TO.さんのマイ★ベストレストラン 2012

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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インド料理の特に「激辛&刺激的スパイス使い&マトン大好き」に特化した食べログを始めたのは昨年ですが、昨年末にマイレビュアー第一号様が誕生以来活動が活発になり、2012は私の食べログにとって大きな飛躍の年になりました。私のインド料理観を覚醒させてくれたダバインディア、同店初代シェフのラマナイヤがシェフを勤めるアーンドラキッチンが常連でしたが、今年になって、ダバインディアの元フロアマスターの北村さんが開いたカマルプール、ダバインディア厨房出身の畑中君が開いたディルセも、常連店に加わりました。食べログで知ったナーガルジュナにも想い出深い一年でした。

私は、レビューした店の新しい口コミ告知機能で、新しい口コミには出来る限り私の知っている情報をコメントすることを心がけて、マイレビュアー様の数も90名を超えてきました。その中で、インド料理を知りたいが、辛いのが苦手という方が2名出現され、一肌脱ごうと、辛さ自在のカマルプールで、マイレビュアー第一号様を加えて、オフ会を主催しました。コレに参加された3名の方々は全員東京の方で、行動力も抜群、マイレビュアー様を多数お持ちということで、私の馴染みの店の口コミ数が増える原動力となりました。食べログで素晴しいと思うのは、メッセージ機能で、メールアドレスなしで連絡が取れること。オフ会や、会食や、情報の授受に、欠かせないものとなっています。

前置きはコレくらいにして、ベスト10に移ります。私の中で6番までは甲乙付け難い素晴しい店なのですが、私が紹介して訪問された方の満足度なども加味して、順位を付けております。それぞれ、寸評も付けておきます。

①以下の店の料理のレベルに匹敵し、更にお洒落なブルーの箱と最高の接客を兼ね備えた「ダバインディア」が、総合力では日本一。お連れした方々や紹介した方々の満足度が、アーンドラキッチンよりも高かったため、こちらがトップです。南インドのマトンカレーをグリーンチリで一番辛くのオーダーで出される一品は、日本一のマトンカレーだと思ってます。

②ダバインディアのレシピを作った初代シェフ・ラマナイヤがやっていて、南インド色が一段と強く1、2割安い御徒町の「アーンドラキッチン」が、次点です。ダバインディアに比べて南インド現地により近い調理法や味付けで、ラムチョップやマトンヴェプドゥや土曜限定のマトンビリヤニは絶品です。マサラドーサは、VHS出身のラジャ代理シェフの名人技で焼かれるので、東京では一番です。

③シェフの体調不良などで現在不定休ですが、日本一のリッチな北インド料理が味わえる、若松河田の「ナーガルジュナ」。当日午前中には下記urlで営業案内が出ますので、都合が合えばチャンスと思ってお出かけ下さい。
http://nagarjunacurry.blogspot.jp/
3月からシェフが入院されて、7月頃から不定休で再開されたものの広く認知されていなかったのですが、私がメッセージで首都圏在住のマイレビュアー様方に「応援してください」とお願いしたところ、10名ほどの方々が訪問して記事を書いていただきました。店にとっても初訪問された方にとっても、非常に大きな喜びになったと思われます。

④アーンドラキッチンで大部分楽しめてしまう私ですが、ラマナイヤシェフ直々の手作りを食べたい時だけ銀座の「アーンドラダイニング」に訪問します。でも、手作りは親友の私の時だけかも。ラマナイヤは、コックに作らせて育てる人なので。

⑤ホテルの厨房経験で仏・伊・和の腕が有る「ディルセ」の畑中シェフがバングラデシュ現地の料理学校や3年間のダバインディア厨房経験を踏まえて出す料理は、仏・伊・和の本来の料理を崩さず印度のスパイスを加えた創作の絶品ツマミと、バングラデシュ魚カレー。アルコールにも非常に拘りがあり、珍しくて美味なビール、格安の美味なワイン、極めつけは印度ウイスキーのアムラット・キャスク・ストレングス・ピーテドの62度。夜とは打って変わって、私が当店とカマルプールのものしか口に出来なくなった絶品ナンと、三種の旨いカレーが、千円弱で楽しめる、ランチのファンでもあります。畑中ご夫妻は人間的にも非常に魅力的なので、一度足をお運び下さい。以降、常連になられる方も多いと思います。

⑥焼物などダバインディアは生焼けのクレームを避けてミディアムですが、夜限定で焼物の種類がもっと多くミディアムレアまで対応する、ダバインディアの元フロアマスター北村氏がオーナーシェフの木場の「カマルプール」が、タンドール料理では日本一だと思います。ゴルゴンゾーラチーズを使ったクルチャや、砂肝のコンフィ、ラムミントカレー、ブナオイスターなど、酒のツマミには最高の絶品が揃ってます。インド赤ワインのボトルも、焼物に合うグローバー・カベルネシラーズが2千6百円、カレーに合うスラ・シラーズが2千8百円と、東京の同じ業界では一番の安さだと思います。

⑦平日ランチタイム限定ですが、絶品の南インドのマトンカレー・チキンカレー・野菜カレーが無制限食べ放題の、神谷町と虎ノ門の「ニルワナム」が、ランチビュッフェでは日本一です。スパイスの立ちは朝一番から徐々に減衰しますので、是非とも朝一番でお運び下さい。2つの店の朝一番の料理のレベルは同じであることが確認できましたので、空いていて食べやすい虎ノ門店を、代表でランクインさせました。夜は昼より若干レベルが落ちます。

⑧全国から当店のために検見川詣でする名店「シタール」。煮込み系のマトンカレーではトップと思います。タンドールのチキンは日本一旨いと思います。

⑨大阪北浜の「カシミール」は、平日ランチタイムのみ営業で、日によっては仕込みが間に合わず、14時開店なんてのもあります。しかし、凄まじく旨い激辛カレーが食べられます。私が50辛のマトンカレーを注文したら、全スパイスを5辛の注文の人の10倍振っていました。レッドチリで辛くするのが嫌な方で、辛さに自信のある方は、是非とも大阪まで平日に!

⑩昼からジャスミンライスで絶品の煮込み系マトンカレーが千円以下で食べられるのは、東池袋の「エーラージ」ならでは。夜は同じレベルで、非常に割高になりますので、是非ともランチにお運び下さい。

マイ★ベストレストラン

1位

ダバ インディア (京橋、銀座一丁目、宝町 / インド料理、インドカレー)

6回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥3,000~¥3,999

2020/05訪問 2024/04/09

チャレンジングな骨付きラムカレーと、茄子マトンカレーは、素晴らしい!

ダバインディア(以下ダバ)を語るには、柳谷2代目フロアーマスターと私の逸話が不可欠。2005当時、パテックを銀座一丁目の一新時計本社でメンテのために通う道すがら、店構えが変わった店だなと認知。2006トリノ金でフィギュア観戦を始めた頃、フィギュア関係者のブログで、当店がダバという名で今までに無いほど凄く旨いと知り、後日入店。初訪で北村・初代フロアマスター(現カマルプールオーナー)が接客「辛いマトンのカレーが食べたい」「マトンカラヒ(後に名称を南インドの辛いマトンカレーに変更)が良いと思います」。食後「こんなに美味しいカレーが有るとは!目覚めました」「シェフに紹介しますね」ラマナイヤ(現アーンドラ・チェーン総料理長)と初対面。その後数年間、北村氏とは、ダバは繁盛する故に生マトンや高級スパイス使用可能の相乗効果、焼物はレアーで出してとお願いし絶品・北村氏も納得、等の経緯を経て、2010秋に柳谷氏から「北村さん、店を出すので退職、時々アルバイトで来ます」。その後任のフロアマスターとしての逸話は、下記url.のレヴューと、本レヴューで、ご確認下さい。
https://tabelog.com/rvwr/000566135/diarydtl/104302/
月一回の有楽町での散髪後に伺いました。福井在住時の2006の当店初訪問から、理容店と当店は切っても切れない私の歴史です。

コロナ禍の中、当店も夜は止めてランチ営業と夜テイクアウトメニュー営業でしたが、6月1日からは以下の営業です。
平日 11:15-14:30(LO)、17:00-20:00(LO)
土日 11:30-15:15(LO)、17:00-20:00(LO)

11時頃に到着して店頭のメニューをチェックすると、何とラム・マトン系の新メニューが2種用意されてました。これはテイクアウトで頂いて、皆様に紹介するしかありません。

ラムスペアリブのカレー アーンドラ風(1630)【下味をつけた柔らかい骨付きラム、手間をかけた本格スパイス料理】:初訪問の頃には有ったラムチョップをメニューから外してから、10年以上経っての骨付きラムの登場です。フライした茹で卵が一個入ります。玉葱ベースのカレーで、当店の誇るホールの高級スパイスがゴロゴロ投入されてます。デフォルトであれば辛いのが苦手な方でもOkで、辛いのが好みならグリーンチリで唐辛子マーク3つ位に辛くして貰っても本メニューの良さを殺すことなく美味しく頂けると思います。

マトン・ベイガン(1520)【茄子と玉葱で作るカレーソース、シェフの新作】:良く煮た玉葱と茄子とマトンに、トマトや千切り生姜も加わり、カルダモン等のホールのスパイスが素晴らしく絡み合った、当店のラム・マトン系には今までに無いカレーです。日本料理でいえば、肉じゃがのように優しい。ラムには出ない、マトンならではの甘みが迸る美味です。これは過度に辛くしないで頂きたい一皿です。

何れもパクチーがかけられてますので、絶対ダメな方は抜くように、多めが良い方は多く、注文するのが良いと思います。

創業以来の2大看板の、鮮烈な辛さとスパイス感の南インドの辛いマトンカレーと、コリアンダーの種と葉とラムの相性が抜群のラムコリアンダーマサラに加え、この2種類が新たに加わったことは、非常に喜ばしい。

当日は店長の柳谷さんが休暇でしたが、今度会ったら、これら2種の創作意図など意見交換したいと思います。
日曜日に有楽町のインズ3で月に一度の散髪を済ませ、10月末にテイクアウト狙いで並んだものの未だ提供できないと残念だった牡蠣カレーを求めて訪問。本当に久しぶりに訪問。11時10分位に着くと三番目。しかし程なく待ち行列が長くなっていき、11時半の開店時には粗満席に。昨年の6月より、それまでの12時から11時半に開店時刻が変わり、便利になりました。

11時半の開店前にグループの人数確認に出てこられたスタッフの方にテイクアウトというと、注文を取って頂けました。バスマティライス(360)と以下の物です。【】内は、メニューから転載。

【旬のカキカレー(1,520)旨い!カキを引き立てるクリーミーマサラとフレッシュハーブ】
創業時から在る当店定番のシャクティマサラに似た、白いクリーミーなオーソドックスなカキカレーで、カキ本来の風味が楽しめます。大ぶりの牡蠣が5つ入っており、食感を残した玉葱との相性も良く、ボリュームタップリでスパイスもカレーリーフもグリーンチリも活きており、バスマティライスも大盛りで、帰宅後に昼と夜に二度に分けて頂きました。

【マトンシークカバブ(900)ジューシーな粗挽きマトンの串焼き】
ラムではなくマトンというのが良いです。パクチー、グリーンチリが練りこまれ、活きたスパイス感が豊富で、レアー気味のジューシーさが堪りません。当店の物が矢張り一番ですね。

他店に比べて1オーダーのボリュームが多いので十分。繁盛するので、高級スパイスが使えるという、スパイラルアップですね。
土曜日に有楽町のインズ3で月に一度の散髪を済ませ、本当に久しぶりに訪問。例年なら、季節のメニューの切り替わり時にはランチ訪問なのですが、今年は偶々忙しくて初めてか二度目か、という感じです。

11時15分位に着くと先頭。しかし程なく待ち行列が長くなっていき、12時の開店時には満席となり、10名程の積み残しとなりました。私が店を後にした12時40分頃には、30名程の待ち行列、相変わらずの人気に圧倒されます。

注文は、冬の魚介カレーを2つと、新種のマトンカレーにして、バスマティライス(350)と合わせて味見程度に頂いた後は、テイクアウトです。【】内は、メニューから転載。

【マンガロールのカニカレー(1,580)美食の都マンガロール、極上のカレーソース】
赤いサラサラのスープカレーでタップリの生カレーリーフの香りが渡り蟹の風味を引き立てています。バスマティライスとの相性が抜群で、テイクアウト後はバスマティとこちらのカレーだけで、土曜の夕食に。

【旬のカキカレー(1,490)旨い!カキを引き立てるクリーミーマサラとフレッシュハーブ】
創業時から在る当店定番のシャクティマサラに似た、白いクリーミーなオーソドックスなカキカレーで、カキ本来の風味が楽しめます。中位の粒のカキが非常に沢山入っており、食感を残した玉葱との相性も良く、ボリュームタップリで、テイクアウト後は単品で日曜の昼食で頂きました。

【マトン・ポディマス(Podimas)(1,530)マトンを鉄板の上でたたいて柔らかくし、玉子と合わせた独特な食感!】
メニューの説明にあるように、敢えて柔らかいラムを使うのではなくマトンの風味を活かして肉を柔らかくなんて、素晴らしいです。ピリ辛のマトンカレーに溶き玉子を入れて十分な火を通したケララ風の料理で、玉子好きの多い日本人にはピッタリでしょう。結構なボリュームがあるので、テイクアウト後は単品で日曜の夕食で頂きました。

5千円弱の味見とテイクアウトでしたが、土日に頂いたものはこれだけで、他店に比べて1オーダーのボリュームが多いので十分。繁盛するので、高級スパイスが使えるという、スパイラルアップですね。
2017.6.6.ディナー訪問
久しぶりのオフ会で、夜は初めての方3名を含む、5名です。レヴューの手間を省く為に、参加者に事前に送ったメニューの案内を以下に示します。

先週連絡させて頂いたメニューから、週末ランチ&テイクアウトで試食して、以下の通り少しだけ変更しました。基本はデフォルトですが、アサリのMangaloreだけは、辛さ増し。ピースが5に足りてないものは、沢山食べられない私がパスです。レアーが駄目な1名の方にも配慮しています。

――――つまみは1、2品ずつ、分けて出して下さい――――
ひよこ豆と玉ねぎのサラダ 530
チリパコラ(2ピース、半分ずつに切って4ピースに) 440
(青唐辛子と玉ねぎの辛い揚げ物)
オニオンチーズドーサ 1480
チーズクルチャハーフ(チーズトロトロで、4ピースに) 420
地鶏半羽のタンドリーチキン(4ピース) 1370
マトンシークカバブ(レアー2、ウェルダン1)880×3=2640
(ジューシーな粗挽きマトンの串焼き)
ラム肉のバラカバブ(レアー)1100
(ガーリックとクミンを効かせた下町風)
―――――――――――――――――――
バスマティライス 330
アサリと貝柱のマンガロール(Mangalore)マサラ(デフォルトより少し辛く) 1490
(美食の都マンガロールの味、アサリの旨味が活きる)
海老と魚のシャクティマサラ 1530
(複雑な調合のスパイスとココナツのハーモニー)
―――――――――――――――――――
バスマティライス 330
南インドの辛いマトンカレー 1530
(黒胡椒とガーリックを効かせた鮮烈さ)
ウディッピー(Udipi)マトンマサラ 1530
(グルメの誉れ高いカルナータカ州のUdipiの味、トマトと希少スパイスのカルパシ(Kalpasi)を使用。Kalpasiは、空気のきれいな高地にだけ自生するという岩苔、カルダモンのような香りと独特の旨味 が特徴)
ブナチキンマサラ 1430
(当店で粒スパイスを挽いて作るので香りが際立つ本格チキン)
―――――――――――――――――――
生ビールパーティサイズ 2160
赤ワイン、キングフィッシャー・ボヘミヤ・ピノタージュ(室温)2900 

摘みの美味しさは鉄板です。

特に、オニオンチーズドーサは同様に作って貰うアーンドラ2店よりも、こちらが上。

マトンシークカバブは、レアーとウェルダンの2種で出して貰いましたが、何れも美味。

地鶏半羽のタンドリーチキンは、同様な量で普通のチキンを使うチキンティッカの倍程度の値段ですが、それだけの価値はあります。

カレーは、今回初めての2種を取り入れましたが、何れもカルナータカ州のレシピ。南インド料理は、時計回りにアーンドラ・プラディーシュ州、タミル・ナドゥ州、ケララ州、カルナータカ州と、激辛→甘口になるのが基本です。が例外的に、カルナータカ州の海沿いの南端のMangaloreと隣接して北のUdipiは、魚介の料理が有名で、物によっては同州とは思えないスパイス使いが楽しめます。上記メニューで紹介した通りの、大変美味しいカレーでした。

今回のメニュー構成のカレーの試食のために土日ランチに3回訪問しましたが、開店時刻の12時過ぎには満席で、帰る頃には10名程度が再行列。週前半の当日夜でも予約なしでは待たされるという、何時も繁盛している当店。フロアマスター等の味見によりラマナイヤシェフの残していったレシピを踏襲する一方で、このような新しいメニューも現地で見つけてチャレンジしているところが、人気を支えているのだと思います。
2017.2.19 ランチ訪問
まだ福井にいた2014.11.1にシターラ青山のランチにお連れした御夫妻にその後ご長女が誕生して、子連れOKな当店で久々の再開です。11時半に行くと先客1名。11時15分(平日)と12時(土、日、祝)の開店時刻を間違えられたとのこと。お薦め等を話してるうちに先客の相方も到着。11時45分頃に待ち行列が急に伸び、お越しの皆様は頃合が分かっているようですね。御夫妻も到着されて12時丁度に開店。冬は客が多いのか、10名程度は座れず、1時間待ちでしょう。我々は椅子を1つ外してベビーカーをセットして落ち着き、以下を順に頂きました。

マトンシークカバブ(レアーで)
ひよこ豆と玉葱のサラダ
チーズクルチャ(ハーフ)
地鶏半羽のタンドリーチキン
ラム肩肉のバラカバブ(レアーで):ガーリックとクミンを効かせた下町風とありますが、ミント・パクチーを絡ませた絶品。
南インドの辛いマトンカレー
蓮根とオクラのモルコンブ:オクラはインド料理の定番ですが蓮根は珍しい新作。ヨーグルト味でサッパリして美味しい。
ナン
バスマティライス

お嬢様は離乳食を温めて貰って早々に平らげられ、クルチャとナンをお父様が千切って皿に乗せると止まりません。「パン!」と言って最後まで御機嫌でした。高級なスパイスと食材を使い、皆満腹のこれだけ頂いて1人3000円程度はお値打ちですね。2時前にようやく待ち行列が途切れる繁盛振りの訳も納得。

2016.11.5 ランチ訪問
恒例の月初めの散発に朝一で有楽町に行き、多忙で行けてないしソロソロ牡蠣も始まるかと、銀座で2店チラ見して12時の開店には早すぎる11時20分に到着。流石に行列の先客は1人でしたが12時には長蛇の列。行列の方は席を効率的に埋めて全員着席できましたが、12時10分には満席。帰る1時前には10人以上の待ち行列。流石の繁盛振りです。

牡蠣の新作が目に留まったので、Cランチコース(2100)を選択。先ずはチキン2種タンドリーチキン味とガーリックチキン味、これ地鶏ですね、何時もかどうかは不明。周りの皆様、「こんなの初めて」とか凄い美味しいの絶賛です。

付いている夜のメニューからのカレー1品はアポロ オイスターマサラ「インド有名店の味を再現、やさしい味のヨーグルトソース入り」。柳谷フロアマスターによると、ムンバイ辺りの高級チェーン店で南インド料理として出している物。

出てきた1品は生カレーリーフてんこ盛り。生の食感の残る玉葱、トマトとピーマンと合わせたサラサラのシンプルなソースで牡蠣の風味を活かし、唐辛子マーク0個なのに裏でピリッとはきます。これなら辛くしてもと、半分位のテイクアウトを唐辛子マーク3つ位にグリーンチリで辛くして貰いましたが、こうするとグリーンチリの辛さ以外の風味が牡蠣の風味に勝ってしまいました。デフォルトか、辛くしたい方も唐辛子マーク1個位がお勧めです。

柳谷さんに「生カレーリーフ凄かったですね」「沖縄から仕入れてますがソロソロ終わりです」。ということで、生カレーリーフ満載の絶品牡蠣カレーをご所望の方は、早々のご訪問をお薦めします。

(2016. 1. 9 ディナー・テイクアウト)
土曜夜限定ハイデラバーディ・マトンビリヤニとカキのクリームカレーをテイクアウト。
【カキのクリームカレー 1490】なめらかなココナッツと玉葱のソース、カレーリーフの香り
昨年のアレッピー・オイスターカレーがスパイシーで美味しかったので、名前を見た時には?でした。他の店で良く有るようなネットリ系を想像したんですよね。テイクアウト容器からの見た目は薄い黄色、蓋を開けるとココナッツとクミンとグリーンチリの香り、一口頂くとサラサラのヘルシーでスパイシーな味わい。これは良いです、ダバならではです。是非とも、バスマティライスにかけて頂いて下さい。

(2015.8.13 ディナー訪問 4名)
久しぶりのオフ会訪問でした。1人でランチとか、テイクアウトは度々ですが。6月末、会社の同僚の出向解除の急遽の4名での送別会でも、大変喜んで頂けました。まあ、下記のように飲み食いして四千五百円は、本当に満足度が高いですね。初食の、小海老とあさりのブラウンカレーは、アレッピー風のピリ辛で、ヒットでした。この訪問の後の9月には、インドからの同僚の出向解除フェアウェルパーティで、ハイデラバーディ・マトンビリヤニと南インドの辛いマトンカレーをお土産に持参し、現地人もビックリの、大好評でした。
-------6020
チリパコラ(半分に切って4つに)    440
地鶏半羽のタンドリーチキン       1370
オニオンチーズドーサ(小)       880
マトンシークカバブ(レアーで) 880×2=1760
チーズクルチャ(小)(チーズトロトロで) 420
パニ-ルと野菜のタンドリーサラダ(4人用に)860×4/3=1150
-------2960
マトンビリヤニ(簡易型)        1430
南インドの辛いマトンカレー       1530
-------3350
バスマティライス            330
海老と魚のシャクティマサラ       1530
小海老とあさりのブラウンカレー     1490
-------5560
生ビールパーティーサイズ        2160
ナンディヒルズカベルネシラーズレゼルヴァ3400
------------
合計 17890   1人 4千5百円

(2014.11.23 ディナー訪問・テイクアウト)
冬メニューの牡蠣カレーの季節がやってきました。日曜日の17時半に訪問すると、この時間にしては混雑してます。1人の場合の定席である入口に一番近いカウンター席に座ります。

メニューを確認すると、今年は「港町アレッピーのオイスターカレー【フェヌグリークとジンジャー、タマリンドの酸味、完成度の高いマサラ】」1490円です。

柳谷マスターに「アレッピーってケララ州なので、ケララのカレー同様にココナッツミルクが多くて、優しいカレー?。それだと、辛くすると合わないよね」「アレッピーはケララにしてはココナッツミルクが少なくタマリンドの酸味も強いので、辛くしても美味しいですよ」「じゃあ、グリーンチリで、唐辛子マーク三本くらいで」。

待っている間にも来客は続きカウンター席の1人客も増えて、予約が無ければ断られる人も出てきました。常連客としては、1人でも多くの他の方に楽しんで頂きたいとの想いで、テイクアウトに方向転換。「気を使って頂き、申し訳ないですね」の柳谷店長に見送られ、連日のアーンドラダイニングに向かいました。

福井に帰って翌日の夜に頂いたアレッピーのオイスターカレーは、説明通りフェヌグリークとジンジャー、トマトとタマリンドの酸味が利いた、グリーンチリとの相性も抜群の絶品でした。特筆すべきは、広島産でしょうか、特大の牡蠣が5つも入ってます。さらさらのスープにも牡蠣の滋養がタップリと溶け出してます。昨年のオイスタープルスも美味かったけど、今年も負けてません。辛いのが大丈夫な方は、私と同じオーダーで、是非ともお試し下さい。バスマティライスとの相性は抜群ですよ。

-------------------------
(2014.9.27 ディナー訪問)
半年ぶりのダバでのオフ会ということで、人気も高く募集即日で7名になりましたので〆切りました。セットメニューではない、アラカルト注文の上限の5名を超えちゃいましたが、事前にメニューを通すということでアラカルトで店の了解を得て、下記のメニューを組みました。カレーを2オーダーしている南インドの辛いマトンカレーとブナチキンマサラは、デフォルトの辛さと、グリーンチリで激辛の、2皿で出してもらいます。
------------------------
オニオンチーズドーサ【とろけるチーズ、ピザ風ドーサ】1480
チリパコラ【青唐辛子と玉葱の辛い揚げ物】440×3.5=1540
マトンシークカバブ(レアーで)【ジューシーな粗挽きマトンの串焼】840×3=2520
地鶏半羽のタンドーリチキン【スパイスに漬け込んだチキンの土窯焼】1370×2=2740
-----------------------
ハイデラバーディ・マトンビリヤニ【ダムでカッチな本場物】1580×2=3160
南インドの辛いマトンカレー【黒胡椒とガーリックを効かせた鮮烈さ】1530×2=3060
----------------------
バスマティライス 330
ラムコリアンダーマサラ【ラム肉を使ったコリアンダーソースカレー】1490×1.5=2235
海老と魚のシャクティマサラ【複雑な融合のスパイスとココナッツ】1530×1.5=2295
----------------------
バスマティライス 330
ブナチキンマサラ【粒スパイスを挽いて香りが際立つ本格派チキン】1370×2=2740
茄子とオクラのタマリンドカレー【爽やかな酸味、トマトとタマリンド】1370×1.5=2055
---------------------
料理合計 24485  1人3500円

初めて食べたものや久しぶりに食べたものの評は、以下の通り。

オニオンチーズドーサ:当店でドーサを食べるの初めてかも。生の玉葱とチーズと生地の相性が抜群。サンバルとココナッツチャトニがついて量が多いので、7人でのシェアにピッタリでした。

チリパコラ:最近一度テイクアウトした美味しい天ぷら。玉葱とグリーンチリと豆粉の相性が抜群。ビールの充てにピッタリ。440円で2つなので1人1つにしましたが、お腹が膨れるので、オフ会とかだと4人で1オーダー位で良いかも。

マトンシークカバブ(レアーで):チルドのマトンでしかできない本当のレアー。グリーンチリ、玉葱、パクチーとの相性抜群で大好き。

ラムコリアンダーマサラ:コリアンダーの種と葉っぱのパクチーが、ココナッツミルクとの相性抜群。火入れの弱いラムが美味しい。

海老と魚のシャクティマサラ:甘いシチュー様ですが、スパイスもピリリと効いて、プリップリのシーフードを引き立てます。

茄子とオクラのタマリンドカレー:茄子とオクラといえばドライ系が多いですが、スープたっぷりで、酸味の利いた爽やかな一品。

大混雑で新しい接客も多かったのですが、接客も良いですね。帰りがけに、褒めてあげました。

(2014.4.28 ランチ訪問)
平日14時前にランチ訪問。この時間帯でも8割方の込み具合。
日替わりカレー三種は、辛い方からマトンカリフラワー、チキントマトクリーム、豆とほうれん草。
既に日本米が売り切れでバスマティということで、カレー三種とバトゥーラ+ライスを注文。
三種のカレーは全く異なるグレービーで、スパーシーで、混ぜても楽しめました。ランチのバトゥーラは相変わらずの旨さ、夜の単品の肉厚な物より、断然こちらが好きです。ラストオーダーの14時半まで、入れ代わり立ち代わりの8割方の入りが続く人気にも頷けます。
帰り際、柳谷(ヤナギヤ)マスターに、「明日、17時頃に、お土産用に、チェティナードチキンをテイクアウト予約」と告げると、鼻下の髭を伸ばし始めてました。指摘すると、「大分、伸びましたかねー」と照れ臭そう。前任の北村マスター(現カマルプール・オーナーシェフ)同様に、髭のマスターと呼ばれる日が来るかも知れません。

