塩が添えられて。
  蓮根のはさみ揚げであん肝は初めての経験ですが、
  蓮根はさみ揚げの可能性を感じましたね。海老すり身とかも美味しいけど、
  他にもいろいろと相性いいものがあるかも。

・秋刀魚と牛蒡の有馬山椒煮 680円
  もはやネーミングからして旨いのが決定なので頼んでみた次第。
  牛蒡なんかもしっかりと味が浸みこんでおり、
  山椒のぴりっとしたアクセントが効いており、
  秋刀魚自体の旨味、苦味が素晴らしいよね(^^)
  これはたまらんわ。

・王禄 純米吟醸 渓 直汲み 島根 1300円
  島根県松江市の王祿酒造株式会社の商品。
  こちらの酒蔵は徹底した製法、品質管理、販売先選定を行っており、
  ご主人からもこちらをラストとして提案されたものです。
  それだけ拘った商品ですので、こころやとしては高額となる1300円の値付け。
  それでも相当良心的な値付けであることは分かります。
  香りは柔らかなのですが、飲んだ時の鼻腔を駆け抜けるフルーティーさが印象的。
  ちょっとだけ舐めた方がより一層それが分かります。
  飲んだ後味には、ほどよい酸味と旨味。酸味、、旨味、甘味のバランスがいいです。
  これぞお手本のような日本酒では無いでしょうか。
  味の傾向としては、貴 特別純米 ひやおろし ふかまりが近かったです。

・あん肝と大根のステーキ バター醤油で 0円
  なんとサービス。ありがとうございますm(_ _)m
  中途半端な量なのでまかないにしようとしていたのをサービスで出して頂きました。
  最初は小芋の素揚げが乗っているのかと思いましたが、あん肝でした(^^;
  こちらも鶏つくねと大根のふろふきと同じで、大根が主役かなあ。
  ほんと大根ってメインを張れるよね。

・林檎と胡桃のブルーチーズ和え 720円
  美味しいお店の果物系惣菜は旨いとの経験に則りこちらを。
  長野の有機栽培の秋映という品種の林檎と胡桃、ブルーチーズを和えたものです。
  林檎を一口ほおぼった瞬間に旨いのなんの!
  林檎の食感も固めで好み。蜜が溢れるくらいの甘さも兼ね備え、
  その蜜がブルーチーズと合わさって、クアトロフォルマッジョ&蜂蜜みたいな
  フレーバーを醸し出しています。そこに胡桃のクリスピーな食感と香ばしさが加わり。
  期待はしていましたが、それを軽く超えてくれましたねえ(^^)
  林檎の品種を変えるとまた違った味わいが出るんだろうなあ。

・金もぐら 芋 鹿児島 ロック 500円
  私のオーダーです。酒のラストは農家の嫁ばかりを飲んでいたのですが、
  たまには違うものを飲もうと思ってこちらを。
  飲んだ瞬間にアタックがありますが、そのあとに甘さを感じます。

これで〆て13880円。一人当たり6990円。今回も超満足(^^)/

今までは日本酒のセレクトは自分で選ぶこともあったのですが、
前回くらいからご主人に全てお任せすることにしました。
やっぱその方が色々とオススメを試せるのでいいっすね。今後もそうしよう!

次回は12月あたりには絶対にお伺いしたいと思います!

ご馳走様です!(2018/11/18現在、3.57ポイント)


2018年8月下旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2か月ちょっとぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

この日に頂いたものは以下になります。

・お通し 300円 × 2人前
  今まで精算額から逆算して500円かな?と思っていたのですが、
  なんとお通しは300円だったことが判明(^^;
  過去のレビューも含めて訂正しておきました!すみません・・・
  この日は、玉子豆腐 とうもろこしのすり流しでした。
  残暑の厳しい日でしたが、こういうお通しを食べるとほっとするねえ。
  そうかあ。これが300円だとすると相当お得でっせ。

・石鎚 特別純米 夏純米 槽搾り 愛媛 950円
  私のオーダーです。
  この日のオススメをお伺いすると1杯目はこちらを出して頂きました。
  夏らしいスッキリ感がありますが、同時に旨味もあります。

・あらごしみかんソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。
  前回も1杯目はこれを飲んでますね。ぶれんな。

・刺身の盛合せ 2370円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、金目鯛炙り、かます炙り、地ダコ、鯵、メイチダイ、
  あいなめ、太刀魚炙り、秋刀魚の盛合せになります。
  相変わらずどれを食べても素晴らしいクオリティ。
  特に印象的だったのが、金目鯛炙り、かます炙り、鯵、メイチダイ、秋刀魚。
  メイチダイは聞きなれないのですが、この時期にしか出回らないそうで。
  しっかりと寝かせられたようなねっとりとした食感と旨味が印象的で。

・百十郎 純米 Limited CUTIE 岐阜 950円
  私のオーダーです。
  カラフルなラベルやCUTIEというネーミングとは対照的に辛口だそうで。
  飲んでみると最初の印象は、辛口と言うよりは酸味が効いていますね。
  しかし飲み進めていると確かに辛口だなあと感じてきます。
  もとより私は辛口が好きですので、そのように感じるのかも。これも旨い。

・夏野菜とじゅんさいの酢のもの 780円
  なんとカクテルグラスに二人分に分けてサーブしてくれました。
  じゅんさいと、パプリカ、ズッキーニを合わせた酢の物です。
  そこにさらにむらめが色どりを添えて。
  まさに今風に言うなれば「映える」逸品ですよ(^^)
  これは箸休めにいいのでちびちびといかせて頂きました。

・秋刀魚の肝醤油焼き 880円
  今回一番食べたかったのがこれ(^^)
  いやあ、期待はしていましたが、出てきた瞬間にその旨そうな絵面。
  綺麗に黄金色に焼かれた秋刀魚の身。肝醤油の効果でしょうか。
  セロリの塩昆布和えと大根おろしが添えられて。
  食べてみると秋刀魚の脂と肝醤油の塩気と旨味の相乗効果。たまらんでしょう。

・大那 生酛純米 栃木 950円
  私のオーダーです。下書き時にメニューを眺めると載っていない日本酒でした。
  昔ながらの造り方をしているそうで。
  適度な酸を感じながらも、切れ味良い味わいですね。
  バランスが良く、オールラウンドプレイヤー的な日本酒ではと。

・鶏の唐揚げ ネギだれで 780円
  かみさんのたっての希望でこちらをオーダー。
  こちらのお店の鶏の唐揚げなので間違いなく旨いんだろうなと思いましたが、
  やはりその通りで(^^)
  ボリュームもてんこ盛り。2口大の鶏もも肉が4個。
  そこにミニトマト、水菜、レタスのサラダが添えられて。
  衣は片栗粉ベースではと思いますが、下味もしっかりと付いていますので、
  そのまま食べても十分に美味しいです。
  ごま油の風味が印象的なネギだれが添えられますので、
  私は最後の1個はこのたれであえて汁だく状態にして食べました。

・あらごしももソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  濃厚なネクターのような粘度を感じます。
  前回も2杯目はこれでした。本当にぶれんのお。

・桃と生ハムとくるみの白和え 780円
  ネーミングからして旨いの決定でしょう!ということで。
  我々は白和えが好きですが、ここ数年は旬の果物の入ったものもお気に入りなので。
  器の中にはゴロゴロとカットされた白桃がたんまりと。
  その上に白和えを山のように乗せて、周りを生ハムで囲み、くるみを散らして。
  白桃の甘み、白和えのコクと風味、生ハムの塩気と旨味、くるみの食感と香ばしさ。
  全てが計算されつくされた白和えでしょう。いやあ、想像通りに旨い。

・雲 純米吟醸 無濾過生原酒 佐香錦 島根 1050円
  私のオーダーです。こちらを日本酒のラストということでセレクト頂きました。
  酸味が印象的で、やや辛口テイスト。
  香りが豊かで、米の甘味と旨味も感じますね。
  今回は4合頂きましたが、どれも素晴らしく美味しいものでした。

・骨付き豚のスペアリブ 850円
  写真では1本しか写していませんが、実は2本あり、皿を分けて提供されたんです。
  この大きさのスペアリブが2本で850円ですよ?
  値段設定間違っとるでしょう、ご主人(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  スペアリブはアメリカンな味付けでは無くて、味噌漬けのような和のテイスト。
  なので日本酒との相性もいいんですよ。
  最後は両手でわし掴みにして肉をこそげ落としながらフィニッシュ。

・農家の嫁 芋 鹿児島 ロック 500円
  私のオーダーです。酒のラストは飲み慣れたこちらを。
  これ以上は日本酒を飲んでも味を覚えとらんと思って(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  切れ味のある芋ですが、スペアリブとの相性も良かったですぜ。

これで〆て12440円。一人当たり6220円。今回も超満足(^^)/

毎回違う料理と酒を頂いているのですが、どれもこれも素晴らしいものばかり。
どんだけのレパートリーを秘めているのでしょうか。

本当はもっと訪問頻度を上げたいんですよねえ。
次回は10月には絶対にお伺いしたいと思います!

ご馳走様です!(2018/10/8現在、3.57ポイント)


2018年6月中旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

約3か月ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

BGMは、洋楽ポップス系が流れています。

いつも通りの雰囲気ですが、この日は予約で満席御礼という客入りでしたね!
お気に入りのお店が繁盛するのは嬉しいことですよ。

ということでこの日に頂いたものは以下になります。

・サッポロ黒ラベル中 550円
  私のオーダーです。
  サッポロ黒ラベル専用グラスでのサーブ。泡の比率が完璧っすね!

・あらごしみかんソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールです。

・お通し 300円 × 2人前
  万願寺唐辛子とじゃこのおかか和えです。これは外さない美味しさですわ。

・刺身の盛合せ 2700円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  この日の内容は、鯵、地ダコ、カマス炙り、石鯛、〆サバ、黒むつ炙り、
  アオリイカ、キハダマグロ、金目鯛炙り。
  どれもこれも素晴らしいクオリティですよ。これまたいつもながらに。
  今回は特に、鯵、黒むつ炙り、キハダマグロ、金目鯛炙りが素晴らしかった。
  キハダマグロってよそで食べるとあまり良いイメージが無いのですが、
  旬の時期にちゃんとしたお店で頂くと旨みが違うね(^^)/
  鯵もなぜにこんなに旨みが乗っているのか不思議なくらいに。

・山形正宗 純米 夏の純米 山形 950円
  私のオーダーです。
  第一印象は甘みがあります。同時に米の旨みも。飲み応えがありますねえ。旨い。

・夏野菜たっぷりサラダ 880円
  アスパラ、ズッキーニ、パプリカ、ブロッコリー、スイスチャード、
  ミニトマト、葉物類のサラダです。
  ドレッシングは何だろう。洋風タマネギドレッシングとでも言うのかな?
  スイスチャードと葉物類の苦味が印象的な夏のサラダです。私は好み(^^)
  かみさんはセロリが苦手なので、似たような味のスイスチャードは苦手な模様。

・あらごしももソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  濃厚なネクターのような粘度を感じます。これはロックでも良かったかも。

・百十郎 純米 大辛口 赤面 岐阜 950円
  私のオーダーです。
  大辛口というだけあり、しっかりと辛口テイスト。ちゃんと米の旨みもあります。

・とうもろこしの岩石揚げ 780円
  2口サイズくらいの岩石に見立ててとうもろこしを薄衣で揚げたものです。
  塩が添えられます。
  これがなんともはや旨いのなんの(^^)/
  つなぎの衣はごくごく最小限でとうもろこしの甘みだけがストレートに拡がります。
  これは凄い。本職の天婦羅職人でもこれより美味しく揚げれるのはどれほどか。
  この日の感動の逸品ですよ!
  試しに醤油でも食べてみましたが、圧倒的に塩の方が旨いです。

・王禄 純米 超王禄 無濾過直汲み 島根 1050円
  私のオーダーです。
  第一印象は酸味ですね。フレッシュな感じの。香りもいいです。これも旨いわ。

・ポテトサラダのチーズ春巻き 720円
  チーズを効かしたポテトサラダを春巻きにしたものです。
  チーズだけなのかな?私には酒盗のような香りとテイストもしたのですが。
  つまりしっかりと旨味のあるポテサラ春巻きでした。

・真鯛の南蛮漬け 680円
  我々は南蛮漬けが好物ですので(^^)
  それにしても真鯛とは贅沢な南蛮漬けですが。
  南蛮酢は酸味が柔らかくて丸みのある味わいです。、
  甘みも控えめで真鯛の味を引き出していますね。旨いわ。

・鶴梅 柚子 ソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。これはよく頼んでいますね。
  柚子の香りと味が濃いです。ソーダで割ってもしっかりと感じ取れます。

・豚巻き谷中生姜焼(4本) 780円
  谷中生姜を豚バラで巻いて焼き上げたものです。香味味噌とレモンが添えられます。
  香味味噌はそれだけで食べるとちょいとしょっぱいのですが、
  豚巻き谷中生姜焼に乗せて食べると、中の谷中生姜と相まっていい塩梅に(^^)
  谷中生姜のピリ辛と豚バラの脂との相性も素晴らしい。これも秀逸でしたね。

・一尚ブロンズ(芋 鹿児島)ロック 500円
  私のオーダーです。
  芋の旨みが印象的。ボディがあり、アタック感もあります。
  芋好きな方にはオススメ。

・楔(芋 鹿児島)ロック 500円
  私のオーダーです。これがラスト!
  芋の甘が印象的。同時にアタック感もあります。なかなかの美味しさ。

・卵かけごはん(じゃこ山椒) 500円
  かみさんのオーダーです。米が食いたいとのことで。
  ご飯のお供には、梅、鮭、おかか、塩昆布、高菜そぼろもありましたが、
  じゃこ山椒を選択。
  私も2口分くらいを食べましたが、TKGは旨いねえ。脳が痺れるわ。
  本当は、丼いっぱい掻き込みたいくらいなんです。

・赤だし 250円
  かみさんのオーダーです。
  なめことわかめの赤だしです。
  わかめが新鮮でシャキシャキしてましたね。出汁もしっかり。旨いわあ。

これで〆て13860円。一人当たり6930円。今回も超満足(^^)/

こちらのお店は何を食べても美味しいのですが、今回は特に、
鯵、黒むつ炙り、キハダマグロ、金目鯛炙り、とうもろこしの岩石揚げ、
豚巻き谷中生姜焼が秀逸でしたね(^^)これらは本当に素晴らしいです。

今度は夏の季節に伺おうと思っていますが、今から楽しみですよ!

ご馳走様です!(2018/7/14現在、3.55ポイント)


2018年3月初旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

2か月半ぶりの訪問になります。

我々が座るのは決まってカウンター。それもご主人の目の前の特等席(^^)

ということでこの日に頂いたものは以下になります。

・瓶ビール 600円
  私のオーダーです。
  キリン一番搾り中瓶です。

・日向夏梅酒ソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。なんと私の試飲し忘れ・・・
  想像するに絶対に旨いはず。かみさんはもちろん美味しいと。

・お通し 300円 × 2人前
  小松菜と桜海老、お揚げのお浸しでした。
  やや濃いめの出汁と桜海老の香りが印象的な一皿です。

・刺身の盛合せ 2680円
  毎度のことですが、この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  内容は、イサキ炙り、アジ、甲イカ、黒鯛、平目、地ダコ、金目鯛炙り、
  水ダコ、ホウボウになります。
  相変わらずの刺身のクオリティですよ(^^)
  今回は特にイサキ炙り、アジ、金目鯛炙り、ホウボウが好みでした。
  
・貴 特別純米 直汲み 山口 950円
  私のオーダーです。
  酸味と甘みと旨味のバランスがいいです。これは旨いなあ。
  日本酒をあまり飲まないかみさんも旨いと。

・帆立と春野菜のふき味噌和え 880円
  春野菜のシャキシャキ食感と苦味、そして帆立の甘みが、
  ふき味噌に和えられてさらに昇華した逸品。こういうのがやっぱ旨いよねえ。
  これは抜群に日本酒と合いますよ。

・鶴梅 柚子ソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  柚子の香りと味が濃いです。ソーダで割ってもしっかり感じ取れます。

・真鯛のクリームコロッケ 880円
  蟹クリームコロッケってよくありますけど、真鯛って初めてですよね。
  これが食べてみると旨いのなんの。
  まず自家製のベシャメルソースが旨い。ハイレベルな洋食店並ですよ。
  そこに真鯛の旨味も合わさって極上のベシャメルソースに。
  そのままで食べても美味しいです。中濃ソースが添えられましたが、
  私は醤油で食べた方が相性は良かったですね(^^)
  それにしてもご主人は、天ぷら、中華、洋食とオールラウンドな才能をお持ちで。

・山形正宗 純米吟醸 袋採り直汲み 雄町 山形 1050円
  私のオーダーです。
  貴に比べるとこちらの方が甘みが強いですね。吟醸香も印象的。
  にしてもこれも旨いわ。

・鶏つくねと九条ネギの卵とじ 680円
  もはやメニュー名からして旨いのは間違いなし。
  想像よりもたっぷりの鶏つくねが積まれていました。
  そこに九条ネギと卵でさっぱりと卵とじに。
  鶏つくねはコリコリ食感もありましたので軟骨も入っていたのかな。
  出汁も含めてウマウマですよ。期待通り!

・乾坤一 純米吟醸 冬華 一火入 宮城 1050円
  私のオーダーです。
  今回飲んだ中では辛口というのかな。スッキリとしたキレのある味わいでしたね。

・お揚げのチーズ焼き 酒盗のせ 620円
  そろそろお腹も膨れて来たので軽めのおつまみを。
  これもメニュー名を見た瞬間に旨いの決定&日本酒に合うのも決定。
  お揚げ、チーズ、酒盗の協演ですよ。コクと旨みの。
  カツオ節と青ねぎもいい仕事してます。

・農家の嫁 芋 鹿児島 ロック 500円
  私のオーダーです。
  前回の反省事項から日本酒は3合までにしておこうと。
  4合目から味を覚えて無かったので(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  こちらは私が良く頼む芋。
  芋の中ではかなりスッキリとした軽快な飲み口。

・いぶりがっことクリームチーズのポテトサラダ 620円
  これもメニュー名を見た瞬間に旨そうだなと。
  いぶりがっことクリームチーズの取り合わせは今ではポピュラーですが、
  それのポテトサラダは初めての経験。
  おこちゃまにはどうかと思いますが、酒飲みには涙物の大人のポテサラですよ。

・アジフライ 特製タルタル 850円
  まさかのこのタイミングでのアジフライ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  初訪問の頃からずっと気になっていたので頼んじゃえ!と。
  大きなアジを3枚におろしたものを使っています。
  なので大きな2枚のアジフライに特製タルタルソースが添えられて。
  これまた期待通りのサクサクで身もふっくらとした美味しいアジフライ。
  マヨラーな私には涙物の特製タルタルソースも素晴らしく美味しい。
  この特製タルタルソースをボウル一杯に食べたいくらいに。

・農家の嫁 芋 鹿児島 ロック 500円
  私のオーダーです。同じものをお代わり。こちらでラスト。

これで〆て13860円。一人当たり約6930円。今回も超満足(^^)/

今回は前回の反省を生かし、日本酒は3合に抑えることで記憶喪失も抑えることに成功。
会話も含めてほとんど覚えてましたわ。

メニューは、料理も含めて日本酒もかなりの部分入れ替わっていましたので、
何度伺っても飽きないと思いますね。
こちらでは色んな日本酒を今後も飲み比べていきたいと思います。
調子こかないでちゃんと3合に抑えて(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

今回もいっぱいお話をさせて頂き、有難うございます!

また伺わせて頂きますね(^^)/

ご馳走様です!(2018/3/6現在、3.53ポイント)


2017年12月中旬に再訪です。

この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

こちらは以前お伺いして非常に美味しかったので今回も期待をしての訪問(^^)

予約をして伺ったのですが、ご主人は覚えてくれていました。
嬉しいやら恥ずかしいやら(^^;

かみさんは遅れて到着するので、私一人で以前と同じくカウンターに座ります。

ということでこの日に頂いたものは以下になります。

・瓶ビール 600円
  私のオーダーです。
  キリン一番搾り中瓶です。

・お通し 300円
  豚汁でした。
  この日は非常に寒い日でしたのでこれは嬉しい(^^)/
  この味噌の風味とコクが力強かったですねえ。つまみになる豚汁でした。旨い!

・春菊と菊花としめじのお浸し 580円
  まさに具材はネーミング通りです。
  優しい出汁で旨いねえ(^^)春菊も癖が無い仕上がりに。
  かみさん用に春菊も含めて若干残しておきましたが、春菊が苦手なかみさんでも
  こちらの春菊は美味しいと言って食べていました。

・刺身の盛合せ 2400円前後かな?
  この日の刺身を全種類2切れずつ盛り付けてもらいました。
  値段は分かりませんが、単品が全て6切れでの値段表示ですので、
  全種類を足して3で割ると大体2400円くらいになりますのでこんなもんかなと。
  この日の内容は、イサキ、地ダコ、石鯛、黒鯛、平目昆布締め、太刀魚炙り、
  黒むつ炙り、金目鯛炙りになります。
  先日もこちらの刺身のクオリティには驚かされたのですが、今回もですよ(^^)
  白身を食べてもしっかりと旨みが乗ってるんですよねえ。ほんと旨いわ。
  こちらに来たら絶対に刺身を食べないといかんですよ!

・俺の姿 純米吟醸 山田錦 店主直汲み 栃木 950円
  私のオーダーです。
  ご主人自らが蔵元に伺い、直汲みしたそうで。
  新酒らしいフレッシュな甘みを持つテイストでしたねえ。
  ワインのような旨さがあります。

・ちえびじん レモンティーロック 500円
  かみさんのオーダーです。
  このタイミングでかみさんの到着。
  こちらはブランデー、紅茶、レモン果汁のリキュールです。
  しっかりした甘みもあってなかなかの美味しさ。

・真ダラ白子昆布醤油焼き 950円
  なんと昆布の器に乗っての登場!これは想像つかんかったわ。
  昆布の上にたっぷりの白子を乗せ、醤油ベースのたれで焼き上げ、
  とろろ昆布と青ねぎをトッピングしたものです。
  この時期の真ダラの白子は河豚の白子にも負けないくらい旨いわ(^^)

・鶴齢 純米 新酒 しぼりたて 新潟 950円
  こちらはスッキリと辛口ながらも旨味成分も多かったですね。

・ホタテのレアフライ 山椒塩で 880円
  大きなホタテの貝柱2個分とインゲンのフライになります。山椒塩を添えて。
  ネーミング通りにホタテはレアの仕上がり(^^)不味いわけ無かろう!
  山椒塩との相性は抜群。
  さらには、真ダラ白子昆布醤油焼きの白子と醤油の残りスープに浸して
  食べても最高でしたぜ!

・あらごしみかんロック 500円
  かみさんのオーダーです。
  みかんの粒々がぎっしり。濃厚なみかんリキュールですよ。

・寶剱 純米 超辛口 八反錦 広島 950円
  私のオーダーです。
  超辛口というだけあって私好みの辛口。これも旨いわ。

・豚肩ロースの西京焼き 920円
  魚でも肉でも味噌漬けにしたものが大好物なので(^^)
  豚肩ロースの西京焼きに、油揚げ、青菜、大根おろしが添えられます。
  この豚の脂身の部分が特に旨いわあ・・・
  脂の甘みと味噌の甘みが渾然一体となって、甘みと旨味の掛け算に。
  赤身の部位もパサつかないでしっとりとした仕上がりでした。素晴らしい。

・春鹿 純米 超辛口 京都 950円
  私のオーダーです。
  この辺りになるとご主人との会話に夢中でテイスティングは疎かに(^^;

・自家製梅酒ロック 500円
  かみさんのオーダーです。
  いつもであればソーダ割りなのですが、この日はロックで通すと。
  甘過ぎないながらも梅のコクもあって、濃度の高い梅酒でしたね。

・地ダコとブロッコリーのガーリックサラダ 880円
  プリプリの地ダコにブロッコリー、ミニトマト、葉物野菜のサラダです。
  自家製タマネギドレッシングのようなものをかけて、ガーリックチップをトッピング。
  何気無いように見えますが、これもレベルの高いサラダですよ。
  地ダコとドレッシングのレベルが全然ちゃうので。

・生海苔のだし巻玉子 780円
  フワフワのだし巻玉子に、たっぷりの生海苔餡をかけ、白髪ねぎをトッピング。
  期待した通りに、出汁の効いただし巻玉子と、生海苔の風味がいいねえ(^^)

・農家の嫁 芋 鹿児島 ロック 500円
  私のオーダーです。
  芋の中ではかなりスッキリとした軽快な飲み口。これはよく頼みます。

・鶴梅 柚子ソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  ロックで通すはずが、こちらはソーダ割りが美味しいとのことで。
  ソーダで割っても柚子の香りがしっかりありますわ。

・セロリの塩昆布和え レモン風味
  こちらはサービスです(^^)/
  かみさんが、春菊に加えてセロリも苦手だと話したら、こちらをあえてサービス。
  セロリをザクザク切って、塩昆布とレモン、白胡麻で和えただけですが、
  これまた簡単なのに旨いわ(^^)
  セロリが苦手なかみさんもバクバク食べていました。
  食えるやんけ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・農家の嫁 芋 鹿児島 ロック 500円
  私のオーダーです。こちらでラスト。

これで〆て16290円。一人当たり約8150円。超満足(^^)/

今回は飲みまくった印象ですねえ。かみさんも珍しく4杯も飲んだし。
そして食べたわ。もはや〆も要らないくらいに。

以前伺った時とはメニューもかなりの部分違っていましたので飽きないですね。
そしてどれを食べても素晴らしく美味しいと(^^)

今回もいっぱいお話をさせて頂き、非常に楽しかったです。
なので余計に飲んだと(^^; 翌日は見事に二日酔い(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

また伺わせて頂きますね!

ご馳走様です!(2018/1/8現在、3.43ポイント)
この日はかみさんと飲み。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR北鎌倉駅から鎌倉方面に徒歩4分ほどのところ。

以前は、同じく和食店の菜根やのあった場所ですが、2017年4月1日から、
昼は菜根やが営業し、夜のみこちらが営業をしていました。

菜根やはその後、藤沢に移転した後、お店のリニューアルを経て、
晴れて2017年8月18日からグランドオープンしたものです。

食べログに投稿されている料理写真を拝見しても、「美味しいに違いない。」との
想いがありましたので、期待をしての訪問になります(^^)

予約時間少し前にお店に到着。

中に入ってみると、逆L字カウンター4席に、2名掛けテーブル7卓というキャパ。

大きな窓が特長的で昼なんかだと窓から見える木々とかが良く映えそう。

我々はあらかじめカウンターでお願いしていましたのでカウンターに案内されます。

お店は、若きご主人と奥様のお二人で切り盛り。

BGMは、洋楽ポップス、ロック系が流れていました。

卓上のメニューを見ながら何にするかを検討。

ということでこの日は以下を頂くことに。

・北鎌倉の恵み 700円
  私のオーダーです。
  こちらのビールは初めて飲みます。見かけたのも初めてなので。
  厚木市にある会社で製造されたビール。北鎌倉の水を使っているのが特長。
  ちょっとカラメルの効いたコクのある一杯。

・鶴梅 夏みかん ソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  いわゆる果実酒なのですが、甘さがほとんどなくてスッキリと爽快なテイスト。
  これであれば日本料理にも合いますね(^^)美味しい。

・お通し 300円
  ミニトマト、鶏団子、冬瓜の冷製含め煮です。
  どれもしっかりと出汁を含ませており美味しいです。
  冬瓜はあえて食感を残した仕上がり具合で好みでした(^^)
  このお通しを食べた瞬間に期待通りかも?と思いました。

・刺身盛合せ 1700円くらいだったかな?
  これを見た瞬間に期待が確信に変わりましたよ(^^)
  絶対に旨いのが間違いなしのビジュアルですもん。
  この日の刺身のネタをそれぞれ2切れずつ盛り付けてくれました。
  その内容は、炙りカマス、黒むつ、炙り金目鯛、マコガレイ、真鯛、カツオの盛合せ。
  最初に手を付けたのが炙りカマスでしたが旨いのなんの!
  これだけ脂が乗っているカマスは食べたことがありません。
  黒むつもマジか!と思うくらいに旨味が乗っていましたし。
  どのネタも鎌倉・湘南エリアでトップクラスの刺身でしたわ。これは凄い・・・

・お揚げと九条ネギのさっと炒め 620円
  たっぷりのお揚げと九条ネギを釜揚げしらすと鰹節でさっと炒め合わせたものです。
  味付けは濃すぎない塩梅でこれも旨いっすねえ。

・農家の嫁(芋 鹿児島)ロック 500円
  私のオーダーです。
  芋の中ではかなりスッキリとした軽快な飲み口。女性受けしそうな芋でした。

・丸ごと椎茸メンチカツ 880円
  見事な大きさの椎茸の軸の部分に、ひき肉を詰めてフライにしたものです。
  塩と中濃ソースで頂きます。
  1/3は中濃ソースで、2/3は塩で頂きましたが、どちらで食べても旨いわ(^^)
  椎茸のエキスがほとばしるねえ。

・ALOALO(芋 鹿児島) 500円
  私のオーダーです。
  ALOALOとは、ハワイ語でハイビスカスの意味。
  そのネーミングとは裏腹にこちらはどっしりとした芋らしさがあります。
  芋好きの方にオススメの一杯。

・墨廼江 特別純米 大辛口 宮城 半合 500円
  かみさんのオーダーです。端麗辛口でオススメを伺いこちらを。
  まさに大辛口という通りにキリッと辛口タイプ。同時に酸味も併せ持っていました。

・さんまの舞茸巻天ぷら 880円
  さんまも舞茸も旬ですので(^^)
  どういう風に出てくるのかなと思いきや、舞茸のそれぞれの隙間に
  器用にさんまの身を挟んで、それを天ぷらにしたものです。
  スナップエンドウの天ぷらも添えられます。このスナップエンドウの揚げ加減が
  お見事で、ミディアムレアな感じに仕上がっていて、スナップエンドウの甘いエキスと
  香りが活かされていました。ハイレベルな天ぷら職人のクオリティですよ。
  塩で頂きましたが、もちろんさんまの舞茸巻天ぷらもウマウマ(^^)
  舞茸の香りと旨味、さんまの香りと旨味がお互いを惹き立てあって。

・六代目百合(芋 鹿児島)ロック 550円
  私のオーダーです。
  こちらもわりとしっかりとした芋のテイストだった記憶。
  これを飲むのは確か2回目くらい。

・国産鶏のもも塩焼き~柚子胡椒で~ 880円
  肉系も食いたいなということでこちらを。
  期待通りの皮はパリッと仕上げです。柚子胡椒が添えられて。
  鶏肉自体が美味しいので余計なことをしなくてもいいんですよね。

・鶴梅 レモン ソーダ割り 500円
  かみさんのオーダーです。
  夏みかんが美味しかったので今度はレモンで。
  夏みかんよりもこちらの方が甘さを感じましたね。意外にも。

・川越(芋 宮崎)ロック 600円
  私のオーダーです。
  もはや味を覚えていませんが、スタンダードな芋だったような記憶。
  そうえいば、川越シェフってどうしてんだろう???

・鞍掛豆のお浸し 300円
  鞍掛豆って聞いたことが無いなあと思って頼んでみた次第。
  そろそろお腹も膨れていましたので軽いものをという意味もあり。
  どうやら長野県産の青大豆の一種のようでした。
  自宅でも青大豆を使ったひたし豆という料理を良く食べるのですが、
  この独特の固い食感がいいんですよね(^^)
  そしてこの豆の特徴が、黒い模様。この模様が馬に鞍をかけたような模様に
  見えることから、鞍掛豆という名前になったそうです。

・ひとり歩き(芋 宮崎)ロック 500円
  私のオーダーです。味は忘れた(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  普通に美味しい芋だったと思います。

・釜揚げしらすと大葉のチャーハン 780円
  いつもであれば炭水化物の〆はしないのですが、こちらの料理は全て美味しいので、
  これも絶対に美味しいに違いないと思い。
  なんと本格的に北京鍋を使っての調理。
  パラッパラのフワフワに仕上がったチャーハン。
  具は、玉子、釜揚げしらす、大葉、白胡麻。
  口に入れると米の弾力がちゃんとあります。味加減も申し分なし。香りもいい。
  これは中華のプロの中でもかなりハイレベルなチャーハンですよ。
  天ぷらといい、チャーハンといい、様々な手法で才能を見せつけてくれます。

・赤だし 250円
  かみさんがどうしても飲みたいとのことで。
  しじみと三つ葉の赤出汁です。
  赤味噌の渋みの中には、しっかりと取られた出汁の風味と旨味。
  ああ・・・ 旨いやろ、これも。

これで〆て12750円。一人当たり約6400円。超満足(^^)/

あえてカウンターにしたのはご主人とお話しできる機会があるのではと思ってのこと。

その期待通りに色々とお話を伺うことができました(^^)

元々は東京の居酒屋で働いていたのですが、ご結婚を機に鎌倉に引っ越し、
こちらのお店を立ち上げる前は、鎌倉の人気和食店、おおはまでお手伝いをされていたとか。

おおはまは現在は予約困難な超人気店になりましたが、
こちらのお店も近い将来に超人気店になるでしょう。

北鎌倉で和食と言えば、幻董庵かこちらかというくらいの実力を感じましたもん(^^)

間違いなくこれからも応援したいお店です!

