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蕎麦 伊とう中村日赤、中村区役所、本陣/そば、居酒屋、日本料理
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昼の点数:4.1
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 3.6
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|雰囲気 4.2
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|CP 3.6
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.2
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| サービス3.6
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| 雰囲気4.2
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| CP3.6
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| 酒・ドリンク- ]
問うに落ちず語るに落ちる
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外観
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外観
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坪庭
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穴子天丼
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かけそば
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かつての牛わか
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2018/04/29 更新
中村区大門町。昭和30年刊行『全国女性街ガイド』の著者、渡辺寛をして、遊郭としての客観的条件では日本一と言わしめた中村遊廓。その跡地を約6年半振りに訪れた。
年を追うごとに古い建物は取り壊され、かつての妖しさ猥雑は幾分薄れたものの、当地にある名古屋最古の映画館、中村映劇は今もしぶとく存在。
因みに本日のラインナップは、「痴漢と人妻 熱いしたたり」「さまようアゲハ 蜜壺トロトロ」「女囚いけにえ調教」の三本立て。名古屋市が発行する敬老手帳(65歳以上が対象)を持参に限り、700円で鑑賞できるという。残念ながら、熟女ものは好みではないので、今回は見送ることに。
暫く周囲をぶらついていると、ピアゴ(中京地区で主に展開するスーパー)の向かい、現代の妓楼ともいうべきソープランドの隣に、蕎麦屋ができたことに気付く。以前訪れた際には、牛わかという転業旅館で、その一角にはフルーツの貫目という果物屋があった場所。興味本位で暖簾を潜る。
やや建付けの悪い引き戸を開けると、一瞬平野レミがこの店を手伝いに?と勘違いしそうな、テンション高めの中年女性がお出迎え。窓際のテーブル席に案内してくれた。
テーブルに置かれたメニューの口上によれば、自家製粉石臼手打ちが売りとのこと。店舗は、大正時代に建てられた旧遊郭をリノベーション、名古屋市登録地域建造物にも指定されているという。確かに窓ガラス越しに見える風景、坪庭や回廊など、随所に当時の趣きを感じ取ることができるだろう。
いずれにしても、この地で新しく客商売を始めるには、それなりの覚悟と資金力が必要に違いない。提供する蕎麦や天種の原産地も明記され、ただならぬ店の雰囲気を演出するには十分。
結句、選んだ料理はかけそばと穴子天丼(小丼)。「手打ちですのでお早めにどうぞ」ともったいぶるような言い回しで供されたかけそば。シンプルゆえにごまかしが利かないが、麺の風味は豊かで、汁もだしの旨みがしっかりと感じられる逸品。天丼の穴子は伊勢湾産とのことだが、衣はからっと揚がり身はふっくらしている。
蕎麦の旨さに限れば、今年食した中ではピカイチの味だろう。しかしながら、前日の蕎麦に比べて、感情を大きく揺さぶられることはない。作り手の生き様が見えない料理は、星のない夜空を眺めるようなものか。
会計時、女性スタッフに妓楼を改築した店のつくりを持ち上げるも、普段言われ慣れているのか、淡々とした様子だった。