安倍太郎さんが投稿した温石(静岡/焼津)の口コミ詳細

【食國漫遊記】

メッセージを送る

安倍太郎 (男性) 認証済

この口コミは、安倍太郎さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

温石焼津/日本料理

2

  • 夜の点数:4.9

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
2回目

2022/01 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

「再訪!そして幾度も涙腺を揺さぶられる感動体験を味わいました‼︎」

この日伺いましたのは焼津に御座います「温石」さんです。

昨年秋に初訪し、想定の遥か上を行く感動体験をさせて頂き、
成る早での再訪を誓いつつも、タイミングが合わず年を跨いで
やっとの再訪と成りました!

焼津駅を降り立ちますと直ぐ目の前に足湯処が有り、
前回は諸々規制も有り誰も居らずでしたが、
天気も良く足湯に浸かる多数の方々を横目に、
焼津の街並みをのんびり徒歩にてお店に向かいました。

暖簾を潜り、中庭の回廊を抜けて店内へと進みますと
店主杉山氏が笑顔でお出迎え下さり、焼き台側の席に座って
この日のドラマが開演で御座います!

頂きましたのは、御決まりにて以下のコース。
◆聖護院大根の風呂吹き白味噌柚子と自家製柚子胡椒
◆唐墨入り餅巾着菜花添え
◆糸縒鯛の椀物、しめじとほうれん草
◆筍のつけ焼き
◆イシナギのたたき禰宜タレ
◆あさはた蓮根のおかき揚げ
◆赤座海老の焼きしゃぶ
◆朝採れブロッコリーの炭焼き、赤座海老味噌ソース
◆金目鯛松笠焼き(背側山椒醤油、腹側は塩で)
◆赤蕪の胡麻酢
◆磐田の海老芋団子と牡蠣の山椒焼き
◆土鍋炊きご飯にえばな
◆筍御飯
◆お新香
◆なめこ汁
◆本めじ鮪漬飯
◆浜名湖の蛤おじや
◆鯖棒鮨
◆唐墨炭炙り飯
◆紅ほっぺ
◆胡桃と百合根の金柑風味茶巾
◆抹茶

頂いたドリンク
◇生ビール
◇雨後の月/特別純米/広島県呉市/相原酒造
◇魂醸勢/純米大吟醸&純米吟醸ブレンド/静岡県菊川市/森本酒造
◇磯自慢/純米吟醸/静岡県焼津市/磯自慢酒造

前回は初訪なのも有ってか多少緊張も有ったのですが、
今回は肩の力も緩んで頂く事が出来たのも有ってか否か、
一つ一つとても丁寧にじっくりと作り込まれる所作に
気付くと前のめりに成ってる自分が居りました。笑笑

初めの聖護院大根の風呂吹きから早々に鷲掴みにされ、
10kと巨大なイシナギを炭で遠火から近火と巧みな火入れで
提供されました叩きの提供で嬉しくも陥落致しました。

頂いた瞬間に素晴らしい火入れにブルブルっと鳥肌が立ちまして、
2枚目を口にした瞬間に涙腺が崩壊して涙が溢れる嬉しい体験です‼︎

真剣に取り組む火入れに自分も入り込んでいたのも有り、
イメージを越える美味しさに身体が自然に反応した瞬間だったのかと、
事の成り行くを冷静に振り返って、又々嬉しく成りましてですね、
ずふずふに堪らず席を立ちました、、、何せ、この御時世ですから
御隣様に勘違いされますと御迷惑が掛かりますので。苦笑

良い意味で気を取り直して、この日のスペシャル食材と成ります
赤座海老の焼きしゃぶには再び持っていかれそうに成りましたが、
イヤイヤこの後のシグネチャー金目鯛様迄持たんと何とか堪えて
迎えたものの、案の定金目鯛様で再度撃沈です!緩々で御免なさい!苦笑