(2014.2.13 訪問)
木曜日の19時半、夜は初めての方2名を含む4名で、予約して伺いました。

先ずはキングフィッシャービール(740)で乾杯。

ひよこ豆と玉ねぎのサラダ(530) : こちらは同様な物を何店かで出しますが、豆のプリップリ感はこちらが一番。パクチーはカマルプールの方が多いですね。グリーンチリが沢山入っているので、辛いのが苦手な方は、避けて頂きます。ビールとの相性抜群です。

地鶏半羽のタンドリーチキン(1260) : これは昨年秋から3回目に頂きますが、地鶏なので柔らか過ぎず、でもジューシー感抜群で、味付けも深いです。参加者は3名とも初めてでしたが、これまでで一番との声が上がります。私も、益々、好きになってきました。

ここで、Rituカベルネソーヴィニヨン赤(2800)を室温で出して頂きます。前にも書きましたが、これは素晴しいです。参加者でワインに詳しい方も、美味しいと、太鼓判を押して頂きました。

マトンシークカバブ(840×2) : レアー注文。グリーンチリ、パクチー、玉葱を練り込んだ長ーいもので、レアー感が堪りません。2人で1オーダー食べたいです。高級マトンを使っているが故にできる、レアー。同じく絶品のディルセと並び、他のインド料理店で出される竹輪を想像させる物とは別物です。

パニールと野菜のタンドリーサラダ(840) : 久しぶりに食べましたが、自家製のインドチーズと焼き野菜のバランスが、優秀です。

(簡易式)マトンビリヤニ(1370)と南インドの辛いマトンカレー(1470) : 簡易式でも、本物のダムでカッチな土曜夜限定のハイデラバーディビリヤニを知り尽くした初代ラマナイヤシェフが何時でも出せるように工夫したレシピを維持向上しているので、これはこれで旨いです。スパイス料理初心者の方は、こちらの方が好き!と仰る方もおられます。当店No1メニューの南インドの辛いマトンカレーとの相性も抜群で、瞬く間に完食です。

オイスタープルス(1370) : 相変わらすピリカラのプルスソースと広島牡蠣の相性は抜群です。冬の季節物なので、今シーズンはこれで最後かもしれませんが、来シーズン以降もこのレシピで続けて欲しいです。まだ食べておられない方は、これとバスマティライスの注文だけでも良いので、シーズンが終わる前にお試し下さい。

青バナナと芽キャベツのホワイトカレー(1370) : 2008-2009冬シーズンのメニュー。芽キャベツは温かくなると虫が付くので、冬にしか作れないレシピ。前回は店からの野菜の注文が一週間前までという制約からゴビで代用でしたが、今回は数週間前の予約時に、可能なら、とお願いしていたので、本物です。芽キャベツをタンドールで香ばしく焼き、ココナッツ風味の青バナナのカレーと合わせる物で、グリーンチリをタップリ入れて、当時トウガラシマーク4本の当店一番の辛さを誇ったヴェジカレーの再現です。懐かしくて、これを食べることが出来ただけで、大満足でした。応じてくれた、柳谷(やなぎや)マスターに、多謝です。

ラッサムスープ(740) : フルサイズで頼んだのは初めてですが、初代ラマナイヤシェフのレシピを守った、辛旨でトロットロの絶品です。最後にバスマティライスと混ぜて頂き、〆です。

これだけ頂いて、1人、四千円弱です。コミュニティの違う参加者の方々との話も弾み、楽しくて、あっという間に時間が過ぎました。夜が初めての方お2人には、柳谷マスターから名刺を渡して挨拶して頂き、夫々の帰路につきました。


(2013.12.28 訪問)
当店は2006初訪以来の超常連ですが、オフ会の主催をするようになった今も、2名以下での訪問に留まってました。私のオフ会の開催は、実力に見合った集客が追いついてない店の魅力を広く知って頂き応援したいとの主旨です。業界日本一の繁盛店の当店には無用の話で、また大人数での利用は、アラカルト注文を基本とする私の場合、迷惑をかけるかもしれないという懸念が働いたからです。

仕事納めも終わった土曜の夜であれば、多少空いているだろうとの予測で、予約受付開始のチョウド1ヵ月前の予約で、気心の知れたマイレヴュアー様方との4名での訪問です。

飲み物は赤ワインということで、当店マスターお勧めで常用しているインダ-ジカベルネソーヴィニヨン(2800)を所望するも本国からの出荷が一時的に止まっているということで、代わりに使って評判の良いインドの西部マハラシュトラ産のRituカベルネソーヴィニヨン(2800)を薦められてこれにしました。常温を希望し17℃位のベストです。乾杯して一口頂くと、深い香りと味わいで、料理に合いそうで大ヒット。結局4名で2本頂き、チョウド良かったのです。周りを見渡しても、みんなこのワイン飲んでます。超インド通のオーナー、流石に良い物、見つけてきますね。4名で頂いたものと評は以下のとおり。既評と同じものは省略。

ヒヨコ豆のサラダ(530)

マトンシークカバブ(840×2=1680) : パクチーと玉葱とグリーンチリが練りこまれて、注文したレアー加減もチョウド良いです。

地鶏半羽のタンドリーチキン(1260) : 地鶏の歯応えとスパイシーな味付けがバッチリで、シットリ系のシターラ青山のムルギチャンプとは別方向の旨さ。

ハイデラバーディ・マトンビリヤニ(1580)大盛 : ダム(蒸し焼き)でカッチ(肉は生から蒸す)な本格的はアーンドラと共通ですが、カレー風味で、食べやすいかもしれません。一緒に出して頂いた南インドの辛いマトンカレーとの相性も抜群です。ただし、大盛りの量が半端なく、4名でほぼ全部食べつくしたので、満腹のために最後の2つのカレーが味見程度でテイクアウトになったのは、幹事の私の失態。4名で色々食べるなら、1オーダーで十分ですね。

南インドの辛いマトンカレー(1470)大盛 : 日本で一番旨いかもしれないマトンカレー。当日の出来は最高で、皆様の評価も上々。

オイスタープルス(1370)大盛 : 作り方等は下の11月16日のレヴュー参照。牡蠣のカレーはインド料理店の風物詩となってきましたが、これほどスパイシーな方向性を出したのは当店のみ。辛いスープにも牡蠣の旨みがしっかり存在感を出す絶品。冬の定番にして欲しいレシピです。

青バナナとカリフラワーのホワイトカレー(1370)大盛 : 2008冬シーズンの「青バナナと芽キャベツのホワイトカレー(唐辛子マーク4つで当店最辛)」の記憶が鮮烈で、週初めにお願いして特注。ココナッツミルクベースに青バナナとタンドールで焼いた芽キャベツを少し煮込んでグリーンチリを大量投入した爽やかな激辛ヴェジカレー。直前の特注で芽キャベツは入手できず、カリフラワーで代用しましたが、当時のソースを覚えているコックが居たとのことで、ほぼ再現されました。少し食べてグリーンチリのパンチの効いた爽やかな辛さがもう少し増せばベストと思い調整をお願いすると、全くその当時の味に仕上がりました。これだけの大規模店で、冷めたら温め直しや、レッドチリパウダー増量じゃない辛さアップなど、本格的に調整に応じてくれるのも、サービス精神が旺盛ですね。

バスマティライス(320)

アラカルトメニューは最初に提示したので、食べ終えたら次がジャストタイミングで出てくるという流れで、2時間弱で終了。参加者からは接客の良さも褒められましたが、特に、我々のテーブルを担当してくれた本年4月に系列3店を経営する㈱チョティワラ入社で7月当店配属の新人女性スタッフ。給仕の身のこなしや声がけが、優秀な先輩女史に近いレヴェルになられてます。この辺りが、当店の凄さなのですねー。

参加の皆様は全員再訪ですが、改めて柳谷(やなぎや)マスターから名詞を差し出して挨拶を頂き、本年の〆としました。


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当店のトップの基本情報に、以下を追記。宮崎オーナーの心意気は、素晴しいです。

都内に南インド料理の名店は数あれど、店の規模、コック数、客の回転、料理のレベル、を全て理想的にシステムとして完成させ、業界日本一の繁盛店としたのがダバインディア。これを作り上げた初代シェフのラマナイヤ、多数の入替りコック、初代のフロアマスターは全て去っても、歴代フロアマスターの味見などの努力によりラマナイヤのレシピとシステムは維持向上され、今でも昼夜常時満員。 この辺りの秘訣は、当店を含む3店のオーナーである宮崎氏の、求人案内に良く現れていますので、是非とも一読下さい。
http://www.dhabaindia.com/job/message.html

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(2013.11.16 訪問)
シディークパレス麻布十番に行く前の土曜日の17時20分頃に、柳谷フロアマスターに挨拶する為に訪問。一人訪問時の指定席、入り口に一番近いカウンター席に座ります。客の入りは三分の一位ですが「予約してないのですが、二人です」柳谷マスターが席数を数えるのと予約を書いた紙を見比べて「どうぞ、こちらに」。直後に「予約してないのですが、四名です」「今、一杯になってしまいました」「どれくらい待てばいいですか」「18時からの予約で一杯ですので、今居られるお客さんが帰られる、早くても19時。それも保証できません」代表者が困ったような顔をされて「近くの系列店はどうでしょうか」「チョッと待って下さい」柳谷マスター携帯で電話「大丈夫ですね。じゃあ今から歩いて行ってもらいます」「カイバルの予約が取れましたので、そちらに行って下さい」「有難うございます。良かったー」。こんな大盛況の状況で、年末にかけて更に混雑が予想されますので、一ヶ月前から受ける予約をするか、ラストオーダーの30分前以降に行くか、何れかでお出かけ下さい。

メニューを眺めると秋冬のメニューに変更されてます。

蟹のカレー レモンバターマサラ 1470 : 小エビとアサリの同じマサラから交替
オースタープルスカレー 1370 : 広島牡蠣のカレー
アレッピーフィッシュカレー 1470 : ケララ州の町の名前が付いた銀鱈のカレー

昨年は系列店との差別化で見送られた、牡蠣カレーが、今年はあります。一昨年まではボンベイオイスターカレーだったのが、蟹カレーとのスープの被りを避けて、今年は唐辛子マーク2つのプルス(アーンドラ州やケララ州のスパイシー煮込み)で期待が高まります。待つこと20分弱で、登場。トマトの赤が鮮やかで、一口食べるとスパイシーな、多分、当店で過去に作られていないオリジナルレシピの牡蠣カレーで、牡蠣の旨みも程よくスープに出て新鮮な旨辛さです。9個入った牡蠣自体もプリップリ。作り方は、トマトベースの魚介のプルスということで、以下のようなものでしょう。

フライパンで牡蠣の表面に火を通して肉汁を封じて、ターメリック、マスタードシード、フェヌグリーク、コリアンダー、赤・青唐辛子、カレーリーフを牡蠣と一緒に炒め、これに、玉ネギと大蒜と生姜を炒めたもの、タマリンド水、トマト、ココナッツ・ミルクを加えて、煮込んで、塩で味を調え、刻んだパクチー(コリアンダーリーフ)を散らしたもの。

会計して、テイクアウト容器に入れてもらって「マスター、今日は今から満席では、大変ですね」「多分ラストオーダーまで、マラソン状態でしょう」「繁盛していることは良いことです」「本当に、お陰様です」で、シディークパレス麻布十番に向かいました。

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(2013.9.29 訪問)
今回の上京の最後に、食べログも知らず、インド料理初心者で、辛いのが駄目な方を、お連れしました。

頂いたのは、チーズクルチャ・ハーフ(420)×2、タンドリーチキン(1260)、ラム肉のムグライカバブ(950)、パニールと野菜のタンドリーサラダ(840)、小エビとアサリのレモンバターマサラ(1370)、マトンビリヤニ(簡易式、1370)。

2006以来の常連でありながら初のタンドリーチキンは、地鶏だけあり、素晴しい。と、周りを見ると、みんな食べてました(笑)

小エビとアサリのレモンバターマサラは、具材タップリで、女性に人気も頷け、定番メニューになってきました。

この4月、㈱チョティワラ入社、7月に当店へ配属の若いフロアの女性が、特訓中。皆さま、可愛がって、育ててあげて下さいね。

(2013.6.30 訪問)
最近マイレビュアーになり熱心な若者が、是非とも当店を、ということで、日曜日20時に伺いました。

ひよこ豆と玉ねぎのサラダ(辛く)(530)

マトンシークカバブ(レアーで)(840) : レアー加減が安定してきました。いつでもこのレアー加減で食せるのは、当店だけだと思います。

ラム肉のムガライカバブ(950) : 一歩レアー側でも良いかな?でも旨い。同行の方は、カマルの王様のラムよりカルダモンが利いてるとの評。

南インドの辛いマトンカレー(グリーンチリで一番辛く)(1470) : 最近シンガポール産グリーンチリの入手が困難で、韓国産使用とのこと。確かに言われてみれば切れが?は感じますが、増量により、何とかレベルは維持できてます。

青バナナと銀ダラの辛いカレー(1260) : 私がマスターに「2006頃に青バナナの野菜カレーで一番辛いのが有ったよね」「似たレシピを探して作ります」。絶品でした。「(現カマルプールの)北村さんが南インドに行って仕入れたレシピで、今のコックで作れるということでこれにしました」。ダバ10年の奥深さが知れる話です。なお、料理を出される時に、マスターが生の大振りなカレーリーフ四枚を指差して「沖縄産の生が入る時期になりました。11月ごろまでは楽しめます」。やっぱり、生は違いますね。

玉井さんの話などで盛り上がり、マスター「そんなミールスが出来る程に腕が上がっているなら、自分の休暇の夜しか駄目だけど、是非とも行かなくちゃ、ですよね」私「勿論」。ということで、明日はまた、カマルプールで御一緒する若者と話しながら、帰路につきました。

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(2013.6.1 訪問)
今回上京直前に、面識の無いマイレビュアー様から、是非とも一緒に食事したいとの申し出があり、選んだのは間違いの無い当店。

キングフィッシャービール(740)×2

ひよこ豆と玉ねぎのサラダ(辛く)(530):グリーンチリでこれだけ辛くすると新鮮さが更に引き立ち最高

マトンシークカバブ(レアーで)(840):このピリ辛のレアー加減は最高。高レベルのマトンのみで調理可能な絶品

南インドの辛いマトンカレー(グリーンチリで一番辛く)(1470):アーンドラのマトンクルマを辛くも良いが、私の嗜好にはピッタリ
バスマティライスハーフ(190)

ハイデラバーディ・マトンビリヤ二(1580):何時もながらの本物の旨さ、アーンドラよりカレーの香があるので、食べ易いかも
ラッサムスープハーフ(370)

今回お会いした方はインド料理への造詣が非常に深い若者で、1時間と短い時間ではありましたが、非常に楽しめました。

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(2013.5.18 訪問)
今回の上京の〆は、やはりこちら。

ラストオーダーの21時に程近くなった20時半過ぎに伺うも、店の外まで待ち行列。21時のラストオーダー時刻を過ぎて、皆様が着席できたようです。私は予約して合ったのと1人だったので、丁度1席空いていたカウンターに案内されました。

予約していた土曜日夜限定のハイデラバーディ・マトンビリヤニとラッサムハーフを注文。ココのラッサムも何時もながらの旨さ。ビリヤニは、アーンドラキッチンよりも僅かにカレーの匂いがする、これも絶品。少しだけ味見して、テイクアウト用に何時もどおり持参したポリエチレン薄袋に空気を極力追い出して詰め込みます。で、早々に会計。

柳谷マスター「バタバタしてすみません。土曜のラストオーダー過ぎまでビッシリで」、私「繁盛は良いこと。前回以降ラム・マトンのレアーな焼きもチャンと出来てるようですね。地鶏半羽のタンドリーチキンも絶品だったとのこと。皆喜んでましたよ」、「最近レアーなラム・マトンの注文が沢山増えてきてますよ。食べログの影響は凄いですね」、「大忙しなのに、手間かけさせちゃって悪いね」「とんでもないです。これからも宜しくお願いします」。で、帰路に着きました。

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(2013.4.6 追記)
下記のごとく、2週間の週末連続で食してレアーな焼き加減を調整した、マトンシークカバブとラム肉のムガライカバブが、4月1日のレアー好みのマイレビュアー様方のオフ会で、大満足と高評価されました。

で、柳谷フロアマスターに電話で「ウルサ方の面々も大満足な焼き加減」と報告したところ大喜び。「今回のようなレアーは、普通のお客様にも出せるか?」と質したところ、「注文時にその旨(極力、レアーでと)言って頂ければ、対応させていただきます」とのこと。

普段、牛ステーキをミディアムレアかレアーで食される皆様方におかれましては、是非とも一度、当店の「マトンシークカバブ」と「ラム肉のムガライカバブ」を「極力、レアーで」と注文して、お試し下さい。レアー好きの方は、卒倒するぐらいの旨さに、感激すること間違い無しです。

●ラム・マトンのレアーなタンドール焼について

インド料理の焼物は、ウェルダンが基本で、ジューシーさに欠けるのが一般的。それじゃ旨くないので、私は当店で長年レアー焼をお願いして、堪能してきました。しかし、タンドール焼でレアーに出来るのは、入手ルート確保が困難な上質なラム・マトンの生肉を使っている店だけです。これが確実なのは、当店と、アーンドラ2店、カマルプールなので、他では怖くて頼みません。

カマルプールの北村オーナーシェフは、2006当店初訪時フロアーマスターで、私が頼むレアー対応をしてくれてたこともあり、自分の店では創業時から肉をミディアムレア対応するのを売り物にしてきて、繁盛しています。最近は、仏産の鴨のレアー焼も人気です。

アーンドラ2店は、ラムチョップは2本の枝骨付きで分厚いのでレア対応できます。マトンシークカバブは難しくミディアム止まり。

当店は、マトン・ラムのレア好きなマイレビュアー様方をお迎えするにあたり、マスターに頼んで2回のオーダーで調整してレシピとして完成させ、今回ウルサがたのマイレビュアー様方からお墨付きを頂きましたので、一般でも注文を受けることにしました。

ということで、レアーなタンドール焼は、カマルプール、アーンドラ2店、当店で、お試し下さい。

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(2013.3.30訪問)
モツさま御一行様用の、マトンシークカバブとラム肉のムガライカバブの焼き加減の再確認を兼ねて、土曜のランチタイムに伺いました。開店時刻の正午の五分前に着くと、長蛇の行列が。50人くらいいます。正午にオープンすると、フロアスタッフが連携よろしく席に案内して、皆着席。12時10分頃からは、待ち行列ができ始めました。後でマスターに訊くと、土日は最近は何時もこのような状態とのこと。帰るまで、2組ぐらいの待ちの状態が続いてました。さすがの繁盛振りです。でも、平日夜ほどじゃなく、60席あるので、長くても10分待てば案内されます。

柳谷マスターにレアな焼き加減を依頼して、結果は以下のとおり。

マトンシークカバブ(レアで)(840円) : チョウド良さそうなぐあいです。ピリ辛ぐあいが辛めですが、デフォルトなので、これで食べていただきましょう。

ラム肉のムガライカバブ(レアで)(950円) : 肉の分厚いものはチョウド良く、薄いものは火が通り過ぎなので、全体にチョッと手前の火加減をお願いしました。

ラッサムスープ(370円) : 混んでいたので特注ではなく、グリーンチリスライスを少しいただいて、混ぜました。トロットロの激辛で、本当に旨いです。

月曜日は宜しくということで、マスターも「楽しみにしてますよ」。

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(2013.3.23訪問)
先月のアーンドラダイニングのオフ会で初対面で席の離れたマイレビュアー様から、お礼に添えて、もっとインド料理について教えて欲しかったとのメッセージが入り、次回上京時にココしかないな、ということで、土曜日の17時半に予約を入れて伺いました。いつも満席の喧騒の中なので、この時間だと席は疎らで静かで、不思議な感じでした。結果的には18時半頃から席は埋まってきて、19時から20時過ぎまでは外まで行列ができるという何時もの繁盛振りでした。二人で頂いたものと寸評は以下のとおり。

ひよこ豆のサラダ(530円) : 12月以来久しぶりに頂きましたが、レタスとひよこ豆と玉葱とパクチーとグリーンチリのフレッシュが織り成すこの皿は、ココが一番ですね。アーンドラダイニングのオフ会で、ラマナイヤが出したチャナマサラ風も良いですが、最初はこのフレッシュなのがベター。

マトンシークカバブ(レアで)(840円) : パクチーと玉葱とグリーンチリを混ぜ込んだ定番。焼き加減はミディアムに近いミディアムレア、ジューシーさは十分なので合格ではありますが。インド料理はウェルダンが基本なので、どうしても焼きの手前というのが、インド人コックにはハードルが高いようです。柳谷マスターには、4月のモツ様ご一行はシビアなので、もっとレアでと、お願いしておきました。(一般の皆様も御参考に)

チーズクルチャ(ハーフ)(420円) : ほんの一寸だけ、焦げ目がつく位の焼きがベター。十分美味しいのですが、カマルとディルセには置いて行かれてます。他のテーブルで出たものを見ると、チーズがさらにトロトロでグッドのように見えたので、焼きの均一化の努力が欲しいです。

ハイデラバーディ・マトン・ビリヤニ(1580円) : これは文句なしの絶品。マイレビュアー様もご満悦の様子。蒸し上げ式の特徴は、骨の付いたマトンから、油分が落ちて行って、ホロホロの食感になること。ジューシーなのも良いですが、このマトンも嵌るのですよね。

ラム肉のムガライカバブ(レアで)(950円) : 初めて食べましたが、ソースに工夫が凝らされ、美味しいです。焼きがミディアムレアなのは勿体無いです。当店のラムは高品質の生なので、ステーキのレア位で食べたいです。これも、モツ様ご一行には、更にレアで出すようお願いしておきました。

南インドの辛いマトンカレー(1470円) : 何時もはグリーンチリで一番辛くの注文ですが、今日はレギュラーメニューで。マイレビュアー様は、丁度良い辛さだったようです。この辛さでも絶品は絶品です。爽やかな辛さと複雑な味わいが、アーンドラダイニングのメティマトンと並ぶ、日本一美味いマトンカレーと、称させて頂きます。

渡り蟹のレモンバターマサラ(1470円) : メニュー変更で消えたメニュー。入店時、この季節は韓国蟹が小さくなるのでメニューから外しましたが、念のため作れるようにしてありますとのこと。マイレビュアー様も、もう一皿行けそうという事で、注文。バターとココナッツミルクで甘さを強調してグリーンチリでピリ辛を加えレモンで微かな酸味を出したコレも、旨いです。スープ単体で吸うのも勿体無いので、バスマティを注文して、これにかけて絶品スープを頂きます。韓国蟹は、季節を終えて小さくなり、2匹を二つ切りでサーブ。この季節、殻が柔らかくて、手で取って口で噛むと、すっと身が食べられます。

最後にマイレビュアー様にマサラチャイをエアーサービスで飲んでいただき、あっという間の3時間が過ぎました。マイレビュアー様に、南は北と異なりヘルシーな理由、ビリヤ二の作り方など、講釈をしましたが、それも楽しいひと時でした。

帰り際、マイレビュアー様を柳谷フロアマスターに紹介し、その時の言「創業十年で、昨年後半から今まで、全ての月が連続で月別の実績トップを塗り替えているのです。本当に忙しいです」「全員の努力の賜物ですよ。体は大丈夫?」「・・・・・」でも、笑顔だったので、私は大丈夫と思ってます、スタッフ皆の顔も会話も明るいですから。「モツ様ご一行、宜しくね」「蟹2皿の特注と、モアーレアーですね」

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2013.1.19以前のレヴューは、日記に移しました。
http://tabelog.com/rvwr/000566135/diarydtl/104302/
2017.2.19 ランチ訪問
まだ福井にいた2014.11.1にシターラ青山のランチにお連れした御夫妻にその後ご長女が誕生して、子連れOKな当店で久々の再開です。11時半に行くと先客1名。11時15分(平日)と12時(土、日、祝)の開店時刻を間違えられたとのこと。お薦め等を話してるうちに先客の相方も到着。11時45分頃に待ち行列が急に伸び、お越しの皆様は頃合が分かっているようですね。御夫妻も到着されて12時丁度に開店。冬は客が多いのか、10名程度は座れず、1時間待ちでしょう。我々は椅子を1つ外してベビーカーをセットして落ち着き、以下を順に頂きました。

マトンシークカバブ(レアーで)
ひよこ豆と玉葱のサラダ
チーズクルチャ(ハーフ)
地鶏半羽のタンドリーチキン
ラム肩肉のバラカバブ(レアーで):ガーリックとクミンを効かせた下町風とありますが、ミント・パクチーを絡ませた絶品。
南インドの辛いマトンカレー
蓮根とオクラのモルコンブ:オクラはインド料理の定番ですが蓮根は珍しい新作。ヨーグルト味でサッパリして美味しい。
ナン
バスマティライス

お嬢様は離乳食を温めて貰って早々に平らげられ、クルチャとナンをお父様が千切って皿に乗せると止まりません。「パン!」と言って最後まで御機嫌でした。高級なスパイスと食材を使い、皆満腹のこれだけ頂いて1人3000円程度はお値打ちですね。2時前にようやく待ち行列が途切れる繁盛振りの訳も納得。

もっと見る

2位

アーンドラ・キッチン (御徒町、上野広小路、仲御徒町 / インド料理、インドカレー、ダイニングバー)

3回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2020/12訪問 2020/12/06

マトンビリヤニ、ラムチョップとラッサムで、大満足!

