1回
2009/10訪問
≪きのこの魔術師≫Restaurant Régis & Jacques Marcon à Saint-Bonnet-L
アミューズも洗練されました
オマール
帆立もおしゃれになりました
SERAという川鱒
マッシュルームのスープ
鳩
風呂まーじゅブラン
モリーユのプロシェット
アミューズ
アミューズ
前菜にブルトンのオマール
メインのペルドロー焼き上がりました!
内臓のタルト
なんと半身はサプライズで仕立てを変えて
セロリちゃん
今日はマッシュルームのデギュスタシオン
サロンにてアミューズ
オマールを使った一品
帆立 トリュフと鉄板
フォアグラです ソースの塗り方がマルコンらしいずら
三種のきのこ トランペット、ジロール、セップ
名物
マッシュルームのスープ 濃いです
メインは牛ヒレ
口直しにセロリが出ます。 これをジャムで食べます。 意外とまいう~!
五線紙のデザート
ババ
2015/01/27 更新
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“飲食店の勉強代行業”の大久保一彦はフランスはリヨンからルピュイを経由して、サンボネルフロアを放浪中です。
お勉強先は、『Restaurant Régis & Jacques Marcon』、きのこの魔術師です。
初回訪問の時にサービスしてくれたのは『ラフィネス』の杉本敬三シェフの兄博則くんでした。
この時は、『Marc Vayrat』からこちらのマルコン、そして、『Michel Brass』へ抜け、またマルコンに向かう予定でした。
当時のマルコンは二つ星、今、ビストロのある場所でやっていました。
このレストランのあるサンボネルフロアは人口180人。
床屋もない、文明とはかけはなれた山道にあります。
リヨンから2時間30分~3時間、この村に一日に120人のお客様がやってくるというから驚きです。
第二次大戦戦後を生きた彼の有名なグランシェフ、フェルナン・ポワン氏は言いました。
「料理人よ、故郷へ帰れ!」
高度成長を支えるのは都市ですが、その都市の繁栄の陰で過疎は進み、地方は衰退する。
その地方の経済を救うのは、レストランしかない、そうポワン氏は予測していたのかもしれません。
その地方らしさ、つまり土から生まれる草、茸こそ、その地方を特色付けるもの。
『ミッシェル・ブラス』の成功を目の当たりにしたマルコン氏は、サンボネルフロアにも可能性があると気づいたのでしょう。
そして、はるばる私と滝澤氏はここの地に来ました!
ミシュランを見ると、こちらのスペシャリテはマッシュルームのコースでした。
したがって、初回訪問時はデギュスタシオインを勉強することにしてみました。
年間80種類以上のマッシュルームを使うマルコンシェフ。
どんな料理が出るか楽しみです。
まずは、オマールからスタートしました。
そして、トリュフと帆立が続きます。
トランペット、ジロール、セップの三種類のきのこの皿、そして、名物のマッシュルームのポタージュ。
タスアカフェが置かれた時、「あれ」と誰しもが思うでしょう。
ここに注がれるのがそのマッシュルームのポタージュなのです。
デザートはエンドレスに出てきます。
ヒロさんにキッチンへの案内を受け、マルコン氏に料理の感想と感謝の意を伝えます。
そして、「三日後はアラカルトを食べたい」と伝えました。
二回目の訪問をすると、マルコン氏が出迎えてくれます。
「こんな田舎に二度も来てくれてありがとう」とひとこと。
そして、「今日はブルターニュのオマールとペルドローが入っているので、前菜にオマール、メインにペルドローでどうだろうか」と尋ねられた。
この提案をもちろん歓迎した。
当時のマルコンはボキューズドールをとった人間がふたりいた。
スーシェフとマルコン氏だ。
まずはスーシェフのオマール。
このソースが凄かった。
このソース以上のソースに10年以上であっていない。
度肝を抜かれた。
そして、メインペルドローはマルコンのサプライズが仕立てられていた。
まず、焼き上がりの二羽を見せられた。
しかし、提供された皿は半身だった。
実はサービスしている杉本博則氏も不思議に思っていた。
そして、内臓のタルトが出た後、半身が提供された。
仕立てを変えて出てきたのだ。
せっかく、遠方から二回も来たなら、喜んでもらいたい。
秘密裏の作戦は、私自身めったにない、感動のディナーとなった。
これにはまり、三ツ星になった後も何度となく訪れた。
こんなレストランは数少ない。
またマルコンに行くとしたら連泊するだろう。
なぜなら、アラカルトのオマールを食べたいからだ。