7回
2024/02 訪問
普段使いで楽しめる高級鮨店
普段使いだなんておこがましくて。しかしこちらのコスパの高さはそんな気持ちにさせてくれる。
とにかく美味しい鮨が食べたくなって予約して訪問。今回は2人なのでカウンターで大将の所作を間近で楽しませてもらいながら食事を堪能させてもらいます。
お願いしたのはいつものあれ。
【上握り】 ¥7,150
・突き出し
・真鯛
・平目のえんがわ
・真鯵
・めじ鮪の炙り
・寒鰤(青葱と生姜を擦って乗せた薬味)
・帆立(スダチと塩)
・金目鯛の炙り
・本鮪の赤身(柚子)
・中トロ
・アオリイカと雲丹
・車海老
・穴子(塩/タレ)
・タマゴ(浜名湖産の青のり)
・細巻き(きゅうり、ネギトロ)
・白魚と青のりの吸い物
・プリン 自家製の黒蜜ときな粉
【追加オーダー】
・ホタテの磯辺焼き
・鰯の唐揚げ
・小肌
・しめ鯖
・青柳
一つひとつの説明は省くが、この日特に美味しかったのは真鯵と寒鰤に本鮪の赤身。
真鯵は春のニオイと爽やかさを感じられる一貫。寒鰤はまさにこの時期のさっぱりとした脂の乗った身が素晴らしい。なんといっても上に乗った青葱と生姜を擦ってある薬味のアクセント。倍以上美味くなってる。
本鮪の赤身は序盤の段階で手元では仕込んでいるのが見えて、丁寧にタレに漬けてはあげてキッチンペーパーで水分を切り、良い感じでしっとりと仕上がる。握り立てをすぐに一口で。まったりと口の中で溶ける赤身は寿司ネタのNo.1か⁉︎
その他、アオリイカと雲丹の組み合わせも双方の良いところを引き出し合い楽しい一貫だし、追加でいただいた小肌はしめ具合も酢の効かせ方、切込み具合などこれぞ小肌。コースの一品でも相当いい役回りをすること間違いなしな一貫でした。
握りではないが鰯の唐揚げも臭みが全くなく、大変美味しくいただきました。
我が家からは一番近い贔屓の鮨屋さんなので、ついつい褒め言葉が多くなるが、第三者でもきっと同じ印象だと思います。
2024/02/10 更新
2023/12 訪問
美味しい。安心。安堵かな。
久しぶりの鮨。年齢とともに年間で食べる回数を勘定してしまうが、美味しい鮨も年に10回は行けてない。この食事だけは適当に済ませたく無いから、予約をして向き合いたいのだ。
たいそうな気概に聞こえるかもしれないが案外真剣だ。
さて、半年ぶりの鮨長さんだが、やはりこのご時世だから、いつもいただく上寿司の値段も数百円上がってたが、相変わらずの明瞭会計だ。
・先付け
・握り(あじ、中トロ、ひらめ、ホタテ)
・握り(雲丹乗せアオリイカ、金目鯛
、しまあじ、真鯛)
・握り(まぐろ漬け、しめ鯖、車海老
・握り/細巻き(穴子塩、穴子タレ、カッパ、鉄火、たまご)
・細巻き(トロたく/ コース外)たまご(浜名湖産の海苔が)
・本日の留腕(炙りカマスと鏡大根のお吸い物)
・デザート(ココアのミルク寄せ・柿)
握り手の職人さんは3名。個人差はあるかもしれないがどなたが握ってくださっても安心して楽しめる良店だ。
2023/12/06 更新
2023/03 訪問
安定した美味い鮨は一口で笑みがでる。
昨年の秋に大将が麻布の分とく山に戻ってしまって以来の訪問。何となく間隔が空いてしまったがもっと早く来れば良かったと少し後悔。
やっぱりこちらの店は安定して美味い。
いつもお願いするのは上寿司+ちょこっとお好み数種。
・先付け 春の山菜と蛸
・空豆の塩茹で(コース外/770)
・握り(本マグロの中トロ、ひらめ、縞鯵)
・握り(金目鯛、生ホタテ、鰆)
・握り(ほたるイカ/コース外)
・握り(鯛、本マグロ赤身漬け、かさご)
・握り(イカ馬糞ウニ、車海老)
・握りと細巻き(穴子、ネギトロ、ヒモきゅう、たまご)
・本日の留腕
・デザート(抹茶のミルク寒天、イチゴ)
カウンターがいっぱいだったのでテーブル席で頂いたので3種づつの提供だが、舎利の大きさもネタとのバランス、味付けなどレベルの高い寿司をいただける。