職場で出向中のパキスタン人が火曜日に帰国予定という事で、マイレヴュアー様の1名を加えて、3人でラム・マトンを楽しむ会です。予約時にラジャシェフがインドに帰省中(今月中には復帰予定)とのことだったので、ラヴァドーサや持込の蟹などの特注は無しでしたが、十二分に楽しめました。

ハイデラバーディ・ダム・マトンビリヤニ【注参照】:銀座のダイニングのチキンビリヤニよりも一回り大盛りで提供。玉葱とチキンカレーとヨーグルトが添えられます。シェフは居なくても、レヴェルは保たれています。これだけで、30分以上楽しめました。

【注】当店のメニューでは、ハイデラバディ・ダム・ビリヤニと記されています。これを見て、ハイデラバードの本物のビリヤニはカッチビリヤニなので、当店のダムビリヤニは本物じゃないとの誤解もありますので、解説しておきます。詳しくは、末尾url.の詳細な解説を参照下さい。
ダムというのは、【肉のカレー】又は【ヨーグルトベースでマリネした生肉とスパイス】と、半分調理したバスマティライスを交互に層になるよう鍋に敷き詰め、それを密閉して弱火で長時間蒸し焼き(蒸し上げともいう)にする調理法です。
カッチビリヤニはそのダムビリヤニの中でも、【肉のカレー】じゃなくて、【ヨーグルトベースでマリネした生肉とスパイス】を用いる物です。
ラマナイヤは、カッチ【ヨーグルトベースでマリネした生肉とスパイス】で作っているので、ダムビリヤニであるとともに、カッチビリヤニでもあるのです。
「蒸し焼き」も「蒸し上げ」も渡辺玲氏などが日本語で解説された上記「ダム」調理法の呼び名で、蒸れを待つ時間も含めて1時間あればできてしまう水を加えて炊く炊き込み式、との識別用語です。つまり、「蒸し焼き」=「蒸し上げ」です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%83%8B

ラムチョップ:当店のラムチョップは良質素材なのでレアー対応可能なので、マイレヴュアー様はレアー注文でしたが、まあミディアム提供でした、でも美味さは損なわれていませんでした。一方、パキスタン等はウェルダンが必須(イスラム対応では重要)、しっかりと焼き上げて頂きました。二骨での提供はアーンドラならでは。

マイレヴュアー様のご要望で、ラッサムスープを。これがラジャシェフのレシピではなく、銀座のラマナイヤシェフのレシピを、若干煮詰めて濃くした感じで多めに提供。本日一番の大ヒットでした。

マイレヴュアー様の英語も流暢で、大変に楽しめた、送別会になりました。
2017.10.7.ディナー訪問
通勤経路の宝町や、有楽町の福井のアンテナショップで蟹を求めて訪問など、もっぱらアーンドラダイニングが続き、気が付いてみれば1年半の御無沙汰。職場のパキスタン人から久しぶりに私の贔屓の店に連れて行くよう要望され、それも土曜が良いとのこと。これは間違い無く当店で決まりですね。日本人同僚1名を加えて、3名での訪問。前日に予約を入れ、ハイデラバーディ・ビリヤニとラバドーサも予約。

御徒町駅の南口から向かうも目印の蕎麦屋が無くなり行き過ぎてしまいました。後で聞くと、マンションになるそうです。

先ずはラバドーサ(1,350)とハリヤーティッカ・チキン(1,150)を注文。

当店では初めてのハリヤーティッカ・チキン(4ピース)が先に出てきて、パクチーと種のコリアンダーと小量のグリーンチリの味付けが素晴らしく、良く火が通っているのにジューシーで、本当に美味しいです。添えられたミントとクミンとコリアンダーのソースを付ければ、2度美味しい。4つ目を差し上げた日本人同僚は、ソースを残さず付けて、満足の御様子。1ピースあたりシターラ青山のムルギチャンプ(3ピース2,060)の半値以下でこのレベルは、絶対にお勧めです。

食べ終わる頃にラバドーサの登場。ラジャシェフは覚えてくれており、私専用のグリーンチリ大目の仕様。サンバル、ココナッツ、ケチャップの様な茶のソースが添えられます。ピリ辛仕様が是非とも御勧めです、頼んでみて下さい。パキスタン人も、非常に気に入った御様子。

ハイデラバーディ・マトンビリヤニ(1,490)をトウガラシマトン(1,450)と共に注文。パキスタン人は、パキスタンや北インドのビリヤニが、カレーと炊いた御飯を合わせる事は良くご存知で、ダムでカッチ(昔の私のレヴュー参照!)なビリヤニを、本当に美味しそうに堪能してました。我々はトウガラシマトンをかけたりもして楽しんでましたが、パキスタン人はそのままを堪能したいということで、何もかけずに時おり生玉葱もつまんで、ひたすら食べてました。本場の方を唸らせるというのは、このことですね。

次はマトン・ヴェプドゥ(1,290)とロヤラ・プルス(1,290)をチャパティ(490)と共に。ロヤラ・プルスは昔は梅干の様に酸っぱかったのが、少し酸味が抑えてあります。私は昔の方が衝撃的でお気に入りでしたが、パキスタン人には、丁度良かったようです。

最後はマサラチャイ。日本人は砂糖無しで、パキスタン人は有り。お国柄が出ます。

夕刻6時の入店時には7割方の入りでしたが、7時頃に煙草を吸いに外に出ると、待ち行列の盛況振りです。会計を済ませると、厨房からラジャシェフが出てきて御挨拶。見送られて、大満足で店を後にしました。
2016.2.11(祝日) ランチ訪問
相方と水戸のコジコジ以外では始めての南インド店の訪問。

訪問した、ここ一年の経験で、かなり繁盛してきたので、開店前の11時15分に念のため12時20分を予約(後で確認したら通常はランチタイムの予約は無いそうです、超常連の私だけの対応)。来店して行列が出来てましたが、多分、30分位でしょうか。

私ミールス1650円、相方タワ・フィッシュ・セット1350円。サグチキンカレー、マトンカレー、海老と野菜の炒め物、ラッサム、サンバル等のスパイス感が絶妙で、大満足でした。途中で、数年ぶりの食べログでのお知り合いと会い、非常に貴重な訪問となりました。

2016. 1. 22 ディナー訪問
会社の同僚5名で訪問。うち女性2名はシターラ青山にはお連れしたことが有りましたが、本格的な南インド料理は初めて。最初にANDHRA MUTTON VEPUDUが出ましたが、ここから感動の連続の様でした。今回のメンバーに、メニューを紹介した内容で、レヴューに代えさせて頂きます。1人3千円でこれだけ食べられれば、コスパ良いですよね。
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ANDHRA MASALA DOSA(米粉のクレープでジャガイモを包んだ南インドの名物料理、シャフのラジャは2011に当店にスカウトされる以前からドーサ名人と呼ばれる、日本一)
RAVVA ONION DOSA(玉葱と野菜ミックスで味付けの米とレンズ豆のパリパリのクレープ、これを出せる店は日本でも数店しかない。最近、注文が多いので、当店は常連さんが定着してきた模様)
PANEER TIKKA(カッテージチーズのスパイス焼き)
LAMB CHOPS(背骨から2本の枝骨が付いた状態で出すのは日本では当店と銀座の姉妹店のみ。ラムが上質で新鮮なのでレアー注文可。レアといってもミディアム程度。現地には固焼しかないので、パキスタンから来ている同僚にはwell-doneは通じずwell-cooked, not half-cookedでようやく通じた。私と女性2名はレアー、男性2名はウェルダン)
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ANDHRA MUTTON VEPUDU(羊肉のココナッツ・黒胡椒炒め。ラム・マトン苦手な人10人以上に勧めて外れなく全員好きに変わった一品。)
BENDI BEGAN(茄子とオクラのドライカレー。オーナーが一押しのヴェジで、私が当店でもヴェジを食べるようになった一品。銀座店でパキスタン人の同僚にテイクアウトさせたら奥様も感激。)
CHAPATHI(全粒粉の薄焼きパン。タンドール窯が必要なナンは現地では一般的でなく家庭のフライパンで焼くこちらが主流。)
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BASMATI RICE
TOMATO PAPPU(アーンドラ地方のトマトとレンズ豆の田舎のスープカレー)
ANDHRA MUTTON KURMA(ココナッツベースのアーンドラ地方の名物カレー。北インドのコルマ・カレー(ヨーグルトとナッツ味)をヘルシーにした南インド版)
CRAB CURRY(有楽町の福井県アンテナショップで、近年は解禁から年内までしか漁が出来ないセイコ蟹(雌の越前蟹)の獲れ立てを茹でて身を甲羅に詰めて真空パックにして瞬間冷凍したもの(同店で販売している3割引のふるさと割りチケット購入で実質1個900円)を3つ買って前日に店に届けて、1つは試作・試食用で、残り2つを我々にサーブ)


2016. 1. 20 ディナー訪問
金曜日の夜に会社の同僚と5名のディナー訪問を予定し、メニューの確認の為に訪問。久々に1990円のノンヴェジミールスを頂きました。
マトン、チキン、海老のカレーは相変わらずスパイシーで良いですね。ラッサムとサンバルはラジャシェフのレシピで、ラマナイヤよりあっさりしてますが、それも銀座店と食べ比べることができて良い所だったりしますね。

驚いたのが、ポリヤル。小さなさいの目がパンの耳のような食感。尋ねるとバナナの身をさいの目に切って、素揚げした後で他の野菜と一緒に炒めるとのこと。バナナは火を通すとジャガイモの様な風味と食感になることから、ポテトフライを強めに揚げたのと似たような感じになるのですね。違いはパンのようなスカスカの状態になること。一般的にポリヤルはキャベツを炒めたような食感ですので、これは面白い、当りです。銀座のダイニングでも偶に採用するように、ラマナイヤに言ってみます。

2015年8月27日20時訪問
8月27日(木曜日)、恒例の6周年記念のディナー。私は昨年まで福井在住だったので一度も参加できず、4月から東京勤務で今年初めて参加。アーンドラダイニングでは2月に毎年ですが、八重洲花壇でブーケ風の花束を作ってもらって、当店では初めてお祝いできました。休暇日でラフな格好のサントス、オーナーのサラディも勢ぞろいで、厨房からラジャシェフも出てきて喜んでくれました。帰りがけに見ると、私のより小さいですが花束が2つ飾られており、私以外にも気の付く人も居るんだなと思ったしだい。

メニューは三千円相当が2.5割引きの2250円の6周年スペシャル。会社の同僚と2人で伺いましたが、シェアするには一品の量が少ないミールス風だったので、2人ともノンベジを選択。

フレッシュフルーツ・ウェルカムドリンクは、マンゴーかと思いきや、オレンジで、新鮮でした。

CHICKEN TANGIDI KABAB FRY チキン・タンギディ・カバブ・フライ
皮を剥いだチキンのドラムスティックを、水切りヨーグルト、ヒヨコマメ粉、グリーンチリ、カシューナッツ、シナモン、クローブ、カルダモン、黒胡椒、生姜、大蒜、塩などを混ぜ合わせたマリネードに長時間漬け込んで、焦げないようにタンドール窯の比較的低温部(~180℃)で焼き上げる、手間のかかった一品。ヒヨコマメ粉が入っているので表面がパリッと仕上がるのが特長ですね。玉葱のアチャ-ル添え。

ULAVA CHARU ウラワ・チャルー
南インドでは貧乏人の豆と呼ばれるホースグラム豆の入った、アーンドラ地方のラッサムですね。通常のラマナイヤのともラジャのとも異なるラッサムのレシピで、お代わりも頂きました。

DOSAKAYA HAPPU ドーサカヤ・ハップ-
DOSAKAYAは、yellow cucumber、すなわち真桑瓜の入った、アーンドラ地方のサンバルですね。徹底的に、アーンドラ料理に拘ってます。これもお代わり。

CALIFLOWER FLY カリフラワー・フライ
カリフラワーと野菜の炒め煮

FISH CHITTINADU フィッシュ・チェティナドゥ
チェティナドゥ地方の名を冠したチキンカレーと同様なレシピでしょうか。たっぷり入ったメカジキとの相性も良いですね。今まで食べた魚カレーの中では一番かも。これは、来店時に周年記念のアレと言えば、作れそうですね。

ANDHRA MUTTON CURRY アーンドラ・マトン・カレー
アーンドラ・マトン・クルマを、スパイス使いを複雑にして深みと辛味を増した感じで、美味しいです。これも、来店時に周年記念のアレと言えば、作れそうですね。

WHITE RICE バスマティライス

CHICKEN PLAU チキン・プラウ
ビリヤニとは異なり食材の下ごしらえができたらパエリアのように炊くようですね。当店土曜夜のビリヤニに比べればスパイス感とバスマティのパラパラ感は劣りますが、並みの店のビリヤニより美味しいです。

MALABAR PAROTA マラバール・パロタ
このパロタ、今まで食べた何処の物より断トツの一番でした。ケララ地方のマラバールの製法で、生地を練った後に細長く伸ばして渦巻きの様に巻いて、焼く前に押しつぶすので、生地がパイのように層状になり、焼いた時に層の隙間に極少量の油分がまわって、これが美味しいですね。ドーサ名人のラジャシェフ、何を焼かしても天下一品。

RAVVA LADDU ラバ・ラドゥ-
セモリナ粉をベースにしたスウィーツ。カルダモンの良い香りがします。

COCONUT PACHADI ココナッツ・パチャディ
ココナッツのヨーグルトサラダ風チャトニ。

普段ミールスは頂かないのですが、今回はスペシャルとあって凝った物を十二分に頂け、大満足でした。
年に一日だけなのですが、ラマナイヤシェフがダバインディヤと袂を別ちてオーナーのサラディと立ち上げた自分の店の記念日として、銀座のダイニングの開店日には設定していない特別な物ということで、感慨深いですねー。ラジャシェフの生まれ故郷であるアーンドラ料理の真髄が詰まっていますので、近年の周年記念を未食の方は是非とも来年は!

2014.8.23 ディナー訪問

当店の4月のメニュー追加も見極められたので、4名をお誘いして5名での訪問。接客のディネスに通したメニューは、以下の通り。

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ミント・ミックス・ゴーシュ・シークカバブ     1090×2=2180
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ラヴァ・ドーサ                  1350
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【イッショにサーブ】
ハイデラバーディ・マトン・ビリヤニ(オオモリ) 1490×1.5=2235
トウガラシ・マトン(グリーンチリでカラク)    1450
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【イッショにサーブ】
マトン・ヴェプドゥ(グリーンチリでカラク)    1290×1.3=1677
ビンディ・ベイガン(グリーンチリでスコシカラク) 1050×1.3=1365
チャパティ        490 →  0 (アーンドラダイニングとオナジにサービス)
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【カレーはヒトツずつジュンバンにサーブ】
バスマティ               490
トマト・ハップ―                 1050×1.3=1365
デャニヤ・チキン(グリーンチリでスコシカラク)  1350×1.3=1755
アーンドラ・ロッヤラ・イグル(グリーンチリでカラク)1290×1.3=1677
アーンドラ・チェパラ・プルス           1390×1.3=1807
アーンドラ・マトン・クルマ(グリーンチリでカラク)1350×1.3=1755
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20003  1人四千円

×1.5と、×1.3は、リョウキンのブンだけオオモリにしてください。

to Mr Raja from TO.
Please cook as Andhra Pradesh state standard.
No Japanese arrangement!
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日本人の接客に代わっており、ディネスは銀座店でサントスとシフトを組んでいるとのこと。日本人接客君は、まだまだなので、サントス、ディネス同様に、私が教育訓練していきます。

特筆すべきは、当店の人気。普通の満席といっても、4人席を2名で使ってる場合もあるけど、20時頃には正真正銘の全席着席状態。

料理でいくと、アーンドラ・チェパラ・プルスは、売り切れで用意できないとのこと。事前にメニューを通しているのだからこれは有り得ないNG。参加者に確認して、ほぼ満腹なので、代替は不要で欠品にしました。

料理のレヴェルで言うと、今回は素晴らしい出来。ラヴァドーサは、前回は玉葱が微塵切りだったのがホールの薄切りに戻り、若干分厚目だったのがクリスピーに戻り、本来の美味しさでした。久々のビリヤニも良かった。カレーでは、トマトハップーが出色の出来、本当にヴェジだけでも楽しめると思わせる一品でした。

御徒町界隈には、ディスカウントしている強力な競合店が出店してきましたが、ラジャ代理シェフの腕と新メニューなら十分にトップの座を明け渡すことはないと思いますので、今後の展開にも期待しています。

盛り上がったディナーの後は、4名でカラオケに行き、久々にxジャパンを歌って、日頃の憂さを解消できたことを付しておきます。

2014.6.29 ディナー訪問

雨が降る日曜日の夜に訪問。4月からの新メニューのカレーを3名で6種類頂こうと予約していたものの、数日前に2名になったため、カレーは7割の値段で出せる量にして頂きました。

さすがに雨の日曜日の夜ということで、いつもの繁盛とはいきませんが、8名程度の入り。驚いたのが、我々より先にスタートされた2組の方が、何れもラヴァドーサを注文されたこと。お客様も、マニアック度が増してますね(笑)。

ラヴァドーサ(1,350):最初に人参、ピーマン、カレーリーフ、微塵切りの玉葱、パクチーを炒めた後、セモリナ粉と米粉半々に小麦粉を少量で溶いて刻んだ葱とパクチーを加えた生地を四角にバシャバシャとかけていきます。8分程で焼き上がるとギーを少量振り掛けて、四つ折りにして出来上がり。以前頂いた物とは、玉葱が輪切りから微塵切、生地がクリスピーから少し厚め、と変わっていましたが、機会があればこの変更の理由を尋ねてみたいと思います。

Dhaniya Chicken デャニヤ・チキン(1,350)【コリアンダーの香りの爽やかなチキンカリー】:ヨーグルトでマリネしたチキンに、ペーストした玉葱、生姜、大蒜、グリーンチリと大量のパクチーをベースとして、クミン、コリアンダーシード、カレーリーフと塩で味付けしたシンプルなチキンカレー。全く臭みの無いチキンが硬くなる前で出されるので、パクチーの香りがマトンの場合より強調され、パクチー好きにはこれ以上ないカレーだと思います。日替わりのカレーにも偶に出しているそうですが、日替わりは煮込み系になるので、弱い火入れのチキンとフレッシュなパクチーを堪能するためには、是非とも単品で試して頂きたい一品です。

Andhra Royyala Iguru アーンドラ ロッヤラ イグル(1,290)【アーンドラ地方の名物海老カレー】:前回あまりの酸っぱ辛さの激旨に衝撃を受けた一皿。タマリンドでここまで酸っぱ辛くなるものかと不思議でラジャ代理シェフに尋ねると、ピックルに使われる葉野菜のゴングラを玉葱と共にベースに使っているとのこと。酸っぱ辛さはゴングラとグリーンチリ由来で、マスタードシード、フェヌグリーク、カレーリーフも入ってます。これは癖になります。当店の新しいメニュー表で取り入れられた一皿ですが、英語表記は正しいものの、カタカナ表記はロッヤラ・プルスとなってます。アーンドラダイニングでマイルドなロッヤラ・プルスをお気に入られて同じものを想定して、先日当店で注文された方が別物でショックを受けたとのレヴューを見ていたので、接客のディネスに、「このオーダーが入ったら、必ずマイルドなロッヤラ・プルスじゃなくて、激酸っぱ辛のイグル(汁気の無い意)であることを告げなさい」と伝えておきました。

Vankaya Kurma ヴァンカーヤ クールマ(1,250)【アーンドラ地方の玉ねぎと唐辛子と生姜の辛口茄子カリー】:微塵切りした玉葱をベースとして、白ごまとピーナッツとゴマ油の風味が特徴の、生姜の効いた揚げ茄子のカレー。ホールで見つけたのはビッグカルダモン程度。もう少し辛くてスパイシーに作ってもらった方が、好みかな。

Andhra Chepala Pulusu アーンドラ チェパラ プルス(1,390)【アーンドラ地方のトマトベースの魚カレー】:2009創業以来の常連ですが、魚のカレーは初めて。玉ネギ、トマト、ココナッツミルクがベースで、ターメリック、唐辛子、クミン、コリアンダー、カルダモン、シナモン、タマリンド、カレーリーフ、大蒜、生姜、塩などで味付けされた複雑な味わいのプルスで、メカジキとグレービーの調和も良くて、美味しいです。

Spinach Mutton スペナチュ・マトン(1,350)【ほうれん草ソースのマトンカリー】:ほうれん草の繊維も残っているところは当店の特長で良いのですが・・・。以前のランチで、辛くてスパイス感抜群の物を頂いてそれを期待していたので、肩透かし。一番平凡な一皿になりました。今度は、激辛・スパイシー注文ですね。

Began Vartha Kujumbu ベガン バラタ クジュムブ(1,290)【タミルナドゥ地方のトマトベースの爽やかな茄子カリー】:トマトの赤色をした茄子カレー。コリアンダーが強めに効いた、滑らかなカレーです。

ミントミクスゴシュ・シークカバブ(1,090)【羊と鶏をミックスしたシークカバブ】:羊と鶏のミンチを半々混ぜてミント・パクチー・グリーンチリを練りこんだシークカバブでジューシー。万人向きに食べやすそうです。酸味の強いミントソースとの相性も良。

今回は敢えてデフォルトのレシピで出して頂きましたが、全体的にはグリーンチリを使っているものは増量してもらうことにより、更に美味しく頂けるだろうと、思いました。しかし、これだけ、現地特有のカレーをラインナップできる店も、貴重だと思います。


2014.5.31 ディナー訪問

当店は2009創業以来の常連で、2名での訪問や、ハシゴでの3名での訪問はあるものの、しっかり食べる4名以上のオフ会は開催したことがありませんでした。これは私がオフ会を始めた2012夏には既に、オフ会を開催することにより店の実力に集客が追い付いていない店を応援するという必要も無い位の繁盛店になっていたからです。

今回は、マイレヴュアー様のうち、既に当店の常連のお二人と、銀座のダイニングは常連ですがこちらは初訪のお一人の、極々親しい4名でのオフ会。当店でこういったメニューを組むのも初めてで、以下を考慮しました。

●当店の絶品名物であるチーズクルチャ、ラムチョップ(レアーで)は入れました。ただし、少食の私がラムチョップ1つ食べると全品は食べられなくなるのは明らかなので、3pcsとして、解体した時の少量だけ分けて頂きます。

●4月に一部のカレーが変更になったカレーメニューのうち、アーンドラ地方特有のものを集めました(チェティナードチキンだけは、お隣のタミル・ナドゥ州の絶品)。

銀座のアーンドラダイニングやシターラ青山に比べて安いので、1人四千円で参加者全員の希望の品は全部入りましたが、心配は食べきれるか(笑)、です。

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プリンジャルサラダ        650
チーズクルチャ          490(多分690に改定)
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ラヴァ・ドーサ         1350
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ラムチョップ(レアー、3pcs) 1390×1.5=2085(多分1オーダー百円値上げ)
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ハイデラバーディ・マトン・ビリヤニ(大盛り) 1490×1.5=2235(多分1オーダー百円値上げ)
アーンドラ・マトン・クルマ(グリーンチリで辛く) 1350
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マトン・ヴェプドゥ       1190(多分1オーダー百円値上げ)
ビンディ・ベイガン       1050(多分1オーダー百円値上げ)
チャパティ      490 →  0 (アーンドラダイニングと同様にサービス)
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バスマティライス         450
トマトハップ―         1050
ヴァンカーヤ・クルマ      1250
アーンドラ・ロッヤラ・イグル  1290
チキンチェティナード      1410
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15850  1人四千円 


プリンジャルサラダ【なすのフライの塩味のヨーグルトソースサラダ】:ソースは皆が絶賛する旨さ。しかし、今日は茄子自体の出来が今一&ダイニングの方が上との参加者様の評。

チーズクルチャ:当店では初食かな。トロットロに融けたチーズに香草が浮かび、参加者のモツ様が絶賛するのが分かりました。

ラヴァ・ドーサ【セモリナ粉の生地に香菜や玉葱などが焼きこまれた多孔質なドーサ】:久しぶりに食べましたが、期待通り旨い!。都内では定常的に出せる店も他に無く、これだけでも、当店への訪問の価値のある一品です。

ラムチョップ(レアー、3pcs)【アーンドラ風羊肉のカシューナッツ焼き】:大、中、中での提供。レア具合をまず確かめ、大のみレアを示す赤が多く、これはレアに拘るモツ様に提供。私は良く焼けた中の肉の少ない骨1本を頂きましたが、骨周りは旨いですねー。

ハイデラバーディ・マトン・ビリヤニ(大盛り)【ダム(蒸焼き)でカッチ(肉は生から蒸す)な本物のハイデラバーディ】:夜の8時を過ぎてますので、我々の分は予約で取り置いた最後のワンポーション大盛り。このため、鍋の底の部分なのでホールスパイスが多く集まり、最高のスパイシーになります。スパイシー好きは、一口で笑顔になっちゃいます。

アーンドラ・マトン・クルマ(グリーンチリで辛く)【アーンドラ地方の名物マトンカレー】:注文通り応えてくれました。

マトン・ヴェプドゥ【アーンドラ風羊肉ココナッツ炒め】:マトンアレルギーを払拭する一皿。今夜も、流石の出来でした。

ビンディ・ベイガン【茄子とオクラのドライカレー】:アーンドラダイニングでスパイシーに!とお願いしてるので、ほぼ同様な出来の絶品ヴェジです。

トマトハップ―【アーンドラ風トマトと豆の田舎のスープカリー】:レンズ豆を使った料理。スープは、玉葱、唐辛子、ターメリック、クミン、コリアンダー、カルダモン、シナモン、フェヌグリーク、大蒜、生姜、塩。 豆の旨みが素晴らしいです。

ヴァンカーヤ・クルマ【アーンドラ地方の玉ねぎと唐辛子と生姜の辛口茄子カリー】:この頃には酔っ払ってて記憶が定かではありませんが、価格改定を反映したカレー以外のクルチャやヴェプドゥが百円単位で上記の積算よりも4月に値上がりしてること&会計金額が予定の積算より少しだけ安かったことを照合すると、パスされたものと思われます。

アーンドラ・ロッヤラ・イグル【アーンドラ地方の名物海老カレー】:玉葱、トマト、ターメリック、唐辛子、クミン、コリアンダー、カルダモン、シナモン、タマリンド、カレーリーフ、ニンニク、生姜、塩など。 南インドの海老カレーというと、ココナッツミルクにタマリンドを隠し味にしたスープ状のプルスを想像しましたが、ドライタイプでタマリンドを前面に押したスパイシーな絶品。良い意味で、裏切られた一品。ここに来たら、当面は必ず頼んで堪能したい一皿になりました。

チキンチェティナード【タミル・ナドゥ州の南部チェティナードの様々なスパイスで仕上げる御馳走カリー】:店じまいの時間も迫り、ディネスが「これは、もう作らなくていいですか」参加者一名が「皆に是非とも食べさせたい」。出てきたものは、いつものレヴェルを下回りました。無理はさせるものじゃないですね(笑)。

ということで、予定の一品マイナス(多分)でしたが、ラジャ代理シェフの魅力を存分に楽しめた一夜となりました。

2013.11.15 ランチ訪問

相当久しぶりの、ひょっとして初めての平日ランチ訪問です。今年からはアーンドラダイニング銀座本店との差別化を図り、現地仕様にしたため、平日ランチもバスマティライスが頂けます。

11時15分に到着すると、接客のディネスが、看板を出しています。ディネスとラジャ代理シェフと以前ダイニングの厨房にいたコックの三名に迎えられて入店すると、既に若者2人がメニューを確認中。私もメニューを確認すると、ランチミールス千二百円とタンドゥリーセット千三百九十円で迷う迷う。最近の夜のビリヤ二やドーサでラッサムとサンバルは分かっているので、1カレーが付くタンドゥリーセット+1カレーにして、本日のカレーからサグマトンとチキンサフィクルマをチョイス。ディネスに「2つ共辛くですか?」「もちろん」。チーズクルチャ選択、ライス半分と、ラッシーはパスです。

厨房を見ていると、ラジャが大鍋から規定量のカレーを小鍋に取って一手間加えてる横で、コックがガーリックチキンとタンドリーチキンとマトンシークカバブを串に刺してタンドール窯に入れてます。注文から15分程で、大きな淵のある金属丸プレートに乗って登場。置かれた時から、凄く複雑なスパイスが香り期待大です。

カレーを一口ずつ味見した後は、チーズクルチャから。アーンドラダイニングより香草やスパイスやガーリックの強さがトロットロのチーズにマッチする、辛口のモツさんが絶賛するのが頷ける、絶品。瞬く間に半分平らげ、後は明日の朝食用に、タンドリーチキン半分と共にテイクアウト。

ガーリックチキンとタンドリーチキンとマトンシークカバブは、若干弱い火入れで、抜群のジューシーさで、美味しいです。ハラミ串さんが単品レベルと褒められたのが、実感できます。

小ガラス容器に盛られたサラダは、トマトと胡瓜が乗ってキャベツのコールスロー風で、旨いです。よくあるキャベツの千切りに、市販のサウザンアイランド風のドレッシングにスパイスを混ぜたものとは、一線を画します。良い仕事してますねー。

最後はカレー。サグマトンは単品では注文しないメニューですが、ドライな仕上がりで、ホウレン草も原形を留め、程よい噛み応えでジューシーなマトンの角切りが一杯。クミン、クローブ、マスタードシード等々、複雑なスパイスが外に向かって飛び出てくる刺激的スパイスで、本日一番の感動。昼にこのレベルを出している店は無いよなーと思いながら、バスマティと頂きます。

チキンサフィクルマは、ココナッツミルクベースのスープにチキンの塊が2つ。臭みも無くこのチキンの旨いこと。サラサラスープの中を良く見るとグリーンチリの輪切りが一杯。マトンクルマ同様に、本来甘いクルマをグリーンチリ投入だけで辛くすると、本当に美味しくなりますねー。チキンを食べ終わった後は、スープをバスマティにかけて、ハシゴもあるので、バスマティ少し残して終了です。

初めて平日ランチを頂きましたが、コスパと現地仕様の料理のレベルで、ここに勝てる店は無いだろうというのが、率直な感想です。

最初に入っていた若者2人は、ランチミールスを1つずつとチーズクルチャ1つシェアで頼んで、ライス2回お代わり、ラッサム・サンバル5回お代わり、サグマトン追加料金お代わりと、凄い凄いを連発しながら楽しんでました。幾らでも食べられる人には、ここのミールスは最高ですね。

