6回
2019/12 訪問
ウィスキーの表現
新しいカーペットの上でタバコを吸う人…?
何言ってるんだか分からないと思うけど、
コレ、ウィスキーのテイストの表現。
ワインの味の表現もぶっ飛んでると思うけど、ウィスキーもなかなかのもんだね(笑)
あ…新しい…カーペット…?
ってどんな香りだったっけ?
よ…よし、ニトリのカーペット売り場をイメージするんだ!
ん〜〜〜、ん〜、ん!?
おお!確かに、甘さを伴ったツンと来るややケミカルなこの香りの要素は、新しいカーペットだっ!(笑)
なんていうのも、楽しい遊び。
結果、新しいカーペットが美味しかったり、濡れた段ボール、はたまたキャンディショップやら、煙突登るビーチサンダルが美味しい…なんて会話が弾む。
此の所、名古屋に来たら一泊二日でも2回バーンズに来るというというのをルーティーンにしていたけれど、今回は1回。
ツレと一緒とは言え、カクテルもモルトも飲みたいという欲張りにとっては、勢い酒量が増えることとなる。
この日飲んだカクテルは
◆ジャックローズ
◆パッションフルーツ
◆林檎
◆洋ナシ
◆栗+バニラアイス
ウィスキーは、
「バーンズオリジナルボトルを中心にして、ハイライトはタリスカー1985。それに向けて何杯くらい…」
というオーダー。
その中で出てきたのが冒頭の新しいカーペット。
ぶっ混んで来た感はあるけれど、こういう出会いこそがバーで飲む楽しみの真骨頂だと思う。
どの一杯もスペシャルに美味しいし、楽しい。
それがこのバーに通う、シンプルな理由。
やっぱり名古屋に来たらバーンズには寄りたい。
2022/11/05 更新
2019/06 訪問
2日目はモルトの日
楽しい楽しいバーンズ2日目はモルトの日。
狙いはバーンズオリジナルボトルと決めて、そこにたどり着くまでに何を飲むか色々提案を頂くのが、ひたすらに楽しい。
新幹線の時間が何時だから…ハーフで4杯飲むとして…締めはバーンズボトル二本。
でも一杯目はソーダ割にしようかな…ノンピートで甘さのあるヤツ…
あ、ハーフ4杯はソーダ割りはカウントせずにお願いします…
ぐらいの緩〜いオーダーをすると、目の前に何本かのボトルが並び、おススメポイントを伺いながらこれぞという一本を選ぶという作業。
あ〜この瞬間が至福っ…
会話の流れの中で、目の前のボトルが増えたり減ったり、全く違う方向に展開されたり。
自分の為に何を選んでくれるのか、ワクワクしながら待つのです♪
まだ外は明るくて。
仕事の緊張感と梅雨時期特有の湿度から解放されたくて、一杯目にはソーダ割りを頂きます。
シングルトン ダフタウン。
甘さがあって滑らかで親しみやすく、余韻は長め。
喉を滑り落ちてゆく炭酸の刺激に思わず、嗚呼…と声がもれる。
ひと心地つきながら、平井氏と酒談議。
キンキン冷凍にしたブルックラディのソーダ割りがラムネのようで、美味しいんです…
なんて聞いちゃったら、やっぱり飲まない訳にはいかないよねぇ
そして予定外のソーダ割り2杯目。
いいのいいの、こういう予定外にこそ、醍醐味があるのだから♪
軽やかで爽やかな甘さがあって、弾けるしゅわしゅわ感は確かにラムネに似ていて…
あ〜楽しい…
バーンズボトル二本と間に一本。
ほぁぁぁ、幸せ過ぎる…
恍惚の表情を浮かべながら、モルトの香りの世界に浸っていたところ、ふと我に返るとカウンターの中ではぷくぷくとした梅干しをシェイカーに入れているところだった。
え⁈梅干し⁈と思わず声に出すと、すっと一冊の本が差し出される。
手前味噌ですが、オリジナルのマルゲリータなんです…別に今回でとは申しませんが…と涼しい顔して静かにおっしゃる…
うっくっ…策士め…
早々頻繁に訪れる事のできないバーンズで、想いを残すことなど出来ようか…
よし!新幹線は一本遅らせる!
