11回
2016/07 訪問
都城の誇り、天麩羅に込める魂のヴィジョン
16.07
今回は5人でお伺いしましたが、5人だと会話が左右に分断されてしまいますね(笑)
この日も最初から最後まで美味しかったな。
季節の美味しさを天麩羅に閉じ込める技を毎月のように味わえる幸せを噛みしめます。
16.06
定番の強みであるところにも手を入れ、上を目指すこちらのお店の姿勢は素晴らしい。
最近は結構予約が取れないんですよね…
御主人に言うと、空いている日は全然お客さん入りませんよ~と仰るのですが…
都城に来られる際には、是非とも早めの予約を推奨いたします!
16.04
今回は4人で5,000円コースでお伺いしましたが、一年ぶりの稚鮎がハイライト。
追加で注文した白アスパラも、一本を二つにわけて。それぞれで全く別のネタのようでした。
ちょっとメゴチが弱めでしたが、季節感があるネタのオンパレードで今回も大満足。
しっかりと準備されるお店なので、当日キャンセルは勘弁してあげてくださいね!
やっぱり好きだわこのお店、心の洗濯完了です!
16.02
こちらが始めての友人との訪問。5,000円コースです。
今回は良い鰤が入っていたとのことで、初めて刺身での追加。
最後に鮟鱇を追加しましたが、合計はちょうど10,000円程度でした。
友人も大満足でした、こちらのお店の裾野が広がっていくことを祈っています。
15.12
取りつかれたように天麩羅が食べたくなる日々(笑)
今回は遠くからの友人と、こちらの共通の友人と3人での訪問です。
今回は初めて8,000円のコースにトライしてみることに。
天麩羅コースの前の和食も、洗練されており、こちらに更にリキが入っている感じがありますね。
天麩羅に移っても食材力がアップ、今回は九州らしい食材の芋が美味しかったですね~。
最後には天茶も戴きまして、通常は追加注文をするところですが、その余力はありません。
コースだけで完結、満足したい方へお勧めできるコースです♪
5,000円のコースだと、追加をしますので、結果的にお値段の着地点はそう変わらない気がしますね!
15.10
久方ぶりのお伺いです。本日も3名で、1名は御新規様!
カウンターのみのお店ですので、やはり1組3名までが限界のような気がします。
今回は5,000円のコースでしたが、事前情報のとおり、コース内容が変わっていました。
〆の天茶or天丼が5,000円のコースでは出なくなったので、実質的にちょっと値上げでしょうかね。
しかし、今までが安すぎたので、適正価格に近付いている気がします。
また、今回はこれまで食べて気に入っていた胡麻豆腐の天麩羅も超絶な進化を遂げていました。
代わりの〆の茶漬けもこれまた美味しく…気分によっては天茶よりもこちらを食べたい時があるかも!
御主人の向上心や研究熱心なところも、こちらのお店の強みです。お酒のマリアージュ感も上がってきましたね。
8,000円のコースは一品料理がしっかりつくことと、天麩羅本体も質が上がるとのことでしたので、近日いただきに訪問予定です!
今回の御新規様も自己の天麩羅史で最高とのこと、味わうためでしょうか、珍しくお酒もセーブして飲んでいました(笑)
15.05
さあ、とりあえず、一度の訪問で素晴らしいと思っても肝心なのは2回目ということで、再訪してきました。
都城、いや宮崎でも最近一番お気に入りのお店です。
ここ最近だと、私も熊本・福岡の有名店、同行者の一人は東京のミシュラン店天ぷら元吉に行っていますが、やはりお値段も併せるとこちらのお店の良さが飛びぬけているなとの感想を持ちました。
今回は三人で訪問、会話を考えるとカウンターですから三人が訪問人数の限度な気がしますね。
稚鮎、アスパラ、ヤングコーンなど、季節のものを中心に出していただきました。
完全予約なので、ふらりと行くのではなく、しっかりと日程が空く日にうかがわないといけませんね。
夏場は他県遠征が多く行く機会を逃してしまっていましたので、天麩羅の美味しい秋にこそ、また伺います!
なお、この後にコースは5,000円と8,000円の2コースとなり、8,000円のコースは天麩羅ではなく焼物などの一品料理が増えた構成との情報ありです。
ただ、〆の天茶or天丼が5,000円のコースでは出なくなったとの情報も聞いたので、近く確認してきます(笑)
15.04
レビューアップ遅れが続いておりますので、たまには新店情報を…
都城市にブライテストホープの誕生です。ジャンルは天麩羅。
場所は牟田町の焼肉みひろ近くに新しくできたGINZAHOUSEの2Fで、開店は昨年の8月とのことですが、できたこと自体を全く知りませんでした。
たまたま伺ったお店のご主人(他県名店での修行歴有)が美味しかったと仰っていたので、偵察がてら突撃です。
あまり、よそのお店を美味しいというタイプではない方の推薦は気になります。
同行者が予約してくれました^^そうそう、事前情報では関西のミシュラン店で修行歴もあるのだとか。WOW!
