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先附(ビーフシチュー)
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焼き物(和牛タン)
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前菜(サーロイン、冷しゃぶ)
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焼き物(和牛フィレ)
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焼きすき焼き
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テールスープ
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和牛カレー
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水菓子
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ヒレカツ
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和牛焼きすき焼き
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牛肉の佃煮、お茶漬け変化
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盆の前の土曜日に訪れた。約半年ぶりである。嫁さんに久しく美味い肉を食べていないだろうと聞くと、うんと言うので、まあ、では、この店は未だ連れて行ってなかったな。一度くらいはとのことで、少し奮発をした。肉というのは値段に基本的に旨さは比例するのは間違いないので、美味い肉を安くという店は無いではないが、その旨さにも限度があるし、言葉だけの店も実に多い。二十代の頃には、時折、焼き肉が食べたいと思う事もあったが、今は、皆無。美味い肉は少しずつ色んな形態で食べれれば一番いい。
そういう意味で、この店は、それを満たしてくれる良質な店である。今回は、7,500円の「葉月」のコースを頼んでおいた。
で、カウンターに座り、冷えたビールで喉を潤し、宴が始まったのである。
その内容は、以下の通り。
◆ 先付け 常陸牛 ビーフシチュー カルピスバター に 炭火焼トースト
◆ 前菜 宮崎牛サーロイン・しきんぼ 冷しゃぶ 胡麻ポン酢 サラダ添え
◆ 焼物 和牛タン
和牛フィレ ボリビア岩塩またはポン酢、
和牛すき焼き 八ヶ岳玉子 一口ご飯
◆ 野菜 旬菜を網焼きで(ズッキーニを選択)
◆ 椀物変わり 和牛テールスープ
◆ 食事 和牛カレー
◆ 水菓子 マスカット、マンゴー、巨峰
以上なのだが、ここは、例えば塩にしても、付け合わせの素材にしても、一つ一つ拘りがあるのがいい。要するに此処では小さなものだが、細部までちゃんと、どうすれば美味く味わえるかということにもの凄く神経を使っている。そういう肉料理である。
この日は、8月11日。翌日から店は盆休みに入るとのことで、テールスープの量がかなり多かった。最後の方で既に満ちていたということなのだが、う~む、腹が満ちてきたというと、店主は「明日から休みなんで!」と、少しサービスをしてくれた様だ。ありがたし!
店を出る際に、いつもの様に、店手製の肉味噌をもらい、これは、又、家で様々に楽しめる。
当分、肉はもういいという感じにもなったが、やはりいい店である。ご馳走様!! 嫁さんも大変満足したと仰せ。量は多すぎた様だが。
(2011年11月)
会社の目と鼻で頻繁に店の前を通るのに、全く、自覚が無かった。偶々、部下と事業部長との会食の際に、部下が選んで訪れたのがきっかけだが、頻繁に赴く様な店では無いが、今迄損をしてた感がある。
僕は、肉に関しては、好きなのであるが、何だか、偶に、肉のみ無しの食生活を過ごすと、肉体的に精神的にもどういう風になるのだろうかなと思うことはある。魚に関してはそういうことを考えたことも無い。要するに余りにも生々しいので、精神状態によっては、もう、いいかなと思うことがあるということ。結局、数々のREVIEWは示す様に、何ら変わらず、色んなかたちでの肉料理を楽しんでいるのだが、つまるところは、上質な肉を適量ということになる。安くて食べ放題なんていうのは、育ち盛りの子供や若くて金が無くて、やたら腹が減るという様な人向けで、いい歳した中年が、安いだとか食べ放題なんて言葉に浮足立つなんてのは、非常に見っとも無いのであり、何でもそうだが、肉料理となると特にそうである。鮨もそうだが、美味さと値段は基本的に正比例なのは間違いない。安物買いの銭失いを繰り返すなら、最初から覚悟を決めて、いいものを食べる方が賢明である。
この店は、そういう意味では、良質な肉を良心的な価格で供する店だと言えよう。
基本的に、コース料理のみの構成で、月替わりだが、勿論、そう大きな変化はない。肉なので当たり前だが、焼物が基本である。
今迄に、二度、夜に訪問しているが、今月「霜月」のメニュー(6,800円)の内容は以下の通り。
◆ 先付け 自家製チーズ豆富
◆ 刺身替り 鹿児島黒牛ヒレカツ 梅肉醤油、山葵塩 に グリーンサラダ
◆ 焼物
和牛タン 塩、和牛ヒレ ボリビア岩塩またはポン酢、和牛すき焼き 八ヶ岳玉子 一口ご飯、和牛サガリ 山葵塩、和牛ザブトン タレ
◆ 野菜 旬菜を網焼きで(ズッキーニを選択)
◆ 食事 牛肉の佃煮とご飯 御茶漬け変化
* 和牛カレーとの二つからの選択
以上の通りだが、一部を除き、後は、七輪を出してくれるので焼物は自分で頃合いを見計らうスタイルである。
どれも、上質なもので、食後にはちゃんと肉を食べたという充足感に満ちるのは間違いなし。肉というのは、腹にずんと来るので、色々、趣向を変えて愉しむとなると、難しいし単調になりがちであるが、ここは、上手な構成を手掛けている。店内も非常に清潔で、女性とのデートも全く問題ない。
カウンターはL字だが、短い側は3人しか座れないが、この一番奥に座ると、トイレだとかで席を立つ際は、些か、厄介。後ろが狭すぎるのである。酒に関しても、一通り何でもあるし、値段も適当。
いい店である。昼間は月曜日のみの営業ということなので、この店の本質は夜にあるということだ。