ご馳走様です!(2017/9/24現在、3.06ポイント)

  • 竹の子昆布蕗味噌焼きアップ
  • ほうれん草・スナップインゲン・くるみ白和え
  • ユメカサゴとごぼうと椎茸の煮つけアップ

もっと見る

5位

RISTORANTE IL NODO (鎌倉、和田塚 / イタリアン、海鮮)

17回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2024/03訪問 2024/03/06

海の旨味と春の息吹を感じる苦味の共演ばかりか、乳酸菌と麹菌のハーモニーまでもが楽しめます!

2024年3月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥に案内されました。

この日は満席となる3組6名での晩餐になります。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6+αグラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・スパークリングワイン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  デラウェア天然酵母で醸造したスパークリングワイン。
  香りはデラウェアらしいニュアンスを感じますが、
  飲むとしっかりとした辛口テイスト。
  とてもデラウェアとは思えない辛口でこれは美味しい(〃^▽^〃)

・神奈川県産 自家製味噌 サワークリーム ほうれん草 タルト
  サクサクのタルト生地にサワークリームと渡辺農園の大豆や小田原の麹で仕込んだ
  自家製味噌を忍ばせ、ほうれん草を乗せたものになります。
  一口でパクリといきましたが、乳酸菌と麹菌のハーモニーでより一層美味しくて(〃^▽^〃)

・小田原山北の鯉 セリ クレソン グリーンマスタード
  メニューに記載は無かったのですが、急遽入荷できたとのことで追加したそうです。
  小田原山北の鯉の竜田揚げにセリ クレソンを積み上げ、グリーンマスタードを乗せて。
  こちらも一口でパクリといきましたが鯉の竜田揚げはフワフワで、
  泥臭さなんか微塵も感じませんでした(〃^▽^〃)
  プロが調理すると鯉も旨いねえ(* ̄∇ ̄*)b

・Casa Lucciola Verdicchio di Matelica 2020
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ。
  エレガントなフレーバー。
  飲むとミネラルかな?そんなニュアンスを感じますね。
  程良い酸味とビターな味わいで美味しいです。

・3月 神奈川県 畑の収穫
  3月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  初春の野菜とハーブを40種類以上、10種類の調理法、8種類のソース・パウダーを添えて、
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  一皿目からイルノードの神髄が味わえるんです(〃^▽^〃)
  毎日の食卓の最初にこれが出てくればどれだけ幸せなことか・・・

・ホタテ ヨーゼフさんのトマト クスクス ハーブ
  皿の下にクスクスを忍ばせ、サワークリームと小松菜のピューレかな?を敷いて、
  帆立のロースト、フルーツトマト、スナップエンドウ、ハーブを盛り付けたもの。
  帆立をローストした香ばしさとレアの旨味で野菜を食べる贅沢(* ̄∇ ̄*)b

・CANTINA TRAMIN KELLEREI Selida Gewürztraminer 2021
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・トレンティーノ アルト アディジェの白ワイン。
  ぶどうは、ゲヴェルツトラミネール。
  果実味が心地良いですね。かみさんは好みでした。
  ちなみにかみさんにはフリウリのシャルドネが3杯目としてサーブされていました。

・イタリア産ホワイトアスパラ 穴熊パンチェッタ 山の香り
  イタリア産ホワイトアスパラはソテーにしてからフリットにするという手の込みよう。
  小田原猟師森さんの仕留めた穴熊のパンチェッタ、小田原産ノビルと蕾菜を添えて。
  ホワイトアスパラは周りはサクッと中はシャクシャクとジューシー。
  この香りがたまらんよね(〃^▽^〃)

・パン
  自家製のフォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  この後は食べるスープが控えていますしね(* ̄∇ ̄*)b

・Naked Orange 2022
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。かみさんはペアリングラスト。
  山梨県甲州市勝沼町のケアフィットファームワイナリーのナチュラルオレンジワイン。
  ぶどうは、山梨県勝沼産甲州100%。
  色味は綺麗なオレンジ色。
  フレーバーからしてオレンジワインらしく、かつナチュラルワインらしいですね。
  飲んでみるとしっかりとした酸味が口内を支配します。
  その後に程良いタンニンを感じて、これは好みのオレンジワインですよ(〃^▽^〃)

・小坪漁港の平目 ジャガイモ 人参 ブイヤベース
  シェフが席上で最後の仕上げにスープを注いで完成。
  平目のソテーの上に、これまたカリカリに焼いたジャガイモのソテーを乗せ、
  イタリア漁師のごった煮スープであるズッパディペッシェを回しかけたもの。
  ズッパディペッシェの濃厚な味わいにカリカリに焼いたジャガイモのアクセントが素晴らしく。
  なんつーかカラムーチョのような背徳の美味しさというか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・HINEMOS 純米酒
  私のワインペアリング5杯目。
  神奈川県小田原市に蔵を構える、株式会社RiceWineの造る純米酒。
  甘みを感じますが嫌味ではないです。イタリアンにも合いますね。

・菊芋 もんざ丸のシラス 発酵
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿の上に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  皮目を香ばしく焼き上げたオーガニック菊芋の上に、釜揚げしらす、カレーリーフを散らし、
  落花生、モミの木の新芽、コリアンダーシードパウダーで仕上げたものです。
  菊芋の土の香りに、ソースの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  今回は菊芋の残り半分をあえて潰してペースト状にし、
  これら絶品ソースたちとの一体感をより一層楽しんで食べました(〃^▽^〃)

・Langhe Nebbiolo Capisme E 2021
  私のワインペアリング6杯目。
  イタリア・ピエモンテの赤ワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ。
  果実味が印象的で程良いタンニンを感じます。
  かみさんはこの程度のタンニンもダメな模様。
  私は美味しいですけどね(〃^▽^〃)

・キタッラ ホタルイカ 蕗の薹
  キタッラはイタリア中部アブルッツオ地方の郷土手打ち生パスタ。
  ギターの弦のように針金を張って生地を押し切りして作ります。
  エッジの効いた断面になりますのでその食感も楽しく。
  そのパスタに、旬の蛍烏賊、アサリ、蕗の薹、菜の花を加えて。
  海の旨味と春の息吹を感じる苦味の共演ですね(〃^▽^〃)

・ラビオリ 猟師森さんの仕留めた猪バラ肉 春キャベツ
  滑らかにした猪バラ肉とリコッタチーズをラビオリで包み、
  クタクタに煮込んだ春キャベツを加え、マルサラソースで仕上げた一皿。
  猪の風味とマルサラソースの甘みが良く合いますよ。

・Vignanica Mamertino Rosso 2017
  私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネロ・ダーヴォラ60%、ネレッロ・マスカレーゼ30%、ノチェーラ10%。
  ビジュアルからしてフルボディの様相。
  飲んでみても、果実味、酸味、タンニン。
  そしてボディと、全てを兼ね備えたザ・フルボディ。

・京都七谷鴨ロース 稲藁 麦藁
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  切り分けた京都七谷鴨ロースの下に玉ねぎのピューレを敷き、
  からし菜エンドウを散らし、ポルト酒のソース、菜の花ソテーとジュースで仕上げたもの。
  京都七谷鴨ロースは、株式会社 弥栄が、一流シェフの味覚に応える為に、
  フランス産シャラン鴨に負けない国産鴨を目指し、京都府亀岡市七谷川の畔の
  1000坪の養鶏農場でなるべく自然に近い状態で育てられています。
  シャラン鴨に比べると鉄分の臭いが穏やかで、純粋に鴨の肉の味を楽しめます。
  私自身は京都七谷鴨を食べるのは3回目なのですが、今回のが一番美味しく感じました。
  日本人であれば鉄分というか血の臭いが穏やかなこちらの方を好まれるかも。
  あとは菜の花のジュースがアクセントになって旨いんだよねえ(〃^▽^〃)
  ポルト酒のソースだけだと飽きちゃうところを。

・小田原 山の恵み 蕗の薹 クロモジ モミの木
  クロモジのジェラート、蕗の薹のセミフレッドを乗せ、
  香ばしく焼いたメレンゲを添えたものです。
  これはとにかく蕗の薹のセミフレッドが秀逸でしたね(〃^▽^〃)
  これぞ大人のドルチェというか。

・ガトーショコラ 八木下農園さんのヴェルガモット
  シェフにしては珍しくガトーショコラを焼いたそうで。我々はお初。
  超濃厚でまったりとしたガトーショコラにヴェルガモットの葉っぱのジェラートを乗せ、
  ヴェルガモットの皮を散らしたドルチェ。
  ヴェルガモットの皮がかなりビターで、カクテルのような味わいを与えてくれます。
  これも大人のドルチェですよ(* ̄∇ ̄*)b

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。

これでサービス料10%を加えて〆て44440円。一人当たり22220円。カードでのお支払いです。

今回も旬の食材はもとより、自家製味噌、鯉の竜田揚げ、ズッパディペッシェ、
キタッラ、ラビオリ、ガトーショコラなど、イルノードではお初となる料理も楽しめて(〃^▽^〃)

2024年のイルノード詣では上々の滑り出しで、次回は初夏の恵みを頂きに参上します!

ご馳走様です!(2024/3現在、3.88ポイント)


2023年12月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター手前に案内されました。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6+αグラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Talento Brut 46 2018
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。何度か飲んでいますがこれは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいなんですよね。

・食用菊「もってのほか」 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢ベルジュ
  食前酒のような感じで小さな円筒グラスでのサーブ。
  山形県は食用菊の生産量で全国1位を誇る主産地。
  その食用菊の数ある品種の中でも、独特の風味と味の良さ、美しさから、
  「食用菊の王様」と呼ばれている代表的な品種が、「もってのほか」です。
  それをベルジュという葡萄酢に浮かべたもの。
  菊花はえぐみなんてものは一切無くて食感もいいです。
  そこにベルジュの酸味と甘み。いきなり腹が減りますよ(* ̄∇ ̄*)b

・12月 神奈川県 畑の収穫
  12月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  冬の野菜とハーブを40種類以上、11種類の調理法、8種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  一皿目からイルノードの神髄が味わえるんです(〃^▽^〃)
  特に野菜の苦みと酸味が秀逸なのですが、この日の皿もそれが満載(* ̄∇ ̄*)b
  野菜の苦味を美味しいと感じられるのは経験を積んだ大人の特権。

・Salarola Bianco Del Veneto Ca’ Orologio 2022
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・ヴェネトの白ワイン。
  ぶどうは、フリウラーノ、モスカート、リースリング。
  ライトオレンジ色の綺麗な色味。見た目はオレンジワインに見えます。
  シトラスのフレーバー。飲んでもそのようなニュアンスで、爽快な酸が美味しい。
  これはかみさんも気に入っていましたね。

・ウニ タルト
  サクッとした薄いタルト生地の上に、クリームチーズと雲丹を乗せて。
  雲丹の甘みが引き出されていました。

・小田原のムキタケ アナグマ
  見事な大きさのムキタケはステーキにして、同じ山で獲れたアナグマのパンチェッタ、
  クスクスと生姜のサラダをワンスプーンに。
  ムキタケという茸は初めて食べたと思いますが柔らかい食感ですね。癖は無く。
  アナグマのパンチェッタは極少量でしたがそれでも存在感を発揮していました。

・Tufilla Simone Capecci 2022
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、パッセリーナ。
  酸味と苦味を併せ持つテイストで、次なるクレープに合わせて。

・サゴシ 小松菜7変化 カラタチ 米粉
  小坪漁港のサゴシをしっとり焼き上げ、渡辺農園の無農薬小松菜を、
  フレッシュ、ピューレ、ボイル、発酵、ロースト、チップ、パウダーに調理し、
  カラタチという柑橘のジャムを忍ばせ、無農薬米粉で作ったクレープを敷いたもの。
  これらをクレープで巻いて食べるのですが、名付けて湘南クレープ(* ̄∇ ̄*)b
  手で持ってかぶりついて頂きましたが、サゴシがメインでは無く小松菜がメイン。
  あらゆる小松菜の味わいにサゴシが魚介系の旨みを加え、
  カラタチジャムが柑橘特有の甘みと酸味を与えてくれます。
  それらを風味の良い無農薬米粉のクレープが包み込んでくれて。

・パン
  自家製のフォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  この後は食べるスープが控えていますしね(* ̄∇ ̄*)b

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter
  私のワインペアリング4杯目。かみさんの3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  バニラの香りのニュアンスが印象的。
  飲み進めると滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらも最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・小田原山北の天然ナメコと椎茸 トリュフ 田芹 牡蠣と柿
  冬の味覚を食べるスープです。
  天然ナメコ、椎茸、山北の黒トリュフ、天然の田芹、牡蠣と柿を、
  大根のピューレ、鎌倉産のホエーで作った食べるスープに仕立てたもの。
  天然ナメコ、椎茸、牡蠣も旨いのですが、何気に田芹の根っこが秀逸。
  素揚げにしていて香ばしくて土の香りが満載で美味しくて(〃^▽^〃)

・菊芋 もんざ丸のシラス 発酵 コリアンダーシード
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿の上に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  皮目を香ばしく焼き上げた菊芋の上に、釜揚げしらす、カレーリーフを散らし、
  落花生、モミの木の葉のピクルス、コリアンダーシードパウダーで仕上げたものです。
  菊芋の土の香りに、ソースの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  周りを固めるカレーリーフやコリアンダーシードも無くてはならない存在。
  何度食っても旨い・・・

・AFS ORIGINAL TANK
  私のワインペアリング5杯目。
  千葉県いすみ市に蔵を構える、木戸泉酒造の造る純米酒。
  匂いを嗅いでみるとシェリー酒のニュアンス。なのでワインだと思っていました。
  しかしながらボトルを見せていただくとなんと日本酒(*゚Д゚*)
  飲んでみるとやはりシェリー酒っぽさもあるのですが、
  ヨーグルトのような酸味が印象的です。なんというか旨いなあ。
  かみさんにも飲ませてみるとかみさんも悪く無いとの評。
  これは面白いですし美味しいです(〃^▽^〃)

・モモノスケ カブ 白子 鵠沼魚醤
  モモノスケというカブのロースト、フレッシュ、ピューレの3種類の調理法に、
  白子と鵠沼魚醤ソースのムニエルを合わせ、カブの葉の素揚げを添えたものです。
  贅沢にも白子はモモノスケのソース代わり(* ̄∇ ̄*)b
  特にモモノスケのローストの甘みを引き出していてたまらんです(〃^▽^〃)
  こういうのがイルノードの真骨頂だろうなあ。

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato 2020
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの4杯目。かみさんのペアリングラスト。
  イタリア・ピエモンテのロゼワインです。
  ぶどうは、ネッビオーロ。
  ロゼなのですがオレンジワインと見間違うような色味。
  このロゼは、しっかりとした酸味にタンニンすら感じる辛口仕様。
  こういうロゼならウェルカムです(* ̄∇ ̄*)b

・小田原志村さんの”ほしゆたか”三殻米 魚介 野沢菜
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション。
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培である、玄米、白米、黒米のリゾットに、
  魚介類や野沢菜を加えたものです。そこに柚子の皮を散らして。
  アルデンテのリゾットに仕上がっていて香ばしくて美味しい(〃^▽^〃)
  ストウブ鍋の中身を全部平らげたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Tenimenti d'Alessandro Il Bosco Syrah 2013
  私のワインペアリング7杯目。私のペアリングラスト。
  イタリア・コルトナの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー100%。
  私は2009年にオーストラリア旅行に行った際に
  シラーが美味しかったので毎晩シラーの赤ワインをボトルで空けていました。
  それから割とシラーの赤ワインを好む傾向にあるんです (〃^▽^〃)
  こちらもシラーらしいスパイシーな印象で、これから迎え撃つ、
  小田原産鹿との相性も抜群でした。

・猟師森さんの仕留めた鹿ロース 稲藁 麦藁
  まずは、ストウブ鍋で焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上げます。
  白い皿に敷いたソースは、ポルト酒のソース。そこに人参のピューレも添えて。
  その上に鹿のロースを鎮座させ、人参の葉のフリット、
  人参のローストを添えたものです。
  小田原さんの鹿肉は蝦夷鹿とは異なり、本当に癖が少なくて。
  ノンストレスで仕留めたんでしょうね。赤身はきめ細かく風味が豊かで。

・春菊 八女熟成煎茶 パンナコッタ
  春菊のジェラート、八女熟成煎茶のパンナコッタになります。
  春菊のジェラートは凄く尖ったテイスト。俺は春菊だろ?と言わんばかりに。
  なんというかこれで酒を飲みたい気にさせてくれるというか。
  八女熟成煎茶のパンナコッタにはオリーブオイルもかけて。
  小松菜7変化に続いて青臭いシリーズの第二弾 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・水野果樹園リンゴ”フジ” 平塚横田さんのバラ
  カクテルグラスでのサーブ。
  リンゴのソルベに薩摩芋パウダーをかけ、オーガニックバラを添えたもの。
  直前にジェラートを食べていますので、ジェラートとソルベの違いが分かりますよ(* ̄∇ ̄*)b
  そして無茶苦茶リンゴ果汁が素敵でした。

・ヴァシュラン 八木下さんのはれひめマンダリン
  クリームの上に、セミフレッド、はれひめ、ジェラートを乗せ、
  サックサクの焼いたメレンゲでサンドにしたものです。
  ナッツ系のアクセントもありましたね。

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。

これでサービス料10%を加えて〆て44440円。一人当たり22220円。カードでのお支払いです。

この日も旬のムキタケを始め、アナグマ、カラタチ、天然ナメコ、小田原産トリュフ、鹿などの
貴重な食材だけではなく、畑に茂っている野草なども含めた季節の草花、野菜、山菜、果物。
それらの海の恵み、山の恵みに感謝をしながら美味しく頂くことが出来ました(〃^▽^〃)

一斉スタートであり、店内も狭いことから、ストウブ鍋のプレゼンテーションでは、
その匂いをお客さん全員で同時に共有できる喜びもあるんです。
狭いことにもメリットはあるんですよ(* ̄∇ ̄*)b

そしてどの月に伺っても必ず初めて出会う食材があるんです。
今回で言えば、ムキタケ、カラタチ、田芹は初めて食べたと思います。

2023年のイル ノード詣ではこれで締めくくりますが、
また2024年には新たなる食材の発見を期待して(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/12現在、3.89ポイント)


2023年9月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥側に案内されました。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6グラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡付きの。
そんな杯数のペアリングは無いのですが、柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Talento Brut 46 2017
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。これは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいですね。

・9月 神奈川県 畑の収穫
  9月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  晩夏の野菜とハーブを40種類以上、10種類の調理法、8種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  一皿目からイルノードの神髄が味わえるんです(〃^▽^〃)
  特に野菜の苦みと酸味が秀逸なんですよ。野菜嫌いな方は来ないと思いますが、
  野菜好きにはこの苦味と酸味がヘブンに感じます。まさに大人の特権でしょう(* ̄∇ ̄*)b

・YellowMagicWinery ORDINARY ORANGE 2022
  私のワインペアリング2杯目。
  山形県・YellowMagicWineryのオレンジワイン。
  ぶどうは、山形県産セイベル、ロザリオビアンコ。
  ライトオレンジ色の綺麗な色味。
  甘い芳香を感じますが、飲むとオレンジワインらしいビター感。
  美味しいです。

・平塚横田さんの畑 人参 薔薇
  オーガニック人参のピューレ、カダイフで巻いて揚げた人参、人参のサラダ、
  人参の葉のフリット、人参パウダー、キャラウェイ、人参と同系色の薔薇を積み重ねたもの。
  この一皿で人参を主役にした様々な調理法で頂けます。
  人参の甘みを含め、人参のいろんな表情を魅せてくれますよ(〃^▽^〃)
  特にカダイフで巻いて揚げた人参のホクホクとした甘みが秀逸。

・逗子小坪漁港の真タコ ビーツ ワンスプーン
  ワンスプーンの料理です。
  スプーンの上には、真タコのボイル、ビーツのロースト、発酵ビーツ、
  ビーツパウダー、黒米チップ。
  真タコとビーツの赤紫が印象的なワンスプーン。
  わりと一口が大きめですがパクリと口に放り込むと、まずはタコの香りが良いです。
  そこにいろんなビーツの食感と味わい。さらには黒米チップの香ばしさ。
  この香ばしさが加わることで一層昇華している印象を受けました(〃^▽^〃)

・Poggio della Costa 2021
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  イタリア・ラツィオの白ワインです。
  ぶどうは、グレケット。
  綺麗なレモンイエローの色味。
  フルーティーなフレーバーなのですが飲むと甘くなくてビターで美味しいです。
  かみさんはこれがお気に入りでしたね。

・ウニ 発酵トマト カッペリーニ 紫蘇オイル
  皿には雲丹と発酵トマトで作ったガスパチョを敷き詰め、
  その上にカッペリーニを巻いて、ペンタスをトッピング。
  そして紫蘇オイルのアクセントも加えて完成。
  綺麗な一皿なのですが、美味しく食べるためには混ぜて頂きます。
  トマトの酸味と雲丹のコクがカッペリーニにまとわりついて旨いっす。
  フェンネル?っぽい風味も効いていたような。

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  私の場合は、自家製フォカッチャ ⇒ ライ麦パンという順番で。
  最後の肉料理はライ麦パンで〆る寸法。

・逗子小坪漁港かず丸さんのクエ 玉ねぎ ピーマン バジル
  白い皿に、玉ねぎピューレ、ピーマンジュース、ピーマン千切り、
  バジリコのソース、ヘーゼルナッツロースト敷き、
  その上に皮目をしっかりと焼き上げたクエを鎮座。
  高級魚クエ。それが逗子で獲れるんですから相模湾もすげえなあと。
  イルノードでは私は初めて食べるクエですが、頑張って仕入れたみたいですよ(〃^▽^〃)
  一見してあっさりに見える白身魚ですが、そこはクエ。
  これだけのソースを従えても、自分の美味しさを最大限に発揮できる底力があります。

・Meroi Chardonnay 2021
  私のワインペアリング4杯目、かみさんの3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワインです。
  ぶどうは、シャルドネ。
  やや透明がかったレモン色。
  飲んでみると、酸味と甘みと苦みのバランスがいいですね。
  オールラウンドプレーヤーというか王道というか、美味しい白ワインです。

・逗子小坪漁港かず丸さんの鎌倉海老 夏野菜とヴェルモット
  まずは生きた状態での鎌倉海老のプレゼンテーション。
  初めてイルノードに伺ったときの食材も鎌倉海老でものすごく印象に残っています(〃^▽^〃)
  伊勢海老は伊勢で獲れたものですが、鎌倉で獲れたものは鎌倉海老と言います。
  深緑のプレートに、焼き茄子ソース、ヴェルモットソース、マンゴーピクルス、
  オクラを敷き、グリルした鎌倉海老の身を乗せ、たっぷりの夏牛蒡チップスをトッピング。
  プリプリ、クニュクニュ食感のちょうどいい火入れの鎌倉海老の尾の身に、
  焼き茄子の香ばしさや、マンゴーの甘み、牛蒡の土の香りが合わさり、
  海の幸と山の幸の協演極まれり状態(〃^▽^〃)
  甲殻類好きとしてはたまらんわけですよ。

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato 2020
  私のワインペアリング5杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワインです。
  ぶどうは、ネッビオーロ。
  ロゼなのですが最初はオレンジワインと見間違うような色味ですね。
  昔に飲んでいたロゼって甘いという印象しか無かったのですが、
  このロゼは、しっかりとした酸味にタンニンすら感じる辛口仕様。
  こういうロゼならウェルカムです(* ̄∇ ̄*)b

・鎌倉渡辺農園のナス もん座丸のシラス 発酵 コリアンダーシード
  イルノードのスペシャリテ。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  中央に焼き茄子を鎮座。発酵しらす、釜揚げしらす、リコッタチーズ、
  ケールパウダー、カレーリーフ、フレッシュコリアンダーシードになるのかな。
  何度も味わってきたソースですが特に焼き茄子との相性がヘブン。
  このソースの料理が出てきたときには全神経を集中して味わう価値がありますよ(* ̄∇ ̄*)b

・リングイネ 鎌倉海老 小田原夏のキノコ トマト
  鎌倉海老の尾の身は先ほどグリルで頂いたのですが、今度は頭の部分をリングイネで。
  トマトソースをベースに、ヤマドリダケ、ホウキタケなどの夏のキノコとともに味わいます。
  鎌倉海老のミソの部分をほじくってリングイネに絡めて頂きましたが旨いわあ(〃^▽^〃)
  細い脚なのですがそれでもポキっと折ると中から脚肉が出てきますので大事に頂きました。

・Fattoria La Lecciaia Sangiovese 2013
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの4杯目。ペアリングラストです。
  イタリア・トスカーナの赤ワインです。
  ぶどうは、サンジョベーゼ。
  酸味とタンニンのしっかりと効いた辛口。ボディはミディアム~フルボディの間くらい。
  この後の肉料理を迎え撃ちます。

・鹿児島県北薩摩牛カメノコウ AMGHバーナー ヴィシソワーズ
  カメノコウとは、牛の内モモより下部の球状の部位。赤身の美味しいところです。
  それをAMGHバーナーで炙り、炙ったねぎやヴィシソワーズと供に。
  AMGH バーナー(遠赤外線炭火バーナー)とは、神奈川県秦野市のメーカーが
  製造・販売を行っているガスバーナーで、特殊な素材を通して炎を出すことで、
  七輪や炭火と同様の遠赤外線を放射させることが出来ます。
  遠赤外線の効果で既存のバーナーのガス臭さを無くし、炭火焼以上の食材の香りや旨み、
  食感を引き出すことができるバーナーなんだそうです。
  イルノードは、テナントの制約があり炭火が使えないんです。
  なので最善の策としてこのような特殊バーナーを使っているんです(〃^▽^〃)
  カメノコウは上ロースのようなスライス状態になったものを巻いていて、
  それをナイフでカットしながら頂きましたが、赤身の美味しさが堪能できましたね。

・京都七谷鴨ロース 稲藁 麦藁
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  切り分けた京都七谷鴨ロースに、北海道長谷川さんのアスパラガス、通称ハセパラ、
  みず、山菜のピクルスを添え、マルサラ酒と木苺のソースで仕上げたものです。
  京都七谷鴨ロースとは、株式会社 弥栄が、一流シェフの味覚に応える為に、
  フランス産シャラン鴨に負けない国産鴨を目指し、京都府亀岡市七谷川の畔の
  1000坪の養鶏農場でなるべく自然に近い状態で育てられています。
  とにかく藁で燻された香りが素晴らしいです(〃^▽^〃)
  そして鴨の味が濃くて風味もしっかり。鴨自体が素晴らしい。
  私もそれほどシャラン鴨を数多く食べているわけではありませんが、
  鴨を食っている感は十分に感じ取られ、全くもって海外にも負けない鴨だと思います。
  ちなみに私自身は京都七谷鴨を食べるのは2度目。

・山のデザート くろもじパンナコッタ モミの木新芽
  くろもじとは爪楊枝にも使われる和ハーブ。
  それを使ったパンナコッタに、モミの木新芽のオリーブオイルを垂らして。
  無茶苦茶滑らかでフルフルのパンナコッタに、森林の香りが凄い。
  まさに食べる森林浴が如く。

・小田原中戸川さんの無花果
  カクテルグラスでのサーブ。
  無花果のジェラート、皮付き無花果を乗せ、無花果の葉のオリーブオイルと、
  鎌倉のニホンミツバチの蜂蜜をかけて仕上げたドルチェ。
  無花果のジェラートを食べると、穏やかな甘みで無花果らしい風味が満載。
  これほどまでに無花果を感じるジェラートは無いでしょう(〃^▽^〃)
  無花果の葉を使ったそうですが本当に素晴らしい。

・秋始まる 渡辺農園さんのさつまいモンブラン 木苺
  木苺のジェラートをさつまいもクリームで覆い、メレンゲを添えたものです。
  さつまいもクリームが滑らかで食べているとさつまいもであることも忘れていました。
  木苺の甘酸っぱさの対比があるのでペロッと無くなっちゃいますね(〃^▽^〃)

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。

これでサービス料10%を加えて〆て43890円。一人当たり21945円。カードでのお支払いです。

9月に訪問したのは初めてであり、これで全ての月をコンプリートしました(* ̄∇ ̄*)b

この日も旬の鎌倉海老を始め、クエ、北薩摩牛カメノコウ、京都七谷鴨などの
高級食材だけではなく、畑に茂っている野草なども含めた季節の草花、野菜、山菜、果物。
それらの海の恵み、山の恵みに感謝をしながら今宵もシェフが渾身のコースに仕立ててくれて(〃^▽^〃)

シェフはチャリ通勤なんです。雨の日も雪の日も。猛暑の季節なんか大変なんです(^^;
私の自宅からも近いのでローカル話も普通に出来る間柄で。

そしてシェフ自ら鎌倉の農家や小坪漁港へ出向いて、厳選した旬の食材一つ一つに
真摯に向き合った極上の料理を我々に提供してくれているんですよ(* ̄∇ ̄*)b

非常に小さなお店ですし、シェフとソムリエールだけですので迎えられる人数にも
制限がありますが、その分、その日のお客様一人一人に向き合ったサービスを提供できます。

キャビア、フォアグラ、トリュフ、ジビエ、オマールなどの食材を使った
派手なイタリアンではありませんが、野菜好きな我々にとっては一皿目からド派手で
無花果の葉まで使ったジェラートなんかは感動すら覚える皿の数々。
そういった意味ではオープン当初からブレないで「尖った」イタリアンなんだと思います。

日本人って野菜好きなのかなと思いきや、食べロガーに関してはそうでも無さそうな印象。
鎌倉の御成通りから少し入った欧風野菜料理のヴェジトゥスなんかも
2016年1月10日にオープンしているのに口コミ数はわずか8件のみ・・・
鎌倉駅からすぐのお店なのに7年以上も経過してたったこれだけしか食べロガーが来ない現実。
ちなみにヴェジトゥスは評価平均でいうと3.83であり美味しいお店です。

この日は久しぶりに渡辺農園さんの茄子も購入して茄子の漬物と焼き茄子で頂きました。
まだ残っているので残りは炒め物系にしようかなと画策しております(* ̄∇ ̄*)b

私とかみさんはいい感じに好みが似ているのでお店選びで苦労することがありません。
酒の好みは若干違いますが、それもお店のラインナップの許容範囲内で収まるので問題なく。
前述した通り、そんな我々は野菜も大好きですので、今後もイルノードでは
野菜がメインの料理を思う存分堪能したいと思います。

予定通り、翌朝の体重は全く増減無しでした。これだけの皿数を食べてですよ(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/9現在、3.92ポイント)

2023年6月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

いつもはカウンター奥に案内されるのですが、この日は手前に案内されました。
実は今宵は我々のみの貸切状態になってしまったんです (*゚Д゚*)
数日前から予約が入らないのを私も知っていたのですが、珍しいことに貸切になるとは。
正直、お店にとっては大打撃ですもんね (u_u*) 私もイルノードでの貸切は初めての経験。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング シャンパン+5グラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング シャンパン+4グラス 7700円

をチョイスして。

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Reserve Chardonnay 2017
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ビターな口当り。爽快な泡立ち。しっかりとした辛口で旨いです (〃^▽^〃)
  強いて言うなれば青りんごの酸のようなニュアンスが印象的だったかも。

・6月 神奈川県 畑の収穫
  6月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  初夏の野菜とハーブを40種類以上、4種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な調理法で、様々な野菜やハーブを、様々な風味・食感・味・見た目で楽しむ料理。
  一皿目からイル ノードの本領発揮というか神髄 (〃^▽^〃)
  野菜などの苦みや酸味、辛味、甘み、香りを愉しむ料理。野菜好きにはヘブン (* ̄∇ ̄*)b
  発酵した酸味とか山菜の苦味とかが小宇宙を形成してますよ。

・Cave d'Occi Funpy Blanc 2022
  私のワインペアリング2杯目。
  新潟の白ワイン。
  ぶどうは、デラウェア、ナイアガラ、ソーヴィニヨンブラン。
  デラウェアではありますが、イメージするような甘さは無くてスッキリと辛口。
  ちなみにかみさんの2杯目は、ソーヴィニヨンブラン主体でフルーティーなテイストでした。

・食べるバーニャカウダ 新ニンニク 自家製アンチョビ タルト
  もったいないけどパクっと一口で。
  ニンニクとアンチョビも効いていてまさにバーニャカウダですわ。
  新ニンニクはオイニーは気になりませんよ (* ̄∇ ̄*)b

・平塚横田さんのエシカルローズ 縞海老
  下には黒米シートを敷いて、その上に刻んだ縞海老とカタバミ、エシカルローズ。
  縞海老の甘みにエシカルローズのバラの風味。
  秀逸なのが下に敷いた黒米シートのハードな食感と香ばしさ。
  これのおかげで無茶苦茶昇華した一皿に仕上がっているんです (〃^▽^〃)
  このシートを敷くかどうかがシェフのセンスの問われるところなんでしょうね。

