グルマンじゅんさんのマイ★ベストレストラン 2016

昭和58年・オテル・ド・クリヨンの厨房風景。

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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今年は当初の目的であった、フランス料理に行く機会が
少なかったので熱海の温泉旅館「みかんの木」を1位に
しました。割烹旅館のもてなしと料理が素晴らしかった
からです。

2位の「こだまや食堂」は高齢の女性が昭和20年代築
の建物で頑張って営んでいる大衆食堂を入れました。

3位は新宿区新大久保のネパール人コミニュティー地区
にある生粋なネパール料理の店を選択、数多い新大久保
のネパール民族料理の中で一番美味しいと感じました。

4位は新宿区西早稲田にある、フランス料理のモンテを
選択、夜でも2品にデザート、ワインフルボトル1本で
¥5000予算と、フランスの日常食を食べられる珍しい
一軒です。

5位は、3位と同じ新大久保のネパール民族料理の店で
「ソルマリ」です。理由は3位と同じで、ネパール料理
をインド料理といっしょくたにしないで頑張っている店
だからです。

6位は板橋区大山の駅近くにあるフランス料理を売りに
している「ビストロクレール」です・フレンチ不毛地帯
の板橋区で本物のフランス料理を提供しようと頑張って
います。

7位は池袋の外れにある個性的なカレーライスを出す店
で「かえる食堂」です。ここのカレーライスを食べると
カレーライスの概念が変わります。

8位は新宿区荒木町近くの舟町にある「鯛塩そば灯火」
です。こんなに美味しい塩ラーメンは初めて食べました。

9位、10位は日式中華料理の中から2店舗選択で両店
とも入り口ドアは木枠のままで頑張っていて9位の福楽
は北区王子本町に、10位の宝来軒は中野区沼袋に有り
平成28年12月現在も頑張っています。

以上です。


マイ★ベストレストラン

1位

みかんの木 (熱海、来宮 / 旅館・民宿)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2016/01訪問 2016/02/03

熱海温泉のしっとりした温泉旅館で、まったりと過ごせました♪

午後13:30に熱海駅に到着して「起雲閣」,「熱海梅園」,「来宮神社」
と見学して16:00になりましたが個人的には[a:22028191,熱海秘宝館 軽食処]に行って
「ネタ」にしたかったのですが、敢え無く奥さんに却下されてしまいました(^_^;)

夫婦で「秘宝館」も粋で良いかなぁ・・とも思ったけれど理解は得られない
でした・・だからと言う訳ではないですが、今夜の宿である「みかんの木」
に早めのチェックインをしました。

場所は熱海駅から坂を下る事15分位ですが、梅園の方から行くので道が
わからずでタクシーを利用しました。余談ですが、その時乗ったタクシー
が女性(若い・・)の運転手さんで熱海の観光案内も出来るそうです♪

熱海は坂が多くて年配の方で車を持っていない人が多いのでタクシー需要
は多くて熱海市内に10社があるそうで、近距離でも山の上に住居がある
人は頻繁に利用するそうです。料金は初乗り1.5キロまでが¥700と
都内よりも割高になりますが、考えれば1.5キロ以内の利用が多いようで
その場合は都内の初乗り¥730よりは安い訳ですね♪

参考までに熱海市の人口が3万7千人位で、タクシー会社は10社・・
地元の北本市は人口が6万7千人位で会社は2社・・観光都市なので
自家用車保有率の多いベットタウンとは単純比較は出来ないけれど熱海市
のタクシー会社が繁忙なのは分かる数字だと思います。

旅館「みかんの木」は海岸沿いの元の大月ホテル本館がある建物の裏手に
ひっそりとあるお忍び的な旅館で全14室しかないので地味ですが
過ごし易い旅館です。窓を開けると海岸線よりは少し高い所にあるので
各旅館の後ろ姿の間から僅かに海が見えますが、ビュー自体は素晴らしい
とは言えませんが、景色ではなくて料理を主体とすれば凄く良い宿だと
思って選択したのですが、結論から言って正解でした♪

部屋は15畳位のスペースで別に着替え部屋が3畳のスペースであります。
内風呂もありますが温泉ではないです、あとは椅子があるスペースと飲物
が入っている冷蔵庫が常備、価格は参考までに静岡県限定の生ビール静岡麦酒
が(生ビール中ジョッキ位)¥800(税金、サービス料別途)です!

アメニティーグッズは都市ホテル程ではないですが、必要最低限+アルファ
位は揃っています。出迎えからして接客は良くて、チュックイン(記帳)は
フロントカウンターではなくて、ラウンジに移動して行います・・柚子茶
を出してくれて、ゆっくりと記帳・・やけに美味しい柚子茶でした。

風呂は19:00~20:00までがお掃除タイムで2ヶ所あって1つが
打たせ湯がある露天風呂があって、もう1つは露天風呂のみです。時間が
昼間は何時からかわからないですが夜の19:00までは男湯が打たせ湯
の露天風呂、掃除タイムが終わった20:00から翌朝のチェックアウト
時間までは女性が打たせ湯の方になります。

楽しみの夕食は18:30に予約してありまして、冷たい物から初まって
全て部屋に順番で運んでくれます♪ 

以下は夕食&朝食のメニュー内容と飲んだ酒類。

*夕食

食前酒
・みかんワイン

先付(冷前菜)
・栄螺酒蒸し
・茹で海老
・鴨の燻製
・菜の花お浸し
・胡麻豆腐いくら乗せ
・赤蕪の一口寿司
・白餡饅頭

お造り
・鯛
・鮪赤身
・烏賊
・勘八
・栄螺
・雲丹

焼き物
・鮑の踊り焼き

煮物
・蕪と麩の炊き物
・みかん風味の茶碗蒸し

前椀
・鯛ととろろ昆布の澄まし汁

揚物
・小海老のかき揚げを塩で

煮魚
・金目鯛の煮付け

鍋物
・豚肉、お揚げ、各種野菜

御飯
・桜海老の炊き込み御飯

留椀
・あら汁味噌仕立て

香の物
・白菜、胡瓜、人参

甘味
・抹茶プリンとフルーツ

酒類
・静岡麦酒×2(¥1600税、サービス料別以下同)
・純米酒「宮のしずく」・島田市大村屋酒造(300mlで¥1000)
・特別本醸造生酒 朝日山・新潟県長岡市朝日山酒造(300mlで¥1500)

以上の内容ですが、料理の素晴らしさも、さることながら配膳が冷菜から始まり
順番に運ばれてきて最初は、先付7種類とお造り6種類が来まして、冷菜は全部
丁寧に作られていて、菜の花お浸しが春を感じて栄螺の酒蒸しの肝の旨さは抜群
です♪ お造りは鯛(チダイだと思う・・)が皮付で旨味がありました。そして
全て新鮮なのは言うまでもないです。

焼き物は豪快に鮑の踊り焼きで、卓上のコンロの上に網を敷いて鮑を殻ごと乗せ
ると、くねくねと妖艶に身をよじらせます・・動きが鈍くなった所が食べ頃で
皿に移して、ナイフ&フォークで、バターを添えて頂きます、やはり鮑は加熱
して旨味が出る貝だと思った次第です。

豪快な料理に続いては、優しい味の蕪と麩の炊き物で薄味で出汁はしっかり効い
ていました、柚子と木の芽の風味がある甘目な赤味噌で頂きました。茶碗蒸しは
初めて食べる柑橘系の風味が全体に付いていて旨い・・目から鱗です♪

箸休めの「前椀」が出て、内容は鯛と、とろろ昆布の澄まし汁ですがここで口中
をいったんリセットした感じです・・中休みですね。

次は揚げ立ての小海老かき揚げが運ばれてきました、熱々でむちゃくちゃ旨い♫
荒塩で頂きました。天麩羅って美味しいのは本気で旨いですね~~

次は伊豆下田産の金目鯛の煮付けですヽ(^。^)ノ 大型の金目鯛が牛蒡と共に
煮付けてあって味も良く浸みていて旨いとしか言いようがないです、旬なので
脂も乗ってます。これが本日のメインディッシュですね♪

最後は、1人用の陶器に入って火にかけられた、中身が豚ロース肉、お揚げ
各種野菜が入った鍋と、桜海老で炊き込んだ御飯、香の物がきました。鍋は
極薄味です。
桜海老の炊き込み御飯は初めて食べた味で、ほんのり桜色していて味も僅かに
桜海老の香がして、〆の御飯には最高でした・・すぐに留椀のあら汁が来て
今夜の宴は終了です。甘味は静岡茶で作った抹茶プリンが出ました!!

