saemizukiさんが投稿した鮨料理 一高(福岡/大濠公園)の口コミ詳細

瑞樹(saemizuki)録食べある記

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鮨料理 一高大濠公園、唐人町/寿司、日本料理

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.6
      • |CP 3.3
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2020/03 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.6
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

イベントでも常連さん多し☆「鮨料理 一高」

「グルメのための味百選」にて。

食べログ2017.2019.2020BRONZE、2018SILVERの大人気店である、宮崎№1の「一心鮨光洋」のご長男・木宮一洋大将がお父様(木宮一高氏)の名を冠したお店。

ちなみにご次男ご三男は「名山きみや」(鹿児島)を開かれていて、四男さんが一心鮨光洋を引き継がれているんだとか。一家で九州に予約の取れないお店を次々と…凄いですね。

今のところ未だ食べログスコア3点台ですが、何れ4点台に上がるものと思われます。日曜日17時半頃、こちらはコロナ禍か時間なのか、直ぐにご案内頂きました。ラッキー☆

今回は、折角なので博多前おまかせ11貫と焼きのどぐろ小丼14,300円と、14種の日本酒ペアリング7,700円。やや担当のお姉さんの勢いに負けて、一番高いコースになってしまったw

私のお隣も女性・男性お一人でしたが、リピーターも既に多く、或いは顔馴染みの方、この為に石川から来た、なんて方もいらっしゃいましたね~いや凄い。お店のファンは多いんだなぁ。

綺麗な黒いプレートに握りが置かれます。この日はこれまたラッキーなことに、ソムリエさんもいらっしゃったので直接日本酒をサーヴしてくださいました。

お鮨が11貫なのに日本酒は14種?と思いますが、これはお鮨以外のものにもペアリングさせているからなんです。は~面白いですね。そういえば肉料理の店でそういうところ、あった、かな?

先ずは鯛から!ねっとりとしながらしつこくなく、美味しい~!シャリは赤酢かな。粘りが少なくさらっと、しかし良い硬さで口の中ではほろっと解ける。

合わせるのは、京都の澤屋まつもと。酒蔵は、「伏見の日本酒醸造関連遺産」として近代化産業遺産に認定されているそう。いいなぁ、見てみたい。素敵なラベルです。

辛口ながら、なかなかの酸味を感じます。爽やかな感じで、みかんのような…面白い。いろいろなものがちょっとずつ飲めるのはいいなぁ。そんなに量、飲めないから。

お次は赤身。赤身といいながら…この照り、ツヤ。あ、勿論醤油ナシで頂くスタイルなので、塗ってありますが。柔らかいのにぐだぐだせず、シャリと良い相性。

奥能登の白菊。白藤酒造さん。ぬる燗。純米吟醸。2018年全米日本酒歓評会にてシルバー賞受賞。輪島で廻船問屋として創業、質屋を経て江戸時代末期に酒造業を始められたそうです。

震災の際は蔵が壊滅的な被害を受けたそうですが、これまた良い感じに新築されたそう。やや甘め、でも甘ったるくなくてふくよか。多分、冷やして飲むとまた違う味わいなんでしょう。

それから中トロ。ん~溶けますねぇぇぇ。細かいサシが美しい。重過ぎず、美味しい脂。シャリとネタの温度がいいな。温度差のありすぎる食べ物って余り好きじゃないので。

合わせたのは、富山は「おわら風の盆」矢尾にある福鶴酒造さんの福鶴。限定の吟醸古酒。長期低温醗酵で醸し出した純米吟醸を5年熟成させた古酒。当然酸味がありますが、旨味も充分。

新酒の吟醸のような香りは余り感じられませんが、その分芳醇な膨らみが増えるんでしょうか。いいですねぇ。嘉永元年(1847年)創業。立山の名水だなー。山田錦(精米歩合42%)・秋田流花酵母使用。

お次、コハダ。綺麗だなー!江戸前といえばコハダ。コハダでその職人の力量が分かるとも云いますねー。しかしレビューを拝見しても、余りコハダを見かけませんね。

バチっと立った身ですが、それほど酢は強くないですね。しゃくっとした歯応えがいい。生では食べるのに向かないから〆るんだろうけど、面白いなぁ。美味しい。

あわせたのは、千葉の木戸泉酒造さん。afruge。ボトルがまるでワインなんですが、木戸泉さんの代名詞でもあるAFSをシェリー樽で貯蔵しているんだそうです。おもしろーい!