・畑の旬 カルチョーフィ アッラ ジュディア
  ローマの初夏の風物詩としてローマっ子が愛する料理の一つ。
  分かりやすく書くと、ユダヤ風アーティチョークという料理ですね。
  アーティチョークを素揚げにして塩味風味に。
  食べてみるとホクホクとした食感でコクがありますよ。
  アーティチョークって日本では珍しいのですが、この食べ方は美味しいなあ。
  最初に見たときは金目鯛のうろこ揚げかと思った (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Verdicchio di Matelica 2020 Casa Lucciola
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ。
  果実味、甘み、酸味があり、スタンダードに美味しい辛口白ワイン。

・小坪漁港のアオリイカ 北海道長谷川さんのグリーンアスパラ
  茹でたグリーンアスパラを中心に据え、ピューレにしたり炙ったりと
  様々な調理法を駆使したアスパラに、レアの火入れのアオリイカとイカ墨ソースを合わせて。
  グリーンアスパラも美味しいけどアオリイカも秀逸だったなあ。

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  今回の初仕事はイカ墨ソースとグリーンアスパラピューレを綺麗に拭うこと。

・鎌倉ホエー 岩ガキ 金柑 山の春の香り
  鎌倉ホエーの食べるスープです。
  北海道岩牡蠣、椎茸、セリ、みず、ウド、金柑、大根ピューレなどを、
  鎌倉産のホエーで作ったスープ仕立て。ゴーダチーズの泡で仕上げて。
  私は牡蠣の品質に対してうるさいのですが、北海道岩牡蠣は侮れない美味しさ。
  シェフに産地を聞いたくらいです。
  鎌倉産ホエーの酸味とミルキーさとの相性が鉄板なんでしょうね。

・Le Vigne di Sammarco Rosato 2022
  私のワインペアリング4杯目。
  イタリア・サレント半島のロゼワイン。
  ぶどうは、ネグロアマーロ。
  まさにブーケのようなフレーバー。
  しかしながら飲んでみるとちゃんと辛口で甘ったるく無いんです。
  このギャップが面白いですね。基本的にイルノードでは辛口を揃えているので。

・アオリイカげそ ハセパラ イカ墨 カダイフ
  アオリイカのげそも成仏させないとね (〃^▽^〃)
  ハセパラとは北海道長谷川さんのグリーンアスパラの通称です。
  カダイフを崩してイカ墨ソースに浸して食べるとこれまたウマウマで。

・金目鯛ウロコ焼き
  皿に発酵トマトのソースと山菜を敷き、その上に金目鯛ウロコ焼きを鎮座。
  パリパリの鱗はもはやヘブンですが、そこに加わる発酵トマトソースの酸味と旨み。
  そしてこの山菜は苦味がしっかりと効いていて無茶苦茶アクセントになっていました。
  大人の味わいですよ。

・VIGNE SANNIO CODA DI VOLPE DOP
  私のワインペアリング5杯目。かみさんの4杯目。
  イタリア・カンパーニャの白ワイン。
  ぶどうは、コーダ・ディ・ヴォルペ。
  しっかりとした果実味と酸味。これも辛口で美味しいです。

・ズッキーニのロースト ピューレ チップス 桜海老
  厚めに切ったズッキーニのローストが秀逸。中心部分がトロトロで。
  そこに桜海老の塩味と香ばしさと旨みが加わります。
  糸素麺状にカットしたズッキーニがこれまた美味しくて。
  ズッキーニってこんなに美味しいんだと感激しますよ (〃^▽^〃)
  こういうのを食べると自宅でも作りたくなるんだけど、
  絶対に似たようには作れん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・春キャベツ ジャガイモ もんざ丸のシラス 発酵 コリアンダーシード
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  カリカリに香ばしく焼いたジャガイモのガレット、キャベツ、発酵キャベツ、
  キャベツと黒キャベツのパウダーなどを組み合わせた料理。
  コリアンダーシードのピクルスを散らして仕上げています。
  毎度のことながら絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースですが、
  キャベツやジャガイモのガレットと食べると不思議とお好み焼き風にも感じます。

・ホタテ 浅利 山菜 カラスミ 自家製タリアッテレ
  イル ノードはイタリアンなんだぜえと思い出させてくれる一品。
  薄い生地のタリアッテレに熟成した自家製カラスミの塩気と旨みがまとわりついて。
  さらにそこに帆立やアサリの旨みですよ。もはや鉄板の美味しさ (* ̄∇ ̄*)b

・ Gulfi Nerojbleo IGT 2013
  私のワインペアリング6杯目。かみさんの5杯目。ワインペアリングラスト。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネロ・ダーヴォラ。
  これぞフルボディという深い味わい。でも丸みもあるんですよね。
  これでこの後の夏鹿を迎え撃ちます。

・小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロース 稲藁 麦藁
  まずは、ストウブ鍋で焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上がります。
  白い皿に敷いたソースは、ポルト酒と本山葵で作ったソース。
  その上に夏鹿のロースを鎮座させ、人参の葉とエシャレットのフリット、
  人参のローストを添えたものです。
  夏鹿はこれぞ赤身と言わんばかりの超ヘルシーな肉質で柔らかく。
  何気に人参が甘くて (〃^▽^〃)

・山デザート くろもじパンナコッタ モミ新芽 山ぶどう新芽
  くろもじとは爪楊枝にも使われる和ハーブ。
  それを揚げて、モミ新芽、山ぶどう新芽でパンナコッタを取り囲んだデザート。
  まずはパンナコッタが無茶苦茶旨いのですが、くろもじとか新芽とか、
  これぞイル ノードでしか頂けないドルチェ。

・桑の実 緑米 バラ
  カクテルグラスに緑米を忍ばせ、桑の実ジェラート、バラ。
  これは見た目にも華やかなデザートですなあ。
  桑の実の酸味でさっぱりと頂けます。

・ピエモンテ伝統カカオパウダー”ボネ” 実山椒 ビーツ
  イタリア・ピエモンテ郷土料理のボネというカカオプリンを皿に敷いて、
  実山椒ジェラート、ビーツのフリットを積み重ね、ビーツソースで仕上げたもの。
  ボネのカカオ風味が結構好きで (〃^▽^〃)
  今回は実山椒ジェラートがこれまた私好みのピリッと感。

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。

これでサービス料10%を加えて〆て45540円。一人当たり22770円。

いやあ、今宵も大満足ですよ (〃^▽^〃)

今回は初めて訪問する6月の食材だったのですが、今までには食べたことのない食材を
色々と頂くことが出来ました。実は月には関係なく使う食材が豊富過ぎて
毎回初めて耳にする食材にお目にかかりますけどね。
そもそもシェフですら全部を把握しきれない種類があるので (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

例えば一番最初に出される定番のインサラータだって、シェフが真面目に数えたところ、
50種類以上の食材を使っていたことが判明したんです。
公称の40種類をはるかに超えていたんですねえ (* ̄∇ ̄*)b

私は野菜が大好きなのですが、自宅では量は食べられても種類は食べられないんです。
しかしながらイル ノードに来たら数え切れないのですが、少なくとも80種類くらいの
野菜を食べることになるのかも知れません。だってインサラータだけで50種類超えるもん。

野菜中心のコース仕立てですので、食べ終えた直後は腹一杯に感じるのですが、
消化が良いのですぐに胃は落ち着いてきます。

ワインペアリングと同時にチェイサーもたらふく飲むので、
一時的には水ぶくれで体重は増加しますが、そんなのはすぐに戻り、
体重増加とかの悲しい現実にはならないのも嬉しいんですよね (* ̄∇ ̄*)b
これだけの数の料理を食べてそうなんですよ。

実はまだ訪問していないのが9月。
9月は鎌倉海老の時期だそうですので、そんな海の幸とか茄子あたりが旬になってくるのかな?
てなことで次回は9月が確定 (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/6現在、3.92ポイント)



2023年2月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入り、手指消毒をしながら席へ。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席 (* ̄∇ ̄*)b
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は2組計4名での晩餐になります。

飲み物は私は、

・ワインペアリング シャンパン+4グラス 7700円

かみさんはメニュー外で、泡、白、白の3杯をソムリエールに見繕ってもらうことにしました。

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Carte Or NV Grand Cru Claude Cazals
  私のワインペアリング1杯目。かみさんの1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ビターな口当り。爽快な泡立ち。しっかりとした辛口で旨いです (〃^▽^〃)

・2月 神奈川県 畑の収穫
  2月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  真冬の野菜とハーブを40種類以上、6種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な調理法で、様々な野菜やハーブを、様々な風味・食感・味・見た目で楽しむ料理。
  一皿目からイル ノードの本領発揮というか神髄 (〃^▽^〃)
  野菜などの苦みや酸味、辛味、甘み、香りを愉しむ料理。野菜好きにはヘブン (* ̄∇ ̄*)b
  野菜嫌いな方はそもそもイル ノードのコンセプトと合わんので (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato
  私のワインペアリング1.5杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  エチケットからしてロゼワインなのですが、色味などの見た目はオレンジワイン。
  飲んでみてもオレンジっぽいニュアンスで、程よい甘みと酸味があり、
  わりとビターで美味しいです。こういうロゼならアリなんだよな。
  タンニンもわりと感じて辛口で美味しい。

・小さなタルト 天城のアマゴの黄金イクラ 発酵ジャガイモ
  サクサクの薄いタルト生地に、発酵ジャガイモピューレ、サワークリーム、
  アマゴの黄金イクラを乗せ、オリーブオイル、ディルで仕上げたもの。
  まずは黄金イクラのビジュアルが素敵ですよね (〃^▽^〃)
  それを愛でてから一口でパクリと。
  黄金イクラのプチプチな旨味に、発酵ジャガイモピューレ、サワークリーム、
  ディルなどの旨味、酸味、芳香が合います。

・Cantine Benvenuto CELESTE
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・カラブリアのロゼワイン。
  ぶどうは、カラブレーゼ100%。
  ストロベリーチックなフレーバー。
  飲むとCantina Delsignore La Grazia Rosatoにも似ていますが、
  もう少しエレガントな印象を持ちました。
  これはこの後の皿に合わせた1杯。

・Stè Verdicchio dei Castelli di Jesi
  かみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ100%。
  ビターなニュアンスで、程良い酸味。そして高貴な芳香。これも旨い。

・天城下山さんの12ヶ月アマゴ再構築 中戸川さんの青トマト 梅
  アマゴを捌いてヒレと内蔵などをばらして、骨は煎餅にして、
  それらを春巻の皮で巻いて再構築。
  皿の中央には、湘南ポモロンというトマトの青い状態のものと、
  梅、わさび菜などを合わせたディップを用意。それに浸けて頂きます。
  香ばしさ、苦味、甘み、酸味、辛味、食感。いろんな要素との協演です。
  何気に梅風味が心地よくて (* ̄∇ ̄*)b

・逗子小坪漁港のサバ 畑の小松菜 八木下さんの青日向夏 志村さんの米粉
  鯖をしっとり焼き上げ、フレッシュ、ピューレ、ボイル、発酵、
  ロースト、チップ、パウダーにした7変化の無農薬小松菜、
  青日向夏ジャムを合わせ、無農薬米粉で作った湘南クレープを敷いたもの。
  そのクレープで巻いてかぶりついて頂きます。
  鯖がメインでは無くあくまでも小松菜がメインの一皿。
  あらゆる小松菜の味わいに鯖が魚介系の旨みを加え、
  青日向夏ジャムが柑橘系特有のビター感と甘みと酸味を与えます。
  青磁の皿での提供ですのでイル ノードお得意の青一色の一皿 (* ̄∇ ̄*)b

・Erba Voglio Colline Novaresi Bianco
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、エルバルーチェ100%。
  飲み口はミネラルを感じますね。複雑なテロワールが思い浮かぶというか。
  傾向としては、かみさんの2杯目のStè Verdicchio dei Castelli di Jesiに似てるかも。

・鎌倉ホエー 椎茸 牡蠣と柿 小田原のトリュフ
  鎌倉ホエーの食べるスープです。
  椎茸、牡蠣、柿、セリ、クレソンを、鎌倉産のホエーで作ったスープ仕立て。
  そこに爽やかな香りの小田原さんの黒トリュフを添えて。
  牡蠣は臭みも無くて旨いです。味が濃い。
  柿はリンゴでいうと紅玉みたいな酸味が印象的なもの。食感もコリコリしていて。
  これであれば確かに相性がいいのかも。
  鎌倉産のホエーの酸味とミルキーさもあって美味しいです。

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  当然ながら前述した食べるスープにもフォカッチャをちぎって入れて美味しく成仏。

・逗子小坪漁港の黒アワビ 鎌倉大根
  まずは黒鮑のステーキのプレゼンテーション。
  くうっ。これを4人で食べるんですから贅沢ですなあ (* ̄∇ ̄*)b
  その後、皿に鎌倉大根のピューレと黒鮑の肝ソースを敷いて、
  黒鮑と鎌倉大根のステーキを鎮座。大根の葉を飾り付け完成です。
  黒鮑のステーキは程よい感じに食感もありつつ食べやすいくらいの柔らかさ。
  身自体の旨味もありますが、鎌倉大根のピューレと肝ソースのアクセントが絶妙で。
  そして添えられた鎌倉大根のステーキが鮑に負けていないんです。
  鎌倉古来種の希少な大根なのですが、しっかりとした食感に、それに比例した味の濃さ。
  旨いです。
  クミンかな?ちょっとカレーのようなスパイシーさもありましたね。
  漁師さん曰く、鮑が劇的に獲れなくなっているそうです。
  絶滅危惧種にならないように祈るしかないですね・・・
  我々に出来ることは地球温暖化による生態系の変化をなるべく減らすように、
  個々の単位で省エネなどに取り組んでいくこと。
  我家は自宅でもウォームビズにしていて、余ほど寒くない限りは床暖などの暖房は使いません。
  夏季シーズンも熱中症には気を付けながらも窓を開けたりして冷房はなるべく使わず。

・唎酒 No.497
  私のワインペアリング3.5杯目。
  新潟県南魚沼市に蔵を構える、八海醸造の造る純米大吟醸。
  その芳香は説明された通りのスモモのニュアンス。
  飲んでみると大吟醸らしい甘みが印象的なのですが、
  スモモのような酸味も同時にありますので嫌味じゃなくて。
  黒鮑と鎌倉大根のステーキに合わせてくれた一杯ですがまさにドンピシャ (〃^▽^〃)

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter
  かみさんのワインペアリング3杯目。かみさんはペアリングラスト。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  かすかなバニラの香りのニュアンス。
  滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらもこれで肉料理も賄いますので、
  最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・渡辺農園の菊芋 もんざ丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  皮目を香ばしく焼き上げた菊芋の上に、釜揚げしらす、カレーリーフを散らし、
  コリアンダーのパウダーで仕上げたものです。
  菊芋の土の香りに、リコッタチーズの酸味と旨味、
  発酵しらすの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  山椒のようなアクセントを与えるカレーリーフも無くてはならない存在。
  何度食っても旨いものは旨いわ・・・

・Stè Verdicchio dei Castelli di Jesi
  私のワインペアリング4杯目。かみさんの2杯目と同じものになります。

・タリアテッレ ホタテ 浅利 山のクレソン 自家製カラスミ
  一応イタリアンをベースにしていますのでプリミ・ピアッティも出ます (* ̄∇ ̄*)b
  タリアテッレに、刻んだ帆立と浅利を合わせ、自家製カラスミで仕上げたパスタ。
  シコシコとしたタリアテッレに貝類の旨味&カラスミの旨味。鉄板ですわ (* ̄∇ ̄*)b

・Tenimenti d'Alessandro Il Bosco Syrah 2013
  私のワインペアリング5杯目。私のペアリングラスト。
  イタリア・コルトナの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー100%。
  私は2009年にオーストラリア旅行に行った際に
  シラーが美味しかったので毎晩シラーの赤ワインをボトルで空けていました。
  それから割とシラーの赤ワインを好む傾向にあるんです (〃^▽^〃)
  こちらもシラーらしいスパイシーな印象で、これから迎え撃つ、
  蝦夷豚、オリーブ牛との相性も抜群でした。

・北海道産蝦夷豚ヒレ肉 香川県オリーブ牛ランプ 畑の麦藁 稲藁
  まずは、蝦夷豚ヒレ肉とオリーブ牛ランプが焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  この段階で部屋中に藁の燻製香が漂います。これが甘い芳香で石焼き芋みたい (〃^▽^〃)
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上げます。
  イル ノードとしては珍しいのですが、本州すら飛び出して、北海道と香川県からの恵み。
  手前が蝦夷豚ヒレ肉の藁焼き。マルサラソースにベルガモットを合わせて。
  言われなければ豚らしくない肉質で。いかにも健康そうな雑味の無い美味しさ。
  奥がオリーブ牛ランプの藁焼き。玉ねぎピューレ、菜の花のジュース、
  カラスノエンドウとあさつきの根っこのフリットなどで仕上げています。
  オリーブ牛を食べるのは3回目くらいだと思いますが、その名のイメージ通りに
  赤身中心であっさりとした肉の旨味を堪能できます。

・畑の春菊 リンゴ 奥八女熟成煎茶 パンナコッタ
  春菊とりんごのソルベ、奥八女熟成煎茶のパンナコッタになります。
  春菊オイルで仕上げているそうで。
  春菊とりんごのソルベはりんごの酸味のある果汁が春菊のえぐみをいい意味で消しています。
  これは春菊が苦手な方でも美味しく感じるかも知れません。
  かみさんは春菊がそれほど得意ではないのですがバクバク食べていましたので。
  そもそもイル ノードでは好き嫌いが無くなるんですよ。全部美味しいので (〃^▽^〃)
  個人的にはパンナコッタが無茶苦茶煎茶フレーバー満載で感動。
  なかなか煎茶でここまでフレーバーを出すのは難しいので。抹茶でも難しいのに。

・ヴァシュラン イチゴ セミフレッド メレンゲ
  クリームの上に、チーズのセミフレッド、レモンの葉っぱのソルベを乗せ、
  サックサクの焼いたメレンゲでサンドにしたものです。
  そういうお菓子をフランスではヴァシュランというんだそうで。
  今回は、ショートケーキを再構築したヴァシュラン。
  特に秀逸だったのが、レモンの葉っぱのソルベ。
  レモン果汁じゃなくて葉っぱを使ったところがミソ。
  分かりやすいレモンフレーバーではなくて、じんわりと感じるのが素晴らしい (〃^▽^〃)

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。
  私の定番ですがここ2回はハーブティーにしたのでお久しぶり。

これでサービス料10%を加えて〆て41690円。一人当たり20845円。

いやあ、今宵も大満足ですよ (〃^▽^〃)

40種類以上の野菜を使ったインサラータから始まり、黄金イクラ、アマゴ再構築、
7変化の無農薬小松菜、鎌倉ホエーの食べるスープ、黒鮑と鎌倉大根のステーキ、
イル ノード風 鎌倉バーニャカウダソース、自家製カラスミ、
北海道産蝦夷豚ヒレ肉、香川県オリーブ牛ランプ等々、
旬の畑・山・野原・田んぼ・川・海の恵みを様々な調理法で堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

まだ伺ったことが無い月がありますので、2023年度はそれらをコンプリートしたいと思います。

お腹いっぱいに食べて、帰ってから速攻体重計に乗ると素敵な増量をしているのですが、
翌朝には結構戻っていて、ほぼ帳消し状態になるんですよ。
やっぱり野菜中心に食べているから消化も良いんだと思います (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/2現在、3.93ポイント)


2022年11月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入り、手指消毒をしながら席へ。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。2名掛けテーブルもあるのですが使っていません。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席 (* ̄∇ ̄*)b
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は3組計6名での晩餐になります。この日も満席御礼ですね (〃^▽^〃)
おそらく前日くらいに急遽1組増えたのではと思われます。良かった良かった!

飲み物は私は、

・ワインペアリング シャンパン+4グラス 7700円

かみさんはメニュー外で、泡、白、白の3杯をソムリエールに見繕ってもらうことにしました。

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Carte Or NV Grand Cru Claude Cazals
  私のワインペアリング1杯目。かみさんの1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  しっかりとした辛口でシュワシュワとした飲み口。
  いつもながらに美味しいです。

・11月 神奈川県 畑の収穫
  11月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  晩秋の野菜とハーブを40種類以上、6種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な調理法で、様々な野菜やハーブを、様々な風味・食感・味・見た目で楽しむ料理。
  一皿目からイル ノードの本領発揮というか神髄というか (〃^▽^〃)
  2022年に入ってからコースの構成を見直して一皿目はインサラータを出すようになりました。
  なぜに一皿目にアミューズとかではなくインサラータを出すかというと、
  無茶苦茶手間暇掛かかるのでコースの途中では出せんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Casa Lucciola Verdicchio di Matelica 2020
  私のワインペアリング2杯目。かみさんの2杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ100%。
  ミネラルっぽいニュアンスを感じますね。
  果実味、酸味とバランス良く、なかなかの辛口で美味しいです。

・逗子小坪漁港の収穫 太刀魚 カワハギ
  ワンスプーンが2つ乗った料理。
  一つは、太刀魚炙り 生姜とクスクスのサラダ。寿司のような味わいを楽しみます。
  もう一つは、カワハギ肝和え 根セロリとリンゴのピューレ。

・逗子小坪漁港の収穫 サバ
  薄いタルト生地にサバの炙り。
  そこに5種類の調理法を駆使した小松菜を合わせます。
  フィンガーライムもアクセントに加え、言うなれば青いタルト。
  小松菜の良い意味での青臭さ、辛味がサバに合いますよ (* ̄∇ ̄*)b

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  確かにエチケットからしてロゼなのですが、
  見た目はオレンジワイン。飲んでみてもオレンジっぽいニュアンス。
  タンニンもわりと感じて辛口で美味しいでです。

・天城下山さんの3年アマゴ 0年イクラ ジャガイモ
  鱒のような見事な大きさの3年もののアマゴを使用。
  皮目はパリパリにソテーし、自家製サワークリーム、発酵したジャガイモのピューレ、
  落花生、そしてアマゴの黄金いくらも合わせて、ディルでアクセントを。
  何度かこの黄金いくらを食べていますが、アマゴなのに下手な鮭よりも見事な大きさ。
  それでいて綺麗なレモンイエローで美しい。そして美味しいと。

・小田原志村さんのマコモダケ 小坪漁港のカマス 小田原山北のトリュフ
  深緑の皿に、甘い玉ねぎのピューレ、焼いたマヨネーズを敷き、
  マコモダケソテー、カマスフリットを乗せ、小田原の黒トリュフを散らしたもの。
  カマスの身がふわふわで、マコモダケはシャクシャクで食感の妙を味わえます。
  玉ねぎのピューレはホント甘くて、マヨネーズのコクと酸味と合わせると複雑な味わいに。
  イタリアの黒トリュフは強い芳香がありますが、小田原のは穏やかな香り。
  イル ノードの料理にはこれくらいがちょうどいいとのことで使用しています (* ̄∇ ̄*)b

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のスープを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  私の場合は、自家製フォカッチャ ⇒ ライ麦パンという順番で。
  最後の肉料理はライ麦パンで〆る寸法。

・Timorasso Derthona 2020
  私のワインペアリング4杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、ティモラッソ100%。
  華やかなレモンや青リンゴのような酸のニュアンス。
  フローラルなフレーバーもありながらもちゃんと辛口。

・Bortolusso Chardonnay 2017
  かみさんの3杯目。これでラストにして。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  複雑なブーケのようなフレーバーにシャルドネらしい辛口テイスト。
  かみさんもこれは絶賛。これは旨いなあ。好み。
  私とかみさんで異なる白ワインを出してくれたので両方楽しめました (〃^▽^〃)

・秋のスープ 鎌倉ホエー 白子 牡蠣と柿 茸 里芋
  秋の味覚を食べるスープです。
  白子、牡蠣、柿、クリタケ、椎茸、里芋、ナスを、
  鎌倉産のホエーで作ったスープ仕立て。
  牡蠣と柿はまさにオヤジギャグですが、何かしら反応してあげないと
  シェフは凹みますのでヨロシクです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・渡辺農園の焼きナス もん座丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー
  イル ノードのスペシャリテ。
  焼き茄子を主体にし、発酵しらす、釜揚げしらす、リコッタチーズ、
  ケールパウダー、カレーリーフ、コリアンダーシード。
  発酵しらすとリコッタチーズを使ったソースを敷いているのですがこれが秀逸で。
  言うなればイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソース。
  何度も味わってきたソースですが特に茄子との相性が良いように思います (* ̄∇ ̄*)b
  このソースを開発出来たことがイル ノードの一つの勲章でしょうか。

・小田原志村さんの無農薬米リゾット 天城の12ヵ月アマゴ
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション。
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培である、玄米、白米、黒米のリゾットに、
   天城の12ヵ月アマゴの内蔵、骨せんべいを加えたものです。そこに柚子の皮を散らして。
  内蔵の苦味や骨の香ばしさ、米自体の香ばしさも加わりホント旨いなあ。
  前半戦でアマゴの身は頂きましたが、この料理でアマゴも骨も含めて成仏。

・Demarie Roero Riserva 2017
  私のワインペアリング5杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・ピエモンテの赤ワイン。今回はピエモンテで攻めますね。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  綺麗な濃いルビー色。
  飲んでみるとカシスのような果実味がしっかりと出ています。
  これぞフルボディという味わいというか。
  この後の鹿肉などのジビエに合わせます。

・小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロース 畑の麦藁、稲藁
  まずは、ストウブ鍋で焼き上がった状態の鹿ロースのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上がります。
  白い皿に敷いたソースは、発酵したブルーベリーで作ったソース。
  そこに完熟した山椒の実を加えてアクセントに。
  ロースト長ねぎととにも鹿ロースが添えられます。
  発酵したブルーベリーで作ったソース単独でも美味しいのですが、
  この完熟した山椒の実が痺れ好きにはたまらん (〃^▽^〃)
  この手のジビエの風味との相性が鉄板なんだと思います。

・小田原猟師森さんの仕留めた猪バラ 玉ねぎ ジャガイモ 春菊
  まさかの猪も登場。
  涼し気なガラスのプレートに、砕いたジャガイモ、10時間煮込んだ猪バラ肉、
  玉ねぎの水分だけで甘みを出したもの、春菊を乗せています。
  アクセントに胡椒もかけていますね。
  これがそれぞれを単独で食べるよりも、猪も含めてすべて細かく裂いて、
  ジャガイモも潰しちゃって、全部混ぜ合わせたものを口に放り込むとヘブン・・・
  はあっ・・・ シ・ア・ワ・セ。
  猪のバラ肉と甘い玉ねぎだけだとくどくなるのですが、胡椒、春菊、
  そしてシェリービネガーで酸味を加えていることで、全体としてくどくない仕上がりに。
  やっぱ計算され尽くしてるんですねえ。

・小田原中戸川さんのイチジク実と葉 チーズセミフレッド
  これまた涼し気なガラスのプレートに、イチジクのコンポート、チーズセミフレッドを置いて、
  さらにその上に、イチジクの葉のジェラートを乗せて、オリーブオイルで仕上げ。
  このジェラートが秀逸で、食べてみると本当にイチジクそのものの味なんです (〃^▽^〃)
  これは凄いなあ。果肉よりも葉の方が風味が強いのかも知れません。
  ジェラートに仕立ててこれほどまでに果実そのものの味を再現するのって相当難しいので。
  これも感動しましたねえ。

・”サツマイモブラン”梨 ほうじ茶
  梨とほうじ茶ソルベを皿の中心に盛り付け、そこにシルクスイートのペーストを搾り、
  焼きメレンゲを添えた”サツマイモブラン”。
  こちらもほうじ茶の香ばしい香りがしっかりとソルベに出ていて、
  シルクスイートペーストとの味の対比を醸し出していました。

・湘南フレッシュハーブティー
  私とかみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのレモンバーベナ、薔薇、クローブなどの
  5種類のハーブを使ったハーブティー。

これでサービス料10%を加えて〆て41690円。一人当たり20845円。

いやあ、今宵も大満足ですよ (〃^▽^〃)

40種類以上の野菜を使ったインサラータから始まり、ドルチェまで珠玉の全12皿。
どれ一つ取ってもイマイチなものは無く、抑揚もあって飽きないで愉しめるんです (* ̄∇ ̄*)b

大体我々が訪問するときには、初めて利用される方がカウンターに同席されるのですが、
どのお客さんを見ても皆さん満足されて帰ってらっしゃるのが分かります。

私ももしこの日が初めてのイル ノードだとしたらびっくりしますもん。
その驚きと感動があるので今もこうしてイル ノードの料理と酒を楽しみに (* ̄∇ ̄*)b

2022年はこれが最後のイル ノードとなりますが、2023年も松井料理を堪能しに
イル ノードに伺って参りたいと思います!

ご馳走様です!(2022/11現在、3.94ポイント)


2022年8月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入り、手指消毒をしながら席へ。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。2名掛けテーブルもあるのですが使っていません。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席 (* ̄∇ ̄*)b
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は3組計6名での晩餐になります。これで満席御礼ですね (〃^▽^〃)

飲み物は私は、

・5種ワインペアリング 7700円

かみさんはこの日はノンアルをアラカルトで攻めることにしました。

この日に頂いた内容は以下になります。

・Carte Or NV Claude Cazals
  私のワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  しっかりとした辛口でシュワシュワとした飲み口。美味しいです。

・栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢「ベルジュ」スパークリングジュース 880円
  かみさんのオーダーです。
  今回でこれを飲むのは4回目になりました。
  葡萄酢の穏やかで爽やかな酸味と程よい甘みが効いています。

・8月 畑の様子
  8月の畑の恵み 30種野菜のインサラータです。
  皿の中央にはパイ生地を忍ばせて、5種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な味で様々な野菜の様々な料理を頂くインサラータ。
  苦味、酸味、辛味、甘み、旨味、塩味。
  それぞれの美味しさを味わえますし、合わせたときの美味しさも味わえます (〃^▽^〃)

・ガスパッチョ 小田原中戸川さんのトマト ウニ カッペリーニ 紫蘇
  皿の中央にはペンタスをトッピングし雲丹を忍ばせた冷製カッペリーニが鎮座。
  下には紫蘇で作ったソースが敷かれているのかな。
  そして仕上げとしてシェフが席上で、湘南ポモロンを発酵したものと
  フレッシュなものを活用したガスパッチョをスープとして注ぎ入れ完成。
  紫蘇と発酵したトマトの酸味と雲丹との相性が良く、これがカッペリーニに絡んで旨いっす!

・Verdicchio Classico Superiore 2020
  私のワインペアリング2杯目です。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ100%。
  辛口でフルーティーさを感じます。ただし初めて飲む印象の白ワインのテイスト。
  ハーブっぽいニュアンスを感じるというか。美味しいです。

・アサヒドライゼロ 880円
  かみさんのオーダーです。
  他のお店で飲んだ時にわりと美味しかったとの印象でこちらを。
  甘く無いので料理全般に合わせやすいんですよ。

・逗子小坪漁港の収穫 太刀魚炙り クスクス 葉生姜
  ワンスプーンの料理です。
  クスクスと葉生姜のサラダを乗せ、その上に寿司ネタのように太刀魚炙りを鎮座。
  小坪漁港の漁師たちの新たな挑戦として沖縄で有名な海ぶどうを育成しているようで、
  それだけだとプチプチ食感にしかならないので燻製にしたものをトッピング。
  一口でパクっと食べると寿司のような味わいで面白いです。
  後味には燻製香が効いていますよ。

・YellowMagicWinery 赤
  私のワインペアリング3杯目です。
  山形県YellowMagicWineryの赤ワイン。
  2019年9月27日に開設しましたのでまだ新しいワイナリーですね。
  色味は薄いルビー色。
  フレーバーは花のような甘いニュアンス。
  飲んでみるとフレーバーから想像するような甘さは無くて、
  複雑なブーケのような華やかなテイストが広がります。
  これも旨いなあ。次なる皿、甘鯛に合わせた一杯。

・小坪漁港の甘鯛 鎌倉のナス パプリカ ハラペーニョ
  皿の上にナスのピューレを敷き、パプリカやハラペーニョで作ったソース、
  万願寺唐辛子を忍ばせ、甘鯛鱗焼きを鎮座。
  上にはエゴマや葉唐辛子のフリットをトッピング。
  これはさすがに甘鯛の鱗がパリパリで旨いですよ (〃^▽^〃)
  身はフワフワで、それとナスのピューレなどを混ぜ合わせて食べ進めました。

・パン
  ライ麦パンと自家製フォカッチャです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のスープを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。

・逗子小坪漁港かず丸さん 鎌倉海老 蛤 ツルムラサキ
  まずは、タジン鍋で蒸し上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一人前に皿に取り分けてサーブされます。
  皿の下には極上のスープ。
  ツルムラサキ、冬瓜、ニンギョウタケ、ヤマドリタケモドキを忍ばせ、
  鎌倉海老と蛤がその上に鎮座。
  最後にバジル抽出オリーブオイルを回しかけて完成です。
  何というんでしょうかね。白いブイヤベースでしょうか。
  身をほじほじしますので、この料理の時だけは皆さん会話も忘れて無我夢中。
  そして男前な量がありますからねえ。メイン1.5皿分はあるでしょう。
  極上のスープにフォカッチャをちぎって投入して、スプーンで食べると至福 (〃^▽^〃)

・Chardonnay Bortlosso 2017
  私のワインペアリング4杯目です。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  これは単独で飲んでも美味しい白ワインなのですが、
  沿岸エリアのぶどうなので海のミネラルがたっぷりな味わいに仕上がり、
  この後のしらすの皿との相性が抜群。これぞマリアージュの妙 (* ̄∇ ̄*)b

・小田原八木下農園からのヴェルガモットソーダ 990円
  かみさんのオーダーです。
  ヴェルガモットシロップのソーダ割りです。
  まさにヴェルガモットらしい精油のニュアンスもある芳香が特長的。
  高級なレモンサワーの味わい。

・渡辺農園の焼きナス もん座丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー
  イル ノードのスペシャリテ。
  焼き茄子を主体にし、釜揚げしらすに発酵した生しらす、リコッタチーズを使った
  極上のソースを敷き、カレーリーフを散らし、コリアンダーシードパウダーを添えたもの。
  今回の焼き茄子は切り方が違うため、いつもよりも量が多めに感じますね。
  そこに合わさるまったりと濃厚で旨みがたっぷりのスペシャリテソース。
  言うなればイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソース。脳が痺れますよ (* ̄∇ ̄*)b
  そしてカレーリーフとコリアンダーシードパウダーが味を引き締めます。
  あああっ・・・ シ・ア・ワ・セ。

・小田原志村さんの有機栽培お米”にこまる” 鎌倉海老 小田原山北 夏キノコ
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション。
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの有機栽培である、玄米、白米、黒米のリゾットに、
  鎌倉海老、杏茸、香茸だったかな?に、ハーブを叩いたものを入れて仕上げた逸品。
  畑、海、山の食材のコラボレーション。それぞれの米の香ばしさが秀逸で。
  そこに鎌倉海老の旨みと、キノコの風味、食感も加わるのでたまらんですよ (〃^▽^〃)

・Taurasi Santandrea 2016
  私のワインペアリング5杯目です。ペアリングラスト。
  イタリア・カンパーニャの赤ワイン。
  ぶどうは、アリアニコ100%。
  非常にベリーのニュアンスを感じる、果実味の溢れるフルボディの赤で、
  この後のブルーベリーソースを使った夏鹿に合わせた一杯。
  これまた見事なマリアージュで無茶苦茶美味しかったですよ (* ̄∇ ̄*)b

・小田原猟師森さんの仕留めた夏鹿ロース 畑の藁
  まずは、ストウブ鍋で焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上がります。
  白い皿に敷いたソースは、ポルト酒と発酵させたブルーベリーで作ったソース。
  その上に、万願寺唐辛子、夏のネギ、ヤマドリダケモドキを乗せ、
  さらにその上に、夏鹿のロースを積み上げたものです。
  ヤマドリダケモドキは傘の部分が添えられましたが、食感が蒸されたナスが如く
  フワフワの食感で味も美味しいんです。
  ポルチーニ茸の方がもちろん美味しいんでしょうけど、空輸していない美味しさが
  小田原で採れたばかりのヤマドリダケモドキにはあるんです (* ̄∇ ̄*)b
  そして秀逸なのが発酵させたブルーベリーで作ったソース。
  この塩気と熟成した酸味、甘味が夏鹿のロースにベストマッチ。旨いっす!
  
