グルマンじゅんさんが投稿したル・ブルギニオン(東京/六本木)の口コミ詳細

昭和58年・オテル・ド・クリヨンの厨房風景。

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ル・ブルギニオン六本木、麻布十番、広尾/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2015/10 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

骨太なフランス料理が堪能出来る西麻布の名店、名物は「アバ」と呼ばれている内臓料理です! 1700件レビュー達成♫

六本木はテレビ朝日通りの、六本木ヒルズの通りを挟んだ斜め向にある
2000年開店のフランス料理店です。この度、1700レビューを
迎えました、今まで読んで頂いた、マイレビュワーの皆さん有り難う
ございました。節目として、初志であった「フランス料理」を真面目
にレビューしたいと思います。長文ですが読んでもらえると有難いです♪

こららのオーナーシェフである菊池氏は数多くのフランス料店で働いた後に
15年前に独立、 爾来順調な客入りで「食べログ」で話題になってからは
益々、その人気度に拍車がかかりました。
この菊池氏の元からは2年半位前に「ス-シェフ」が、目白の学習院近くに
ル・ヴァンキャトルをオープンして、こちらも人気店になっています。

勿論、料理の完成度の素晴らしさ、秀逸なサービスや品揃えの豊富なワイン
類は目を見張る物があります。

そろそろ秋の気配を感じる10月初めに連れと2人で10年ぶりにお邪魔
しました。店はホールに18人、店内奥には4人が入れる個室風のスペース
があって合計で22人入れますが、この日は満席でした。

2人用のテーブルは少し狭めですが、居心地は良いです・・ホール18人が
醸しだす談笑や、さんざめきは本当に美味しいフランス料理を食べようと
思って来ている客が殆どです、素晴らしい雰囲気です!

メニューは魅力的です♪ 一番安価なコースは¥5500(税別以下同)
前菜→魚料理→肉料理→デセート&コーヒーの、プリフィクス。¥7000
のコースは冷前菜→温前菜→魚料理→肉料理→デセール&コーヒーで料理
内容は決まってはいますが、アラカルトから全部ではないですが差し替え
も可能です。あとは¥10000のお任せと、豊富なアラカルトです。

量的にはアラカルトの場合は前菜→メイン→デセール→コーヒーで充分な
量との説明を受けました。アラカルトにいつも常備しているのが本日の
内臓料理で、これはギャルソンに聞く訳でして私も聞きました。

この日は仔豚の脳味噌(セルベル・ド・コション)と温かい豚の頭肉色々な
部位(テット・ド・コション)のテリーヌ仕立てだそう・・これは内臓食いの
フランス人に敬意を表したような料理です。もう1品は仔牛の腎臓・・
「ロニョン・ド・ボー」もありました。

注文は¥7000のコースに2人供しまして、メインが鴨肉だったのですが
私は前記の「仔豚の頬肉&頭肉の温かいテリーヌ仕立てと仔豚の脳味噌」に
差し替えてもらいました、追加料金はなしです。

以下はコース内容。

アミューズ

・チーズ風味のシュー仕立て、豚肉のリエット入り「(2人共通)

冷前菜

・人参のムースとコンソメジュレ、ウニ添え(2人共通)

温前菜

・鰻とフォアグラの温かいテリーヌ仕立て、スパイスの香り(2人共通)

魚料理

・岩手県大槌産の帆立貝のムニエル(2人共通)

肉料理

・小鴨のロ-スト(連れ)
・仔豚の頬肉、頭肉の温かいテリーヌ仕立てと、脳味噌のムニエル(私)

チーズ3種類シェア

・アフィデリス(シャブリウオッシュ/ブルゴーニュ)
・マンステール・アフィネー・オー・マール・ド・ゲヴェルツトラミネール
 (アルザス)
・ショロップシャー・ブルー(イギリス)

デセール

・ ブラマンジェと巨砲のデザート(連れ)
・赤ピーマンのプディング仕立て、ヴァニラアイスクリーム添え(私)

小菓子&コーヒー

・ババロアのブルーベリー風味、マドレーヌ、生チョコレート
・レギュラーコーヒー

酒類

・グラスシャンパン/DELAMOTTEのNV(¥1300)×2
・ブルゴーニュ赤/MOREY-SAINT-DENIS/2011(¥9000)

先ずはグラスシャンパンでスタートで銘柄は「ドゥラモットのノンヴィンテージ」
でスタートです。すっきりより少しコクが感じるシャンパーニュで結構な飲み
応えがありました、これに対するアミューズはチーズ風味のシュー仕立てで中身は
豚肉のリエットです。まずはスタートしては無難に出発ですね♪

パンは自家製のプティバルでした全粒粉ではなくて力強いパンではないですが
無難に美味しいパンでした。

冷前菜の「人参のムースとコンソメジュレ、ウニ添え」は生クリームを使用して
作った人参のムースの上に、冷製コンソメを乗せて質の良い生うにを乗せた料理
で大変に解り易い美味しさです♪

ワインを今夜はブルゴーニュの村名ワイン「モレ・サン・ドニ」の2011を
お願いしました。ドメーヌは「ミッシェルマニャン」でして、この店のお勧めの
作り手と言うことでお願いしました。テースティッグでは木苺のような風味に
隠れているのは苺のニュアンスも感じて、タンニンも豊富・・・今夜はこれ
1種類で行く事にしました。酒屋売りで¥6000位なので¥9000の値付け
は良心的であると思います。