丁寧に火入れを加えた金目鯛は、キラキラに美しく輝いた鱗が眩し過ぎ
暫く眺めて居たい程で、レアな段目にはコレから食せる口福感に生唾ゴクリと
秒で矛盾が走ります!笑笑

添えらた山椒醤油は背側で、塩は腹側と憎い演出も加わり、
考え抜かれた待ってましたの一品には二度目のダウンで再度個室へ駆け込みました、、、
助けて下さい 苦笑

気を取り直して、〆に挑んだのですが店主がそんな自分を見てか知らずか、
如何ですかぁ〜と蛤が入った雪平を見せながら不敵に微笑んで下さり、
三度目のダウンは言うまでも有りません、、、笑笑

蛤の出汁がこんなにもご飯に浸透した雑炊を頂いたのは初めてで、
九十九里や桑名はコレまで頂いても、浜名湖は御初でしたのも
嬉しい出会いでした。

にえばな、筍、鮪、蛤と来ましたので、コレで〆も終わりかと思ったのですが、
未だ未だ行きます!♫

美しい断面の鯖棒が登場です!皮目には綺麗な包丁が入り、
床の間に飾っておいても絵に成る一品に思わずニンマリです!

はぁコレで終わりですねと思ったら、何やら炭火で黄色い物体を
炙り始めましたのが、今度こそとどめの唐墨炙り丼でした!
これぞ参りましたの降参白旗で御座います‼︎笑笑

前回は夜の部でしたが、今回は昼の部でお店にも明るい日差しが入り、
夜の重厚なイメージとは違い、店名通り温かみの有る空気感がまた最高でした。

基本、昼も夜も同じ内容で提供されるそうですが、冗談抜きに同じ内容で
昼夜の二回転でも正に二度美味しいのではと思いましたので甲乙付け難く、
この感動はお店に行かなければ味わえませんので、是非一度体験して欲しいですね!

然も、前夜に伺いましたFujiさんとお話し頂き、内容が被らない様にと
態々御配慮迄頂いた事には、有難くも感動感謝で御座います!

食べログアワード2022では2年連続のシルバー受賞と、
益々の人気に拍車が掛かり、完全に次がいつなレベルでは御座いますが、
頑張って次回のお席を確保したいと思います‼︎

食の感動を有難う御座いました!

御馳走様です‼︎

☆4.45-8743


  • 焼津駅前温泉賑わってました♨️

  • 途中通過するサスエ前田魚店

  • 外観

  • 暖簾

  • 行燈

  • 美しい中庭の石畳回廊を進んで店内へ

  • セッティング

  • エビス生、飲む瞬間に泡がもこもこ隆起する入れ方120点の生でした‼︎

  • 可愛い箸置き

  • 聖護院大根の風呂吹き白味噌柚子と自家製柚子胡椒

  • 丁寧な処理が光ります!

  • 自家製柚子胡椒が絶妙に合います!

  • 唐墨入り餅巾着菜花添え

  • 出汁がジュワッと染み出して何とも堪りません!センターを務める黒七味もピリリと流石ですね!

  • 自由に選んで頂く事が出来るお猪口は、そのまま置かれますので、同じお酒でもお猪口の形で味わい比べが出来る嬉しいサービスですね!

  • 雨後の月/特別純米

  • 糸縒鯛の顔見せ、特徴的な黄色の横線が美しいですね!

  • 糸縒鯛の椀物、しめじとほうれん草

  • 糸縒鯛の椀物とは嬉しくも贅沢!出汁も沁み渡ります‼︎

  • 筍の登場!じっくり炭でつけ焼きされます‼︎

  • 筍のつけ焼き

  • 美しい断面と焼き上がり!

  • 今年の御初筍は一口で!絶妙の火入れで引出された甘味が最高でした‼︎

  • 真剣な眼差しで、イシナギを高台に避難して遠火で燻します

  • イシナギのたたき禰宜タレ

  • 大物10kイシナギ絶妙の火入れ!