・小田原山北のブルーベリー 平塚横田さんの薔薇 パンナコッタ
  フレッシュなブルーベリーのジェラートを主軸に、黒米のリオレを忍ばせ、
  フレッシュな薔薇、砂糖をまぶして焼いた薔薇、薔薇のパンナコッタを添え、
  鎌倉山で採れた二ホンミツバチの蜂蜜をかけたものです。
  ブルーベリーのジェラートの濃厚さや、各種薔薇のフレーバーとテイスト。
  今回使用した蜂蜜は、鎌倉でもイル ノードを含めて4軒のみでしか、
  入手できない貴重なものなんだそうです。
  それにしても今回はブルーベリーが大活躍。

・ゴボーネ 実山椒 ビーツ
  実山椒のジェラートを核に、キューブ状にしたカカオプリン、
  そこにゴボウのコンポートを乗せ、ゴボウフリット、ビーツのフリットを合わせたもの。
  イタリア・ピエモンテ郷土料理ボネとゴボウの組み合わせになるんです。
  単なる語呂合わせだけではなく核となった実山椒のジェラートがこれまた旨くて。
  実山椒のピリッとした痺れのアクセントと甘さがジャストミート (* ̄∇ ̄*)b
  我々の好みを知っているか如くのドルチェですよ。

・湘南ハーブティー
  私とかみさんのオーダーです。
  私はいつもコーヒーを頼むのですが、今回はこちらにしてみました。
  横濱ハーブナーセリーのレモンバーベナ、レモンタイム、
  モヒートミントを使ったハーブティー。
  添えられるのがエルダーフラワーシロップなので味変用に活用。
  とにかくフレッシュハーブの鮮烈な香りが相変わらず素敵です (〃^▽^〃)
  エルダーフラワーシロップを入れると白濁して半透明の色味に。
  それほど甘く無いので結局は全部投入しちゃいました。

これでサービス料10%を加えて〆て39600円。一人当たり19800円。

2022年4月頃から皿数を減らして、1皿のボリュームを少し増やして
コース全体の構成をマイナーチェンジしているのですが、
このスタイルでも何ら違和感が無いというか、常に満足の内容に感じます。
皿数を減らしたと言っても14皿が12皿になっただけですので、相変わらず皿数は多めなんです。

皿数が多過ぎると印象に残りにくいとのことで、人間の記憶に残りやすい
構成にしたのがその真意になります。もちろんポジティブな変更 (* ̄∇ ̄*)b
私の場合は、その日のメニュー表を見渡すとどれが印象に残ったのかを
思い出せるのですが、それは食べログ病というか普通の方には難しいでしょうしね。

2022年も2021年に引き続き、フランス発のガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」に掲載。
もちろん2023年も掲載されるでしょうし、早くミシュランも評価してくれる日を心待ちにして。

ご馳走様です!(2022/8現在、3.93ポイント)


2022年5月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入り、手指消毒をしながら席へ。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。2名掛けテーブルもあるのですが使っていません。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席 (* ̄∇ ̄*)b
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は2組計4名での晩餐になります。
たまたまなのかも知れませんが、カウンターに同席する方は若いカップルの場合が多く、
大抵の場合は女性側の誕生日祝いに利用しているんです。
今回もそのシチュエーションでしたがホント幸せそうで裏山 (#^.^#)

飲み物は私は、

・EMODELA 2020 7700円
  滋賀県東近江市のヒトミワイナリーの醸造するオレンジワイン。
  ぶどうは、デラウェア100%。
  デラウェアらしい甘い芳香なのに飲むとタンニンがしっかり。
  酸味も有り辛口でかつ飲みやすいです。
  以前、ソムリエールがイチオシしていて、
  コース全般を通して合わせられるワインと仰っていましたので、
  今回はこれをボトルで入れて愉しもうという趣向です (〃^▽^〃)
  最近になってオレンジワインの実力を再認識することがあり、
  まさに白と赤の両方の性質を持つオレンジワイン。
  合わない料理を探す方が難しいくらいではと思います。
  和食の場合は使う調味料によっては難しいとは思いますけど。

かみさんは、

・3種ワインペアリング ?円 ※泡、白、白という構成のかみさんバージョン。

をオーダーすることにしました。

この日に頂いた内容は以下になります。

・本日のシャンパン
  かみさんのワインペアリング1杯目。
  Carte Or NV Claude Cazals。シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  しっかりとした辛口でシュワシュワとした飲み口。美味しいです。

・5月 春の収穫 畑・山の様子
  イルノードを10回利用して来ましたがこの構成はお初。
  いきなりのサラダ盛合せです。
  春野菜・山菜を使った25種類のサラダです。
  フレッシュだけではなく、素材に応じていろんな調理法を駆使しています。
  下には小麦粉で作ったパイ生地を忍ばせていて単なるサラダじゃないぜ!
  というアクセントを与えてくれます。
  ソースも、人参やレタスを使った手間のかかるものを敷いて。
  漬物みたいな酸味、春の苦味、辛味など、いろんな要素を楽しむサラダ (〃^▽^〃)
  これを見てウキウキしない人っているのかなあ?と思うくらいですよ。

・渡辺農園 春の人参を収穫
  人参のピューレを敷き、カダイフで巻いて揚げた人参、人参のサラダ、
  人参チップス、山人参の葉っぱのフリット、人参の花、
  人参畑のわきで採取したカタバミという野草、発酵した人参のパウダー等々、
  とにかく人参尽くしのイルノードお得意の一皿。
  人参の甘みを含め、人参のいろんな表情を魅せてくれますよ (〃^▽^〃)

・神奈川県 収穫と収穫
  小田原で採れたコシアブラの天ぷらに、小坪漁港で揚がった蛸のボイルのフリット。
  ゼッポリーニをアレンジして、小坪漁港で採れたアカモクバージョンのフリット仕立て。
  神奈川県の山の収穫と海の収穫なので収穫と収穫なんです。
  全く異なる食材ですが、天ぷらとフリットという技術を使ったコラボレーション。
  名残りの春の恵みでしょうかね。

・Greco di Tufo L’Ariella 2020
  かみさんのワインペアリング2杯目です。
  イタリア・カンパーニャの白ワイン。
  ぶどうは、グレコ100%。
  程良い酸味と果実味。白桃のようなニュアンスを持ちます。美味しいです。

・北海道長谷川さんのアスパラ 小坪漁港のアオリイカ サワークリーム
  北海道長谷川さんのアスパラ、通称長谷パラのボイルを鎮座し、ピューレを敷き、
  小坪漁港のアオリイカのカルパッチョ、炙りを重ねあわせ、
  クスクス、イカ墨のソース、サワークリーム、ハーブなどで仕上げたものです。
  私もかみさんもアスパラガスは大好物ですが、このコクがたまらん (〃^▽^〃)
  そして2種の調理法を施したアオリイカも素晴らしく。
  イカ墨のソースがこれまた後押ししてくれますよ。

・天城下山さんの3年アマゴ 仏産ホワイトアスパラ 春の恵み
  しっとりと仕上げたアマゴと、仏産ホワイトアスパラのソテーを2大メインにし、
  パリッと焼いたアマゴの皮、炙ったマヨネーズ、エシャロット、
  よもぎ、みずなどの春の山菜でわきを固めたものです。
  マヨラーとしては、この焼きマヨネーズが素敵に効いていて美味しい (〃^▽^〃)
  グリーンとホワイトと2台巨頭のアスパラガスを堪能出来てシアワセ。

・パン
  ライ麦パンと自家製フォカッチャです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  喜び勇んでパクパク食べちゃダメよ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  まだまだ料理は続くんですからね (* ̄∇ ̄*)b

・小坪漁港の真鯛 蛤 浅利 ワカメ 小田原のマニアックな山菜達
  久しぶりにタジン鍋バージョンの料理。
  まずは蒸し上がった状態でタジン鍋の蓋を外してのプレゼンテーション。
  それから一人前に取り分け、熱々スープをかけて仕上げていきます。
  皿の中には、小坪漁港の真鯛、蛤、ワカメ。
  そこに覚えきれないマニアックな山菜やサルサベルデを添えて。
  とにもかくにもスープが絶品。全ての旨みがここに集結しているので。
  山菜やワカメをスープに浸しながら食べ、最後はパンをちぎってスープを浸して完食。
  はあっ・・・ 旨い!

・白ワイン
  かみさんのワインペアリング3杯目です。ペアリングラスト。
  銘柄は失念しましたが、ぶどうはシャルドネ100%。
  洋梨のニュアンスを持ち、辛口なのにフルーティー。
  この次のカキフライに合わせたものです。

・"カキフライ" 真鶴漁港の岩カキ 海藻ハバノリ 湘南ポモロン
  湘南ポモロン、レタスを敷き、ハバノリを使った海藻パン粉で、
  真鶴漁港の岩カキをフライにしたものです。
  小ぶりな岩牡蠣なのですが、愛媛の田舎の海で獲って食べた
  牡蠣にも似たような味がして懐かしい味わい。味が濃くて臭みが無いんです。

・渡辺農園の新玉ねぎ もんざ丸さんのシラス 葉山椒 畑のコリアンダー
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  新玉ねぎのローストを主役に据え、しらす、発酵生しらす、クリームソース、
  リコッタチーズ、ケールパウダー、コリアンダーシードピクルス、葉山椒で仕上げた一皿。
  毎度のことながら絶品のソースを味わう料理ですが、今回は葉山椒のアクセントが素敵。
  これは個人的にはヒットでしたね (〃^▽^〃)

・小田原志村さんの"にこまる""黒米"リゾット 春の貝 小田原山菜
  まずはストウブ鍋での"にこまる""黒米"リゾットのプレゼンテーション。
  それから皿に取り分けてくれます。
  貝はサザエを使用。それをスライスし、山菜と供に"にこまる""黒米"リゾットに。
  とにかくアルデンテに仕上げた"にこまる""黒米"リゾットの食感と香ばしさ、
  サザエの食感と風味と旨み、山菜の苦味が一体化。
  ホント旨いよね。理屈抜きに2合くらい食いたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  リアルに顎も疲れそうだけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Dom. Trapet Marsannay Rouge 2018 ?円
  私のオーダーです。
  オレンジワインのEMODELA 2020のボトルがちょうど無くなったので、
  肉料理に合わせてこちらをソムリエールに選んでもらいました。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
  ピノ・ノワールらしい果実感が印象的。
  タンニンと酸味をしっかりと感じ取れ、これで仏シャラン鴨を迎え撃ちます。

・仏シャラン鴨ロース 藁 春キャベツ マデラ酒 小田原アミガサタケ
  まずはストウブ鍋でのシャラン鴨ロース 藁焼きのプレゼンテーション。
  こういう魅せるエンターテインメントは記念日で訪問されている方なんかは
  特に嬉しいでしょうし、記憶に残りますし、そもそも脳の準備が出来ますよね。
  これから美味しいものが出てくるぞ!的な。
  そういう見せ場を何度も作ってくれるのは有り難いと思いますよ。
  エンターテインメントだけではなくて藁焼きの薫製香が直に嗅げるので、
  本当に料理の美味しさを伝える意味でも重要なんですよ (* ̄∇ ̄*)b
  てなことで一人前に切り分けてのサーブ。
  シャラン鴨ロース 藁焼きを鎮座させ、春キャベツブレゼ、発酵春キャベツ、
  アミガサタケのソテー、マデラ酒のソースで仕上げたもの。
  アミガサタケってモリーユ茸のことですが、これがいい香りを放ってくれます。
  シャラン鴨もしっとりとミディアムレアの火入れで、きめ細かい肉質。

・小田原 山北の木苺 平塚横田さんの薔薇 小田原の黒米
  木苺のソルベ、薔薇のパンナコッタに黒米のリオレを忍ばせ、
  オーガニック薔薇、オリーブオイルなどで仕上げたドルチェ。
  サクサク食感のスナックもいいアクセントに。

・摘み草デザート セミフレッド 畑の蕗の薹 塩
  シロップで煮込んだキャラブキを敷き、蕗の薹のセミフレッドを鎮座。
  蕗を使って焼いたパン、塩なども添えて出来上がったドルチェ。
  イルノードお得意のセミフレッドですが、特にこの手の苦味系は美味しいよね (〃^▽^〃)
  大人のスイーツというコンセプトが感じ取れるので。

・湘南ハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  これは公式FBを見てかみさんが絶対に頼むと決めていたもの。
  1杯目は、横浜市泉区のハーブナーセリーのレモンバーベナ、
  レモンタイム、モヒートミント、横田さんの薔薇。
  2杯目は、小田原八木下さんの柑橘を乾燥させたものを投入。
  最後に、八木下さんの柑橘ジャムを投入することで味変三段階。
  とにかくフレッシュハーブの鮮烈な香りが印象的です。
  そして酸味や甘みが加わっていく味変。
  これは確かに美味しいですよ。
  ティーバッグのハーブティーとは天と地ほどの違い。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。私の定番。
  よくよく考えれば私も湘南ハーブティーにすれば良かった (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  かみさんとは異なるものを頼む癖が・・・

これでサービス料10%を加えて〆て43340円。一人当たり21670円。

今宵も大満足の晩餐 (* ̄∇ ̄*)b

大好物のアスパラガスは2種類食えるし、これまた大好物の貝類も食えたし、
郷愁を誘うようなカキフライの味や、定番の発酵生しらすを使ったソース。

その中でも毎回光るのは野菜や山菜たち。
何度も言及していますが、イルノードはイタリアンではありません。
イタリアンの技術・調理法は使っていますが、純粋イタリアン、
クラシカルなイタリアンを求めている方には方向性が合わないかも知れません。

イルノードの料理はあくまでも野菜が主役。
イタリアンというのに語弊があるのであれば、松井料理なんですよ (〃^▽^〃)
このコンセプトは一切揺らぐことなくこれからも続けてくれることでしょう。

そうはいっても私も10回訪問させて頂きましたが、どのお客様も皆さん
心底喜んでお店を後にしています。なので松井料理に満足されているんでしょう。

お店の空間自体は狭いながらもゆったりとしたカウンター席。
目の前には一生懸命料理に取り組んでいる振りの松井シェフ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
もちろん冗談ですよ (* ̄∇ ̄*)b

ワンオペのときには全然余裕が無かったと思いますが、
待望のソムリエールを迎えてから、ワインペアリングのサービスも始められ、
より一層イルノードの料理を愉しむことが出来るスタイルに。

神奈川を中心とした食材・生産者に常に感謝をしながら、
それらをバランス良く、皿全体として纏め上げるセンス。
一皿に3種類の調理法を活用するだけでも大変なのに、6種類くらいは活用しますので、
仕込みや調理にも相当な苦労があると思います。

そして小松菜なら小松菜!人参なら人参!キャベツならキャベツ!と常に主役は野菜たち。
松井料理はぶれません。

一見の方には怖そうに見えるかも知れませんが、シェフは無茶苦茶お話好き。
分からないことがあれば素直に質問すればどれだけ忙しくても答えてくれますよ (* ̄∇ ̄*)b
今回はレタスのソースが分からないので答えを探していたら、シェフが察してくれて
レタスのソースですよ!と教えてくれたんです。
普通、ほとんど水分のレタスがこんな粘度を持つソースになるなんて夢にも思わずですよ。
これも野菜への感謝を忘れずにレタスの外葉を上手く活用してソースにしたんです。

入店するときもニコニコ。
食べている間も終始ニコニコ。
食べ終えてからは我々のみになりましたので、シェフとソムリエールと談笑。
階段を降りて角送りをされるまで、終始幸せな気分に浸らせてくれる。

かみさんと二人で帰りながら「今度はいつ来よう?」とウキウキですわ (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2022/5現在、3.93ポイント)


2022年3月初旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時数分前にお店に到着。
既にお店の電気が点いていましたのでドアを開けて店内に入り、
まずは手指消毒をしてから席に案内されます。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。2名掛けテーブルもあるのですが使っていません。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席(^^)/
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は2組計5名での晩餐になります。この人数で満席御礼です。
キャパ的には12席分あるのですが、コロナ禍以前から本当の満席にしたことはありません。
私の経験上、MAX6名までに制限しているのではと思われます。
十分なサービスを提供出来るのがそのくらいとのお考えなんですね (〃^▽^〃)

飲み物は私は、

・6種ワインペアリング ?円 ※デフォでは5種なのですが1種類増やしてもらって。

かみさんは、

・3種ワインペアリング ?円 ※泡、白、白という構成のかみさんバージョン。

をオーダーすることにしました。

それぞれのお値段が分かりませんが、合計して9000円なので
間違いなくペアリングにした方がお得ですよ (* ̄∇ ̄*)b

この日に頂いた内容は以下になります。

・本日のシャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  スッキリ辛口でシュワシュワとした飲み口。相変わらず美味しいです。

・小坪漁港 かず丸さんのメカブ 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢ベルジュ
  食前酒のような感じで小さなカクテルグラスでのサーブ。
  ベルジュという葡萄酢の酸味と甘味、叩いたメカブの風味ととろみ。
  メカブの海藻臭さを葡萄酢ベルジュが見事に打ち消しています。
  そこにあるのは爽やかな風味と旨みのみ。

・真鶴漁港 義新丸さんの赤ナマコ クスクス ワサビ茎 ハーブ
  赤ナマコをスライスし、サワークリーム、クスクス、ロマネスコ、フェンネル、
  ディル、わさびの茎、ほうれん草チップを積み上げたものです。
  クニュクニュ食感の赤ナマコに、クスクスのプチプチ感、
  ほうれん草チップのサクサク感、ハーブなどの香りが合わさり秀逸。

・天城下山さんの3年アマゴ 仏産ホワイトアスパラ 小田原のノビル
  ほんのり火入れした3年物のアマゴのマリネに、
  仏産ホワイトアスパラのソテーを寄り添い、パリッと焼いたアマゴの皮、
  ノビルと菜の花素揚げ、自家製マヨネーズを添えたものです。
  アマゴのしっとりとしたレアの食感と風味、
  アスパラのコク、素揚げした野菜の香ばしさと甘み、マヨネーズの旨み。
  食材を刻んでこれらを混ぜ合わせて食べると至福ですよ (〃^▽^〃)
  前菜なのにメイン級の一皿なんすけど。

・Bortolusso Sauvignon 2019
  私とかみさんのワインペアリング2杯目です。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  ソーヴィニヨン・ブランらしいハーブ・柑橘系の香りと、適度な苦味と塩味。
  酸味は少ないです。かみさんの好みのタイプの白ワイン。
  この後の2皿に登場する、日向夏ジャムやベルガモットに合わせた白ワインと思われます。

・小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜6変化 小田原志村さんの黒米粉”湘南クレープ”
  鰆をしっとり焼き上げ、フレッシュ、ピューレ、ボイル、発酵、
  ロースト、チップにした6変化の無農薬小松菜、日向夏ジャムを合わせ、
  無農薬黒米で作った湘南クレープを敷いたものです。
  そのクレープで巻いてかぶりついて頂きます。
  鰆がメインでは無く小松菜がメインの一皿。
  あらゆる小松菜の味わいに鰆が魚介系の旨みを加え、
  日向夏ジャムが柑橘特有の甘みと酸味を与えています。
  それらを風味の良い黒米のクレープが包み込んでくれて。

・天城下山さんの12ヵ月アマゴ 再構築 小田原八木下さんのベルガモット
  アマゴを捌いてヒレと内蔵などをばらして春巻きで巻いて再構築。
  そこにベルガモットの甘みのあるソース、蕾菜を散らして。
  何気に蕾菜がハーブのような役割を果たしつつ、カリッとした食感のアクセントも。
  これがあるのと無いのとでは料理の表情が変わってきますね。

・小坪漁港の平目 山北のクレソン 長崎楠本さんの椎茸 小坪のカラスミ
  皿にバターソースを敷き、平目と椎茸、天然クレソンを蒸し煮にしたものを乗せ、
  たっぷりとカラスミをかけたものです。
  もはや料理名を見た瞬間に旨いのが決定。
  食べてみてその通りの結果に。
  椎茸の風味と旨み、平目のふわふわしっとりとした身の旨さ、
  天然クレソンの風味に、塩分控えめのカラスミが無茶苦茶合う (* ̄∇ ̄*)b
  パスタソースとして食べても天国だろうなあ。
  カラスミを塩分控えめにしているところがミソなんです。
  椎茸やクレソンの風味や味に勝ち過ぎないように。

・パン
  ライ麦パンと自家製フォカッチャです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  喜び勇んでパクパク食べちゃダメよ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  まだまだ料理は続くんですからね (* ̄∇ ̄*)b

・Koshu Fermented On Skins 2019
  私のワインペアリング3杯目。
  甲州のオレンジワイン。
  ぶどうは、甲州種100%。
  白ワイン用葡萄品種の甲州種を果皮や種と一緒に醗酵させたものです。
  なので少し赤味を帯びたオレンジ色に染まるのでオレンジワイン。
  見た目通りに赤ワインにも近いタンニンを感じます。
  そしてしっかりとした酸味と辛味。
  この銘柄を飲むのは2回目ですが、今回は自然派ワインみたいな
  独特のフレーバーを感じました。かみさんはそれが苦手だった模様。

・神奈川解禁 かず丸さんの黒アワビ 真鶴のハバノリ カツレツ
  これだけの食材をコースに織り込んでいるのに、さらに黒鮑まで (*゚Д゚*)
  真っ白な皿に黒鮑の肝のソースを敷き、パン粉にハバノリとワカメも練り込んだもので、
  黒鮑を贅沢にもカツレツにし、フレッシュ甘草、ハバノリチップスを積み上げた一皿。
  黒鮑自体にも何か手を施しているんだと思いますが柔らかくて。
  衣自体の風味に甘草やハバノリの風味、肝のソースのコク。
  贅沢ですわあ (〃^▽^〃)

・Chardonnay Cru Chale 2019
  私のワインペアリング4杯目。かみさんの3杯目。かみさんはワインペアリングラスト。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  ナッツ、バニラを思わせるような甘い芳香。
  この後の甘鯛、菊芋、しらすをこれで迎え撃ちます。

・小坪漁港の甘鯛 春野菜 バーニャカウダ ヘーゼルナッツ
  山芋、春野菜、フロマージュブランを使ったバーニャカウダソースを敷き、
  その上に甘鯛の松笠揚げを鎮座。
  よもぎの素揚げを飾り付け、ヘーゼルナッツをたっぷりと削って仕上げたもの。
  甘鯛は鱗を食ってナンボですが、こちらもサクサクのカリカリで旨いわあ。
  そこによもぎ、春野菜などの苦味、山芋のシャクシャク感。
  それらをヘーゼルナッツの香ばしさが纏め上げています。

・平塚横田さんの菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿にクリームソースを敷き、皮目を香ばしく焼き上げた菊芋の上に、
  釜揚げしらすに、生しらすを発酵したものとリコッタチーズを使って作った
  絶品のソースに、カレーリーフを散らして仕上げたものです。
  菊芋の土の香りと、生しらすを発酵した濃厚な旨味がベストマッチ。
  茄子で作っても旨いですが菊芋も旨いです。

・Rosso Cerbaiona
  私のワインペアリング5杯目。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョヴェーゼ、ピノ ネロ。
  この後のホタルイカに合わせているのでフレッシュな印象の赤をセレクト。
  なのでボディはミディアムくらいで酸味の軽やかなテイストです。

・小田原志村さんの”にこまる””黒米リゾット” 旬のホタルイカ 名残りのほうれん草
  まずはストウブ鍋での旬のホタルイカ 黒米リゾットのプレゼンテーション。
  蓋を開ける前からいい匂いが立ち込めますが、開けた瞬間に部屋中がいい匂いに。
  いったん下げて、一人前に盛り付けてのサーブ。
  旬のホタルイカ、ほうれん草、蕗の薹を使った黒米のリゾット。
  黒米の香ばしい香りにバリバリのアルデンテの仕上がり具合。
  ホタルイカのワタの旨みが凄すぎます。なんでこんなに旨いんだろう???
  そこに蕗の薹の春の苦味もアクセントに加わって。
  ストウブ鍋ごと食いたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  こんなに小さなホタルイカなのに美味しさという点では高級イカに負けません。
  こういうホタルイカだとフリットにしても美味しそう (〃^▽^〃)

・Vigna Nica Mamertino di Milazzo Rosso 2017
  私のワインペアリング6杯目。ワインペアリングラスト。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、ネーロ・ダヴォーラ、ネレッロ・マスカレーゼ、ノチェーラ。
  これぞフルボディという赤ワインのテイスト。
  果実味がとにかく素晴らしくまったりと舌に絡みつきます。
  これは旨いですし、好みです (* ̄∇ ̄*)b
  この後に控える、猪と鹿というダブルメインに合わせた一杯。

・猟師森さんより猪ロース 玉ねぎ 菜の花 野草
  シーズン最後となる猪。そのロースしゃぶしゃぶを使った料理。
  菜の花、玉ねぎのピューレを敷き、菜の花、ブロッコリー、プチベールのグリルに、
  猪ロースのしゃぶしゃぶを3枚重ねあわせ、ノビル素揚げ、
  菜の花のパウダーで仕上げたものです。
  とにかく猪の味が秀逸。これはさすがに猪メインの料理ですよ。
  3枚とも火入れを変えていて、ミディアム、ミディアムレア、レアにしゃぶしゃぶ。
  これだけ厚みのある脂なのに全然くどく無いですし、臭みなんか皆無。
  国産豚なんかよりも全然美味しいんです。これはたまらん。

・猟師森さんより鹿ロース 藁 鎌倉の人参 リンゴ ポルト酒
  まずはストウブ鍋で鹿ロースの藁焼き状態のプレゼンテーション。
  いったん下げて最後の仕上げを行います。
  サーブされたのはルージュ一色とでも申しましょうか。紅のディッシュ。
  皿にポルト酒と発酵したリンゴを加えたソースを敷き、
  人参のピューレ、人参のローストを添え、その上に鹿ロース藁焼きを鎮座。
  さらに上にりんごを散らしたものです。
  ポルト酒とリンゴの甘くて酸味のある味わいに、
  柔らかくレアに火を入れた鹿ロース藁焼きが凄く合います。
  伊豆で仕留めた鹿らしいのですが、本州の鹿らしく癖も少なくて、
  人参の甘みとかとも調和しているんです。
  イル ノードでは野菜を美味しく食べてもらいたいという想いから、
  トリュフでもなんでも癖の強い食材は使いません。
  あくまでも野菜が主役であるというスタンスはブレないんです。
  それこそがイル ノードらしさなので (〃^▽^〃)

・Villa de Varda Acquavite 1975 3300円
  私のオーダーです。
  イタリア・トレンティーノのグラッパ。
  ぶどうは、ピノ・ネロ、テロルデゴ。
  ソムリエールからオススメのグラッパがあるとの案内を受けていて、
  ワインペアリングとは別枠で食後酒として試してみることにしました。
  2本並べられましたがその説明からしてこちらのグラッパが断然推し。
  お値段も相当なものですが、滅多に飲まないグラッパですのでこちらをチョイス。
  1975年10月20日、現在の当主ルイージ・ドルツァンに、
  長男ミケーレが生まれたことを祝い、ピノ・ネロとテロルデゴのワインを
  銅窯で6回蒸留。その後3日間で零度まで冷却してぶどうの油分と不純物を除去。
  オークの小樽で43年間熟成したグラッパ。
  ということは瓶詰されたのが2018年で、この日飲むのが46年以上の時を超えて。
  色味はブランデーよりも琥珀色になるのかな。
  アルコール度数は40%としっかりとあります。
  飲んでみた第一印象は、柔らかなブランデーの味わい。丸みがあるというのか。
  かみさんに飲ませると匂いを嗅いだだけでアウトなくらいに度数はきついのに。
  何口も飲み進むにつれ余計にそう感じるんです。
  無茶苦茶高価なグラッパですけど、その実力を十分に感じ取れました。
  46年以上の時間は伊達じゃないぜみたいな。

・小田原中戸川さんの湘南ポモロン ビーツ リコッタチーズ
  こちらも情熱的な赤が印象的なドルチェ。
  湘南ポモロンというトマトに、発酵ビーツを重ねあわせ、
  リコッタチーズアイスを乗せて、ビーツパウダー、オリーブオイルで仕上げたもの。
  湘南ポモロンの酸味と旨みに、発酵ビーツの食感と塩気が心地良く。

・セミフレッド 畑の蕗の薹 塩
  皿に細かくスライスしたアーモンドを敷き、
  蕗の薹を混ぜ込んだセミフレッドを鎮座。
  上には素揚げした蕗の薹。
  塩とアイスの甘さは鉄板の相性ですし、蕗の薹の大人の味わいが秀逸。
  大人の階段を登る途中の若い方に食べていただきたいドルチェ。

・熊本県自然栽培やぶきた 紅(くれない) +100円
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生します。
  自然栽培のやぶきた・在来種の二番茶を、
  しおらせた後に、揉み込んで発酵させて作った紅茶です。
  紅茶ではあるのですがタンニンが穏やかでスッキリとした味わい。
  優しい味のダージリンティーというか。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  苦味が印象的。私の定番。

これでサービス料10%を加えて〆て40260円。一人当たり20130円。

今回はワインペアリング5杯のところを6杯飲んだのと、
さらには高価なグラッパを追加でオーダーしましたので、初の2万円台/人を
マークしましたが、それでも全然お得であることに変わりはありません。

なにせ今宵も全14皿。
それも、鰆、平目、黒鮑、甘鯛、猪、鹿というメイン級食材のオンパレード。
それらメイン級食材を脇役にさせてしまうほどの野菜、ハーブ、野草、果物の数々。

どの皿もイマイチなものは一つも無くて、入魂の逸品揃い。

入店してから、階段を降りて角送りをされるまで、終始幸せな気分に浸らせてくれて。

この幸せな気分を味わうために。それこそがレストランたる所以。

ご馳走様です!(2022/3現在、3.93ポイント)


この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ちょうどにお店に到着。
既にお店の電気が点いていましたのでドアを開けて店内に入り、
まずは手指消毒をしてから席に案内されます。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席(^^)/
とはいってもコースの提供中はシェフは調理に集中していますので、
無駄口を叩く暇は無いんですけどね(^^;
それでも気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

この日もBGMはジャズ。

今宵は3組計6名での晩餐になります。この人数で満席御礼です(^^)

飲み物は私は、

・5種ワインペアリング ?円

かみさんは、

・3種ワインペアリング ?円

をオーダーすることにしました。

それぞれのお値段が分かりませんが、合計して9180円なので
間違いなくペアリングにした方がお得ですよ(^^)