酒類ですが、最初に頂いた静岡県限定でサッポロビールが製造している静岡麦酒
は、やけに美味しく感じました。酒類2種も静岡県島田市の「宮のしずく」は
少し甘目の純米酒、新潟県長岡市の「朝日山」は本醸造なので、アルコール添加
ですが、こちらの方が辛口で飲みごたえがあったです。

ここまで2時間半で、7回に分けての配膳は部屋食なので仲居さんは大変そう
でしたが配膳の所作も上品でした、若い女性ですが色々と勉強していて好感が
持てました♫

ここで1972年の吉田拓郎作曲、岡本おさみ作詞の「旅の宿」の歌詞を思い
出しました・・♫もう飲み過ぎてしまって、君を〇〇気にもなれないみたい♫
お休みなさい(^_^;)

6:00起床、朝食は7:30の予定で時間があるので咲いている熱海桜を
川沿いに見に行く・・15年前に熱海銀座で夜な夜な飲み歩いていたのが
懐かしですね♪

以下は朝食内容です。

・鯵干物(卓上の鉄板で焼く)
・ひじき煮物
・ほうれん草お浸し
・青海苔佃煮
・生姜の佃煮
・温泉玉子
・白菜の御新香
・梅干し
・渡り蟹の味噌汁
・御飯(烏賊刺身,鮪剥き身,めかぶ,とろろ,挽割納豆)
 御飯は上記5種類を混ぜてから、ごはんにかけて
 頂く「ねばねば丼」。

旅館の朝御飯は美味しと相場が決まってまして、そのまま晩御飯でも良い
と思う内容でして、ビールが欲しくなりましたが、これから清水まで行く
ので我慢、我慢ですね♪ その変わり朝から3杯メシになってしまい多少の
睡魔が襲ってきました・・もう一度、温泉に入って眠気を覚ます!!

チェックアウトは9:15分・・本当に充実した1夜でした、満足、満足♫
日曜の夜だけあって宿泊客も少な目で、行き届いたサービスで良い思い出に
なりました。スタッフの方々ありがとうございいました、料理を作ってくれた
職人さん、ごちそうさまでした♫ また来たいです!!

以上、初めて書いた旅館のレビューでした。


  • 旅館の玄関
  • ラウンジでチェックインします。
  • 鮑を焼いています♫

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2位

こだまや食堂 (上板橋 / 食堂、中華料理)

2回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2017/11訪問 2017/11/23

一年ぶりに再訪しました@相変わらず素敵な雰囲気を出しています!

寒い季節になってくると行きたくなる店の一つです。
上板橋駅の南口を降りたら雑多な商店街を抜けます!

旧川越街道に出ますので左のときわ台方向に少し
歩いたら右側にあります・・昭和20年代前半位に
建てられて店は変わってなかったです。良かった♪
この夜は先に駅に近いお多幸 上板橋店で4個
おでんを食べた後に、この店に1年ぶりに来てみる
事にしました。

大衆食堂にしては夜のみの営業なのは珍しいです・・
この日は11月なのに冷え込んだ夜でしたが気分は
暖かです。何たって今時、こんな温もりのある店は
無いに等しいです。

店の真ん中を貫通している大黒柱、住処とを別けて
いる燻したようなガラス戸、つるされた裸電球は
40W位かなぁ・・ コンクリート打ち放しの床も
冷えるけれど雰囲気よし!! テーブルや椅子まで
素敵に思えてきます。

この日は、ソニーの平型画面のテレビが調子悪くて
お母さんが「古いから写り難くなった」と、言って
ました。アランさんが興味を持っているのに・・


少し思ったのですが何となく、お母さんの背の丸さが
増したような気がします・・「いつまでも、あると
思うな、親と金」の格言を思い出して、追加するは
「いつまでも、あると思うな大衆食堂、街の中華屋
持ち帰り寿司、弁当屋さん、喫茶店・・」
街の風景は
時代と共に確実に変わって行きます・・

食べ物やさんも、昭和50年頃は昔ながらの老舗か
個人経営の店が主流でしたが、ファミレス等の台頭
から主役は外食産業と称する大企業が主力になって
います。それ自体を否定はしませんが、そのアンチ
として創業当時から殆ど変っていない(お母さんが
言ってました・・)このような店は文化財的な見地
もあるので大切にしていきたいです。

今回は不測の事態を鑑みて店内写真を多く撮影して
きました。

食べる物ですが、ここで食べると何を食べても旨い♪

そう、旨いのです!!普通の家庭料理ですが人が
作った温もりを感じるのです。そして価格が安い!
注文は餃子定食にしました(¥550)。

それと、ビールの小瓶を1本注文ですが¥330は
安いと思います、合計が¥880で一軒目の店での
会計¥1190を足しても¥2070です♪

前回の肉野菜炒めの時にも思ったのですが、御年に
してはしっかりとした調理をしています。餃子が
焼き上がると、味噌汁、御飯、自家製漬物を盛って
配膳です。餃子のタレは最初から醤油、酢、辣油を
混ぜた物で出されました。

あとは店の雰囲気を楽しみながら時折、お母さんと
昔話をしながら、ひたすら食べるだけです!!

普通に旨い・・・と言う、単語をよく使いますが
正しくその通りで、腹も心も満足できるのが本当の
食の楽しみではないでしょうか? 

価値観もあるとは思いますが、普通の街に何時迄も
残って欲しい食堂だと思います。また来ますので・・



東武東上線の上板橋駅南口を出たら味のある商店街を抜けると
川越街道の旧道に出ますので、左のときわ台方向に歩くと右側
に完璧に時代から取り残されたような建屋で営んでいるのが
こだまや食堂で、食堂にしては珍しく夕方の17時半からの
営業です。調理からホールまで御年は解らないですが高齢で
あることは間違い無い女性が切り盛りしていました・・
でも、喋り方はシャキシャキとしておられて凄くお元気です。

店は本当に・・よくぞ残ってくれたと思うものでタイトルにも
あるように板橋区の有形文化財に指定して欲しいです。築年を
店主のおばあちゃまに聞いたら教えてくれませんでしたが
少なくとも昭和中華料理の店によくある木造モルタルの建物
よりは古いように思えます。ここは旧川越街道ですので昔は
このような建物が並んでいたのかなぁ・・
そんな昔の旧川越街道を思い出させる建物で一人で頑張って
います。

店の入り口ドアのみはアルミサッシに変えてありますが両側
窓枠は木製のままで、入り口右側にあるサンプルメニューが
入っていたケースが、これまたなんとも言えないですね♪

店内のテーブルは昔あった食堂の「それ」で、4卓、床は
現在はコンクリートを打ってありますが、建築当時は土間で
あったと推測されます。カウンターも小上がりもありますが
現在は使っていない様子・・小上がりと厨房を仕切るドアは
木製で長い事燻されて茶色くなってます・・更に、照明は
60W電球が直でぶら下がっている「裸電球」・・この単語
は死語になっていたと思っていました。LED電球等はどこの
世界の話しと言った感じですが、これこそ本当の昭和の生き
残りです。意図的に昭和を意識した訳ではなくて、自然発生
的に残った訳で本気で貴重ですわ~~

もう、こうなったら何を食べても美味しいに決まってます♪
メニューは壁に貼ってありますが品数は少ないでして酒類も
ビールと日本酒が有る位ですが、食堂飲みをするには充分の
内容だと思います・・うどん¥300が何とも微笑ましい!

