レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/09訪問 2016/09/26
大阪府立中之島図書館は、明治37年(1904年)に住友家から資金を寄贈され開館。
ギリシアのパルテノン神殿を彷彿するような正面様式、銅板葺きのドーム屋根も重厚。
改修工事がされ2015年4月に、今まで54年間閉じられていた正面玄関が出入りが可能になり
それに伴った行政の一環として、2階にカフェがオープンしました。
石造りの階段を登って行き、その開かれた正面玄関から入館します。
目の前に現れる壮大な大階段。螺旋を描きながら、天井ドームのステンドグラスにも目を誘います。
館内を見学しながら、2階にあるスモーブローキッチン ナカノシマに到着しました。
扉の建具は当時の様式で、中に入るとウッディで白熱照明が落ち着いた雰囲気。窓枠は当時のものです。
メニューを見て、家族が、ハッピーアワーセットの、スタータースモーブローは季節のフルーツ
ドリンクはスパークリングワイン、800円。
アイスコーヒー450円、私はホットコーヒー450円を、オーダーしました。
お冷は、フルーツや野菜の入ったデトックスウォーターをセルフで飲みます。
スタータースモーブローが運ばれました。パンにヨーグルトやマンゴーソースが塗られ、
ルビーグレープフルーツ・キウイ・オレンジ等のフレッシュフルーツと
林檎・キウイ・オレンジのドライフルーツがトッピング、素材を活かした優しいお味。
ホットコーヒーは苦みもあるが、付いているミルクを入れたら、カフェ・オレ風なまろやかさです。
歴史ある中之島図書館にこのような今風カフェができたことで、より多くの人が訪れそうです。
2位
1回
2016/07訪問 2016/07/28
ずっと前からこちらの存在を知っており、やっと訪問叶いました。
十三西口出てすぐにある、瓦屋根にコンクリート造り、なにわの電飾看板。
1階はうどん店なので2階に階段で上がっていきます。
見上げると大型ステンドグラスが華やかで、2階のフロアに入ると広々した空間が広がります。
アールのついた窓、アイボリーのロビィチェア、人造大理石のテーブル
オレンジいろの丸いライト、昔のホテルのロビーのようなシックなミッドセンチュリーさ。
ママさんにメニューを出してもらって、オレンジスカッシュをオーダーしました、420円。
(ですが会計時に、添えるオレンジをきらせていたとのことで、400円でした)
運ばれたのを飲んでみると、大変甘いのですが炭酸は効いています。ファン●オレンジを思わすお味。
ママさんにお話しをうかがいました。
やはり、こちらの評判を知ったお客さんが、大勢つめかけるそうですが
なんと、あと数か月で改装なさるそうです。天井が老朽して落ちそうとのこと。
残念な気持ちと、この現在の状態のときに来ることができたのは
本当に良かったと思います。
3位
1回
2016/03訪問 2016/03/18
私が30数年前、中之島に勤めたいと思う切っ掛けになった、中央公会堂。
実際に勤務した場所は、中央公会堂がちっとも見えない(笑)大ビルでしたが
通勤の合間に、その姿を眺めることはできました。
ここ数年のことでも、家族と幾度となく訪れたり、年末に催されるイルミネーションを楽しんだり
特別見学会に当選して館内の全てを見ることができたりと、いろんなことが続いていました。
さて、その中央公会堂の地下にはレストランがあり、以前に利用した中之島倶楽部から
中之島ソーシャルイートアウェイクに、代替わりしていました。
正面左手にあるアプローチを下りて入店します。
すっかり新しい内装になっており、幾つものペンダントライト、ブルーとグレィのソファがモダン且つハイセンス。
円柱の太い柱で当時の面影を感じるくらいで、こんなに広かったかな?と思うような印象です。
メニューを見てランチコースの、前菜は魚介のタブレ、メインは優味豚肩ロースのローストをチョイス、1500円。
季節のデザート、300円も追加で。~程なくサーブされます、バゲットも来ました。
前菜は、茹でた蛸と海老に、上に乗る野菜がハーブぽいアクセント。
メインは、豚肉は少し油濃さがあるが、赤身部分は柔かく、ソースが甘さの中にピリッとした風味。
付け合せのマッシュポテトが、生クリームのようなコクがあり美味しい。
デザートは、バニラアイスに苺の果肉も入ったソースが甘酸っぱく、アルコール入りで濃厚。
店を出てから、中央公会堂の展示室を見たり、エントランスなどを撮影してみました。
(特別見学会の画像も載せましたのでご覧ください)
これからも、この美しい歴史ある建築物を愛していきたいと思います。
4位
1回
2016/03訪問 2016/03/11
新阪急ホテルのグルメバイキングオリンピアは、毎年のように利用していますが
こちらのロインは初訪問。いつも前を通るときに、シックな大人っぽい雰囲気を感じていました。
店内も落とした照明、煉瓦造りの壁面に赤御影石の鉄板カウンターが、ゴージャス且つムーディ。
前日から予約をしていたので、案内された席に着きます~レイトランチで3801円。
シェフがいらして本日の食材を見せてくださり、順を追って鉄板で焼いていかれます。
まず、シーフード。帆立貝と鯛、青菜も添えて、ポン酢でいただきます。
帆立貝はぷりっとして甘い。鯛も淡泊な旨みがあります。
サラダとバゲットも来ました。ドレッシングはトマトを選択。
次はいよいよお肉、赤身の厚みのあるフィレです。焼き具合はお任せしました。
にんにくをバターで炒めて香り付けして、お肉を焼いてフランベ!