温前菜の「鰻とフォアグラの温かいテリーヌ」は面白い料理でした、鰻とフレッシュ
フォアグラを重ねてパン粉(たぶん?)をつけてソテーしたものですが使用して
いる、スパイスがクミン、ターメリック、コリアンダーなので、イメージはカレー
風味・・まるでインド料理とフレンチの融合です・・大塚のRAMRiで出来そうな
料理ですね♪
付け合わせは固めに炊かれた、ターメリック風味のリゾットでセンス抜群です。

魚料理は震災復興で頑張っている岩手県大槌産の大型帆立貝のムニエルでした!
帆立の上にはトマトとバジル、付け合せは万願寺唐辛子の上に「ジャコ」を乗せて
キノコはあわび茸を添えてありました、シンプルなムニエルで素材を生かす
ためにバターは焦がさないように風味を残してありました・・コクのある帆立貝
でして、ピノノアールの赤ワインでも美味しく頂けました。

さてと肉料理です♪ 楽しみしていた内臓料理は豚の頭の色々な部位を使った
温かいテリーヌ仕立てで、上には子豚の脳味噌ムニエルが乗せてあり、上からは
「フォン・ド・ボー・リエ、ブールノア」仔牛の出汁にとろみを付けて、上から
黒く焦がしたバターをかける・・・そんな意味ですが、フランス人が厨房で
「フォンリエプルノア」・・・と叫んでいたのを思い出しました。むかし聞こえた
ままにカタカナで書いて見ました。

ようは古典のフランス料理に使うバターたっぷり使ったソースですが、ヌーベル調理
が流行り始めた頃からは、あまり見なくなりました、赤エイや真鱈白子等にはよく合い
ますね♪ 今一度、見なおしたいソースです。豚の脳味噌の味は僅かの獣臭は感じる
物の、言われなければ脳味噌とは解らないはずです。

結果的にこの料理は豚の頭の外側と中身を使った料理で、もっともフランスを感じる
料理でありました・さすが内臓食いのフランス人ですね♪

ここまでで、かなりな満腹感にはなりましたが、ワインをチーズ用に1杯分残して
おいたので当然のことながら注文します・・こちらはウオッシュも珍しらしいのが
あって、シャブリの搾りかすで洗った物、マンステールでもアルザスの葡萄品種で
ある「ゲヴェルツトラミネール」のマールで洗った物と香がきついですがチーズを
デザートの甘味前に食べる楽しいを味わえました。極甘口のポートワインやコニャック
への誘惑もあったのですが、ピノノワールが残っていたので気持ちを抑えました♪

デザートには入ります・・私は「赤ピーマンのプディング」ですが、ともあれ
素晴らしいスイーツです。タップリの赤ピーマンムースとキャラメルカスタード
プディングを合わせた感じですが、赤ピーマンの香がかなり個性的にフューチャー
されてます・・こんなデザート=甘味は初めて食べましたヽ(^。^)ノ

最後のコーヒーはマシーンではなくて、きちんとドリップされてましたです。
小菓子には個性的な容器に入った、ブルーベリー風味のババロワらしきものと
生チョコレート、マドレーヌでした。

殆ど満足ですが、サービス・・特に皿出しのインターバルが早すぎる気がしたので
もう少し、ゆったりと皿を出して欲しかった・・皿を下げるのも同じで食べたら即
ではなくて少しの余韻が欲しかったです。

でも、それは些細なことで出来れば位のレベルの話しです。食事が終って白いコック
コート姿のシェフの見送りも気持ちがこもっていて良かったです。フレンチ激戦区の
西麻布&六本木界隈で15年頑張っている稀な店だと思います、料理内容からして
この繁盛は、まだまだ続くと思います。楽しく、美味しく、充実した3時間半でした♪


  • 店の外観

  • 入り口はめ込まれた店名のプレート

  • アラカルトメニュー・1

  • アラカルトメニュー・2

  • 店名入りの飾り

  • 店内風景

  • かざり皿

  • シャンパン・ドゥラモットNV

  • モレ・サン・ドニ2011

  • モレ・サン・ドニ2011

  • モレ・サン・ドニをグタスに。

  • 自家製パン

  • 人参のムースとコンソメジュレ、ウニ添え

  • 人参ムースとコンソメジュレ、ウニ添えのアップ

  • 鰻とフォアグラの温かいテリーヌ

  • 岩手県大槌産の帆立貝のムニエル

  • 帆立貝ムニエルのアップ

  • テット・ド・コションのテリーヌ仕立て、脳味噌のムニエル添え、焦がしバター風味

  • 脳味噌のアップ

  • 鴨のロースト

  • チーズワゴン

  • 3種類の盛り合わせ

  • シャロップシャー・ブルー

  • アフィデリス(シャブリで洗った物)

  • マンステールをゲヴェルツトラミネールのマールで洗った物。

  • コーヒー

  • コーヒーのアップ

  • 小菓子、ブルーベリー風味のババロア、マドレーヌ、生チョコレート

  • 赤ピーマン入りのキャラメルプディング、ヴァニラアイス添え

  • 巨砲のデザート

2020/11/24 更新

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