shisyunさんのマイ★ベストレストラン 2012

2012-12-1305:09:15
懐石が供してくれた至福の味と時間
テーマ：食べログ

　へええ、蒲郡にも、こんな鄙びた、というと申し訳ないけれど、和食の手料理を精魂込めて拵えられる店があるんだね。いや、きっと、どんな土地にも、心づくしのおもてなしをして頂ける店はあるんだろうね。蒲郡の方も、知る人ゾ知る、なのかもしれない。

　今回、息子が新居ご招待で、きっと新妻様と相談なされて決められた店だから（二人とも、飲食のこだわりは凄い。私なんぞ、ええかげん）、なかなかだろうとは思っていたのだけれど。

　場所は、なかなか説明しずらい。大通りにも面していないし、住宅地の一角、しかも、見るからに民家をお店にした、そんな風情。ナビ使ってね。
　営んでられるのも、ご主人と奥様のお二人、じゃなかろうか。従業員を使っての店なら、これほどの品は、この懐石料理価格で提供するのは難しかろう、きっと。お店の名前も「牧野」。牧野さん御夫婦だろうね。

　そんなわけで、頂いたのは、懐石料理。先付け、刺身、椀盛り、揚げ物、蓋物、焼き物などが出てくる。そして、お味噌汁とご飯、香の物。しめは、水菓子。

　先付けが良い。タラバガニの菊花巻き、蓮根真薯、凝ってるよ。すべて卸すのでなく、微塵切りにもしたり。

　お吸い物も、天ぷらも、上品だけれど、ご主人の厳かな主張が感じられる。ご主人も料理を運ばれていたけれど、気さくだねえ。
　さらに、奥様もステキな方。私達で料理を皆に配膳すれば、「すいませんね。ありがとうございます」って。

　ブリのお魚も淡白かつ綺麗に仕上がってるし、お肉とお芋なんか、明らかにシチューの煮姿なんだけれど和をキープした絶妙な味わい。

　ご飯が出てくる頃には、うちら食べ切れていない品も。でもね、私は完食だよ。だって、美味しいもの。

　なんせ、デザートの紫イモも、食べちゃった。デザートって、結構、他に人に譲ったりするけれど、ここの品、懐石の一連として味わいつくさなければ申し訳ないぞ。それが、もてなされた私らの礼儀、そう私は思ったのだ。
　このお昼のひと時、お食事と楽しい語らいの2時間、本当にごちそうさまでした。

牧野by(C)shisyun

2012-12-1805:20:49
この天津飯はただものじゃない美味い味
テーマ：食べログ

　何気に日比野あたりを走ってて（もちろん車だよ。マラソンじゃないよ）、お昼どうしよう、また食いそびれか、思ってたら、目についたのが、この店。でも、Ｐ有りなんだけれど、反対車線だった。諦めて通り過ぎたけれど、朝飯も食っていないので、頑固一徹、Ｕターンして、この店の道路隔てた反対側のパーキングにとめた。

　名古屋は車社会と言われるとおり、東京のように公共交通機関だけではあちこち行けない。なのに、ローカルな地域と異なり、駐車する場所に苦難する。よさげな店なのに、Ｐないので行っていない店も多々ある。名古屋は住み易いというが、嘘である。このあいだ、山王あたりにニトリが出来た。半田のニトリは、何時間でも停め放題の駐車場なのに、ここはお買い上げ金額だ。しかも、その駐車券をとる場所が、誰が店舗設計したのか分からないが、車客には全くスムーズじゃない、下手すると何度も切り返ししないと駐車券が取れない、最悪の店舗構造だ。ニトリは街中に作ってはいけない。
　話が逸れたが、この日比野あたりのＵターンしてでも入った店は、佐伯屋という中華料理屋だ。見るからに、最近良くある、中華料理屋イコール麺飯セットのオンパレード。ここも、そうかと思ったが。そういう外資系（ごめん、うまく言えない。日本人経営者じゃない店、そういう意味）じゃなく、もともとのジャパニーズじゃないかな。

　でも、ランチのＡとＢのうち、Ａを注文したのだが、いわゆる麺と飯のセットなんだね。でも、ちょい安い。そして、麺は普通の中華か白湯のラーメン。飯は炒飯か天津飯。

　でね、私は白湯と天津飯にしたのだが。いやああああ。美味いって。

　まず、白湯ラーメンの熱々は嬉しい。こういうセットのとき、麺って、いつも温め、じゃん。でも、ここ、熱々だし、スープの味わいといい、麺の湯で加減とコシといい、よい！　うん。

　それにだね、ここの天津飯。バツグンじゃん。最後まで、この味を味わい続けたい気持ちでいっぱい。そんな、卵と野菜の最高のランデブーがここにあり。
　中華ランチが最近、あちこち金太郎飴のメニューに鳴っている中、ここって、それに対抗しながら、独自の味を出してるのじゃないのかな。ほんと、ここの天津飯は、いけいるよ。
　ここの天津飯を食べたくて来店する客があってもいいよ、と思ったら、まさしく、お昼ちょいすぎて入ってきたお客さん、天津飯の単品注文してた。わかる、わかる。
　こういう店が偶然でも見つけられると、ほんと、よかったあ、そう思うよ。

佐伯屋by(C)shisyun

2012-12-1705:43:35
三好弥のトンカツはココが発祥（らしいぞよ）
テーマ：食べログ

　聞きかじりなので、あかんとは思うのだが、三好弥ってのは凄いらしく、全国に散らばっているらしい。どういう散らばりをしたかわからないが、「晴れ時々三好弥」なるサイトもあるくらいで。ＵＲＬは、以下。
http://blog.livedoor.jp/tokyo3448/
　んでね、もちろん、「三好弥」じゃなく、「三好屋」なる屋号らしい店も多いのだけれど、それがトンカツ系なら、どうやら私が訪れた安城駅前の「三好弥」がルーツらしい、ってさ。ほんま？

　でね、この屋号、「三好屋」じゃなく「三好弥」なのは、三河の好弥さんが始めた店ってなこと、らしいのよ。今は、この店、代表は、神谷澄子さんなんだけど、きっと好弥と関わりのある系統の方じゃないのかな。

　聞かなかったからいけないね。そんなわけで、ランチの３種から相方は「三好弥定食」、私は「七色ランチ」を注文。この七色ってのが、七色仮面みたいで気になってたのよ。

　そんでね、ほんとに、七色出てきたんよ。おお、凄い。おりょりょ、焼そばもあるよん。でもね、相方が
「トンカツのお店なんだから、トンカツ食べてよ」と、自分の「三好弥定食」の中のトンカツを摘め、なんて言うのよ。
　だってさ、七色の中にも、串カツあるお～。これ、トンカツみたいなもん。でも、食え食えって言うもん。安城の女子（おなご）は気前がいい（と言いながら、彼女、出身は新潟なんだけどね）。

「じゃあ、貰いま～す」とね。おお、美味い。食った食った、ですよ。七色＋トンカツ。八色だあ！

　そうそう、席に付く時、掘りごたつ風の席があいてたら、そこに坐ろう。足もとの石ころが、おっ、あったかいよ。

　ということで、三好屋とか、三吉屋とか、それらしい店もあるけれど、もし、皆さんのご近所に「三好弥」と書く店があるならば、どうやら、安城のこの店がルーツらしいよ。「三好弥」だよ。見つけたら、教えてね。

三好弥by(C)shisyun