手早くカットして供されます、炒めたにんにくチップも一緒に。
口に入れる~柔かい、ナイフなど無いはず。しつこく無くまろやかなお味。
お肉は焼き立てに拘るために、半分ずつ焼きます。
その間に、玉ねぎ・三度豆・エリンギ・鳴門金時の焼き野菜を楽しみます。
2回目のお肉は少し小さくカットして出されました。
すべてを焼き終えるとシェフはご挨拶をして、奥にいかれました。
私もゆっくりと食べ終えて、最後のデザートのオレンジシャーベットは、
すぐ後ろにあるテーブル席に移動します。これは落ち着く配慮です。
さすが老舗のステーキハウス、長い伝統を感じるひとときでした。
5位
1回
2016/01訪問 2016/01/18
今年も家族と新年会にと、グルメバイキングオリンピアにやってきました。
蟹のフェアじゃないのは、少し残念ですが(笑)今回は鮪とローストビーフがメインのようです。
席に着いて、売りのものから味わってみましょう。
いくらと明太子の鮪寿司~メバチ鮪のまったりさと、いくらの塩加減が絶妙(今回シャリがいつもより美味しい笑)
ローストビーフ~肉の美味しさは安定しています。柔かさ最高、ソースには粒胡椒が良いアクセント。
他にも、黒毛和牛とオーストラリア牛の食べ比べステーキ、熟成四元豚のプレゼ ローズマリーの香り
タラバ蟹とカラフトししゃもの天ぷら、等を食べてみました。
そしてこちらも、グルメバイキングオリンピアの売りである、パフォーマンス・デザート。
今年のテーマは、ホット・デザート・チョコプリンタワーです。
照明を暗くして、プロジェクターに雪だるまの映像を映して、その幕が上がるとチョコプリンタワーが現れます。
パテシェがガスバーナーをタワーにかざして、その後に焼いたプリンを配るという趣向です。
いつもながらの安定した味と、滞ることのないスピーディな出来立ての供給。
大勢の集まりであっても、飽きることなく楽しめるバイキングだと思います。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
Let!蟹狙い 2013/12/30
ここ10年くらいの間、冬の蟹が味わえるフェアを狙って行っています。
だいたいメニューは、和洋中でそのときどきで細かい変更はありますが大差はありません。
ずっと蟹の茹でたものがシンプルで好きです。個体差はありますが茹でたてが美味しいです。
他はステーキのカットしたものも定番です。とても柔らかいです。今回は和牛のタタキのようなものもありました。
本マグロの赤身とトロが一番素材としては良かったです。
他のお勧めは、鴨のレザンや生ハムときんかんのクープなどの前菜がホテルメイドらしくていいです。
中華も定番の北京ダックもありますが、いかと野菜の炒め物の餡の味がやはりひと味違います。
デザートも毎回テーマを変えた物がありますが、今回は9キロのレアチーズケーキで湯豆腐を模していました。
デザートの段階ですでに満腹で苦しいのですが(笑)やはり食べてしまいます。
まあ味はものすごく美味しいとまではいきませんが、大勢でわいわい好みのものを好きに食べる
新年の集まりなどにはぴったりかと思います。
6位
1回
2016/07訪問 2016/07/15
地下鉄谷九駅から少し歩いたところにあります。外観はオレンジのテントに「みさ」と名のある普通の風ですが
店内に入ると息を呑むような、ミッドセンチュリーポップな空間が広がります。
亀甲文様でモスグリーンのレザー壁面、オレンジのチェアもレザーで良くマッチしています。
反対側はゴシック風文様のクロス、カウンターにはコロンとしたハイチェアー。
アールのついた窓、白いテーブルにある、イエローの灰皿も当時物。
全体にはレトロポップですが、軽さの無い大人っぽさも感じます。
事前に電話をしていた私を覚えてらした、ママさんが迎えて下さり、コーヒーをオーダーしました、400円。
(ですが、代金はいらないと仰ったので、ご好意に甘えました)
近鉄百貨店で揃えられたという、美しいカップで供されます。出していただいたマッチも可愛いデザイン。
飲んでみると、酸味と苦みのバランスの取れた優しいお味です。
ママさんにお話しをうかがいました。
お店の創業は1970年くらいで、ママさんで4代目。そして現在の内装は
すべてママさんがデザインされたそうです。そのハイセンスさが知られ
過日、東京から取材が来て、その掲載本が秋に出版されるのだそうです。
経年の痛みなどは、ご自分で補修され
ママさんはご自分でデザインされた、このお店を大切にされているので
今日の貴重な美しさを、保てていることを良く感じました。
7位
1回
2016/09訪問 2016/09/19
私は初めてこの、ダイヤモンド珈琲の写真を見たときの衝撃が忘れられません。
この威風堂々たる姿、独自の形状と色合い。