  • 鳥肌後涙の感動体験その一

  • 魂醸勢/純米大吟醸&純米吟醸ブレンド

  • あさはた蓮根のおかき揚げ

  • こんがり良い色に揚がっております!

  • 前回のおかき揚げは茄子で感動しましたが、やっぱり温石さんのおかき揚げは素晴らしいです‼︎

  • 赤座海老の顔見せ

  • 赤座海老の焼きしゃぶ

  • ココしか無いの絶妙な引き上げでのレア焼きです!

  • 食べるの勿体無いですが一口で!美味すぎました!

  • 朝採れブロッコリーの炭焼き、赤座海老味噌ソース

  • 日本一贅沢なブロッコリーの炭火焼きです!笑笑ヤバすぎます

  • 待ってました!真打の登場です‼︎

  • 金目鯛松笠焼き

  • 金目鯛松笠焼き(背側山椒醤油、腹側は塩で)

  • 鳥肌後涙の感動体験そのニ

  • 赤蕪の胡麻酢

  • 箸休めとはいえ繊細な一品!盛り付けも鮮やかです!

  • 磯自慢/純米吟醸

  • 磐田の海老芋団子と浜名湖牡蠣の山椒焼き

  • 浜名湖の牡蠣も御初でしたが、こんなにぷりぷりしてるとは普段食べる地物三陸の牡蠣も霞む美味さでした!

  • にえばな、炊き立てのお米の香りが全力で来ます!

  • 汽笛を上げる土鍋

  • 筍ご飯出来ました!

  • 筍ご飯

  • 序盤のつけ焼きで御名残惜しゅう思ってましたら嬉しい再会です!心でガッポーズ‼︎

  • 盛り付け美しく、お新香はまるで絵画の様です‼︎

  • なめこ汁

  • 当然ですが出汁がヤバい位に効いてます!

  • 本めじ鮪漬飯

  • 鰹は無くても鮪は有るよとばかりに登場!

  • 一膳じや足りない美味さ!

  • 蛤、桑名産かと思いましたら浜名湖産です!

  • 蛤の口を開ける際に、ふんっ!と力が入る瞬間です!

  • 嬉しそうな店主

  • 蛤の顔見せ

  • 浜名湖の蛤おじや

  • 濃厚な蛤の出汁を吸ってもう最高!

  • 鳥肌後涙の感動体験その三

  • 鯖棒鮨、美し過ぎてこのまま床の間に飾りたい程!

  • 美しい断面

  • 丁寧な包丁が入った美しい皮目

  • 唐墨を炭で炙り

  • 唐墨炭炙り飯

  • 最後の最後に反則級の〆でした!笑笑

  • お茶

  • 紅ほっぺ

  • 良くヘタを切って縦置き提供されるお店が多いのですが

  • 温石さんは美に拘ってこの出し方!トコトン素晴らしい‼︎

  • 胡桃と百合根の金柑風味茶巾

  • 抹茶

  • 抹茶で整いました‼︎

2022/02/23 更新

1回目

2021/09 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

「食の幸福を体感!大変心が洗われました‼︎」

この日伺いましたのは焼津に御座います「温石」さんです。

お店は、JR焼津駅からですと徒歩で20分弱の住宅街の一角。

伺いました日は、週末の夜の部にてポケコンからの事前予約です。

お店へは焼津駅から徒歩にて伺ったのですが、
地方都市に参りますと、その町の賑わいや空気を出来る限り
肌で直に感じる事で、記憶へのインプットも深く刻まれる為、
より鮮明に情景が浮んで参りますし、お店に到着する迄もが
お店の思いでと成りますので私的には何よりの醍醐味なのです。

焼津駅前の繁華街を抜けますと、直ぐに住宅街に変わり、
市役所前の商店街を越えればお店はもう直ぐでしたが、
焼津駅に着いたのがそもそも早過ぎたのも有ってか、
時計を見ますと未だ30分前でしたので、大きく遠回りをして、
真っ直ぐ海辺へと進みますと、冷凍カツオ水揚げでは日本一の
焼津港が直ぐにて、避難タワーに登って拝んでからお店に向かいますと
其れでも開店10分前に到着でした。

其れにしても、矢張り海が直ぐの焼津の様な港街は海の香りと共に
独特の風情が有り、なんともゆったりと空気が流れておりますので、
私的にはとても落ち着きます!