お店は完全予約制で、カウンター席が10席という構成です。
コースは5,000円一本のようで、しっかりとした天麩羅のお店にしてはお安いですよね。
完全予約制にすることで、この価格を保っているのではないかと思います。御主人と仲居さんの二人体制。
奥に小上がりっぽい部屋が見えますが、待合室とのことで、あくまでもカウンター天麩羅を少人数で食べるお店と捉えてください。
清潔感のある店内、しっかりと掃除が行き届いており、御主人の性格が垣間見えます。
なお、御主人は超若く見えます。20代前半かと思いきや、30歳くらいでした…十分に若いんですけどね(笑)
飲み物はそう種類が多くありませんが、最近のお店らしくワインもしっかりと置いてあります。
アルコールも比較的お安いですね~。
ハートランドの生で乾杯をしていると、御主人が本日の一通りの食材を見せてくださいまして、嫌いなものがないかを確認くださいました。
最初は突き出しなんかではなく、しっかりとしたお料理。和食店?というスタイルで春を意識したお皿が登場です。
出汁は輪郭がはっきりとしたタイプ。しかし、宮崎のそれとはやはり違います。香りが素晴らしい。
そして、またまた和食店?と思った、ヒラメの昆布〆。
申し分ない、〆具合。御主人にお伺いすると、修行歴があるお店は和食店で、天麩羅のカウンターを担当されていたとのこと。
だから、このハイブリッドなコースが可能になるんですね♪
小さい点ですが、この日はわさびがやたらに美味しかったです。
天麩羅の最初の一品は、胡麻豆腐にあられをまぶした品でして、当然に初体験。
これはまた戴きたい一品。あられの食感と香りが通り過ぎて行った後に、中の優しい香りと味わいが届いてきます。二段ロケット。
車海老も火入れが絶妙、この日の海老は火入れ完ぺきと評しても良いでしょう。衣が薄めの天麩羅です。
天麩羅は塩と天つゆと両者用意されていますが、塩比率が高くなってしまいます。ただ、天つゆもしっかりと出汁が効いていて、なかなかのものでした。
春を感じる天麩羅の途中には優しい口休めも…和食経験があると、コース構成の幅がぐんと広くなりますよね。
この日、穴子だけは、かりっと感が強すぎる気がしました。中身はふわっとしていたのですが、ふーむ。
アスパラの天麩羅は鉄板♪
そして…骨~、キスの骨でした。途中から日本酒にシフトしていましたが、実に日本酒的な天麩羅です(笑)
ここでお酒はワインにシフト、赤でしっかりめにしましたが、本来天麩羅には白が合いそうですよね。
骨が来たら、本体ももちろん来ますよね。
昆布〆に山椒の実でアクセントをつけた、技ありの一品。
これは本日一番美味しかった~!!!身のホロッと溶けていくような感触に昆布〆の旨み…山椒のアクセント…
これオリジナルで考えられているらしいです。若くして独立されるだけあって、発想と意欲が豊かですよね。
これで一通りとなりました。
この後に天茶or天丼が選べますが、他に何か食べられますか?とのこと。
コースに出たもの以外はありますか?とお訊ねすると、水烏賊がありますとのことで、そちらを揚げていただきました。
こちらもさきほど山椒が大好きと申し上げたのを汲んでくださったのか、山椒で一工夫。
烏賊自体もねっとりとした美味しさで、大満足となりました。
同行者は天丼、私は天茶…シンプルな天丼が好きなのですが、天茶を食べられるお店が少ないので、こういう機会では天茶を選んでしまいます。
天丼には赤だしが付いてきていました。
もちろん天茶も香りがよく、サクッと挙がった天麩羅と美味しいご飯と、出汁とで、至福の〆となりました。
最後は和スイーツまで…これも御主人の作とのことです。
お店は綺麗だし、ご主人の対応は素晴らしいし、天麩羅は美味しいし…実に良いお店が誕生しました。
油が綺麗なので、店内に響く音も心地よく、美しく感じてしまいます。ただ、お客さんが少なくて、大丈夫かな?と心配はしてしまいますが(笑)
御主人の修行先もお伺いしましたが、素晴らしいお店の経験をお持ちですね。
飲み物が少なめだったことを考えても、一品追加して、8,000円弱はかなりお得なお値段設定だと思います。
私の夜の天麩羅経験は少ないのですが、東北で点数1位のお店よりは確実に上。
仙台にある全国にも有名なお店よりも上。(レビューを書くとかなりブラックレビューになりそうだったので、未レビューです)
私は天麩羅が好きなのですが、バシッとくる天麩羅店と最近会えていなかったこと。
都城という地方都市に帰ってこられた御主人の心意気。
頑張ってほしいと思える新店であること。
上記を踏まえて、点数付けています。
御主人はあんまり人が増えても人手が足りないし…的なところはあったのですが、一方で、県外から人が来るようなお店にということを仰っていました。
今のままお店を続けていけば、そんなお店になりますとも!
『そうだ、天麩羅を食べに都城に行こう!』
2016/11/19 更新
宮崎県都城市、天麩羅の名店として、各地から人が来るようになっているともお聞きしています。
相変わらず、開店当時と同じ値段設定でされていますし、場所も席数も同じ。
回転は速いお店ですが、2回転をされるわけではなく、実直に営業されていると思いますね。
今回も相変わらず、季節を感じるものを出していただけました。
素材についても吟味されていますが、さらに上のステージにいくためには、お値段設定を上げて、更に上の素材を使う。
または、The地元のスペシャル素材を使う等の段階に来ている気もします。
そういう意味では、魚がメインの天麩羅において、都城という地は合わないのでしょうね…
名古屋、静岡、東京、福岡、天麩羅の名店があるところには、海の幸あり!ですものね。
かといって、最近流行している肉の天麩羅は、こちらのテイストと全く合わないでしょうし…
と、通っているからこそ、勝手に葛藤も感じつつ(笑)
市外の方にこそ、こちらの都城の名店に是非とも足を運んでいただきたいですね!