KKohadaさんが投稿した大塚高勢(東京/大塚)の口コミ詳細

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移転大塚高勢大塚駅前、大塚、新大塚/寿司

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/08 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

三業地の由緒正しき江戸前鮨店

考えてみると十数年ぶりになる高勢さんへ行ってみました。
お店は大塚三業通入口から徒歩数分のところにあります。
当店は昭和38年に根岸の名店『高勢』からの暖簾分けです。
根岸は一度閉店して、浅草に新高勢の名で再び開店し、
店名を元の高勢に戻したのですが、結局閉店してしまいました。
現在高勢の流れを汲む寿司店はこちらを含めて二軒しかないのだそうです。

先ずは大好きなキリンで始めることに。一品目はバイ貝でした。
夏だからでしょうか。ガリは新生姜のぶつ切りが出て来ました。
自宅でも新生姜を漬けますが、ここまで大きな切り方は初めてでした。
帆立貝は山葵醤油と塩檸檬の両方で楽しみました。
北寄貝を頂きまして、次のしめ鯖は面白い産地でした。なんと小柴なのです。
小ぶりなのに脂の乗りが良くしっとりとしてなめらかな肉質は〆物に向いていると思います。
名産地が今ひとつの時期にこの美味しさは◎。
蝦蛄はここのところお馴染みになった愛知です。
直火で炙った香りが宜しくて酒量が増してしまいます。
夏の風物詩が登場しました。新烏賊です。 言わずと知れた墨烏賊の赤ちゃんですが、
舌の上でとろける感覚はまさに至高の烏賊でありましょう。
大きくなったものを薄切りにしてもこの美味しさは得られません。
毎年今時季だけのお楽しみです。
次は同じ烏賊の下足です。こんなにも上品な下足はおそらく他には有りません。
ここで、当店自慢の美味しい玉が出て来ました。魚のすり身などが入っているのでしょうかね。
深い味わいです。お出汁もかなり利いています。
ビールの銘柄を替えたところで、焼き物が出来上がりました。
銚子の鰯です。素晴らしい美味しさでした。
中骨が抜いてあるのでグラスを持つ手を汚さずに食べられます。
これも物臭な呑兵衛に対する心遣いでしょうか。酔いが回ると魚の骨ほど厄介なものはありませんからね。
のどの渇きは十分癒されましたので、次は冷酒を頂きました。やはり日本酒の方が海の幸にはピタリと来ます。
熊本の小鰭です。大きめの個体は通常肉質の劣化したものが多いのですが、
お寿司屋さんは流石に目利きがするので、その中でも脂の乗った上質な品を見つけて来ます。
〆加減も絶妙ですが、こはだ自体が非常にうまい!
続いて佐賀の新子です。九州産の小肌は東京で多く出回りますが、夏場はしばしば佐賀産のものと出会います。
走りの舞阪が終わると各地から新子が入荷になりまして、少し成長して来たものがこのくらいの大きさです。
皮が軟らかく肉質もしっとりとしています。何とも素晴らしい美味しさでありました。
巻海老は書物によると夏が旬とされていますが、実際は夏場に高品質の物を見つけるのは困難なのだとか。
戸井の鮪の大トロは夏らしくあまり油っこさを感じさせません。これはズバリ私好み。
手当が良いからなのでしょうが、水温が上昇する季節によくある焼けを感じません。本当に上質な鮪です。
ここでお酒の銘柄を変えてみました。
白烏賊は安定した美味しさです。
そして、突然手渡しされたこの物体は、平貝の磯辺巻きでした。
指が熱くて仕方ないので一瞬で食べ終えてしまいました。
続いて、今が旬!江戸前穴子です。お味は格別です。横須賀の海松貝も最高の肉質です。
戸井の赤身はづけにしてもらいました。折角なので一杯一貫の新烏賊を握りでも頂きました。
どちらも言葉を失う程の素晴らしさでした。
つぎの小鉢は松茸昆布です。お寿司の合間にお酒の進むおつまみですね。
吉林産ということですが、返って国産よりも香りが上品かもしれません。
奥尻の海胆には山葵の葉が乗っていまして、濃厚なうま味と爽やかな香りの組合わせが功を奏しています。
新潟の小茄子を出して下さいました。口直しに宜しいかと思います。
干瓢巻きと河童巻で終わりにしようかとも思ったのですが、やっぱり最後は新子を頂きました。
季節を感じながら美味しいものをいただくのっていいものですよね。

  • 大塚三業通入口

  • 大塚三業通中程

  • 店舗正面

  • ビール

  • 白バイ

  • 新生姜

  • 帆立

  • 山葵

  • 北寄貝

  • 小柴の鯖

  • 小柴の鯖

  • 愛知の蝦蛄炙り

  • 新烏賊

  • 新烏賊

  • 新烏賊の下足

  • ビール

  • 銚子の鰯(煮付け)

  • 冷酒

  • 冷酒

  • 冷酒

  • 熊本の小鰭

  • 佐賀の新子

  • 巻海老

  • 戸井の鮪

  • 冷酒

  • 冷酒

  • 冷酒

  • 白烏賊

  • 平貝の磯辺巻き

  • 平貝の磯辺巻き

  • 江戸前穴子

  • 横須賀の海松貝

  • 戸井のづけ

  • 新烏賊

  • 松茸昆布

  • 奥尻の海胆

  • 新潟の小茄子(漬物)

  • 干瓢巻

  • 河童巻

  • 佐賀の新子

2020/09/22 更新

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