どれも美味しくいちいちコメントを付けられるものではないが、この日は生ホタテが特に美味しく、一口で満面の笑みがこぼれた。
互い違いに舎利の上に並べられて海苔で留められてるほたるイカも絶品。
相変わらずの鮨長さんでした。
ごちそうさまでした。
2023/03/26 更新
2022/08 訪問
安定の寿司を食べられる幸せ。
週末に食べたくなる食事にはイタリアン、焼肉、ステーキなど色々あるが周期的に食べたくなるものとして寿司がある。
新しい店を開拓するのも楽しみだが、失敗もあるし後悔もあるのでついつい馴染みの店に行っていつもの美味しさと安心感を求めてしまう。
という訳で今夜はいつもの鮨長さんに予約して伺った。
19:00には満席で店内はいいテンションと活気に満ちていた。
この日は握りのセット(6,500円)とお好みでちょろちょろとお願いした。
この日カウンターがいっぱいだったのでテーブル席に案内されたので握りは3貫づつ小皿で用意される。
・先付け つぶ貝の柔らか煮
・稚鮎のオイル漬け
・鰯の唐揚げ (コース外/880)
・握り(あじ、ひらめ、中トロ)
・握り(縞鯵、みる貝、帆立貝)
・握り(たい、漬けマグロ、北寄貝
・握り(車海老、雲丹/アオリイカ、しめ鯖)
・握りと細巻き(穴子、ネギトロ、ヒモキュウ)
・蕪とカマスとズッキーニのおすまし
・デザート わらび餅
「分けとくやま」の滋味深い出汁が随所に見られる小皿。赤酢を用いた酢飯は食べると解ける握り加減。ネタを活かして決して前面にはしゃしゃり出ないところがいつもすごいと思う。
握りも料理も絶品だが、こちらでいただく留碗は私の中では評価が高い。毎回具材も異なりそのアイデアにも驚かされるが、なんと言ってもバランスでしょうか。料理を「締めた」気持ちになれるので、大事な一品である。
いつもお世話になっている大将が近々麻布の「とく山」に移動されるとかでとても残念だが、後任の大将が継承してくれることだろう。
2022/08/27 更新
2022/06 訪問
やっぱり美味しい。
東急田園都市線「高津駅」徒歩4〜5分の私のお気に入り店「鮨長」さん。
何度か伺い、レビューもしてますが、色々な制限が解除されてからは初めての訪問だ。
心なしか以前よりも活気がある事に感動すら覚えた。やはりカウンターで食べる寿司はこうでなくちゃ。
がお願いしたのは特上。
・先付け
・淡路島の天然真鯛
・北海道羅臼のホタテ
・父島の近海縞鯵
・千葉大原の天然ヒラメおぼろ昆布締め
・熊本県天草の平貝 炙り岩塩
・淡路島の真鯵 ネギペースト添え
・中トロ(背トロ)
・銚子の金目鯛
・宮崎の車海老岩塩
・宮崎の車海老煮切り醤油
・北海道産まぐろ赤身
・相模湾のアオリイカ/馬糞ウニ
・五島列島の穴子塩、タレ
・生海苔が入っただし巻き卵
・蒸し焼き卵
・トロたくきゅうり(宮崎の千本漬け)
・鉄火キュウリ
・アサリ仕立てのお吸い物沖縄のもずく
{追加でネギ間串焼き]
この日は大将ではなく初めてお目にかかる板さんでしたが、大将の教えを忠実に継承されていて安心のひと時でした。
岩塩を使うネタの岩塩が少し多いのがチト気になったかな。
ご馳走様でした。
2022/06/13 更新
2021/09 訪問
街中で際立つ本格江戸前鮨の店
【3度目の訪問】
近くで本格的な江戸前寿司を安心していただけるお店なので3回目の訪問。頻度が増えそうな気がしている。今日は上寿司(¥6000)と少しだけ追加の握りをお願いした。
いただいたのは下記の通り。
・先付け 長芋のそうめん仕立て ジュレを添えて
・ヒラメの昆布じめ
・青森の戻りがつお
・横須賀のイナダ
・北海道は猿払からのホタテ
・アイルランドの鮪(中トロ)
・千葉(?)のイワシ
・漬けマグロ
・鹿児島のかすご鯛
・平貝
・車海老(等分にしてゆず塩と煮切りで)
・北海道浜中町のウニ
