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鴨なんば(並)¥1400
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天せいろ(上)¥1850
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元お持ち帰り寿司チェーン店の面影が残る建物
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京風だしまき¥750
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ふっくら はんなりとした熱々 だし巻き
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韃靼蕎麦茶と漬物
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生サクラエビのかき揚げをチョイス
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下には…自家製有機野菜の天婦羅が
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綺麗で長さもある十割
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甘みのある九条ネギと脂の乗った鴨肉が絶妙
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粉山椒を掛けて
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『上・並』の違いは、蕎麦の違い
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『上』が信州産蕎麦十割 『並』が北海道産二八
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一品
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テーブル席
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カウンターもあり
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『そば・うどん』あります…と、およそ一括りにされる傾向がある『蕎麦』と『うどん』。
しかし『うどん屋』は、店構えに頓着無くっても (きっと美味しいんだろうな~)と思わせる場合があるが、こと『蕎麦屋』に関しては同じようには受け止められない。
あれは、何なんだろう?
(; ・`д・´)
風流な外観の蕎麦屋のレビューでは『雰囲気だけです』等という酷評を賜る蕎麦屋も時々見かけるが、『蕎麦屋』にとってファザードはお客を誘う最重要要素なんじゃないか?
すなわち…『外観に難あり』の蕎麦屋は、出だしで大きく損をしている!!
…とは、私の個人的な見解である。
今日は、そんな『蕎麦屋』の紹介。
さてこの蕎麦屋、まず名前が読めない。
…ソ…バ?…トモ…カン?
(これに関しては、ダヤンテールに学が無いからだと云う噂も否めない)
次に、外観に難あり。
なんたって、外観は『お持ち帰り専門の寿司チェーン店の居抜き』…ほぼそのままだ。
入ってみたら、内装は変えてあるのかも知れないが…外観からして、どこぞの格安蕎麦のチェーン店だとばかり思っていた。
粘土の塊の様な蕎麦生地をコンプレッサーで押し出すやつ、ね。
(-。-)y-゜゜゜
夫から何回か、このお店への訪問を打診されたが全部蹴って来た。
私にだって、レビューが書けそうなお店と書けそうもないお店ってモンがあるのだから。
ところが、つい最近の事。
「富士宮のお蕎麦屋さんで美味しいとこって云うと【蕎友館(キョウユウカン)】が美味しいらしいよ♡」
食べログをきっかけに再び頻繁な交友が始まった旧友から、こんな情報を仕入れた。
彼女も中々の『外食フリーク』で、私の副職(?)【食べロガー活動】に月何回か付き合ってくれる約束を取り付けた(笑)。
夫に、かくかくしかじかで…【蕎友館】に行きたい!と云うと、大層不満の(そりゃね~ぇよなァ的な様子)で在ったが、何とか口説いて訪問と相成った。
突撃したのは、普段日の…閉店30分前。
カウンターにお客は一組のみ。
ご夫婦で経営されているらしく、ギリギリの時間であったが気持ち良く接客して下さった。
店内は、テーブル席とカウンター席と云う構成。
奥の突き当りには大きなフィックス窓から覗ける『蕎麦打ち場』。
よく『入り口付近』で見かける事の多い蕎麦打ち場だが、ここの蕎麦打ち場はかなりゆったり広めに作られており、綺麗に手入れされた道具が店主の蕎麦に掛ける思いを物語っている。
HPを拝見すると…
ここのご主人は、京都祇園の老舗【ぎをん権兵衛】、東京【岡本】で修業を重ね、祇園の『出汁技術』・江戸前の『手打ちそば』…そしてここ富士宮で『富士山の名水』を用いてそれらを融合し、蕎麦を通じて心を共有できる空間【蕎友館(キョウユウカン)】を2006年オープンさせたのだそうだ。
店内は、一歩踏み入ると出汁の香りで満ち満ちている。
まるで自分が蕎麦になったかの様な濃い芳香。
本枯れ節の一年物等を時々に応じて用い、返しは祇園の師匠の元から頂いた100年ものの返しを継ぎ足し継ぎ足し大事に使い、薬味に使う『大根』や『九条ネギ』等の野菜はお父様が有機栽培で育てられた自家栽培の野菜を使用しているらしい。
手打ちそばは、2種。
『上』とメニューに書かれているもの(例えば、上天せいろ等)は、信州産十割蕎麦の事。
『並』は、北海道産二八蕎麦の事。
『上・並』は種物の品を指すのではなく、『蕎麦自体のみ』を指している。
香りが非常に良い『韃靼そば茶』と柚の香りがする『白菜の漬物』を頂きながら、季節種の『穴子』に心奪われながらも選んだ品は、
京風だし巻き卵 750円
鴨なんば(並) 1400円
天せいろ(上) 1850円
お値段的には、少し高めだと思われます。
(安い蕎麦でいいからズルッと食べたいな~)等とこの外観を甘く見て軽い気持ちで入店された方は、お値段見てチョット驚くかも知れないですね。
しかし、『料理の値段の高い安い』は実際に食べて見なければ判らないものです。
最初に『京風だし巻き卵』。
オーダー頂いてから焼き上げる、ふんわりとしただし巻きは、蕎麦に使うかつおだしをたっぷり使った熱っあつの一品。
横に添えられた『大根おろし』は野菜の甘みが出た甘い大根おろし。
仄かな出汁の甘さが大根の甘さと相まって、はんなりとした上品な甘さを引き出している。
4切れに切られていたので、2切れづつなんだが…余りの美味しさに、勿体無かったので一口残して後で頂いた(笑)
次に『鴨なんば』。
自家栽培の九条ネギと、柔らかく臭みの無いカモ肉の愛称抜群!
