3回
2018/08 訪問
故郷を感じる艶やかな田舎そば
およそ1年ぶりの訪問。
仙台駅を降りてレンタカーで一路、大石田へ。
目をつぶっていても、もといカーナビを設定しなくとも
何度も通った道は迷うはずもない。
土曜日の11時過ぎ。
一巡目には間に合わなかったが
お店脇のテントで暑さを凌ぎながら待つのもまた一興。
20分ほど待ってからお座敷に上げてもらう。
なんだろう、このほっとする感覚。
山形のそばの名店は、こうした大広間というか
大きなお座敷でいただくスタイルが定番。
故郷に里帰りしたような安らぎを与えてくれる。
いつもどおり板そばの大と冷たい鶏そばをいただく。
湿度の上がる梅雨時と夏場のそば粉の扱いは難しいと聞くが
板そばの瑞々しさは、いつもと変わらぬ姿。
太い田舎そばの存在感と艶やかさを兼ね備えた稀有なそば。
箸休めの味の濃い漬物も田舎の香り満点。
ついつい初孫の魔斬りを頼みたくなるが
ハンドルキーパーなので断念。
妻のお気に入りの鶏そばも上品な香ばしさは変わらず。
最上川沿いののどかな風景とともに
変わらぬ姿で温かく迎えてくれた来迎寺そばでした。
新そばと芋煮の季節にまた来たいなぁ。
2018/09/12 更新
2016/12 訪問
女性的な田舎そば
大石田界隈は
そば目当てによく足を伸ばすのですが
最近のお気に入りは
こちらの「きよ」さんです。
山形の板そばのイメージに違わず
太く歯ごたえもしっかりした田舎そばなのですが
色艶にどことなく品があるというか
優しい風合いが感じられます。
矛盾するような要素が
きちんと一つところにおさまって
美味しいという稀有なおそば。
打ち手の個性ですかね。
そばつゆも優しい甘さの出汁で
丁寧なつくりです。
もう一つの看板メニュー鳥そばは
いわゆる山形の肉そば。
非常に上品ながらしっかりとしたコクがあり
おすすめです。
初孫の魔斬りなど
ちゃんとした地酒を置いてくれているのも
隠れた魅力。
小さい子連れとなってからは
車で訪れているため
その魅力を楽しめていませんが
以前は「そばで呑む」という目的のため
18切符&駅から30分歩きという
お馬鹿なトライアルを何回か試みました。
体力はいりますが、その価値は充分ありますよ。
ただ土日に行くと結構早い時間に
品切れとなっていますので要注意。
お座敷が広く子連れへの対応も
たいへん優しいのでいつも助かっています。
店の目の前には最上川がとうとうと流れ
風情があります。
12月に訪れた際にはひどく冷え込み
まだオレンジの実のついた柿の木に
白い樹氷がつきなんとも幻想的な世界でした。
2017/03/02 更新
山形に住んだことはないけれど、
山形の芋煮とそばをこよなく愛するダメ父さん
9月の3連休の山形旅行のメイン目的は、もちろんこのお店
とうとうと流れる最上川の川沿い
一年ぶりの訪問ですが、いつもと変わらぬ雰囲気
山形の田舎そばは極太
その見た目、香り、頬張ったときの存在感
五感で味わうお蕎麦です
そんな力強い山形の田舎そばですが
きらきらとした、艶とあでやかさを感じさせるそばを出すのがこのお店
洗練と野趣が同居する不思議な世界
久々に味わうも、なんの違和感もない。
足しげく通っていた時間が蘇る。
これって何気ないけど、とてつもなく凄いことだと思います
一家3人大満足。
次の訪問はいつになるかな。楽しみです。