世界的に著名なJoel Robuchon氏のパリにおける旗艦店。 Joel Robuchon氏は1984年当時、史上最短でミシュラン三ツ星を獲得。その後96年の50歳の 時に最高の状態で辞めたいという理由から引退。 その後パリに再オープンしたお店が、日本のカウンターに影響を受けたというこの L'Atelier de Joel Robuchon。 世界一号店は2004年4月にオープンした日本の六本木ヒルズ。その後パリSaint Germain店は 2004年5月にオープンした。
L'Atelier de Joel Robuchonは東京、パリだけでなく、いまでは世界各国ラスベガス、ロンドン 、香港、バンコク、シンガポール、タイペイにも店舗がある。 ただし同名の店舗こそ世界中にあるが、その中身は実は少しずつ異なっている。 中でも香港は、実際にはグランメゾンに近い3〜4万くらいのコースも出している。ラスベガ スとシンガポールはすぐ横にグランメゾンであるJoel Robuchon Restaurantを併設している。
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L'Atelier de Joel Robuchon Saint Germain
世界的に著名なJoel Robuchon氏のパリにおける旗艦店。
Joel Robuchon氏は1984年当時、史上最短でミシュラン三ツ星を獲得。その後96年の50歳の
時に最高の状態で辞めたいという理由から引退。
その後パリに再オープンしたお店が、日本のカウンターに影響を受けたというこの
L'Atelier de Joel Robuchon。
世界一号店は2004年4月にオープンした日本の六本木ヒルズ。その後パリSaint Germain店は
2004年5月にオープンした。
L'Atelier de Joel Robuchonは東京、パリだけでなく、いまでは世界各国ラスベガス、ロンドン
、香港、バンコク、シンガポール、タイペイにも店舗がある。
ただし同名の店舗こそ世界中にあるが、その中身は実は少しずつ異なっている。
中でも香港は、実際にはグランメゾンに近い3〜4万くらいのコースも出している。ラスベガ
スとシンガポールはすぐ横にグランメゾンであるJoel Robuchon Restaurantを併設している。
2店舗あるパリも、そのコンセプトを少しずつ変えている。
凱旋門近くのEtoileはlunchメニューで50Euroくらいからのリーズナブルコースを出すなど
やや手頃に利用できる。
一方Saint Germain店は、コースメニューは180Euroくらいのdegustation一本。lunchとdinner
にも差はなく、一皿40Euro前後のアラカルトを中心としたdishを好きなように組み合わせて
頼む、開店当初からのスタイルが基本となる。
サンペレグリノのthe world's 50 best restaurantでもこのL'Atelier Saint Germain店は常連で、
2004年の開店時には4位となり、フランスでは1位。2012年にも12位となり、再びフランス
で1位となった。
なおミシュランの星は、香港が三ツ星。
東京と、パリのSaint Germainが二ツ星。
ラスベガス、ロンドン、パリのEtoileが一ツ星となっている。
今回は日曜日のランチで訪問。
アラカルトで、六本木店でも伝統の、フォアグラのラビオリとハーブのスープ。
それからメインでピジョンをオーダー。これに合わせてグラスワインを一杯お願いした。
まずはドリンクでスパークリングウォーターを頼む。
運ばれてきたのはシャテルドン。
それからパンが運ばれてくる。
数種類あるバスケットから自由に食べられる。
次はアミューズかと思ったらすぐに頼んだスープが運ばれてきた。
LA POULE
en bouillon avec de fines ravioles de foie gras et sa crime pimnetee ... 29Euro
六本木のものと比べるとちょっと高いなと思ったら、結構違う料理という印象。
量も多く、味付けは濃くてスパイシー。
添えられたクリームは唐辛子で覆われており、スープに入れるとさらにスパイシーな味わい
になる。
ハーブが大量に入っており、ブイヨンを注ぐとさらに香りが引き立つ。
とろける様なフォアグラの味わいは六本木のものと近い。
続けてピジョン。
LE PIGEON
en supreme au chou et au foie gras ... 43Euro
チリメンキャベツの包まれた美しい一皿。
中にはロゼ色の適度な弾力のピジョンと、ふわふわのフォアグラが包まれている。
これもしっかりとした味付けで力強い味わい。
付け合わせではロブション伝統のマッシュポテトが添えられる。
これに合わせたワインはSaint Emilion。
Chateau Fombrauge 2011 ... 23Euro
アッサンブラージュはメルローが中心で、カベルネフラン、カベルネソーヴィニヨンが使わ
れている。力強い味わいで濃厚な味わいの料理と良く合う。
最後にエスプレッソを頼むと、美味しいマドレーヌと一緒に運ばれてきた。
好きなものを好きなように組み合わせて気軽に楽しむというコンセプトは依然として健在。
一つ一つの品は一級品。
あまり長々と、好きでも嫌いでもない物を食べる事が好きではない私の趣向には、改めて
合っていると感じた。
ただし水とコーヒーは別料金で、ワインの値付けも相変わらず。
アミューズ無しの2品で合計支払金額は100Euro超え。
値段も気軽だったらもっといいのにと感じるのは、六本木店と同じかもしれない。