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昼の点数:4.0
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.0
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク4.0 ]
誠実な料理。日本を代表するフレンチの一つ
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アミューズ①
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アミューズ②
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前菜
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魚料理
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肉料理
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デザート
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コーヒーと小菓子
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2011/05/22 更新
この店も、フレンチの中では昔から行きたい店の一つだった。この地に店を構えたのが1988年。当時の日本のフレンチは、景気も良かったので丁度、色んな店が出始めた頃じゃあないかな。まだ、本格的なそれは一流ホテルとか一部に限られていた筈。もう、20年を超えるのだから立派なもの。僕は、同じ場所でずっと変わらずに愛される店というものは、かなり信用に足ると思っている。又、ここの小峰シェフは、フレンチのメインとなる肉と魚とは別に、野菜が充分に主役を張れることを熱心に勉強され、それを体現した日本のフレンチに一風を吹き込んだ、実力者、功労者である。
GWも残り2日ということで、最後のEVENTとしてのランチで、嫁さんと出掛けたのである。家からは半蔵門線で1本で便利である。駒澤大学前から歩いてほんの少しだが、この店、246号に面しているし、その上は首都高速なので、何だか騒々しいのかなと思いきや・・・ 立派なグランメゾンである。ただ、其処に客を緊張せしむる居丈高なところは何処にもない。初めてでそうなのだから、慣れるとさぞ心地よい空間になるだろう。外の喧騒とは完全に隔離された上質な空間である。ちゃんとWAITING ROOMがあり、其処で着座して後、然るべきテーブルに案内された。この日は些か曇天ではあったが。道路と反対側は大きなガラス窓で、この店の敷地だろうけど立派な庭があるのである。いやいや、夜も素晴らしいのだろうけど、昼もいい。
さて、初めてなので、シェフのお得意な「野菜のコース」にするか、そうでないコースを頼むか、迷ったのだが、どうしてもしっかりと食べたい気持ちが先行すると、食べたことがないのだが「野菜のコース」と聞くと、何か物足りない様なイメージがあったので、今回は、普通のコース(5,250円)を頼んだ。して、その内容は・・・
◆ アミューズ チーズ味のパイ
◆ アミューズ マッシュルームとトマトのマリネ
◆ 前菜 ゼペットじいさんのサラダ「味沢山」鴨のもも肉のコンフィー たまご、トマト・・・
なんだ、一体? ゼペットじいさんというのは??? ピノッキオのじいさんは確かそんな名前だったが、ストーリーにサラダ云々ってあったかな?
そもそも、ピノッキオってイタリアの童話だしなあ・・・ しかし、これが、オードブルといっても、よくある何だか適当に組み合わせて、オイルやビネガーで味付けをしたものとは全然違うのだな、鴨肉がもう少し大きければ、メインといっても差し障りない。勿論、肉の質も充分である。
◆ 魚料理 あいなめのポワレ
これも皮ぎしのところはカリっと、身は按配良く仕上がっている。淡白な白身魚を菜の花のほろにがさとクリーミーなソースで、より昇華している。
◆ 肉料理 これが本コースの主役である。 トリュフ風味のリゾットを詰めた鶏モモ肉のロースト、はつゆき茸のソテー、春野菜添え
よく出来ている。肉の旨味を充分に堪能出来る一品であり、添えられているはつゆき茸の艶美な食感と、さやえんどう、いんげんの歯触りのコントラストの妙もいいし、色合いも引き立っている。トリュフがもう少し聞いていてもいいが、まあ、風味と書いてあるので、これは僕の贅沢というものか・・・
◆ デザート 3つの中から、季節のシャーベットとアイスクリームを選ぶ。マンゴーのシャーベットは濃厚で熱帯の凝縮である。
最後にコーヒーと小菓子を頂いて、終了!!
総括すると、ここの料理は奇を衒った、見栄えに拘ったものではなく、素材の良さを全てにおいてフレンチでも当然なのだが、極力、活かそうとしている姿勢が見える。ソースの重要性は保ちながらも素材を感じさせる様に努めている感じかな。これは選択のアヤなのだが、前菜と肉料理が、鶏肉で部位も同じ。少しかぶったのが惜しかったな。自分の責任だが・・・
今回は、最初はビール(置いてあるのは非常にありがたい)で、後はグラスワインのみだが、ワインリストは少し見たが立派なもの。充分である。ただ、最近はワインの相場に疎くなったのでなんだが、もう少し安いものも増やしてもらえるとありがたい。しかし、ワインが円高にもかかわらず、めちゃくちゃ過去に比して高くなっている気はする。ドン・ペリニョンの普通のものが百貨店で20,000円程するからなあ・・・ ちょっと昔は、12,000円で買えたのだが・・・ だから、このリストの相場も妥当なのかも知れない。
店を出る時に、小峰シェフ自らが挨拶に来てくれた。「ばたばたしていてすいません」と仰せであったが、それは調理や給仕をするスタッフの員数のことだと思う。確かに、皿と皿の給仕の間が、些か長いし、又、女性のスタッフはきっちりしていえていいのだが、男性の若い方、2人はてんで頼りないのもある。まだ新人さんかな。早く、慣れて頂くといいと思う。シェフ自信が、見送る際に、挨拶に来る来ないは、僕はどちらでもいいと思っているけど、今回の様に、にこやかにその道の重鎮がお出になると、やはり嬉しいと思うのは確か。
今度は、野菜のコースを是非、食べてみたい。