肉ドーフ、奴ドーフ、さけの塩焼き、さんま開き、さば塩焼
ベーコンエッグ、シラスおろし、餃子、海老シューマイ・・
和風鳥のからあげ、岩手のしめざば等のつまみに定食類は

ハンバーグ定食、豚肉のしょうが焼き定食、目玉焼き定食
玉子焼き定食、肉入り野菜炒め定食
・・魅力が有り過ぎて
選択に悩みましたが、肉入り野菜炒め定食に決めました!!
¥650とリーズナブルですが、これが最高額です♪

注文が入ると、ゆったりとはしていますが確実な動作で調理
の始まりです、途中で店外に足りない野菜を取りにいってた
様子です。しばし待って中華料理屋さんで炒める同じような
鍋を使って結構な音を立てて炒めています。御年高齢な女性
にしては豪快な鍋振りです♪ 炒め音が止むと味噌汁&御飯
を盛って、御新香と共に配膳です。

さて、実食です。肉入り野菜炒めは豚肉にキチンと下味が
ついていて野菜もベチャっとならずにシャキシャキに炒まり
失礼ながら、予想以上に旨い肉野菜炒めです。御飯も固めの
焚き方で米がしっかりと立っていて、これも甘味があって
美味しい御飯です。味噌汁も手作り感たっぷりで具は「麩」
と「わかめ」でした。御新香も自家製らしくて蕪と蕪の葉で
作ってあって優しい味で、すべてが大満足でした♫

建物も店の雰囲気を含めて、探しても簡単には見つからない
昭和の遺産的食堂です。このタイプの店に興味がある方々は
足繁く早めに行く事をお勧めします。いつまでも・・あると
思うな親と金と、こんなタイプの大衆食堂です。

  • 店の外観全体
  • 店内を奥から撮影。
  • 壁のメニューのアップ

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3位

ナングロガル 新大久保店 (大久保、新大久保、西武新宿 / ネパール料理、カレー、居酒屋)

2回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2022/07訪問 2022/07/18

6年ぶりに再訪の「ナングロガル」@6人で飲み放題♪

令和4年7月15日(金)・再訪2回目

この日は全国的に雨模様の金曜日でしたがそんな雨中を大久保
まで遠征
して6人での飲み会を開催しました。場所は6年前に
Tちゃんとスパイス飲みして印象が良かったナングロガルです。

時間には皆さん集まって、それぞれのドリンクでカンパ~イ♪

以下は食べた物で¥3480(税別)

・ミックスアチャール(大根、人参、えんどう豆、その他)
・12種類のスパイスを加えたスパイシーラム
・大豆のスパイシー和え煎餅(パーパル)
・オーガニックポテトのサモサ
・スープモモ
・ポークチリ
・セクワ盛り合わせ
・発酵青菜(グンドゥルック)のカレー
・マトングレイビーカレー
・ポークカレー
・バスマティライス
・デザート(マンゴー使用の何か)

酒類(自分の分)

・ジンジャーハイボール×2
・コークーハイ
・ラッシーサワー×2

最初に、ミックスアチャールと、12種類のスパイスを使用の
スパイシーラム
ですが、アチャールは大根、人参、グリーン豆
が入った典型的なネパールの漬物
ですが少し味が濃いような気
がしました。甘いジンジャーハイボールには良く合いますね~

スパイシーラムは少し辛くて固さも適度に有り噛んで美味しく
なるタイプ
でした。

大豆のスパイシー和え煎餅は、ネパールの言葉で、パーパル
インドだとパパドですね。その煎餅の上にマサラで和えた野菜
と、ワイワイサデコを上に散らしてた。ワイワイネパールの
人が大好きな乾麺
で日本のベビースターラーメンラーメンにも
似てますよ♪

サモサが着ました。固めのパン生地の中にスパイシーなポテト
入れて焼いた物、これを揚げれば日本のカレーパンになるんだ
と思いますね♪付けるソースは「ゴルベラチャトニ」トマト
チリ、にんにく
が効いてました。

スープモモは、白いスープ(タレ?)に入ったスタイルで蒸し
焼き等がある中、色々なスタイルのスープに浮かべるのは中国
の餃子の変形
ですが、どっちが最初かは解らないですの。

ポークチリはチリと付いていても、あんまり辛くは無くて酸味
が目立つので中華料理の「酢豚」
のようでした、中々旨いよ♪

セクワは串焼きですが鶏の色々な部位をスパイシーに焼いた物
でしたが少し焼きを入れ過ぎに感じましたね・・・

最後はカレーが3種類で、ポーク、マトングレイビー、発酵の
青菜(グンドゥルック)のカレー
をグランドメニューから選択
しました。ネパールのカレーなので3品共にサラサラタイプ
ライスはバスマティライスなので相性は良かったなぁ~~

個人的には発酵野菜の青菜の酸っぱさが目立つグンドゥルック
カレーが好き
です。日本の野沢菜に似た感じのヒマラヤ高地の
野菜
でして、いかにもネパールらしいです。ポーク、マトン
無難でしたが私的に辛さがもっと有った方が良いでしたが色々
料理のバランスがあるので止むを得ないところでした。

さて、全体的に思ったことは6年前はキレキレのネパール料理
だったけれど何となく全体的に、スパイスのキレが弱くて少し
味としては後退
したように思えましたが、楽しい仲間での宴会
なので充分に満足出来ました。




マイレビュワーさんと、どこかでスパイス飲みをしようとの事に
なりまして、最近はネパールコミュニティーが凄い大久保地区を
選んで飲む事にしました。

選んだ店は未だに行った事のない「ナングロ」に決定、昨年の12月に
開店したばかりで2ヶ月も経っていない店ですが、早くも本物のネパール
料理が食べられると話題になっています。

店は4階建のビルで1~2階は大久保地区らしく韓国料理の店、3階
が喫煙スペース、4階が禁煙スぺース、5階になる屋上も近日中に
テラス席として開店するそうです♪ 因みにエレベーターは無しです!

店内は一見、簡易な作りに見えますが、煉瓦色に塗られた土壁や天井を
渡っている太い梁、木枠の窓、間接照明を多用するなどして、アジアを
意識した今時のデザインになっています。

そして、分厚いメニュー内容が圧巻です・・スピードメニューから始まり
アチャール、バラ(ワダ)、チャタマリ、チョイラ、セクワ(ネパール
風の串焼き)、脳味噌含む内臓各種、チリ炒め、パコウダ、モモ、チョウ
ミン、モンゴル麺、スクティ、バスマティーライス、チャパティ、それらが
各3~4種類用意されてます。ダルバートは¥1300、¥900の2種類
あって、カレーもネパール風で10種類用意されてまして、考えられる
ネパールメニューが全部用意されているイメージです♪

以下は食べた物&飲んだ物二人で。

・生ビール×3
・ネパールアイスビール
・チャン×4
・ミックスアチャール
・マトンチョエラ
・羊の脳味噌
・チリスクティー
・豆スープ入り蒸し餃子(モモ)

まずは生ビールで乾杯した後に、ミックスアチャールが来まして内容は
大根に煮崩した何らかの豆と、丸のままの豆でスパイス和えにしてあって
このスタイルの「ムラクアチャール」は初めて食べました、アチャールは
本当に同じ物は無いといっても過言ではないです・・やけに旨いです♪

続いて、チョエラと羊脳味噌が来ました。チョエラも店によって違いの
ある料理で、こちらのは冷製で少し乾燥&発酵させてから、スパイスに
漬け込んで出された物で、辛味&スパイス感も充分にありました!