然し、9月末とも成りますと日が降りるのは早く、
お店の玄関先に設置された行燈には既に明かりが灯っており、
何とも風情が有る外観の設えです!

丁度、お弟子さんが勝手口から出て来たタイミングでしたので、
もう入れますか?と伺うと少しだけお待ち下さいとの事で、
入口で待ちますと、直ぐに女性の方が出て来られまして入店すると、
そのまま奥へお進み下さいと美しい中庭を抜けて茶室前から靴を脱いで
お店へと上がりました。

店内はこの字カウンターのオープンキッチンと成っており、
中央にはガラス張りの炭焼き台が有るのですが、
和食店の多くが背を向けて作業をするのが殆どの中、
音石さんは逆で作業が丸見えの為ライブ感が更に増す設計です‼︎
然も案内されたお席は焼き台の目の前ですからテンション上がりました⤴︎

カウンターも重厚で最大10席のシートにこの日のゲストは7名、
元々ゆったりとした席間が更にゆったりとした中、
一同が揃った処で店主より一組ずつに丁寧な御挨拶を頂き、
この日の宴が幕を開けました!

頂きましたのは下記の通り
◆落花生豆腐と無花果
 滑らかな舌触りに濃厚な落花生豆腐、同じく落花生のソースと 
 無花果の相性が抜群で、スタートから秋の味覚満載の予感を感じました!

◆渡蟹と蓮根団子、菊の花とモロヘイヤのお浸し
 渡蟹と揚げた蓮根団子の油との相性が良いとの事で、
 店主のイメージとしては変わり種なカニコロッケとの事でしたが、
 成る程な面白い一品にて、添えられたお浸しが最後は綺麗に
 油を流してくれますので、とても計算された一皿でした。
 
◆冬瓜と蓮子鯛
 しっかりと下処理が成されたからなのでしょう、
 大変味が滲みているは勿論なのですが、面取りされた角もしっかりと
 決して柔らか過ぎず、歯応えも適度に残されており流石の味わい!
 
 蓮子鯛はシーズン終盤にて、夏場に脂が落ちる真鯛の代用品にも
 用いられるますが、生息域が沖合なので生では余り頂かないモノにて、
 この日も半身を出汁に潜らせて身が反り返る程にとてもプックリと
 仕上げられており、頂きますとホクホクとして大変美味しかったです!

◆もちがつの造り
 初めに「さっき届いたばかりでかなりの良いものが入りました‼︎」
 とお見せ頂いたのが、この「もちがつお」です。
 鰹は時期も終盤にて、半分以上頂けないだろうなと諦めておりましたが、
 とてもラッキーにてテンションが上がりました⤴︎

 捌いている店主自身も終始ニコニコと笑い皺がマスク越しでも何度も確認出来まして、
 そんな御姿拝見しちゃいますとワクワク度が更に増しての提供でしたが、
 実は地元宮城の気仙沼港も漁獲高では焼津に次いでの全国二位にて、
 スーパーにも出廻る率は高く鮮度が良いとの自負は有ったのですが、
 店主がトリミングや切り取る様子を見ている段階から、
 ブリンブリンの弾力が伝わりましたので、
 頂きますと鰹の概念が変わる程の独特の食感で、
 思わず「うわぁこりゃすげぇ‼︎」と心で叫びました!
 頂けて改めて感謝の一皿でした!
 
