covakazuさんが投稿した中国飯店 富麗華(東京/麻布十番)の口コミ詳細

めじろは日本では飼えない

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中国飯店 富麗華麻布十番、赤羽橋、神谷町/中華料理

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2011/01 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

飲茶はまずまず

久し振りに、点心が食べたくなった。嘗て香港に5年程居た為、その時の食の経験が今だに生きているということである。駐在前は、飲茶を食べに行くということさえ、頭の中になかった。中華料理を食べて、餃子&焼売が加わる程度だったのだが、香港生活で変わったということである。体得した「食」の記憶というのは恐ろしい。まあ、際限が無いからなあ・・・ で、何処に食べに行こうか種々調べ、こうした場合は、一流ホテルの中の中華が便利だろうと思って、色んなホテルをチェックしたけど、どうも「飲茶」或いは「点心」コースというメニューを置いている店は殆ど無いのである。これは面妖な・・・ 何でだろうかね。点心を中心にするとPAYしないのかも知れないなあ。単品で点心をメニューに乗せている店は多いけど、いずれも結構な価格で、とてもこれを中心に組み立てが出来るものではないし・・・ ちゃんとした、コースで点心を楽しめるメニューを設ければ、もっと集客は出来ると思うのだがな。知ってる限りでは、東京ではマンダリン・オリエンタル、大阪ではリッツ・カールトンとウエスティンは合格である。

仕方が無いので、あれこれ調べて行きついたのが、この店。随分と評判が高い様だが、よく見ると「中国飯店」の一つだな。格は少し高い感じである。メトロの「麻布十番」で降りてすぐである。この店、入口は何だか大したことないのだが、店内は立派である。今回は飲茶なので、一番CASUALな用向きに使われるであろう一階であったが、立派な箱である。中国ではこの程度は、ざらにあるが、日本ではなかなかのLEVEL。ただし、昼間なのに窓のカーテンを閉めており、室内が暗いのは如何なものか。窓から見える景色は主要幹線でその上には首都高速の高架。これじゃあ、窓を開けない方がマシということで、閉めているのだろうけど、それなら、もう少し、照明に気の配り方はあると思うが・・・  夜なら気にならないが、昼間からこんな暗いと運気が下がりそうである。装飾以外では、二胡を女性が演奏してくれるのは趣向があってよい。時間帯か日にちによっては、何と言うのかな中国の木琴みたいものの演奏もある様である。

さて、予約しておいたのは、3,300円の飲茶のコース。これなら手軽でありがたい。その内容は下記のとおり。

◆ 本日の焼き物前菜 (この日は低温で調理した豚肉)
◆ 香港蒸し点心三種
◆ 揚げ点心二種
◆ 野菜のあっさり炒め
◆ チャーシューと海老の生姜風味炒飯
◆ デザート

デザートに関しては、マンゴープディング、黒胡麻プディング、マンゴーとタピオカのミルク、杏仁豆腐の中からの選択であるが、僕は、マンゴープディングを選択した。料理全般の感想だが、非常に基本に忠実である。点心に関しては相当にLEVELの高いものを何度も経験しているので、それなりに感得しているのだが、今回出された内容は、いずれも特に珍しいものではないが、日本人には比較的馴染みのある点心で構成されており、判りやすい。非常に繁盛している店ということもあるのだろうけど、もう少し、各々に最適の温度で供してほしかったのは事実。点心は一つ一つに凝縮された世界があるのが当然で、その創意工夫が楽しいのだが、その重要な要素に温度があるのだが、些かおろそかになっているものがあったのは残念。しかし、全体的にはまずまずの内容である。炒飯とマンゴープディングは非常に良い。
3,300円という値段はまあ、内容としてはこんなものだろうけど、少し量が足りない。中華料理のもてなしは、顧客が食べきれない程の量を供するのが通例だが・・・  足りないから、小龍包を頼んだ(内容は、中の上)。 う~む、ちょっと残念かな。

給仕は、男性はきびきびとしていいが、若い女性は人にもよるのだけど、何だか覇気が無いなあ。何だか皿に分けて出す前に、一度、その内容を見せに来たのだが、まるで意味無し。それが少し冷めてたので、尚更、そう思った。もう少し、改善が望まれる。給仕のタイミングは、この日の、繁盛振りでは難しいだろうけど。かろうじて凌いでいる感じがありあり。これも工夫が必要だと思う。

本格的な料理はまだ未体験だが、飲茶はまずまずかな。

  • 焼き物前菜

  • 点心①

  • 点心②

  • 野菜炒め

  • 炒飯

  • 小龍包

  • デザート

  • プーアル茶

2011/02/01 更新

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