飲物をネパールの酒の「チャン」に変えて、ネパール料理には欠かせない
羊脳味噌料理が来ました・・大抵の日本人は抵抗がある食材だとは思い
ますがネパールの文化なので臆せず食べてみよう!!鱈の白子みたいで
素揚げした後に何らかの辛くないスパイスで合えてあって臭味もなくて
美味しいです♪ チャンと一緒だと現地にいるようですねヽ(^。^)ノ

次はチリスクティー、スクティーはプレーン、チリ、キーマと3種類
あって見た事のない「キーマスクティー」も気にはなりましたが無難に
辛い物好きな事もあって「チリスクティー」にしました。

マトンの干し肉と玉葱、チリで合えた冷製料理で爽やかな辛さが刺激的
で、チャンがどんどん進んでしまいました(^_^;) 

同行者が何回かこの店に来ていてオーナーの奥様(凄く綺麗な美人)と
顔見知りであったので料理を1品サービスしてくれることになりました。
選んだ物は「豆スープ入り蒸し餃子」です(通常価格は6個で¥800)。

これは絶品でした、12種類の豆が入って「ダルスープ」の中に6個の
モモが浮いている感じで、いつもはゴルべラチャトニで食べる「モモ」
も美味しいですが、こんな食べ方もあるのかと目から鱗です♪

モモの取り皿が立派な真鍮のカトリで、ずっしり重いです・・雰囲気は
抜群ですし、モモはジューシーで、ダルスープはそのまま料理としても
成立しているので、このスープのついたダルバートでバスマティライス
を食べたら最高だろうな!! なんて思ってました。

そのダルバートも内容によって¥900、¥1300とあって親切で
他にもカザーセット(ネパールの軽食)が¥1000、ネワール族の
色々な料理を盛り合わせた物が¥1200でした。

この店は一人なら、ダルバートにビール、2人以上、出来たら4人が
一皿の盛りの量からして、ベストの店だと思いました!満腹になって
しまったので、美味しそうなカレーにも、ダルバートにも辿りつかな
かったです・・本気でもう1回・・いや何回でも来たいと思わせる店
でありました!! もう一度言います、今は新大久保が熱いです♫♫

  • 壁に飾ってあるのが「ナングロ」です。
  • ミックスアチャール、スパイシーマトン
  • マサラババド(パーパル)

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4位

モンテ (早稲田(都電)、面影橋、早稲田(メトロ) / ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2016/05訪問 2016/06/02

伊川順二さんがオーナーの荒木町「パザパ」の系譜のフランス料理店@2000軒目レビューです♪

このたびは食べログ初めて5年8ヶ月で、2000軒のレビューに
達しました。今まで読んで貰ったレビュワー&フォロワーの皆さま
本当にありがとうございます。

2000軒目に選んだ店は、食べログを始めるきっかけとなった
リーズナブルなフランス料理(ビストロ)を取り上げたいと思います。

今から25年以上前のバブル華やかし頃に新宿の曙橋(市ヶ谷台町)に
「オー・ムートン・ブラン」というフランス料理店がオープンしました。
四谷のオテル・ドゥ・ミクニや南麻布レストランひらまつ 広尾
盛んに取り上げられてました。斉須さんのコート・ドールは開店したてです。

時代は昭和の終わりで、まだ東麻布の「レジャンス」もあったし、現在北島亭
のオーナーシェフの北島氏は、井上旭氏がシェ・イノのオーナーシェフと
なったので、その前までシェフだった同じ京橋の「ドゥロアンヌ」でシェフに
昇格していました。
いずれも高級フレンチでフランス料理は高額のイメージがまだまだ
ぬぐえない時代であったわけです。

そんな時代にオープンした伊川順二氏の「オー・ムートン・ブラン」は
昼で¥1000、夜でも¥2500で前菜→メイン→デザートでした。
その後に目白台に「パ・マル」、高田馬場に「ラディネット」、荒木町
には「スクレサレ」、千石に「プルミエ」などを同価格で開店して行き
ました、シェフを育ててです。更には「パ・マル」では、ドレスコード
を無くして、当時の食べ歩き本などに「短パン、サンダル可」と唄い
フランス料理はお洒落な食べ物の概念を覆したわけです。

現在は薫陶を受けた愛弟子が高田馬場でラミティエ、目白台で
ル・マルカッサンが予約が取れないほどに盛業中、伊川氏が責任者となって
いるのは四谷荒木町のパザパだけです。

こちら「モンテ」は「パザパ」から枝分かれして、神楽坂近くにある
ブラッスリー・グーで修行したシェフが開店した店です。
伊川順二さんの孫弟子にあたる人です♪

まずは、店のカテゴリーですが、食べログの仕分けでは「ビストロ」
となってますが、ビストロとはフランス料理の中のカテゴリーの一つで
廉価な田舎料理や惣菜的な料理を出す店です。

今年から、ジャンル登録が個人では出来なくなって、フランス料理の
中にも「モダンフレンチ」が出来ました。ビストロの意味はフレンチ
にだけ当てはまるカテゴリーで、惣菜的な安価な料理で安いワインを
飲みながら、皿にあふれんばかりの・・例えば、パテ・カンパーニュ
レバームース、キッシュ等を楽しむ店です。対して、モダンフレンチ
は価格コムの造語ですので、モダンフレンチというジャンルは世間
には無いジャンルです。フレンチとモダンフレンチの境目はあまり
わかり難いのが現状です。もし作るなら、スタイルとしては元の意味
がビール工場の「ブラッスリー」を作って欲しかったです。

さて、この日は相方と2人で夕方18:45分の予約で来店です♪
メニューは¥2500で前菜、メイン、の2皿コースと¥2800
のプラスにデザートが付いた3皿コースです(デザートは2種類の
盛り合わせフォロマージュに変更できます)。

プラス料金のない冷前菜、メイン、デザートから1皿ずつ選びます。

前菜
・お肉のテリーヌ
・鴨のリエット
・鶏レバーのパテ ポルト酒風味 はちみつ添え
・サーモンと玉葱のキッシュ
・エスカルゴのブルゴーニュ風
・ノルウェー産サーモンのマリネ 柚子風味

メイン
・ 本日の魚料理(この日は真鯛のポワレ)
・牛頬肉の赤ワイン煮込み
・ シュークルート
・鴨腿肉のコンフィ
・鴨胸肉のロースト フランボワーズのソース
・豚ロース肉(大和豚)のソテー 粒マスタードソース
・牛ヒレ肉のステーキ マデラソース
・牛タンのポワレ 香草バターソース

デザート(チーズに変更可能)
・ガトーショコラ
・クレームキャラメル
・本日のタルト
・ヌガーグラッセ
・カシスのシャーベット
・レモンのシャーベット
・フロマージュ(青かび、ハード、ウォッシュの3種から2種選択)

特にメニューには書いてはいませんでしたが、大抵のこのタイプの
店では前菜追加はいくら、メイン追加はいくら、デザート追加は
いくらのパターンが多いですが、こちらの場合は1皿の量が多いの
で3皿で普通の胃袋の人は充分な量です。パンはバゲットでお代わり
可能で、バター&パン皿は無しで、パンはテーブルに直接置きます。
コーヒー&紅茶は別料金になってます。