◆かつおハラスのたたき
 続けて、先程のかつおハラスが鉄串に打たれて登場しました、
 焼き台から丁度良い小さなサイズの備長炭をトングで取り出し、
 皮目に押し付ける様に当てますと、ジュッと心地よい音色と共に煙が上がり、
 何とも唆る皮の焼き目と共に美しいグラデーションのコントラスト! 
 コレだけで酒が進む〜と言いたい処でしたが禁酒法期間にて、、、苦笑
 
◆松茸のおじや
 店主より、提供時に「松茸は良い意味で下品な位に贅沢に使わないと!」との通り、
 比率は松茸が7割近くだったかと!確かに香りがブワッと重厚で納得な秋の一杯でした!

◆緑茄子のおかき揚げ
 一般的な茄子はアントシニアニン色素が作用して紫色のテカテカですが、
 緑茄子はその名の通り緑色で、熟す前のバナナの様な姿なのですが、
 通常の物よりも熱を加える事で甘味が増してトロッとした食感に成り、
 おかき揚げの絶妙な薄衣とパリパリの食感が加わりまして、
 野菜の揚げ物なら絶対茄子がNo. 1と思っておる身としてのコレまで頂いた
 マイギネス更新で御座います!
 久々に太陽に吠えろの松田優作の名台詞を叫びました!笑笑

◆伊勢海老の炭炙り
 解禁したばかりの伊勢海老がキーキーと騒がない為にと、
 サラシが覆われておりおりましたが、顔見せの際にもそーっとサラシを
 取られる店主の徹底した拘りに頂く前から感銘致しました!
 
 従って、包丁を入れても暴れる事も無く頭と胴体が切り離されても
 未だ半分眠ったかの状態で、焼き台に乗せられた瞬間に初めて熱さに驚き
 目が覚めたかの様な一連の所作を拝めただけでも来て良かったと思える程!

 頂いては絶妙なレア焼きにて、掛けられた味噌と共に頂きますと当然最高!
 伊勢海老は火入れが難しいと申されてましたが、本当にギリギリ迄追い込んだ
 絶妙な寸止め火入れで素材の味がより際立っておりました。
 
◆柿の白和
 トロトロに仕上げた白和えは、舌触りも滑らかにてソースの様な仕上がり、 
 柿との相性宜しく枝豆のコントラストも流石で美しい一皿でした!
 
◆金目鯛の松笠焼き
 待ってました‼︎の温石さんの代名詞的なシグネーチャー!
 本日の金目鯛はいつもの漁場モノとは異なり身がしっとりとして
 柔らかな食感が特徴とのご説明の通り、炭火にて絶妙なレアに
 焼き上げられており、事前に高音の油で皮目の鱗を立たせた事により
 パリパリの食感も加わり松笠焼きはホント最高です!
 然も、金目鯛の鱗がキラキラと美しく輝いて、お隣様も思わず綺麗!と
 歓喜しておりましたが、日本料理の美が凝縮されて素晴らしい一品でした!

◆天然鰻の八幡巻き焼き茄子オクラ
 その名の通り京都府八幡市が発祥の八幡巻は牛蒡の産地だった事と、
 天然鰻やどじょうが良く取れた為に、牛蒡に巻いて昔から良く食べられていたらしく、
 とは言え、現代において鰻はとても高額ですから,安価な穴子や牛肉等を代用に
 食されておりますが、この日は嬉しくも天然鰻ですから最高です!

 牛蒡を天然鰻でぐるぐる巻にされての登場にて、高さ三段有る焼き台の近火で、
 時折打った串其の物を固着せぬ様に頻繁にクルクル回しながら丁寧に焼き上げておられましたが、
 提供された断面を確認しますと中の牛蒡の硬い芯が丁寧に取り除かれており、
 味は勿論,歯応えへの気配りも忘れておらず、手間を惜しまぬ嬉しい一品。

 何気に鰻を巻きつけるのも当たり前に見えますが、バラした牛蒡を固定せねばですから
 大変だと思いますので、見えない部分の下拵えの苦労分も想像して大事に噛み締めて頂きました。
 
