2回
2022/04 訪問
究極の塩
スープを口に含み、目を閉じると…利尻島の大自然と大海原の光景が。
中途半端な時間になってしまい、どのお店も中休憩。
ここならやってるだろうと、オープンして以来約18年ぶりにラー博。
目指すは味楽。
利尻島の本店は営業時間2時間半というハードルの高さ。
利尻昆布をふんだんに使った焼き醤油らーめんが一番人気とのことだが、入口の券売機で新横浜店限定の宗谷の塩らーめん+利尻とろろ昆布+味付け玉子+ネギ増し。
食券を渡し、カウンターで待つこと数分。
えっ、お盆が2つ?
1つはラーメン、もう1つは別皿のネギ、利尻昆布、味玉。
着丼と同時に芳しい香り。
早る気持ちを抑え、スープから。
おーーーーっ!
凄い!
なんじゃこのスープ!
口の中がミネラルたっぷりの宗谷の塩の海。
その中を大量の昆布が揺らぎ、後から知床どりと大山どりが昆布の間を走り回る。
もの凄いパンチでボディーブローを食らい、その後優しくナデナデされたような、力強さと優しさ。
口の中にいつまでも旨みと風味と甘みの余韻が残る。
麺は、北海道産こむぎ「春よ恋」と「ゆめちから」をブレンドした中太ストレート。
しなやかでありながら、しっかりとコシもあり、スープとの相性が素晴らしすぎる。
大山鶏のムネ肉のチャーシュー。
歯が要らない柔らかさ。
しっとりと上質な味わい。
鳥もここまで美味しく調理されたら本望だろうな。
おっと、美味しさに夢中になって、トッピング忘れてた。
ネギはこれでもかという量。
こんなに食べられるかなと思いながら丼に移し、麺と共にいただくと…いいじゃないですか!
この麺このスープにしてこのネギあり!
最高のコンビネーションでラーメンの美味しさを増してくれている。
利尻とろろ昆布。
ヒョエーッ!
昆布のとろみが麺に纏わり、新たな食感と新たな感動。
このネギととろろ昆布、絶対入れるべきマストトッピング。
あー、もうすぐなくなってしまう…
いつまでもなくならなきゃいいのに…
最後レンゲを使うのがもどかしく、丼を持ち上げスープも完飲。
いやー、なんとも凄い塩ラーメンに出会ってしまった。
焼き醤油を超える一杯をという思いから試行錯誤を繰り返して作られた宗谷の塩らーめん。
焼き醤油は食したことはないので超えたかどうかは分からないけど、至高の一杯であることは間違いない。
少なくとも、自分史上ナンバーワンの塩らーめんに君臨したことは紛れもない事実。
あーーーっ、あまりの美味しさに味玉食べるの忘れてた!
2022/04/26 更新
約1週間前に宗谷の塩で感動。
で、醤油をどうしても食したくて再訪。
券売機で焼き醤油スペシャルのミニをポチッ。
おー、きれい。
ネギ、豚バラチャーシュー、海苔、穂先メンマ の配置はパーフェクト。
まだ麺は見えない。
とろろ昆布は別皿で提供。
ネギをかき分け、綿をリフト。
塩の麺とは異なる黄色い中太縮れ麺。
表面はツルッと、噛むとプリッとした弾力があり、美味しくててびっくり。
今まであまり出会ったことのない麺。
もちろんスープとの相性バッチグー。
この麺がしっかりと持ち上げるスープ、焼き醤油の香ばしい風味が駆け抜ける。
口当たりが柔らかく角がない。
利尻昆布の旨味と、その後からくるほんのりとした甘み。
素晴らしい。
普段あまり醤油は食さないが、この焼き醤油なら何回でも食べたい。
柔らかいチャーシュー。
スープの風味を邪魔しないあっさりとした味付け。
前回塩でも活躍したシャキシャキのネギは、醤油でも合う。
辛みやネギ独特の臭みがないので、恐らくいいネギを使ってるんだろうな。
そしてとろろ昆布。
少しずつ溶かして麺と絡めていただく。
はい、美味しい!
宗谷の塩で感動し、今回は焼き醤油で美味しすぎて泣かされた。
こうなってくると、利尻島の本店、行きたくなるね。