だし汁の上に広がる脂も良い感じ♡
蕎麦ツユは…かなり薄味(塩味が、と云う意味)。
非常に枯れ節の香りが強く、いかに贅沢に出汁に使われているのが判る様な濃い香り。
夫は塩分がもっと濃い方が良い!との事でしたが(若いからね~)、私はこの位が良いなァ!
ただし…お蕎麦『並』は、少しねっとり(もっちり?)した感触を受けたので、も少し固めに茹で上げられた方が好みだった。
最も…ちょっと写真撮影に時間が掛かっていたからかも知れないが。
少し遅れて『天せいる』。
この時は天婦羅は、『生サクラエビのかき揚げ』『海老天』『穴子天』の3種から選べた。
『穴子』は季節天の様なので、季節によって選択種が変わるかも知れない。
今回は『生』と云う言葉に惹かれ『生サクラエビのかき揚げ』をお願いした。
『おか揚げ』で出される天婦羅は、油染みこそ半紙に残ってはいたが、天婦羅自体の油切れは非常に良く、サックリと仕上がっている。
一度頂いただけなので確定は出来ないが…若しかしたら、一番好きな風味の天婦羅かも知れない…と思った。
天婦羅にはチョイスしたものの他に、自家栽培の野菜の天婦羅も数種付いて来て、此方の種も野菜の甘みが感じられた。
せいろのお蕎麦は、楽しみにしていた上にあたる『信州産十割』♪
蕎麦猪口(?)が変わっていて…『とんすい』みたいな『大きな盃』みたいな、口の広い器。
蕎麦猪口と違って、持ち上げて蕎麦ツユを付けるのには不向きだが、すすり上げる時のツユの香りが存分に楽しめる。
味的には、かなり甘目だと感じました。
私は好きな味です。
静岡の人の口に合う甘みですね。
さて、こちらの十割蕎麦。
手打ち手切りの十割蕎麦なのですが、非常に美しい。
蕎麦の幅の細さもさることながら、十割とは思えない程良く繋がっていて、長い長いッ!
十割では蕎麦の香りや食感は良いんだけど…啜れない長さの蕎麦も多い中、その長さに少し驚きました。
普通のお蕎麦を持ち上げる時の倍くらいの高さまで持ち上げて汁をつけますが…いつもの様に先にチョンと付けては、なかなか至難の業です。
ずぞぞぞっ・・・・・!
長さが在るので、啜って頂くのに非常に気持ちいいですね♪
頂いた蕎麦湯は少し白濁で、ちゃんと蕎麦を湯上げする時に使っているのもの様で下にこずみが在りました。
外に出ると、もう閉店時間はとっくに過ぎて居ましたので、暖簾は外され看板も灯りを落としていました。
いや~参りました。
接客の心地よさや素材に向き合う姿勢…そん所そこらの蕎麦屋では太刀打ちできないんじゃないでしょうか?
このお店が『風格のあるファザード』を持った店舗を構えた時が、そら恐ろしいです…(言い過ぎ?)。
私的には、かなり気に入りました。
ちなみに…夫はそれ程では無いみたい(?)です…(笑)。
(=^・^=)ノ♪