しかもお米を殆ど磨かず、精米歩合90%で仕込んでいるので、これまた酸味が強い。更に甘味も強い。日本酒は通常三段仕込ですが、AFSは一段仕込。

やや、とろっとしていますね。香りもスモーキー。天然の生の乳酸菌使用。これが~コハダと合わせることで、酸味同士を打ち消しあう!食べる前と後では全く味が変わります。ほえ~これまた驚き…!!

アフルージュシリーズの中でも最もフルボディタイプだそうです。鴨などジビエ料理にも合うんだとか。高温で酒母を仕込む高温山廃酛、大変だろうなぁ…でも麹菌・乳酸菌・酵母菌の3つの菌がのびのび発酵する酒母造り手法を50年以上変わらず守り続けているそうです。

お次、アオリイカ。イカの中でも最高峰ともいわれていますね~。ねっとりしていて柔らかい。私はどちらかというとパキっとしたイカが好きなんですが、これはなかなか。

合わせたのは、長野の伴野酒造さんの澤の花ひまり。純米吟醸。「冬には陽だまりのような暖かさを、夏の凛と咲くひまわりの気高さをイメージ」しているんだそうです。

優しくほっとするような…さらりとした味わい…まるで長野の方みたいな。長野県産のひとごこちで醸しています。こちらは純米酒から純米吟醸へリニューアルされたものだそう。!

お次、こちらは手渡しで赤貝。うほー!赤貝大好き♪これはちょっとシャリが柔らか過ぎた。貰い方が良くなかったのかな。こりっとした歯応えがいい!やや甘めですがサッパリめのツメ。

合わせたのは、これまたシャレオツなラベルの、秋田は新政酒造さんの秋櫻-コスモス-改良信交45。45というのは精米歩合のことのようですね。麹米と掛米45%。

酸味があり木樽の強めの香りがありながら、口に入れた瞬間とその後の変化がこれまた面白い。改良信交は昭和34年、秋田で初めて生まれた酒造用好適米。秋田ではこちらだけの使用。

お次、鰆。なんと松前漬け!うわぁぁこんなの初めて…。こちらはテイクアウトもされていましたね。特定の鮮魚店から対馬で獲れる鰆を厳選。鰆に塩を振って〆てから最低3日置いているそう。

ねっとりが凄い。こちらはお店でも一番のオススメのようです。こういう鰆を頂いたのは初めてです。云われないと、鰆って判らないくらいの旨味の濃さ。

合わせたのは、再び秋田の福禄寿酒造さん。一白水成。いっぱく青ラベル火入れですね。新酒の時期に発売する「袋しぼりたて」と同じスペックのものを火入れをし、約半年寝かせているそうです。

そうすることで味に落ち着きが出て、米の旨さが膨らみます。”南国フルーツを連想させる心地よい香りと甘酸のバランスがとれた切れの良いお酒”とのこと。

それから、サービスで鰆の押し寿司。ほえ~押し寿司なんて初めて!しかも握りとは違ったシャリで全く違う味わい。そして海苔がパリッと薫り高くて美味しい…。ホント、おすし屋さんの海苔っていいなぁ。新鮮だろうし。

お次、蒸し鮑!くぅーーーー大好き鮑!かなりの大物ですねぇ。カットにも因りますが、火を入れてこんなに大きいなんて。めっちゃ柔らかい…!ツメはやや粘度あり。美味しい!

