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エプロン
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先付
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八寸
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向付
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1.5キロのたらば蟹
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生
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しゃぶ
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しゃぶしゃぶ
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焼き
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身
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ふんどし
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控えの甲羅と心臓
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脚元
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食事
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デザート
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マイレビュアー様のレビューを拝見して是非とも蟹を食べてみたくなり
週末のお昼にお邪魔しました。
赤坂の繁華街の雑居ビル７階に佇むこちらのお店、扉の前には
箸置きの形の折紙で折った小さな蟹さん達がお出迎え。
お店に入ると靴を脱いで個室のお座敷に通されました。
テーブルには「きた福」のロゴが入ったエプロンと枝豆型の箸置きの上に
お箸がセッティングされておりました。
ドリンクを注文すると程なくしてお料理が運ばれて来ました。
今回はたらば蟹のコース￥１３６００を予約しておきました。
・先付
甘鯛・トマトの上にあずきハタの煮凝りがかかっています。
甘鯛にもしっかり下味がついており丁寧な仕上がりのお料理でした。
あずきハタの煮凝りも全ての食材の橋渡し的役割でとても美味しかったです。
一品目からこんなに美味しいお料理を頂けるとは期待が膨らみます。
・八寸
赤貝のお寿司、くちこ、穴子の湯葉巻き、貝柱と雲丹、銀杏の５種類。
これがまたどれもこれも美味しくて参りました。
穴子の湯葉巻には葱が入っていて、これがいい味のアクセントとなり非常に美味しかったです。
驚くべきはくちこ！
これぞ珍味の王様といった味わいでちまちまちまちまと大切に頂きました。
赤貝のお寿司も身がふっくらとした赤貝がたまらなく美味♪
琵琶をかたどった小鉢に入っていた貝柱と雲丹もサッパリとした中にも
小柱の濃厚な味わいが口に広がる一品でした。
・向付
あずきハタのお造り。
ほんのりと赤味をおびた身はこりこりとしているのにネットリ。
お刺身の旨い要素を満たすような味わいでした。
花付きのミニキュウリがシャキシャキとしていいツマかわりになりました。
ここまで一通り美味しいお料理を頂いて、いよいよ本日のメインイベントである
たらば蟹の登場です！
プレデターのモチーフになったというたらば蟹が演壇に乗せられました。
１．５キロの大きなたらば蟹を店主自ら目の前でさばいてくれます。
・たらば蟹
分厚い包丁でテンポよく切り分けられる様子をただただ呆然と眺めておりました。
まずは刺身で供されるので何もつけず、そのまま頂きましたが濃厚な甘みが
プルプルの身から溢れ出る美味しさ。
例の食べ方で殿様気分です。
そしてレアにしゃぶられた蟹脚。
これまたしゃぶっと頂きましたが火を通すことにより生よりも更に甘く感じました。
お次はミディアムしゃぶ。
身がしまり甘味が凝縮され、これまた美味しいしゃぶしゃぶを頂きました。
続いて焼き蟹。
繊維に逆らって箸を入れると驚くほどの身剥がれで、いとも簡単に
蟹のお肉を頂けます。
焼きは焼きでまた旨い。
そして海老の絵皿にほぐした蟹の身を乗せるとゆー店主の茶目っ気、
こーゆーセンスも好きです。
ふんどし。
さばいてからの賞味期限は１時間。
鮮度がモノ言う素晴らしい味わい。
控えの甲羅。
脱皮に備えて甲羅の内側に控えてる柔らかい甲羅。
ソフトシェルクラブを生で頂ける贅沢な一品。
とても柔らかくこれまた美味。
心臓。
体に反して非常に小さい心臓はコリコリなのかと思いきや、とても柔らかく
言われなきゃ心臓とは思えぬ口当たり。
最後は大皿に盛られた手羽元チックの蟹身。
生姜のきいたお酢がさっぱりとしていて、ここまで散々蟹を頂いたのに
やめらない止まらない旨さでした。
・食事
釜で炊かれた岐阜のお米はつややかで美しい。
木のお茶碗からも木の香りが匂い立ち何故か食欲をそそります。
ご飯にはご飯のお供がたくさんつきます。
山形牛ロースのしぐれ煮、めんたいこ、じゃこ、香の物と思わず迷い箸を
してしまいそうなおかずの数々。
お腹いっぱいなのにお米とおかずの旨さにお代わりしてしまいました。
お代わりの際にはおかずのお代わりまですすめてくれました。
・デザート
すももと冷やし白玉汁粉。
この冷やし汁粉が懐かしさを覚えるホッとする味わいで、とにかく美味しかったです。
甘さ控えめとか上品とかそういった類の甘さではなく、しっかり甘いのですが
おばあちゃんが作るお汁粉のようでとにかく口に合いました。
最後に茎入りの美味しいお茶を頂き店を後にしましたが、ここは本当に
素晴らしいお店でした。
活き蟹は勿論の事、お料理が素晴らしく美味しかったので、それだけでも楽しめます。
この内容でこの価格であれば最後には安いとすら思えるお店でした。