・穴子(等分にして塩とタレで)
・細巻き(鮪のスキ身、山葵の茎の醤油漬け、春子鯛など色々入れて。)
追加で小肌と青柳
・留椀(エビの卵とじと本しめじの吸物)
ひとつひとつ説明しようかとも思ったが、総じて大変満足な食事でしたので割愛します。またの訪問が楽しみだ。
【初訪問】
東急田園都市線「高津駅」から徒歩5分ほどの府中街道沿いに、ひときわ存在感のある真っ白い外塀に丸い外灯。門の内側に暖簾が見えガラス越しにいかにも清潔そうな店内とカウンターが見てとれる。一見さんには少し敷居が高く感じられる店だ。
予約をして伺ったのでスッと入らせてもらったが、金曜の夜だというのに先客は二組。緊急事態宣言下、色々な事情が様々な事態を引き起こすのだなー。
はじめてのお店だが、板さんが程よい距離感で話をして下さるので居心地の良い店だ。
この日お願いしたのは【特上握り】
・先付
・握り12貫
・細巻き
・追加の茶碗蒸し(1,000円)
・追加握り (小肌)
椀
・デザート
先付はホタルイカと鯛の煮凝り。プッくらと太った旬のホタルイカはキッチリと目は取ってあり、仕事が丁寧であることが見てとれる。
握りは全12貫。どれも正統派な江戸前寿司。鮨飯の炊き具合と程よい赤酢の合わせがいい塩梅で、握り方も絶妙だ。口に入れてもすぐには崩れず、とは言え美味しいネタと共にほどけていく。あと20粒ほど少ないと尚いいのだが、これは人の好みの問題。
握りについては色々とお伝えしたいのだが、寿司の“食レポ“が不得意なので割愛させてもらいます。ただ、穴子をタレと塩とに分けて提供して下さったのは印象深かった。同じ穴子でも角度の違う美味しさを味わえました。
茶碗蒸しはちょっと値が張るが、運ばれて目の前に供されてはじめて納得。ウニですよ。ウニ。それもたっぷりと。不味い訳がありません。
追加の小肌は単純に私の好みでお願いした。三つ編みにして下さいましたが、個人的にはこれは少しやり過ぎな感がした。
留椀のつみれ、いい出汁がでてます。
デザートまで含めて大変満足な夕食をいただくことができ、感謝感謝です。
2021/10/03 更新
高津駅徒歩3〜4分で辿り着く極楽。今日は他のレビューアーの方がアップされていた、ランチの「ばらちらし」を見て触発され間際に電話して訪れた。
詳しい説明は割愛するが、こちらは麻布の日本料理の名店「分けとく山」のグループである鮨屋さん。それだけで敷居が高くなってしまうが、気軽に食事を楽しめるのがこちらのお店。
お願いしたのは下記の通り。
【ばらちらし】 ¥2,200
・小鉢(マグロの煮凝り)
・小鉢(ナマコ酢)
・ばらちらし(赤身、トロ、イカ、帆立、鯛、平目、鯵、玉子、きゅうり、いくら、海老など)
・赤出汁
・デザート(自家製黒蜜のわらび餅)
ランチのバラチラシなんて昨日の残りものだったりハンパものを体よくまとめる的なことをしているお店もある中、こちらのお店はそれぞれのネタを柵から切り開き、それぞれのネタを並べ、1種類毎にさいの目細かくしていく。赤酢の効いたご飯を重に敷き詰め揉み海苔を散らして目の前で丁寧にネタをバラしていく。見ているこちらが恐縮してしまうほどその所作は丁寧で隙がない。
醤油にわさびを溶いて全体に回しかけ、実際に一口いただくと何と美味しいちらし寿司だろう。一口毎に味の変化を楽しめ、どの角度から食べても一口ひと口の食感と味が異なるので飽きがこない。素材の散らし方良いのだろう。
こちらの売りの一つは小鉢や一品料理。決して脇役ではなく、それだけで存在感があり、でも前に出過ぎない。まぐろの煮凝りだって、まなこ酢にしても上品な味付けで笑みが溢れる。分けとく山の料理をこのお値段でお寿司と一緒にいただけること自体お得過ぎる。赤出汁も、デザートの自家製黒蜜のかかったわらび餅も最初から最後まで美味しくて気持ちを博してくれる料理に感謝である。
またの日を楽しみにしたい。