◆新米にえばな 秋田こまち
 静岡でまさか地元隣県の秋田生まれの秋田こまちを頂くとは思いませんでしたが、
 土鍋で炊かれた銀シャリが美しく輝いており、店主がご飯茶碗蒸に丁寧によそう姿も
 シンプルにとても絵になっており、人数分積まれた茶碗を手に取る際も茶碗通しが 
 当たってガチャっと音が立たぬ様に徹底した気遣いが伺え、何処までも気配りが 
 行き届いてるからこそコレだけの素晴らしい料理が提供出来るのだろうと感じました。
 
 肝心の秋田こまちのにえばなは、粒も大きく正直秋田こまちのイメージが変わる一杯でした‼︎
 地元でも新米を購入して頂いてみたいと思います‼︎勿論土鍋炊きのにえばなにて‼︎笑笑

◆長芋と水茄子の香物
◆小芋と三つ葉の御味噌汁

◆舞茸炙り飯
 地物の天然舞茸は初めにお見せ頂きましたが、特大の立派なモノで既に独特の香りが凄く、
 初めに頂きました松茸のおじやとも甲乙付け難くも、必ずどちらかと言われれば自分は
 コチラに軍配かと‼︎目の前の土鍋で炙られる時から香ばしい香りが漂い反則的味でした!笑笑

◆鰹炙り漬飯
 初めに頂きました鰹の背側を炭火で炙ってたたきにされたのですが、
 皮目を炭に直乗せされており兎に角炭の扱いが多岐に渡り使いこなされており、
 見ているだけで飽きないのですが、御飯に乗せる前に特製のタレにさっと潜らせての提供にて、
 おかわりが欲しいほどに美味すぎました‼︎

◆栗、甘長唐辛子、知床牛ロースト飯
 タレントの大泉洋サンからの紹介で取り扱う事になったと言う知床牛らしく、
 当然ながら炭火で焼かれたのですが、焼きに要した時間は一時間半ととっても長時間!
 その間の全てを目の前で確認しておりましたが、初めに中火からじっくりと火を入れ、
 後半は最上段にて丁寧に燻されており、包丁を入れると断面は美しいピンクのレア‼︎
 更に切る度に肉汁が流れ出して一枚一枚が輝いておりました‼︎その光景に思わず生唾ゴクリ♫笑笑
 其処に秋の味覚の栗とアクセントの甘長唐辛子が加わり美味いとしか良い様が有りません!
 おかわりもっとすれば良かったと今更ながら後悔、、、苦笑
 
◆浜名湖の青海苔とおじや自家製唐辛子味噌
 最後は青海苔たっぷりに自家製唐辛子味噌が加えられたおじやでフィニッシュでしたが、
 青海苔の風味と辛子味噌が絶妙にて最後なのも有り卑しくも何杯でも行けそうでした。笑笑
 其れにしても口説いのですが秋田こまちがこんなに美味しかったのかと最後迄ビックリも、
 全ては店主の腕に掛かったからに他ならないと結論付けて納得致しました!

◆洋梨のバートレットと葡萄のピオーネ
洋梨=ラフランスとつい最近迄思ってたのは決して私だけでは無いと信じたいのですが、
 明治時代に既に国内に入って来てたらしく、正直ラフランスよりもモッサリ感が無く、
 梨の様に瑞々しくて美味しいですね!そして当然ですが秋の味覚にて梨なだけに抜かり無し!笑笑

◆薄皮どら焼き
 焼きたてのどら焼きはお初でしたが、最後に頂きました御抹茶との相性も宜しく、
 極限迄薄く一口サイズなのも嬉しいですね。

◆店主自ら立てた御茶
 茶懐石ですから、最後は店主が本格的な作法にて立てて下さいまして、
 最後の最後に背筋がピンと伸びましてとても整いました!

☆尚、宣言期間中にてアルコールは頂いておりません。

基本、お店で見たもの感じたものを、自宅でも出来る限り実践する事をモットーとしており、
炭を起こしては、コレまで焼鳥は頻繁に焼いてはおりましたが、
温石さんに伺って以降は、焼鳥以外を炭焼きにする事が増えており、
食の楽しみが更に増す切っ掛けと成りましたので其れだけでも感謝しか有りません!