最後に先週土曜日にビリヤニ食べに訪問されたモツ様ご一行と今週訪問されたフィッシュ・ライオン様の話をディネスにすると覚えていたので、モツさん、ハラミ串さん、連続さん御夫妻、フィッシュ・ライオンさんのハンドルネームは、カタカナで書いて「私の友達」と伝えておきましたので、次回以降はディネスに話が通じると思います。

2013.8.26 訪問

月曜日が休暇日のマイレヴュアーのB.Dragon様と、是非とも一度会って差しで飲もう(笑)との話が2ヶ月前に纏まっていて、当初はアーンドラダイニングを予定していたもののラマナイヤシェフの休暇日が月曜に変わったことから、こちらにしました。18時の予約で、ラムチョップだけは予約しておきました。過去に一度品切れがありましたので、客をお迎えするには、絶対に外せないアイテムということで。

定刻近くに到着され、開始。接客のディネスがボトルキープしてあるマクダウェルと氷とグラスを出してきて、乾杯。「今からラムチョップを焼き始めます。レアーですね」。焼き上がるまでにヒヨコマメのサラダを食します。

15分位して、一際大きなラムチョップ登場。私が二本の枝骨の先端を熱いのでオシボリを介して持って、B.Dragon様が枝骨の間の肉を背骨に当たるまで切っていく共同作業。以前は私1人で捌いてましたが、この方法は一番楽でお薦め。最後に枝骨を両手で持って左右に裂き開いて、一方の枝骨を背骨から外して終了。この間に見事にレアーな焼具合が確認でき、思わずラジャ代理シェフに○のサインを出します。ディネスもラジャも凄く喜んでましたね。昨年は旨く出来たこともあったけど、レアー注文を課題にした今年になってからは、初めて私からOKが出ましたので。B.Dragon様にも大変満足して頂けた御様子。

次はパニールティッカ。アーンドラのパニールティッカは、自家製のチーズの作り方が良いのでしょう。薄っすらな焦げ目が香ばしく、野菜との相性抜群の良い焼具合です。

ここでディネスが、多孔質の四角い2つに畳んだドーサのような物を持ってきます。スープと共に。「ラッサムスープ?」「ドーサにはサンバル。ラッサムは合わないよ」成る程そうですか。程なくオーナーのサラディが来て、「ラヴァドーサ(RAVADOSA)、サービス。食べてみて。9月からメニューに載せる」。米豆スパイスのドーサとは異なり、小麦粉(全粒粉)の生地に香菜や玉葱などが焼きこまれた一品。軽くて不思議な、初めて食べるもので、ツマミには良いですね。

と、この辺りで半分残っていたマクダウェルが空いて、既に予備で入れておいた次のボトルを開封し、ドンドン行きます。

と、アットホーム感と話の盛り上がりで、ガンガン飲んで、ここまででメモも記憶も飛んでしまいました。後はB.Dragon様のレヴューで、宜しく。http://tabelog.com/rvwr/dragon4649/rvwdtl/5298520/
この詳細なレヴューを読んで、B.Dragon様と店のスタッフと共に最高に楽しめた記憶が、蘇りました。

2013.6.1 訪問

往復夜行の高速バスで土曜のみの滞在となった今回の上京の〆はこちら。カマルプールでタンドール料理を堪能した三名でのハシゴです。ラストオーダー5分前の入店で、前客は4、5名でしたが、我々の後に団体3組ほど入り、一気にほぼ満席です。滞在可能時間が1時間を切っていて、頂いたものは以下のとおりです。私のキープしているインドウイスキーと無味炭酸水を飲みながらの団欒です。

ドーサ(1150):60センチはある絶品ドーサ。今回はディネスが料理を出すタイミングを覚えたので、三人で温かいところを堪能

ハイデラバディ・マトン・ビリヤニ(1490):何時もながらの本物。初めてのお二人には、相性は宜しかった様で、何よりでした

マトンクルマ(グリーンチリで一番辛く)(1390):アーンドラダイニングのラマナイヤの物より当店のラジャ代理シェフの方が塩気強めですが、辛味や味がしっかりして十分なレベル

接客のディネスが前回私とオーナーが注意してたことを実践し、誰にも大きな声で接し、料理を出すタイミングにも気を配れるようになったことは、非常に嬉しいことでした。この調子なら、サントスの穴を完全に埋められる日が来るのも、遠くないと思います。


2013.5.18 訪問

当店の名物接客係のサントスがアーンドラダイニング銀座本店に移ったに伴い、当店の接客担当となったディネスの激励・指導と、最近マイレビュアーになられた若者お二人に当店を案内する為に、土曜の18時に伺いました。ディネスのことは、最後に書きます。頂いたものは以下の通りで、少食の三名は1人二千五百円で満腹になっちゃいました。

ドーサ(1150):50センチを超えるフルサイズのマサラドーサを初めて頂きました。表面パリッで裏面モチッのラジャ代理シェフの焼く東京一のドーサは、このサイズになると圧巻ですね。中のスパイシーポテトとの相性も抜群です。途中ラムチョップが早く出すぎて中断しましたが、冷めても型崩れせずに旨いドーサは、流石な名人芸。単品でも十二分に旨いのですが、付属するココナッツペーストのチャトニやサンバルと合わせても、別の旨さになります。2名~4名でのシェアには、このフルサイズをお薦めします。

ラムチョップ(1390×1.5):3人だったので、3ピースで出してくれました。レアーで注文も、赤い部分は無く、オーナーにレアー対応できるようラジャ代理シェフに詳しく説明するようお願いしておきました。今日のメンバーは私を含めて絶対にレアーじゃなきゃ駄目との拘りは無かったので幸。ミディアムの仕上がりでも極上の骨付きラムの味と食感は格別。ナイフで枝骨間の肉にカットを入れて、背骨から割るように外し、三人とも骨までしゃぶって綺麗に頂きました。

ハイデラバディ・マトン・ビリヤニ【注】(1490×2):TO.仕様でグレービーは、ラッサムに代えてもらって登場。6時間蒸し上げて、スパイスとマトンの香が染み込んだパラッパラのバスマティと、ホロッホロの骨付きマトンは、これ以外に味わえない最高の御馳走。ホールのスパイスが原形を留めてゴロゴロ入っているので、スパイスの写真の載った本を片手にカルダモンやクローブやスターアニスなどを見つけて食し、個々の味を覚えていくのも、良い勉強になると思います。

マトンヴェプドゥ(1150):チリを生グリーンチリだけにしてもらって、メニューの標準的な辛さで注文。当店と銀座店でマトン嫌いの方にお薦めして100%マトン好きにさせてしまったこのメニューは、やはり何時どちらの店で食べても安定感のある絶品。創業時のカレーメニューのマトンクルマ&メティマトン、ダバインディアの南インドの辛いマトンカレーと並んで、ラマナイヤレシピの代表作でしょう。

初対面のディネスは恰幅の良い、ネパール人にしては色白のイケメン。当日あったドーサの途中でラムチョップを出してくるような算段のミスは接客係にあること、目配りを十分にして何か頼みたい客をいらいらさせないことなど、気付いた事を指導しておきました。オーナー談「最近は、サントス目当ての客が多く銀座店に流れています。トータルで考えれば問題ないですけどね」、私「ディネス君も日本語は十分通じているので自信を持って大きな声で接客しなさいよ」、オーナー「サントスのように大きな声でイラッシャイマセー」、ディネス「分りました。頑張ります」。ということで、予定より少ないメニューでしたが、是非とも当店でという物はお二人に食べて頂けビリヤニの余り分はパッケージングでお持ち帰り頂き、ディネスの指導も予定通りということで、今回上京の最終地のダバに1人で向かいました。

【注】当店のメニューでは、ハイデラバディ・ダム・ビリヤニと記されています。これを見て、ハイデラバードの本物のビリヤニはカッチビリヤニなので、当店のダムビリヤニは本物じゃないとの誤解もありますので、解説しておきます。詳しくは、末尾url.の詳細な解説を参照下さい。
ダムというのは、【肉のカレー】又は【ヨーグルトベースでマリネした生肉とスパイス】と、半分調理したバスマティライスを交互に層になるよう鍋に敷き詰め、それを密閉して弱火で長時間蒸し焼き(蒸し上げともいう)にする調理法です。
カッチビリヤニはそのダムビリヤニの中でも、【肉のカレー】じゃなくて、【ヨーグルトベースでマリネした生肉とスパイス】を用いる物です。
ラマナイヤは、カッチ【ヨーグルトベースでマリネした生肉とスパイス】で作っているので、ダムビリヤニであるとともに、カッチビリヤニでもあるのです。
「蒸し焼き」も「蒸し上げ」も渡辺玲氏などが日本語で解説された上記「ダム」調理法の呼び名で、蒸れを待つ時間も含めて1時間あればできてしまう水を加えて炊く炊き込み式、との識別用語です。つまり、「蒸し焼き」=「蒸し上げ」です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%83%8B

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これより前の、2013年4月以前のレヴューは、日記に移しました。

http://tabelog.com/rvwr/000566135/diarydtl/104003/

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3位

ナーガルジュナ (若松河田、曙橋、牛込柳町 / インドカレー、カレー、インド料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999

2012/12訪問 2013/06/19

念願かなって初ヌーベルインディア! シェフ入院で休業中ですが、病状は快復に向かわれているとのこと!!

(2013.6.19追記)

お店のブログが更新され、シェフも快復に向かわれているようです。無理をなさらず復帰されることを、祈念したいと思います。
http://nagarjunacurry.blogspot.jp/

(2012.12.14訪問)
ニルワナム虎ノ門店のマトンカレーが余りにも美味しくて大食し、ニルワナム後に直に伺う予定を変更して、銀座マツナガ有楽町店での散髪を終えた13時半に予約電話(伺う方は是非とも予約電話して下さい。予約しなくても座れないことは無い状況ですが、店との親密感が生まれます)。「TO.です。14時ころ伺います」「TO.さんですか。お待ちしております」。3回目にして、名前は覚えられたようです。

電車の乗換えタイミングが合わず、14時10分頃に到着。地下に降りる際、6名の女子団体が楽しそうに料理のことなど喋りながら帰路に着かれるところと遭遇。こちらまで、嬉しくなっちゃいますよね。

妹さんに、予約でお決まりのレースのかかった端席に案内される。十回以上の挑戦でやっと叶われた大分からの方や、地震の時にタクシーで駆けつけられた方のこともご存知で、訊くと、前回訪問時に私の由来の方が食べログ記事を書いていますと伝えたのを切欠に、食べログ記事を読まれていて、支えになっているとの、有難いお言葉。嬉しいですねー。

豚タンのカレーと、マングローブ蟹(ソフトシェル)小ガニの入ったカレーの内から、後者を選択。サラダと玉葱ポタージュスープを付けてもらいました。ライスは、玄米と普通米を混ぜる前のものが在るとのことで、玄米を三分の一と、注文。

サラダとスープとアチャ-ルは、以前の記事通りの絶品。蟹カレーが凄いです。スパイシーな中に、蟹の味噌や身の風味が溢れ出しています。殻などの為の皿を用意していただきましたが、一番太い鋏だけ使わせていただき、他は完食。北インド風で、食材をこうも生かしきるというのは、国内で勝負できるところはありません。

豚タンも味見してくださいとのことで、少量サービス。スプーンで切れるタンに、シチューのようなナッツベースの女子好みの絶品ですが、今日は蟹に軍配です。

営業状況を訊くと、午前にシェフが作り、妹さんと奥様がランチで出すまでは定着した。夜も出すべくシェフは仕込みを始めるが、夜に一品ずつシェフが仕上げるには無理ができず、営業確率三分の一位とのこと。無理しないでね、と申したところ、クリスマスディナーをやるので、明日からはそちらを優先とのことです。私は予定もあり無理ですが、メニューを見ると凄いことになっていますので、無理はして欲しくないものの、シェフの渾身のプレゼントを受け取りたい方は、万障繰り合わせの上、予約の上でお運びください。

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(2012.10.26訪問)
7月のシェフ入院中の暫定営業時に首都圏在住のマイレビュアー様にメッセージで訪問を依頼して、出向いて沢山の記事を書いて頂いたりしたにも拘らず、本人が地方ゆえ上京のタイミングが合わず、2月以降訪問できてなかった当店に、やっと伺うことができました。16時頃に営業予定を確認して電話で予約を入れて、20時に伺いました。

ドアを開けるとお子様が声だけ「いらっしゃいませ」。奥様に端のカーテンのかかった予約席に通され、本日のカレーのうちベジタブルジャルフレジー(具だくさんの野菜カレー)売り切れとのこと。カレーは肉のつもりなので問題なしと言って、コース三千五百円を注文。グリーンチリで辛くも忘れずに添えました。

アルコールは、メニュー限定営業のお詫びでサントリーモルツジョッキー五百円、ワイン各種三百九十円と格安になってます。ワインのボトルは三割引です。で、ビール1杯、赤ワイン2グラス(シャトー・テリー・ペイ・バの2006、と名前確認しなかったボルドー)飲み進めました。

料理は店のブログに表記の説明も(  )で添えて、一品ずつ評を加えます(絶品がわかっているピクルス2種は説明省略、ホットピクルスは大根ベース)。

いろいろ野菜と無農薬ハーブドレッシングのサラダ : キャベツ、レタス、2色のピーマン等の上に絶品ドレッシングが線状にかけられ、脇に赤と黄2種のグレープフルーツと、緑と紫2種の葡萄とパイナップル。見た目も味も言うこと無。

本日のスープ : 温かいキャベツのポタージュ。グリーンチリも特別に添えられてます(以下、全品)。キャベツがこうなるかと唖然。

宮崎牛匠モモ肉のカバブ(宮崎産黒毛和牛(A5)モモ肉をシンプルに焼き上げたカバブ。焼き汁と丸大豆・古式天然醸造醤油のソース) : 特製塩と黒胡椒を表面に降った上記ビーフをミディアムレアに炙って一口大に切って、ソースが両脇に少量、肉の所々に極少量絶妙に添えてあります。肉は上記のレベルでお察しのとおり。ソースは上記以外にインド料理のスパイスが隠し味で。カルダモンは分かるのですが、もう1種複雑にしているのは何か。ということで、妹さんに「クミンだけじゃないよね」と尋ねたところ「シェフに訊いて来ます」。シェフがスパイス容器を持っていらっしゃいました。カルダモン、クミン、コリアンダー、クローブその他を挽いた特製パウダースパイスで、嗅がせて頂きました。「一番香るのはカルダモン、その次は・・・、薬の副作用で思い出せません」「だいぶお元気そうに見えますが」「ちょっと無理するとだめですよ」「お大事に」。ということで、これはまた先に、メニューに上れば一押しです。なお、このプレートには、エリンギ、マッシュルーム、マイタケのキノコが、ソースに絡められて添えてありました。

ズワイガニのカバブ : 牛の材料が一人前取れないので、次に出すカバブを少量で良いですか、と注文時に断りを入れられた品。小ぶりの蟹の足2本。上記カバブのソースに似たソースと、ソラマメのポタージュがフレンチで良くある点状に皿を彩ります。ズワイガニの本場の私にしてもレベルの高い蟹の身と、ソースがまた合いますね。

アグー豚ハツのシャクティ・マサラ : ハツ(心臓)を噛むシャキシャキ感が良いですね。これが狙いだと思います。スパイスと生クリームとナッツを贅沢に使ったこれぞ、ムガル宮廷料理方式(イスラムは豚は食べません)。幾つも入っている生カルダモンのホールを噛み砕くと、また香りが一層広がります。スペシャルで入った生グリーンチリを噛んだ爽やかな辛さが、スープの甘みに消えていきます。
実は当店のブログでメニューを見た時、カレーに何で豚なの?それも何でロースやフィレじゃなくてハツなの?と思っていたのですが、最近フジテレビで始まったアイアンシェフを見ると、四川飯店の三代目が同じ食材を使っており、同店の看板食材の一つとのこと。妙に納得しちゃいました。

チャナマサラ : サービスで少量頂きました。南の定番ですが、北インドでもこのレベルだと納得です。

本日のデザート : 里芋ハルクとガトーショコラ。お腹いっぱいで断ったのですが、どうしてもということで、テイクアウト。

食後のドリンク : ラッシーやチャイ等6種類からの選択ですが、飲まないので、丁重にお断りしました。

ライスは玄米と白米の混合で半分にしてもらいましたが、それでも満腹で少し残してしまいました。空腹で伺えば、追加料金で出される当店のオムレツが凄い絶品で、一度は試してみてください。

20時に伺い、帰り支度の方1名、私の後でカップル1組、私の帰りがけドアですれ違いカップル1組、まあこんなものでしょうね。

インド料理ファンの方には是非ともお勧めですが、特にお勧めはカップルの方。遅くまでやっていますので、是非とも予約電話してお運びください。当店を見つけた方の株が上がること間違い無。インド料理以外で、このレベルでこの値段は、絶対ありません。

最後に、順調に行けば、次の水曜日からランチも始めるそうです。今日もそれを見越しての予約電話が一本入って、予約を書きとめた上で、確認の仕方など調整されていました。ママ友や女子会、はたまた幸運にも近場で仕事に当たった方など、格安で最高の料理と雰囲気も良いと思いますよー。

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【暫定的な営業内容変更の紹介 : H24.10月現在】
シェフが闘病から帰還され、しかし完治ではないため、夜のみカレー1種類(千五百円程度)とカバブ1種類の単品、あるいはそれらとサイドディっシュを組み合わせたコース(三千五百円)での営業です。不定休なので、毎日午後に更新される下記urlのブログで営業することとメニューをまず確認。
http://nagarjunacurry.blogspot.jp/
営業予定で当日夜にお運びの場合は、電話で予約を入れるとお店側にも喜ばれて、初訪でも入店時から心地良く運ぶと思います。コースの場合は、ムガール宮廷料理のカレーを中心に非常にレベルの高いサイドディッシュの数々が、高級フランスのコース料理を彷彿させてくれると思います。一方、まずは味見とか、コースは重いと思われる方は、カレー1種類(千五百円程度)も可能です。その場合でも、私の記事の中程に出てくる2種類の絶品アチャ-ルは付きますので、十分に楽しめること間違い無しです。

【暫定的な営業内容変更の紹介 : H24.7月現在】
シェフが闘病からの帰還までの間、格安でシェフ作り置きカレーをスタッフが出す準定期営業が定着してきました。窮状を見かねて、東京在住のマイレビュアー様に声をおかけしたところ、出向いて記事に、また掲載保留解除していただき、大変心強く、また嬉しく思っているところです。

出向かれた方のレビューを拝見すると、カレーだけはシェフの作り置きの煮込み系ですが十分レベルは高く、ライスやサービスで振舞われているサラダ・デザートはフレッシュで以前通りの拘りの品々、何より嬉しいのが下記レビューにもある絶品アチャールも供されること。これで料理&ワインが従来のディナー料金比で半額の大サービス。初めての方はムガール宮廷料理を試す&話の種に、再訪の方はシェフの快復を祈念し応援の意味を込めて、是非とも一度お出かけください。当日の営業予定及びメニューは、トップページのホームページ欄のurlクリックで出るブログ記事(朝10時までには毎日更新)又は電話でご確認ください。

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シェフが主治医から、体調悪化しない条件付で営業ということで、最近は週に数日の営業。地方から上京の際しかチャンスが無い私には、昨日含めて3度目の電話問い合わせで訪問できたことは、超ラッキーかも。

開店5分前に到着すると、シャッターを開けて予約席に通されました。昼メニューは固定で、マトン系はラム・パダム・パシンダ(1,780円)のみということで、これを辛くとサラダ・スープセット(360円)、オムレツ添え(200円)、ランチビールプレミアムモルツ中ジョッキー(480円)を注文。ライスは無農薬玄米とターメリックライスを炊いた後に混ぜるのが通常だがこれから混ぜるので如何しますかということで、無農薬玄米を量きっちり半分でお願いしました。

料理が出る前にジャガサブジ、次にチャナマサラがサービスされ、いずれも美味で期待が高まります。綺麗な金属容器に入ったアチャ-ルも、スウィートピクルスとホットピクルスが用意されいずれも美味で終わるまでに大半いただきました。サラダはレタス・ピーマンなどの野菜にハーブが混ぜられてパイナップルと赤グレープフルーツが添えられ、オリジナルソースがかけられた本格的なもの。次に本日はソラマメのスープ。一口でカレーソースの中にソラマメの味と香りが広がる絶品。ここまで30分かかりました。

満を持してのメインの登場。ライスは完全にオムレツで覆われた硬めの玄米で好み通り。カレーはカルダモンが際立つ北インド系のスパイスが香り、ハーブが添えられクリームも少量かけられています。スープからいただくと、マトンの味が全体に広がり、アーモンドでコクを出して複雑なスパイスと絡ませた非常にリッチなもの、正にムガル宮廷料理。マトンは厚手の焼肉程度の厚みに切られたものが十二分に入っており、スプーンで切り分けられる程度の絶妙の煮込み具合。ここは特筆もので、良く煮込んで崩れる感じになるのではなく、ビロードのように滑らかな肉がスプーンでナイフのように切れてしまうイメージ。余程の素材と調理法ですね。辛さ調節は指定もしないのにホールのグリーンチリに斜めに包丁を入れて切り分け、辛さに応じて料理と合わせて食べるもの。北と南の違いはあってもラマナイヤシェフのやり方と同じで、これが一流のやり方なのでしょう。グリーンチリはほとんどいただきましたが、3、4ピース残す程度と、適量でした。

出されたもの全て残さずいただき、お腹も心も満腹。高級フランス料理のコースを平らげた気分になってしまいました。あっさり系の激辛、刺激的スパイスの南インド党の私ですが、北インドのリッチ系でもこのレベルであれば脱帽です。

中ジョッキーを飲んで3千円でお釣りがくる、ラム以外であれば2千5百円でお釣りがくるということは、コスパも悪くありません。営業の可否がその日にならないとわからない状況が続いておりますが、巡り会わせが良ければチャンスと思って、本物のムガル宮廷料理を堪能してください。

なお、この店に入る前には、今日1日夜までに5、6軒は味見で梯子しようと意気込んでおりましたが、取り止めで、余韻を楽しんでいるところです。

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4位

アーンドラ・ダイニング 銀座 (銀座一丁目、京橋、宝町 / インド料理、インドカレー、ダイニングバー)

9回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.9

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999

2020/03訪問 2020/03/22

8周年で渾身のメニューを堪能!

2020年と切りの良い年で、私のカレー人生が振り返れます。2006にダバインディアの扉を開き、当時フロアマスター(現カマルプール店主)の北村君に薦められたマトンカラヒ(現、南インドの辛いマトンカレー)を堪能し、シェフのラマナイヤに引き合わされる。その後ラマナイヤは宮崎オーナーと喧嘩して出て、葛西の和印道の立ち上げを手伝った後、同郷で横浜国大出身の現オーナーのサラディと出会って2009に御徒町のアーンドラキッチンを開店。この頃ダバインディアは、ラマナイヤと共に歴代唯一厨房に入ることを許された畑中君(現ディルセオーナーシェフ)が腕を振るっていたと共に、調理ど素人の北村君は休憩時間等に将来の独立のためにコックに習っていた。

2011頃には北村君、畑中君、共に独立、成功裡に現在に至る。ダバはグループ3店の宮崎オーナーに次ぐナンバー2の柳谷君が統括して現在に至る、柳谷君はラマナイヤと共に私のこの業界での特別な友人。サラディとラマナイヤはヴェジハーブサーガからドーサ名人のラジャ(現アーンドラキッチンシェフ)を引き抜き、鍛える。2012に、アーンドラダイニング銀座を開店。当初はラマナイヤがキッチンとダイニングのシェフを務めたが、2013頃にはキッチンはオペレーションはサントス、シェフはラジャに任せる。

当時福井で単身赴任の私が、アーンドラダイニング銀座の開店一周年頃に様子見すると、夜の集客が儘ならず。当時言われていた、銀座で南アジア店で日本人のオペレーションが入らない店は失敗する、が現実味を帯びていました。ここで一肌脱いでやろうと、「やっぱりモツが好き」さんに協力頂き、2013の一月と二月の出張時に、四夜で二十人以上のレヴュアーを集めてオフ会を主催。これが起爆剤となり現在の成功につながりました。

普段のオフ会では参加人数やメンバーの嗜好も勘案して、ドーサやチーズクルチャやパニールティッカ等も加えたりします。が、今回の4名のオフ会はガチでインド料理に詳しい方たちだったので、トータルでは勿論ですが、一品一品を取っても絶対に他店では真似できないメニューを選びました。

持ち込み食材の越前のセイコ蟹は有楽町の福井アンテナショップで調達。かなわ広島産牡蠣は、ハプニングが。かなわは、広島牡蠣の名声を広めるために日本橋高島屋に昭和二十一年に出店、凄いですね、私の生まれる前とは。近年牡蠣は、大きさで競うブランドも多々ありますが、小粒で身の締まったかなわは、味と過熱した時に小さくならない、唯一無二の日本一の逸品。念のため水曜日に日本橋高島屋に問い合わすと、今年は入荷が安定せず3月10日で閉店とのこと。困った時は、ブランドを揃える銀座三越の食品売り場に訪問。在りましたねー。スタッフに尋ねると、明日の木曜まで入るが当日の金曜は前日入荷が並ぶとのこと。木曜のランチタイムに伺うと、前日入荷の物が並ぶ。今日入荷は?と尋ねていると、昨日のスタッフが出てきて、昨日の方ですねと。ストックから大き目が揃う(その分個数は少ない)物を選んで貰いました。これらを、下記メニューと共に届けて当日を迎えます。

最近は繁盛しているので手を抜いていましたが、一か月遅れで、オレンジと白と緑をモチーフにし「Happy 8th Anniv. from TO.」のメッセージを添えたブーケを持参。
選りすぐったメニューに参加者は一品毎に、大絶賛、当然です。料理の評は、そちらを御覧下さい。

チャナ・サラダ         790
タンドリーゴビ         990
ラムチョップ(レアーで) 1590×2=3180
――――――――――――――――――
                4960
 
マトンヴェプドゥ        1490
ビンディ・ベーガン       1290
チャパティ          サービス
―――――――――――――――――――
                2780

オイスター・カレー       1000
カニ・カレー          1000
アーンドーラ・コーディ・クーラ 1490
バスマティライス         490
―――――――――――――――――――
                3980

ノミホウダイ     2000×4=8000

4960+2780+3980+8000=19720

ルーマニアからの講師を招いて私と共に教師役となり、パキスタンからの生徒4名とパキスタンからの出向者3名を対象としたセミナーを開催。祝日の月曜日9時から金曜日の18時までびっしりのスケジュールで、大いに盛り上がりました。セミナー初日の夜に懇親会を催し、場所はタンドリーチキンを除きハラル認証の当店です。部下のスタッフ1名を加えての10名です。頂いたものは以下の通りの鉄板メニューで、一人5千円弱。

チャナ・サラダ
タンドーリ・ゴビ
スピナッチ・チキン
ハリヤリ・フィッシュ・ティッカ(メカジキ)
――――――――――
マトン・ヴェプドゥ
ビンディ・ベーガン
チャパティ
―――――――――――
越前蟹カレー(越前蟹は福井アンテナショップで購入し持ち込み)
コーディ・クーラ
バスマティ・ライス
―――――――――――
飲み放題

ラマナイヤシェフも上機嫌で挨拶に来て、歓待です。勿論料理の腕も振るい、パキスタンからの客人もパキスタン料理とは一線を画す南インド料理に大満足で、翌日参加者一人ずつから、お礼の嵐でした。