この日に頂いた内容は以下になります。

・本日のシャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  銘柄は失念。
  しっかりと辛口で相変わらず美味しいです。

・渡辺農園の大根 ポタージュ 大根さや 葉
  円筒状の器でのサーブ。
  一本丸ごと大根を使ったポタージュ。
  大根の葉を香ばしく焼いたものと小田原産黒トリュフを添えて。
  大根の甘みが出ていて、穏やかな風味の小田原産黒トリュフが花を添えます。
  じんわりと美味しい(^^)

・小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 小田原の天然ナメコ
  まずはサザエの壺焼きの状態でプレゼンテーション。
  サザエとアーモンドバターのいい香り(^^)
  一旦下げて最後の仕上げを施してから完成です。
  バゲットの上に、刻んだ活サザエ アーモンドバター壺焼き。
  そこに小田原の天然ナメコのソテーを添えて。
  天然ナメコはソテーにしているからかヌルヌルは弱まっていますね。
  シャキシャキ食感でスーパーで売っているナメコとは違います。
  そこにアーモンドバターをまとったサザエの旨み。
  サザエは壺焼きや刺身が有名ですが、この食い方が一番好きかも。

・森の名工 楠本さんの椎茸 畑の野草 春菊 ラルド
  珍しく関東近郊を飛び出し長崎の食材を。
  春菊のペーストを皿に敷き、長崎県楠本さんの椎茸ステーキ、椎茸チップ、
  はこべなどの野菜の素揚げをあしらったもの。
  この椎茸ステーキが旨いんだよなあ(^^)
  そんじょそこらの松茸よりも椎茸の方が味が濃くて美味しいと思うんですけど。
  そこに春菊やはこべなどの野草の苦味が加わって極上ですやん。
  生産者同士の横のつながりから楠本さんの椎茸に出逢ったそうです(^^)

・Torraccia del Piantavigna 2019 Barlàn Rosato
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワイン。
  ぶどうは、ネッピオーロ100%。
  フルーティーな甘い芳香。ロゼらしく。
  しかしながら飲み口はタンニンがしっかりとあり辛口です。
  なかなかの美味しさ。

・天城 下山さんの3年アマゴ 黄金いくら 本ワサビ 畑のビーツ 横田さんのバラ
  鱒のような見事な大きさの3年もののアマゴを使用。
  アマゴをマリネして燻製し、自家製サワークリームと黄金いくらを乗せ、
  真空調理したビーツ、発酵したビーツ、パウダーにしたビーツ、
  オーガニックの薔薇を添えたものです。
  アマゴ自体の身の美味しさ、燻製香、黄金いくらの旨みもありますが、
  この色鮮やかな様々な調理法のビーツが秀逸なんです(^^)

・Roero Arneis 2020 DEMARIE
  かみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、アルネイス100%。
  白桃のようなニュアンス。甘いだけでは無くて奥に辛さも備えていて。
  これはまさにかみさん好みですよ。

・粉雪ベルベル 1320円
  これはワインペアリング外の追加オーダー。
  この後に 八木下さんのベルガモットを使った料理が来ますので、
  それとの相性を考えての提案です。もちろんその提案に乗っかります(^^)
  伊豆韮山のクラフトビール 反射炉ビヤの醸造する
  ベルガモットを使用したベルジャンホワイト。
  330ml瓶でアルコール度数は5.5%。
  ベルガモットの柑橘フレーバーが程よく効いていて、
  苦いビールが苦手なかみさんでも美味しいとの評。
  その後の小松菜の皿とも相性が良かったです(^^)

・天城下山さんの12か月アマゴ再構築 ケール ハヤトウリ 八木下さんのベルガモット
  アマゴを捌いて骨は煎餅にして、それらをケールに巻いて春巻にしたもの。
  ベルガモットのソースを敷き、 ハヤトウリ、プチベールを添えています。
  春巻の中にはピリッとした唐辛子のアクセントも。これは嬉しい(^^)
  香ばしさ、苦味、甘み、辛味、いろんな要素との協演です。

・小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜色々
  皿に小松菜のピューレを敷き、その上にボイルした小松菜、発酵した小松菜。
  そしてその上に皮がパリパリで身はしっとりの鰆。
  さらにその上にフレッシュな小松菜、ローストした小松菜、小松菜のチップス。
  まさに小松菜6変化!サイドには青日向夏のジャムも添えて。
  そして皿は青磁。イル ノードお得意の青一色の一皿の出来上がり。
  とにかくこれは小松菜の辛味、風味、苦味を味わう皿。
  しっとりと身の柔らかい鰆には申し訳ないのですが、
  フォークで身をほぐして、小松菜のピューレ、青日向夏のジャムと混ぜて、
  それを贅沢にもソースにして小松菜を食べ進めました(^^)
  魚介類をソースにして主役の野菜を味わう。これぞイル ノードの真骨頂。
  シェフからのアドバイスではなく私独自のやり方なんですが、
  なんとなくこういう風に食べた方がイル ノードらしいよなと考えて(^^)  

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  そもそも皿数が多いのでパンをがっつかないように。

・渡辺農園 芋煮会 ホタテ ヨモギ 八木下さんの青日向夏
  皿にイタリアンパセリオイル、じゃがいもペーストを敷き、
  その上に帆立のローストを鎮座。脇を里芋、薩摩芋、ジャガイモで固め、
  八木下さんの青日向夏スライス、蓬の素揚げをトッピング。
  甘じょっぱい芋煮を想像していた私が馬鹿でしたが、
  なんともお上品でゴージャスな芋煮会ですよ(^^)
  帆立のローストも香ばしさと甘み、旨みが出ていて美味いなあ。
  そして青日向夏の柑橘系のビター感、甘みに、蓬の苦味、
  イタリアンパセリオイルの香りも合わさってこれまたたまらん一皿に。

・White Noise 2019
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
  オーストラリア・ヴィクトリアの白ワイン。
  ぶどうは、リースリング60%、ゲヴュルツトラミネール40%。
  自然派ワインなのですが癖も無くて、Roero Arneis 2020 DEMARIEにも似た味わい。
  やや軽めでほんのり甘いです。かみさんも美味しいと。
  その代わりエチケットは自然派ワインらしいアヴァンギャルドなものでした。

・長田ファーム湘南地鶏 小田原山北クレソン 小坪漁港の天然ワカメ
  湘南地鶏と小田原山北のクレソンをアンチョビとケイパーも加えて
  蒸し煮にして温サラダ仕立てに。そこにクレソンのピューレ、ワカメも添えて。
  たまたまなのですが、イル ノードで鶏を食べるのは初めてかも?
  もちろん今回も地鶏は脇役に徹していて、その出汁をまとったクレソンが主役。

・白子ムニエル 渡辺農園のカブ もものすけ 鵠沼醤油
  皿の上に鵠沼魚醤のソース、白カブのピューレを敷き、
  その上に、白子ムニエル、もものすけのソテーを鎮座。
  さらに白カブのスライス、カブの葉のローストを飾り付け。
  これまた贅沢に白子ムニエルを潰して、鵠沼魚醤のソース、
  白カブのピューレと混ぜ合わせてソースにして、
  甘くて美味しい渡辺農園のカブ もものすけを食べるという趣向。
  これが絶品なんすよ(^^)/
  食べやすさも考えて、それぞれの素材も切り刻んで、
  スプーンで食べるようなイメージ。
  まさかの白子がソース扱いにされ、もものすけの引き立て役に回ると。
  先ほどの鰆は自分で勝手にソースにして食べたのですが、
  こちらの皿はシェフからの指示でソースにして食べたものです。
  やっぱこういう食べ方がイル ノードの真骨頂なんだなあと実感。
  皆さんも容赦なくソースにして食べてください!

・DELAOle 2020
  私のワインペアリング4杯目。
  滋賀県・ヒトミワイナリーのオレンジワイン。
  ぶどうは、デラウェア100%。
  デラウェアらしい甘い芳香なのに飲むとタンニンがしっかり。
  酸味も有り辛口でかつ飲みやすいです。
  白子のムニエルに合わせたものですが、白と赤の特長を併せ持つ
  オレンジワインならではの鉄板の相性でしたね(^^)
  このワインは2回目ですが旨いなあ。

・旬の菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ
  イル ノードのスペシャリテのアレンジバージョン。
  皮付きの菊芋ローストと釜揚げしらすに、生しらすを発酵したものと、
  リコッタチーズ、ケールを乗せ、クリームソースを敷き、
  カレーリーフを散らして仕上げたものです。
  いつもはナスで作ることが多いのですが今回は菊芋。
  菊芋の土の香りと、生しらすを発酵した濃厚な旨味がベストマッチ。
  山椒のようなアクセントを与えるカレーリーフも無くてはならない存在。
  初めて食べる人はびっくりすると思うんだけどなあ。旨過ぎて。

・Franconia 2018 Bortolusso
  私のワインペアリング5杯目。これで私もラスト。
  イタリア・フリウリの赤ワイン。
  ぶどうは、フランコニア100%。
  果実味が印象的。凝縮したベリー系の。
  何となくですがサンジョヴェーゼみたいな。
  タンニンと酸味もなかなか。
  フルボディでは無いですがミディアムのややフル寄り。

・小田原猟師森さんの猪ロース 藁 人参 発酵リンゴ ポルト酒
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された猪肉のプレゼンテーション。
  ちゃんと見せ場を作ってくれますぜ!
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  皿の上にポルト酒のソース、人参のピューレを敷き、
  金美人参と紫人参のロースト、発酵リンゴを忍ばせ、
  その上に、猪のロースを重ねあわせ、人参の葉のフリットを飾り付け。
  そうそう、フロマージュブランも添えられていました。
  この皿はとにかく猪が旨い(^^)/
  赤身と脂身が1対1くらいの比率なので重たいイメージがあるのですが、
  その脂身が甘くて胃にもたれないんです。
  人参のピューレ、フロマージュブランもいい仕事をしてくれるのですが、
  圧巻なのが発酵リンゴの存在。
  この酸味が猪の脂身と調和してさらに美味しく頂けたんです(^^)
  いやあ、旨いわ。私が2021年に食べた猪No.1です!いや、2020年を含めても。
  この皿は猪とリンゴが主役でしたね。イル ノードでは珍しく肉が主役。

・湘南カルボナーラ 長田ファーム卵 猟師森さん猪バラ肉 小田原黒トリュフ
  イタリアンのコースでは珍しいカルボナーラ。
  お客様からの要望もあったり、重たいカルボナーラでも
  コースの〆だったらいいかなということで出してみたそうです。
  地鶏でも登場した長田ファームの卵と、猪バラ肉、黒トリュフによるカルボナーラ。
  〆ですが200gくらい食えそうなんすけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・リンゴのクラフティ 小松菜最終形態
  リンゴのクラフティというリンゴの焼きカスタードプリンの上に、
  小松菜の最終形態となる小松菜のジェラートを乗せたもの。
  そこにオリーブオイルを垂らして。
  小松菜の辛味と苦味が満載のまさに大人味のジェラート。
  子供は泣いちまうぜみたいな。
  リンゴのクラフティと混ぜて食べると角が取れて凄く美味しくなります(^^)
  ジェラートだけ食べるとさすがに青臭いので。
  つうかこのジェラートに塩とか振って、おつまみにもなりそうですけど。

・セミフレッド ナッツ 塩 サツマイモ はるみ ハーブ
  アーモンド、ヘーゼルナッツ、塩で作ったセミフレッドに、
  サツマイモ、はるみという柑橘のスライス、バラ、ハーブを散らしたもの。
  私は柑橘類とその皮が好きなのですが、ここでもそれが使われていて、
  ビターな味わいを加えてくれるのが嬉しい(^^)
  イル ノードの料理には野菜もそうですが、果実の酸味、苦味、甘みも
  効果的に加えたり、添えたりするのが好きなんです。

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子) +100円
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生します。
  まさに柚子風味の紅茶です。かみさんの定番。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  今回のはわりと苦味が印象的だったかも。私の定番。

これでサービス料10%を加えて〆て38280円。一人当たり19140円。

今宵も全14皿。
イマイチなものは一つもなくて、全て大満足(^^)/

いつもボリュームが凄いんですけど、野菜がメインなので胃に収まりやすいんです。
そうは言っても魚介類や肉も使っていますので、胃には蓄積されていくのですが、
野菜や果実の酸味、苦味、甘み、渋みなどを効果的に配して、
胃にもたれなくて、飽きないで、ワクワクしながら食べ進められるんです(^^)

イル ノードはイタリアンの技法をベースにしていますので、
食べログのジャンル的にもイタリアンが筆頭になっていますが、
何度も紹介している通り、生産者が大事に育てた野菜を主役にした料理なんです。
イノベーティブでも無いですし、野菜料理でも無いですし。
なのでご本人も仰っている通り「松井料理」なんでしょうね(^^;

今回の皿の中では、鰆をソースにして小松菜を頂き、
白子をソースにしてカブのもものすけを頂くと。冗談抜きにホント美味しいんです。

普通は逆なのですが、そういうレストランが有ってもいいじゃないですか。
そんなイル ノードをこれからも応援します!

ご馳走様です!(2021/12現在、3.95ポイント)



2021年10月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ちょうどにお店に到着。電車が1本無くなっちゃってギリギリに・・・
既にお店の電気が点いていましたのでドアを開けて店内に入り、
まずは手指消毒をして席に案内されます。

お店はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
この席が、シェフの目の前ですので特等席(^^)/

この日はジャズのBGMが流れていました。珍しい。

我々のあとすぐに全員が揃い、今宵は2組計4名での晩餐になります。

飲み物は私は、

・5種ワインペアリング ?円

かみさんは、

・3種ワインペアリング ?円

をオーダーすることにしました。

それぞれのお値段が分かりませんが、合計して9300円なので
間違いなくペアリングにした方がお得ですよ(^^)

この日に頂いた内容は以下になります。

・本日のシャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  Claude Cazals Carte Or Blanc de Blancs Grand Cru N.V.です。
  シャルドネ100%でグレープフルーツのようなビター感。
  しっかりと辛口で美味しいです。

・小坪漁港 カマス 炙り 葉生姜 エゴマ クスクス
  スプーンの上にクスクスを敷き、 葉生姜 パリパリに仕上げたエゴマ、
  そしてカマスの炙りを乗せて、一口でパクリと。
  カマスの程よい脂、エゴマのパリパリ食感、葉生姜の香り。
  それらを下支えするクスクス。
  いいスタートです(^^)

・小坪漁港の真タコ 天城本ワサビ 畑のビーツ 紫蘇
  ビーツの赤紫が印象的な一皿。
  真空調理したビーツ、発酵したビーツ、真タコ、自家製サワークリーム。
  いろんなビーツの食感と味わい。そして紫蘇がアクセントに。

・小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 天然香茸
  まずはサザエの壺焼きの状態でプレゼンテーション。
  サザエとアーモンドバターのいい香り(^^)
  定番のサザエですが、一旦下げて最後の仕上げを施して完成です。
  バゲットの上に、刻んだ活サザエ アーモンドバター壺焼き。
  そこに天然香茸のグリルを添えて。
  この香茸の香りと旨味がサザエに負けないんです。
  香茸とサザエ、アーモンドバターのコラボレーションによる至福の一皿。
  同じ素材を使っても全然違う表情を見せるんですよ(^^)
  それが季節・旬であるし、天然素材の良いところでしょう。

・Demarie Roero Arneis 2019
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、アルネイス100%。
  テイストは、桃とアプリコットのニュアンスがあります。
  フルーティーで柔らかい口当たりと飲み心地。

・天城下山さんの12か月アマゴ再構築 ピーマン 胡瓜 八木下さんのベルガモット
  アマゴとはヤマメのことですが、12か月のアマゴをマリネして火入れ。
  骨は骨煎餅にして、ほぐした身と春巻きの皮で包んで揚げたものです。
  下には茸のピクルスとベルガモットソースを敷いて、
  ピーマンと胡瓜を刻んだものを散らしたものです。
  アマゴが再構築されてパワーアップした旨味と、
  ベルガモットの柑橘の香りの協演。

・天城下山さんの3年アマゴ 渡辺農園の長ネギ マヨネーズ
  3年ものアマゴですので鱒のような見事な大きさに。
  長ネギと茸の炙りとマヨネーズを敷いて、ギリギリに火を入れたアマゴを鎮座。
  そしてカリカリに焼き上げた皮を添えて完成。
  炙った長ネギはフレッシュ感を残していてシャキシャキ。
  そこに特製マヨネーズのコクと酸味と旨み。
  アマゴの身はしっとりとレア。低温調理のような仕上がりですよ。
  もちろんパリパリの皮は絶品でねえ(^^)

・小田原山北のモクズガニ クレソン 香茸 志村さんのマコモダケ
  これも貴重な食材のオンパレード(^^)
  TVでも紹介された天然食材ハンター 谷田さんの獲ったモクズガニの身をボイルし、
  香茸、マコモダケのグリルも合わせ、クレソンのペースト、クレソンのパウダー、
  フレッシュクレソンで仕上げたものです。
  それぞれ異なる旨味、甘味、苦味、酸味が味わえる一皿。
  
・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。

・ DELAOle 2020
  私のワインペアリング3杯目。
  滋賀県・ヒトミワイナリーのオレンジワイン。
  ぶどうは、デラウェア100%。
  デラウェアらしい甘い芳香なのに飲むとタンニンがしっかり。
  辛口でかつ飲みやすいです。
  今回の中ではソムリエールイチオシのワインでした。
  コース全般を通して合わせられるワインと仰っていましたが、
  まさに白と赤の両方の性質を持つオレンジワインだからこそでしょうね(^^)

・小坪漁港のイサキ カダイフ 渡辺農園の人参 レモン
  これまたオシャレな岩盤プレートでのサーブ。
  人参のピューレ、人参のグリル、人参パウダーを敷き、
  イサキのカダイフ巻き揚げを鎮座させ、その上に人参のマリネ、人参の葉のフリット。
  そしてレモンで仕上げたものです。
  まさかのイサキのカダイフ巻き揚げがソース代わりで、
  人参を主役に食べるイルノードお得意の野菜メインの一皿。
  人参嫌いの方も克服出来るかもよ?

・小坪漁港の太刀魚 秋野菜 バーニャカウダ 谷田さんの小田原トリュフ
  白菜、つるむらさき、金時草をボイルしてバーニャカウダに仕立て上げ、
  その上に、カリカリに焼き上げた太刀魚を乗せ、小田原の黒トリュフで仕上げ。
  太刀魚は皮はカリカリで身はとろとろ。たまらんです。
  黒トリュフは良い土の香りがして変にガス臭く無いのが好み(^^)
  そこに野菜のシャキシャキ感も加わり、これも旨いなあ。

・Passion Weissburgunder Riserva 2017
  私のワインペアリング4杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
  イタリア・トレンティーの白ワイン。
  ぶどうは、ピノビアンコ100%。
  しっかりと辛口でこれからの皿を引き立ててくれます。

・小坪漁港かず丸さんの鎌倉海老 渡辺農園秋の芋達 ヨモギ 青ミカン
  ジャガイモのピューレを敷いて、鎌倉海老のロースト、ジャガイモ、
  サツマイモ、里芋のロースト、青ミカンスライスも添え、蓬の素揚げもトッピングし、
  イタリアンパセリとオリーブオイルを使ったオイル、
  青みかんのソースで仕上げた一皿。
  オイル、蓬、青ミカンが、鎌倉海老の甘みを引き出しています。
  特に青ミカンがいい仕事をしている印象を受けました。

・渡辺農園の米ナス もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ
  もはやイルノードのスペシャリテと言っても過言ではない一皿。
  米ナスステーキと釜揚げしらすに、生しらすを発酵したものと、
  リコッタチーズで作ったソースを敷き、カレーリーフを散らして仕上げたもの。
  とにかくしらすを発酵したソースが絶品で、ナスを極上の逸品へと昇華。
  山椒のようなアクセントを与えるカレーリーフも無くてはならない存在。
  このソースを瓶詰で売って欲しい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・タリアテッレ 鎌倉海老 山北の天然舞茸 トマトソース
  高級感漂う渋い色合いのプレートでのサーブ。
  自家製タリアテッレ トマトソースに、天然舞茸、オオモミタケ、
  ホウキタケというこれまた珍しい茸のソテーを合わせ、
  これまた贅沢にも鎌倉海老の頭のグリルを添えたものです。
  私を含めて全員、頭の身をほじくるときには無言 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  イルノードで食べた中では一番豪華なパスタではと思います。
  ボリュームも含めて。

・Taurasi Radici 2010 Mastroberardino
  私のワインペアリング5杯目。これで私もラスト。
  イタリア・カンパーニャの赤ワイン。
  ぶどうは、アリアニコ100%。
  貴重なものを入荷したようで、小田原の鹿肉に合わせてのサーブ。
  酸味のあるプラムのようなテイストで、フルボディ過ぎないフルボディ。
  蝦夷鹿ではなく本州の鹿肉にはこのくらいがジャストなんだと思います。

・小田原漁師原さんの鹿ロース 藁 渡辺農園のナス ハラペーニョ ポルト酒
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された鹿肉のプレゼンテーション。
  写真の撮影タイムですぜ!
  イルノードではこういう見せ場も作ってくれるので
  特に若いカップルの方などには思い出となり喜ばれると思います(^^)
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  鹿肉のロースを中心に従え、茄子のピューレを敷き、
  四角豆、いんげん、万願寺とうがらし、パプリカのソテー、
  そしてハラペーニョソースとポルト酒のソースで仕上げたものです。
  鹿肉は想像した通りにアッサリとした赤身の味わいで、
  サーブされた赤ワインとの相性は見事。
  肉食ってるけど、野菜も食ってる感覚になるのがイルノードらしさ。

・秋のはじまり ナシ ナス ほうじ茶 フロマージュブラン
  梨と茄子をダイス状にカットし、フロマージュブランを合わせ、
  ほうじ茶アイスを乗せて、初摘みのオリーブオイルで仕上げたドルチェ。
  茄子をドルチェに?と思われるかも知れませんが、
  イルノードでは野菜をドルチェに使うのは当たり前のことであり、
  今回も自然に調和していました。
  個人的には、アイスがよくここまでほうじ茶フレーバーを出せたなあと。

・「ゴボーネ」イタリア・ピエモンテ郷土料理ボネとゴボウの組み合わせ
  まさに語呂合わせのようなネーミング。
  しかしながら内容はお茶ら気では無くて、ボネなるカカオプリンが
  無茶苦茶濃厚で好みのドストライク(^^)
  そこに牛蒡チップスの香ばしさ、ピンクペッパーのシャープな辛味が加わり、
  大人のドルチェの完成です。

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子) +100円
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生。
  まさに柚子風味の紅茶ですよ。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  よくあるエスプレッソマシン抽出では無いのでスッキリとした味わいです。

これでサービス料10%を加えて〆て36960円。一人当たり18480円。

いやあ、今宵も大満足なんすけど(^^)/
そして普段よりも料理のボリュームも有ったかな?

とても12100円で提供できる皿数と食材では無いですよ。
リアルに感謝ですもんm(_ _)m

天然食材ハンターの谷田さんの特番が、Nスタで放映されましたので、
そちらを拝見してからの訪問となりましたが、イルノードがお付き合いをしている
生産者の方々がどれだけ食材を大事にし、環境を大事にされているのかが分かります。
生産者から譲り受けた大事な食材をイルノードが余すことなく調理する。
そして美味しくて、そしてリーズナブルで、そして居心地も良くて(^^)

これで2回連続でワインペアリングとともに料理を楽しむことが出来ました。
願わくば年内にもう一度伺いたいところですので、百合子の発言には注視したいです。
百合子が酒を飲むな!と言うと、神奈川県も道連れになりまして・・・

飲食店 = 禁酒ではなくて、何かしらの緩和策も期待しながら
次回伺える日を楽しみにして待つことにします(^^)

長い目で見ればそういうことも有ったよねえと笑って語れる未来に向かって。

ご馳走様です!(2021/10現在、3.89ポイント)



2021年7月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時前にお店に到着。
18時一斉スタートですので絶対に遅刻はできません!ビシッ!
お店の電気が点いてからドアを開けて店内に入るとすぐにソムリエールに迎えられます。

手指消毒をして席に案内をされます。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
最近は必ずこちらに案内されるのですが、シェフの目の前ですので特等席(^^)

BGMはありません。
以前は音量は小さめで洋楽ロック系のナンバーをかけていましたが、
そういえば最近はかけてないですね。

18時ちょうどくらいに全員が揃い、今宵は3組計6名での晩餐になります。

ということで私は、

・5種ワインペアリング ?円 ※逆算すると4600円に?安過ぎるので何か間違ってるな。

かみさんは、アラカルトオーダーで攻めることにしました。

この日に頂いた内容は以下になります。

・シャンパン
  私のワインペアリング1杯目。
  シャルドネ100%でどっしりと重量感のあるテイスト。

・グラススプマンテ 990円
  かみさんのオーダーです。
  シャンパンに比べると色味も薄くて軽いテイストがありますが、
  これでも十分に美味しいです。

・小坪のアオリイカ 中戸川さんの湘南ポモロン 渡辺さんの四葉胡瓜 サワークリーム
  下にピーマンとそのソースを敷き、四葉胡瓜のスライスにサワークリーム、
  アオリイカ、湘南ポモロンというトマト、フェンネルの花をトッピング。
  オリーブオイルも掛かっていてよく混ぜて頂きます。
  サワークリームの爽やかさとフェンネルの花の香りがマッチ。
  そこにトマトの酸味と味の濃い胡瓜の食感、アオリイカの旨味。
  これらが一体となってたまらんよね(^^)

・小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 渡辺農園のふだん草
  まずはサザエの壺焼きの状態でプレゼンテーション。
  サザエとアーモンドバターのいい香り(^^)
  一旦下げて最後の仕上げを施して完成です。
  バゲットの上に、刻んだ活サザエ アーモンドバター壺焼き。
  そこにふだん草のチップスを添えて。
  ふだん草とはホウレン草の仲間みたいですが、柔らかな苦味と酸味がありました。
  癖は無くて食べやすいです。
  サザエって観光地では刺身で出されることも多いですが、
  私の持論として、貝類は火を通すなどの仕事をした方が間違いなく美味しいです。
  これを食べるとそれを確信しますよ(^^)刺身を全否定するわけではないですが。

・白ワイン ヴェルヴェッキオ
  私のワインペアリング2杯目。
  柑橘系のフレーバーで飲むとスッキリ辛口テイスト。
  オールラウンドプレイヤー的な白ワインに思えました。

・初夏の稚鮎 渡辺農園のピーマン 胡瓜 八木下さんのベルガモット
  皿に、ベルガモットソース、ピーマン、焼いた四葉胡瓜を敷き、
  その上に、ライスペーパーを巻いて揚げた稚鮎を鎮座。
  全体的に甘酸っぱい印象で、言葉は悪いですが高級な南蛮漬け。
  こういう稚鮎の食べ方は初めてですが新鮮ですね(^^)
  大体が塩焼きとか天ぷらが多いので。

・天城 下山さんの3年アマゴ 渡辺農園のビーツ(発酵) 横田さんの薔薇 紫蘇
  3年アマゴのマリネで黄金いくらを巻き込み、
  下と上から渡辺農園のビーツ(発酵)で挟み込み、
  オーガニックの薔薇、野草のかたばみ、オリーブオイルを散らしたもの。
  ビーツは1ヶ月塩漬けにしていますので、紫色ではなくて茶色くなっています。
  これが何気に大根でも蕪でも無くて、しょっぱくも無く、ポリポリ食感で旨いと。

・小坪漁港のサバ 渡辺農園のズッキーニ色々 八木下さんの甘夏
  皿の上に甘夏のペーストを敷き、サバのソテーとズッキーニ5变化を添えたもの。
  5変化とは、ズッキーニのペースト、マリネ、グリル、ボイル、チップスだったかな。
  イルノード定番の皿も含めて青で纏め上げた一皿。
  この美味しいサバですら、ズッキーニを味わうためのガルニ代わりかも。

・白ワイン ピエモンテ シャルドネ
  私のワインペアリング3杯目。
  2杯目よりもライトな印象、
  まさかの写真撮り忘れ・・・

・真鶴岩の岩牡蠣 ヴァポーレ 渡辺農園の新玉ねぎ 万願寺唐辛子 空心菜
  皿の上に、新玉ねぎのピューレ、万願寺ジュースを敷き、
  蒸した岩牡蠣、空心菜を積み重ね、おかのりの素揚げをトッピングしたものです。
  新玉ねぎの甘みもありますが、苦味を味わう料理でしたね。
  おかのりって陸海苔と書くのですが、確かに海苔っぽいかも。

・自家製レモンサワー 880円
  かみさんのオーダーです。
  八木下さんのレモンを使用した自家製リモンチェッロを炭酸で割ったものです。
  レモンピールの苦味がしっかりと効いています。
  一度飲んだことがありますが旨いねえ(^^)
  飲みやすくて気付きにくいのですが、わりとアルコール度数も高いと思います。

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  この後の皿のソースを食べきるために大事に活用します。

・小坪漁港かず丸さんの鱧 渡辺農園のナス パプリカ ハラペーニョ モロヘイヤ
  皿の上に、ナスのピューレを敷き、
  サイドに、パプリカ・万願寺・ハラペーニョのソースだったかな。
  ナスのピューレの上には蒸したナス、鱧のローストを鎮座させ、
  モロヘイヤのチップスをあしらったものです。
  鱧は神経〆してから骨切りを施したもの。
  茄子も見事ですが、この皿は鱧の香ばしさと美味しさが秀逸。

・夏のホタテ 渡辺農園のジャガイモ ヨモギ 西内小夏 レモン
  皿の上に、西内小夏というミカンとレモンで作ったソースを敷き、
  その上に、帆立ローストとジャガイモを鎮座。
  そしてヨモギチップスを添えたものです。
  帆立ローストは貝柱がしまっていて味が濃いです。
  そこに柑橘系の爽やかさとヨモギの苦味のコントラスト。
  帆立の甘みを上手く引き出していると思いました(^^)

・ロゼ サンジョベーゼ
  私のワインペアリング4杯目。
  ロゼって甘いイメージがあるのですが全くそんなことはなく、
  いい意味でロゼらしくない辛口で美味しかったです。

・小坪漁港かず丸さんのアオリイカ part2 カダイフ イカ墨 湘南レッド
  アオリイカの2回目の登場なのでpart2。
  アオリイカのゲソと墨を使ったソースにアオリイカの身、
  湘南レッドという紫玉ねぎを合わせ、カダイフを乗せたものです。
  カダイフをソースに混ぜ込んで、なんちゃってパスタパエリアみたいに食べます。
  こういう趣向も面白いですね。
  part2で出てくるのも食材を余すことなく使い切りたいから。
  野菜とかも食べれる部分は全部使い切っているんだと思いますよ。
  おそらくイルノードの生ごみは最小限のものしか無いと思います。

・自家製レモンサワー 880円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・渡辺農園の焼きナス もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ
  皿の上に、1ヵ月発酵したシラスとクリームソースを使ったソース、
  ケールパウダーをアクセントに散らし、焼きナスを鎮座させ、
  リコッタチーズ、釜揚げシラス、カレーリーフをあしらったものです。
  この発酵シラス使ったソースがこれまた秀逸で(^^)
  そして無茶苦茶香ばしい焼きナスの香り、釜揚げシラス、カレーリーフが
  混然一体となって極上の一皿に仕上がっています。
  この皿はイルノードのスペシャリテと言っても過言では無いかも。
  このソースを自宅に常備したいくらい。
  鎌倉バーニャカウダソースみたいなネーミングで。

・常温 スパゲッティ ホワイトアスパラ ウニ イタリアンパセリオイル
  シェフから言われて知ったのですが、実はイタリア人は冷製パスタを食わないんです。
  イタリア人からするとパスタは温かいもので、せいぜい常温で食べるくらいだと。
  目からうろこでしたが、冷製カッペリーニというのは日本人の発明なんでしょうね。
  蕎麦、素麺、冷やし中華の感覚があるのですぐに思いついたんでしょう。
  で、こちらは皿の上に、ホワイトアスパラのピューレを敷いて、
  イタリアンパセリとオリーブオイルを使ったオイルを回しかけ、
  その上に、常温にしたパスタ、雲丹、人参の花を乗せたものです。
  イタリアンパセリオイルが雲丹の甘さを引き出していました。
  初めて常温のパスタを食べましたが、違和感が無かったです。こういう料理だなと。

・赤ワイン キャンティ
  私のワインペアリング5杯目。これがラスト。
  ぶどうはサンジョベーゼを使っていましたが、果実味が印象的でした。
  そして程よいタンニンと酸味。美味しいです。
  次が赤身肉なのでそれほどのフルボディでは無いものをチョイスしたんでしょうね。

・岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園のトウモロコシ 谷田さんのサマートリュフ
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された短角牛のプレゼンテーション。
  サザエの壺焼きもですが、こういう見せ場を作ってくれるのがいいですね(^^)
  記念日とかの思い出のショットにもなりますもん。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  ちなみにストウブ鍋の中には、トウモロコシの実だけではなくて、
  芯、葉、ひげも全て入れて活用していました。
  先日、マイレビ様が自炊した、トウモロコシの芯も活用した土鍋ご飯を
  アップされていましたが、イルノードと同じことをやっていることに
  逆にそのマイレビ様に尊敬の念を抱きましたね(^^)
  さて、出来上がったものは、皿の上に、トウモロコシのピューレを敷き、
  そしてトウモロコシの実、短角牛サーロインを乗せ、
  トウモロコシのひげ、サマートリュフをトッピングし、
  それだけだと甘くなるので、赤ワインのソースもサイドに添えたものです。
  とにかくこれもトウモロコシを味わい尽くす料理と言っても過言ではありません。
  前述した通り、使える部分は全部使い切っているでしょ?
  芯とか葉まで出汁を取るために活用しているんです。ひげはちゃんと食うと。

・長谷川さんのアスパラ 八女の熟成煎茶パンナコッタ 八木下さんのレモン
  皿の上に、八女の熟成煎茶パンナコッタを乗せ、
  レモンのコンフィ、グリーンアスパラのソルベ、チップスを添えたものです。
  そこに初摘みオリーブオイルを回しかけて。
  オリーブオイルとレモンが極上のソースに。
  アスパラの良い意味での青臭さも感じ取れて、
  パンナコッタの煎茶の香りも立っています。素晴らしいです。

・小田原の木苺 平塚横田さんのバラ 鎌倉のヨモギ
  木苺のジェラートを中央に乗せ、ヨモギを使ったパンのようなものを
  細かくしたものを添えて、フレッシュなものとチップスにした
  オーガニック薔薇を散らしたものです。
  この中ではヨモギが絶妙なアクセントになっていて良かったです。

・福岡県奧八女 原島さんのほうじ茶(冷)
  コースの締めくくりのドリンク。
  珍しく私もかみさんも同じものをチョイス。2人とも初めて頼むもの。
  冷たいのにほうじ茶らしい香りが立つんです。雑味も無くて美味しい。

これでサービス料10%を加えて〆て34705円。一人当たり17353円。

今宵ももちろん満足ですよ(^^)
それもノンアルでは無くてちゃんとワインと料理を楽しむことが出来ましたので。

確かシェフがお店のメルマガか何かに書かれていたことに非常に共感を覚えました。
公式FBを眺めても書いて無いのでメルマガだった可能性が?

