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昼の点数:4.5
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料理・味 4.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.0
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
これはシュールなうどん造り、交野、「楽々うどん」
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2011/06/22 更新
食べログなどの記事を読んで、前々から交野の「楽々うどん」に是非行きたいと思っていた。
しかし、何となく不便そうだ。「車で行くのはめんどくさいし」と思っていた。
電車でどう行くんやろと見てみたら、枚方から私市に行く電車に乗ったらええんやと分かった。
それならば、京都へ良く行っているからそのついでに行けばええやんか、実に簡単な事だった。
もうちょっと調べてみよう。
大体40分くらい待っている人が多い。11時開店やから、11時前だと確実に並ばないといけない。
たとえば10時半過ぎに行って、第1グループに入れたら、並びは30分以内ですむ。
そうでなければいろんなケースがあって運次第、平均40分程度になるのだろう。
まあ適当に考えたつもりで、回りの田圃の景色なども見ながら、着いたのが10時35分くらいだった。
「早すぎたかなあ、誰もいいへん」
と思って、玄関の椅子に腰かけようとした瞬間に4人登場。
そっから5分以内に10人になってしまった。
「運がよかっただけやん」
それで、開店5分前くらいには優に20人を超す行列になっていた。
平日でこれやから、「やっぱり超人気なんや」
それでも、「1番や、えへん」得意顔で店に入る。
カウンターの目の前は直ぐに調理場だ。女性陣がてきぱきと準備作業で動いている。
左の奥の部屋から、カタカタカタカタと包丁でうどんを切るらしいリズミカルな音が聞こえてくる。
と思う間もなく、ご主人がうどんを板にのせて運んできた。
おもむろに小型の釜の前に立つ。「おお! あれが圧力釜か」
ジャッジャっとしゃくでお湯を釜に入れながら操作盤の温度計などをチェックしている。
「ほうほう」見ている方は、緊張がたかまっていく。
ご主人が釜の中にうどんを入れ始めた。ならしながらどんどん入れて行く。
もう一回うどんを取りにいって、又入れる。またお湯の量を調整しながら、蓋を閉める。
それから、操作盤をチェックして、次々とスイッチを入れて行く。
まるで何かのコックピットを見ているようだ。
「出発進行」
そのままご主人は左手の部屋に戻ってまたカタカタカタカタだ。
あっと言う間と感じたが、5、6分後だったろうか、ブザーがブーっと鳴った。
「戦闘開始だ」
さっとご主人がきて、蓋を開け、麺の籠を取り出して、水をかけながらごしごしとぬめりをとっている。
終わったら、右に移って、1人分ずつ秤ではかりながら湯切り用の小型の網籠(何て言うんやろ)に
分けて行く。今度は偉丈夫なご主人左に美人の奥さんが回って、圧力鍋に次のうどんを入れ始めた。
それから又器用に2人は入れ換わって、今度はご主人が圧力鍋のセッティングの仕上げをしているうちに
奥さんが湯切りしたうどんを椀に入れて行く。
あの操作盤を中心にうどんと圧力鍋とご夫婦と湯と水でからなる見た事も無いシュールレアリスティックな
うどん造りシステムが私の目の前でカシャカシャと規則正しく動いているかのようなのだ。
待つという気持ちも無く時間が過ぎた。
うどんが盛られると、すでに待機済みの具と合わされ一気に運ばれてくる。
私の注文は、「肉ぶっかけの熱いやつだ」本来は冷たいうどんがおいしいのだろうが、私は熱いのが
好きだからしょうがない。
出汁をかけたら、まぜないで端っこのうどんを出汁だけで食べて見る。
噂だけだと、香川の「みやたけ」みたいな超ゴリゴリごわごわ的なのを想像してたら全然違う。
「これはうまいわ」
噛んだ感じに反応して私のDNAの命令で口とあごが自然に動いてうどんを噛み切っていこうとするが、
その動きでは最後のところで噛み切れない。柔らかいのに腰があって、しかも噛み切れないしなやかさ
があるのだ。更にかんでかんで噛み切らないといけない。だがそれも不愉快ではない。
そして麺自体の味もいいのだ。
「うどんを越えたうどんやね」
そう感じた。
肉も上等だ。
こんなにうどんがうまいと具はむしろ邪魔で、すっぴんで食べた方がおいしいかもという気はしないでも
ないのだが、生来口賤しい私は、やっぱり何か一緒に食いたいのだ。
次は天麩羅かな?
絶対又来よう。
表に出たら、もう既に何十人ならんでるんやろう?
この記事はブログからの投稿です。
あじあんじゃんくしょん2