送別会は、木曜の夜で、日本橋高島屋の銀座天一、こちらも完全にハラル対応で、重宝しています。
職場の体制が若干変わり、出向者の交代で転入者が来たので、部の歓迎会をするという部長からの依頼で、日本人10名、インド人3名、パキスタン人1名、韓国人4名、中国人2名の、20名で伺いました。水曜日は比較的空いてる曜日ですが、当方が18時開始の20名だったので、19時頃には満席の繁盛振りです。当店の名物スタッフのサントスは、東大島にアーンドラ3店目としてオープンした「アーンドラ・カフェ」に責任者として移ったので、旧来の現地の1名と新入の日本人女性1名での接客です。会社のグループでの10名程度までの訪問は何度もありますが、部全体での訪問は初めてで半数以上が初訪だったので、あまりの美味しさにビックリ、大満足の様子でした。

ヴェジタリアンは、○をシェアー後、ヴェジミールス
(Non-vegetarian menu for 4 persons) ノンヴェジメニュー4人分 
---------------a la carte(アラカルト)-----------------------
○Green Salad (half) / Chana Salad (half) = 790
グリーンサラダ(半分)/シーフードサラダ(半分)
○Masala Dosa (4 Katauris of Sambar) 1,390
マサラドーサ(サンバル(カトリ4つ))
○Tandoori Gobi (Cauliflower) 990
タンドーリゴビ (カリフラワー)
Lamb Bara        1,390
ラム バラ
---------------Masala--------------------------
Andhra Special Chapati (Service, Free)
アーンドラ・チャパティ(サービス)
Andhra Mutton Vepudu (Dry Curry) 1,490
アーンドラ・マトンヴェプドゥ(ドライ・カレー)
---------------Curry Soup---------------------------
Basmati Rice 490 x 2 = 980
バスマティライス
Andhra Koodi Koora (Chicken) 1,490
アーンドラ・コーディクーラ(チキン)
Crab Curry 1,000
越前蟹カレー            
Kakinada Royyla Iguru (Shrimp) 1,490
カキナダ・ロッヤライーグル(海老)
-----------------------------------------------
Subtotal 11,010円 x 5 = 55,050 円

Andhra Vegetarian Meals 2,150 x 2 = 4,300
アーンドラ・ヴェジミールス
-----------------------------------------------
Subtotal              4,300円

All you can drink (飲み放題) 2,000 x 20 = 40,000円
------------------------------------------------
Grand Total (総合計) 55,050 + 4,300 + 40,000 = 99,350円
Romaniaの講師を招いてのセミナーを開催。セミナー参加者と、講師と我社のウェルカムディナーを行うことになり、会社近くの店でのディナーも飽きてきたので、思い切ってこちらでの開催を店に持ちかけました。18時から2時間にすると、当日の他の客が迷惑する/又は利用できなくなるということで、17時半~19時半での開催で調整。48名で、ヴェジ8人分とノンヴェジ40人分のメニューを下記の通り組んで、特別に1人2千円の飲み放題にして貰いました。まあ、物理的に一品ずつのドリンクを記録していたら、接客が回らないということでの措置です。

17時半に着くと飲み物の注文が大忙しで、生ビールのサーブがネックとなり、途中から栓を抜くだけでよいキングフィッシャーに切り替えました。最初の飲み物が行き渡った後は落ち着き、皆様、大満足で、無事に終わりました。

(Vegetarian menu for 4 persons)
(ヴェジメニュー4人分)
---------------a la carte (アラカルト)-----------------------
Green Salad (half)/Chana Salad (half)
グリーンサラダ(半分)/チャナサラダ(半分)
Masala Dosa (4 Katauris of Sambar)
マサラドーサ(サンバル(カトリ4つ))
Tandoori Gobi
タンドーリゴビ
Paneer Tikka
パニールティッカ
---------------Masala(マサラ)--------------------------
Andhra Special Chapati Service (Free)
アーンドラ・チャパティ(サービス)
Bendi Began 1290
ベンディ・ベーガン
-------------------------
Basmati Rice
バスマティライス
Tomato Pappu
トマトパップー
Rasam
ラッサム
Vankaya Kurma
ヴァンカーヤクルマ
Chana Masala
チャナマサラ
-----------------------------------------------
合計 12,000円

(Non-vegetarian menu for 4 persons)
ノンヴェジメニュー4人分
---------------a la carte(アラカルト)-----------------------
Green Salad (half)/Sea Food Salad (half)
グリーンサラダ(半分)/シーフードサラダ(半分)
Masala Dosa (4 Katauris of Sambar)
マサラドーサ(サンバル(カトリ4つ))
Tandoori Gobi
タンドーリゴビ
Sheek Kabab
シークカバブ
---------------Masala(マサラ)--------------------------
Andhra Special Chapati Service (Free)
アーンドラ・チャパティ(サービス)
Andhra Mutton Vepudu
アーンドラ・マトンヴェプドゥ
-------------------------
Basmati Rice
バスマティライス
Andhra Koodi Koora
アーンドラ・コーディクーラ
Vankaya Kurma
ヴァンカーヤクルマ
Kakinada Royyla Iguru
カキナーダ・ロッヤライーグル
-----------------------------------------------
合計 12,000円
以下の紹介の後、職場のインド人2名と、日本のマドンナと、4名で訪問。間違い無く、大満足。

I want to introduce the Japanese finest south Indian restaurant “Andhra Dining GINZA” briefly. Master executive chef of the restaurant, Y. Ramanaiya, was called one of three maestro of the cooking in south India before coming to Japan 15 years ago, and served as the master executive chef of reception for Prime Minister Singh hosted by Prime Minister Abe 11 years ago. I am his best and oldest Japanese friend.

The menu of my selection for lacto-vegetarian, no meat no fish no egg, is as below. I will collect 3,000 Yen per each at the start of dinner.

---------------a la carte--------------------------
Chana Salad
Tandoori Gobi (cauliflower baked in Tandoor)
Paneer Tikka (cottage cheese and vegetable baked in Tandoor)
Masala Dosa (boiled potato wrapped in crepe made of Urad Dal and rice)
---------------masala--------------------------
Andhra Special Chapati (Wheat Flour)
Bendi Began (Okra & Eggplant Dry Masala)
-------------------------
Basmati Rice
Tomato Pappu (Masuur Dal (Lentil) Soup)
Rasam (Toor Dal (Arhar Dal) Soup soured by tamarind)
Vankaya Kurma (Onion & Eggplant with ginger)
Chana Masala (Mint & Coriander base)
-----------------------------------------------
Masala Chai

日本で一番素晴らしい南インド料理店のアーンドラダイニング銀座を簡単に紹介します。料理長のラマナイヤは、15年前の来日以前には当時40歳にして南インドで3本の指に入ると言われた巨匠で、11年前の安倍第一期政権下でインドのシン首相訪日レセプションの総料理長に招聘された。私は彼の一番の日本人の友達です。

肉魚卵の入らない乳菜食主義者用のメニューを組みました。一人3千円を食前に徴収します。

---------------------摘み------------------------
チャナサラダ
タンドーリゴビ(カリフラワーのタンドール窯焼き)
パニールティッカ(カッテ-ジチーズと野菜のタンドール窯焼き)
マサラドーサ(煮たポテトをウラド豆と米の粉で作ったクレープで包んだティファン)
---------------------マサラ------------------------
チャパティ
ビンディ・ベーガン(オクラと茄子のドライマサラ)
---------------------
バスマティ・ライス
トマト・パップー(レンズ豆のスープ)
ラッサム(タマリンドで酸味を利かせたキマメのスープ)
ヴァンカーヤ・クルマ(玉葱と茄子の生姜の利いたマサラ)
チャナマサラ(ミントとコリアンダーベースのマサラ)
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マサラチャイ
2017.7.14 ディナー訪問
現在の職場は芝浦にある中国、台湾、韓国、インド、パキスタン、アメリカ、フランス人が半数以上を占め、平均して月1回1週間程度アジアの国に技術指導に行くようなところで、出向してこの3月で2年を満了。年取ってからの仕事としては快適で、出向先の現職場からも望まれて、健康に問題がなければ70歳まで働けるということで、4月1日付けで転籍しました。その際に、葛西駅徒歩2分の海外出張時の成田、羽田空港の高速バス発着の利便性が捨て難く、前の母体の会社が契約していた部屋は出るものの、同じ寮内の別の部屋に移ったのですが、その際にお世話になった都内を中心に多数の寮経営をする運営会社の担当の方と、寮主催のバーベキューでお会いして話が纏まっての訪問です。人数が少ないと食べられるメニューの数が限られるので、職場の若手2人にも付き合って貰い、4名でのメニュー構成です。

この中で、越前ガニは、昨年までは年内に漁を終了する雌のセイコガ二の茹でたて瞬間冷凍だけだったのが、今年はセイコガ二が品切れになる6月からは3月まで漁のできる雄の同様な品が有楽町の福井県のアンテナショップで求められるようになり、これを持参して調理して貰いました。雄の参入で、年中食べられることになりました。

ゲストの方の感想は「全てのお料理が美味しく、大満足でした。今後は、部内のメンバーも誘って訪問したいと考えています。特にドライカレーが一番のお気に入りでした。帰り道は食べすぎで苦しくなりながら帰りました。」ということで、これまでマトンは?という初訪の方々を1人残らずマトン好きに変えた、アーンドラ・マトン・ヴェプドゥの人気はダントツですね。

アーンドラ・マサラ・ドーサ(サンバル、カトリ4つ)【米粉のクレープでジャガイモを包んだ定番メニュー】
タンドゥーリ・ゴビ【カリフラワーのスパイス焼き】
スピナッチ・チキン・ティッカ【ホウレン草ソースとレモンを使った骨なしチキンのスパイス焼き】
シーク・カバブ【鶏と羊の挽肉団子の串焼き】
アーンドラ・マトン・ヴェプドゥ【羊肉のココナッツ炒め】
チャパティ【全粒粉の薄焼きパン】
ラム・チョップ【アーンドラ風羊肉のカシューナッツ焼き】
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アーンドラ・コーディ・クーラ
【玉葱、ココナッツ、トマトベースの骨なしチキンカレー】
チャナマサラ【ミントとコリアンダーベースのヒヨコ豆のカレー】
カニカレー【越前ガニ持込の特注カレー】
バスマティライス【インドの高級長粒米】
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マサラ・チャイ【本場のスパイスが入った温かい紅茶】
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2017.4.13ディナー訪問
最近、食べログでの知り合いから予約困難な高級イタリアンに誘われて、そこで御一緒した初対面の方からインド料理店に案内して欲しいとの嬉しい要望があり、思案する間も無く選んだのは当店です。2人だと量的に選べるメニューの数が少ないので、会社の同僚も1人同行して貰いました。予約の電話を入れると、他のお客様がチキンビリヤニを注文したということで、お相伴にあずかることになりました。頂いたメニューと特記事項は以下の通り。

タンドールゴビ:3年前位まではラマナイヤシェフの眼鏡に適うカリフラワーが入手困難でサーブできない日が多かったのですが、最近は何時も出せているのが嬉しいです。高校時代の米国滞在時に生のカリフラワーを常食されていたお客様も、あまりの美味しさに感動されていました。このメニューは他店でも同じような物が有りますが、当店の物は格別です。

マトン・ヴェプドゥ:ラムではなくマトンで程よい噛み心地と辛い中にも複雑な味が病み付きになると、同僚が一番感動したメニュー。チャパティを少しずつサービスして貰いました。

チキン・ビリヤニ

バスマティライス

アーンドラ・コーディ・クーラ:相変わらずの私的に日本でNO.1のチキンカレーです。

セイコ蟹のプルス:越前ガニの雌を地元ではセイコ蟹と呼び、一杯が千円以下と安い上に内子と外子の二種の玉子が楽しめるという、地元でも大人気です。しかし、雌は資源保護のため漁が12月末までで、新鮮な本場物に有り付くのは困難な状況でした。有楽町の福井県アンテナショップでは、茹で上げた直後のセイコ蟹の身、内子、外子を一旦外して、甲羅に詰めて、即座に真空パックした物を冷凍し、一杯千五百円で販売してます。昨年は夏の前まで購入可能でしたが、今年は評判が広まったのか、今月中には売り切れる予定、残念。2つ購入して持参したら、2皿作って頂けましたので、1皿はお客様にテイクアウト。

トマト・パップー:マスル・ダール(レンズ豆)の滋養が良く出た、一番好きな豆カレーです。

チャナ・マサラ:ミントとコリアンダーベースのチャナ・ダール(ひよこ豆)のカレー。接客のサントスが、豆のカレーが2つになるので他にしますか?と尋ねるも、豆の種もマサラも趣が全く異なるので、これで良しとしました。相変わらずの美味しさです。

最後にマサラティーを砂糖無で。エアーブレンドしないので尋ねると、砂糖無なので不要とのこと。本当かな?

3人だと非常にバランスの良いメニューが組めて、参加者一同、大満足でした。
(2017.1.9 ディナー訪問)
当店は基本的に冬の味覚の牡蠣と蟹のカレーは出しません。アーンドラキッチン創業当時に店が暇だった日に、ラマナイヤシェフが私の要望に応えてメニューに無いものを作って遊んでくれていた延長で、私が食材持込で全責任を負うことを条件に、一皿千円の調理代を払って作って貰います。12月には会社の同僚と9名、食べログオフ会6名、の2回、旬の食材を入れたディナーを開催。

今回は、食べログオフ会の連絡のコミュニケーションミスで参加できなかった方と、急遽お誘いした以前ランチのメニューの相談に乗ってあげた初対面の方の、3名で、以下のメニューを頂きました。持ち込み食材は私のサービスで、一人料理3千円見当です。

タンドゥーリ・ゴビ:カリフラワーのスパイス焼き。
アーンドラ・マサラ・ドーサ:米粉のクレープでジャガイモを包んだ定番メニュー。付いてくるサンバル・カレーをラマナイヤシェフ絶品の辛いラッサム・スープに変更。
マトン・ヴェプドゥ:羊肉のココナッツ炒め。
チャパティ
越前・セイコガ二・カレー:食材持込
広島・かなわ・牡蠣・カレー:食材持込
アーンドラ・コーディ・クーラ:玉葱・小トマト・ココナッツベースのチキンカレー。昨年のチューボーですよ!の為に考案した新メニュー。旨いチキンカレーの概念を一新。
(レシピも公開:https://www.youtube.com/watch?v=T847hIyWDMc
チャナ・マサラ:ミントとコリアンダーベースのヒヨコマメのカレー。
バスマティ・ライス

南インド風であれば牡蠣も蟹もプルスが最も合うと思うのですが、ラマナイヤシェフの食材に対するアドリブの感性は流石で、全く違うカレーに仕上がって、参加された皆様にも満足して頂けました。
2016.10.6 ディナー訪問
ネパールとタンドールは非常に美味しい葛西キッチンキクチのシェフのボホラ・パラス(Paras Bohora)氏のカレーの腕と舌の向上を目的に、黒の上下を纏った氏を伴って19時過ぎに訪問。
最初にビックリさせようとコーディ・クーラから始めると、「こんなに美味しいの、初めて」と何度も唸っていました。(レシピも公開:https://www.youtube.com/watch?v=T847hIyWDMc
インドのニューデリーに5年の後、クウェート、ドイツ、チェコ?と渡り歩き、来日後は新宿のタイ料理店で勤務後にキッチンキクチ旧店という経歴で、ホールのサントスとはネパール語、ラマナイヤシェフとはヒンズー語で盛り上がっていて、シェフからは今後とも何でも教えるとの言葉を頂き、調理の様子も見学。
焼物2種を挿みトウガラシマトン、チャナマサラ、マトンヴェプドゥと食べ進み、1/3ずつぐらいテイクアウトさせたので、氏のカレーのレベルが上がるのを期待しています。

2016. 4. 26 ディナー訪問
職場のパキスタン人が出向解除で母国に帰る会社主催の送別会を、ハラルミート対応のこちらで行うことになり、ハラル、小麦粉駄目、ヴェジタリアンと揃っているので、考慮したメニューを事前に届けて、13名で定刻の18時に到着。

何と、本日は休暇日と聞いていたサントスも居ます。「オーナーから連絡があり、5時から出勤です」。私のためにオーナーに気を使わせて申し訳ないと思っていたところ、18時15分頃に2名で来られた予約無しの方々に「今日は入り口付近の狭い2人がけで満席です。それでも良ければ」。火曜日から満席では、オーナーが助けを求める筈で、納得。嬉しい悲鳴です。

19時頃には全席が埋まり、必ず挨拶に来てくれるラマナイヤシェフも大忙しで、厨房に篭もりっきりでしたが、当店ファンの私としては、この盛況に大満足。

パキスタン人3名、インド人1名、中国人1名、韓国人2名、台湾人1名、他日本人でしたが、インド渡航経験の豊富な職場のボスを始め現地ネイティブ等の現地の料理を良く知っている人ほど、当店の高級なインド料理のレヴェルを絶賛されておられました。

Farewell party at “Andhra Dining Ginza”
Menu for 13: All Halal Meat, No Wheat except for Chapatti, Vegetarian Specialty
--------------------------------------------------------------------------------------------6330
Onion Cheese Dosa with 13 Katoris of Sambar Curry: Onion and Cheese
wrapped with Crepe made from Urad Beans and Rice 1450 x 3 = 4350
Tandoori Gobi: Baked Cauliflower 990 x 2 =1980
① --------------------------------------------------------------------------------------15540
Sheek Kabab: Baked Lamb Mince 1350 x 6 = 8100
Tandoori Prawn: Baked Prawn 1290 x 3 = 3870
Hariyali Fish Tikka: Baked Swordfish 1190 x 3 = 3570
--------------------------------------------------------------------------------------------5560
Andhra Special Chapatti: Indian Whole Wheat Bread Service (free)
Andhra Mutton Vepudu: Mutton Dry Curry 1490 x 2 = 2980
Bendi Began: Eggplant & Okura Dry Curry 1290 x 2 = 2580
-------------------------------------------------------------------------------------------- 9360
Basmati Rice 490 x 2 = 980
Tomato Pappu: Lentil Beans Curry with Tomato 1250 x 2 = 2500
Methi Mutton: Mutton Curry with Methi (Fenugreek Leaves) 1450 x 2 = 2900
Andhra Kodi Koora: Andhra Style Chicken Curry 1490 x 2 = 2980
---------------------------------------------------------------------------------------------2150
For a vegetarian: Andhra Veg. Meals served at ① 2150
--------------------------------------------------------------------------------------------26000
Nomihodai: "All you can drink" 2000 x 13 = 26000
(Indian Wine Red & White, Ebisu Beer, Indian Whisky, Cocktails, Soft Drink, etc)
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Total 64,940 →  65,000 / 13 = 5000


2016. 4. 18 ディナー訪問
職場のパキスタン人が出向解除で母国に帰る会社主催の送別会を、ハラルミート対応のこちらで行うことになり、メニューを届けがてらチョッと食べてきました。当日はラマナイヤシェフがお休みの月曜日ということで、オーナーのサラディ氏が顔を見せてました。

ミシュランガイド2016東京ビブグルマンにインド料理店として3店だけ載ったということで、セルフォンを見せて喜んでました。ビブグルマンは、ぐるナビと結託など一部から言われており、他2店(ダルマサーガラ、オールドデリー)は、ぐるナビに大きく宣伝してますが、当店は全く関与が無いので真の実力ということでしょう。カレーの店のトマトも、当店同様にぐるナビ貢献が無くても、外せない店なんでしょうね。

先日からグランドメニューが変ったことについては、銀座の店も御徒町のキッチン同様に大分南インド料理が分かるお客さんが増えてきたので、インド本国でも最近美味しいといわれているような、新メニューを入れたということです(食べログの下の方のフェースブックの写真で見ることが出来ます)。これによって、メティ・マトンなどの名品がメニューから外れましたが、誰でも頼めば旧メニュー料金で出してくれるそうです。新メニューのうち、これまで似たものが無かったメニューの、ニールギール・マトンカレー(ミント玉葱トマトベースのカルナータカスタイルマトンカレー)を頂きます。ミントカレーというと、カマルプールが創業時にミントの安定消費の為に北村・畑中シェフが創作したラムミントカレーが有りますが、こちらのはヒングを隠し味にしているのが特徴でしょうか。大変美味しく頂きました(小食ゆえに大半テイクアウト)。


2016. 2. 13 (土曜日)ランチ訪問
1月30日の新チューボーですよ!で作ったアーンドラ・コディ・クラを頂きに参りました。サントスに「このスパイス使いはマトンにするよりチキン?」と訊くと、「チキンに合わせて作ってるので、チキンの方が断然」ということで、デフォルトで注文。

カレーとバスマティハーフで、メチャクチャ美味しい。只者ではない。テレビでレシピは出てましたので細かくは紹介しませんが、一言で言えばラマナイヤの濃厚なラッサムにココナッツを合わせたスープ状のチキンカレーですね。ココナツベースなのにグリーンチリとカレーリーフが豊富でスパイス感抜群のまさにアーンドラ、これぞ南インドカレーという物をTVに登場させたのは初めてですね。サカイシェフのTVでの調理は某他店のレシピだったのが裏目だったようです。当店の名品チェティナードチキンカレーより個人的には好みです。これだけでも、訪問する価値があります。

御徒町は既に南インドが定着してるようですが、こちらは初めてで「ここのカレー、他と違ってこの美味しさが」なんていうのが周りから聞こえてきて、新鮮でした。帰る12時半頃にはほぼ満席の盛況でした。

2016.1.30 (土曜日) ディナー訪問(5名)
・チャナサラダ
・タンドゥーリゴビ
・ラムチョップで
・アーンドラマトンヴェプドゥ
・チキンビリヤニ
・トマトパップー
・ビンディベェガン
・メティマトン
・セイコガニのカレー(私の持ち込み食材+調理代千円前払い)

2016.1.29 (金曜日) ディナー訪問 (2名)
・セイコガニのカレー(私の持ち込み食材+調理代千円前払い)
・ラムチョップ
・トマトパップー
・マトンヴェプドゥ
・メティマトン
・バスマティ&チャパティ

2月2日の4周年記念直前の金、土の両日、食べログの知り合いの方々と訪問。土曜日が大分前に決まっていて、金曜は前日位に決定。毎年○周年記念には花弁に印字したブーケを持参するのが、近年十年来の付き合いの八重洲花壇が土曜休みになり、花は金曜日に受け取るよう注文していたので、これ幸いと2人で訪問。今年のブーケは特に優秀で、ラマナイヤは、自分と私とサントスが入った写真を何枚も撮らせていました。一周年記念の頃、夜の集客に苦労していたため、1月、2月に2夜づつ私が主催するオフ会で30名弱のレヴュアーの方々に参加してレヴューをアップして頂き、徐々に繁盛して来たのが嘘の様に、両日満席御礼の繁盛振りでラマナイヤシェフの十年来の親友としては嬉しい限りでした。

アーンドラキッチンでラジャシェフに作って貰ったと同様に有楽町駅付近の福井県アンテナショップで貴重なセイコガニを手に入れて(カニ購入の詳細はそちらのレヴュー参照)、金曜1杯、土曜2杯で作って貰いました。ラジャシェフには試作用に1杯渡してマンガロールやアレッピー風にして貰ったけど、ラマナイヤと相談してプルス(試作不要)にして貰いました。何れのレシピも絶品であったことは言うまでもありません。

あとは、当店の一押し定番で固め、カレー談義に花が咲いた二夜でした。

1月30日に放映された「新チューボーですよ」は、見所満載でしたね。傍店はココナッツミルクがパウダーだけだったり、傍店はアリトアラユルスパイスにガラムマサラまで加えて、最後は大量のタマリンドですからね。そこにくるとラマナイヤは風味の意志が伝わってくる、立派な調理でありました。あのメニューに無いチキンカレー(Andhra Kodi Koora)、今度食べに行ってみます。

2016. 1. 7 ディナー訪問
会社の同僚のパキスタン人をお連れしました。彼は会社では数少ない喫煙者、綺麗なブリティッシュ英語で聞き取り易いということで、昨年4月の転入早々から仲良くなり、カラチの空、シターラ青山にお連れした間柄。唯一の難点が、ハラルミートに拘ること。シターラ訪問時にもしつこく確認を受けました。アーンドラは?と内心気にはかけたものの到着までは話題に上らず。昨年8月から11月末頃までネパールの実家に帰っていてその後も休暇日と重なって久しぶりに会ったサントスとラマナイヤが名刺を渡して挨拶した後の、同僚の第一声がずばりハラルミート?。ラマナイヤがタンドリーチキンと言うと、サントスが骨付きのタンドリーチキン以外は全てハラルミートと答えました。彼が喜んだのは勿論ですが、私もホッとした瞬間でした。程なくサントスが当店の食材の入手先(原産地やハラルか否か等)を書いたシールを持ってきて、後でラマナイヤが嬉しそうにシールを店の入り口の目立つ場所に貼り付けていました。日本でもイスラムの居住者や観光客が増えてくる昨今、これは大変重要な事項であると、改めて認識した次第。

注文は、肉を食べるのが美徳のイスラムですから、当店でしか出していない背骨から枝骨2本付いたラムチョップ。印・パキではウェルダンが常識なので店に向かう途中で尋ねると、well-doneは通じません。印・パキでは、レアーという概念が無いからでしょうか。well-cooked, not half-cookedで通じました。サントスもラマナイヤも、私は何時もレアー注文なので驚いてましたが、パキスタン仕様という事で納得。

ラムチョップが出来上がる前に、マトン・ヴェプドゥとチャパティを頂きます。チャパティは以前に比べて薄くなりましたが、私はこちらの方が軽くて好み。同僚に「マトン嫌い10人以上に食べさせて全員がマトン好きに転向」などと話したら随分と納得してました。ヴェプドゥは相変わらずの絶品で、2人ともグリーンチリをバリバリ言わせながら瞬く間に完食。

ラムチョップは火の弱い所で20分位かけて焼き上げられました。赤色は消えて完全に火は通っているのに、パサツキなど全く無くジューシーさは失われておらず、絶妙の焼き加減でした。最上級の牛肉ならウェルダンでも美味しいというのと共通点があるのでしょう。

顎休めにヴェジということで、素材のレンズ豆の味が引き立つ優しい味のトマト・パップーをバスマティ米で。ノンベジ好きの同僚もこれには舌を巻いていました。

次のメニューに行こうとすると、同僚も満腹。メティ・マトンと、ビンディ・ベイガンを注文してホンの一口ずつ味見して、同僚の奥様へのお土産にテイクアウトで持たせました。翌日の朝会社で会ったら、奥様がビンディ・ベイガンの素晴らしさにビックリしたとのこと。まあ、オーナーいち押しのヴェジメニューを、ラマナイヤが作ったのだから、当然といえば当然。

TBS1月30日(土曜日)23時半の新チュウボウですよ!に登場予定、既に撮影済みと、ラマナイヤが嬉しそうに言ってました。

2015.10.28 ディナー訪問
会社のベジタリアン(Lacto-vegetarian, no meat no fish no egg)、インド人2人、小麦粉の駄目なパキスタン人1人、私のインド料理店巡りに付き合ってもらっているノンベジOKの日本人1人の、合計5名でベジタリアン会を開催。英語が堪能ではないラマナイヤも、隣州マドラス出身のインド人と話が弾んで嬉しそうでした。頼んだものは予めメニューから選んだ以下のもので、平均的に1.5人前の量で5人でシェア。1人当たり3千円でお釣が来ました。
現地の方でも本物の超一流シェフの料理には中々あり付けないので、大変満足のご様子でした。私もべジだけでこれだけの種類というのは初めてだったので、改めてべジの良さを再認識した次第です。興味のある方は参考になさって下さい。3人だと下記1品を1オーダーずつで、丁度宜しいかと思います。
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Chana Salad(ヒヨコマメのドライマサラ)
Tandoori Gobi (カリフラワーのスパイス焼き)
Paneer Tikka (カッテ-ジ・チーズと野菜のスパイス焼き)
Masala Dosa (Urad Dal and rice) (マサラドーサ、サンバルとココナッツソース付き)
Brinjal Salad (茄子フライのヨーグルトソース掛け)
---------------masala--------------------------
Andhra Special Chapati (Wheat Flour) (チャパティ、小麦粉アレルギーの人は本メニューのうち、これだけ外せばOK)
Basmati Rice
Tomato Pappu (Masuur Dal, Lentil) (アーンドラ田舎の豆スープ・トマト味)
Rasam (Toor Dal, Arhar Dal) (ラッサム、ダバインディア・カマルプールも同じレシピだがこちらが本家)
Bendi Began (茄子・オクラのドライマサラ、オーナーの一押し)
Palak Paneer (カッテ-ジ・チーズとホウレンソウのマサラ)
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2014.11.23.ディナー訪問
大混雑のダバインディアでアレッピーのオイスターカレーをテイクアウトした後、昨夜の余韻の残る当店へ。注文は、以下の通り。