それを読んだ時に私が思ったことは、飲食店にはいろいろなジャンルがあります。
食堂のように空腹を満たすのが第一の役割のものもありますし、
グランメゾンのように、優雅な空間と時間、料理、サービスを提供することで、
記憶に残る、記念になる価値を提供するところも。

そしてイルノードもグランメゾンでは無いですがレストランなんです。
イタリアンじゃ無くて、松井料理レストランですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

冗談はさておき、レストランというジャンルは、単に空腹を満たすためだけではなく、
お客様に幸せな気分を味わってもらう空間だと思っています。

私のようにお気に入りのお店として何度も訪問する方もいるでしょうし、
よく見かけたのが、若いカップルの方が誕生日記念で利用していたこと。
本当に嬉しそうでしたし幸せそうでしたよ(^^)
家族や親せきの集まりでも利用していますしね。

そんなお客様の笑顔を見るためにシェフは自宅からチャリンコを使って出勤し、
畑や山を飛び周り、生産者と実際に会って、食材を確保しているんです。

そこに来ての禁酒令ですよ・・・

オープンキッチンであるが故に、シェフはその雰囲気を察するそうです。
やはりノンアルだとそこに制限が加わるんだなと。
レストランとしての使命をこれでは全うできないんだなと。

今のシステムだと、飲食店という大きな括りでしか対策はとれません。
そういう歯がゆさを数行のメルマガ?を読んだ時に私も感じたんです。

何度も書いていますが、緊急事態になろうが、まん延防止等重点措置になろうが、
イル ノードは一貫して密ではありませんし、感染対策はしっかりと行っております。
あと、地元の方はご存じだと思いますが、夜の鎌倉は人がいません!
この状況を実際に見てみてから禁酒令を出して欲しいです!!!

ご馳走様です!(2021/7現在、3.91ポイント)


2021年4月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

鎌倉は、まん延防止等重点措置区域に追加指定されてしまいましたので、
18:00~20:00(酒類の提供は無し)という時短営業、酒無しという2重苦での営業。
前回の訪問時も緊急事態宣言に入ってしまい、20:00までの時短営業でしたので、
2回続けての苦しい措置の中での訪問となりました。
私はイル ノードに何かを持ってますねえ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

どうも予約時点の状況と予約日の状況がガラリと変わってしまって・・・
それでもお店を応援したいですし、料理が美味しいのは折り紙付きですので、
コロナキャンセルはしないで楽しみにしての訪問です(^^)/

ちなみに再訪の予約を入れたのは、まん延防止等重点措置区域に
横浜市、川崎市、相模原市が指定され、鎌倉市が指定されなかった直後。
それから数日後に、まん延防止等重点措置区域に鎌倉市が追加指定されるとは
思ってもいませんでしたが、こちらのお店は、換気、マスク、2組限定など、
感染対策をしっかり実施していますし、食材の生産者を守るために
必死に営業を続けているんです。協力金だけもらって休めばいいという話ではありません。
そういうシェフの姿勢を知っていますので、余計にお店を応援です。

開店時間の18時前にお店に到着。
18時一斉スタートですので絶対に遅刻はできません!ビシッ!
前回は逆に早すぎたのですが、今回はお店の電気が点いているのを確認して入店。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
18時ちょうどくらいに若いカップルの方が来店し、カウンター手前に案内され、
今宵はこの4名での晩餐のスタートになります。
そういえば前回も若いカップルの方でしたね。私が20代の頃はケチだったので
諭吉が何枚も飛ぶようなお店には絶対に行けなかったのですが(^^;

ということで私もかみさんも、

・ノンアルコールペアリング 3400円 × 2人前 ※価格は間違っている可能性も?

をオーダーすることにしました。この日はノンアルですけん!
大人になってから人生初のノンアルコールコースディナー。
そして人生最後でありたい(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日に頂いた内容は以下になります。

・栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢「ベルジュ」スパークリングジュース
  ノンアルコールペアリング1杯目です。
  今回でこれを飲むのは3回目になりました。
  葡萄酢の酸味と甘みが効いています。

・平塚 横田さんのオーガニック薔薇 甘海老タルタル 畑のカタバミ
  生の甘海老を刻んだタルタルと、甘海老の頭を素揚げしたものを中心に、
  オーガニック薔薇、薔薇のチップス、カタバミという野草で彩りを。
  甘海老って珍しくもない食材なのですが、頭の素揚げが濃厚で、
  これだけの実力を秘めていたんだなあと実感しました。
  それを後押ししてくれたのが薔薇であり野草であり。

・ホワイトアスパラ 天城の3年アマゴ 自家製マヨネーズ 春の野草
  通常は1皿ずつのサーブなのですが時短営業ですので2品を1皿に。
  ホワイトアスパラのソテーとレアに仕上げた天城の3年アマゴの上に、
  こごみ、わらび、エシャレットなどを添えたもの。
  ホワイトアスパラのシャクシャク感、アマゴのしっとり感、
  炙った自家製マヨネーズの香ばしさ。
  それらをまとめるのが上に乗った食感の異なる野草たち。
  これも旨いなあ。

・小坪漁港 平目 フレッシュヒジキ 鎌倉 旬の筍
  フワフワに仕上げた平目に鎌倉の名残りの筍のグリル。
  そこにひじきのバーニャカウダソース、ひじきを添えたものです。
  新たなひじきの美味しさを発見ですよ。

・TOASTED CINNAMON & YUZU
  ノンアルコールペアリング2杯目です。
  まずはシナモンの香りが印象的。
  飲むとオレンジと柚子の風味がふんわりと。ほんのりと酸味と甘みもあります。

・白ミル貝 春の豆 グリーンオリーブ
  スナップエンドウ、絹さやを土台に、ミル貝のスライスに刻んだグリーンオリーブを
  まとわせ、フロマージュブラン、コシアブラ、春菊の花をトッピング。
  フロマージュブランの酸味と、野草などの苦味、白ミル貝の甘みの協演。
  これも旨いなあ。白ミル貝の甘みを最大限に引き出しているのではと。

・春のホタテ 山北 中戸川さんの湘南ポモロン クスクス サワークリーム
  クレソン風味のクスクスを敷き、緑と赤のトマトである湘南ポモロンを
  刻んだものも合わせ、帆立のグリルを鎮座させ、サワークリームをかけ、
  雪の下という野草、ディル、ディルの花を添えたものです。
  雪の下は大人の苦味を感じますね。クスクスのハーブ感、
  トマトとサワークリームの酸味、野草の苦味、そしてディルの清涼感。
  それらが帆立の甘みをこれまた引き出しているようです。
  ほんと旨いわ(^^)

・小坪漁港の鰆 渡辺農園の春キャベツ色々 八木下さんの日向夏
  キャベツのピューレを敷いた上に鰆のソテーかな。
  その上に発酵キャベツ、キャベツのチップスを添え、
  日向夏の皮も使ったジャムをあしらったものです。
  皿も淡いブルーで、イル ノードお得意の青一色のプレート。
  キャベツのチップスはそのままパリパリ食べても美味しいですが、
  今回私は砕いてピューレ等と混ぜて頂きました。
  日向夏のジャムの甘み、苦味、酸味と、発酵キャベツの酸味、旨みがアクセントに。
  これも素晴らしい一皿。
  鰆のことを言及するのを忘れるくらいに野菜たちが主役なんですよ(^^;
  かみさんは特に日向夏のジャムに感動していましたね。

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  この後の皿のソースを食べきるために大事に活用します。

・レモングラスティー
  ノンアルコールペアリング3杯目です。
  まさにその名の通りで、フレッシュなレモングラスのフレーバーが満載。

・小坪漁港(ホウボウ、蛤、浅利、新ワカメ) 山北の山
  まずは目の前でタジン鍋でのプレゼンテーションがあり、その後仕上げに入ります。
  サーブされたものは、ホウボウ、蛤、浅利、新ワカメの蒸し煮。
  茎付きのセリをたっぷりと従えて。
  もちろんそれぞれの具材も美味しいのですが、それらのエキスの出まくったスープ。
  これを飲み干さないと罰が当たります。
  ということで、自家製フォカッチャを細かくちぎって全て投入して
  それらを食べることでスープも完飲です。
  無茶苦茶濃厚な出汁が出ていてシ・ア・ワ・セ(^^)
  直前にサーブされた自家製フォカッチャは、余生短く速攻成仏しました。

・小坪漁港の甘鯛 ウロコ焼き 春の苦味 ノイリープラット蕗の薹ソース
  ノイリープラットと蕗の薹を使ったソースを敷き、
  アスパラ、うど、こごみを乗せ、さらにその上に
  うろこをパリパリに仕上げた甘鯛を鎮座。
  蕗の薹の苦味とノイリープラットのほのかな甘み。
  甘鯛の食べ方としては最強ではと思われるパリパリのうろこ。
  これもたまらんです(^^)

・平塚 横田さんの菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス(発酵) カレーリーフ
  リコッタチーズのソースを敷いて、菊芋のステーキを乗せ、
  発酵しらす、カレーリーフを散らして仕上げた一品。
  菊芋の土の香りに、リコッタチーズの酸味と旨味、
  発酵しらすの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  カレーリーフは、インドやスリランカでよく使われるハーブ。
  その名称からいわゆるカレーに使われそうなイメージですが、
  本場では、サンバル(豆・野菜料理)やトーレンなどの炒め物に
  フレッシュなものを使います。
  イル ノードでもフレッシュなカレーリーフを刻んでの使用。
  味は馴染みが無いので説明が難しいのですが、ルッコラとみかんの葉を
  足して2で割ったような風味でしょうかね。
  それだけをかじっても癖も少なくて普通に食べれますよ。

・生しぼりフレッシュジュース
  ノンアルコールペアリング4杯目です。
  清見オレンジの生しぼりフレッシュジュースです。
  まさに清見オレンジそのままの柑橘系の甘さと酸味です。

・小田原 志村さんの”にこまる”玄米リゾット 旬のホタルイカ 山北の木の芽
  まずはストウブ鍋で炊き上がりのリゾットのプレゼンテーションがあります。
  その後、皿に盛りつけ仕上げです。
  玄米をアルデンテに炊き上げ、旬のホタルイカ、山菜、筍も加えたものです。
  最後には木の芽もあしらって春の香りをさらに追加。
  固めに仕上がった玄米の食感が心地よく、ホタルイカの火入れが絶妙で、
  玄米の固さと香ばしさ、ホタルイカのワタの旨味が染みまくって至福(^^)
  4人前の鍋ごとスプーンで根こそぎ食いたい衝動に駆られますぜ。

・LO CHA TOH プーアル 2010
  ノンアルコールペアリング5杯目です。これでペアリングラスト。
  老茶頭という冠が付いています。
  「茶頭」とは、熟茶をつくるために倉庫に山積みにした茶葉に水を掛けて、
  温度を保ち、麹菌などの活動によって発酵を促せる「渥堆」の工程で、
  一部の茶葉と茶葉がくっついて玉のような塊になった状態のことです。
  それから作った貴重なプーアル茶らしいです。
  飲んでみるとそもそもプーアル茶の経験が乏しすぎて分からんです(^^;
  もちろんペットボトルのプーアル茶やウーロン茶とは違うような気も。
  芸能人格付けのように目隠しで出されたら分からんかもなあ・・・

・岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園の玉ねぎ 菜の花 山北の自然
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された短角牛のプレゼンテーション。
  イル ノードってこういう見せ場を作ってくれるのがいいですね(^^)
  初めて来られた方もリピーターの方もその光景を共有することで一体感が生まれて。
  その後、仕上げ工程を行い、皿に玉ねぎのピューレ、菜の花のジュースを敷き、
  2口大にカットした短角牛サーロインを乗せ、
  よもぎとカラスエンドウの野草の素揚げ、花山椒を散らしたものです。
  まずは玉ねぎのピューレの甘みが来て、その後に菜の花のジュースの
  辛味と香り。そして野草の苦味と花山椒の鮮烈な香り。
  この花山椒が素晴らしい仕事をしてくれています。ありがとう、花山椒!
  短角牛サーロインは赤身でミディアムレアの焼き加減。
  赤身特有のあっさり感と、肉を食ってる感もあり、前述したピューレ、ジュース、
  添え物と一緒に食べたり、そのまま食べることで様々な表情を見せてくれます。

・旬の筍 プーアル茶パンナコッタ トスカーナ初摘みオリーブオイル
  筍のシャーベットを土台にし、老茶頭のプーアル茶のパンナコッタを乗せ、
  筍の姫皮のマリネを被せたものです。
  いい意味で筍臭く無く、筍も立派なデザートに徹していました。
  姫皮もこれで成仏ですなあ。

・セミフレッド 畑の蕗の薹 塩 フキのマチェドニア
  シロップ漬けのようなフキのマチェドニアを敷いて、
  その上に蕗の薹を混ぜ込んだセミフレッド。
  しっかりと蕗の薹の苦味が出ていて大人のアイスですぜ!

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子) +100円
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生。
  まさに柚子風味の紅茶ですよ。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  いつもと違う福岡県奥八女・原島さんのほうじ茶(冷)にしようとも考えたのですが、
  直前にプーアル茶を飲んでいたのでやっぱコーヒーにしようと思いこちらを。
  この日のは苦味が柔らかくて、スッと胃に収まるようなテイストに感じました。

これでサービス料10%を加えて〆て34210円。一人当たり17105円。

時短営業ですので2時間で終わらせる必要があるのですが、
同じく時短営業の前回の11品を超えて今回は14品(パン込み)と品数アップ。
いわゆる通常期と同じ品数を出していたと思います。
その代わり一部、2品を1皿に盛りつけるなどの時短テクニックもありましたが。

そして今回はノンアルでしたので食べるペースもおのずと早くなり、
前回ほど急いで食べて飲んだ印象は無いですね。

時短&ノンアルという2重苦での営業となりましたが、
それでもこれだけの満足感を味わわせてくれました(^^)
だから不利な条件が揃っても楽しみに出来るんですよ。

次回は2重苦の営業では無い、久しぶりの通常営業に伺いたいものです。

ということでオリンピック開催月となる2021年7月初旬前後あたりに
照準を合わせて予約をしたいと思います。
その頃であれば、オリンピックを目前に控えていますので、
国も自治体もそれに合わせて調整・対策をするのではと思われますので。

冒頭でも述べましたが、緊急事態になろうが、まん延防止等重点措置になろうが、
イル ノードは一貫して密ではありませんし、感染対策はしっかりと行っております。
あと、地元の方はご存じだと思いますが、夜の鎌倉って人がいませんから。

ご馳走様です!(2021/5現在、3.92ポイント)


2021年1月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も

・シェフお任せコース 10000円(税抜)

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

緊急事態宣言の最中でしたので、18:00~20:00(酒類L.O.19:00)という営業時間。
通常は3時間以上はかかるコースなのですが2時間以内に終わるように工夫を。

ちなみに再訪の予約を入れたのは2020年11月。
予約日が緊急事態宣言になるとは思ってもいませんでしたが、
こちらのお店は、換気、マスク、2組限定など、感染対策をしっかり実施していますし、
食材の生産者を守るためにも必死に営業をしているんです。
そういうシェフの姿勢を知っていますので、キャンセルせずにお店を応援です。

開店時間の18時前にお店に到着。
18時一斉スタートですので絶対に遅刻はできません!ビシッ!
ただし早過ぎたようですが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
18時ちょうどに若いカップルの方が来店し、カウンター手前に案内され、
今宵はこの4名での晩餐のスタートになります。

ということで私は、

・5種ワインペアリング 7000円(税抜)

かみさんは、

・3種ワインペアリング 4500円(税抜)

をオーダー。

・粉雪ベルベル
  私とかみさんのワインペアリング1杯目です。
  伊豆韮山のクラフトビール 反射炉ビヤの醸造する
  ベルガモットを使用したベルジャンホワイト。
  330ml瓶でアルコール度数は5.5%。
  ベルガモットの柑橘フレーバーが程よく効いていて、
  スパークリングワインの代わりにサーブされましたが、
  まさにその代役を見事に務めてくれました(^^)
  スパークリングワインよりも甘さが無い分、私はこれでもいいなあ。
  苦いビールが苦手なかみさんでも美味しいとの評。

を頼んでカンパ~イ♪

この日のシェフお任せコース 10000円(税抜)の内容は以下になります。

・ブラウンマッシュルーム 鎌倉畑の朝摘み野草 インサラータ
  プレートに発酵マッシュルームのソースを敷き、ローストマッシュルーム、
  生ハム、生マッシュルームの層を形成し、はこべやよもぎなどの
  野草のチップスを乗せたものです。
  とにかくマッシュルームの味が濃いですね(^^)
  発酵マッシュルームはかなり熟成した濃い旨味が有り調味料になっています。
  野草のパリパリ感と苦みのアクセントが素晴らしくて、
  これらを混ぜ合わせて食べると本当に美味しいです。

・小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜5変化 八木下さんの青日向夏
  皿に小松菜のピューレを敷き、その上にボイルした小松菜。
  そしてその上に皮がパリパリで身はしっとりの鰆。
  さらにその上に生の小松菜、ロースト小松菜、小松菜のチップス。
  まさに小松菜5変化!サイドには青日向夏で作ったジャムも添えて。
  とにかくこれは小松菜の辛味、風味、苦味を味わう皿。
  そこに魚の旨味を鰆が加える感じですよ。

・Sauvignon Collio Ronco Blanchis
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン100%。
  ソーヴィニヨン・ブランらしいスッキリ華やかな軽さがあります。
  軽快な酸味も特長ですね。

・小坪漁港の真ハタ ベニエ 紫サツマイモ チコリ ナッツ バーニャカウダ
  真ハタのベニエに、フロマージュブランのバーニャカウダ、
  ヘーゼルナッツのロースト、チコリを合わせ、紫サツマイモ添えた一皿。
  フロマージュブランのバーニャカウダが全体のまとめ役。
  かみさんは、ヘーゼルナッツのローストが旨いと感動していました。

・Vigneto Ca da Rena 2018
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  イタリア・リグーリアの白ワイン。
  ぶどうは、ピガート100%。
  しっかり辛口で、フルーティーさは感じないですね。
  酸味がしっかりと効いていた印象。ピガートって初めて飲んだかも?
  この酸味と辛さは私好みでした(^^)

・パン
  フォカッチャとライ麦パンです。
  この後の皿のソースを食べきるために大事に活用します。

・旬の真牡蠣 蒸し 渡辺農園のほうれん草 玉ねぎ
  ほうれん草のピューレを皿に敷いて、蒸した真牡蠣を乗せ、
  ほうれん草のソテー、ほうれん草のチップスを合わせ、
  玉ねぎのピューレをアクセントに添えたものです。
  玉ねぎのピューレの甘さが際立っていましたね。

・小坪漁港・かず丸さんのアワビ・肝 渡辺農園の鎌倉大根 小坪のカラスミ
  まさかの黒アワビ様の登場!小坪漁港恐るべし!
  肝のソースと鎌倉大根のピューレを皿に敷き、おそらく蒸した黒アワビに、
  鎌倉大根のロースト、鎌倉大根と葉のフリット、カラスミを合わせたものです。
  黒アワビが柔らかくて旨いなあ・・・
  それにも負けないのが鎌倉大根の存在感。
  鎌倉大根とは鎌倉の海岸で自生していた古来種の大根のようで辛味が特長。
  ローストしようがフリットにしようが、いい意味での大根臭さが良くて(^^)
  これは旨かったなあ。

・MADONNA 2019
  私のワインペアリング4杯目です。
  イタリア・ウンブリアの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  エレガントな芳香。シャルドネらしいしっかりとした酸味と辛口テイスト。
  ところでこれの写真が無いし(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  スピーディーに次から次へと飲む必要が有ったため、写真を撮り忘れた模様(涙)

・旬の白子 ムニエル 渡辺農園のもものすけカブ イタリア魚醤アッラガラム
  鱈の白子のムニエルに、もものすけカブのロースト。
  そこにイタリア魚醤アッラガラムベースのソースをかけ、
  もものすけカブの葉のフリット、もものすけカブのスライスを添えたものです。
  鱈の白子のムニエルにイタリア魚醤の酸味が無茶苦茶旨いのはもちろんのこと、
  この皿はもものすけカブの美味しさを味わうための一皿。
  カブだって主役になれるんだぜ!ビシッ!

・Koshu Fermented On Skins 2018
  私のワインペアリング5杯目。
  甲州のオレンジワイン。
  ぶどうは、甲州種100%。
  白ワイン用葡萄品種の甲州種を果皮や種と一緒に醗酵させたものです。
  なので少し赤味を帯びたオレンジ色に染まるのでオレンジワイン。
  見た目通りに赤ワインにも近いタンニンを感じます。
  そしてしっかりとした酸味と辛味。

・タリアテッレ カリフラワー 赤座海老 小田原・谷田さんのトリュフ
  カリフラワーのムースを敷き、タリアテッレと赤座海老を合わせ、
  国産の黒トリュフをスライスしてかけたものです。
  国産の黒トリュフは初めての経験ですが、ヨーロッパのものと比べると、
  香りが穏やかで、ある意味日本の土壌らしい香りがしました。
  癖が少ないのでこちらのお店の料理にも合うんだと思います(^^)

・Rosso di Montalcino 2018
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの3杯目。これがラストです。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョヴェーゼ100%。
  しっかりとした酸味とタンニンの効いた辛口。
  ボディはミディアムのフル寄りかな?
  フルーティーさは穏やかで逆にスモーキー&スパイシー。
  これで次なるメイン料理を迎えます。

・岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園の人参 天城のワサビ
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された状態の岩手県短角牛サーロインのプレゼン。
  それらを一口大にカットし、人参のピューレの上に乗せ、
  人参の葉のフリットを飾り、わさびドレッシング、フロマージュブランを添えて。
  淡白であっさりとした味わいの短角牛に人参と山葵の力を加えた一皿。
  そういえばこの日もフロマージュブランが大活躍かな。

・リンゴのクラフティ 小松菜最終形態
  リンゴのクラフティというリンゴのカスタードプリンのようなものの上に、
  小松菜最終形態となる小松菜のソルベを乗せたもの。
  リンゴは優しい味わいで、小松菜のソルベは小松菜そのもの以上に味が強いです。
  小松菜食べてる感は半端ないですぜ(^^)/

・トンカ豆のパンナコッタ 渡辺農園のビーツ 志村さんの黒米 山椒
  トンカ豆って言われなければ絶対に杏仁だと思いますよ。
  そんな杏仁フレーバーのパンナコッタの上に、ビーツのグラッセを乗せ、
  黒米を忍ばせ、山椒をアクセントに加えたものです。
  単なる甘さだけではなくて、スイーツにも色んな要素を見せてくれるのがいいです。

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(しょうが) +100円(税抜)
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生。
  まさに生姜風味の紅茶ですよ。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  毎回これなので次回は絶対に違うものを頼もうと思いつつもまたこれ(^^;

これでサービス料10%と消費税10%を加えて〆て36960円。一人当たり18480円。

通常ですと14皿前後で3時間以上かかるディナーコースなのですが、
今回は11皿に減らして2時間以内に収まるコース内容に変更しての提供。

その代わり、黒アワビや真ハタ、黒トリュフなどの厳選素材を活用して
一皿の内容を濃く仕上げていました。

ということで、今回も素晴らしかったです(^^)

皿数を減らしても11皿ありますので他店と比べるとこれでも多いですし、
調理はシェフお一人ですので2時間以内にこれらを作るのは大変です。

その大変さを見ていて分かりましたので、少しでもお店を応援するつもりで、
ワインペアリング+1杯分多めに飲んでお店の売上に貢献しました。
こちらもスピーディーに飲まんといかんのですが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回は緊急事態宣言が解除されてから予約を入れたいと思います。
春頃には伺いたいなと秘かに願っております(^^)

ご馳走様です!(2021/1現在、3.93ポイント)


2020年11月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

かなりご無沙汰しており、1年9ヶ月ぶりの再訪(^^;
緊急事態宣言の頃、テイクアウト利用でもしようかなと思ってはいたのですが、
わりと盛況なようですぐに完売御礼になっていましたので、
なかなかそのような利用も叶わず仕舞いで、やっとこさの訪問となりました。

いつもお店から届くメルマガは読んでおり、
食材のお話とかを指をくわえて眺めていたんですよね(^^;

以前の夜のコースは、5500円、6500円、8000円とあったのですが、

・シェフお任せコース 10000円(税抜)

1本に絞っていました。

食材ロスやオペレーションを考えると1本の方が経済的で効率もいいのでね。
その代わり出てくる皿はさらなる進化を遂げてるんだろうなと期待をして(^^)

開店時間の18時ちょっと前にお店に到着。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
既にテーブル席には先客が座っており、我々が入ったことで全員揃った形に。

我々はカウンター奥に案内されました。
ということで今宵は6名での晩餐のスタートになります。

そうそう。
以前のワンオペの頃ですと4名入るとご主人の忙しさもピークになるので、
6名は入れられなかったのですが、なんと2020年9月1日から
新たにソムリーエールの方が加わったんです(^^)
これにて2年以上に及ぶワンオペも解消され、
その上、ソムリーエールの力も加わることでさらなるパワーアップが望めると!

それは早速ドリンクメニューに如実に表れていたんです。
なんと新たにワインペアリングが加わっていて、色々とワインを愉しめる趣向に。

ということで私は、

・5種ワインペアリング 7000円(税抜)

をオーダーして、かみさんはアラカルトで攻めることに。

まずは二人とも、

・Falanghina Spumante NV 850円(税抜)
  私はワインペアリングに含まれていますが、かみさんはアラカルトオーダー。
  イタリア・カンパニアのスプマンテです。
  ぶどうは、ファランギーナ100%。
  しっかりと辛口で、グレープフルーツのような程よい苦味。
  リンゴのような風味と酸味も感じますね。旨いっす(^^)

を頼んでカンパ~イ♪

この日のシェフお任せコース 10000円(税抜)の内容は以下になります。

・天城 下山さんの20ヶ月アマゴ 再構築
  アマゴとはヤマメのことですが、20ヶ月のアマゴをおろして、
  骨は骨煎餅に、肝は肝ソースにして、再度アマゴの形に再構築したもの。
  そこに八木下さんのベルガモットの皮を散らして香りづけ。
  下には蕪とピーマンを敷いています。
  アマゴはほんのり甘めのたれ焼きのような感じになっており、
  とにかく旨味が濃厚でフワフワでたまらん(^^)
  そこにベルガモットの柑橘の香りですよ。
  いきなりスタートの一皿目でノックダウン。ここに来て良かった・・・

・天城 下山さんの3年アマゴ 0年黄金いくら
  普通は3年も育たないようで養殖だから鱒のような大きさに出来るそう。
  確かにビジュアルからアマゴとは思えませんもん。鱒や鮭に見えます。
  アマゴはレアの仕上がり具合。低温調理なのかな?例えば45度前後の。
  一方で、皮はパリッパリに仕上げています。
  その皮の下にはアマゴの黄金いくら。
  秋レタスのピューレ、2色粒マスタード、蕪とその葉を添えて。
  アマゴの美味しさはもとより、秋レタスの苦味と風味が心地よくて(^^)
  2色粒マスタードの酸味もアクセントになっているんですよね。

・小田原 志村さんのマコモダケ 柳蓼、生ハム添え
  田んぼのそばに生えているマコモダケを収穫し、
  さらには同じくそばに生えている柳蓼を合わせた料理。
  マコモダケをグリルし、柳蓼を刻んだものを乗せ、
  生ハムで巻き、その上にはギシギシという野草を乗せ、
  柳蓼の素揚げなどもあしらっています。
  マコモダケはとうもろこしやアスパラのようなこくがあります。
  しゃっきりとした歯ごたえとでも言うんでしょうかね。
  あとは、柳蓼やギシギシなどの酸味や辛味、生ハムの塩気と旨みの共演。
  この一皿だけでも複雑な味わいが楽しめます。
  ある意味、ソムリーエール泣かせかも(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Roero Arneis 2019
  私のワインペアリング2杯目です。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、アルネイス100%。
  フルーティーな芳香、程よい酸味。中辛以上ですね。美味しいです。

・Masso Boanco 2019 800円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  イタリア・トスカーナの白ワイン。
  ぶどうは、トレッビアーノ90%、ヴェルメンティ5%、ソーヴィニヨン5%。
  Roero Arneis 2019に比べると少しだけ穏やかな印象。
  でも十分に美味しいです。

・小坪漁港 秋の鰆 渡辺農園の白菜色々 八木下さんの青日向夏
  料理の説明書きからして複雑な味わいなのが決定。
  秋の鰆は身がしっとりとした仕上がり具合にグリル。
  そこに合わせるのが白菜のグリル、ピューレ、漬物、チップス。
  白菜だけでもこれだけの変容を見せるんです!
  そして青日向夏の皮も煮込んだジャムを添えて。
  誰が主役でも誰が脇役でも無いです。全員が主演であり共演。
  これらを混ぜて食べると、鰆の淡白な旨味と風味、香ばしさ、
  白菜の様々な表情、青日向夏の甘み、酸味、風味。
  想像以上の複雑な味わいでまさにシェフ松井さんワールド(^^)/

・Koshu Fermented On Skins 2018
  私のワインペアリング3杯目です。
  甲州のオレンジワイン。
  ぶどうは、甲州種100%。
  オレンジワインを飲むのはおそらく2回目ではと。
  白ワイン用葡萄品種の甲州種を果皮や種と一緒に醗酵させたものです。
  なので少し赤味を帯びたオレンジ色に染まるのでオレンジワイン。
  かみさんは予想通りオレンジのワインと勘違い(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  まあ、普通の人は知らんよね。
  見た目通りに赤ワインにも近いタンニンを感じます。
  かみさんは薬の味と表現していましたが、複雑なアロマがあるのも確か。
  個性的でなかなか面白いですぜ。

・小坪漁港 カワハギのベニエ 紫サツマイモ チコリ バーニャカウダ
  カワハギのベニエの上に、短冊切りの紫サツマイモを乗せ、
  フロマージュブランとヘーゼルナッツのソースを加え、
  イタリアのチコリであるチコリアをあしらったもの。
  日本でチコリというとアンディーブを思い浮かべますが、
  このような小松菜というかタンポポのようなものを一般的にチコリと言います。
  カワハギのベニエはフワフワの身の食感。
  一方で、紫サツマイモはホクホクではなくてしっかりとした食感があります。
  バーニャカウダを模したソースのヘーゼルナッツの風味にかみさんは感動。
  しきりに「美味しい!」と唸っていました。

・旬の真牡蠣 渡辺農園の玉ねぎ 万願寺唐辛子のジュース 空心菜添え
  真牡蠣は蒸したのかな?見事な大きさですよ。
  下には玉ねぎのピューレ。そこに万願寺唐辛子の汁を搾ったそうで。
  そして空心菜のソテーを乗せたのかな。
  こちらの皿は玉ねぎの甘みと空心菜の苦味の対比が良かったです。