ダイヤモンドの文字看板も立派で、昔の映画館さながらです。
一体この建物の正体は?なんと大型喫茶店。場所は淡路~
一度も行ったことのない土地なのですが(笑)この度やっと訪問叶いました。
淡路の駅を降りるとすぐに発見。近づくにつれ、その個性に魅せられます。
ゆびづめの注意を促すガラスドアを開けて入店しました。
店内は2階と半地下の構造で、壁面はすべて木製のログハウスのような雰囲気。
オレンジのアクリルランプ、レッド・アイボリーのレザーチェアがポップ。
事前に焼きりんごセットが食べたいと思っていたのですが、季節物で無いとのこと。
それならと、サンプルにも多くの種類があったロールセットから
クリームロールセットを選択、ドリンクはホットコーヒーで、450円。
運ばれました~大き目ロールパンに、角の立った固めホィップと黄桃がサンドされています。
食べてみると、甘味の強めな懐かしい味。店名入りカップのコーヒーは、酸味・苦みの強い濃い風味。
サービスなのか、ゆで卵が付いています。半固めで美味しい。
女性スタッフにお話しをうかがうと、1階に展示された写真を示され、昭和30年ごろとの但し書きでした。
風格・歴史共に満点である伝説の喫茶店に来れて、とてもうれしく思います。
8位
1回
2016/08訪問 2016/08/13
こちらも以前から行きたいと思っていたお店です。玉造にあります。
2階建ての大型建物、アイアン装飾に飾られた半円形の窓に入口、ブルーのタイルにテント。
ここはすでに外観から、ただならぬ個性を感じます。
ガラスドアを開けて入店します。店内にはお城をイメージしたような、ブルーのパーティション。
太い柱や天井のモチーフも重厚です。正にブルーシャトゥ。
メニューを見て、アメリカンセットをアイスレモンティでオーダーしました、800円。
先にアイスレモンティが運ばれ、続いてアメリカンセットのプレートがきました。
ホットドッグで太目のウィンナーと、ベーコンも入ったカレー味キャベツが挟まれています。
ぷりっとしたウィンナーが食べごたえがあり、カレー味もぴりりとアクセント、サラダ付きです。
女性スタッフにお話しをうかがいました。
この方は先代オーナーのお孫さんで、このお店シャトゥは50年以上も前から
音楽を楽しめる大型喫茶店として、この玉造に創業されたそうです。
現在もその姿を変えず、このように代々受け継がれる歴史を感じました。
9位
1回
2016/07訪問 2016/07/23
地下鉄西田辺駅近くにあります。外観は水車と和風店名の、割合普通な雰囲気ですが
店内に入ると驚くほどの広さ。奥に伸びていく造りで、分煙されており、2階席もあります。
その仕様は、燭台のような様々なランプ、ブロンズの女性モチーフ、ステンドグラスなど、豪華そのもの。
奥の禁煙席に座りメニューを見て、トーストセットをオーダーしました、550円。
トーストはバターだけでいいのですか?と聞かれて、ジャムも塗っていただくことに。
ドリンクはアイスコーヒーでお願いしました。
運ばれました~食べてみると、厚切りトーストはふかふかした柔かい食感で
切れ目にバターとジャムもたっぷり。アイスコーヒーは苦みの強い濃厚なお味。
ママさんにお話しをうかがいました。
お店の創業は54年前で、ご主人のお父様が始められたそうです。
まず1階、そして2階、1階の奥の席と、増築をされていったのだそう。
当時から贅を尽くした、地域でも評判の純喫茶であったことが伺えるようでした。
10位
1回
2016/05訪問 2016/05/12
阪神尼崎駅近くにあります。こちらジャワは、そこだけエキゾチックな異国のような建物です。
入口に女性のステンドグラスの行燈があり、店内にも暗めのクラシカルな雰囲気のなか
様々なステンドグラスで彩られています。
ママさんがいらして、アイスコーヒー450円のオーダーを告げ、撮影のお願いをすると
2階のフロアも灯りを点けて、案内していただけました。
物語のあるステンドグラスと絵画も飾られていました。
アイスコーヒーが運ばれましたので、ママさんにお話しを伺いました。
創業は59年前で、当時のコーヒーの価格は50円。
1972年に全て改装したのですが、10年後に火事に罹災。
そのときに、神戸異人館のステンドグラス教室の先生に、お店の規格に合った
ステンドグラスを特注したのだそうです。
銅製のカップに入ったアイスコーヒーを飲んでみると、苦みの効いた濃厚なお味。
ジャワだけにカレーも名物のようなので、きっとこちらも美味しそうです。
2016年は、以前から行ってみたいと思いながらも
土地勘の無かった、建物が個性的な喫茶店に行ってみました。
そして、お馴染みの新阪急ホテル内のレストラン。
お気に入りである、重要文化財の中央公会堂に加え、大阪府立中之島図書館内にも
カフェが誕生したのを記念し、1位に選びました。