Sheek Kabab シーク・カバーブ1,390円 羊ひき肉団子の串焼き(レアーで)
Pala Koora Pappu パラクーラ パップー1,250円 ムング豆とほうれん草のヘルシーなスープカリー
Hyderabadi Veg Kurma ハイデラバーディ ヴェジ クルマ1,250円 ココナッツ風味の濃厚ソース野菜カリー

久しぶりのシークカバブはレアー注文すると、何とダバインディアと同じ程度に、シットリとジューシー。これは行けます。

まだ食べたことのないヴェジカレー2つを試そうとサントスに「2つをハーフで注文できないか」と訊ねるとラマナイヤの所に相談に行き、ラマナイヤと一緒に戻ってきて「作れないことは無いけど、ハーフでは本来の味が出ない。TO.さんには、ハーフは出せない」ということで、2品を注文して、半分以上テイクアウトすることに。

パラクーラ パップーは豆のカレーだがほうれん草が入っているので、辛くしても美味しいということで、グリーンチリで少し辛く。
缶詰の液状ではなく原型の残るほうれん草が、辛くしても美味しさを保って、ムングダールとの相性も抜群ですね。

ヴェジクルマは、ココナッツミルクベースで、多種の野菜の旨みを引き出すスパイス使いが流石で、野菜好きの人に薦めたいです。

比較的夜のインド料理店が暇な日曜日ではありましたが、常時7割方の入りで、リピーターが増えてきたな、と嬉しく思いました。

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2014.11.22.ディナー訪問.19時半~
当日急遽会社での仕事が入ったため、前夜のシマランのオフ会終了後に寝て、品川発6時の始発の新幹線で福井まで帰って出社した後、15時頃の電車と新幹線を乗り継いで無事帰京。

こういうチャンスは物にしないと!ということで、「匠 小鯛ささ漬2,808円」を前菜として買って行きました。店のホームページの短い方の説明文は以下の通り。【職人の魂。こだわり。光る、匠の技。丸海で数人しか造れない匠の技。若狭湾で獲れるレンコダイのみを使用。艶、鮮度、良質を見極める目利きが、一枚一枚、手でていねいに振り塩。素材に合わせて微妙な加減をする。一日、百樽が限界の極みつくした匠 小鯛ささ漬をお楽しみ下さい。】
https://www.wakasa-marukai.co.jp/shop/product/productdetail.aspx?productId=1
参加された皆様は、絶賛でした。サントスとラマナイヤとオーナーにも1枚ずつお裾分け。

今回は、マイレヴュアーの方からの紹介の女性が参加したいとのことで、2週間前から声をかけて、4名でのオフ会です。当店の魅力を色んなスタイルで楽しんで頂きたいと、以下のメニューを組みました。

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Tandoori Gobi タンドゥーリ・ゴビ790円 カリフラワーのスパイス焼き
Lamb Chops ラム・チョップ1,590×2=3,180円 アーンドラ風羊肉のカシューナッツ焼き
Brinjal Salada ブリンジャルサラダ690円 なすのフライの塩味のヨーグルトソースサラダ
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チャパティ           サービス
Andhra Mutton Vepudu マトン・ヴェプドゥ1,390円 羊肉のスパイシーココナッツ炒め
Bendi Began ビンディ・ベェガン1,290円 茄子とオクラのドライカリー
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Hyderabad DumBiryani ハイデラバード・ダム・ビリヤニ1,690×1.5=2,535
ダム(蒸焼き)でカッチ(肉とスパイスは生から蒸焼き)な最高峰のチキンビリヤニ
Rasam ラッサムスープ790円 タマリンドの酸味が効いた黒胡椒とトマトのスープ
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バスマティライス        490円
Tomato Pappu トマト・パップー1,250円 アーンドラ風トマトと豆の田舎のスープカレー
Dhaniya Mutton デャニヤ・マトン1,450円 コリアンダーの香りの爽やかなマトンカリー
---------------------------------------------
13,855円  1人3,500円

初訪の女性の方を中心に色んなお話をさせて頂き、厳選したメニューを存分に楽しむことが出来ました。
彼女の一番のお気に入りは、ビンディ・ベェガン。カレーは肉だけではないことを認識して頂け、幸でした。

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2014.11.2 ディナー訪問
ここ一年程の間に当店が初対面でお会いしその後何度か私のオフ会に参加頂いている、超身内のメンバー4名で、カレー中心の再訪問です。

ラッサムスープ、揚げナスのヨーグルトサラダ、タンドゥーリ・ゴビのあと、ドライ系のマトン・ヴェプドゥ、ミリヤラ・コーディ・ヴェプドゥ、ビンディ・ベェガンをチャパティと、スープ系のネルール・チャパラ・プルス、トマト・パップー、チキン・チェティナドゥ、頼み込んだ特注のデャニヤ・マトン(コリアンダーの香りの爽やかなマトンカリー)をバスマティで、久しぶりにラマナイヤシェフ直々の手作りのカレーを堪能できました。

中でもデャニヤ・マトンは絶品で、今は前もって予約しなければ受けてもらえませんが、定番にして欲しいです。

ラマナイヤは南インド現地で三本の指に入るといわれた調理人ですが、前日の夜に訪問したシマランのシェフもスパイス使いに関しては高レヴェルな共通点を持っているように感じました。

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2014.6.27 平日ランチ訪問(2014.7.2一部追記)

休日ランチでは、本日のカレーがチキンorエビor野菜となり、ラマナイヤのインスピレーションが感じられる平日の日替わりのマトンカレーも食べたくて、の久々の訪問。今日のラマナイヤは、ニコニコしておらず、Fisher.Lionさんの見立てによれば、弟子たちの作ったカレーがストライクで、期待が持てます。Bセット(1090円)のカレー三種とチャパティ、ライス無しでオーダー。ランチビア(400円)の恵比寿生ビールも注文、これって普通の店のランチビアの少量じゃなく、中生ぐらいは有りお徳。

バナナ風味のチャパティと凡なインド料理店を感じさせない酸味ドレッシングの小サラダと共に、三種カレーが登場。評は以下の通り。

(辛口)マトン・ピーマン:サントスによると北のマトン・ド・ピアザをイメージして、ラマナイヤレシピの南インド手法で作ったもの。ホールのクローブも沢山あり、ピーマンと玉葱とマトンがサラッサラのグレービーの中で喜んでます。油分一切無しで、この存在感は、これだけでも、平日に来た甲斐がありました。

(中辛)バターチキン:北の定番バターチキンは、今から60年以上前のインドの独立期での発祥時には、焼き上げたタンドリーチキンを一口大にカットし、トマトやバターあるいはギー仕立てのソースで煮込む玉葱不使用が特徴のシンプルなカレーだったのが、その後、本国でも日本でも、生クリームやカシューナッツを加えて甘く濃厚になったのですね。これに対してラマナイヤの作るものは、バターは味付け程度の少量使いココナッツミルクとトマトベースのヘルシーな南インド風に仕上げています。甘過ぎたりリッチ過ぎたりのバターチキンがチョットという方には、バッチリの絶品です。夜のアラカルトにもありますので、是非とも一度お試し下さい。バタチキの常識が変わりますよ。

(甘口)冬瓜:ココナッツミルクベースで、マスタードシードを利かせた一品。普通に、女性狙いの一品でしょう。

マトン、チキン共に、北インドの代表的メニューを、南インド風に油分(ギー)なくして、存在感を出せるのは、ラマナイヤのインスピレーションですね。

また、辛さ増しも、カイエンペッパーを使うことが多い他店とは、一味違います。誰にでも、生グリーンチリの先端が赤く変色してきた一番辛い物にタマリンドとクミンとガーリックを調合した辛味ペーストか、グリーンチリの薄い輪切りの何れか、料理に合う方で辛さ増しをしてくれます。

12時頃には、7部程度の入りとなり、マアマアの繁盛ですね。それでもラマナイヤが挨拶に来て、アーンドラキッチンの新メニューの話に。一品一品、短く意見交換すると、流石に知り尽くしてます、当然か(笑)。ラジャ代理シェフの独自路線かとも思いましたが、総料理長としてシェフを育ててるんですね。日曜日のアーンドラキッチンでの新メニュー食べ尽くし訪問が、益々楽しみになってきました。

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最近サントスが名刺を作りました。

2009アーンドラキッチン創業以来、彼の成長は素晴らしく、一部の方々には分かっている名前を、一昨年から食べログで宣伝しました。シェフのみならずスタッフの名前を売ることが、優秀であればこそ、訪れた時の皆様の親近感になると、思った次第です。

ということで、TO.の紹介の有無は関係なく、接客のサントスの名刺の提示を、更に巨匠ラマナイヤの名刺の提示を、サントスにお命じ下さい。店の方も、絆が深まるということで、喜んで、対応させて頂きます。

2014.3.30 ホリデイランチ訪問

日曜日のランチで訪問しました。恒例の有楽町駅での散髪を終え、小雨が降っていて正装の革靴だったのでタクシーで開店時刻11時半の20分前に到着。サントスとラマナイヤに迎えられるも、テーブル拭きなど開店準備に勤しんでます。熟読したことの無いホリデイランチメニューをチェック。ここに、ダバインディアとの比較も付して紹介しておきます。

ミールス(1650):日替わりカレー2品(チキンorエビor野菜)、ポリヤル、サンバル、ラッサム、チャパティ、バスマティライス、ピクルス、デザート:ダバは1600でほぼ同様の内容、ダバは当店のチャパティがプーリになるので、そちらのお好みで。

レディースセット(1350):カレー2品(チキンorエビor野菜orラッサム)、サンバル、チャパティ、バスマティライス、ピクルス、デザート:ダバには無いサービスメニュー。

ドーサセット(1550):マサラドーサ、ワダ、ココナッツチャトニ、サンバル、ソフトドリンク:ダバは1800でほぼ同様の内容なので、当店が断然お得。

タンドゥール・セット(1750):チキンティッカ2種一個づつ、グランドメニューから1カレー、バスマティライスorチャパティorナン。グランドメニューの1カレーは1300~1500、バスマティも490なので、普通の注文と比べれば、少なくともチキンティッカはオマケという計算:ダバにもホリデイランチコース(2000)があり同様内容にソフトドリンクが付きます。ソフトドリンクは付いててもパスする私には、こちらが断然お得。ドリンク飲む方はイーブン。

11時半に開店。タンドゥール・セットをバスマティ半分でカレーはトウガラシマトン。2年以上前にNHKの「ためして ガッテン」用に作ったオリジナルレシピ。その時にアーンドラキッチンで一度食べただけだったので、久しぶりに、これを激辛で注文。

小雨降りしきる中で集客大丈夫か!と思っていたら、料理を待っている間にカップル4組、お一人様数名の来客。杞憂に終わりました。カップルの方々は皆様、タンドゥール・セットに、ドーサセットとかレディースセットとかミールスを付けて、一部シェアするスタイル。良くわかってらっしゃいます。お一人の方は、タンドゥール・セットかミールス。ミールスにスティックマトン(1090)なんて、豪勢な方も。

10分位でチキンティッカ登場。ガーリックチキンと普通のタンドリーチキン味の2種。何れもジューシーで美味しいです。添えられたパクチー・ミントソースを付ければ、これが良く合います。ひょっとしてこちらではチキンの焼き物は初かも。最近初めて食べて美味しさに目覚めたダバのチキンと良い勝負。

20分位でトウガラシマトン登場。半分で頼んだバスマティが多すぎるので、更に半分に。トウガラシマトン激辛仕様は、一か月半インド料理から離れた身には、最初は辛い。でも旨い。ほとんど食べ終えた頃には辛さにも慣れて、残ったピーマンの細切り様のシンガポール産グリーンチリをバリバリと完食。御馳走様でした。

食事の間にサントスと話す機会があり「2月末の、こもねこ様3名様、存分に楽しめたって、喜んでましたよ」「楽しい方々で、こちらのスタッフも一緒に楽しませて頂きました。そうそう、先日、TO.さんが昨年2月に連れて来て頂いたakirako9様が、お友達とお二人で訪問され、楽しそうでしたよ」。流石、カリスマ・スタッフ、心憎いですねー。

ラマナイヤもたどたどしい日本語で「コトシハはインドにカエルのヤメタ。ライネンの1ガツ16ニチには90%、イヤ99%カエッテクル」。ということで、今年は原則休暇日の月曜以外はラマナイヤシェフは居ますので、ご安心下さい。


2014.2.9 訪問

アーンドラダイニング2周年の月なので、今年も当店のイメージカラーのオレンジと白と緑をモチーフにしたブーケを八重洲花壇に配送注文して、三千円以上でサービスされる花弁に20文字以内のメッセージプリントは、「Happy 2nd Anniv. from TO」。夕刻に最近マイレヴュアーになられた2名の方との会食に伺うと、白いチューリップへの印字で、素晴らしい出来栄えでした。店の入り口の雛壇に飾られています。

定刻頃に来られたお二人に私が初対面の挨拶をして、ラマナイヤシェフと直近で名刺を作ったサントスがお二人に名刺を渡します。ラマナイヤにブーケを持たせて、写真も一杯撮りました。

頂いたものは、以下の通り。

タンドリーゴビ : 予約時に唯一注文したもの。ラマナイヤの眼鏡に合う質の物がない時には出さないので、今回は、昨年2月以来久しぶりに、頂けました。やはり、絶品です。

ビンディ・ベイガン : お二人ともインド料理を調理するとのことで、厨房で見学させて頂きました。やはり、当店ナンバーワンのヴェジですね。オツマミなので、チャパティと頂きます。

マトンヴェプドゥ : 定番ですね。追加チャパティはサービス(これ位は誰でもサービスしてくれます)。

ラムチョップ : レアーで、1オーダー2本で注文。先ず背骨から出た2本の枝骨の間にナイフを入れて、次に枝骨2本の先端を持って力を入れて骨を外し、バラします。こうすれば、3人でのシェアも簡単。何時食べても、本当に美味しいです。

ペッパー・チキン : 1月4日の「チューボーですよ」で出した物を注文。ガツンとペッパーの効いたチキンも、中々のものです。こちらは、バスマティと共に、ですね。

メティ・マトン : 今回はグリーンチリでチョッと辛くしたレシピ。ラマナイヤの手作りだけあって、辛くしてもメティの風味はしっかり効いてます。

これだけ頂いて、一人三千円ピッタリ。初対面の3人での会食でしたが、サントスやラマナイヤも加わって、楽しい、開店2周年をお祝いできました。


2013.12.27 訪問

一番美味しいラム・マトン料理と激辛マトンカレーが食べたいと仰るマイレヴュアー様を主賓に、3名で、料理はカマルプール、カレーはアーンドラダイニングということで梯子しました。

カマルプールで、予めメニュー表を示したため、食べ終わると絶妙のタイミングで次の料理が出てくる繰り返しで、予定より早く、19時半過ぎには着きました。当店には珍しく超満席でしたが、厨房に一番近い特等席は空けてあり、早速ボトルキープしてあるマクダウェルズ・ウイスキーで乾杯。

激辛マトンカレーを所望される主賓の方の希望はマトンプルス。ココナッツ系よりトマト系がお好みということです。サントスに、ラマナイヤの味見できる上限の辛さを注文します。10分位で出てきた物は、相当辛いですが、絶品。バスマティに合うので、かけて頂きます。これだけ辛くても、カイエンペッパー臭もなく、グリーン&レッド・チリやペッパーと、忘れてならない塩の絶妙のバランスで、香りも立って切れもあり、流石でございます。

当店のマトンでは一押しのマトンヴェプドゥも、ココナッツミルクじゃなくココナッツの果肉を加えるので主賓の方も大丈夫でしょうということで、これも先ほどの辛さで注文。グリーンチリが、多分、ラマナイヤの味見の上限まで投入されてます。これはオツマミなのでライスと合わせることもできず、三分の一位食べて無理に完食はしないことに。私も普段に無く、汗が吹き出てますし、満腹で、無理はしません。一日置けば辛さも半減するので、主賓様のテイクアウト用に。

口直しに、私の主催したオフ会で一番評価の高かった、メティマトンをデフォルトで。辛くすると、カスリメティの絶妙の苦味が消えてしまうのです。「美味しいね」と口々に、大満足のディナーを終えました。

主賓様とラマナイヤの名刺交換が終わると、ラマナイヤがタドタドシイ日本語で「1月4日にテレビに出る」と。サントスが注釈に入って、「新チューボーですよ!、1月4日夜11時半~12時」と分かりました。これまで登場した、アヒリヤ・ゲートシティやサフランなど???と思っていましたので、やっと真打登場ですね(笑)。NHKの「ためしてガッテン」に遅れること2年で、TBSも気付いたのでしょう。

今日はカマルプールの次に来ることは伝えてあり、北村オーナーシェフはラマナイヤとダバインディア創成期のフロアマスターと初代シェフの間柄。サントスが「何時になるか分からないけど、ラマナイヤシェフと二人で休日の月曜日に、北村さんのランチに行きたいので、店の場所を教えて!」ということで、主賓以外の若者が情報をメモして渡しました。突然行ったら、北村オーナーシェフ、ビックリすると思うけど、喜ぶだろうな。
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これ以前のレヴューは、下記url.の日記に移しました。
http://tabelog.com/rvwr/000566135/diarydtl/133590/

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5位

ディルセ (千駄ケ谷、北参道、国立競技場 / インド料理、インドカレー、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999

2013/10訪問 2013/10/20

写真不可の理由は・・・・出したら直ぐに食べて欲しいんですよ!

(H25.10.19夜訪問)
最近知り合い私のお勧めした調理本で目覚めてドンドン腕を上げられている女性の方と、以前から現地の友人もいて調理もするナイスガイの三名で土曜夜の19時に訪問。ランチ時にメモったメニューのコピーをお渡し、ツマミはホボ全種いただくメニュー構成で注文。最初の皿が出てくるまでに、話が盛り上がりましたが、お二人は超至近にお住まいとのサプライズもありました。以下に注文したものもしないものも、カレーを除くメニュー表を示し、数字は出てきた順(正確でない場合は御容赦)を示します。料理の内容についての詳細は、同行者の下記url.も参照下さい。
http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130901/13131028/dtlrvwlst/5172848/

・乾き物三種(380円)

・自家製ピクルス(380円):注文しようとしたが、田舎風パテに同じものが付いているということで、取り止め

②チャナ豆カチュンバル(420円):小ぶりのチャナ豆をスパイシーに仕上げられ量もたっぷり、お勧めです

③キノコと砂肝のマリネ・マスタード(480円):マスタードを使うのがバングラデシュ風で、砂肝の食感とキノコが合います

①田舎風パテ(720円):創業時メニューで仏にクミンとペッパーを加えた絶品。口に含んで暫くすると蕩けます。4pcでの提供

④鱈とポテトのペースト・ミニナン付(520円):一口サイズの小さなナンが10個以上付いていて、ペーストを乗せて、頂きます。鱈の風味が最高

⑤牛筋のおつまみカレー(420円):小カトリで提供。和の牛筋煮込にガラムマサラを加えた感じの絶品。

⑥チーズクルチャ(630円):ガーリック風味で絶品。ダバのプレーン、アーンドラのスパイス、カマルのゴルゴンゾーラと、各店の違いが嬉しい

・チーズキーマクルチャ(680円):ラムキーマをチーズクルチャに混ぜた一品。今回は頼まず

・野菜のグリル(630円):絶品との噂で注文するも、品切れになりましたと。明日が定休日ゆえか、残念

⑦ラムひき肉のシークカバブ(720円):グリーンチリ、パクチー、ペッパーが粗挽き肉に混ぜられた絶品。3人でも十分な量。火通し過ぎが残念

⑧ポークスペアリブ(420円/pc):ゴアのヴィンダルー風、焼き加減も絶妙。一人1pcで堪能。超お勧め

⑨本日のサブジ(480円):大根のスパイス炒め

⑩バングラデシュの豆スープ(600円):噂は聞いてましたが、どうやって作ってるか分からない、絶品中の絶品。これは、マストアイテムです

⑪フィッシュヘッドカレー(1000円):鯛を使ったベンガル魚カレー。旨みがスープに出て、美味しいです。身もほど良くあります

⑫チキンキーマカレー(1000円):本日の肉カレー。チキンの旨みが引き出された絶品。畑中シェフが「チキンはココが一番」と言うだけあります

当初は2ポーション辺りでのオーダーを考えていた物も有ったのですが、畑中シェフの1ポーションで十分との助言もあり、ポークスペアリブ以外全て1オーダーでしたが、三名でのシェアには十分な量を頂けました。これだけ食べて、丁度一人三千円は、料理のレベルを考慮すると破格です。

「創業以来メニューにあったトリッパが無くなったのは残念。復活の可能性は有るの?」「新メニューに変えたばかりなので、当分なし」と、素っ気無い御返事。畑中君らしいといえば、らしいです。

外まで出て頂いたシェフに「このナイスガイも色々と聞きたいことがあるようなので、通えば、教えてやって」とお願いし、笑顔で見送られて、宿に向かいました。

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(H25.10.19ランチ訪問)
当日夜にマイレヴュアー様2名をお連れするということで、半年振り故に最近の夜メニューの偵察を兼ねて、土曜日11時半の開店時刻チョッと前に到着。店内では準備が進められている様子で、開店時刻丁度にオープン。待っていた二人連れ2組と一人客と共に入店。奥様から丁寧な本日のカレーの説明を受けた後、三種のカレー(九百円)を選択し、ライス無し(ナンを大きめにしましょうかと薦められるがハシゴ故に丁重にお断り)、ランチビア(二百円)を注文。夜メニューも見せて貰います。

10分ほどで大きなモチモチ感のある極上のナンとニンジンのピクルスと共に、三種のカレーが到着。感想は以下の通り。

(甘口)茄子とオクラのカレー:最近ヴェジカレーの良さも見直してきたところ、絶妙の優しいカレーです

(中辛)ポークキーマとキノコ:珍しく北インド風で舞茸も良い味出してます

(辛口)ブラックペッパーチキン:ここのチキンは普通の廉価な物と前に奥様から聞いてますが、高級鶏を想わせる技はさすがです

店内写真撮影禁止なので、夜メニューを手書きで写させて頂き、準備万端、「夜も宜しく」「お待ちしてます」で、店を後にしました。

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(H25.3.29訪問)
久々に夜に訪問しました。20時過ぎに伺ったときが7割、21時過ぎで満席の盛況ぶり。畑中オーナーシェフお一人だったので、喋る暇もない、大忙しでした。メニューの入れ替えがあったのでそれらと、本日のカレーをいただきました。勿論、アムラット62度カスク・ストレングス・ピーテッド(800円)を予定通り3杯も。

トリッパとロビア豆のピリ辛トマト煮込み(580円) : 前のイタリアンのトリッパが薄切りだったのが、分厚い肉として豆と合わせたマサラに仕上げてます。ボリューム感があり、カレーの一皿として食せます。私的には、アッサリ&スパイシーな、前のトリッパも残して欲しいです。

Quiche ala Dil Se(300円) : キッシュにスパイスがこんなに合うとは、目から鱗です。超お勧めです。

本日のカレーはアサリ(千円) : 粘度の低いスープに、食感の残る微塵切りの玉葱とパクチーが主張する絶品。何時もながら、主食材に対して、こうやってきたかと、唸らせる、本日のカレーです。

新メニューでまだ試せてないものもありますので、時間を置かずに再訪したいと思います。

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(H25.1.19訪問)
美味しいナンは(カマルプール土曜昼休業のため)ココしかなく、複雑な混合じゃないスパイス使いのカレーが癖になり、上京の際のランチでは、もはや必須となってきました。

カレー3種(偶然にも前回とほぼ同じ、辛:ソーセージ&キーマ、中:チキンコリアンダー、甘:チャナ豆)、ナン(日本米はパス)9百円
チキンコリアンダー追加2百円、ランチビア2百円 を頂きました。

ナンは甘くなく、上品で、焼き加減最高。やはり炭水化物の焼物は、ココかカマルプールしか食べる気がしない。

チキンコリアンダーは、前回同様コリアンダーシード単独かと思わせるぐらいスープにもホールのシードにも活きており、今回皮付きのチキンは身がしまった高級鳥を思わせるもの。接客を担当される奥様に「特別な鳥を使ってますか」と尋ねると「普通の値段の鳥ですよ。でも最近は変な臭みが無い物が手に入るのです」。調理の仕方で、こうも旨くなっちゃうんですね。今回はこれをお代わり。

ソーセージ&キーマ(豚)は汁少なめですが、ポークの旨みとソーセージの燻した香にクミンなどの辛いスパイスが絶妙のバランス。

チャナ豆のカレーは、皆様が夜に絶賛のバングラデシュ豆カレーの美味しさです。

帰りがけ、畑中シェフにアーンドラダイニングでの2夜連続のオフ会の話をして、ラマナイヤがシェフの電話番号を知りたがっていたので名刺をコピーさせたと伝えると、今度名刺を持って挨拶に行くよ、と言っていました。お忙しいお二人ですが、再会が近いかも、です。

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(H24.12.15訪問)
土曜日の18時丁度に伺うと、既に御夫婦2人で盛り上がっておられる1組が。その後、女学生2人組、若いカップル同志の4人組と、様々な構成のリピーターらしき方々が訪れて、この店の客層の広さに妙に納得しました。

ランチで3軒ハシゴして、結構疲れているところもあり、アッサリ系のツマミで、ウイスキーを頂くことを決めて来ました。まずパンクIPAビール(780円)、本当に飲み物への拘りが嬉しいです。そのあとは、アムラット62度カスク・ストレングス・ピーテッド(800円)を予定通り3杯頂きました。これで今日は、料理よりアルコールの値段が上は決定。いただいた料理は以下の通り。

トリッパのスパイシー煮込み(580円)とクスクスサラダのパパド添え(420円) : 別々に最初の2つで偶然頼んだのですが、給仕の奥様が「トリッパのソースをクスクスにかけて食べると合うんですよ」。本当にその通りで、前菜としては最強だし、トリッパのソースが辛すぎる人にもクスクスが和らげて、美味しく食べられます。この組合せは、超お勧め!