と宣言をして、結局締めは
◆梅干しのマルガリータ
テキーラと梅干しが、こんなマッチングをするとはねぇ〜
コレは、日本の夏の宵にふさわしき酒。
フルーティで繊維野細かな南高梅で無ければこんな風にはならないんだろうな…
お酒に浸かった梅干しの身をツマミに、梅干しのマルガリータをやる。
ん〜♪
心底、楽しくて楽しくて楽しい極上の時間。
あぁもう、これだから…名古屋に来る事が決まったら、即、予約の電話を入れてしまうのだ。
2019/07/03 更新
2019/06 訪問
名古屋に来たら
名古屋に行く事が決まったならば、まずはバーンズに電話する。
そして、一泊二日なら2日分を予約。
うっかりすると、一泊二日で3回行っちゃう可能性だってある…
あ、そのうち1回は酔っ払って夜遅くに、予約無しで行っちゃうって意味ね。
夜の始めと終わりにバーンズで過ごせるというのは、幸せな事だろう。
…我ながら酔狂だ…しかし、そうするだけの価値があるバーだと思っているのだから、しょうがない。
2回行くと決めると1日目はカクテルの日、2日目はモルトの日と割り振る事ができるので、気持ち的にも酒量的にも余裕が出来る。
まずは初日。
注文したのは
◆スイカのカクテル
◆パッションフルーツのカクテル
◆マスカルポーネチーズのカクテル
初夏の18時は、まだ夕暮れにもならない明るい時刻。
口開けに入店してお久しぶりですのご挨拶をし、本日のフルーツのラインナップをひと通り伺ったなかから、これぞと思うものを選ぶ。
この後の予定を考えて、アルコール度数は控えめに。
これだけキャラが立ちまくったお店で、オリジナリティのあるカクテルを出しているのに、アルコール度数の調整には気軽に応じてくれる。
しかも、そういった調整をしても味のバランスが崩れずに、絶妙な落としどころに仕上げてくるところが、プロ中のプロたる所以。
色々なバーで飲んでいるとね、ぐずぐずに崩れちゃったバランスのものを出される経験も割としているから。
しれぇっと涼しい顔して、そういう調整をして下さるところを見ていると、おぉぉ!流石!と素直に思っちゃう。
味に対する平衡感覚がとても発達していて、そのブレの少なさは、さながらジャイロセンサーが搭載されているかのよう(笑)
スイカ、パッションフルーツと、季節のフルーツを堪能したら、締めは大好きなマスカルポーネのカクテル。
マスカルポーネが入ったバタースコッチ風味のオリジナルカクテルで、最初飲んだ時はかなりびっくりした。
だってマスカルポーネが粒々のまま、乳化せずに全体に分散していたのだから。
当然、マスカルポーネの粒の大きさは一定では無くって、大きいものも小さいものもあって不均一で、こんなカクテル有りなの⁈と、戸惑ったのだけれど、この不均一こそが美味しさの要素の1つ。
口内で完成させるカクテルというものもあるのだ。
以来、バーンズに来て、これを飲まずには帰れない…
というくらい、ここでの大好きなカクテルの代表となった。
幸せな名古屋の夜である。
2019/06/29 更新
2018/06 訪問
控えめに言って、幸せ。
自分の中のバーの基準がバーンズにあるというのは、極めて幸せな事であり、同時に不幸な事でもあるな…
そんな事を考えつつ、今夜もこのお店のドアを開ける。
この日飲んだのは
◆国産ルビーグレープフルーツのカクテル
◆国産パッションフルーツのカクテル
◆岐阜のふきのとうアブサン
◆アイラミスト
◆グレングラッサ キャンベルタウンロッホと信濃屋共同ボトリング
◆シマジセレクションから2つ
グレンファークラスのポート樽とシェリー樽
ふきのとうのアブサンは、前日に飲み損ねたもの。
アブサンは得意なほうじゃないけれど、特徴的なふきのとうの薫りには魅せられる。
小さな煎餅に抹茶塩を乗せて、まだ口にアブサンがあるうちに一気に頬張ると、あら不思議!これがフキノトウの天ぷらっぽく感じる。
思わずニマニマしてしまう瞬間。
こんなのも、平井氏一流の遊び方。
この1年、酒精強化ワインが楽しくて、マデイラ、ポート、シェリーを結構しっかり飲み歩いてきた。
すると、俄然モルトが楽しくなった。
ウィスキーは使う樽によって味が変わるけれど、やっぱり元々入っていたオリジンのお酒の特徴が如実に出るのだ。
前夜にマデイラカスクは無い?とお声がけしていたところ、本日ご用意頂いていたのはポートカスク。
しかも、あの、シマジさんのセレクション!
