2回
2018/12 訪問
やはりここは落ち着くね(^^)
赤いボールはハイビスカスとハーブを凍らせたもの
2018/12/18 更新
2017/12 訪問
ギムレットには早すぎる 〜 Long Goodbye
■銀座の夜は静かに更ける〜Message to J
※新橋 でん姫 からの続きです。
「Jackさん、今日はせっかくお誘い頂いてたのにいけなくなってごめんなさい。実は再来週から産休に入るんです。検査で引っかかってしまったのでお休みしました。
わたしね、仕事がうまくできなくて会社で泣いちゃったことがあったのを覚えてますか？
朝会社にきてJackさんの顔を見たら涙が止まらなくなって。そうしたらすぐに会議室を取ってくれてみんなにわからないように気を使ってくださって、とても嬉しかったです。
そして誕生日のプレゼントも嬉しかったです。それまで男の人からプレゼントもらったことなかった。だからすごく嬉しかった。
本当はちゃんとお礼もしたかったんですが、なかなかチャンスがなくて。彼が少し体調を崩して会社に行けなくて、私が助けなきゃって思って、それで一緒に住むことにしたんです。
結婚式は彼の体調が戻ってからにしたから随分遅くなっちゃった。やっと子どもができたんですよ。男の子なの。元気な赤ちゃん産まなきゃ。
仕事は相変わらず大変だけど、子育てはもっと大変。
わたし、もう泣きませんから。」
銀座の街は華やかでいい。夜の煌びやかなこの感じはほかのところにはない。
この店はコリドー街に面しているけれど、いつも降りる階段がわからずうろうろしてしまう。
やっと見つけて階段を降りる。店の重たいドアをそっと開ける。
「こんばんは。お久しぶりです。」
先客はカップルひと組。
「いらっしゃいませ。おひとりですか？」
「ひとりですよ。」
「いつも美しい女性と一緒ですから。」
「いやいやひとりのときが多いよ。」
最後に来たのはいつだろう。マスターはちゃんと覚えててくれた。
メッセージを読みながら、最初のカクテルを頼む。そんなこともあったななんて想い出がよみがえる。
・ギムレット
ロウソクの灯りでうすい黄色がかった液体は神秘的な色に光る。
ギムレットには早すぎる。そのセリフに込められた深い意味。友情と別れの酒だとしみじみと思う。ハードボイルドな小説なんだ。
先客のカップルが帰ると、音楽の話、お酒の話など、マスターと話しが進む。
そしてスマホ取り出し次のカクテルを捜す。だれも頼まないようなカクテルを選び、ちょっといたずら。
・アラウンド・ザ・ワールド
パイナップルと甘酸っぱさにミントが香る。
作ったのは30年以上ぶりだとか。
あんちょこ隠してるでしょ^_^
飛行機の世界一周航路開設を記念して、開催されたカクテルコンクールの優勝作品。
カクテルにはそれぞれの逸話がある。このカクテルも一時忘れさられていたそうだ。
店内は３名ほどのお客様が来店し、店内はすこし賑やかになる。マスターも大忙し。
そろそろ帰ろうかと考える。
「ルーニーさん、いまから行ってもいいですか？」
しばらくして、店内に突然風が吹く。
さっきマスターと生フルーツのカクテルの話をして思い出した。今日できるのは洋梨。せっかく聞いたので最後の一杯にお願いした。
・洋梨のカクテル
ベースはなにか聞かなかった。
洋梨のまったりした程よい甘さが広がる。
甘く危険な香り。記憶が消えていく。
しばらくして１０名ほどが来店する。賑やかに時間が進む。
今日の客は男ばかりだ。
もう帰ろう。だいぶ酔いが回った。
おわり
ギムレットにはまだ早い。けど飲んじゃった。
チャームはドライフルーツとチョコ。チョコひとつ食べちゃった
アラウンドザワールド これから酩酊の世界へ飛び立つのさ
ステージのマスター
昔は右側がガラス張りだったけど、今は中は見えません
やっぱり銀座はいいな。華やかさが違う
バックバーもオシャレ
３名さまご来店。大きな氷をナイフで削ってグラスに投入。
洋梨のカクテルをシェイク
洋梨のカクテル
洋梨のカクテル
10名さまご来店。賑やかになってきた
ここは、ジンフィズなどもなかなか美味しい
コリドー街側の案内。これを見逃すとわからなくなる
階段を降りるとそこは隠れ家の入り口が並ぶ
2018/01/24 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
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サーフィン仲間との忘年会を終えて、少し飲み足りない気分。
静かに飲みたい気分になる。
ここは落ち着く。
マスター、久しぶり！
一年ぶりでも覚えていてくれるのは嬉しい。
ウイスキーは苦手だけど、ジンフィズならいける。
赤いボールが入る。
梅干しじゃないよ。
ハイビスカスとハーブを凍らせたもの。
今までなかったよね。
カウンターの端にはひとり飲みの女性。
カクテルはいかが？なんて勧めてみる？
またいつか。