インド屋台のスクランブルエッグ(480円) : スクランブルエッグが好きなので、これにパクチーやスパイスが弱めに加えられているのが程よく、良いツマミになりました。

マサラフライドフィッシュ(450円) : 鯖の切身にスパイスの衣をつけた唐揚げ。中の鯖の白身赤身のジューシーさと旨みがパリッパリのスパイシーな衣との相性抜群です。

ポークスペアリブ(ゴアのビンダルー仕立て)(360円) : 今日は脂っこいものは×と考えていましたが、アムラットの62度ストレートの効用か胃が動き始め、カレー・パテ・シークカバブとの競合の中から、こちらを選択。最初に訪問した時には、もっと小振りで火を十分に通したもの複数だったのが、大振りのミディアムまでのジューシーな今の姿に落ち着きました。普段なら、これだけ何本でも行きたい逸品。

ということで、何時もながらの絶品ツマミでアムラットの心地よいひと時を過ごせ、畑中シェフと奥様に年末の挨拶をして、引き上げました。

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平成24年11月17日訪問

8月下旬にお連れしたマイレビュアー様が既に濃い常連に。またその方を中心に最近はオフ会を開催され出席者から更に輪が広がりそうな気配。今回の上京時スケジュールは立て込んでいるものの、美味しいナンは(カマル土曜昼休業のため)ココしかない、ということで、土曜のランチタイム開店と同時に入店。

ランチはカレー3種(辛:ソーセージ&キーマ、中:チキンコリアンダー、甘:チャナ豆とジャガイモ)、ナン(日本米はパス)9百円
ソーセージ&キーマ追加2百円、ランチビア2百円 を頂きました。

ナンは甘くなく、上品で、焼き加減最高。やはり焼物は、ココかカマルプールしか満足できなくなってしまいました。

チキンコリアンダーは皮付きのチキンがジューシーで、コリアンダーシード単独かと思わせるぐらいスープにもホールのシードにも活きてます。このあたりが、独特で畑中君の上手いところです。

ソーセージ&キーマ(豚)は汁少なめですが、ポークの旨みとソーセージの燻した香にクミンなどの辛いスパイスが絶妙のバランス。市販ソーセージもこういった使い方だと、すごく効果的。今日はこれをお代わり。

チャナ豆とジャガイモはバングラデシュ風で、皆様が夜絶賛の豆カレーの美味しさです。

ランチはやはり量や種類ではなく、ハットさせる質ですね。カマルプールとココで何時も再認識させられます。

「友達が世話になってます」「良く来ていただいてますよ」「都合をつけてまたゆっくりきますね」畑中シェフ&奥様ともに、地方の私を常連のように扱っていただき、これも多々訪問されるマイレビュアー様方のお陰と、感謝しております。

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平成24年8月24日訪問

初訪のマイレビュアー様と2人で予約して20時前に入店。

インドウイスキーAMRUT62度のボトルキープを懇願するも「今、入手先でも品切れで、無理ですね」。結局今回は、PEATEDと度数同じのNON PEATED計2杯いただきましたが、やはりPEATEDのマッタリ感とスモーキーが病み付きになります。呑み助なので、グラス注文の方が良さそうですね(笑)。他には日本ビール、グローバーのレゼルバ赤ボトル。料理に合う厳選した品揃えが憎いです。

料理は一人前を一つずつ頼んでシェアしましたが、丁度良いですねー。ココは、二人でつまむのが最高かも。

田舎風パテ:スパイスを訊いたら企業秘密。クミンとカルダモンとコリアンダーシードの絶妙な調合かな?。一度に食べてしまわないで、他を食べている合間に、少しずつ時々味を楽しむのに向いた絶品

牛スジおつまみカレーいため:正に和と印の融合

チーズキーマクルチャ:時間かけて作られます。生地にチーズと生ラム挽肉を包んでタンドールの火の弱いところでじっくり温める製法でしょう。生地がチーズとラムの旨みを吸い込み閉じ込めた、これでしか味わえない絶品

えびのマリネ:プリップリのえび4匹に玉葱のマリネが上品

ポークスペアリブ・ゴア風:今日のは大きい、前回同様の旨さ

トリッパ:欠かせません

ラムシークカバブ:今日は非常に薄く輪切りにしたグリーンチリが入り、辛さだけではないグリーンチリの爽やかで複雑な風味とホールブラックペッパーとの競演が最高

本日の魚カレー:南蛮漬け用に揚げたイワシを当店評判のバングラデシュ豆カレーに合わせたスペシャル。揚げた香ばしさと豆カレーの融合がスープの味にも絶妙に作用し、イワシの身と合わせたときの2度の美味しさがタマリマセン。定番メニューにすべき!

チキンカレー:どんな味付けでもと言われ、でもバターチキンはだめ、で、お任せでお願い。お酒も回り、解説できませんが、スパイシーで今まで食べたことのない美味しさでした。今度また食べて、レビューします。

マイレビュアー様とカレー談義に花が咲き至福のひと時でした。これを閉めていただいたのが、畑中シェフの熱いお言葉「和、仏、伊と印の融合で心がけているのは、印をでしゃばらせず隠し味風に使うこと」。そのお言葉に全く納得させられる、料理の数々でございました。

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平成24年7月16日訪問

祝日ランチタイム開店時刻直前に入店。シェフに「東京にもこられてるのですか?」で迎えられ「上京の機会がなく、3月以来ですよ」

ランチはカレー3種(辛い!スープチキン、ポークキーマ、ムング豆ときのこ)、ナン(日本米はパス)9百円
スープチキン追加2百円、ランチビア2百円×2 を頂きました。

スープチキンは皮付きのチキンがジューシーで良い味出してます。ホールのブラックペッパーが活きてます。やはりチキンに皮は必要です。

ポークキーマは汁少なめですが、ポークの旨みが溶け出て、ひき肉もジューシーで絶品。

豆ときのこにはオクラも入っており、皆様が夜絶賛の豆カレーの美味しさの一端をうかがい知れました。

インド料理を食べ歩いててナンは実に5年ぶりぐらいでしたが、甘くなく、上品な中にキーのスパイスが活きたカレーと、絶妙に合います。

かなり満足のいくランチを頂くことができました。

8月下旬の夜の再訪を約束して、後にしました。

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平成24年3月末訪問

Bistro de India DiL Se オーナーシェフ 畑中恵徳

彼は必ずや、インディアとフレンチ&イタリアンの融合という分野を切り開いてくれると確信いたしました。親しくなるのは、今のうちですよ!

ダバインディア出身という看板で有名(?)ですが、2006~2010頃、彼はダバインディアの厨房でラマナイヤシェフとともに、同氏去りし後は後任のベンガル系シェフとともに、腕を振るいました。

彼の想いや、経歴は最後のお楽しみとして、いただいた料理とお酒について記します(メニュー名称は一部不正確、しかし名は体を表しておりますのでご容赦を。また、諸先輩方の解説と同じものは極力省略)。

砂肝と野菜のピリカラサラダ(420円):ダバインディアの豆のピリカラサラダと同じような味で爽やかに

ラム挽肉のシークケバブ(720円):スパイスは多くは練りこまずコリアンダーやブラックペッパーをホールで混ぜ合わせてラム素材のうまみと活きたスパイスを競演。これだけでも食べる価値あり

トマト風味のスパイシートリッパ煮込み(580円):ハチノスを生から3時間調理。ほのかに残るハチノスの苦味と印&伊の融合が絶品。

マスタードソースの魚カレー(1000円):ベンガル特有の風味。ヒラメだったので、魚カレー初心者の私でも美味しくいただけました。味付けは企業秘密!

田舎風パテ(720円)をハーフで:これフルで前菜で食べたら多いよね、にシェフも著しく同意。

ポークスペアリブ(720円)3個を1個で:絶品だが、これ3個もあったら肉料理のメインになるよ。コスパ高。

エーデルワイス(720円):オーストリアビア。ハーブの風味が無二。

ライオンスタウト( 700円弱):スリランカ黒ビア。これもフルーティ。

インドウイスキーAMRUT62度シングル(800円):もうひとつ61度があるが、風味が全ぜーん違う。極高級スコッチがわかる方には、是非とも62度をお勧め、もちろんストレートで。61度と62度の違いは、62度はPEATED。あまりの旨さに、最後にもう一杯お代わり。(後で調べたら、樽ごとに度数が微妙に違うので度数の違いは重要ではなく、味の違いはPEATEDか、NON PEATEDか。PEATEDがスコッチのようなスモーキーな風味)

料理3千数百円、酒3千円と、インドにしてはちょっと贅沢しましたが、仏・伊と思えば全然リーゾナブル。身も心も満腹にさせていただきました。

ということで、シェフとの会話をを要約して、残しておきます。

「どこで知られたのですか」「ブログとダバの人がちょっと」「ダバにはズーッと行ってないのに・・・・」照れる照れる。

「私も20年前に一週間ほど出張でバングラデシュに行ったけど、貴方は何時頃?」「十数年前と十年弱前に2度、合計一年半ぐらい」「ダッカ?」「住んでいたのはダッカで、何箇所か行った。別に、インドにも方々」

「フレンチやイタリアンの素養があるようだけど」「ダバの前はホテルのレストランに勤務。それで」

「インド料理ではインド人に勝てない。同じ方向の店がどんどんできている。だから独自性を出せるよう準備したし、それでやっていきたい」

「料理人から見てラマナイヤの凄いところってあるの?」「ぶれない。焼き物でもカレーでも寸部違わず同じに作れること。本当に凄いよ」「最近ラマナイヤは銀座店に行きっぱなしだけど、残った御徒町でも同じ味が食べられるようになった」「へーー。それって凄いことだよ」

「ディルセの映画は見たの?」「実は見てないのですが、言葉が本当に気に入って」

「私は料理の写真は一枚も撮ったことが無いけど、何故撮影禁止?」「経営者としては失格なのだろうけど。撮ってもらえば、色々宣伝にもなるし。しかし、料理人としては、前から違和感があって。出したら直ぐに食べて欲しいんですよ!」

私が去る頃から客も増えてきましたが外まで送られ、再訪を約束。

点数は純粋なインド料理ではないので、他店との比較で迷うところ。予約時にマトンカレーを要望したが断られたこと(これはこれで立派)、遥かな躍進が期待されることから近未来のアップ代として、-1点としておきます。満足度は★★★★★ですけどね。

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6位

タンドールバル カマルプール 木場店 (木場、東陽町 / インド料理、インドカレー)

2回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999

2017/03訪問 2017/03/31

まだまだ進化の一途を辿っています!

一年半ぶりに、先月キッチンキクチに御一緒したお二方と、4年半ほど前に初対面でこちらに初めてお連れして私の東京インド料理オフ会のスタートを切ってお付き合いの続いているマイレヴュアー様の4名で、訪問。予約の連絡を入れた2日間は店に居られなかった北村オーナーも居られ、久しぶりの再会を祝しました。現在私は出向の英語職場で月に1週間はアジア圏の海外出張という勤務ですが、4月から現在の職場に移籍、70歳までは雇用されることが決まり、自分へのお祝いに、ティンドリ・リザーブ・シラーズ(4600円)とシラーズブリュット(3400円)を奮発し、皆で美味しく頂きました。注文して頂いた料理は以下の通りです。

エビのアチャール(630円)
砂肝のコンフィ(480円)
鰤のマサラなめろう(780円)
タンドーリ ベジ(700円)
骨付きラムチョップ(1,280円)x2
ゴルゴンゾーラクルチャ(750円)
ひよこ豆のサラダ(600円)
仔羊ミックス(1,180円)
鴨肉のタンドール焼き(1,180円)
カキチャーハン(1,400円)
ラムミントカレー(1,380円)
カキの白カレー(1,300円)
名物 鯖カレー(1,200円)
バスマティライス(350円)x2

1年半ぶりなので、孤独のグルメ出演以来増やしたインド人の調理技術が上がって、ビックリ。質良し、手際良しで、文句なしですね。

北村オーナーの通年牡蠣提供に合わせて開発されたと思われる白カレーは北インド系の絶品、牡蠣チャーハンも以前より旨い。なめろうは時々の旬の魚に変えて、定番化の様子。他の定番も、進化させているようです。このように、開店から5年を経て、店の名物料理を着実に育てていく北村オーナーの方針が的を射て、繁盛が続くのも頷けます。

こちらのレヴューで初めて北村オーナーを知られた方に、補足させて頂きます。北村君はダバインディアの創業時から2010までフロアーマスターを務め、2008にラマナイヤシェフ(現アーンドラダイニング・キッチンのグランドシェフ兼共同経営者)がダバを去った後は味見によりコックを管理してラマナイヤシェフのレシピを守りました。この仕法は現マスターにも引き継がれています。その後、調理の修行無しでダバインディアのコックに手解きを受けた程度で開店。
ダバ時代に私だけラムのレアー注文していたのとチーズクルチャを売りにするため、創業時からアーンドラダイニングと同じ業界で1番大きいタンドール窯を使ってます。
作る側じゃなく食べる側の目線で新メニューを発想して、インド人コックに彼らの技術や経験を活かして試作させて、定番メニューになるまで育てています。
【2015.7.17.ディナー訪問】
4月に転勤で上京して住まいが葛西と近いのに、開店17時ですが勤務先の田町からだと定時退勤でも当店の繁忙期にかかること、空いてくる閉店間際は早寝早起きのリズムを壊すことから、昨年の8月以来伺えてませんでした。先週土曜のシターラ青山のオフ会で久々にお会いしたマイレヴュアー様の御希望で、電話で予約を取っての訪問です。日本人スタッフの方が出られたので「北村さんお願いします。TO.です。」・・「お久しぶりです」「今週の金曜日、2人7時で如何ですか。カウンターで良いですよ」「満席だと思ったけどチョット待って下さい。・・20時までお2人なら大丈夫です。18時からか18時半からかどちらにしますか。それ以外だと、21時以降になります。」「相方の都合も分からないし、私も18時だとギリギリなので、18時半にします」。席に番号を振って時間管理している様子で、流石に管理に卓越した北村君らしいですね。

事前に用意したメニューは以下の通り。これに、店内に張られる当日のメニューを一品程度加えればとの目算。

【2人用メニュー】
砂肝のコンフィ【粒コリアンダーのアクセント】480
ゴルゴンゾーラクルチャ【チーズフリークにはこちらを!】750
ラムミックス(ラム肉のクミン焼【ジューシーな肩肉をシンプルに】、王様のラム【カルダモンとメースの香り】、を1人一切れ)1180
鴨肉のタンドール焼【シャラン産の鴨をオリジナルレシピで】1180
タンドーリジンガ【香ばしい海老のスパイス焼、ブラックタイガー】900
ブナオイスター【激旨!牡蠣のスパイス炒め(年間通して出せる仕入先を開拓)】1000
ラムミントカレー【生ラムのソテーを爽やかな香りで】1380
バスマティライス350
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合計 7230

迎えた当日、18時半ジャストに入店。多分19時までの人が盛り上がってます。カウンターでも真ん中のテーブル席でもと言われ、テーブルを選択。店内の張紙をチェックします。鰺のマリネ、夏野菜とシーフードの冷やしカレー等々。お勧めを訊くと、鰹のたたき(1080)、柑橘系とスパイスで味付けるそうです。メニューに、これと、張紙の冷やしラッサム(480)をアルコール飲まない相方用に加えて、「順番はお任せします」。北村君の、一瞬、2人で、1時間半でこれだけ食べるのといった表情は、見逃しませんでした。と、予定より10分早く、相方到着。

私はカマルビア(パクチビア)、相方は冷やしラッサムを飲み物に。順番は、上記のメニューではゴルゴンゾーラクルチャの次にブナオイスターとバスマティが来たのが変更点。

その前に、追加した、鰹のたたきが来ました。シターラ青山のは、塊を焼いて後で切るという方法ですが、こちらは食べる形でタンドール窯に入れるという調理法。シターラの上品も良いし、こちらのスパイシーも良い。同じ位の量で値段はシターラ青山の1900円に対してこちら1000円ですが、野暮なことは言わないということで。レアーとミディアム2つずつ4切れ出てきましたが、レアーの方が美味しいので、レアー注文をお勧めします。4切れの1つづつも大きいので、これ、4人でシェアできますよ。

肉の焼物は相方が肉のレアーは駄目なのでとお願いしたところ、ウェルダンとレアーを1人ずつ焼き分けて出してくれました。

2人なので私が小食ということもあり、ゴルゴンゾーラクルチャ半分と、鴨の半分と、タンドーリジンガの半分と、ラムミントカレーの少々は、相方にお持ち帰り頂きました。

繁盛店になると店主の心意気が変わってオーラが衰えて、というのはダバインディアを含めて3店を経営する宮崎オーナーの考え方ですが、全くそんなことがなくて北村君がうまくやっていることを確認でき、マイレヴアー様にも満足頂けた、素晴らしいディナーでした。

印象に残ったのは、ダバインディア同様に女性客が6、7割を占めて、満席の中で本当に皆様が楽しそうにされていること。それを支えているのは、3名のインド人コックを2名づつで回して、絶妙のタイミングで料理を出していくオペレーションですね。

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【2014.8.25.ディナー訪問】
孤独のグルメの反響が凄いです。予約は2か月前にしたのですが、メニューの最終確認のため1週間前の17時頃から電話をかけまくったのですが、百回を超えた辺りでようやく繋がりました。北村シェフ「電話が鳴りっぱなしなんですよ」とお疲れ気味。「要予約メニュー(◎)は、番組の終わった後の状況を見てとのことでしたが、如何でしょうか」「とにかくTVに出たメニューに注文が偏っていて、全員で仕込が目一杯になってます。本当ですよ、クタクタ。なので、ラムチョップとアナゴはチャンと出させて頂きますので、シークカバブと冷やしカレーは勘弁して下さい」「じゃあ、メニューを組み替えて、メール(個人用なので非公開)で送りますね」「電話が繫がり難いのでその方が良いですね」正に嬉しい悲鳴状態。頂いた物は下記の通りで、今回は多少ゴージャスに!

途中でレジ近くに行くと電話の呼び出し音が絞ってあり「この通り鳴りっ放しです。本当にテレビに出ると・・・・」「でもね、客が来ないのに比べたら、贅沢な悩み。オーナーシェフで独立しても、現地人を雇って教えてと、統制できる人は稀。」「ラタンに、ナティに、新入りのピート。年中無休でも4人だと交代で休めます。私は、本当に彼らに助けられてるんですよ。スパイス感覚は日本人は現地人に絶対勝てないので。私がこうした感じにしたいんだよねと言うと、その通り出来ちゃう。本当に助かってます」「そんなことが出来るのは、長年のダバのマネジメント経験のある北村さんだけ。このチャンスをしっかり物にできるよう、頑張って下さいね」「有難うございます」。

特注のラムチョップとアナゴは初めての常連様と、初訪2名の4名でしたが、全員、大満足の御様子でした。参加者の1名がカメラを置き忘れたのを北村オーナーシェフが足早で追いかけて届けてくれる、というオチまで付いて、大変恐縮いたしました。

--------記------------------------
冷やしラッサム 480×2=960
砂肝のコンフィ【粒コリアンダーのアクセント】480×1.5=720
タンドゥーリヴェジ【窯焼き彩り野菜】700
--------------------------------出す順番はシェフにお任せ
ゴルゴンゾーラクルチャ【チーズフリークにはこちらを!】750
ラム肉のクミン焼【ジューシーな肩肉をシンプルに】1100
王様のラム【カルダモンとメースの香り】1150
鴨肉のタンドール焼【シャラン産の鴨をオリジナルレシピで】1180
◎アナゴのスパイシー焼     680×2=1360
◎ラムチョップ【最高級のラムのレアー、脂が舌でトロケます】1000×3=3000
----------------
ラムミントカレー【生ラムのソテーを爽やかな香りで】1380
バターチキンカレー【トマトクリームにタンドゥーリチキン】1250
ブナオイスター【激旨!牡蠣のスパイス炒め】1000
バスマティライス350
----------------
牡蠣チャーハン【店長おすすめ!〆はコレ!】1400
----------------------飲み物----------------------
スラ・シラーズ赤【インド料理店で定番の赤ミディアムボディ】 3100
ディンドリ・リザーブ・シラーズ赤【インドで断トツNO1の赤フルボディ】 4600
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合計 24000    1人6千円

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【2014.6.28 ディナー訪問】
ランチ訪問は有るものの、他店の利用が忙しくて、約半年ぶりに、当店の夜が初めての3名様を率いての、土曜夜訪問。
モツさんから、三名体制で北村シェフの手間に余裕ができたため、特注品(◎)の予約が可能となったということで、以下を予約。
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砂肝のコンフィ【粒コリアンダーのアクセント】480×1.5=720
エビのアチャール【ぷりぷりエビのインド風マリネ】630×1.5=950
------------------
ゴルゴンゾーラクルチャ【チーズフリークにはこちらを!】700
ラム肉のクミン焼【ジューシーな肩肉をシンプルに】900
王様のラム【カルダモンとメースの香り】950
鴨肉のタンドール焼【シャラン産の鴨をオリジナルレシピで】1050
◎アナゴのスパイシー焼 ~800
タンドーリジンガ【香ばしい海老のスパイス焼】900
◎ラムチョップ【最高級のラムのレアー、脂が舌でトロケます】~1000×4=4000
◎ラム・シークカバブ【粗挽きのラム肉のカバブ、日本一】~1000
----------------
ラムミントカレー【生ラムのソテーを爽やかな香りで】1250
名物 鯖カレー【カマルプールでしか味わえない!】1200
ナン 300
----------------------飲み物-----------------------------
カマルビア【パクチー入りビア・カクテル】~580×4=2320
スラ・シラーズ赤 3100
------------------------------------------------------------
合計 20140

最初に冷やしラッサム(480)、最後の〆に牡蠣チャーハン(1400)を追加。
一人五千五百円になり、私の当店史上最高額ですが、一つとして外さない高レヴェルな料理の連続は、圧巻でした。

大方のメニューがレヴュー済ですので、初めてのものだけ評します。

冷やしラッサム:ラッサムのレシピは変えずシェイクして冷やした一品。夏には素晴らしく合います。アイデアが光ります。

アナゴのスパイシー焼:スパイスの入ったマリネに漬けて寝かした後に焼き上げ、最後にディルを乗せて登場。外パリッ内ジューシーな、爽やかな極旨です。アナゴ好きな私も大満足できました。

名物 鯖カレー:ターメリック、マスタードシード、フェヌグリークが主体の日本のカレーを想い出させるスープに焼き鯖の身を解して浮かせたような、何だかホッとさせるような万人向きのカレーです。人気なのも頷けますねー。

この季節でも牡蠣メニューがあって驚いたので北村シェフに尋ねると、上物の極秘調達ルートを開拓したとのこと。通年で食べられるとなると、最早、最強の食材のラインナップですね。気が付けばラムチャーハンはメニューから消えて、牡蠣チャーハンだけになってます。

開店三周年の月だったのを当日ふと思い出し、馴染みの花屋に連絡するも、時遅し。ということで、当店では頼んだことのないスラ・ティンドリ・リザーブ・シラーズ(4600)を、私からの気持ちで追加注文。他店では六千円は取る逸品で、常温から10分ほど冷蔵庫で冷やしてもらって、16~17℃程度の適温で美味しく頂きました。記念日などの贅沢には、最高のワインです。

最後に当店のセカンドになったラタンに今年から入ったサードコックのNathi(ナシ)を紹介してもらい、北村オーナーシェフに見送られて、大満足で店を後にしました。


【2014.4.29 休日ランチ訪問】
12時頃に休日ランチ訪問すると、北村オーナーシェフの姿が見えず。インドのデリーから北の地方出身のコックさんの「ラタン」が笑顔で迎えてくれ、北村シェフは本日休暇。休日ランチはカレー1種が750円、カレー3種は+200円。カレー3種は辛い方から、海老と茄子、チキンと茹で卵、チャナ豆とホウレン草。3種を注文。

手際よく10分位で、ナンとターメリックライスとグリーンサラダと共に、3種のカレーが金属プレートに乗せられて登場。ナンの焼具合もカレーの風味もバッチリ。休日ランチではアラカルトも受けますとメニューにあり、満席状態でも、要領よくこのオーダーにも応えてます。

雇ってから1年半のラタンの成長により、無休営業が可能になったのですね。彼の入店当時に北村君がタンドール焼を手取り足取り教えていた頃から見守っていますので、感慨も一入です。これが北村君の目指したところだと思います。ダバインディアがそうであるように、何時行っても開いているというのが、繁盛しかけた店が、一段上るために必要なこと。それが証拠に、8割の入りから2、3人待ちの状態が、続いておりました。

パクチー入りのカマルビアを飲みながら、北村君へのメッセージを書いて、それを託して、満席で賑わう店を後にしました。

【2014.2.10ランチ訪問】
月曜日の開店時刻に伺いました。間を空けず10人くらいの入店です。本日のカレー3種はマトンカレー、チキンカレー、ダルカレーということで、3種(九百円)ライス半分とグラスビア(三百円)を注文。

ライスやサラダは以前の通りで、カレー等の評は以下の通り。

ナン : +百円でチーズクルチャに代えられますが、ここのクリスピーなナンが大好きなのでそのままに。本当に美味しいです。

マトンカレー : コリアンダーとクミンとマスタードシードが効いたもので、これは旨いです。この後で食べたアーンドラキッチンに比べれば刺激的スパイス感は弱いですが、日本人には、凄く旨いと唸らせるような美味さですね。

チキンカレー : ややプルス系のトマトの酸味とチキンの旨みが調和して美味しいです。

ダルカレー : 生クリームやホウレンソウも入った北寄りのダルカレーです。と言っても油分は少なめで優しい美味しさ。小さなお子様も喜んで食べていました。

次から次への来客で忙しそうだったので、アーンドラダイニングのラマナイヤシェフとサントスが1月下旬の月曜日のランチに来たことや、インド人コックのラタンが帰郷以外の期間は、ランチ・ディナー共に土日祝日含めて無休となったことなど手短に話して、リピーターの多い満席の店を後にしました。

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【2013.12.27 訪問】
一番美味しいラム・マトン料理と激辛マトンカレーが食べたいと仰るマイレヴュアー様を主賓に、3名で、料理は当店、カレーはアーンドラダイニングということで梯子しました。

予めメニューの算段はしていても、当店は紙で張り出される当日メニューを見落とせません。目当てにしていたラムシークカバブが無い代わりに、当店としては値の張るラムチョップ(1個880円)が有るではないですか。「どれ位のサイズですか。レアーですよね」北村オーナーシェフが両手の指で囲んでサイズを示し「勿論ミディアムレア。1人1つでも多くないですが、味見程度ならシェアでも良いですよ」。ということで、参加者間で相談して、メニューを若干組み替えて、1人1個にしました。メニューと評は以下のとおり。既評は省略。  

ひよこ豆のサラダ(580)

エビのアチャ-ル(580)

ゴルゴンゾーラクルチャ(680)

鴨肉のタンドール(1050) : 私等のレヴューや常連さんのリピートで注文数も安定して来たので、鴨肉のフランスの産地を明示した上で値上げされました。が、焼き加減やソースも極まってきており、この値段でも、絶対のお勧めです。

ラムクミン焼き(750) : ラムチョップの代わりに、カルダモンベースの王様のラムを落としました。やはりラムの焼き物には、クミンと隠し味のカスリメティが合いますねー。

タンドリージンガ(850) : 一度食べると外せません。多くのインド料理店で同じメニューは有りますが、一度食べに来て、丁寧な仕事と結果としての仕上がりの素晴らしさを見習って欲しいです。

ラムチョップ(880×3) : 安い店なら二百円の物、シタ-ラ青山の1個七百円代の物、と同じか一寸小さいサイズ。しかし、食感が全く違います。肉は軽く噛んで千切れ、脂は甘く舌の上で融けます。本来インド料理のラムチョップは、ミディアムレアで出す最上級のアーンドラ2店でも肉を食らうというイメージで、ある程度の噛み応えのある、牛肉でいえばA3赤肉レヴェルですが、これはA5レヴェルの肉と脂です。ソースはクミン・カスリメティは入ってますが、複雑です。「これ、定番には出来ないんですよね」「原価率が凄く高いし、売れ残りが出来ないので、常連のお客さんに変わった物を食べて頂きたい!という段階です」「融ける脂身と身に境界が無いですよね」「脂身の旨さを味わって欲しいので、この肉は極力、脂身を取り除いてないのです」。という状況ですので、張り紙に有ったらラッキーということで、是非とも一度お試し下さい。また、会話の内容を解釈すれば、4、5人以上の食事会で1人1個、十分な日数前に予約しておけば、受けてくれそうな気もします。

ブナオイスター(980) : 賛否両論のあるメニューですが、牡蠣のプリップリ感と旨味のストレートなスープへの移行が昨年までと変わらず、私は好きです。クリスピーなナンとの相性も抜群です。

ナン(300) : 昨年までのディルセと同じレシピのモチモチ感の有る物より、タンドールバルという飲み屋では、クリスピーな今の物の方がシックリくると思えてきました。