注文は前菜6種、メイン8種の中から私が前菜を「お肉のテリーヌ」
相方は「鶏レバーのパテ ポルト酒風味 蜂蜜添え」、メイン料理を
私が「牛タンのポアレ 香草バターソース」、相方が選んだメイン
は「鴨腿肉のコンフィ」です。デザートは2人とも好物のチーズ
でお願いしました。

ワインはスタートから赤ワインで銘柄は「バロン ド レスタック」
の2014年をお願いです(¥3150)。これは酒屋さん売りで
¥1200位のワインでリーズナブルな割に飲みごたえのある
ワインで「ボルドーAOC」です。葡萄品種はカベルネソービニヨン
とメルロのブレンドでオーク樽熟成。飲みごたえはある物の少し
ボディーは軽いので前菜からメインまで通せるワイン・・ようは
肩肘張らないテーブルワインと言った所です。

最初に、前菜の分厚い肉のテリーヌ、甘いポルト酒で練り込まれた
鶏レバーのパテが運ばれて来ました。付け合せは2品とも共通で
量が多いサラダ(アンディーブ、グリーンアスパラ、サニーレタス等)
丁寧に下ごしらえして、ワイン酢を少な目と、ナッツ系のオイルに
塩&胡椒は少なめのドレッシングで合えてあります♪

お肉のテリーヌはパテ ド カンパーニュと共に、ビストロの代表的
な料理です・・デジョンマスタードをつけて、ワインをがぶ飲み
すると、フランスの庶民的な食堂で食べているようで気分は最高
ですね♪ こちらのは肉のテリーヌと唄っているように、レバー
は入っていても少な目でした。

鶏レバーのパテは少しの味見ですが、甘味が結構ありましたが
バゲットに塗って食べると相性が良かったです。

1皿の量が多かったので食べごたえがあって2皿目のメインに入り
ます。1年と少し前に、こちらのシェフの出身の、ブラッスリーグー
で相方が食べた時の味見で印象の良かった、牛タンのポアレを選択
しました。厚切の牛タンを、ポアレの手法でじっくり火を通して
香草バターをたっぷりかけまわしたソースで食べる物で、バターを
焦がしてないから牛タンの風味を壊してないので、風味よく頂け
ます。じっくり火を通しているので、かなり柔らかで軽くほぐれる
牛タンは他店では見た事のない味でした(修行店のグ-を除く)。

相方の味見の鴨胸肉のコンフィはビストロ料理の王道で低温の脂煮
で皮はパリパリで中身の肉はしっとりで、本気で旨いですね♪
両方の付け合わせの野菜は共通で、たっぷり添えられていまして
内容は、キャべツ、蕪、ブロッコリー、カリフラワー、じゃがいも
薩摩芋、ヤングコーンで前菜から含めると、だぶった野菜はなくて
2皿で10種類はありました。フランス料理は野菜を食べる料理と
言っても過言ではないです。

腹が9分位になって残ったワインでチーズを頂きます、これが至福
の一時なんですね。この日に用意されていたチーズはハードタイプ
が「ミモレット」、青かびが「ブレス ブルー」、ウォッシュは名前
を失念してしまいました。盛り方は相方はウォッシュとミモレット
私はウォッシュとブレス ブルーにしました。付け合せは、レーズン
で大型な物でした。ブレス ブルーはフランスブレス地方の青かび
チーズで見た目は、白カビチーズに見えますが中身には青かびが
しっかりと入っていて、案外とマイルドなので青かびに慣れない人
にも食べやすいチーズです。

ディナーの余韻をチーズで楽しむのもフランス料理の醍醐味の一つ
だと思ってます。

これで会計が2人でお腹いっぱい食べて¥8750です・・これは
リーズナブルだと思わずには居られません♫ カトラリーはレスト
があって2皿使い廻しで、チーズ&デザートの時には交換です。
テーブルクロスは紙製、ナプキンも市販の紙製の物、カトラリーは
軽い打ち抜き、ワイングラスも小さ目の少し厚いタイプの量産品を
使用していました。

上記の事をすべて完璧にして、この内容の料理を一人が¥4375
で食べるのは無理なので、グラス、カトラリー、テーブルクロス等
を安価な物にして経費を節約するのは、食べてにとっても美味しい
物を食べたい・・に、特化すれば素晴らしいディナーになると思い
ます・・それに応えてくれるのがこの店です。

そして、こんな店がフランスの庶民が少し良い晩御飯を食べる時の
料理に他ならないです!! フランス料理は高級な日本で言う所の
高級な和食店のような店ばかりではかくて、食べ方によっては価格
が大手居酒屋と良い勝負な店もあるのです。
フレンチに苦手意識がある人には是非とも行って欲しい店です♪

長いレビューになってしまいましたが、フランス料理がビストロと
して気軽に日本で利用にされる日が来るのを本気で望んでます♪

2000軒目のレビュー・・・最後まで読んでもらってありがとう
ありがとうございました。


  • 店の看板
  • バロン・ド・レスタック 2014
  • お肉のテリーヌ

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5位

ソルマリ (大久保、新大久保、西武新宿 / ネパール料理、カレー、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2016/02訪問 2016/02/25

大久保はネパールのコミニュティが盛んです@ソルマリ♪

大久保は近年、韓国コミニュティにプラスしてネパールのコミニュティが
盛んになって来ました。最初に知った店はMOMOソルティカージャガル
HOT CHILLYムスタングナングロガルKB KITCHEN・・・・
まだまだありますが、気になっていたこちら「ソルマリ」は未だに行った
事がなかったので、マイレビュワーさんにお付き合いしてもらって行く事
にしました(マイレビュワー・・ではなくて、マイフォロワーですね♪)。

山手線新大久保と中央線大久保は約400メートル離れてますがこちらは
大久保駅の方が近いです。大久保駅を降りたら大久保通りを渡って新大久保
方面に歩いて3本目の路地を左に入ってすぐの左側他店舗の2階にあります!

店内は盛況ですが、夜はすべての人がネパール人で我々日本人が異邦人なの
です・・そんな雰囲気は気分がよいです♪

まずは生ビールからスタート、サービスでムラ・ク・アチャールを頂きます。
通常の物よりカットが大きいです・・つまみの選択に入りまして以下は食べた
物&飲んだ物2人でです。

料理
・スクティー・サデコ(¥600)
・ドッグ・チョエラ(¥700)
・グンドゥルック・ブデコ(¥600)
・モモ(¥600)
・チウラ(価格失念)

飲物

・生ビール×4
・スプマンテのフルボトル

最初にスクティ・サデコと、ドッグ・チョエラを注文しまたがネパール料理
店のメニューによくある「ブデコ」と「サデコ」の違いをホールスタッフに
聞いたら、まずはまったく違う料理法・・と、言った上で、ブデコは炒め
サデコは合えもの・・身振り手振りでそんな風に説明してくれました。

スクティサデコは羊の風味タップリで噛みしめて出てくる味は、やっぱり
大好きな味です・・ドッグ・チョエラはまさか犬肉のチョエラかと思った
けれど、あひる肉のチョエラでした(^_^;) スクティを噛みしめていたので
あひる肉は柔らかく感じました、スパイス感も優しいです♪

生ビールを2杯ずつ飲んだので、酒類をスプマンテのフルボトルを頂く事に
しました(¥3000)。「MARTINI」と書かれたボトルは初めてみる瓶で
ベルモットでは知っていたのですが他店では見た事がないので珍しいです。

泡はシャンパーニュのようにきめ細かくはないですが、切れの良い辛口で
スパイス料理には、ベストマッチだと思いました・・・旨い~~

次の料理は「グンドゥルック・サデコ」と、4種類あるモモの中から一番
ノーマルなものをお願いです。グンドゥルックは大豆と共に炒めてあって
辛さは青唐辛子で、かなりきつめに出してありましたが辛い物好きなので
何の問題もない・・むしろ大歓迎ですね♪ 「泡」とよくあいます!!!
これには、干し米のチウラを合わせましたが何故、ネパール人がカザセット
にグンドゥルックや、チウラが盛ってあるのかわかった気がしました。

モモは皮は厚めでもっちり、餡はジューシー・・添えられた、ゴルべラは
ネパール山椒をタップリ使っていて本気で旨い、チャトニですね!