ポートカスクを飲むのは初めて。
シェリー樽との飲み比べで、ゆっくりじっくりと楽しむ。
それはとても甘露で高貴な香り。
粋や伊達や酔狂を是とする、大人のオトコが遊ぶのに相応しいお酒。
憧れていた世界感のトビラが、ほんの少しだけ開いた気がした。
酔うだけなら、もっとずっと安く仕上がる方法はいくらでもある。
なのに何故バーに行くのか。
その答えが、このバーにはあるのだ。
文学を読むように、映画を見るように、酒をやる。
しかもそこに、経験豊富なナビゲーターが居るのだから。
良き水先案内人に出会えたコトで、また大いなる酒の波間で遊べる。
控えめに言って最高だし、
控えめに言って幸せ。
やはり、名古屋に来てバーンズは素通り出来ない…
2018/07/12 更新
2018/06 訪問
名古屋に行って素通りは出来ない
レビューはしていないけれど、名古屋に行くたびに訪問している大好きなお店。
名古屋に一泊するなら、泊まる日の夜と帰る前と2回訪問するくらいハマっています。
注文したのは
◆イチジクのカクテル
◆マスカルポーネのカクテル→写真撮り忘れ
◆岐阜のイチゴのジン
◆同じく岐阜のキュラソータイプ
こちらのフルーツのカクテルは、とにかく美味しい。
色々なバーでフルーツカクテルを飲んでいるけれど、フルーツそのものの味をググッと引き出す事にかけては、もう天才的な感覚があるとしか言いようがない。
ウォッカを合わせただけでシンプルに。
とか
ウォッカとラムを合わせて。
なんて極めて簡単に仰るのだけれど、それは複雑な多数の素材を使用しないというだけの意味であって、決して簡単な事では無いなという片鱗が見え隠れする。
大切なのはフルーツそのものの印象になるように作る事であって、トゥーマッチではいかんのです。
そこには確固たる美学があるのだろう。
カクテルに続くのは、極めて入手困難な郡上の辰巳蒸留所のクラフトジン。
岐阜のバロッサコラボのGIN-Nature(ジン・ナチュール)#1 を飲んだ事があるけれど、辰巳蒸留所オリジナルを頂くのは初めて。
苺とキュラソータイプの2種類を、ゆっくりじっくり楽しむ。
うん。面白い。とても自由で楽しいお酒だ。
この蒸留所のものを、もう少し追いかけてみたいな。
今夜も興味の向くままに、とは言いつつ的確な誘導を頂いて、良い流れで飲ませて頂きました。
ご馳走さまでした。
2018/06/25 更新
2016/09 訪問
2016/09/24 更新
オリジナリティ×ホスピタリティ。季節を変えて訪ねたい、新しい美味しさに出会える、引き出しの多いお店。
2017/06/07 更新