合わせたのは、長崎は波佐見町の今里酒造さん。創業1772年の老舗。銘柄の由来は、かつて日本には60余りの国々があったことから、日本中の皆様に飲んでいただきたいという想いが込められているんだそう。

こちらは限定のボトルだったかな…一高さんには、今では手に入らない、入りにくいお酒も一杯あるみたいで、この日も幾種か入っていましたね。どっしりとした味わい。

それからのどぐろ小丼。押すと、じゅわっと脂が染み出るので、それも楽しみながら…表面が炙ってあって、なんとも芳ばしい…!美味しい~!こんなんペロリだなぁ。

合わせたのは、なーんと三種ブレンド。まさかこう来るとは!一白水成純米吟醸に、一白水成ピンク(多分限定なんだろうな、34の表記)、そして黒龍の貴醸酒。うわー、貴醸酒なんて初めて。

55%精米で贅沢にも黒龍純吟で仕込んであるそう。12%の低アルコール。これだけでも飲んでみたいですねぇ。複雑な味わいながら、飲みやすい一杯になっていて面白かった。

それから車海老。これも漬けなのかな、鰹だしベースのつけ汁を使っているそうで面白い。かなり立派な車海老。もう少しプリっとした方が好きだな。でも漬けにすることで、食後の味の余韻が良くよくなるそうです。

合わせたのは、島根の吉田酒造さん。純米大吟醸、美月。甘くてジューシー。それでいてすっきり飲みやすい。日本酒を余り飲まれない方や女性にもオススメ。

次は、ウニ!こちらも手渡しで。軍艦巻きじゃなくてこうやって食べる直前に巻くから、海苔のパリッと感がより味わえますね。香りもいいし。ウニはもう、とろっとして濃厚!濃い。

合わせたのは、再び富山の富美菊酒さん。全てのお酒を大吟醸と同じ手間をかけて造る蔵元さんだそうです。羽根屋純米大吟醸50翼は、「KURAMASTER2019」にて金賞受賞。

JALファーストクラスラウンジに採用されたそうです。翼って名前も良いんだろうけれど、羽根屋という名前の如くふわっとした優しい口当たり。まろやかでフルーティ。

お次、穴子。あわわわわ…ふわっふわ…!こちらも鰆と車海老とともに、食べて欲しい一品のようです。対馬産の穴子を、オープン以来から継ぎ足しながら炊いた煮汁を使って仕上げているんだそう。

これはもう、文句なしですね。私の数少ない穴子歴のなかで1.2を争うな。このほわっとした身が口の中で解けていく様がたまりません。合わせたのは、二種のブレンド。

前述の六十と、岐阜の白木恒助商店さん、達磨正宗(多分、熟成三年)。もう、このラベルがいいわー。ワインなんかもジャケ買いならぬラベ買いしますが、これ、買っちゃうなー。

もう終わり頃なので、どちらかというと甘めでアルコール度数低目が多いのかな?古酒が入ることで、先ほどよりも口当たりが柔らかくなっていますね。ダルマはANA国際線ビジネスクラスで採用されたそう。紹興酒みたいな味わい。

お椀。赤出汁。シャリのおこげ入り。へぇ~私は初めてですが、昔はこういう形が定番だったんですね。美味しい!出汁がよく効いています。お好みで、ということで辻田さんの七味。

金胡麻入りでとっても香ばしい…!美味しいなぁ。一高さんオリジナルかな?絶滅危惧種といってもいい、国産唐辛子を使っているそうです。胡麻は有機。知らなかったな。今度買ってみよう。

合わせたのは、純米吟醸生酛忠臣蔵。1601年創業、元禄の時代は浅野家御用達で赤穂浪士にも飲まれた由緒ある蔵元・奥藤商事さん。元禄の時代は浅野家御用達で赤穂浪士にも飲まれた由緒ある蔵元さんです。

やや酸味がありますが、日本酒らしさを味わえる一杯。確か、今はこのお店だけにしかないものだったような…。最後はデザートでプリン。バニラビーンズ一杯。おいしいですがこれは正直、プリンじゃないほうがいいな。

あわせたのは、宮城は一ノ蔵さんのMadena!なーんと、日本酒業界初の温泉熱熟成酒。マディラワインの製法を取り入れているんですねー。香りが強く、たっぷりとした甘味と酸味が面白い!これをデザートって出して貰ったほうが良かったなw

いやー最後まで楽しませていただきました!なかなかお店には伺うのは難しそうなので、こういう出店は本当にありがたいです。面白いお酒にも出逢えたし、沢山の発見に満ちた時間でした。ご馳走様でしたー!

2020/05/19 更新

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