現地色たっぷりの店内、日本人に合わせない現地仕様の料理・・客は日本人
は我々だけでしたが、モンゴロイド系の人がネパールには多いのであんまり
違和感はないです。何となく良い気分になったので東京 ロディ クラブへ行く
ことにして店を後にしました。

  • 店の入り口
  • スクティ・サデコ
  • グンドゥルック・ブデコ

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6位

ビストロ クレール (大山、板橋区役所前 / フレンチ、ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2016/11訪問 2016/11/18

東武東上線大山駅から程近い商店街にあるフランス料理の店(2200件レビューです)♫

このレビューで、2200件目になりますので選んだ店は
生れ育った板橋区大谷口&向原に近い、同じ板橋区の大山
のフランス料理店を、レビューして見る事にしました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大山銀座改め、大山ハッピーロードは以前はアーケードは
なかったです・・20才位までは!! その頃までは最寄
の駅だったので頻繁に来てましたが、地下鉄有楽町線が開通
してからは、そちらを利用するようになって大山に来る頻度
は少なくなりました・・下らない思い出と言えば商店街の
片隅で喫煙していて板橋警察署の少年課の刑事に見つかって
補導をされたこと・・・遊技場で有名な「やすだ」があり
雀球やアレンジボールがパチンコと共に盛んだったです。
こんな事をしっている人は50歳台後半かなぁ~


この日は久方ぶりに相方とフランス料理を食べに行く事に
しましたが、何処か穴場な場所のフレンチは無いかと思い
当ったのが板橋区の大山・・はっきり言えばフレンチとは
無縁と思っていたのですが、こちらの店は評判が良いので
行って見る事にしました。

当日の行く3時間前に予約を入れたのですが、システムが
面白くてコースが2種類あって、コースは電話予約のみの
対応で、それ以外はア・ラ・カルトからの注文になるとの
事ですが、豊富な種類があるので今回は単品注文でお願い
しました・・店は大山駅南口を降りたらハッピーロードと
反対側、川越街道の大山金井町交差点方向に2~3分で
右側にあります。吉野家や立ち飲みがある場所に洒落た
フランス料理店があるのは何となく不思議な感じです!!

以下は食べた物、飲んだ物2人で(料金は税別)。
メインディッシュ以外はシェアです。

料理

・はちりきのカルパッチョ¥930
・フロマージュ・ド・テット豚の頭の香草パン粉焼き
 ¥840
・つぶ貝とホタテ貝のブルゴーニュ風 ¥930
・フォアグラのソテー ¥1780
・仔羊の挽肉、網油包みやき ¥2000
・アメリカ産牛バラ肉のコンフィ ビネガー風味 ¥2000
・自家製パン@200×3 ¥600

酒類

・グラススパークリングワイン @850×2 ¥1700
・ブルゴーニュ赤ワイン(ドメーヌロシュヴァンVV)
¥4500


スタートはスパークリングワインですが、アミューズ類は
無しです。泡物の銘柄は書いてはいなかったですが推定で
クレマン・ド・ロワールのように感じました。

料理1品目ははちりきのカルパッチョですが外のメニュー
には真鯛のカルパッチョと書いてはありましたが、珍しい
鮮魚で、ホールスタッフの女性がお勧めとの事なので選んで
みました。説明によると金目鯛より濃い色、鯖よりは薄い
色だそうで、出てきた料理を食べて正にその通りでした。
金目鯛よりコクがあって、鯖よりはサッパリしている・・
調べてみても「はちりき」の事は解らなかったですが何か
別名があるのだろうか? どなたか知っている方がいたら
教えて下さいませ!!

料理2品目は豚の頭の香草パン粉焼きで、フロマージュ
ド・テットと呼ばれている、フランス人が大好きな惣菜的な
料理で、コラーゲンたっぷりで「ぷにゅぷにゅ」の食感が
官能的な豚頭の色々な部位を丸形に固めて、香草をまぶした
パン粉をつけて、オーブンで焼いた料理・・いかにも内臓
食いのフランス人が考えた料理です。それを再現したこちら
の日本人料理長はフランスの事をよく理解していると思えた
料理でした。

料理3品目はつぶ貝とほたて貝のブルゴーニュ風で良くある
エスカルゴブルギニヨンを、つぶ貝とほたて貝に変えて料理
した物で、香草、ガーリックバターの香りよく、無難な旨さ
でした。最初の料理から自家製パンを食べていたのですが
このパンが温め直しではない、本当に焼き立てに思えた程に
小麦が香ばしくて、1個当たりが¥200ですが本気で旨い
と思える、どっしりと詰まった骨太のパンでした♫

料理4品目は、フォアグラのソテーで、こちらもフレンチの
定番料理でフォアグラの表面をカリっと強火で焼いて、中は
とろっとフォアグラ独特の甘い脂肪が溶け出てくる・・正に
至福な瞬間です♪ 脂肪を否定的にとらえずに旨いと肯定を
している典型的なフランス人の料理ですね~ ソースはベリー
系統の甘酸っぱい物を使いますが、フォアグラの脂肪には
甘味がピッタリと合ってます。

料理2品目から抜栓したブルゴーニュはドメーヌロシュヴァン
の2013ですがVV(ビィエイユ ヴィーニュ)古木の
50年以上の葡萄の木から収穫した葡萄を使用した物です。
市販で¥1700位なので、¥4500の値付けは納得の
範囲です。ただ、抜栓してテイスティングしたら未成熟な
感じの・・室内灯にかざすと透けて見えるような薄い赤色
でした。ただ、ピノ・ノワールの特長は香&味ともに出て
いたので良かったですが、どちらかと言えば当りでは無い
ないワインでした・・ま、この当たり外れもワイン選びに
よくある事なのです!

ここからはメインディッシュに入りまして私が食べたのが
アメリカ産牛ばら肉のコンフィ ビネガー風味で低温脂煮
の牛ばら肉を甘いベリー系統のソースで仕上げた物で牛バラ
はナイフを入れると、ほろほろと崩れる柔らかさで味も時間
をかけた脂煮なので本当に旨いです。正直な所は米国牛の
ばら肉は安価ではありますが、調理の方法によっては凄く
旨くなる・・それを実践したメインディッシュでした!!
フォアグラの甘いソースと系統が、だぶってしまったけど
問題ないです。

奥さんの食べた、仔羊の挽肉、網油包み焼きも羊は挽いて
あっても独特の香があって旨いし、網油がコクを増していて
一口だけですが美味しく頂けました。

以上ですが、デザートには入れない位に満腹になったので
今回は甘い物&コーヒーは無しでお終いにしました。

サービスですが、シェフの奥様であろう方の笑顔あふれる
サービスは好感が持てました、主人が作った料理に誇りを
持って堂々とサーブする・・こんなサービスは客にも好感
が伝わる物です。対して主人は寡黙で職人的ですが電話の
応対は主人だったですが(予約時の・・)、電話越しの
対応は完璧でした。この予約時電話応対も重要な要素と
思います。

これでレビュー2200件です・・調度、6年です!!
今まで読んで下さった方、「いいね」を押して下さった方
コメントを書いて下さった方、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

