KKohadaさんが投稿したすし処 みや古分店(東京/赤羽)の口コミ詳細

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すし処 みや古分店赤羽、赤羽岩淵/寿司

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2012/12 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

赤羽で本物の味と仕事

もう十年以上前のことですが、赤羽駅の東口で本物の素材ばかり使うお寿司屋さんに出会いました。
この辺りで美味しいお寿司を食べるならここだなと決めていたのですが、
数年前に訪れたときにはシャッターが閉まっており営業しているようには思えない様子になっていました。
ずっと気にはなっていたのですが、この度はどうしても気になってしまい、赤羽駅周辺のお寿司屋さんを
虱潰しにしてみたところ、よく似た屋号のお店を一軒見つけました。
なんと、4年前に移転し、駅からは程近いところにありながら目立たない路地裏で、
しかも一見客の入りにくそうな門構えでひっそりと営業していたのでした。
それが、すし処 みや古分店さんだったのです。

大好きなヱビスではじめまして、お通しは子持昆布でした。
箸袋は旧店舗の時のものの様ですね。

今シーズン初のせいこ蟹です。これは兵庫の品で香箱蟹と呼ばれます。
箱を開けたら内子と外子のパラダイスになっていました。

続いて牡蠣・白子・あん肝の小鉢です。この純和風珍味の連続には堪らずぬる燗を注文しました。
昆布森の牡蠣は濃厚でありながら上品な味わいです。

下から北海道のあん肝が現れました。
当店では円柱状に形成せずそのままの形で蒸し上げて料理に合わせた形に包丁を入れて使います。
血管を抜いたら牛乳に漬けて下ごしらえをし、ちょうど良い大きさの土鍋に入れて蒸し上げるのです。
なかなかの深い味わいでした。

お凌ぎということで、かぶら寿司です。蕪は千枚漬けでお魚は余市の鰤でした。

お椀は菊菜と北寄貝です。北寄は焦げ目が付かない程度に炙ってあります。

冷酒の銘柄は店主におまかせしました。
すっきりとした美味しいお酒を楽しんでいると、河豚のもちゃが出て来ました。
愛媛県の長浜では、ふぐの身の切れ端や湯引きした皮などをまぜあわせたものを「もちゃ」と呼び、
古くから親しまれる郷土料理なのだそうです。これはみや古さん流のアレンジです。

小肌は愛知のナカズミです。肉質がしっかりとしていてきめ細やかな舌触りでした。
塩加減も酢の塩梅も絶妙で文句のつけようの無い素晴らしい仕上がりとなっていました。
流石はみや古さんです。当店は新子の美味しさにも定評がありますので、今から来年の夏が楽しみです。

小肌をもう一つ頂きました。先ほどのものよりも1センチ背が低かったのだそうです。
ぎりぎりでこはだのサイズだったようですね。言われてみるといくらか皮目が柔らかいような気がします。
身のしっとり感と優れた〆加減は先のものと同様で素晴らしい作品に仕上がっていました。

明石の巻海老と閖上の赤貝を頂きました。
海老を明石といわれて食べたのは初めてですが、よそのものとは心なしか香りが異なるように感じます。
甘味が強く上等な巻でした。当店では赤貝は閖上と決めているのだそうです。
この徹底ぶりには脱帽しました。おそらくは世界一高級な赤貝だと思います。
なんといっても香りが違うんですよね。

髭鱈昆布〆、余市の鰤(砂摺り) 、三陸のとこぶし、鮪のづけ(鰭下)、中トロ、墨烏賊と続きました。
出水のスミイカはよく見ると黄色いものが挟まっています。正体は厚岸の海胆でした。

対馬の穴子、玉(芝エビ)、のりまきで〆となりました。

週刊ポストの取材を受けたという話を聞いて買ってみました。私の食べた蕪寿司も載っていますね。

たいへん久しぶりのみや古さんでしたが、相変わらずの美味しさと言うより、以前よりもパワーアップ
しているような印象を受けました。

移転前は赤羽駅東口の小さなお店がガチャガチャと立ち並ぶ中で、凡庸な門構えの如何にも町のお寿司屋さん
と言った雰囲気でありました。

ここまで洗練されたものばかり出てくるとは思ってもみなかったので、この度は本当に嬉しい再会となりました。
赤羽を知り尽くしているわけではありませんので大きなことは言えませんが、想像するに、東京の北部圏では
ナンバーワンのお店なのではないかと思います。

やはり、本物の素材は違いますね。当店の仕事には全く妥協が感じられません。
都心の高級店に負けず劣らずの美味しいお寿司は赤羽価格で、私の常識よりも相当に廉価でありました。
御馳走様でした。

  • お通し

  • 香箱がに

  • 内子・外子

  • 牡蠣・白子・あん肝

  • ぬる燗

  • 下からあん肝が出て来ました

  • かぶら寿司

  • 余市の鰤、京都の千枚漬

  • 菊菜と北寄貝のお椀

  • 河豚のもちゃ

  • 愛知の小肌(ナカズミ)

  • 愛知の小肌(ナカズミ)

  • 明石の巻海老

  • 閖上の赤貝

  • 髭鱈昆布〆

  • 余市の鰤(砂摺り)

  • 三陸のとこぶし

  • 鮪のづけ(鰭下)

  • 松前のシビ

  • 赤身からトロにかけて

  • 大間の大トロ

  • 中トロ

  • 出水の墨烏賊 雲丹入り

  • 対馬の穴子

  • 玉(芝エビ)

  • のりまき(干瓢)

  • 週刊ポスト

  • 取材記事

2014/07/27 更新

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