参加者全員で北村オーナーシェフに、ラムチョップの感激と全ての料理のレベルの高さの感想を告げて、寒空の中、感激を語りながらアーンドラダイニングに向かいました。

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【2013.7.1 訪問】
昨年から相互マイレビュアーとして親しくされて頂いている方が当店夜の訪問が中々叶わず本日も出先の我孫子から定刻ジャストイン、最近相互マイレビュアーになって頂いた方2名もお誘いして、まずはカマルビア(550)の乾杯から始めました。これは大量なパクチーが入ったビヤカクテルで現在NICOを立ち上げられた当店創業時スタッフの玉井さんの考案。私は数ヶ月前の初飲から嵌ってます。皆様の評判も上々でした。飲み物はこの後、スラシラーズ赤ボトル(三千円)を入れ、その他、炭酸水やラッシーやビールを各人の好みで飲みました。

頂いたものと評は以下の通り(過去の評に変更なき場合は、評は省略)。

砂肝のコンフィ(480)

エビのアチャール(580)×2

ゴルゴンゾーラクルチャ(680)

ラム肉のクミン焼(レアーで)(750) : 王様のラムと共に、今回のレアー加減は前回よりも良かった気がします。

王様のラム(レアーで)(780)

ラムシークカバブ(780) : 昨年7月の私にとって初めてのオフ会以来に頂きました。その時期以来ずっと作られていなかったようで、シェフから「えっ、食べたことあります?」。ダバのそれより粗引きの肉に玉葱・パクチー・グリーンチリが入って、ミディアムレアに仕上がって、歯応え風味とも良い感じです。レア好きの方なら、レアーでと注文すれば良いと思います。

鴨肉のタンドール焼(レアーで)(880)

エビとアサリのブナ(750)
ナン(300)

ラムミントカレー(グリーンチリで辛くと、一番辛く)(1200)×2
バスマティ(300)

タンドーリジンガ(エビ)(850)

ラムチャーハン(1200) : こちらも昨年7月のオフ会以来に頂きましたが、ミディアムレアーな脂も付いたラムの甘味がカレー粉じゃなくスパイスの混合で作られたチャーハンに抜群の相性で、ビリヤニとは違った美味しさが楽しめます。

四人の等分割りで、1人四千五百円。インド料理好きが四人集まってのトークしながらのオフ会は、月曜日故か客数も少なかったため、手の空いた北村シェフの秘話も聞かせてもらったりで、皆様、大満足のご様子でした。

1人早めに着いた私「昨日NICOのランチに行って来ましたよ」、シェフ「何か繁盛しているんですって」、「ランチのミールスを最初は得意なビンダルーも入れて出してたけど、昨日は全品完全に南インド料理になって、良かったですよー」、「それはそれは。メールで「レシピ送って!」なんてショッチュウ来るんですよ」、「お花、贈られてましたよね」、「これもメールで、小さすぎたって文句が来ましたよ」。こんな感じで、同志というか、師弟というか、非常に良い関係のダバつながりのジェネレーションに、エールを贈りたいと思います。

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【2013.6.1 訪問】
海老が大好きと公言されている初対面のマイレビュアー様と前回アーンドラダイニングを御一緒したマイレビュアー様と3名での訪問。
焼き物をこちらで頂いた後、アーンドラキッチンで絶品ドーサと土曜限定マトンビリヤ二を頂こうとの、ハシゴの一軒目です。以下のメニュー表を渡して、頃合いを見て持ってきていただくことに。海老好きな方が加わると、何時もは注文しないメニューも加わり、楽しみです。初めてのメニューを中心に評を加えます。

砂肝のコンフィ(480)

エビのアチャール(580):剥き海老とエリンギをスパイシーマリネして、レタスの上に配した絶品。量的には3人でシェアするに十分

ゴルゴンゾーラクルチャ(680):これは久々でしたが、言葉にできない絶品で、日本一です

ラム肉のクミン焼(レアーで)(750)

王様のラム(レアーで)(780)

タンドーりポーク(780):ポークビンダルーのイメージの味に仕上がるよう下味をつけて、焼いたもの。旨いが、酸味は強くない

タンドーリジンガ(850):インド料理のタンドール焼きでは殻付きでも下味のタレに漬けただけで焼くので、丸くなる。が、これは腹を割いて、裂かれた腹の部分にソースを付けて焼くので、海老反りした見た目も、香ばしさも、圧巻

鴨肉のタンドール焼(レアーで)(880)

ナン(300)
バスマティ(300)

エビとアサリのブナ(750)

ラムミントカレー(グリーンチリで一番辛く)(1200):久々でしたが、ミディアムレアでキッチリ火を止めたラムはまるでビロードのような滑らかな食感。グリーンチリで辛くしても存在感のあるミントソースが抜群の相性

2時間弱で私は最近大好きになったカマルビア2杯と一緒に頂きましたが、初めての絶品の海老料理が加わると、肉系一色のメニューに華が加わることが、良ーく分かりました。チャンスを頂いた海老好きのマイレビュアー様と北村オーナーシェフにお礼を言って、アーンドラキッチンへ急ぎました。

なお、18時半頃から20時半頃までいましたが、カウンター席含めて、食事が済んで帰ると直ぐに次の客で席が埋まる繁盛振り。昨年9月に入ったコックのラタンも、しっかり調理が任せられるレベルに成長されたので、お二人できっちりと接客を含めて十二分な対応ができておられたのが、印象的でした。

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2013.5.17 までのレヴューはこちら!(私の主催した初めてのオフ会の様子も入ってますよ)
http://tabelog.com/rvwr/000566135/diarydtl/129922/

もっと見る

7位

ニルワナム 虎ノ門店 (虎ノ門、霞ケ関、虎ノ門ヒルズ / インド料理、インドカレー、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2013/10訪問 2013/10/21

日本一のランチビュッフェ!朝一なら神谷町よりもこっちが良いかな

(2013.10.21 訪問 )
月曜日の11時5分に到着すると、消灯された中で料理をセットされていたスタッフと目が会い、一分ほどで点灯されて、ビュッフェをどうぞ。半年前は、店内で料理がセットされるのを待っていたのが、この時刻で準備万端。どんどん、早くなっているようですね。

お決まりのキングフィッシャー(七百円)も注文して、頂きました。私が帰る11時50分頃までの客は全員官庁街にお勤め風で、約十名。
やはり、朝一はゆっくり食べられて良いです。用意された料理と、食べたものは◎、○、△の評価とともに、感想を書きます。

ジンジャーマトン◎ : 生姜が利いて辛くて脂身も付いたジューシーなマトンが非常に美味しいです。3カトリ分頂きました。

ハニーチキンドライ○ : 唐揚げ風にした後でサッと少量のマサラと合わせて、粉にしたカシューナッツをかけたもの。マアマア。

カライクディチキン◎ : パクチーやカスリメティが大量に入って油分が多。皮付きチキンは変な臭いも無く美味しい。3カトリ分。

ケララポロタ

日本米○ : 硬めに炊かれた日本米にクミンが加えられたもので、少量味見しましたが、美味しいです。

ラヴァパヤサム(デザート)○ : 小麦と牛乳とバターで作られたもの。スプーン一杯の味見でしたが、マアマア。

アルーマタール○ : ジャガイモとグリーンピース。ヴェジではこれが一番だったかな。

ダルフライ△ : フライは汁気の少ない豆の筈が、形の残ったコーンスープ。名前の付け間違いか。

サンバル△ : 獅子唐、茄子、トマトなど具沢山だが、以前ほどの感動はなし。

ワダ

サラダ

チキンとマトンのカレーは以前同様に、絶品。ハシゴが無ければ、倍は食べたいレヴェルでした。
しかし、最近、シターラ青山やアーンドラダイニングで美味しいヴェジに出会った為か、味が落ちたか、何れが正しいかわかりませんが、以前ほどの感動は有りませんでした。しかし、チキンとマトンのカレーは絶品なので、評価が落ちることはありません。

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(2013.3.29 訪問 )
年度末の仕事を終えて、最後の平日に代休を取って、伺いました。10時50分に着くと、既に先客1名。11時になると「中でお待ち下さい」。パロタの焼き上がりを待っているのか、開始とはなりません。その間に、料理と名前を一通り巡ってメモしました。11時7分にパロタが運ばれて、「どうぞ」。その後、恵比寿さんが11時半頃に来られて、思わぬ再会。10分ほど同席して、私は先に帰りました。帰り際で、7割程度の入りで、まだ余裕があります。虎ノ門店ゆえの、落ち着いた食事が楽しめます。用意された料理と、食べたものは◎、○、△の評価とともに、感想を書きます。

チキンカバブ○ : 前回はカレーリーフが入っていて、今回は無かったので、評価下げです。でも、普通に美味しくはあります。

マトンカレー◎ : ランチビュッフェのレギュラーは焦げ茶色ですが、今日はオレンジっぽく明るいです。表面にカスリメティが形状を残して多数浮いてます。ラマナイヤ以外では初の、メティマトン。当店の昼夜通して最高に旨いです。アーンドラでもラマナイヤしか作れないメティマトンを作れるとは、当店のシェフの腕は相当なものと認定します。肉はミディアムからもう少しだけ煮込まれていますが、硬くなく適度な歯応えでジューシーで、赤身、ゼラチン、脂身のバランスも最高です。食べ放題なので幾らでも行きたいところですが、あと2軒ハシゴなので、カトリ4杯で、泣く泣く打ち止め。恵比寿さんも全然違う旨さと太鼓判。ラマナイヤに肉薄する絶品を頂いたことで、この後のダルマサーガラのマトンカレーの欠点ばかり目に付き、評価に悪影響を与えてます。

モグライチキンカレー◎ : 普段はチェティナードチキンですが、今日のスペシャルです。玉葱、トマト、生姜、大蒜がベースで、本来ならムガライだから生クリームとナッツで甘みを加えるところが、ココナッツミルクを使っているようです。北と南が融合するアーンドラ料理でしょうか。肉の火通しも丁度良く、トロトロです。絶品マトンカレーに次ぐ旨さで、当店のチキンカレーでは過去最高レベルです。こちらも、泣く泣く、カトリ3杯で、打ち止め。

ケララパロタ○ : 普段食べませんが、小片があったので頂くと、ウマー、です。やはり、焼きたては、旨いのですね。

ターメリックライス(日本米)

キャロットパヤサム(デザート)

ワダ

サンバル◎ : 前回の私の指摘に対応したかのような、ラッサムと同様なタマリンドの酸味が利いて、美味しくなりました。

チャナフライ△ : 汁気の極少ないカレーをフライと呼ぶが、そのヒヨコ豆バージョン。前回美味しかったが、今回はスパイスの切れも、豆の弾力もイマイチ。腕の劣るコックに練習させたのだろうか。

ベジタブルスピナッチカレー○ : ココナッツミルクベースの甘いカレー。スパイス弱めですが旨いこと。マトンとチキンのレベルが高すぎるので評価は相対的にチョッと下げ。

グリーンサラダ

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(2012.12.14 初訪)
神谷町店と当店の評価に大きな差があることは、周知のこと。煮込み系カレーのレシピが同じであれば、このレベルの店なら料理人が違ってもそんなに差が出るとは思えない、とずっと感じていました。最近マイレビュアーになっていただいた方が、当店の開店一番を果たされ、神谷町と差がないとのレビューを書かれて、私に一度試して欲しいとのこと。即座にそのチャンスが訪れました。

金曜日の朝11時、地下鉄銀座線の虎ノ門駅の10番出口を出て目前に、「霞ヶ関方面」と小まめに標識の出る細い通路を標識に従って進み、地上に出る手前が当店。実に便利なところにあります。程なくカレーなどが入った金属容器がセットされ始め、11時10分に照明が点けられて、どうぞ。スタッフは神谷町で見慣れた方はおらず、少し若そうですが、しっかりした接客ができてます。ビュッフェのルールなどは神谷町と同じなので説明は省略し、用意された料理と、食べたものは◎、○、△の評価とともに、感想を書きます(食台手前から反時計回りに)。

チキンカバブ◎ : 小振りなフライドチキンに一寸スパイスの味付け。驚いたのが、生のカレーリーフを一緒に揚げてあるのが抜群に旨く、チキン2切れに、行儀が悪いのですがカレーリーフを少し集めて一緒に美味しくいただきました。インド料理じゃないと思いますが、旨ければ良いです。

マトンカレー◎ : 抜群に旨いです。辛くはないのですが、凄くスパイシーなのです。シナモン、クミン、クローバー、コリアンダーシード、ブラックペッパー等々贅沢に投入されて正しく生きてます、立ってます。辛くないのに唇がヒリヒリする、そんな感じ。肉はミディアムからもう少しだけ煮込まれていますが、硬くなく適度な歯応えでジューシーで、赤身、ゼラチン、脂身、(ひょっとしたら内臓も少々)。本当は、この後でランチを2軒ハシゴするつもりで、味見だけでカトリ1、2杯と決めていたのですが、もう止まりません。当店の後は散髪屋を挟むことにして、五百グラム以上は肉を頂きました。なお、食台にレッドチリソースが用意されていて一寸だけ試しましたが、あれは使うと不味くなります。どうしても辛くしたければ、グリーンチリを持参してください。今日は急遽で持参しませんでしたが、あれだけスパイシーなら辛くなくても、大満足です。

チェティナードチキン○ : 神谷店は2種類用意されますが、こちらは1種類。普通に美味しいです。肉の火通しも丁度良いです。まあ、絶品マトンカレーと比べられるのは不幸ということでしょう。

ケララパロタ

ターメリックライス(日本米) : 日替わりと書いてありましたので、水曜日がべジビリヤ二で、あとの曜日は??

ライスキール(デザート)

ワダ

サンバル△ : ナスや獅子唐がターップリ。それに見合った、豆やスパイスが入ってないのか、水っぽくで駄目。せめてタマリンドで酸っぱくすればまだマシなのに。神谷町は悪くなかった気がするが??

チャナフライ◎ : 汁気の極少ないカレーをフライと呼ぶが、そのヒヨコ豆バージョン。生たまねぎのスライスが添えられ、相性抜群。

べジハイデラバーディ◎ : ココナッツミルクベースの甘いカレー。スパイス弱めですが旨いこと旨いこと。カトリ2杯頂きました。

グリーンサラダ

60席ほどあり、私が帰った11時45分までに男性の1人客が4名と、テイクアウト2名。帰るすれ違いで6名の親族らしき初訪の団体さん。12時丁度には満席になるらしいので、ゆっくりと食べられて、ラッキーでしたね。神谷町ではランチタイムで料理が十分ある時間帯では、こんな団欒はまず無理です。

11時過ぎに来ることができれば、神谷町よりも絶対にこちらがお勧めです。料理のレベルは私が保証します。雨が降っても傘もいらない便利さもグッドです。

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8位

印度料理シタール (検見川、新検見川 / インド料理、インドカレー、アジア・エスニック)

1回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2012/08訪問 2012/08/26

全てが一流の名店 ! の看板に偽り無し

前日に麹町のアジャンタで美味しいマトンカレーを頂いたので、アジャンタ出身で一番の有名店に足を運んでおかなくては片手落ち、ということで、宿泊地の東京駅近辺から千葉県の検見川まで約1時間かけて、土曜日の朝一番にお邪魔しました。

食べログの記事の数々を参考に纏めると、平日でも開店時刻では既に満席で一巡待ち、休日に開店時刻に座りたければ少なくても10時半には行く必要あり、とのことで、10時半に到着。一番乗りでした。店先には予約名簿が用意されていたので1番に名前を書いて、籠に入ったメニューを一冊取り出して確認。10時40分頃に男性店員が軒伝いのシャッターを開けて「冷房の入った部屋でお待ちください」。
11時頃店先で予約名簿を確認すると、ほぼ席数分の人数になっておりました。

その頃女性店員が出てきて、待ち客用の冷たい水とおしぼりを使えるようにした後、注文を取り始めました。このあともう1店梯子するので、「単品のラッサムスープL 525円、半ライス158円、マトンカレー(南インド)1292円」と注文したところ、「南インドのマトンカレーならタンドールランチセット1344円に先ほどのラッサムスープL以外の注文は全部同じ量・質で入り、他に色々つくので、そちらにしてください」とのことで、「タンドールランチセット、半ライスはインディカ米、ハーフナン不要(テークアウトしてくださいと言われる)。ラッサムスープL。ブラックイーグルビール525円」を注文。11時半に開店して名簿順に名前と人数と座る席が読み上げられて案内され、4人テーブル×5台とカウンター6席は要領良く満席。

私の席はカウンターの一番入り口側の端でシースルーのガラス窓を一枚隔ててタンドールの中まで良く見えます。厨房の道路側窓際に1メートル位の鉄串一本あたり数十個セットされたタンドーリチキンティッカとタンドーリローストチキンの鉄串十本ぐらいが半焼き状態で天井から吊り下げられ、お年寄りの日本人のコックさんが一本ずつタンドールに入れて仕上げていきます。ナンもタンドールの内壁に貼り付けられ、頃合を見て剥がされ当店名物の黒蜜(?)が塗られ、ドンドンできてきます。実に手際よく、これを見ているだけでも楽しいです。

最初に出てきたのがブラックイーグルビールと、あてのパパド。容器に入ったピリ辛の玉葱とトマトのアチャールをパパドに乗せて。次にマンゴーの黒蜜漬けもパパドに乗せて。こういう所も手抜き無しで、美味しくて、7.5%と度の高いインドビールは全部いっちゃいました。

次にラッサム。大きな、凄ーく大きなカップに500cc位入って登場。タマリンドは使わずトマト・豆とスパイスで作られ、アーンドラのグリーンチリとタマリンドが効いたラッサムとは異なり、ペッパーの効いた味わい。カレーリーフの先端部分が5センチ長で入っており、やるな!という感じ。飲み終えるのに、5分かかりました。終える頃に男性店員が申し訳なさそうに「インディカ米で注文受けたのですが手違いで一時間位かかるので日本米で宜しいですか。お詫びにマンゴージュースをサービスします」「仕方ないですね。じゃ半ライスの更に半分にしてください。ジュースは要りません」

折り返して直ぐに、金属プレートでメインが登場。中ぐらいのカトリにマトンカレー。パクチーの先端部分5センチ長1本。薄いドレッシングに浸されたレタス。タンドーリチキン1本。タンドーリチキンティッカ2個。ティッカが円形の大振りなのでチキンだけでも相当な量です。福井米が山型で。

マトンカレーのルーは、玉ネギ、トマト、唐辛子、ターメリック、カルダモン、カレーリーフ、クミンシード、コリアンダーシード、シナモン、ニンニク、生姜あたりでしょうか。ホールスパイスを多用して、複雑な香りに仕上げられています。マトンのグレービー(肉汁)も十分です。外に添えられたパクチーも勿論投入して良い風味です。この出し方はパクチー嫌いな人には有りがたいだろうな、と行き届いた心使いに感心。マトンは、かなりしっかり煮られ、煮崩れる少し手前で柔かい。堪能するに十分な量の肉でした。

マトンは70℃位から硬化するので、そのあたりの温度で硬化する前にミディアム位で出すか、一旦硬化させて更に煮込んで煮崩れる少し手前で出すかが、スープにグレービーが十分に出て且つ柔かい肉を客に出す方法ですが、昨日頂いたアジャンタ同様に後者で作られています。後者の場合、経時と加熱でスパイスの活きが失われて行く欠点があり、アジャンタは欠点を補うことができていませんでした。しかし当店のマトンカレーはスパイスの活きも十分。煮込んで作られているエーラージ同様、ちゃんとスパイスの香りが出るよう工夫しておられます。南インドの煮込み系では、非の打ち所の無い高レベルです。個人的にはミディアムで出すダバやアーンドラの方が好きで、好き嫌いは個人の問題です。食べログ評価は個人の好みも含むので、料理については煮込み系で最高の★4.5とします。

チキンは到底全部食べられる量ではないので、タンドーリチキンティッカ1個だけ頂きました。前述の観察の通り2度焼きは分かっているのですが、2度焼きに有りがちなパサパサ感など微塵も無く、中はジューシーで表面はパリッ、極控えめに塗られたタレと相まって、素材の旨さが際立つ絶品です。近年チキンの焼き物を普段食べないのもありますが、生涯通じて一番でしょう。

最後に会計と言うと、セットに含まれる当店名物のマンゴープリン「一口でも」と促され、一口だけ頂き、美味しゅうございました。素早く、容器に入ったタンドーリチキン1本、タンドーリチキンティッカ1個、ビニール袋に入った十分大きなハーフナン1個が、テイクアウト用の紙袋で渡され、店を後にしました。

当初26席の店でフロア担当の店員4名は多すぎないかと思いましたが、終始満席で客の食事進行に合わせた十二分に丁寧な対応には、必要なんだなと納得。セットメニューの内容の豊富さも凄いです。遠方から噂を聞いて訪れる人も多いと思いますが、質・量共に最高なので、近隣千葉県からの常連の方に愛されて終始満席なんだろうと、想像します。

東京からカナリ時間と交通費はかかりますが、最高レベルの料理・コスパ・接客が揃った当店に、一度は行ってみて損は無いと思います。

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9位

カシミール (北浜、なにわ橋、天満橋 / カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/10訪問 2012/10/16

長時間でも並んで待つ理由がわかりました!赤字覚悟の50辛!!

【2012.10.5訪問】
年に一度の会社の平日公休日ということで、平日昼しか営業しない当店にハルバル福井からやって参りました。開店時に一巡目で食べられるのは3名だけということで、開店1時間前の11時に一番乗りで店頭に立ちました。すると1分もしないうちにドアが開き、店主と思しき方が「仕込みが間に合わないんですよね」と言って、「今日は2時頃開店します。すみません」の紙が張り出されました。ということで、2店目に考えていたバンブルビーに先にお邪魔して、1時半少し前に戻ってきました。何とか3番目でホッとしたところ、1時半で7人、2時で10人、でもまだ開店しません。結局順番待ちの列15名弱の2時半にドアが開いて開店と相成りました(私の一つ前の順番の方は仕事休憩のタイムリミットか、時計を見ながら開店10分前に帰られました)。

細い通路を入っていくと中は広けており、奥から4人、5人、計9人のL字型のユッタリしたカウンター席、その中がオープンキッチンになります。まずは店主から注文を順番に訊かれます。一番目の方が「○○カレー△セット5辛」続いて私が「マトンカレー、玄米のライス半分、50辛」。一瞬何か訊こうという間があった後「わかりました。お待ち下さい」ということで、2名分で調理開始。

コンロにフライパンを2つ並べて火をつける。5つほど並べたズンドウ鍋から、ホールスパイスを油で炒めた辛味油、玉ねぎを炒めたもの、煮たマトンやチキンを煮汁と共に、浅めのオタマですくってフライパンへ。野菜やキノコを、△セットには多めに、セット無しにも僅かに、投入。この時、辛味油だけ、私の方に随分多く投入。

次に棚に並べられた十個ほどのガラス製パウダースパイス容器から、1個ずつスパイスを小計量スプーンで計ってフライパンへ投入。この時に驚いたのが、胡椒ミルでサーブする黒胡椒とカイエンペッパーの辛味スパイスは勿論のこと十種ほどのスパイス全部、私の50辛は一番目の方の5辛のキッチリ十倍の量が投入されて行ったことです。

インド料理店で辛くと頼むと並の店は、レッドチリパウダーか乾燥赤唐辛子をギーで炒めて作る辛味油を加える。気の利いた店で、生グリーンチリと共に対応する量の塩を加える、というのが普通です。一辛あたり10円で私の50辛は+五百円なので、採算大丈夫?と思うほど凄いことです。

スパイス投入が終わると火を一旦強めて掻き混ぜ、豆腐の小片を2、3個投入して火を弱めて、盛り付けに入ります。丁度10分で出来上がり。

大きな皿にライスは真ん中に装いその上から皿一杯の大量のカレーがかけられて出てきました。想像通り辛さもスパイス感も尋常ではありません。でも辛さの中にマトンの甘みも各スパイスの香も感じられ、激辛&活きたスパイス&マトン大好き人間としては、美味しくて美味しくて、3分の2位までは順調に食べ進みましたが、水を飲んでチョッと休憩。口の中の辛さを治めた後、美味しく完食させて頂きました。マトンは煮込んでありますが、煮崩れる十分手前で、柔らかくジューシーで、煮汁と一緒に入れてあるので肉汁もスープにタップリ。肉片3個と少な目ですが、標準が八百円と超安いので、贅沢は言っておられません。

一番目の方から、会計を言い出すタイミングがある、と教えてもらう。良く見ていると、注文を取って調理を開始すると、全く手を休める暇が無いです。普通は3人分ずつ作るのが、私が50辛を頼んだおかげで、2人分で作られた理由が分りました。スパイスを計量して投入するスピードが間に合わない為です。私は15分で食べ終わったのですが、5分待って、3グループ目の料理が出された直後に申し出て、会計してもらいました。

「千三百円です」「こんなにスパイスを投入してその値段じゃ申し訳ないです」「良いんですよ。その位の辛さになると儲けは出ませんが」「いやー、福井から、ワザワザ来た甲斐がありました」「そうなんですか。ありがとうございます」「本当に美味しかったので、チャンスがあればまた来ます」「遠くからありがとうございました」 ミュージシャン上がりということで多少チャラチャラしたところも有るかなと失礼な想像をして伺ったのですが、実は真摯で頭の低い大変な好青年でした。

最後に辛さについて説明しておきます。当店の50辛は、ココ壱の最高の20辛を遥かに超えます。匹敵するのが、カーナピーナのベリーホットと、ラマナイヤシェフが凄く辛いと言って生グリーンチリの先端半分が赤色に変色した物を使って作ってくれたマトンカレーの2回だけです。そのあたり参考にされて、無茶な注文で、食べ残してしまうことの無きよう注意願います。
せっかく丹精込めて作られた店主を悲しませてしまいます。

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10位

エー・ラージ (東池袋、東池袋四丁目、都電雑司ケ谷 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/07訪問 2012/11/16

手抜き無く作られたマトンカレーは旨いはず !

ダバインディアやラマナイヤシェフの影響を何らか受けたアーンドラ2店、カマルプール、ディルセを常用店としていながらも、上京の都度に新規店の開拓をしてきて感じるのは、手間と食材(スパイスを含む)をケチらない店のカレーはやはり旨い。逆に言えば、ケチる店には最初から行きたくないというふうになってきました。そこで幾多のレビューを読ませていただき、これは!と選んだ新規店が、当店とダルマサーガラの2店で、日曜のランチタイムに梯子で伺いました。

当店は、カレーおじさん\(^o^)/ と、もぐもぐジョガー さんと、ゆめみるこさんが、マトンカレーを絶賛されているので、期待を膨らませて12時半ごろに入店。マトンカレーを食べたいと言うと、ランチメニューを示され、以下の中からAセットをナン抜きライス半分で注文。本当は交渉でアラカルトを作ってもらおうという作戦もあったのですが、ほぼ満席で、例の女性の接客さんも焦っておられたようなので、辛さ指定もせず、自重しました。

A 900円(カレー1種類、ナン+ライス+ミニサラダ+アチャール)
B 1000円(A+ラッシー)
C 1300円(B+カレーもう1種類)

3分ほどで出てきました。

マトンカレーは、ガツンとペッパーとシナモンが支配し、カルダモン、クミンも香り、その他複雑なスパイスと溶け出した肉汁の妙がたまりません。マトンは十分な量で、肉・脂・ゼラチンが全て入って、煮崩れる寸前のものから弾力がありジューシーなものまで、食感でも楽しめます。大量に作って、減ったらスパイスや食材を加えながら全体を維持して出していく方法と思われ、活きたスパイス&食材とスープの一体感が完璧です。冒頭に書いた常用店以外で、こんな満足のいくマトンカレーは初めてです。

ライスはジャスミンライスと呼んでいました。長粒種のインディカ米で、やわらかすぎたのが残念ですが、炊き立てだったのかその内にパラパラではないけど硬化してきて、マトンカレーをかけて美味しくいただけました。アチャールは、塩が効きすぎでしたが、グッドの人も多いので多分個人の問題。

カレーおじさん\(^o^)/ &もぐもぐジョガー さん&ゆめみるこさん、さすがにお目が高いです。っていうか、マトン好きだったら一口でわかってしまうのかも。こんなマトンカレーがランチの900円で頂けるとは、感激しました。

レビューを多々拝見すると夜は同様メニューで割高とのことなので、またランチタイムで伺おうと思います。

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