  • 店の外観
  • 店内風景
  • フォアグラのソテー

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7位

かえる食堂 (要町、池袋 / カレー、ケーキ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2016/11訪問 2016/11/08

やっと食べることが出来た「かえる食堂」のカレーライス♪

池袋西口から徒歩で12分、バス停なら2つ分・・・
有楽町線の要町駅からは3分と近いですが池袋文化の
薫る地区です。駅西口から東武デパートを背にして
要町通りを、ひたすら歩いて讃岐うどん河野を左に
見て少し進むと茶色の光文社ビルが見えますので手前
の路地を右に入った左側にある古いアパートの1階で
営業しています。

珍しく土曜日の昼間に池袋近辺にいて時は11:20
何故か5年以上前から行きたくても行けないでいた
こちらかえる食堂を思い出して、11:30開店
だったので行って見る事にしました。店前に着くと
人気店ですが待ち客は男性が一人・・二人目に並んで
すぐにオープンの札になったので店内に入りました。

店はカウンター10席のみで、「○○荘」という名の
アパートを改造して営業しているので味がある雰囲気
ですね♪

まずは驚いたのが店内に香る各種スパイスの香りです。
日本人が調理しているのですが、香ってくるのは本場
インド料理店の「それ」です♪ カレー好きの方々に
愛されている理由が少し理解出来た気がします!!

外のメニューはをあらかじめ見ていたのですがカレー
は9種類で、チキンカレー、野菜カレー、ミックス
カレー、キーマカレー、豆カレー、みどりのカレー
担々カレー、軟骨ソーキカレー、海南チキンライス
の内容です。辛さ増しはカイエンペッパーで0.5g
から4gまで可能で、料金は無料です。


後はケーキ類はシフォンケーキが名物で、ドリンクは
コーヒー、スパイスティも用意されています。ビール
は恵比寿缶ビール350缶が¥450でした♫

初めての店なので注文品は悩み悩みましたが変化球で
担々カレーをお願いしました。花山椒の痺れもあると
書いてあったのが決めてです。辛さは通常のカレーに
カイエンペッパーを2.5gプラスした位の辛さだそう
です・・最初は強面で寡黙な主人だと思ったけれど
案外と饒舌で感じの良い方でした、近所の常連も多く
来店していました。担々カレーは¥850です・・
ライスは無料で大盛りに出来るそうですが普通でお願い
しました。

それとヱビスビールをお願いしたのですが、先に出すか
カレーと一緒かを聞かれたので、カレーと一緒でお願い
しました。最初に3人が入ったのですが注文品が3種に
なったので小鍋3種類で丁寧な調理が始まります。

隣のテーブルに出されるチキンカレーの旨そうな香りに
涎がでそうになりながら待つ事数分で、ビールと一緒に
担々カレーが来ました。まるでインドカレーのスパイス
の香に汁無し坦々麺の花山椒の独特の香が立ってくる感じ
で食べる前から食欲がわいて来ます♪

まずは一口ですが、ベースはキーマカレーでして追加で
担々醤で大辛に仕上げてあると書いてありますが、正に
その通りです・・山椒でピリリとも書いてあります♪

一口食べると辛い~~~でも、深い辛さで匙がどんどん
と進みます♪ 正直な所はスパイスが強いカレーと担々醤
の相性はどうかとも思ったのですが、なかなかな物です。

山椒の痺れはあったけれど、凄く痺れるほどではなかった
ですが坦々麺ではないので、これ位が調度良いですね・・
大盛り無料のライスですが、デフォルトだとルーに対して
ライスが少ない感じだったので特に男性は大盛りをお勧め
します。

店内で食べているお客さんは皆さん、何かに憑りつかれた
ように無言でカレーを食べてます!! それほど魅力的な
カレーなんだと思います♪ 担々カレーは変化球だったので
次回は店の本来のスパイスを感じるチキンカレーを食べて
みたいと思います。ごちそうさまでした♫


  • 店の外観全体
  • 店の看板
  • 店外のメニュー

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8位

鯛塩そば 灯花 本店 (曙橋、四谷三丁目、若松河田 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2016/01訪問 2016/01/08

鯛塩そばは本当に旨かった♪荒木町灯花の2号店が今年初のラーメンでした。

荒木町前の外苑東通りから、曙橋の下は住吉町に抜ける坂道途中にある
塩つけ麺灯花の2号店で店名は「鯛塩そば灯花」です。マイレビュワー
さんが数多く行っていて、評価が高い事もあって今年初のラーメンは
こちらと決めてました。

まずは店の外観からして、ただ者でない佇まいです。雰囲気の良い料理屋
が多い地区なので、ぱっと見た目はラーメン店には見えませんでして
本当に小料理屋さんに見えてしまいます。

平日の夜は18:30頃にお邪魔しましたがカウンターのみの店内の入り
は3席位を残して埋まっている感じなので、素早く左手の券売機で予め
予習をしていた「鯛塩そばの味玉つき」¥900の食券を購入しまして
カウンターの一番奥に座りました・・・鯛めしにも惹かれたのですが
もしかしたら塩つけ麺 灯花で連食もあり得たので躊躇しました♫

券売機の傍らに「写真撮影歓迎」の張り紙がしてありました・・逆の
「写真撮影はご遠慮下さい」の張り紙は見た事がありますが、撮影歓迎
は初めて見ました。ラーメンへの自信の表れだと思います♫

店内には鯛であろう魚と何かの香が漂ってきて食欲がそそられますね~
厨房ではストイックなまでにラーメン作りに没頭しているスタッフが
居まして、出来上がりのタイミングを見て三河屋製の細麺を湯に投入!
僅か30秒位で茹で上がって、小さ目な丼に投入、チャーシュー1枚
味玉、青葱、お麩、長めのメンマを投入して出来上がりです。

宇和島さんの鯛を100%使用したと書いてあるスープは限りなく
澄んでました素晴らしい香りです!! まずはスープを一口です。
もう何も言う事はないです・・鯛100%の魚貝系統以外に何らかの
植物系が使ってはいるとは思いますが、混然一体となっていて何だか
わからないです。塩は玄界灘産極塩使用と書いてありますが薄い色に
反して大胆な塩使いだと思います・・鯛出汁と相まってしっかりと
した味になってます。

麺は煮干し蕎麦系統にある「パツ」っと切れる細麺とは違いまして
少し軟らかさ迄感じる位ですが、茹ですぎという訳ではないです。
絶妙な茹で加減といった訳ですね!! これでも30秒しか茹で
時間がかかってないので、固ゆで好きな自分ですが、ここの鯛塩そば
に関しては、茹で方、麺の種類、スープ、具材等がベストマッチに
仕上がってました。

勿論、接客も笑顔が自然にあって良かったですし昔、マクドナルドで
スマイル「¥0」なんて表示がありましたが、こちらの券売機には
スタッフとの記念撮影「¥0」の食券ボタンがありました・・(^_^;)
私は中年男性なので記念撮影は遠慮しましたが、ハンサムなスタッフ
との記念撮影は女性には受けるアイデアだと思いました♫ これは
賛否があるとは思いますが、私は競争の激しいラーメン業界なので
有りだと思います。フレンチレストランでシェフと記念撮影するのと
同じ事だと思います。

これほど完成されたラーメンを食べたのは地元の支那そば心麺四つ葉
中華そば よしかわ以来です・・鯛塩そば以外にも色々なラーメンが
あったので再訪して違うのを食べてみたい・・あと、鯛飯もですね♪
御馳走様でした!