・パン
  フォカッチャとライ麦パンです。
  この後の皿のソースを食べきるために大事に活用します。

・「英雄」純米にごり酒 900円(税抜)
  私のオーダーです。
  どうも私の飲むペースが速いようで、用意したワインペアリングでは
  間に合わないとソムリーエールが判断。
  ということで合間にこちらを挟み込むことにしました。
  埼玉県加須市に蔵を構える株式会社釡屋と株式会社JOとの共同開発商品。
  フレコミ通りに、アルコール分11%でスッキリとした甘さ。
  白ワインの代打的な位置づけでサーブされたのですが、
  しっかりとその役割を果たしてくれました。
  その昔は「洋食と日本酒は合わない。」と頭でっかちに決めつけていたのですが、
  最近の日本酒は色々と個性あふれるものも有りますし、
  何十年も前の日本酒とはクオリティも全然違っていますので、
  洋食×日本酒というのは当たり前の世の中になっていますね(^^)

・旬の秋ナス 発酵生シラスのクリーム
  秋ナスのグリルに、1ヶ月熟成しらすとリコッタチーズ、
  クリームを混ぜてソースとしてかけ、カレーリーフを散らしたものです。
  秋ナスは期待通りの超香ばしい香りと味(^^)
  ソースには塩味があったのですが、言われなければ熟成シラスとは分からん。
  とにかく旨いクリームソースだなと言うのは分かりますが(^^)
  確かケッパーパウダーと言っていたかな。
  パウダー状のものもスパイシーなアクセントがありました。

・栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢「ベルジュ」スパークリングジュース 700円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  わりと葡萄酢の酸味が効いていましたね。
  2年前に飲んだ時には酢は穏やかだった印象なので。

・MADONNA 2019
  私のワインペアリング4杯目です。
  イタリア・ウンブリアの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  エレガントな芳香。シャルドネらしいしっかりとした酸味と辛口テイスト。
  これからメイン級を迎える準備万端。

・小坪漁港 活きサザエの壺焼き 長野の天然クリタケ バゲット添え
  まずはサザエの壺焼きの状態でのプレゼンテーション。
  その後にさらに調理を加えての提供になります。
  カリッカリのバゲットの上に、サザエの壺焼きを里芋とアーモンドバターで
  和えたもの、長野の天然クリタケのグリルを合わせて。
  そのまま手掴みでガリっと頂くと口内が天国(^^)
  正直、サザエの壺焼きって普通に醤油をかけて網焼きをしただけでは、
  そこそこ美味しい程度にしか最近は感じなくなったのですが、
  ここまで手をかけてもらうと、サザエも本望でしょうね(^^)
  超貴重な天然クリタケも頂けて幸せです。
  天然クリタケは食感はシャキシャキなのですが、風味と味が個性的というか、
  変な個性じゃ無いんですけど、これがクリタケという味なんだなと。
  旨いのは間違いなくて、説明が難しいです(^^;

・秋のホタテ 畑のジャガイモ ベルガモット、ヨモギ添え
  秋のホタテのソテーに、ジャガイモのピューレを敷いて、
  ジャガイモそのものも添え、ベルガモットの果肉、
  ヨモギの素揚げなどをあしらったものです。
  これは海のホタテと畑のジャガイモの共演ですね(^^)
  それらをつなげるのがベルガモットとヨモギたち。
  とにかくシェフの皿にはいろんな要素が入ってくるのですが、
  野菜たちの苦味を大切にし、それを骨格にしたり、アクセントにしたり、
  様々な活用法を見出しているんだという印象を感じます。

・ストロッツァプレーティ 長野県の天然茸のペペロンチーノ
  パスタです。
  ストロッツァプレーティとは、タリアテッレ生地をひねって作る
  ソースのからみも独特の食感も楽しいエミリア・ロマーニャ州の郷土パスタ。
  濃厚系ソースとの相性がいいのですが、今回はシンプルに長野県の天然茸である、
  ショウゲンジとチャナメツムタケを使ったペペロンチーノで。
  もはやシェフですらメニューを見ないと、この珍しいキノコの名前を
  説明出来ん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Rosso di Montalcino 2018
  私のワインペアリングラストの5杯目です。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョベーゼ・ロッソ100%。
  タンニンと酸味が効いています。その後に遅れて果実味も感じました。
  辛口ですがバリバリのフルボディではなくて、この後の皿に合わせた
  重めのミディアムボディくらいに感じました。美味しいです。

・天城 山本さんの鹿ロース藁焼き 渡辺農園の人参添え
  最初は鎌倉・湘南地区で食材を仕入れていたのですが、
  どんどんと紹介をされていくうちに現在は伊豆方面までネットワークが。
  こちらもそんな中の一つだそうです。
  まずはストウブ鍋での鹿ロース藁焼き状態のプレゼンテーション。
  その後に最後の仕上げをしてのサーブ。
  鹿ロース藁焼きは2切れにカットし、
  そこに短冊切りにした2種類の人参のグリルを合わせ、
  下には人参のピューレ シェリービネガーソースを敷いて、
  上には人参の葉の素揚げだと思うんですが、それをトッピングして。
  この日の唯一の肉料理。でも重たく無いんです。
  赤身のあっさりとした鹿肉ですし、重たいソースを使っていませんので。
  なにせソースも野菜ですからねえ。とにかくブレないですよね。
  そうそう。わきにはフロマージュブランも添えられました。
  この日はフロマージュブランは脇役として大活躍でしたわ。

・デザート1
  ほうじ茶のソルベ 秋のナシ 畑のナス添え
  なんとデザートにも焼きナスを合わせるという大胆さ!
  ダイス状にカットした焼きナスと梨をフロマージュブランで和えて、
  その上にほうじ茶のソルベを乗せたものです。
  焼きナスの香ばしさと梨の甘さと酸味とシャキシャキ食感。
  そして別の香ばしさを持つほうじ茶ソルベ。
  混ぜて食っても美味しかったですぜ。むしろ混ぜて食うべき。

・デザート2
  渡辺農園のサツマイモ色々 アールグレイのジュレ掛けです。
  ダイス状にカットした蒸したサツマイモの下にはサツマイモムースを敷いて、
  アールグレイのジュレをかけて、サツマイモの葉の素揚げをトッピング。
  これまた混ぜて食べると混然一体となった美味しさが味わえますよ。
  サツマイモだけだと単調になるので、全然違うジャンルの
  アールグレイのジュレを合わせたのが秀逸(^^)

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(しょうが) +100円(税抜)
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生。
  まさに生姜風味の紅茶ですよ。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  わりと苦みがしっかりと効いていました。過去2回とは違って。
  毎回これなので次回は絶対に違うものを頼もう。

これでサービス料10%と消費税10%を加えて〆て35695円。一人当たり約17848円。

いやあ、今回も素晴らしかったです(^^)

しょっぱなの天城 下山さんの20ヶ月アマゴ 再構築で度肝を抜かれ、
その後もずうううっとヒートアップの皿の猛攻撃。

普通であれば抑揚みたいなものをつけて、ソルベみたいなものを出したりするのですが、
どれもメイン級とも思えるような本気の一皿が続くんです。

そして13皿もの長丁場にも関わらず、使用される素材は魚介と野菜が中心で、
ソースも野菜を活用したライトなものばかり。
なので全然胃もたれもしないんです。お腹はもちろん満足になっていくのですが。

イルノードでは、鎌倉の渡辺農園の完全無農薬野菜を筆頭に、
横田園芸、逗子小坪漁港かず丸、下山養魚、OSADA FARM、
八木下農園、材木座海岸もんざ丸や、今回の天城の山本さんなど、
朝捕れの新鮮な鮮魚や日本全国より届く食材を使っています。

どれが主役でも脇役でも無く、それら全ての食材が主演であり共演。

その中でも特に私が感じるのが、オーガニック野菜を中心に、
野菜たちの苦味を大切にしている気がするんです。
もちろん苦味だけでは無くて、風味、甘み、酸味、渋味、塩味、辛味など、
様々な要素を引き出して一皿にそれを表現していくわけですが。

とにもかくにも今宵も感動してお店をあとにするわけですが、
この日はシェフとソムリーエールと、ぶっちゃけ話で花が咲きましたね(^^)
ミシュランのことや、食べログのことや、他のレストランのことや、
はたまた大船駅笠間口の再開発まで多岐にわたり。

2015年を最後にミシュランから無視され続けている神奈川県ですが、
イルノードをはじめ、ミシュラン級のシェフたちが待ってますぜ!

P.S.
 店内では、渡辺農園の完全無農薬野菜の販売もしているのですが、
 この日は白菜と小松菜を買って帰りました(^^)
 下手に手を加えないで生で食べてくださいとの案内通りにサラダで頂きましたが、
 野菜本来の力、美味しさを十分に感じ取ることが出来ました。
 白菜なんかこれをかじってれば水分補給も可能なくらいの瑞々しさ。
 小松菜は生で食べたことが無いのですが、特有の辛味と酸味が濃くて、
 ストレートな小松菜の美味しさを初めて味わいましたね(^^)
 料理に自信が無い方でも生で食べれば失敗は無いですぜ!
 ちなみにそれぞれ300円均一でした。完全無農薬野菜にしては安いよね?

ご馳走様です!(2020/11現在、3.98ポイント)



2019年1月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。
1Fは、人気のイタリアンであるオステリア コマチーナ

夜のコースとしては、5500円、6500円、8000円とある中、
今回も前回同様に8000円のコースを予約しての訪問になります。

ちなみに公式FBには細かく予約状況が書かれていますので、
そちらを見れば席が空いているかどうかが一目瞭然です。

開店時間18時ジャストにお店に到着。

ドアを開けて店内へ。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、2名掛けテーブル1卓、4名掛けテーブル1卓。

我々は前回と同様にカウンター手前に案内されました。

ちなみにこの日は我々ともう一組で合計4名でのディナー。

ご主人的にはこれでもう「満席」状態にしています。
サービス品質を考えるとこれ以上入れない方針ですので。

BGMは、洋楽ロック系のナンバー。音量は小さめで。

まずは二人とも、

・グラススプマンテ 850円(税抜) × 2杯
  イル ペスティフェッロ マルケ ビアンコ フリッツァンテです。
  微発泡でほんのり甘みを感じる味わい。

を頼んでカンパ~イ♪

この日のシェフおまかせフルコース 8000円(税抜)の内容は以下になります。

・小坪漁港 採れたて旬のメカブと栃木県ココファームワイナリーのベルジュ
  食前酒のような感じで小さなグラスでのサーブ。
  ベルジュという葡萄酢の酸味と甘味、メカブの風味ととろみ。
  飲んだ瞬間に腹が減りましたわ(^^)

・イナ大根
  三浦大根のピューレの上に、鮮度抜群のイナダを乗せ、
  その上に、紅しぐれ大根の千切りをトッピング。
  新鮮なイナダに、三浦大根のピューレの旨味と、シャキシャキ紅しぐれ大根。
  前菜としては最高ですな(^^)

・炙り太刀魚、山芋、渡辺農園ピクルスソースを一口で
  スライス山芋の上に炙り太刀魚を乗せ、渡辺農園ピクルスソースをトッピング。
  炙り太刀魚の香ばしさと旨味、ピクルスソースの酸味、
  山芋のシャクシャク感との調和。これも旨いわ。

・LACRIMA DI MORRO D'ALBA 2016 6850円(税抜)
  今回は赤ワインで攻めてみることに。
  ご主人にコース全般を通して合いそうなものを選んでいただきました。
  こちらのワインはメニューには載っていなかったものです。
  すみれのような芳香を持ち、飲むとフレッシュな酸味が印象的。
  その後に渇いたような感じの後味が残ります。
  確かにこれなら魚介類にも合いますね。

・小坪漁港の高級なあいつ その肝とブロッコリー
  高級なあいつとは鮑のこと。
  鮑の白ワイン蒸しに、ブロッコリーのボイル、グリル、ピューレを添えて。
  鮑はもちろん美味しいのですが、ブロッコリーのピューレがたまらんです。
  ほんと野菜が旨いなあ。これを食べれば子供の野菜嫌いは無くなるのでは。

・活サザエ 鎌倉ジャガイモ アーモンドバター 壺焼き
  活サザエは一度くり抜いて、食べやすく刻んで鎌倉ジャガイモと一緒に殻に戻し、
  エスカルゴバターのようなアーモンドバターで焼いたものです。
  活サザエ壺焼きオンザバゲットで頂きます。

・地のサバ(青魚) 渡辺農園小松菜(青臭い野菜) グリーンマスタード(青)
  地サバのグリルに、小松菜のピューレ、ボイル、生、グリル、チップス、
  グリーンマスタードとまさに青尽くしの一皿。
  まずはサバが旨いです。脂ノリノリで燻製の香りもしますね。
  それを生の小松菜で巻いて食べると最高ですわ(^^)
  ピューレとかは、いい意味で小松菜の青臭さを出していますね。
  それらを引き締めるのがグリーンマスタードの酸味。
  素晴らしい一皿!
  、
・先ほどの採れたてメカブの根元”旬のワカメ”かず丸さんの的鯛 鎌倉の白菜
  的鯛を旬のワカメ、鎌倉の白菜で巻いて、浅利の出汁でボイルしたものです。
  サイドにはハバノリを散らして。
  これは白菜の甘みが印象的でしたね。
  的鯛の旨味もワカメや白菜に染みていて。

・自家製レモンサワー 700円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  実は私が飲みたかったのでうまく頼ませたんですが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  自家製リモンチェッロを炭酸で割ったものです。
  レモンピールの苦味がしっかりと効いています。
  シロップで甘くはなっているものの、アルコール度数は結構なものですぜ。
  これは効くねえ(^^)

・パン
  2種類のパンがサーブ。自家製フォカッチャとライ麦パンです。

・小坪漁港の愉快な仲間たち(平目、浅利、蛤、ワカメ)と鎌倉の美味すぎるネギ
  料理人であれば生唾ものの1㎏を超える平目がゲット出来たそうで。
  その平目に、浅利、蛤、ワカメ、ネギを合わせて蒸したものです。
  甘酸っぱいオレンジソースがアクセントに添えられます。
  極上のスープはフォカッチャを浸して頂きました。旨いに決まっとるがな。
  そうそう。そのスープを吸い込んだネギがこれまた秀逸!
  青い部分も旨いネギ。

・旬の白子ステーキ 渡辺農園の美味すぎるカブを食らう
  なんと白子ステーキは脇役で、あやめ蕪、黄かぶ、もものすけカブが主役。
  しかしその白子ステーキも表面はカリッと、
  中はとろとろで濃厚な旨味。全然脇役ちゃうし!

・ストロッツァプレーティ かず丸さんの真ダコと渡辺農園の野沢菜 アラビアータ
  ストロッツァプレーティというパスタは、手のひらでひねるように作る生パスタ。
  もちもちとした食感です。
  アラビアータですので唐辛子の辛味が効いています。
  トマトソースのこくはなかなか。タコはプリプリ。

・岩手県短角牛サーロイン 藁 1月の菜の花 玉ねぎ
  短角牛ーロインをSTAUB鍋で藁と一緒に焼いたものですが、
  さすがに藁の燻製香が素晴らしいですね(^^)
  玉ねぎのピューレの上に短角牛ーロインをカットし、
  パリパリの菜の花をトッピング。

・鎌倉のもものすけカブ 山椒 トンカ豆のパンナコッタ
  トンカ豆のパンナコッタには、今回は大活躍のもものすけカブ。
  それのコンポートになるのかな。それを添えて、山椒をぱらりと。
  トンカ豆のパンナコッタは杏仁豆腐のような風味を感じます。
  言われなければ杏仁豆腐としか思えないくらいに。
  そのクリーミーでまったりと濃厚なところに山椒がアクセントに。
  この山椒がいい味出してんですよねえ(^^)

・信州水野農園 リンゴ”富士”のクラフティ
  こちらは小松菜のシャーベットが添えられるのですが、
  それが印象的な一皿でした。
  野菜ジュースでもリンゴと小松菜はよく合わせるので、
  デザートでも合うよねと思って作ったそうです。確かに!

・福岡県奧八女 原島さんのほうじ茶(温)
  かみさんのオーダーです。
  メニューには冷茶と書かれていたのですが、
  この時点では我々以外にお客さんも居ないので、
  特別に作っていただきました。あざーっす(^^)/
  そういえば俺は飲んでない(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  すっきりと雑味の無いテイストでしたね。

これでサービス料1000円と消費税を加えて〆て28350円。一人当たり約14000円。

今回もむっちゃ満足です(^^)/

こちらのお店は、テーマがハッキリしていてぶれないですね。
とにかく野菜前面推し。そして魚介推し。
それらを中心にメニューを構成していくと。

鎌倉にもイタリアンは結構ありますが、どこのお店とも競合せずに、
うまく棲み分けが出来ると思います。

都内にまで目を向けると、ミシュラン☆☆草喰 なかひがしのご子息が営む、
広尾のイタリアンであるエルバ ダ ナカヒガシが思い浮かぶかな。

2度目の訪問ですので、お客さんが我々のみになった後は、
ご主人と色々とお話をすることができました。

その会話の中で、エルバ ダ ナカヒガシをオススメしておきましたよ。
お互いいろんな発見や刺激がありそうな感じがしたので(^^)

ご馳走様です!(2019/3/23現在、3.37ポイント)


6300件目レビューです(^^)/

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。
1Fは、人気のイタリアンであるオステリア コマチーナ。

2018年9月13日にオープンしたのですが、食べログに店舗登録されてからすぐにBMをし、
いつか行こうと思っていたのですが、こころやのご主人からオススメされたこともあり、
急遽優先順位をトップに上げて夜の本気食いで訪問した次第。

こころやのご主人のオススメなので当然ながら期待をしていますので、
夜のコースとしては、5500円、6500円、8000円とある中、

・シェフおまかせフルコース 8000円(税抜)

を予約しての訪問になります。
期待しているお店ではなるべくそのお店の最高ランクのものを食いたいので(^^)

開店時間18時の数分前にお店に到着。

ドアを開けて店内へ。

店内はご主人お一人で、にこやかに迎え入れてもらえます。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、2名掛けテーブル1卓、4名掛けテーブル1卓。
2名掛けテーブルには、開店祝いの品物や、鎌倉の渡辺農園の野菜などが置かれていました。

我々はカウンター手前に案内されました。

ちなみにこの日は我々ともう一組で合計4名でのディナー。

ご主人いわく、サービス品質を考えると席は満席にしないで、
このくらいの人数で営業することを心掛けているそうです。

そのお話からも儲け第一主義には走らない、ご主人の姿勢が伺えますね(^^)

BGMは、最初はジャズだったのですが、途中からは洋楽ロック系の元気なナンバー。

まずは二人とも、

・グラススプマンテ 850円 × 2杯
  スッキリ辛口で、グレープフルーツのような芳香。旨いです。

を頼んでカンパ~イ♪

この日のシェフおまかせフルコースの内容は以下になります。

・MARE
  3つのスプーンに乗ってのサーブ。
  カマス炙りキャビア乗せ 新ショウガとクスクス添え、
  カワハギと肝、里芋のイタリアン魚醤ガラム、
  釜揚げシラスとそのビスコッティ モッツアレラチーズ 万願寺唐辛子添えです。
  それぞれ一口で食べた方がいいんだろうなと思い、そのように食べました。
  どれも素晴らしかったのですが、
  特にカマス炙りキャビア乗せ 新ショウガとクスクス添えが感動もの。
  寿司みたいに感じるとの説明がありましたが本当にそんな感じで。
  カマスの香ばしさ旨味、キャビアの塩気、新ショウガの辛み、クスクスの食感。
  全てが混然一体となった料理ですよ。
  いやあ、前菜からノックダウンですわ(^^)

・COSTA
  小坪漁港の活サザエと里芋のアーモンドバター バゲット添えです。
  活サザエは一度くり抜いて、食べやすく刻んで里芋と一緒に殻に戻し、
  エスカルゴバターのようなもので焼いたものです。
  バゲットにサザエのスープを染み込ませるとたまらんね(^^)

・ランゲ シャルドネ ウティノット 2015 7500円
  私のオーダーです。かみさんは味見程度に飲んだくらい。
  辛口なのですが重たさは感じさせません。軽快な辛口というか。
  こちらのお店のような野菜&魚介に合うタイプですね。
  もとより合うものをご主人に選んでいただいたので(^^)

・VERDE
  地物サバの鎌倉レタス グリーンマスタードがけです。
  地サバのグリルに、レタスのピューレ、レタスのグリル、レタスのフリット、
  レタスのマスタードソースとまさにレタス尽くしの一皿。緑一色。
  通常であれば捨ててしまう、レタスの外葉をピューレにして提供。
  ご主人は渡辺農園の野菜に惚れ込んでいるのですが、野菜への感謝が伝わる一皿。

・PROFUMO
  地物サゴシ 生ひじき 葉大根添えです。
  サゴシとは初耳なのですが、鰆の子供のことです。
  グリルした間引き大根の上にサゴシのグリル。その上に生ひじきのピューレと
  生ひじきを乗せたものです。
  乾燥していない獲れたてのひじきは太くて風味豊か。
  それにしてもそれをピューレにするとは大胆な発想。
  それを受け止めるのが地物のサゴシ。
  このピューレは上品な高級魚じゃダメなんですよ。そう感じました。

・SPECIALE
  鎌倉海老カダイフ揚げ 人参の全てです。いわゆる伊勢海老の鎌倉版。
  鎌倉近辺に30年以上住んでいますが、鎌倉海老の噂は聞くものの、
  実際に鎌倉海老を見たのは生まれて初めて。ましてや食えるとは驚き。
  それをカダイフ巻き揚げにして、ピューレやグリルなど、
  様々な調理法で仕上げた人参を添えます。
  鎌倉海老カダイフ揚げは天ぷら職人のように中心はミディアムレアの仕上がり。
  甲殻類好きということを差し引いてもこれは旨いわ。人参も甘くてねえ。
  するとさらに鎌倉海老かぶとのグリルもサーブ。至れり尽くせり(^^)/

・パン
  2種類のパンがサーブ。自家製フォカッチャとライ麦パンです。

・スパークリングジュース 600円
  かみさんのオーダーです。
  栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢「ベルジュ」のスパークリングジュース。
  ほんのり酢の爽やかさを感じました。

・PROFUMO 2
  蛤、浅利、イサキの蒸し物です。ネギとオレンジをアクセントに。
  このスープにパンを浸すとウマウマ(^^)

・ナポリーニ モンテファルコ ロッソ 750円
  肉料理系に入るのでここいらで赤ワインを。
  ご主人にお任せしたところ出てきたのがこちら。
  飲んでみるとドライでスパイシーな印象ですね。酸味もしっかりと。
  この赤だと魚介にも合わせやすいかも知れません。

・DELLA CASA
  岩手県短角牛ボロネーゼ 鎌倉の小松菜 ストロッツァプレーティです。
  ストロッツァプレーティというパスタは初めて食べましたが、
  手のひらでひねるように作る生パスタ。
  もちもちとした食感で、短角牛ボロネーゼとの相性は抜群でしたね。

・ナポリーニ モンテファルコ ロッソ 750円
  メインの肉料理の前にこちらをお代わり。

・LA CARNE
  岩手県短角牛サーロイン 鎌倉のナス パプリカ ハラペーニョです。
  私は歳を取ってからはA5ランクの霜降りとかよりも、
  短角牛に代表されるような赤身の美味しい牛肉を好む傾向に。
  これも好みで旨かったなあ(^^)
  焼き加減もジャストで肉本来の旨味を感じますよ。

・DOLCE
  栗・カボチャ・サツマイモのアマレッティと信州水野農園秋映のクラフティ。
  カボチャはアイス状で、サツマイモはクリーム状だったかな?
  ここら辺になると記憶が定かでは無く(^^;

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(やまなみ)+100円
  かみさんのオーダーです。

・DOLCE 2
  お茶菓子のようなタイミングでのサーブです。
  塩とナッツ、ピンクペッパーのセミフレッドです。
  もはや酔っぱらっており詳細な味は覚えてまへん・・・

これで消費税を加えて〆て29592円。一人当たり約15000円。

むっちゃ満足です(^^)/

ご主人はしょっぱなからとっつき易いキャラで、ほんと話していても楽しいですし、
そこから生み出される料理の数々は美味しいのは当たり前ですが、
レタスの外葉や生ひじきのピューレ等、新たな発見を与えてくれます。

ローマに本店を持つサバティーニを皮切りに、いろいろなお店を経験し、
鎌倉のこの地で、鎌倉野菜と湘南の海の恵みを生かしたお店をオープン。

今回頂いた料理のクオリティもさることながら、ご主人の料理や、
お客様に対するサービスの考え方には深く感心させられた次第。

この調子ですとすぐに鎌倉・湘南エリアの超人気イタリアンになることでしょう。

準地元のお店ですのでずっと応援したいですね(^^)/

ご馳走様です!(2018/11/14現在、ポイント無し)

  • 3月 神奈川県 畑の収穫
  • 菊芋 もんざ丸のシラス 発酵アップ
  • キタッラ ホタルイカ 蕗の薹アップ

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6位

シュマン (溜池山王、赤坂、国会議事堂前 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2018/06訪問 2018/06/21

【6000件目レビュー】ジビエもですが、こちらは魚介料理も野菜料理も素晴らしい

食べログの仕様変更により、キリ番レビューという文化・風習が
希薄となっておりますが、一応、6000件目(口コミ数)レビューです(^^)/

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、地下鉄銀座線「溜池山王」駅、11番出口から徒歩3分少々のビルの1F。

久しぶりに都心のフレンチを食べたくなって、
マイレビ様からの評価も高いこちらにやって来た次第。

ディナーは、6000円、8600円、12000円のコースとアラカルトが有るのですが、
折角の機会ですので、

・シェフお任せコース 12000円 × 2人分

を予約しての訪問になります。

ドアを開けて店内に入ると、すぐにオーナーソムリエの方に迎えられました。

店内は2名掛けテーブルが7卓あり、1卓のみ4名掛けを構成しています。
隣のスペースにも同じようなテーブルエリアがある模様。

我々は入って一番手前の2名掛けテーブルに案内されました。

まずはドリンクのオーダーを行い、

・シャンパン 1500円 × 2杯
  スタイリッシュな細身のシャンパングラスでのサーブ。
  キリッと辛口で旨いです。

を頼んでカンパ~イ♪

若い男性サービスの方からこの日のコースの概要説明があります。
苦手なものが無いか確認されますが、問題ないのでそのままでお願いしました。

この日は赤ワインのボトルを入れることをあらかじめお伝えしていたのですが、
オーナーソムリエの方から、この日のメインの肉料理に合わせる形で、
オススメの赤ワインの説明がありました。

ということで、この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・アミューズ1
  2種のチーズのグジェールとオリーブのマリネです。
  まさにシャンパンに合うアミューズ。
  オリーブの間にはタマネギが刺さっていました。

・アミューズ2
  コンソメジュレとカリフラワームースのキャビア添えと、
  自家製ハム、豚足のパテです。
  コンソメジュレとカリフラワームースとキャビアの組み合わせは鉄板ですね。旨いわ。
  パテはパセリやケッパーがアクセントになっていました。

・パン
  ぷっくりとした形状のパン。外カリ中フワタイプの。
  バターも添えられますのでそれをたっぷりと塗って頂きました。

・2007 Domaine Pontifical Châteauneuf-du-Pape 11800円
  オーナーソムリエの方が、本日のメイン肉料理とコース全般に合うように
  見立ててくれたフランス産の赤ワインです。
  フレーバーはすみれの香り。そこに酸味も感じます。
  飲んでみると程よいタンニン。ボディはミディアムくらいかな。
  鼻に抜ける香りが良いですね。確かにこれであれば魚介料理でも合いますよ。

・本日の前菜
  ヴァニラ風味のオマール海老とマンゴープリンの冷製 甲殻類のアイスクリーム。
  何といっても甲殻類のアイスクリームが秀逸。これは凄い。甲殻類の旨みを凝縮。
  それぞれ単独で食べるよりも混ぜて食べた方が旨いです。

・季節野菜料理
  モリーユ茸とホワイトアスパラガスのエチュベ モリーユ茸ソース。
  モリーユ茸には鶏のムースを詰めています。
  多分私の経験上、モリーユ茸は初めてではと。海外の茸って香りがいいんですよね。
  ホワイトアスパラガスは北海道産でしょうかね。すごくぶっとい。これも旨い。

・魚料理
  天草産鱧のグリエと蝦夷鮑のベニエ タプナードソースです。
  鱧は和食の様にちゃんと細かく骨切りを施したもの。
  皮目を炙って、その下にはラタトゥイユが敷かれています。
  珍しいのがディルの花が添えられて。香りだけを嗅ぐとフェンネルみたい。
  こちらは魚介料理も野菜料理も素晴らしいんですね。ここまででそれを痛感しました。
  そうそう。蝦夷鮑のベニエは塩加減が絶妙で旨みが詰まってたなあ。
  これを10個くらい食いたかった(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・白ワイン 1500円
  かみさんのオーダーです。
  デザートワインのような甘めのものを頼んだそうですが、
  サーブされたのは中辛くらい。
  個性的なフレーバーでしたが、これから出てくるメイン料理を考えれば、
  本当に甘々のデザートワインは出さんでしょうね。

・スープ
  グラニテみたいな口直し代わりでしょうかね。
  新タマネギと新ジャガイモの冷製ポタージュです。まさにそのものの味と香り。
  この時に若い男性サービスの方と話しこんじゃってて、
  これを飲む前にメイン来ちゃったし(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  なので急いで飲んじゃいました。

・肉料理
  この日のメインディッシュ。
  リエーヴル・ア・ラ・ロワイヤルですわ。
  別皿には、セップ茸、スナップエンドウ、オクラの温菜が添えられ。
  リエーブルを食べる経験は今回で3回目くらいではと思います。滅多に無いので。
  それも2018年2月に仕入れて4か月近く熟成をしたもの。
  オーナーソムリエの方曰く、いい状態になっているそうで。これは嬉しい(^^)
  漆黒のサルミソースの上には、何か月も熟成させて各種工程を経てから、
  さらに肉を裂いてほぐし身にしたものを成形してさらに煮込んだ手の込んだもの。
  その上にはとろとろ食感のフォアグラが鎮座。
  匂いを嗅いでみると野うさぎちゃんとは思えないような獣臭がします。
  早速ナイフを入れて食べてみます。
  ほぐしてあるので食べやすいですね。最初は匂いを嗅いだ時の獣臭が強い印象を
  受けるのですが、何口か食べ進めていると、その奥にあるいい香りと旨みが分かります。
  やっぱこれだけ熟成したからこそ出せる味なんだなあと感じた次第。
  これが獲ってすぐだとこういう味にはならんでしょうし。
  オーナーソムリエさん見立ての赤ワインとの相性は抜群ですよ。
  そのために多目に残してたし(^^)
  それにしても羊肉はトラウマなのですが、これは大丈夫なのが不思議で。
  本当はもう羊肉も大丈夫になっているのに脳がそれを受け付けない。
  それがトラウマなんでしょうね。少なくとも人生損してるなあ・・・

・パン
  バゲットがサーブされました。
  サルミソースを綺麗にぬぐうためにね!

・サンペレグリノ 1200円
  かみさんのオーダーです。いわゆる炭酸水。

・デザート
  トマトと赤紫蘇のジュレ 青じそのアイス添えです。
  上には穂紫蘇もトッピング。和と洋のコラボデザートですね。
  紫蘇系は大好きなのでこれは旨いわ。さっぱりと頂けて。

・デザート
  ココットで焼き上げた熱々ベルギー産カレボーチョコレートのビスキュイ、
  バナナアイス パッションフルーツのソースです。
  最後の最後まで盛り上げてくれるデザート。楽しいよね!