そして何よりタイトルの通りにて、とても幸福感を味わう事が出来ました、
入店時から感じる独特の空気感がとても心地良く、こんなにも浄化作用の有るひと時を
過ごせる体験をさせて頂いたのはお初で御座います。
マイレビ様が「精神安定剤」と迄仰るのも成る程納得で素晴らし過ぎます!

コレまで、静岡は宮城からですとアクセス的に不便で足が向かず正直未開の地でしたが、
今後、伺う機会が増える事は間違い無いですね!

最後に余談ですが、良く態々交通費迄掛けて遠方のお店に行って、
支払った値段が幾ら安くても交通費足したらコスパ云々何て言えないだろうと
仰る方が居られますが、全国には沢山良いお店が御座いますので、
其れ言ったら何処にも行けなくなっちゃいますので全く持ってナンセンスにも
程が有りますねぇ 笑笑

自分はコレからも温石さんの様に全国の素晴らしいお店に沢山伺いたいと思います‼︎

御馳走様でした‼︎

☆4.43-7403

  • 焼津駅到着17:35

  • 焼津駅

  • 焼津駅前

  • 焼津の街並み

  • 外観

  • 行燈

  • カウンター

  • セッティング

  • セッティング

  • お茶

  • 落花生豆腐と無花果

  • 渡蟹と蓮根団子、菊の花とモロヘイヤのお浸し

  • 冬瓜と蓮子鯛

  • もちかつお

  • もちかつお腹側を切る

  • もちかつおの造り

  • もちかつおのハラスに備長炭を直付け焼き

  • もちかつおハラスたたき

  • もちかつおハラスたたき

  • 松茸

  • 松茸のおじや

  • 松茸のおじや

  • 松茸のおじや

  • 緑茄子のおかき揚げ

  • 緑茄子のおかき揚げ

  • 伊勢海老と御対面

  • 解禁間近の伊勢海老

  • 伊勢海老の解体

  • 炭火に炙られ暴れだす伊勢海老

  • 殻から剥がされる伊勢海老

  • 伊勢海老の炭炙り

  • 柿の白和え

  • 炭火で金目鯛の松笠焼き

  • 皮目は鋏で断ち切ります!理由簡単ですが敢えて控えます!笑笑

  • 金目鯛の松笠焼き、キラキラともはや宝石‼︎

  • 天然鰻の八幡巻

  • 八幡巻を切る

  • 天然鰻の八幡巻き焼き茄子オクラ

  • にえばなを茶碗によそう姿も絵になります!

  • 秋田こまちのにえばな

  • 長芋と水茄子の香物,漬物も当たり前に美味しゅうございます!コレだけでも御飯が進む絶妙の仕上がりで盛りつけも抜かり無く美しい!

  • 天然舞茸

  • 土鍋で舞茸をじゅうじゅう♬

  • 目の前でじゅうじゅうと土鍋で炙った舞茸炙り飯

  • スリーショット

  • 先程のもちがつおの背側を炭炙り

  • 漬タレと皮目の炭の香りも絶妙で至極の一杯

  • 鰹炙り漬飯

  • 知床牛のローストはココからじっくり丁寧に一時間半掛けて仕上げます!

  • 知床牛をスライス

  • 土鍋に盛り付けてお披露目

  • 栗、甘長唐辛子、知床牛ロースト飯

  • 浜名湖の青海苔とおじや自家製唐辛子味噌

  • 浜名湖の青海苔とおじや自家製唐辛子味噌

  • 洋梨のバートレットと葡萄のピオーネ

  • 薄皮どら焼き

  • 一口サイズです

  • 店主が美しい所作で茶を立てます

  • 御抹茶

  • 帰路も夜風に当たりながら気持ちよく駅迄歩いて戻りました

  • お店で取り扱う魚はコチラのサスエ前田サンから

2022/01/20 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