  • 店の看板
  • 店の行燈
  • 店の提灯

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9位

福楽 (王子駅前、王子、飛鳥山 / ラーメン)

2回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2019/04訪問 2019/04/19

また一つ街中華が消えてしまいました・・王子本町の「福楽」

街中華が密かなブームとマスコミでは騒がしいですが
後継者がいないで閉店していく老舗も多いのです・・
平成31年3月29日(金)で、50年以上も自宅兼
店舗で頑張っていた「福楽」が閉店してしまいました。

とある日の夜に通りかかって店を見たら灯りが付いて
なくて閉店の張り紙があったのです。店を改築せずに
木枠のドアのまま頑張っていた店主、おつかれさま
でした。もう一度、街中華独特の雰囲気を楽しみた
かったです。

いつまでも有ると思うな、親と金と街中華と大衆食堂
は本当でした・・


王子本町の裏路地に入ると道で小学生が遊んでいたり
する昭和40年代後半の風景が未だに残っている街並
が見られます。王子新道や北区区役所も近くて店では
一八寿司がある辺りですが、その向かいの道を
王子駅方向になだらかに下る坂道を行くと左側に宝来
があって、入ろうと思ったのですが営業している様子
が無かったです・・・・(写真上から4段目、左から
4枚目、上から5段目、左から1~2枚目参照)。

少し進んだ右側に確か2016年3月1日にレビュー
を書いたと思っていた此方「福楽」が、あるのですが
スマフォで検索すると自分のレビューが無い・・・・
ワンタンメンを食べたのを明確に覚えていますが何故
だろう?
(その時の写真をアップします。写真上から5段目の
左から4枚目、6段目4枚全部、7段目1枚です)。

だからと言う訳ではないですが、2年3ヶ月ぶりに
入って見ることにしました。先客は男性が1人です!

昭和30年台初頭の建築の木造モルタルで1階が店舗
2階が住まい、古い褪せた3桁局番の電話番号が
書かれたテント、木枠の入り口ドア、昭和40年代に
よく見られた、コカコーラの瓶の販売機・・店外に
置かれた「おかもち」等々、これが本物の昭和です。

最近は昭和を意識したような店が大手資本によって
作られ流行ってはいますが、あれらは似非です・・
本物の昭和とは少なくとも30年は経過しているので
経年の劣化があるのが自然です。正にこの店は奇跡に
近いように生き残っています・・本物は本当に少なく
なりました。

店に入ると先客は無しです。席はカウンターが5席位
4人卓×2でして、4人卓を勧められたので座らせて
もらいました。メニューは壁に貼り出されていますが
これも昔ながらで定食類は無いです。単品料理類に
ライスはオンメニューしています。価格はチャーハン
¥600、ラーメン¥500、餃子¥500と言った
ところですが、ラーメン&チャーハンは安価ですが
対して餃子は割高に感じますが、個人経営店なので
これは止むを得ない事です。

麺類最高価格は季節の冷やし中華は¥800ですが
その他では¥700です。注文はシンプルに王道な
チャーハンにしました!

創業から丸51年経過しているので主人は80歳位
だと思いますが、シャキシャキとお元気に中華鍋を
振ってチャーハンの調理をしています。この風景を
見るのが大好きです♪ 私は・・

チャーハンが来ました・・炒め具合は適度で固めて
なくてバラして盛ってあります。よくある、お玉で
形を作っていないのです。具材はチャーシュー切れ
端と、ハム、玉子、刻み葱です。少し塩味が強いと
自身では感じますが問題は無いレベルです。スープ
ですが、こちらも見事な黒い色です・・・やっぱり
この味で育った東京城北地区(城北地区だけではない
ですが・・)の文化なのです。

この日は平成30年5月29日の夕方・・この時点
では大変にお元気です。本物の育った時代の昭和の
文化に浸りたくなったら、また来ます。ごちそう様
でした!!


  • 灯りの消えた店
  • 閉店お知らせの張り紙
  • ありし日の福楽・1

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10位

宝来軒 (沼袋、野方 / 中華料理、ラーメン、餃子)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2016/01訪問 2016/01/15

この店は中野区沼袋の有形文化財と言っても過言ではないです♪

中野区沼袋は西武新宿線の駅でして、最寄りの街道は新青梅街道か中野通り
です。が、駅が街道に隣接していなくて街中に溶け込んでいる・・こんな街は
西武池袋線なら、椎名町、東高崎、江古田、西武新宿線なら代表格が沼袋、野方
で商店街の出来方からして再開発の様子は微塵も感じられません♪

街歩きの達人「泉麻人」さんの言葉によると、こんな街は裏ポケットの街と呼ぶ
そうです。都内城北地区で育った 自分は原風景のように感じでしまうのです。

それと忘れてならないのは沼袋は「Pぱい」さんのシマなんですね・・・

さておき、いつかは来て見たいと思っていた沼袋の「宝来軒」ですが昔ながらの
中華料理屋さんでして、80才に近いであろう老夫婦が営んでいて、入り口ドア
は木枠のドアという昭和の文化財的建物なんです。アルミサッシは何時ごろから
普及し始めたのだろうか??

思い返してみれば、割と近い板橋区向原にあった生家が木枠の窓から、アルミの
サッシに変えたのが昭和49年位だったと記憶しています。

忘れもしない年でオイルショックがあった時期です・・当時、原付バイクの免許
を取って乗り始めた時期で、ガソリンが短期間で倍以上に値上がりした・・
父親が木枠は隙間風が入って暖房代が高いと言っていたのが思い出されます!

どんな事情があったかは知るよしもないですが、こちらの店は結果的に木枠の
ドアのままであった事が凄く貴重な・・ある意味、昭和の財産的になった訳
ですね!

その木枠のドアを「ガラガラ・・」と、あけて店内に入ると老夫婦の出迎え・・
厨房の奥には住まいを兼ねている、小上がりみたいなスペースに炬燵があります。
まったくもって昭和30年代の個人飲食店の佇まいです♪ ワクワクするなぁ~

店内には簡易な典型的な昭和の中華料理屋さんのテーブルに背もたれの無い
丸椅子、壁に張り出されたメニューなどが何とも言えないです!!

そのメニューを見ると、ラーメン、タンメン、もやしそば、味噌ラーメンが
¥500と同じ価格、チャーハン¥600、餃子¥400、定食類は¥600
セット物はラーメンセット(半チャンラーメン)、カレーセット、餃子セット
が¥700(各々にラーメンが付く)、焼肉丼とラーメンのセットは¥800
です。

注文は¥700の、ラーメンセットにしました。注文が入ると御年からして
どんな動きか、それとなく見ていると案外と言っては失礼ですが、中華鍋を
振る動作は早くて機敏です♪ 出来上がってチャーハンが先に出てきてから
すぐにラーメンも運ばれて来ました、少量の白菜御新香が付きます。

これらを奥様の方が、トレーを使わずに運んできてくれました・・丼が熱い
のに凄いなぁ・・・と、変な事に感動してしまいました(^_^;)

さてと実食・・チャーシューの切れ端、ネギ、玉子が入っていてシンプルで
しっとりタイプです。ラーメンは典型的な昔ながらの中華そばタイプでして
麺は細麺のつるつるタイプ、具材はチャーシュー、小松菜、メンマ、鳴門巻
ネギでした。スープは澄んだ鶏ガラと醤油味ので油脂は殆ど浮いてません。
少し温い感じはしましたが、この雰囲気で食べるのなら何の問題はないです♪

そんな訳で¥700の支払いで満足な、ラーメンセットでしたヽ(^。^)ノ

でも、主人夫婦は高齢です・・後継者がいなければ店の存続は厳しい状況
だと思います・・本当に見かけなくなった木枠のドア(だけでなないが・・)
の街の中華料理屋さん、昭和の文化を作ったタイプの店ではありますので
出来る限り頑張って欲しい店であります、ごちそうさまでした♪


  • 店の入り口
  • 店の暖簾
  • 店の看板

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