・ミニャルディーズ
  チーズスフレとココナッツのブランマンジェです。

・フレッシュミントとレモングラスのハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・コーヒー
  私のオーダーです。

これでサービス料10%を加えて、〆て45650円。一人当たり22825円。

こうやって読み返してみると、このコース内容が12000円(税込)なのが凄いです。
それも立地は赤坂という都心の一等地なのに。

ポーションも、途中までは余裕が有ったのですが、メイン料理でズドンと来ましたので、
デザートの前にフロマージュのプレゼンがありましたが、お腹が一杯なので遠慮しました。
なので男性でも量が少ないという事は無いでしょう。

今回は、国産野うさぎとはいえ、リエーブルというなかなか味わえないジビエを
堪能することが出来ましたし、それを美味しいと感じることが出来たことが非常に嬉しい。

羊肉にトラウマがあるため、その手の獣肉に対しても同じ反応をするのでは?という
懸念も有ったのですが、それを払拭することが出来たのは貴重な経験です。

ということで今後もどんどんとジビエを含めていろんな食材に挑戦していきたいと思います。

最後は、オーナーソムリエ、シェフ、男性サービスの方に見送られながらお店をあとに。

ご馳走様です!(2018/6/21現在、4.04ポイント)


  • リエーヴル・ア・ラ・ロワイヤルアップ
  • 天草産鱧のグリエと蝦夷鮑のベニエ タプナードソースアップ
  • ヴァニラ風味のオマール海老とマンゴープリンの冷製  甲殻類のアイスクリームアップ

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7位

ete (和田塚、由比ケ浜、鎌倉 / フレンチ、ビストロ)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/03訪問 2018/04/10

相変わらずの高コスパでお腹も心も満足(^^)/

2018年3月中旬に再訪です。

この日はかみさんと鎌倉でディナー。

やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口から徒歩12分ほどの由比ヶ浜大通りからちょっと入った路地沿い。

予約の取れない超絶人気フレンチ店ですが、前回訪問時に予約をしたものです。

ということで予約時間となる19:30の10分前に伺います。
店の外の窓から中を覗くと席が空いていますので大丈夫そうだなと思い店内へ。

店内は、石英と思われるようなスタイリッシュモダンなカウンターで12席。

我々はその中央付近に座ります。

BGMは、洋楽ポップス系。

この日のディナーコースは7800円の設定でワンドリンク付きになっています。

ということで二人とも、

・スパークリングワイン × 2杯 ※コース料金に含む
  相変わらずグラスの縁までなみなみと注いでくれます!
  表面張力ギリギリまで。
  かみさんも花粉症でノンアルにする予定でしたが、
  ウェルカムドリンクだけはこちらをチョイス。

を頼んでカンパ~イ♪

この日の7800円コースの内容は以下になります。

・アミューズ1
  ブリ、カブ、根セロリのわさび菜アイス添えです。
  金柑もアクセントで入っていて、カレー粉っぽい風味も感じました。
  根セロリは食感を生かすようにダイス状にカットしており、
  風味と食感が良かったですね。

・アミューズ2
  フォアグラとナメコのコンソメ トリュフ風味です。
  こちらは前回訪問時と同じ内容。
  濃いめのコンソメととろとろフォアグラの相性がいいですね。

・アミューズ3
  雲丹、帆立、つぶ貝のブルゴーニュ仕立てです。
  ダイス状にカットしたゴボウとジャガイモも入っています。
  こちらも前回訪問時と同じ内容。
  グジェールというプチチーズシューが添えられますので、
  それをスープに浸して食べるとこれまたウマウマでしたわ。
  前回は浸すのを忘れましたが今回はしっかりと実行。

・オーストラリア産ワイン用ブドウジュース 800円
  かみさんのオーダーです。ここからはノンアルにするということで。
  普通のぶどうジュースに比べると、まったりと濃厚な味わいでしたね。
  酸味が無くて丸みのある味わいでした。
  これまた男前に注いでくれて。

・Domaine de la Croix Senaillet Saint-Veran 2014 1100円
  私のオーダーです。
  仏ブルゴーニュのシャルドネ100%の白ワイン。
  少し乾いた感じのテイスト。中辛ですね。酸味もありなかなかの美味しさ。

・前菜1
  蟹味噌のバーニャカウダです。こちらも前回と同じですね。
  鎌倉野菜と思われる大根、蕪、胡瓜、パプリカ、ヤングコーン、オクラ、
  スナップエンドウ、人参などが添えられます。
  海草とチーズを練り込んだバターも添えられますが、こちらはパンにつけて頂きます。

・パン
  クラストは濃いめの茶色で、クラムは薄茶色のビジュアル。
  ガリッと焼き上げられています。
  海草とチーズを練り込んだバターを付けながら頂きました。
  それにしてもこのバター旨いなあ。
  パンは無くなると適宜補充してくれます。

・前菜2
  牡蠣のベニエです。これも前回同様。結構料理が被るんですね。
  前回同様小粒ながらもジューシーなエキスの旨みに溢れ、
  ほんのりカレー風味なのがそれを後押ししてくれます。
  まあ、何度食っても旨いね(^^)

・前菜3
  燻製サーモン タマネギのピューレと卵黄、ジュレ添えです。
  トリュフの香りとタマネギの甘味が印象的でした。
  ジュレは結構酸味の効いたものでした。日本料理の加減酢ジュレみたいな。

・Domaine Cordier Pere et Fils Macon Fuisse 2015 1200円
  私のオーダーです。
  仏ブルゴーニュのシャルドネ100%の白ワイン。
  独特のフレーバーがあります。表現が難しいのですが変な意味ではなく。
  しっかりと辛口。かすれた感じの後味も。これは好みですね。旨いわ。

・魚料理
  この日の魚料理は、スズキのパイ包みです。
  ソースはトマトをベースに、香草なども加えたクリーミーかつスパイシーなもの。
  初めて食べるソースですが複雑な味わいでこれは旨いですねえ。
  淡白なスズキの身が、このソースのおかげで昇華しましたよ。
  もちろんパンでぬぐって綺麗に完食ですよ。

・Domaine Cordier Pere et Fils Macon Fuisse 2015 1200円
  私のオーダーです。同じ白ワインのお代わり。

・Domaine Pierre Cros Vieilles Vignes 2016 1200円
  私のオーダーです。
  仏ラングドック産の赤ワインです。ぶどうはカリニャン100%。
  シェフに肉料理との相性を伺うとこちらとのことでチョイス。
  フルボディですが、そんなに主張せず、まったりと雑味の無い丸みのあるテイスト。
  カシスなどの果実味がふんだんにありましたね。
  
・オーストラリア産ワイン用ブドウジュース 800円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
  ただし2杯目の方がさらに男前の注ぎっぷり(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・肉料理
  ビュルゴー家のシャラン鴨のロースト ポルト酒ソースです。
  これまた200g近くはありそうな男前ボリュームでのサーブ。
  サイドには、菜花、しめじ、ネギのロースト、マッシュポテトが添えられ。
  ソースは結構甘めで鴨肉との相性はいいですね。
  肉の量が多かったので後からなんとシェフがソースを足してくれました。
  定食屋みたいなノリでんな(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Chateau Mont-Joye Sauternes 2010 0円
  なんとシェフのサービスです!
  ボルドーの白ワイン。デザートワインのように甘口。マスカットフレーバー。
  この肉料理ならこの甘さも合うかなとのことで。
  あざーっす(^^)/

・デセール1
  ココナッツのブランマンジェ 甘夏、蓬のアイス添えです。
  蓬のアイスの苦みが秀逸ですね。ココナッツの甘みと風味と合います。

・デセール2
  アイスのモンブラン仕立て。白いコーヒーソースを敷いて、
  ガナッシュ、チョコレートをトッピング。
  ビターなチョコレートとコーヒーフレーバーで大人のデザートですね。

・コーヒー
  私のオーダーです。これで〆。

・レモングラスティー
  かみさんのオーダーです。

これで〆て21100円。1人当たり約10550円。相変わらずの高コスパ(^^)/

ワインの注ぎっぷりも200mlくらいはありますので他店の倍近く。
それでいて良心的な価格ですので飲兵衛に優しいと。

今回は4つの料理が前回と被っていたのが残念でした。

蟹味噌のバーニャカウダはシグネチャ料理っぽくて毎回出ているようですが、
その他の料理は四季を変えれば変わっていたと思われます。
今回だと4月訪問だったら被ってなかった可能性が高いですね。

そうはいってもこれだけの種類の料理とボリュームがありますのでトータルでは満足!

今回も我々が最後の客となったので色々とお話を伺うことができました。
これまた調子こいて話し過ぎて終電帰りでしたが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

2018年4月からは新たな営業方針を掲げてのスタートとなるようですが、
これからもますますご活躍をお祈り申し上げます。

次回からはFBのキャンセル情報を見て予約をすることにしよう!
わりとキャンセルが出ているので。

ご馳走様です!(2018/4/10現在、3.99ポイント)


この日は鎌倉でディナー。

やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口から徒歩12分ほどの由比ヶ浜大通りからちょっと入った路地沿い。

予約の取れない超絶人気フレンチ店ですが、
なんとマイレビ様(今はなんと言えばいいんだっけ?)の具留目恥垢さんが
こちらの予約を取ってくれました。あざーっすm(_ _)m

ということで予約時間となる19:30ちょっと前に伺います。

玄関の近くまで伺うと、シェフが気付いてくれていたようでドアを開けてくれました。

店内は、2017年2月頃にリニューアルしたようで、大きなコの字カウンターのみ。
石英と思われるようなスタイリッシュモダンなカウンターです。
11~12名くらいがゆったりと座れるくらいの。

BGMは、洋楽ポップス系。

我々は一番奥の席に案内されました。

この日のディナーコースは8500円の設定でワンドリンク付きになっています。

ということで二人とも、

・スパークリングワイン × 2杯 ※コース料金に含む
  グラスの縁までなみなみと注いでくれます!男前でんなあ(^^)
  スッキリと辛口で旨いです。

を頼んでカンパ~イ♪

この日の8500円コースの内容は以下になります。

・アミューズ1
  中トロ、トマト、蕪のブランマンジェ わさび菜のパウダーアイス添えです。
  まさかの冷たいアミューズでしたが、店内は暖かいので全く問題なく。
  色々な味が折り重なって旨いです。

・アミューズ2
  フォアグラとナメコのコンソメ トリュフがけです。
  結構男前に黒トリュフをかけてくれています。
  コンソメは濃厚。

・アミューズ3
  雲丹、帆立、つぶ貝、ゴボウのブルゴーニュ風です。

・アミューズ4
  プチチーズシュー。正式にはグジェールというのかな?
  シェフからはそのまま食べてもいいですし、雲丹、帆立、つぶ貝のブルゴーニュ風に
  浸して食べてもとの説明が有ったのに、浸すの忘れた(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Pouilly Fume Quercus Domaine F. Tinel-Blondelet 2013 1200円 × 2杯
  シェフとワインの内容を相談して、ボトルでは無くグラスで頼むことに。
  フランス ロワールの白ワイン。ソーヴィニヨン・ブラン100%。
  私にはわりと軽めに感じました。コースの最初としては適切だったかなと。

・Seppi Landmann Riesling Vallée Noble 2012 700円
  フランス アルザスのリースリングワインです。
  マスカットのような香りが特徴的ですね。こちらも軽めです。

・前菜1
  なんとここから前菜が始まるんです。
  蟹味噌のバーニャカウダです。
  鎌倉野菜と思われる大根、蕪、胡瓜、パプリカ、金美人参などが添えられます。
  海藻バターが添えられますが、こちらは後でパンがサーブされますので、
  その時のために残して置きます。

・パン
  クラストは濃いめの茶色で、クラムは薄茶色のビジュアル。
  ガリッと焼き上げられています。
  海藻バターをちょこちょこ付けながら頂きました。
  パンは何度もお代わりが出て来ます。

・前菜2
  牡蠣のフリット カレー風味です。
  この牡蠣が小粒ながらもエキスの旨みが素晴らしかったです。
  牡蠣特有の臭みは一切無し。これは久々に大ヒットの牡蠣を頂きましたよ(^^)

・Marsannay Philippe Rossignol 2014 1100円
  フランス ブルゴーニュの白ワインでシャルドネ100%。
  メインが近づいてきたのでそれに相応しいものをと思い。
  きりっと辛口で白ワインながらもどっしり感を感じます。

・前菜3
  鱈の白子のムニエル チヂミほうれん草添え ロックフォールソースです。
  これまた鱈の白子が素晴らしくまったりと濃厚で旨いわ(^^)
  それを後押しするのが青かび系の力強いロックフォールソース。

・魚料理
  ここでやっとメイン料理の登場。凄くないですか?
  少食の方なら前菜までで腹一杯になりそう。
  この日の魚料理は、甘鯛の松笠焼き 春菊添え 雲丹ソースです。
  甘鯛のうろこのカリカリ感が心地よく。
  そこにあえて甘鯛の風味を壊さない程度に風味を抑えたであろう雲丹ソース。
  春菊大好きなので春菊もたまらんねえ(^^)
  パンにたっぷりとソースを浸してウマウマ。

・Marsannay Philippe Rossignol 2014 1100円
  メイン前に無くなっちゃったのでお代わりをした次第。

・Chateau de Cointes Tosca 2011 600円 ※ハーフグラス
  私が2種類の赤ワインで悩んでいると、半分ずつお注ぎしましょうか?と
  シェフから神対応の提案が!あざーっす!!!
  フランス ラングドックの赤ワイン。
  メルロー、カヴェルネ、グルナッシュなどを配合。
  メルローのまったり感が一番印象的だったかな。

・Chateau guilhem tournier 2013 600円 ※ハーフグラス
  フランス プロヴァンスの赤ワイン。
  ムールヴェードル、グルナッシュを配合。わりとスパイシー。

・肉料理
  ランド産 鳩のパイ包み焼き トリュフ添え ポルト酒ソースです。
  鳩の周りには、椎茸とフォアグラも取り囲んでいます。なんと豪華な布陣。
  今シーズンも相当量の松茸を堪能させて頂きましたが、実際のところ、
  味という点では私は椎茸の方が美味しいと思っています。
  この椎茸もそう感じさせる立派な椎茸でしたよ。
  鳩はそんなに食べた経験が無いのですが、ブラックペッパーを効かしていて、
  肉は程よい弾力とすっとナイフの入る切れやすさがありました。
  トリュフとポルト酒ソースをたっぷりとまとわせて食べるとウマウマ(^^)

・デセール1
  トンカ豆のブランマンジェ トリュフがけです。
  スカイベリーと白ぶどうも散らしています。
  トンカ豆って言われなければ絶対に杏仁だと思いますよ。それくらいクリソツ。
  なのでフルフルの杏仁豆腐と思っていただければイメージできます。

・デセール2
  この皿に関してはなんだったっけかな?
  シェフとのお話に夢中で(^^;
  ゴルゴンゾーラアイスのモンブラン ガナッシュとアメリカンチェリーソース。
  てな感じですかね。
  酸味のあるソースとビターなガナッシュが味に奥行きを。

・コーヒー

・カモミールティー
  シェフとお話をしていたらこれがサーブされました。
  コースには含まれていないはずですが。あざーっす(^^)/

これで〆て23500円。1人当たり約11800円。サービス料金無し、税込の明朗会計。

こちらのお店はとにかくCPが良いとの評判でしたが本当にその通りでした。

だってワンドリンク付きで11皿がサーブされて8500円ポッキリなんですよ。
もちろん味もお腹も超満足状態。

そして何よりもシェフそのものが素晴らしい。

これだけの皿数を独りでこなすために、倍速のVTRを見ているくらいの動きをしています。
メニューの説明口調も倍速ですが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

しかし、少しの合間を見てはお客さんとのコミュニケーションを取っています。

我々は最後の客となりましたのでカモミールティーを頂きながら、
シェフの考え方や理念などを含めてたくさんのお話を伺うことが出来ました。

シェフは料理という手段を用いてゲストに価値を提供する。
ゲストはその料理とシェフのサービスを受け、その対価として料金を支払う。
そして、シェフもゲストも双方が幸せな気持ちになれる。

どちらかが優位とかじゃなくて、お互いがWin-Winになれればいいですよね(^^)
そういうことを改めて感じさせてくれるシェフでした。

ご馳走様です!(2018/1/20現在、4.01ポイント)

  • ビュルゴー家のシャラン鴨のロースト ポルト酒ソースアップ
  • 燻製サーモン タマネギのピューレと卵黄、ジュレ添えアップ
  • スズキのパイ包みアップ

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8位

二条城ふる田 (二条城前、烏丸御池、丸太町(京都市営) / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥15,000~¥19,999

2018/07訪問 2018/08/26

先付から始まり、水菓子に至るまで全ての料理で満足

この日はかみさんと京都を散策。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は店名の通り、二条城の右サイド近くにあります。住宅街の一角。

お店は、京都らしい町屋造り。

予約時間の11:30ちょっと前に引戸を開けて店内へ。

こちらは基本は夜のみの営業なのですが、あらかじめ相談をしておくと、
昼営業も行ってくれるんです。

それも12時開始のところを新幹線の出発時間に合わせて、
11:30開始にしてくださいました。我儘を聞いて下さり、有難うございますm(_ _)m

こちらは基本は13000円コースのみですので、そちらを予約しての訪問です。

店内は、カウンター5席と4名掛けテーブルが1卓のみ。
かなりゆったりとした空間使いになっています。もっとテーブルは置けるのですが。

我々は、カウンターやや右寄りに案内されました。

お店は、ご主人と男性の板さんのお二人で切り盛り。
結果的にこの日の昼営業は我々のみだったようでしたので、お二人で十分だったのではと。
なんかそのために営業してくださって申し訳ない気が(^^;

ご主人は、若くして京都のミシュラン☆☆☆に輝いた飯田さんの後輩にあたるそうです。
紫野和久傳幸村祇園おかだなどで研鑽を積んだそうで。

BGMは、ありませんので静かです。何せ我々だけですので。

この日は二人ともノンアルで決めていましたので、私は、

・ペリエ ?円

かみさんは、

・ジンジャーエール ?円

を頼んでカンパ~イ♪

この日の13000円コースの内容は以下になります。

・先付
  とうもろこし豆腐、車海老、夏野菜の加減酢ジュレがけです。
  先付らしく、さっぱりと旨いです(^^)これを食べた瞬間に期待値が上がりました。

・椀物
  鱧と焼き茄子のお椀です。
  吸地はすっきりと旨く。鱧も骨切りがしっかりと出来ています。
  焼き茄子もフワフワと柔らかく香ばしくて旨いなあ

・向付
  太刀魚の藁叩き焼き、つぶ貝、大間の雲丹の盛合せです。
  塩と醤油が添えられます。
  つぶ貝はこりこり食感で旨味が濃いです。
  そして雲丹が甘いなあ(^^)
  太刀魚はフワフワと柔らかく、藁で焼いた燻製香が素晴らしい(^^)
  どれも塩で食べるのがオススメだと感じました。

・鉢肴
  鰊の炙りです。ミディアムレアの状態で。濃いめのポン酢がかかっています。

・焼物
  奥美山の鮎の塩焼きです。水茄子と山芋の酢の物が添えられます。
  鮎の塩焼きは骨が少しさわりましたね。
  私はあじの開きでも頭から尻尾まで食べますので全然平気ですが。

・強肴
  京都牛と白ずいきの冷しゃぶです。胡麻風味の味噌だれがかかっています。
  白ずいきがしゃくしゃくした食感で美味しかったです。

・凌ぎ
  半田麺ともずくのぶっかけです。叩きオクラもトッピングして。

・小鍋
  穴子の白焼きとじゅんさいのみぞれ鍋です。
  土鍋で煮えたぎってのサーブ。出汁は生姜が効いていてとろみもあって、
  熱々で旨いわあ。この手の熱いものでも取り皿を使わないでそのまま食べるのが好み。

・食事
  イサキと小芋の御飯です。
  おじゃこ、万願寺唐辛子焼き浸し、胡瓜の漬物と、なめこの赤出汁が添えられて。
  イサキはしっかりと炙られて味付けが施された状態で、
  小芋の御飯と仕上げに混ぜ込んでいきます。
  このイサキが無茶苦茶香ばしくて旨みに溢れています。
  これは完食だなあと思って食べ進めましたが、私が3杯、かみさんが2杯食べても
  まだ3杯分ありますとのことで、泣く泣くお持ち帰りに。そんなに有ったんだ???
  綺麗に折詰にして頂き、自宅に戻ってからその日のうちに完食!

・水菓子
  桃、ピオーネ、メロンシャーベットの盛合せです。

上記に加えかみさんは、

・ジンジャーエール ?円

をお代わりして、これで〆て32500円。

サービス料金7%で、税抜らしいので、それで計算するとおそらく、
ジンジャーエールが700円、ペリエが800円相当なのではと思います。
これで計算すると100円未満切り捨てで32500円になりますので。

それにしても先付から始まり、水菓子に至るまで全ての料理で満足ですよ。
どれ一つを取ってもイマイチなものは無く。なかなかこういうことは少ないのですが。

そして品数も多いですし、ボリュームもしっかり。
特に御飯は完食しようと思った私が断念したほどのボリュームがありましたので。
でも、無茶苦茶旨かったんだよねえ。

料理を作っている最中は、ご主人は黙々と調理に専念していたのですが、
水菓子を頂くタイミングになると、堰を切ったようにお話をして頂きました。

嫌われてなくて良かったです(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

それにしても、こちらの料理はノンアルでは非常にもったいなかったですねえ・・・
機会が有れば次回は間違いなく夜に訪問し、日本酒とともに堪能したいと思います。

いやあ、満足です(^^)

ご馳走様です!(2018/8/26現在、4.11ポイント、ミシュラン☆)

  • 奥美山の鮎の塩焼きアップ
  • 太刀魚の藁叩き焼き、つぶ貝、大間の雲丹の盛合せアップ
  • とうもろこし豆腐、車海老、夏野菜の加減酢ジュレがけ

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9位

弧玖 (出町柳、今出川 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2018/07訪問 2018/08/14

桜田出身とのことで期待のハードルを上げての訪問でしたが

この日はかみさんと京都を散策。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、京阪線出町柳駅から徒歩4分ほどのところ。

京都の割烹料理店らしく町家を改装した趣のある外観です。

予約時間となる11:30ジャストに暖簾をくぐり店内へ。

店内は入ってすぐ右手に個室。奥にはカウンター10席。

我々は、カウンターの一番奥に案内されます。

内装は割烹料理店らしい白木のカウンターがあり、余計な装飾の無いすっきりとした雰囲気。

BGMはありません。

店内は、ご主人と女将さん、男性の板さん3名で切り盛り。

ご主人は、桜田で9年間修業をされた方だそうです。
桜田は残念ながら2014年末を最後にご引退されてしまったのですが、
私に京料理、懐石料理の素晴らしさを教えてくれたのが桜田
なのでそちらご出身と伺うとおのずと期待をしますよねえ(^^)

それにしてもご主人は想像よりもお若く見えてイケメンですわ。

昼のコースは、5000円、7000円、おまかせの3コース。

夜も割烹料理のコースですので、昼からヘビーに攻めるとお腹が空かなくなるので、
真ん中の7000円コースで予約をしておきました。

ちなみに弧玖の予約は電話では2か月先までとなっております。
例えば12月1日に予約をしたければ10月1日から予約を受けてくれます。

まずは、

・河内晩柑のジュース
  晩柑の苦みと酸味、甘味が素晴らしい(^^)

が供されました。

その後私は、

・キリンクラシックラガー中瓶 700円

かみさんは、

・ジンジャーエール(辛口) 300円
  おそらくウィルキンソンではと思われるしっかり辛口。
  それにしても300円というのは良心的な値段ですよ。大衆居酒屋並に。

を頼んでカンパ~イ♪

この日の7000円コースの内容は以下になります。

・食前酒
  京都伏見の招德酒造株式会社の日本酒です。
  すっきりと癖の無いクリアな味わい。

・先付
  見事なガラスの器でのサーブ。バカラでしょうかね。
  その上に並んだものは、水菜の胡麻和え、スモークサーモン長芋巻き、上賀茂トマト、
  南京含め煮、山科唐辛子焼き浸し、茄子の田舎煮になります。
  これがどれもこれも出汁などが効いていて旨くて(^^)

・椀物
  鱧のにゅうめんです。
  冬瓜、叩きオクラ、ずいき、梅肉が添えられます。
  鱧の身はふわふわ。出汁は透明感があり切れが素晴らしいです。
  この吸地は久しぶりにヒット作でしたねえ。さすがですよ。

・向付
  スズキの刺身です。
  刺身の上には短冊に見立てた大根と人参。
  そして糸瓜、蓮があしらわれ、ちり酢と醤油が添えられます。
  スズキもいいものだと上物の真鯛と遜色のない旨味がありますよ。

・凌ぎ
  イサキの蓮蒸しです。濃厚な銀餡がかかっていてこれも旨いねえ。

・百春 無濾過 岐阜 1400円
  私のオーダーです。岐阜の純米酒。
  ほんのり甘くてフルーティー。無濾過らしいフレッシュ感も。旨いわ。

・ペリエ 300円
  かみさんのオーダーです。昼はノンアルで通しましたね。

・炊合
  祇園祭にちなんだ、なぎなたを象った器でのサーブ。
  中には大根と厚揚げの冷製おでん。

・八寸
  これまた見事な八寸!
  これは、おまかせコースの方のだろうなと眺めていたらなんと我々の元に!
  その内容たるや、琵琶湖の鮎の塩焼き、鱧の寿司、桃の白和え、鯛のちまき寿司、
  胡瓜の金山時味噌 山葵風味、黒豆の枝豆、蛸の南蛮漬け。
  どれもこれもイマイチなものは無く見事な料理。
  鮎の塩焼きもじっくりと焼き上げたそうですが、ほんと香ばしくて旨かったなあ。
  とても7000円のコースの八寸とは思えん。

・蒸物
  天然の勘八 吹雪仕立て 酢漬けのケッパー乗せです。
  全て混ぜて頂くとケッパーのアクセントが効いていて良かったです。

・食事
  パールコーンの炊き込み御飯です。
  胡瓜と和牛のつけ焼き、生麩の赤出汁が添えられて。
  パールコーンは白身を帯びた甘いとうもろこしですが、
  この甘さが御飯と相性抜群で(^^)
  御飯もパールコーンとの食感の相性を考えてでしょうか、やや固め炊きでの提供。
  旨すぎて余裕で完食ですよ。土鍋が一瞬で空っぽに。

・水菓子
  スイカとアボカドのサイダーゼリーがけです。
  本当にクラッシュゼリー部分がサイダーそのものの味がしました。
  最後に遊び心も見せてくれましたねえ(^^)

これで消費税とサービス料を加えて〆て19016円。

これだけの内容で二人で2万円を切るんですから無茶苦茶満足なんですけど(^^)/

期待をしての訪問になりましたが、その期待を超えてくれましたよ。
7000円でもこれだけの満足感を与えてくれましたからねえ。

なぜにこれほどのCPと実力がありながら2018年8月現在、
3ポイント台なのかが不思議ですわ。

ご主人含めて接客も素晴らしかったですよ(^^)

ご馳走様です!(2018/8/14現在、3.97ポイント、ミシュラン☆)

  • 水菜の胡麻和え、スモークサーモン長芋巻き、上賀茂トマト、南京含め煮、山科唐辛子焼き浸し、茄子の田舎煮
  • 鱧のにゅうめん
  • イサキの蓮蒸しアップ

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10位

おが和 (祇園四条、三条京阪、三条 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2018/07訪問 2018/08/20

日本を代表する名料亭である、京都吉兆 嵐山本店のご出身

この日はかみさんと京都を散策。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、祇園の北部。お店の密集する路地沿いのビルの1Fにあります。

予約時間の18:00ちょっと前に暖簾をくぐって店内へ。

店内は、カウンター6席のみとこじんまりとしています。

我々は、カウンターの一番奥に案内されました。

お店は、ご主人と男性の板さん3名、女性の板さん1名の計5名で切り盛り。

BGMは、流れていません。

ご主人はなんと、日本を代表する名料亭である、京都吉兆 嵐山本店のご出身で、
さらには、祇園さゝ木でも研鑽を積まれた方だそうで。

京都吉兆 嵐山本店は無茶苦茶好みですので期待も高まりますね(^^)
そうはいっても値段が3倍近く違いますので過度な期待は禁物ですが。

こちらの料理は、16000円のおまかせコースのみでしたので、
そちらを予約しての訪問になります。

まずは私は、

・アサヒスーパードライ小瓶 ?円

かみさんは、

・ペリエ ?円

を頼んでカンパ~イ♪

この日の16000円のおまかせコースの内容は以下になります。

・先付
  鱧と雲丹の煮凝りがけです。
  雲丹は、熊本の天草の赤雲丹を使用。煮凝りは鱧の出汁の煮凝りという拘りよう。
  そこに蕪、枝豆がアクセントに入って。
  正直、この料理はまあまあかなという印象でした。
  実はこの時は先行き不安にも感じたのですが・・・

・椀物
  冬瓜の鮑出汁のお椀 とろろ仕立てです。山葵が添えられて。
  これ自体は正直、美味しいのは美味しいのですが、印象も薄いかなと。
  ただし、椀物のふたを開けると、その蓋の上に煮鮑2切れと鮑の出汁をかけてくれます。
  この鮑が旨いですし、その出汁の旨いこと。一気に形勢逆転です。

・向付1
  こちの刺身です。香草をたっぷりと乗せて、梅肉醤油が添えられます。
  こちは食感も良くて淡白な旨味がいいです。日本人にしか分からないような。
  梅肉醤油はやや甘めでした。

・早瀬浦 福井 ?円
  夏らしい純米酒でお願いしたらこちらをサーブ。
  グラスで提供されました。
  夏らしくフルーティーなフレーバーで、米の旨味もしっかりと。
  なかなかの美味しさです。これ系は好みだなあ。

・鉢肴
  にしんの玉ねぎ醤油だれ、雲丹の塩辛 鮑の肝添えです。
  にしんをそもそも刺身で食べる機会が少ないのですが、
  食べてみると、青魚の中でもいい脂の乗り具合で旨いです。
  ちょっと黒酢のようなフレーバーの玉ねぎ醤油だれも良かったです。
  圧巻は、雲丹の塩辛 鮑の肝添えです。
  鮑の肝の醤油煮はそのままでも涙ものの旨さですが、
  雲丹の塩辛と一緒に食べるともはや失神級ではと(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  
・まんさく 秋田 ?円
  こちらも夏らしい純米でお願いして。
  早瀬浦 福井よりもフルーティーだけど旨味が濃いかな?

・凌ぎ
  鮪小トロの海苔巻きです。塊のガリが添えられます。
  この日の鮪は宮城県塩釜の130㎏ものになり、小トロとは背びれの下の身のこと。
  ひれのように良く動かす部位は旨いのですが、その理屈からすると旨いのではと。
  これまた宮城産の海苔に赤シャリを敷いて、小トロのブツを乗せ巻いたもので、
  ご主人から手渡しで受け取ります。
  しかし食べロガーですのですぐに食わんで、写真撮影(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  その後すぐに食べましたが、まず海苔が旨いです。そして赤シャリも旨いです。
  最後に当たり前ですが、宮城県塩釜の130㎏ものの背びれの下の身が旨いです。
  この旨さは高級寿司店で味わう感動と全く同じでしたぜ。

・揚物
  太刀魚の天婦羅とモロヘイヤと蕪の出汁餡がけです。
  太刀魚は揚げたてで器にトッピングされましたが、
  その下のモロヘイヤと蕪と出汁餡は冷めていました。
  てっきり器全体が熱々だとイメージしていたのですが。そこが残念!
  それでも太刀魚の天婦羅は香ばしくて、身がフワフワで、旨味がありましたよ(^^)

・旬菜
  鷹峯唐辛子の炙りです。削りたての鰹節を振り掛けて醤油を少々垂らして。
  鷹峯唐辛子とは、金閣寺の近くで摂れる地物野菜みたいですね。

・鉢物
  賀茂茄子の白味噌ととうもろこしの擦り流し仕立てです。
  上にはたっぷりのバター醤油コーンを添えて。
  とうもろこしの擦り流しを加えているおかげか、
  白味噌ベースのソースが甘過ぎないで好み(^^)

・食事
  こちらの食事は、ご飯のお供をずらっと並べて、いろんなパターンで食べてもらう趣向。
  この日の御飯のお供は、からすみ、鮪の漬け、とろろ、ちりめん山椒、海苔の佃煮、
  山ごぼう、生卵、牛のしぐれ煮になります。
  さらには、昆布の佃煮、しば漬け、茗荷と茄子漬けが添えられます。
  我々が食べたのは、

  ・からすみ御飯
    炊き立ての土鍋御飯をちょっとよそって、その上に、からすみをパラパラと。
    御飯は吉兆を思わせる柔らかな炊き加減。嫌な感じじゃ無くこれが旨いんです。
    そこにからすみの旨味とコクが加わって旨いわあ(^^)

  ・鮪の漬けとろろ丼
    超ミニ丼感覚で。それでも鮪の旨さを感じます。

  ・ちりめん山椒、海苔の佃煮、山ごぼう乗せ御飯
    混ぜて頂くと極上ですわ。

  ・TKG
    生卵、削りたてのかつおぶしで頂きます。
    久しぶりにTKGを食いましたが、ほんと旨いわ。

  ・牛のしぐれ煮とちりめん山椒の茶漬け
    本来は、牛のしぐれ煮茶漬けなのですが、ちりめん山椒も加えた方がいいなと。
    出汁は熱々にした状態でかけられました。
    牛のしぐれ煮はあえて甘く炊かないで、山椒が効いたピリ辛テイスト。
    そこにちりめん山椒の魚介系の旨味も加わってたまらんわ(^^)/

  ・おこげの海苔巻き
    特別編。土鍋におこげが出来たのでいかがですかとのことで。
    もはやお腹はいっぱいでしたが、このプレゼンは無視できんでしょう。
    おこげに醤油をさっと塗って、美味しい海苔で巻いて。至福。

・デザート
  メロン バニラアイス メロンシャーベットのメロンソーダのエスプーマ仕立てです。
  これでもかとメロン攻め。というのもこちらのデザートの常連さんの人気が高いようで。
  なんつうか、大人のメロンソーダですよ。しゅわしゅわっと。

・阿波ほうじ茶
  徳島のほうじ茶で、乳酸発酵しているとのこと。
  ほんのり酸味を感じるハーブティーのようなしっかりとした味を感じるお茶。

これで〆て40000円。無茶苦茶ジャストなんすけど(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

にしても満足させて頂きましたよ(^^)

先付は正直、それほどでも無いかなあという印象だったのですが、
そこから徐々に盛り上げていき、結果的には満足しましたので。

圧巻なのは最後の食事でしょうかねえ。そうそう鮪も凄かったけど。

かみさんと二人で少量を分け合ったので、全種類制覇出来ましたが、
独りで食べるとなるときついかも。

しかし本気食いモードであれば2回転はいけるのも事実なので、
それが出来るとすれば無茶苦茶CPいいですし、超満足で帰れるのではと思います。

ご馳走様です!(2018/8/20現在、3.97ポイント、ミシュラン☆)

  • 鮪小トロの海苔巻きアップ
  • 鱧と雲丹の煮凝りがけアップ
  • こちの刺身アップ

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